千葉大学 工学部 編入の合格体験記|もつけすさん・口頭試問で4力を説明しきるまで
結論:4力を1か月に1科目ずつ順に一周してから過去問へ移った
高等専門学校の機械系学科から、千葉大学 工学部 機械工学科へ進んだ方の記録です。高専で機械工学の基礎を学ぶうちに、ロボットや流体といった興味のある分野をもっと理論的に研究したいと考えるようになりました。実験と理論の両方から学べるカリキュラムであること、高専から編入した先輩が多く研究室の様子を具体的に聞けたことが、この大学に決めた理由です。
計画が非常にはっきりしています。2024年8月に4力の出題範囲を眺めて全体像をつかんだあと、9月に材料力学、10月に流体力学、11月に熱力学、12月に機械力学と、1か月で1科目ずつ一周。1月は点を落とした単元だけを横断で潰し、2月から志望校の過去問を本番と同じ制限時間で解き始めます。3月は難しめの問題、4月は4力を混ぜたランダム演習。教材は千葉大学の授業で実際に使われている本を選んでいます。直前期の休日は12時間、英語はTOEIC715点でした。
| 合格校 | 千葉大学 工学部 機械工学科 |
|---|---|
| 前籍 | 高等専門学校 |
| 前籍の学部・学科 | 工学部 機械 |
| 入学年 | 2026年4月 入学 |
| 編入年次 | 3年次 |
| 受験年度 | 2026年度入学 |
この記事で分かること
- 高専で機械工学を学ぶうちに、千葉大学 工学部を目指した経緯
- 出願した大学と、その結果・当日の受験者数
- 4力を1か月1科目で回し、2月から過去問へ移る10か月の計画
- 熱力学・流体力学・材料力学・振動で使った教材
- 筆記のない当日、口頭試問で4力をどう説明したか
なぜ編入を目指したのか
私が編入を決意したのは、 編入前の学校の3年目以降 のことでした。
機械工学の基礎を高専で学ぶうちに、ロボットや流体など興味のある分野をより理論的・専門的に研究したいと感じ、その環境が整った千葉大学への編入を決めました。
志望校を選んだ決め手
千葉大学を選んだ一番の理由は、自分が興味を持っている機械系の分野を、実験と理論の両方から深く学べるカリキュラムが整っていると感じたからです。また、高専出身の先輩が多く編入しており、研究室の雰囲気やサポート体制について具体的な話を聞けて、自分もここで成長していきたいと思えました。さらに、キャンパスの環境やアクセスも良く、学業とプライベートのバランスを取りながら落ち着いて研究に打ち込めると考え、千葉大学に編入することを決めました。
編入を周りに伝えた時の反応
伝えた相手: 家族・友人 / 伝えた時期: 人によって時期が違う
編入を考えていることを親に伝えたとき、最初は驚いた様子だったが、理由や将来の目標を一つ一つ説明すると、真剣に耳を傾けてくれた。 学費や生活面の不安から「本当にやっていけるのか」と心配する言葉もあったが、これまでの成績や取り組み、具体的な勉強計画を見せると、「そこまで考えているなら応援する」と最終的には前向きに背中を押してくれた。
受験した大学とその結果
この合格者が実際に出願した大学です。編入試験は日程も科目も大学ごとにばらばらなので、どこをどう組み合わせたかは志望校選びの参考になります。
| 結果 | 大学・学部 | 編入年次 | 試験区分 | 受験者数 | 倍率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 合格(入学) | 千葉大学 工学部 機械工学科 | 3年次 | - | 11 | 1.4倍 |
受験者数・倍率は、この合格者が試験当日に見聞きした記憶にもとづく数値です。大学が公表している数字とは異なる場合があります。出願前には必ず各大学の学生募集要項で確認してください。
合格までの学習計画
私が編入試験対策を始めたのは 2024年8月 、本番の試験は 2025年6月 でした。
時期別の1日の学習時間
平日と休日それぞれ、1日に何時間やっていたかです。棒の長さは平日・休日を通して同じ目盛りで比べられます。
