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早稲田大学先進理工学部の編入試験|実施状況・学士入学試験を徹底解説

編入総研 編集部 / 更新日: 2026-08-05

結論:先進理工学部は現在こういう状況です

まず結論からお伝えします。早稲田大学先進理工学部は、2027年度入試において「3年次編入学試験」(短大・高専・大学在学者などを主な対象とする、一般的にイメージされる編入試験)を実施していません。実施しているのは学士入学試験のみで、これは既に学士の学位を持つ人(取得見込みを含む)を対象にした別の入試制度です。早稲田大学の理工系3学部(基幹理工学部・創造理工学部・先進理工学部)の中で、2027年度に3年次編入学試験を実施しているのは基幹理工学部だけで、しかもそれが最後の募集になることが発表されています。もしあなたがまだ学士の学位を持たない大学1〜2年生・短大生・高専生で、先進理工学部への編入を検討していたなら、今できる現実的な選択肢を早めに知っておく必要があります。この記事では、大学公式情報にもとづく現状の正確な整理と、志望学科がある人が今から検討すべき選択肢、そして現在実施されている学士入学試験の詳細までをまとめました。

先進理工学部の3年次編入学試験は2027年度時点で募集されていません。「編入試験対策」として学科別の筆記・口頭試問対策を始める前に、まずこのページで実施状況を確認してください。

早稲田大学理工3学部の編入制度の現状(2027年度・大学公式)

早稲田大学入学センターが公表する「学士入学・編入学試験 入試要項・出願関係書類」ページ(2026年3月23日更新)と、理工学術院「学部入試」ページの記載を突き合わせると、2027年度の理工系3学部の入試制度は次のとおりです。

学部学士入学試験3年次編入学試験備考
基幹理工学部実施実施2027年度入試を最後に3年次編入学試験の募集を停止
創造理工学部実施実施なし
先進理工学部(本記事)実施実施なし

出典: 早稲田大学入学センター「学士入学・編入学試験 入試要項・出願関係書類」ページ(2026年3月23日更新)/早稲田大学理工学術院「学部入試」ページ。制度は年度により変わる可能性があるため、必ず最新の大学公式情報で確認してください。

先進理工学部の3年次編入学試験は、少なくとも2027年度・2026年度の2カ年にわたって募集要項に登場していません(要項に掲載されているのは学士入学試験のみです)。「編入学」という言葉から一般的な3年次編入学試験を連想して情報収集を始めると、実際には対象外の学士入学試験の要項にたどり着いてしまうことがあるため、志望する学科が決まっている人ほど、この違いを最初に押さえておくことが重要です。

なぜ先進理工学部は3年次編入学試験を実施していないのか

早稲田大学は先進理工学部が3年次編入学試験を実施しない理由そのものは公表していません。確認できる事実として言えるのは、理工学術院の入試変更点のお知らせに基幹理工学部の3年次編入学試験が2028年度以降募集停止になるという発表があり、逆に読むと基幹理工学部は2027年度まで存続する一方、創造理工学部・先進理工学部は少なくとも直近の募集要項ではすでに3年次編入学試験の対象から外れている、という状態です。理工学術院全体として3年次編入学試験という制度そのものを縮小する方向にあることがうかがえますが、今後の方針転換や学科単位での再開の可能性まで否定するものではありません。志望学科がある場合は、理工学術院の学部入試ページ(入試の変更点・学士入学・編入学のページ)を定期的に確認することをおすすめします。

実施されている学士入学試験の概要

先進理工学部が現在実施している学士入学試験は、基幹理工学部・創造理工学部・先進理工学部の3学部共通日程で行われます。2027年度(2026年秋実施)の要項にもとづくデータは次のとおりです(この節は要項の公表に合わせて更新されます。更新日: 2026-08-05)。

若干名学科ごとの募集人員
2026/11/21試験日
9/1〜9/8出願期間
6学科先進理工学部の対象学科数
試験日2026年11月21日(土)[筆記・面接試験]
出願期間2026年9月1日(火)〜9月8日(火)〔郵送・締切日消印有効〕
合格発表日2026年12月18日(金)
入学手続期間2026年12月18日(金)〜2027年1月18日(月)
募集人員各学科とも「若干名」(大学は具体的な人数を公表していません)
出願資格(主なもの)学士の学位を有する者(取得見込みを含む)で、英語外部試験(TOEFL・TOEIC・IELTSなど)のスコアを提出できる者
対象学部基幹理工学部・創造理工学部・先進理工学部(共通日程・共通の要項様式)

出願資格の詳細な条件、必要書類、英語スコアの有効期限などは年度ごとに要項で定められます。必ず早稲田大学理工学術院が公表する最新の入試要項で確認してください。本記事は学習計画づくりのための参考情報です。

