中京大学経営学部の編入試験対策|科目・出題傾向・合格ロードマップ
中京大学経営学部の編入試験は、英語・小論文・面接(口頭試問)の3科目で選抜される、2年次入学のみの試験です。3年次への編入学は実施されておらず、卒業までにかかる年数が他大学の3年次編入とは異なる点にまず注意が必要です。また国際学部から現代社会学部まで全学部・全学科が同じ試験日・同じ時間割で実施されるため、中京大学内での学部をまたいだ併願は事実上できません。大学が公表する編入学試験結果によると、経営学部経営学科の実績は年によって志願者が1名前後、合格者が出ない年もあるごく小規模な選抜です。定員は若干名のみですが、その分「何を対策すればよいか」が明確な試験でもあります。この記事では、2027年度の募集要項データと、オンライン編入学院が分析した英語の過去問傾向をもとに、試験の全体像と今日から始められる対策をまとめました。
試験概要(最新要項データ)
2027年度
| 入学年次 | 2年次のみ(3年次編入学は実施されていません) |
|---|---|
| 試験日 | 2026年10月17日(土)・名古屋キャンパス |
| 出願期間 | 2026年9月16日(水)〜9月24日(木)消印有効 |
| 試験科目・時間割 | 10:00〜11:00 英語(全学部共通)/11:15〜12:15 小論文(国語力を問う設問を含む場合あり)/13:00〜 面接(口頭試問。高校で学んだ基礎学力・時事問題を問う場合あり) |
| 出願資格 | 編入学: 大学・短期大学・高等専門学校・高等学校等の専攻科の卒業(見込み含む)者、または専修学校専門課程の修了(見込み含む)者 転入学: 他の大学(4年制)に1年以上在学し、31単位以上修得していること |
| 入学検定料 | 35,000円 |
| 合格発表・手続 | 合格発表2026年11月1日(郵送のみ)。入学金(20万円)納入の第一次手続締切は2026年11月10日、最終手続は2027年2月20日〜3月10日 |
この表は2027年度の募集要項データにもとづきます(更新日: 2026-08-06)。日程・科目・出願資格は毎年変わる可能性があるため、出願前に必ず大学公表の最新の募集要項を確認してください。
経営学部経営学科で学べること
中京大学経営学部は経営学科の1学科構成で、専攻に分かれず学部全体で経営学を体系的に学びます。募集要項の「学費以外にかかる費用」欄には、経営学部の在学生向けに「海外ビジネス研修」が選択必修科目として設定されていることが記載されています。教室での学習だけでなく、海外での研修を通じて実践的に学ぶ機会が用意されている点は、進学先を比較するうえでの材料になります。編入・転入後は2年次からのスタートになるため、既卒・在学中に学んだ内容と、これから中京大学で学ぶ経営学の専門科目とのつながりを、志望理由書や面接(口頭試問)で説明できるように整理しておくとよいでしょう。
編入後の単位認定・在籍年数
編入学・転入学で入学した場合、それまで在籍していた大学・短大などで修得した単位は、中京大学の教育課程に同一の科目があれば原則として認定されます。科目名が異なる場合も、分野や内容の同一性を踏まえて弾力的に扱われます。ただし単位の換算は入学後に審査が行われるため、出願前に確認することはできません。あわせて、他の大学・短期大学・高等専門学校(4年次・5年次)・専修学校の専門課程における在学年数は、中京大学における在学年数として通算されます。通算で8年を超えて在学することはできないため、複数の学校を経て出願する場合は在学年数の上限にも注意しておきましょう。
難易度の考え方(大学公表データ)
「教育情報の公表」とは、大学設置基準等の法令にもとづき、大学が教育研究活動の状況を毎年公開している資料です。中京大学はこのページに、学部・学科別の編入学試験結果(編入学試験と転入学試験の合計)を公開しています。経営学部経営学科の実績を、公表されている2つの年度で比べると次のとおりです(出典: 中京大学「編入学試験結果」教育情報の公表ページ)。
| 入学年度 | 志願者 | 合格者 | 入学者 |
|---|---|---|---|
| 2023年度 | 経営学部の行が資料になく、志願者がいなかったとみられます | ||
| 2026年度 | 1名 | 0名 | 0名 |
募集定員が若干名の選抜であることに加え、公表されている2年分のデータを見る限り、志願者自体が1名前後、合格者が出ない年もあるという、非常に小規模な試験です。この規模では受験者数÷合格者数のような一般的な倍率を算出しても意味のある数値にならないため、本記事では倍率を計算していません。「志願者数・合格者数が一桁台で推移するごく狭い選抜」という実態を踏まえ、確実に得点できる対策を積み重ねることが何より重要になります。
