大学入試小論文の完全ネタ本 〈人文・教育系〉編
小論文対策で多くの受験生がぶつかる課題が、「出題されそうなテーマが何か分からない」「そのテーマについて何を書いたらいいのか分からない」という2つの問題です。本書は人文・教育系の編入試験で頻出するテーマを網羅し、それぞれのテーマに関する背景知識や論点をまとめています。この記事では、編入小論文対策における本書の使い方をお伝えします。
この本の位置づけ
本書は、編入試験の小論文対策を始める段階で活躍する参考書です。編入試験で出題される可能性のあるテーマを広く浅く理解したい受験生、特に人文系・教育系・社会系の学部を目指す方に適しています。
他の小論文参考書が「論理的な文章の書き方」や「段落構成」といった技術面に重点を置くのに対し、本書は「テーマごとの知識・論点」に特化しています。格差社会、いじめ、スポーツトレーニング、異文化理解など、実際の編入試験で繰り返し出題されているテーマを1冊で確認できる点が特徴です。
いつどのタイミングの編入受験生におすすめか
本書の導入は、編入対策を始めた早期段階(大学1年生の秋から2年生の春)が理想的です。このタイミングで出題テーマの全体像を把握しておくと、その後の過去問演習で「このテーマは何度も出ている」という気づきが得られやすくなります。
導入が遅すぎる場合、編入試験直前になって「知らないテーマが出た」という不安が残ります。逆に早すぎても問題ありませんが、本書での学習後は必ず実際の過去問と照らし合わせて、出題傾向を確認することをお勧めします。
ターゲット大学と対策できるテーマ
オンライン編入学院が保有する過去問データベースを分析し、本書の内容が実際の出題範囲と重なる大学・学部を抽出しました。「頻出テーマ」はその学部の過去問で繰り返し問われている論点のうち、本書で扱っているものです。
群馬大学情報学部
情報社会論小論文(社会心理学)
頻出テーマソーシャルメディア、ネット社会、集団心理、社会心理学
本書の該当ページネット社会(p.351)、ソーシャルメディア(p.332)、集団心理(p.171)、社会心理学(p.161)
佛教大学全学部
小論文
頻出テーマ日本文学
本書の該当ページ深い学び(p.148)、ファッション(p.263)、学習内容(p.148)
福岡県立大学看護学部
小論文
本書の該当ページ食事摂取基準(p.288)、年齢階級(p.54)、受動喫煙(p.296)
鹿屋体育大学全学部
小論文
頻出テーマスポーツトレーニング、競技力向上、スポーツ政策、学校教育
本書の該当ページスポーツトレーニング(p.188)、競技力向上(p.189)、健康増進(p.184)
金沢大学融合学域
小論文
頻出テーマ課題解決、人口減少社会、ボランティア活動
本書の該当ページ循環型社会(p.401)、ボランティア活動(p.432)、エネルギー供給(p.392)
大妻女子大学家政学部
小論文
頻出テーマ豊かな生活、幸福度、価値観、共生社会
本書の該当ページ豊かな生活(p.107)、生活様式(p.309)、共生社会(p.107)
女子栄養大学全学部
小論文
頻出テーマ食品ロス、食の外部化、ジェンダー、食品廃棄、社会問題、食生活
本書の該当ページ食の外部化(p.289)、食生活(p.270)、食品廃棄(p.283)
※志望校の最新の募集要項と過去問は必ずご自身でご確認ください。
使い方
本書は「全章を1周して全体像を把握する」使い方が効果的です。実際に合格した受験生も、出る可能性のあるネタを網羅的に見るために最初は1周しています。1冊目は読むスピードを優先し、見出しと小見出しを中心に目を通す程度でかまいません。
2周目以降は、あなたの志望大学の過去問を確認しながら「この大学でよく出ているテーマはどの章か」を把握し、該当する章を深掘りします。格差社会、学力低下、いじめなど、繰り返し出題されているテーマについては、本書の論点をノートにまとめ、そのテーマに関する過去問を解く直前に読み返すというサイクルが有効です。
この本での学習と過去問演習は必ずセットで行ってください。本書でテーマの背景知識を得た後、実際の試験問題ではどのような切り口で問われているのかを過去問で確認することで、初めてテーマの理解が実戦的になります。
編入試験でよく問われる論点から入るなら、次の順で読むのが効率的です。
- p.61 第6章 格差社会「デフレーション」がここで扱われています
- p.116 第11章 正義「リバタリアニズム」がここで扱われています
- p.147 第13章 学力低下「ゆとり教育」がここで扱われています
- p.166 第15章 いじめ「同調圧力」がここで扱われています
- p.186 第16章 幼児教育「ピアジェ」がここで扱われています
- p.194 第17章 スポーツトレーニング「競技スポーツ」がここで扱われています
- p.210 第18章 異文化理解「文化相対主義」がここで扱われています
- p.239 第20章 途上国の貧困問題「富の再分配」がここで扱われています
この本を使った合格者の声
オンライン編入学院に寄せられた合格体験談から、本書を実際に使っていた受験生の記述を抜き出しました。
出る可能性のあるネタを網羅的に見るために1周した。ネタ1つに関連する小論文を1日1つ書き、その後1週間に4つ書くようにペースを上げた。
岩手大学 人文社会科学部 合格(2026年度) / 小論文
注意点
本書は大学入試向けに編集されており、編入試験の出題形式と完全には一致しない可能性があります。本書で学んだテーマが、編入試験では別の角度から問われることもあります。必ず志望大学の過去問と突き合わせて、実際の出題傾向を確認してください。
本書に掲載されていないテーマ(例:ソーシャルメディア、ネット社会、女性活躍、デジタル化など)が実際の編入試験では頻出することもあります。本書をベースにしながらも、志望大学の過去5年分の出題テーマをリストアップし、本書に載っていないテーマについては別途資料を集める準備をしておくことをお勧めします。