英語外部試験の提出は、過去の要項ではTOEFL-iBT・TOEIC Listening & Reading Test・IELTS Academicのいずれかのスコアカード原本が対象として指定されていました。出願開始日から一定期間内に受験したスコアに限られるなど有効期限の定めがあるため、対象となる試験の種類・有効期限・提出方法は年度ごとに変わる可能性があります。学士入学試験を検討する場合は、早めに公式な成績証明書を用意できるよう、受験スケジュールを逆算して計画してください。

学士入学試験は誰のための制度か

学士入学試験は「もう一度、学部生として別の分野を学び直したい」学士の学位保有者のための制度です。一般的にイメージされる編入学(短大・高専卒業者や、学士の学位を持たないまま大学に2年以上在学した人が対象の3年次編入学試験)とは出願資格が根本的に異なります。自分がどちらに当てはまるかで、取るべき行動が変わります。

  • 既に学士の学位を持っている、または今の大学を卒業見込みで別分野に挑戦したい人: 学士入学試験が先進理工学部への現時点で唯一の入学ルートです。次の節の学科別選考方法を確認し、対策を検討してください。
  • まだ学士の学位を持たない(短大・高専在学中、大学1〜2年生など)一般的な編入希望者: 先進理工学部への直接のルートは2027年度時点で確認できていません。学士の学位を取得してから学士入学試験に挑戦する長期計画のほか、後述する代わりの選択肢を検討する必要があります。

先進理工学部6学科の学びの領域

学士入学試験は学科単位での出願になるため、まず自分の関心がどの学科に近いかを整理しておくと、選考方法の理解や対策の方向づけがしやすくなります。先進理工学部を構成する6学科の学びの領域は次のとおりです。

  • 物理学科: 素粒子・宇宙・物性など、自然界の基本法則を数理的に探究する学科です。
  • 応用物理学科: 物理学の知見を、光・量子・材料などの応用技術に結びつける学科です。
  • 化学・生命科学科: 化学を軸に、生命現象を分子レベルで理解する学際的な学科です。
  • 応用化学科: 有機化学・無機化学・物理化学を土台に、新しい材料やものづくりに応用する学科です。
  • 生命医科学科: 医学・薬学に近い視点から、生命科学を工学的なアプローチで研究する学科です。
  • 電気・情報生命工学科: 電気電子工学・情報工学に、生命科学の視点を組み合わせた学科です。

各学科の詳しいカリキュラムや研究室の紹介は、早稲田大学理工学術院の学科Webサイトで確認できます。学びたい内容と選考方法(筆記の有無)の両方を踏まえて志望学科を検討してください。

学科別選考方法(先進理工学部6学科)

先進理工学部は6学科で構成されており、学士入学試験の選考方法は学科によって大きく異なります。数学の筆記試験を課す学科と、口頭試問のみで判定する学科に分かれる点が特徴です。

学科筆記試験面接・口頭試問
物理学科数学あり
応用物理学科数学あり
化学・生命科学科なし口頭試問のみ(化学を試問)
応用化学科化学あり
生命医科学科なし口頭試問のみ(分子生物学を試問)
電気・情報生命工学科数学あり(学科専門科目の基礎も試問)

出典: 早稲田大学理工学術院 2027年度学士入学試験要項にもとづく学科別選考方法。年度により変更される可能性があるため、志望学科の最新要項を必ず確認してください。

物理学科・応用物理学科・電気・情報生命工学科の3学科は数学の筆記試験+面接(口頭試問)という組み合わせで、応用化学科は化学の筆記試験+面接(口頭試問)です。一方、化学・生命科学科と生命医科学科は筆記試験がなく口頭試問のみで選考され、化学・生命科学科は口頭試問の中で化学の内容を、生命医科学科は分子生物学の内容を試問されます。筆記試験がない学科ほど「一発勝負」に見えますが、実際には口頭で専門知識を体系的に説明する力が問われるため、暗記した知識を言葉で組み立て直す練習が欠かせません。

数学の筆記試験がある学科の対策の考え方

物理学科・応用物理学科・電気・情報生命工学科を志望する場合、大学レベルの微分積分・線形代数を中心に、学科の専門分野につながる基礎計算力を固めることが土台になります。応用化学科は化学の筆記試験が中心となるため、無機化学・有機化学・物理化学の基礎理論を体系的に押さえる学習が軸になります。いずれの学科も面接では、筆記の解答内容や志望理由について口頭で深掘りされることが想定されるため、書いた答案を自分の言葉で説明し直す練習を組み合わせておくと安心です。