上記データは経営学部経営学科の編入学試験と転入学試験を合計した数値です。学科・区分別の内訳(編入学のみ・転入学のみ)は大学から公表されていません。
併願の考え方(学内併願は事実上不可)
中京大学の編入学・転入学試験は、国際学部から現代社会学部まですべての学部・学科・専攻が同じ試験日・同じ時間割で実施されます。要項にも「同じ試験日の他学科・他専攻及び同じ試験日の他の入試方式との併願はできません」と明記されており、中京大学内で複数の学部を受験して合格の可能性を広げる、という戦略は取れません。志望する学部・学科を一つに絞って対策する必要があります。
一方で、試験日が異なる他大学の編入試験や、時期の異なる中京大学の別の入試方式との併願は制度上可能です。経営学を学べる他大学の編入試験を併願先として検討する場合は、試験日が重ならないかを早めに確認しておきましょう。
出願までのチェックリスト
- 要項の入手: 中京大学入試センターの受験生向けサイトで、次年度の「編入学・転入学試験要項」が公表され次第、必ず原本を確認する(例年5月頃に更新)
- 区分の確認: 自分が「編入学」(学校区分の卒業・修了による出願)と「転入学」(他大学に1年以上在学+31単位以上修得)のどちらに該当するかを確認する
- 証明書類の手配: 学業成績証明書、卒業(見込)証明書または在学証明書は発行に時間がかかるため早めに依頼する。履修中の科目がある場合は単位修得見込証明書も必要
- 志望理由書の作成: 編入学試験では中京大学所定の様式「編入学試験 志望理由書」の提出が必須。転入学試験では代わりに在籍大学が発行する「転入学試験 受験許可書」が必要(発行に時間がかかる大学もあるため要注意)
- 出願書類の送付: 出願期間(2026年9月16日〜9月24日、消印有効)内に、簡易書留速達郵便で中京大学入試センターへ郵送する
- 入学検定料の納入: 35,000円。納入期間は出願開始日の1週間前から出願締切日まで
- 受験票の確認: 試験日の約1週間前に届く受験票を確認する。3日前になっても届かない場合は入試センターへ連絡する
必要書類の様式・注意事項は年度ごとに変わる可能性があります。必ず中京大学が公表する最新の募集要項で確認してください。
試験当日の持ち物・注意事項
募集要項の記載にもとづく、試験当日の実務的な注意点です(年度により変わる可能性があるため、受験票と最新の要項の記載を優先してください)。
- 筆記用具: HBの黒鉛筆・鉛筆キャップ・鉛筆削り・シャープペンシル・プラスチック製の消しゴムのみ持参可。下敷き・定規・コンパス・辞書は使用できません
- 時計: 時間を計る以外の機能が付いた時計は使用不可(スマートフォン、電卓・辞書機能付き、秒針音のするものなど)。試験室には時計が設置されていません
- 服装: 自由ですが、英文字や漢字・地図等がプリントされた服は着用できません
- 遅刻: 私的な理由による遅刻は試験開始20分後まで入室可能(時間延長なし)。公共交通機関の遅延など本人の責めに帰さない理由の場合は、試験開始時刻を繰り下げ正規の試験時間を確保したうえで受験できます
- 試験時間中: 原則として途中退室はできません
- 会場: 名古屋キャンパス。最寄りは地下鉄「八事」駅5番出入口で、受験者集合場所は0号館センタービル前です。試験会場に駐車場はないため自家用車での来場はできません
試験科目と対策の組み立て方
経営学部経営学科の選抜は、英語・小論文・面接(口頭試問)の3科目で構成されています。英語で基礎的な語学力を、小論文で論理的な文章力を、面接(口頭試問)で経営学への理解と説明力を、それぞれ別の観点から評価される仕組みです。過去問が公表されている英語については、オンライン編入学院の過去問分析にもとづく出題傾向を紹介します(著作権の観点から、過去問の設問そのものは記載していません)。
英語:5つの大問構成が続いている
中京大学の編入学試験の英語は、心理学部・法学部・経営学部・総合政策学部・現代社会学部など複数学部の共通問題として出題されています。オンライン編入学院が分析した年度では、次の5つの大問で構成される形式が続いています。
大問Ⅰ:長文読解
- 時事性のある話題(技術や社会に関する英文など)を素材にした長文
- 下線部の内容を日本語で説明させる設問、英文和訳
- 文中の空所に文法的・意味的に適切な語句を選ぶ設問
- 本文全体の内容と一致する記述を選ぶ設問
大問Ⅱ:会話文の空所補充
- 日常的なやり取りを題材にした会話文
- 疑問詞・前置詞・時制・副詞・形容詞など基本的な文法知識を問う空所補充
大問Ⅲ:文法(語順整序・一語補充)
