心理学検定一問一答問題集 A領域編
心理学系の編入試験では、基礎理論から実験方法論まで広い範囲から出題されます。特に生態学的妥当性やランダム化比較試験といった研究デザインの概念、確証バイアスなどの認知現象は、単なる定義暗記では対応できず、具体例を交えた理解が求められます。本書は心理学検定という共通基準の一問一答形式で、これらの頻出論点を体系的に押さえられます。
この本の位置づけ
本書はA領域(基礎心理学領域)に特化しており、跡見学園女子大学大学院や富山大学の人文学部など、基礎理論を重視する編入試験の受験生向けです。一問一答形式のため、心理学の知識がまだ不安定な受験生でも、反復学習を通じて概念を定着させやすい構成になっています。
通常の教科書や講義ノートは説明が体系的ですが、試験頻出の個別論点を効率的に確認する点では本書が優れています。また、心理学検定という統一基準に基づいているため、大学ごとの独自用語や解釈のズレを避けられます。
いつどのタイミングの編入受験生におすすめか
遅くとも過去問演習の3ヶ月前には導入することをお勧めします。基礎理論の穴を埋めるための準備段階として使うため、過去問で出題された概念を本書で逆引きする形で活用できます。
導入が遅すぎると、過去問演習の際に未習概念が次々と出現し、本書での確認作業に時間が奪われてしまいます。逆に受験まで1ヶ月以内に新たに導入すると、新しい情報の定着が不十分なまま試験日を迎える恐れがあります。
ターゲット大学と対策できるテーマ
オンライン編入学院が保有する過去問データベースを分析し、本書の内容が実際の出題範囲と重なる大学・学部を抽出しました。「頻出テーマ」はその学部の過去問で繰り返し問われている論点のうち、本書で扱っているものです。
臨床心理学研究法
頻出テーマ生態学的妥当性、ランダム化比較試験、確証バイアス
本書の該当ページ生態学的妥当性(p.75)、ランダム化比較試験(p.230)、確証バイアス(p.81)
※志望校の最新の募集要項と過去問は必ずご自身でご確認ください。
使い方
まず目次や索引で、富山大学や跡見学園女子大学の過去問に登場した用語を本書で探して、該当ページを読むという逆引き学習から始めてください。生態学的妥当性やダブル・バインドなど、過去問で繰り返し問われている6つの論点は特に丁寧に読み込む価値があります。
一問一答形式のため、通勤時間や休憩時間に1項目2分程度で確認できます。ただし、本書だけでは記述式や論述式の問題に対応しきれないため、知識を確認した後は、実際の過去問で「この概念がどのような文脈で問われるのか」を確認する往復学習が必須です。
特に社会心理学の項目については、実験例や具体的な人物名(例:Milgramなど)と結びつけながら読むと、より記憶に残りやすくなります。
注意点
本書の出版年が明記されていないため、心理学研究の最新動向が反映されているかは事前確認が必要です。心理学は統計手法や倫理基準が更新されるため、古い版を使う場合は、過去問で出題された理論や方法論が現在の学界基準と一致しているか、大学の講義資料と照らし合わせてください。
A領域に特化しているため、B領域(社会・産業・組織心理学)やC領域(発達・教育心理学)の内容はカバーされていません。志望大学の出題範囲がA領域以外にも及ぶ場合は、別途対策が必要です。また、一問一答形式は知識確認には適していますが、複数概念の関係性(例:確証バイアスと認知バイアスの体系)を理解する際には、教科書や講義資料を補助教材として併用することをお勧めします。