口頭試問のみの学科の対策の考え方

化学・生命科学科(化学を試問)と生命医科学科(分子生物学を試問)は、筆記試験がなく口頭試問のみで選考されます。範囲となる分野の基礎概念を、単なる暗記ではなく「なぜそうなるのか」を人に説明できるレベルまで理解しておくことが重要です。大学の授業やゼミで扱った内容を振り返り、専門用語を自分の言葉で定義し直す練習や、想定質問に対して口頭で答える模擬面接の形式に慣れておくことをおすすめします。

先進理工学部への編入を目指す人の選択肢

まだ学士の学位を持たない状態で先進理工学部を目指していた人にとって、現状は決して有利ではありません。ただし、道が完全に閉ざされているわけではなく、検討できる選択肢はいくつかあります。

  • 基幹理工学部の3年次編入学試験を検討する: 同じ理工学術院の中で、2027年度時点で唯一3年次編入学試験を実施しているのが基幹理工学部です。ただしこれも2027年度入試(2026年11月実施)が最後の募集になると発表されているため、検討するなら早めの情報収集が必要です。
  • 他大学の理工系学部の3年次編入学試験を検討する: 早稲田大学以外にも、私立・国立を問わず理工系学部で3年次編入学試験を継続している大学は複数あります。志望分野(物理・化学・生命科学・電気情報系など)が近い大学を探すのも現実的な選択肢です。
  • 学士の学位を取得してから学士入学試験に再挑戦する: 今の大学・短大・高専の課程で学士の学位(または準ずる資格)を取得したうえで、改めて学士入学試験に出願するルートです。時間はかかりますが、先進理工学部そのものを諦めたくない場合の選択肢になります。
  • 志望学科の募集再開を定期的に確認する: 大学の発表は今後変わる可能性があります。理工学術院の入試ページを定期的にチェックし、募集内容の変更を見逃さないようにしてください。

併願・代替先を検討する際は、試験科目や選考形式が近い大学を選ぶと対策の負担を抑えられます。数学中心の筆記試験がある大学、面接・口頭試問中心の大学など、選考形式の傾向を比較しながら候補を絞り込むとよいでしょう。

出願手続きの実務(学士入学試験を受ける場合)

学士入学試験に出願する場合、出願期間は毎年9月上旬の1週間程度と短く、英語外部試験のスコアなど準備に時間がかかる書類があります。要項データをもとに、逆算した準備の目安は次のとおりです。

  • 出願1年前〜: TOEFL・TOEIC・IELTSなど英語外部試験の受験計画を立てます。スコアには有効期限が設けられるのが通例のため、受験時期は要項の指定にあわせて逆算してください。
  • 出願半年前〜: 学士の学位の取得(見込み)状況を確認します。卒業見込証明書・学位記など、発行に時間がかかる書類は早めに教務担当窓口へ相談しておきます。
  • 出願1か月前〜: 成績証明書・卒業(見込み)証明書・英語外部試験の成績証明書など、発行に日数がかかる書類の手配を始めます。
  • 出願期間(例年9月上旬): 郵送出願・締切日消印有効という形式が例年の運用です。出願期間終了後の追完はできない前提で、余裕を持って送付してください。

必要書類の正式なリストと様式、有効期限の基準日は年度ごとに変わります。必ず早稲田大学理工学術院が公表する最新の入試要項で確認してください。

学士入学試験を目指す場合の学習スケジュールの考え方

先進理工学部の学士入学試験は例年11月に実施されます。合格者の体験談や試験直後アンケートのような一次情報は現時点で確認できていないため、具体的な学習時間や得点の目安をお伝えすることはできません。そのかわり、要項から分かる日程構造をもとに、時期ごとに何を優先すべきかを整理します。

  • 出願半年〜1年前:方向性を固める

    志望学科を決め、その学科の選考方法(数学の筆記試験があるか、口頭試問のみか)を確認します。英語外部試験が必要な場合は、この時期から受験計画を立てておくとスコアの有効期限に余裕を持てます。

  • 出願3〜6か月前:専門分野の基礎固め

    筆記試験がある学科は該当科目(数学または化学)の基礎理論と計算演習を、口頭試問のみの学科は範囲となる分野(化学・分子生物学)の概念を人に説明できるレベルまで理解を深めます。

  • 出願期間(9月上旬):書類を確定させる

    出願書類・証明書類を締切日消印有効で郵送します。学士の学位の取得(見込み)を証明する書類は発行に時間がかかることがあるため、出願期間に入ってから慌てないよう事前に準備しておきます。

  • 試験直前(10〜11月):面接・口頭試問の練習

    どの学科も面接・口頭試問が選考に含まれます。専門用語の定義や志望理由を口頭でよどみなく説明できるよう、模擬面接形式での練習を重ねておくと安心です。

よくある質問

早稲田大学先進理工学部は編入学試験を実施していますか?