- 与えられた日本語の意味に合うように英文を完成させる形式
- 譲歩・条件・目的・使役・仮定法など、構文の理解を問う出題が多い
大問Ⅳ:語彙・文法の空所補充選択
- 4択形式の空所補充
- 分詞構文・時制・比較級・接続詞・代名詞・前置詞など幅広い文法項目から出題
大問Ⅴ:和文英訳
- 日常生活や社会・時事に関する日本語を英訳する自由英作文
- 複雑な構文よりも、正確な文法と自然な語彙選択が求められる出題
学習の優先順位としては、まず大問Ⅱ〜Ⅳで問われる標準的な文法・語彙を固めることが得点の土台になります。そのうえで大問Ⅰの長文読解に必要な語彙力・速読力を養い、最後に大問Ⅴの和文英訳を日本語→英語で正確に組み立てる練習を重ねる、という順序が効率的です。長文のテーマは時事性のある話題が使われやすいため、日頃から社会や技術に関するニュースを英語・日本語の両方で読んでおくと、初見の文章でも内容をつかみやすくなります。
オンライン編入学院が分析した年度を比べると、大問Ⅰ〜Ⅴという構成そのものは共通している一方、長文読解の素材や和文英訳のテーマは年度ごとに入れ替わっています。「同じ話題が繰り返し出る」というより「同じ形式で毎回新しい話題が出る」試験と捉え、特定のテーマを山を張って覚え込むのではなく、どんな話題が来ても対応できる基礎的な文法力と語彙力を優先して鍛える方針が安全です。
小論文:経営・社会のテーマで論理的に書く
経営学部の小論文は、募集要項に「国語力を問う設問を含む場合があります」と注記されており、文章読解を踏まえた出題になる可能性があります。過去問は公表されていないため具体的な出題内容は分かりませんが、経営学部としての出題である以上、企業活動・経済・社会に関するテーマについて、根拠を示しながら自分の意見を論理立てて書く力が中心的に問われると考えられます。対策としては、企業のニュースや経営に関する時事的な話題に日頃から触れ、賛否や課題・提案をセットで整理する練習が有効です。制限時間内(11時15分〜12時15分の1時間)で、序論・本論・結論の構成を崩さずに書き切る練習も重ねておきましょう。書いた小論文は自分で読み返すだけでなく、在籍している学校の先生など第三者に読んでもらい、論理の飛躍や説明不足がないかを確認してもらうと精度が上がります。時間を計って書く練習を重ね、本番と同じ1時間で構成を組み立てる感覚に慣れておくことも大切です。
面接(口頭試問):志望理由と時事問題への備え
面接(口頭試問)は全学部共通で実施され、募集要項には「高等学校で学んだ基礎学力及び時事問題を問う場合があります」と注記されています。志望理由書の内容を掘り下げて聞かれることに加え、経営学への関心や、これまでの学びが志望理由とどうつながるかを自分の言葉で説明できるように整理しておくことが重要です。関心のある企業や業界について調べ、自分なりの視点を持っておくと説得力が増します。時事問題への備えとしては、日々のニュースを経営学的な視点(企業の意思決定・市場の動き・社会的な影響など)で読み解く習慣をつけておくとよいでしょう。「口頭試問」という名称のとおり、口頭でのやり取りを通じて理解度を確認される試験のため、書いた文章を読み上げるのではなく、自分の言葉で説明し直す練習をしておくと安心です。学校の先生など第三者に質問役をお願いし、想定していなかった質問にもその場で答える練習を重ねておくとよいでしょう。
合格に向けたロードマップ(時期別)
出願は9月中旬〜下旬、試験は10月中旬と、他大学と比べて準備期間が短めのスケジュールです。募集要項の公表時期(例年5月頃)から逆算した、標準的な対策の進め方を示します。
- 半年前〜(4〜5月頃)
英語の基礎固めを始めます。大問Ⅱ〜Ⅳで問われる標準的な文法・語彙を一通り復習し、長文読解に必要な語彙力の底上げに着手します。志望学部・学科(2年次入学)を踏まえた学習計画を立てる時期でもあります。
- 3〜4か月前(6〜7月頃)
経営学の基礎的な考え方のインプットと、小論文の型づくりを進めます。企業ニュース・経済ニュースに日常的に触れ、賛否や課題・提案をセットでまとめる練習を積みます。英語は長文読解と和文英訳の演習量を増やしていきます。
- 出願直前(8月末〜9月中旬)
募集要項の公表を確認し、志望理由書を作成します。学業成績証明書や卒業(見込)証明書など発行に時間がかかる書類の手配もこの時期に進め、出願期間(9月16日〜24日)に慌てないようにします。
- 直前期(9月下旬〜10月)
英語は大問Ⅰ〜Ⅴの構成を意識した時間配分の演習、小論文は本番同様の1時間で書き切る練習、面接(口頭試問)は志望理由・時事問題の想定問答を整理し、声に出して話す練習を重ねます。
よくある質問
中京大学経営学部の編入試験の倍率はどのくらいですか?
