教育心理学(第3版) 子安 増生,田中 俊也,南風原 朝和,伊東 裕司
教育心理学は心理学系の編入試験で頻出ですが、「信頼性と妥当性の違い」「自閉スペクトラム症の特性」「学習性無力感の定義」など、概念の正確な理解が求められます。本書は教育現場での心理学的現象を体系的に解説しており、追手門学院大学心理学部の過去問でも繰り返し出題されている重要な論点をカバーしています。
この本の位置づけ
本書は教育心理学の基礎から応用までを学べる教科書型の参考書です。大学1年生から始める編入対策に適しており、心理学部への編入を目指す受験生が最初に手にすべき一冊といえます。
他の教育心理学の参考書と異なり、本書は「心理学研究」という方法論まで第1章で体系的に扱っています。これにより、単に現象を暗記するのではなく、心理学的なものの見方そのものを習得でき、追手門学院大学の問題で問われる「信頼性」「妥当性」といった研究設計の概念もスムーズに理解できます。
いつどのタイミングの編入受験生におすすめか
大学1年生の秋~冬、または編入試験準備を本格化させる時期(大学2年生の春)に導入することをお勧めします。この段階で基礎固めをしておくと、その後の過去問演習や応用的な学習が効率的になります。
導入が遅すぎる場合(大学2年生の秋以降)、全体像を把握する時間が十分でなくなり、過去問で部分的な知識に頼ることになってしまいます。一方、導入が早すぎても問題ありませんが、その場合は3~4ヶ月の学習計画を立てておくと途中で挫折しにくいです。
ターゲット大学と対策できるテーマ
オンライン編入学院が保有する過去問データベースを分析し、本書の内容が実際の出題範囲と重なる大学・学部を抽出しました。「頻出テーマ」はその学部の過去問で繰り返し問われている論点のうち、本書で扱っているものです。
※志望校の最新の募集要項と過去問は必ずご自身でご確認ください。
使い方
まず通読して全体像を理解してから、2周目以降は章ごとに集中する方法が効果的です。特に追手門学院大学の過去問で頻出の「信頼性と妥当性」(第1章で扱われている)、「自閉スペクトラム症」(第3章 適応と障害の理解)、「学習性無力感」(第4章 学習の基礎の理解)は、本文を読んだ後に該当ページの用語をノートにまとめ直すことをお勧めします。
読み終わった後、何も見ずに主要な論点(信頼性、妥当性、自閉スペクトラム症の定義と特徴など)をアウトプットする時間を設けましょう。その後、追手門学院大学の過去問で該当論点がどう出題されているかを確認し、本書の説明と過去問の問われ方のギャップを埋めることが合格につながります。
編入試験でよく問われる論点から入るなら、次の順で読むのが効率的です。
- p.8 第1章 教育心理学の課題「ブラインド・テスト」がここで扱われています
- p.48 第2章 発達過程の理解「具体的操作期」がここで扱われています
- p.66 第3章 適応と障害の理解「コミュニケーション」がここで扱われています
- p.78 第4章 学習の基礎の理解「オペラント条件づけ」がここで扱われています
- p.121 第6章 学級集団の理解「愛他的行動」がここで扱われています
- p.145 第7章 授業の方法と教師の役割「CAI」がここで扱われています
- p.153 第8章 教室でのICT活用「情報通信技術」がここで扱われています
- p.156 第8章 教室でのICT活用「コンピュータ・リテラシー」がここで扱われています
この本を使った合格者の声
オンライン編入学院に寄せられた合格体験談から、本書を実際に使っていた受験生の記述を抜き出しました。
教育心理学の基礎を学ぶことができる教材。2周して、1ヶ月で1周するように読み進め、読み終わってから何も見ずにアウトプットする機会を設けた。
北海道大学 教育学部 合格(2025年度) / 小論文
注意点
本書は第3版(発行年から判断して年数が経過している可能性があります)であるため、心理学の最新の診断基準(例:DSM-5やICD-11への更新)が完全には反映されていない可能性があります。自閉スペクトラム症などの診断基準や用語の最新情報については、追手門学院大学の過去問で確認し、必要に応じて補足学習してください。
また、本書は心理学研究の基礎や学習理論など広い範囲を扱っているため、編入試験に出ない内容も含まれています。追手門学院大学の過去問で問われている論点(信頼性、妥当性、自閉スペクトラム症、学習性無力感、心理学研究)に絞って重点的に学習することをお勧めします。