早稲田大学入学センターの公表資料(2026年3月23日更新)によると、先進理工学部は2027年度入試において3年次編入学試験を実施していません。実施しているのは学士入学試験のみで、これは一般的にイメージされる「編入学試験」とは対象者が異なる別の入試制度です。募集状況は年度によって変わる可能性があるため、志望する場合は理工学術院の学部入試ページで最新情報を確認してください。

学士入学試験と3年次編入学試験はどう違いますか?

3年次編入学試験は、短期大学・高等専門学校の卒業(見込み)者や大学に2年以上在学し一定の単位を修得した人など、学士の学位を持たない人を主な対象とする入試です。一方の学士入学試験は、既に学士の学位を持つ人(取得見込みを含む)を対象に、改めて学部課程に入学する制度です。先進理工学部が現在実施しているのは後者の学士入学試験のみです。

まだ学士の学位を持っていませんが、先進理工学部の学士入学試験を受けられますか?

学士入学試験の出願資格は学士の学位を有する者(取得見込みを含む)が基本のため、学士の学位もその取得見込みもない状態では出願資格を満たしません。短大・高専・大学在学中の人が編入で先進理工学部を目指す一般的なルートは、2027年度時点では確認できていません。基幹理工学部の3年次編入学試験など、他の選択肢を検討する必要があります。

早稲田大学の理工系学部で3年次編入学試験を実施しているのはどこですか?

早稲田大学入学センターの公表資料によると、2027年度に3年次編入学試験を実施しているのは理工学術院3学部のうち基幹理工学部のみです。創造理工学部と先進理工学部は学士入学試験のみの実施です。さらに基幹理工学部も2027年度入試(2026年11月実施)を最後に3年次編入学試験の募集を停止すると発表されています。

先進理工学部の学士入学試験の選考方法を教えてください。

2027年度の学科別選考方法は、物理学科・応用物理学科・電気・情報生命工学科が数学の筆記試験と面接(口頭試問)、応用化学科が化学の筆記試験と面接(口頭試問)、化学・生命科学科と生命医科学科は口頭試問のみ(それぞれ化学・分子生物学を試問)となっています。学科によって形式が大きく異なるため、志望学科の要項を必ず確認してください。

学士入学試験の出願資格や必要書類はどこで確認できますか?

出願資格・必要書類・提出期限などの詳細は、早稲田大学理工学術院の学部入試ページに掲載される最新の入試要項でのみ正確に確認できます。本記事は大学発表にもとづく整理情報であり、要項の内容が最終的な基準です。出願前に必ず大学公式サイトで確認してください。

今後、先進理工学部が3年次編入学試験を再開する可能性はありますか?

大学は先進理工学部の3年次編入学試験について、再開の予定を公表していません。一方で基幹理工学部は2027年度を最後に3年次編入学試験自体を停止すると発表しており、理工学術院全体で3年次編入学試験を縮小する方向にあることがうかがえます。志望する場合は、最新の募集状況を理工学術院の入試ページで定期的に確認することをおすすめします。

先進理工学部の学士入学試験の倍率はどのくらいですか?

早稲田大学は先進理工学部の学士入学試験について、志願者数・合格者数などの実施状況を公表していません(2027年度時点で確認できる範囲)。募集人員も学科ごとに「若干名」とされ具体的な人数は示されていないため、倍率は分かりません。対策を検討する際は、倍率よりも学科ごとの選考方法(筆記の有無・試験科目)を軸に準備を進めることをおすすめします。

まとめ

早稲田大学先進理工学部の編入を検討するうえで最も重要な事実は、2027年度時点で3年次編入学試験が実施されていないということです。理工学術院の中で3年次編入学試験が残っているのは基幹理工学部だけで、それも2027年度が最後の募集になります。先進理工学部が実施しているのは学士の学位保有者向けの学士入学試験のみで、対象者も選考方法もいわゆる編入学試験とは異なります。まだ学士の学位を持たない受験生は、基幹理工学部や他大学の理工系学部の3年次編入学試験を早めに検討するか、学士の学位取得後に学士入学試験へ挑戦する長期計画を立てる必要があります。まずは志望学科の最新の実施状況を、理工学術院の入試ページで確認することから始めてください。

この記事について

監修: オンライン編入学院(株式会社BearBee)

本記事は、2年連続合格者数No.1※の大学編入予備校オンライン編入学院が監修しています。試験概要は大学が公表する募集要項をもとに毎年度確認し、出題傾向はオンライン編入学院の過去問分析に、合格者の声はオンライン編入学院に寄せられた合格体験談・試験直後アンケートにもとづいています。

※調査対象期間:2024/4〜2026/3 TPCマーケティングリサーチ(株)調べ

最終更新: 2026年8月5日

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