数学2・B+ベクトル基礎問題精講
編入試験の数学2・Bでは、判別式や漸化式といった基礎的な概念の組み合わせが頻出です。しかし参考書によっては解説が簡潔すぎたり、逆に難しすぎたりして、基礎を確実に固める難しさがあります。『数学2・B+ベクトル基礎問題精講』は、理学系・工学系の編入試験で繰り返し出題される論点を、一問一答形式で丁寧に解説しており、基礎の定着に適した一冊です。
この本の位置づけ
この本は、高校数学2・Bの内容をひと通り学んだものの、問題演習で点を落としている受験生向けです。特に日本大学松戸歯学部や近畿大学理工学部、東京理科大学の複数学部で頻出の論点(判別式、解の公式、漸化式、数学的帰納法など)を網羅しており、これらの大学の過去問対策に直結します。
他の問題集と異なる点は、各問題に対する解説が詳しく、なぜその解き方を選ぶのかという根拠が示されている点です。難度の高い応用問題よりも、編入試験で必ず出る「基礎を使いこなす力」を鍛えることに特化しています。
いつどのタイミングの編入受験生におすすめか
編入準備の初期段階、つまり大学1年生の終わりから2年生の春にかけて導入するのが効果的です。この時期に基礎を固めておくことで、秋以降の過去問演習がスムーズに進みます。
もし準備期間が限られている場合でも、3年次の夏までには完了しておきたい参考書です。秋から冬にかけて過去問で応用力を磨くための土台として機能するためです。逆に遅すぎる導入は、過去問演習の時間を圧迫し、苦手な論点の補強に時間を割きにくくなります。
ターゲット大学と対策できるテーマ
オンライン編入学院が保有する過去問データベースを分析し、本書の内容が実際の出題範囲と重なる大学・学部を抽出しました。「頻出テーマ」はその学部の過去問で繰り返し問われている論点のうち、本書で扱っているものです。
※志望校の最新の募集要項と過去問は必ずご自身でご確認ください。
使い方
まず目次から、自分が苦手な単元(漸化式、数学的帰納法、判別式など)を特定し、そこから取り組むことをお勧めします。全問を順番に解く必要はありません。
各問題に対して、解説を読む前に自分で解いてみることが重要です。5分考えてわからなければ解説を読み、その後は同じ問題を翌日にもう一度解いて定着を確認します。
仕上げとして、志望大学の過去問を解く際に、この本で学んだ手法が活用できるか意識しながら進めます。過去問で類似の論点が出た場合は、この本に戻って該当ページを確認し、解法パターンを結びつける習慣をつけることが効果的です。
注意点
本書は基礎を扱う問題集であるため、難関大学の編入試験に特化した応用問題は掲載されていません。東京理科大学の理学部など、難度が高い学部への対策には、本書での基礎定着の後、さらに難度の高い問題集が必要になる可能性があります。
また、ベクトルが含まれているため、三角関数や空間座標との関連性を要求する問題もあります。自分の苦手範囲がどこかを事前に把握した上で、効率的に使用することをお勧めします。出版年が古い場合は、最新の試験傾向と照らし合わせて、過去問でその点を確認してから導入してください。