大学が公表する「教育情報の公表」ページの編入学試験結果(編入学試験と転入学試験の合計)によると、経営学部経営学科の実績は、2023年度入学は志願者がいなかったとみられ、2026年度入学は志願者1名・合格者0名・入学者0名でした。募集定員も若干名のため、倍率として計算できる規模の数値ではなく、ごく少人数の選抜と理解しておくのが実態に近い試験です。
経営学部の編入試験は何年次に入学できますか?
2027年度要項では、編入学・転入学とも入学年次は2年次のみです。3年次への編入学は実施されていません。1年次からのやり直しに近い形になるため、卒業までにかかる年数や学費の総額は事前によく確認してください。
他学部・他学科との併願はできますか?
中京大学の編入学・転入学試験は、国際学部から現代社会学部まですべての学部・学科が同じ試験日・同じ時間割で実施されます。そのため中京大学内での学部・学科をまたいだ併願は事実上できません。他大学の編入試験や、時期の異なる別の入試方式との併願は制度上可能です。
中京大学経営学部の編入試験の出願資格は?
編入学は、大学・短期大学・高等専門学校・高等学校等の専攻科を卒業(見込み含む)した者、または専修学校の専門課程を修了(見込み含む)した者が対象です。転入学は、他の大学(4年制)に1年間以上在学し、かつ31単位以上を修得していることが条件です。詳しい要件は必ず最新の募集要項で確認してください。
試験科目と時間割はどうなっていますか?
2027年度要項では、10時から11時に英語(全学部共通)、11時15分から12時15分に小論文(国語力を問う設問を含む場合があります)、13時以降に面接(口頭試問。高等学校で学んだ基礎学力・時事問題を問う場合があります)が実施されます。出願書類に加え、この3つの結果で総合判定されます。
英語はどのような形式で出題されますか?
オンライン編入学院の過去問分析では、長文読解・会話文の空所補充・文法(語順整序や一語補充)・語彙文法の選択問題・和文英訳という5つの大問で構成される年が続いています。長文読解には時事性のある話題が使われる傾向があり、和文英訳は日常や社会に関する日本語を英語で表現する形式です。
小論文や面接(口頭試問)ではどんな対策が必要ですか?
小論文は経営学部としての出題のため、企業活動や経済のニュースなど社会的なテーマについて、根拠を示しながら自分の意見を論理立てて書く練習が中心になります。募集要項の注記にあるとおり国語力を問う設問を含む場合もあります。面接(口頭試問)は志望理由や経営学への関心を掘り下げて聞かれるほか、高校までの基礎学力や時事問題に触れられる可能性があるため、日頃からニュースを経営学的な視点で読む習慣をつけておくと安心です。
対策はいつから始めるべきですか?
試験は例年10月中旬、出願は9月中旬から下旬と、募集要項の公表から出願までの期間が短めです。英語・小論文・面接(口頭試問)と対策範囲が3つにわたるため、半年前後を目安に、遅くとも夏前には英語の基礎固めと経営学に関する知識のインプットを始めておくことをおすすめします。
過去問は入手できますか?
大学によって公表状況が異なり、中京大学は編入学試験の過去問を一般公開していません。著作権の観点から、この記事でも過去問の設問そのものは記載していません。オンライン編入学院の過去問分析にもとづく出題傾向は、本記事の「試験科目と対策の組み立て方」で解説しています。
まとめ
中京大学経営学部の編入試験は、2年次入学のみ・英語+小論文+面接(口頭試問)の3科目で選抜される、定員若干名のごく小規模な試験です。全学部同一日程のため学内併願はできませんが、その分「何を対策すればよいか」を絞り込みやすい試験でもあります。英語は5つの大問構成が続いており、標準的な文法・語彙を固めたうえで長文読解と和文英訳の精度を上げるのが近道です。小論文は経営・社会のテーマで論理的に書く練習を、面接(口頭試問)は志望理由と時事問題への備えを、それぞれ早めに始めましょう。まずは最新の募集要項を確認し、出願資格(編入学・転入学のどちらに該当するか)を整理するところから始めてください。
監修: オンライン編入学院(株式会社BearBee)。本記事は、2年連続合格者数No.1※の大学編入予備校オンライン編入学院が監修しています。試験概要は大学が公表する募集要項をもとに毎年度確認し、出題傾向はオンライン編入学院の過去問分析にもとづいて更新しています。
※調査対象期間:2024/4〜2026/3 TPCマーケティングリサーチ(株)調べ|最終更新: 2026年8月6日