平日
休日
1日あたりの学習時間の推移
月ごとの、1日あたりの学習時間です。どの時期にどれだけ積み上げたのかが分かります。
月ごとの学習の中身
- 2024年8月
主な科目: 4力それぞれでよく出る公式・典型テーマをざっと眺めて、出題範囲を把握する。 / 気持ちの状態 3/5
- 2024年9月
主な科目: 材料力学を一周 断面力図、応力・ひずみ、軸力・曲げ・せん断・ねじりの基本問題を一通り解いて、代表的な解法パターンを身につける。 / 気持ちの状態 3/5
- 2024年10月
主な科目: 流体力学を一周 静水力学(圧力分布、浮力)、ベルヌーイの定理、連続の式、運動量保存などの基礎式を導出できるようにする。 / 気持ちの状態 3/5
- 2024年11月
主な科目: 熱力学を一周 状態方程式、熱力学第1法則・第2法則、内部エネルギー・エンタルピー・エントロピーの基本を整理する。 / 気持ちの状態 3/5
- 2024年12月
主な科目: 機械力学を一周 • 質点の運動方程式、仕事とエネルギ、運動量・衝撃量などの基礎を確認して、1自由度振動の式を自力で立てられるようにする。 / 気持ちの状態 3/5
- 2025年1月
主な科目: 4力の弱点補強と横断整理 • 8〜12月に回した4科目について、模試や過去問で「点が落ちている単元」をリストアップし、重点的にやり直す。
- 2025年2月
主な科目: 過去問演習スタート • 志望校の過去問で4力の問題を本番と同じ制限時間で解き、時間配分と解く順番の感覚をつかむ。
- 2025年3月
主な科目: レベルアップ・応用問題 4力それぞれで少し難しめの問題集(あるいは別大学の過去問)に手を出し、計算が長い問題や設定が複雑な問題にも慣れる / 気持ちの状態 2/5
- 2025年4月
主な科目: 総合演習とスピード強化 過去問をランダムに選んで解き、4力の問題を混ぜて本番同様の時間内で完答する練習を繰り返す。 / 気持ちの状態 3/5
- 2025年5月
主な科目: 最終整理と穴埋め • 間違えた問題だけを集めたノート(またはAnkiなど)を使って、典型ミスと忘れがちな公式を重点的に復習する。[note] 4力それぞれについて、頻出テーマ10個程度をリスト化し、「その場で黒板に説明できるレベル」まで説明練習をして理解を固める / 気持ちの状態 4/5
- 2025年6月
主な科目: 受験結果まち / 気持ちの状態 5/5
勉強場所と環境
編入の勉強は、主に高専の図書館と自宅の自室で、一人または友だち1〜2人と一緒にしていました。 平日は授業後に図書館に集まって、最初の1〜2時間は各自で過去問や問題集を解き、そのあと1時間ほどは分からなかった問題を出し合って教え合う形で進めました。 休日は午前中を自宅での個人勉強(英語・4力の演習)にあて、午後からは学校の自習室や近くのカフェで友だちと黙々と勉強し、休憩時間だけ雑談したり情報交換したりしてメリハリをつけていました。
スランプとメンタル回復
そのときはあえて勉強量を減らし、1週間だけ「毎日、得意分野の簡単な問題を1時間だけ解く」というルールに切り替えました。 それまでは「1日○時間やらなきゃ」とノルマに追われていて、机に向かうこと自体がプレッシャーになっていたのですが、ハードルを下げたことで「今日はちゃんとやれた」という小さな達成感が戻ってきました。 さらに、その1週間は夜に10分だけ「今日できたこと」をノートに箇条書きで書き出すようにしたところ、自分が思っているほどダメではないと実感でき、少しずつ集中力とやる気が回復していきました。
科目ごとの対策と使った教材
科目ごとに、どの時期に何を使って、どう進めたかです。
熱力学
2024年8月 〜 2025年6月
流体力学
2024年8月 〜 2025年6月
流体力学 シンプルにすればながらがわかる 3周
選んだ基準: 図がわかりやすく、内容も理解しやすい
演出問題を多く解いた 豊橋技科大の過去問をとくのをお勧めする
振動
2024年8月 〜 2025年6月
振動工学 新装版 振動の基礎から実用解析入門まで 3周
選んだ基準: 千葉大で実際に使われているから
公式が多いので、覚え間違えのないよう努めた
過去問対策(入手・分析・周回)
過去問は、高専の学生課と、大学の先輩から入手しました。市販されていないので、身近な経路をたどって集めることになります。
振り返ってみて、これもやっておけばよかった
場面をイメージしながら勉強すること。公式を覚えるだけでなく、その式がどんな状況を表しているのかを思い浮かべながら解くようにすれば、口頭試問でも説明しやすかったと思います。
英語のスコアをどう上げたか
受験で利用した英語試験は TOEIC L&R です。以下、それぞれのスコア推移です。
TOEIC L&Rのスコア
| 2025年9月 | 715 (L 390 / R 325 ) 提出 |
|---|
試験当日はどうだったか
当日の時間の流れと、会場で感じたことです。
千葉大学 工学部 機械工学科
| 当日の受験者数 | 11人 出願11人 |
|---|---|
| 試験時間の構成 | ⚫︎9時45分集合 ⚫︎10時開始 確実部屋に呼ばれていって、終わる時間はバラバラ |
| 当日の気づき | よく言う話だが、みんな賢そうに見える。 しかし実際はほとんど自分とレベルが変わらないので安心して欲しい |
もつけすさんが千葉大学の試験で実際に解いた問題
志望理由書でどのような内容を書いたか
筆記で何がどう出たか(科目ごと)
何がどう出たかが分かっているかどうかで、対策の効率はまったく変わります。無料相談では、志望校や現在の状況をうかがったうえで、口頭でお伝えできる範囲でご案内します。資料のお渡しは受講生の方に限らせていただいています。
ボタンを押すとオンライン編入学院の公式LINEが開きます。相談は無料で、志望校がまだ固まっていない段階でも大丈夫です。
受験にかかった費用
編入試験対策にかかった費用の内訳です。これから編入を目指す後輩の、予算の参考になれば嬉しいです。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| ① 教材・書籍代 | ¥25,000 |
| ② 対策指導費 | ¥0 |
| ③ 試験関連費 | ¥24,000 |
| ④ 出願関連費 | ¥30,000 |
| ⑤ 当日関連費 | ¥30,000 |
| 合計 | ¥109,000 |
編入したあとの生活
もつけすさんが編入したあとに分かったこと
編入を決める前に不安だったこと、入学後の実際
編入後の就職活動の状況
編入学後に気づいた貴重な情報
単位認定でどこを詰めておくべきだったか、入学前の不安が実際どうだったか、就職活動はどう動いているか。入ってからでは取り返しがつかない話です。無料相談では、志望校や現在の状況をうかがったうえで、口頭でお伝えできる範囲でご案内します。資料のお渡しは受講生の方に限らせていただいています。
ボタンを押すとオンライン編入学院の公式LINEが開きます。編入は入って終わりではありません。入学後の単位と時間割は、出願先を決める段階で効いてきます。
編入前の自分へ
うまくいかない日があっても、それを言い訳にせず翌日にリスタートできる人が、最終的に合格をつかめると思います
— もつけすさん(千葉大学 工学部)
この記事について
監修: オンライン編入学院(株式会社BearBee)
本記事は、2年連続合格者数No.1※の大学編入予備校オンライン編入学院が監修しています。本文は、合格者本人が回答した編入体験アンケートをもとに構成し、公開について本人の同意を得ています。氏名・連絡先は掲載していません。
※調査対象期間:2024/4〜2026/3 TPCマーケティングリサーチ(株)調べ
最終更新: 2026-08-08
この合格者が使った参考書
本文に出てきた教材のうち、編入総研にレビューがあるものです。各カードをタップすると、中身・使いどころ・つまずきやすい箇所をまとめた記事に移動します。


