無料相談を予約

ホーム人文学系

北海学園大学人文学部

北海学園大学人文学部の編入試験対策|倍率・出題傾向・日程を徹底解説

北海学園大学人文学部の編入学・転入学試験は、日本文化学科と英米文化学科のそれぞれに1部(昼間部)と2部(夜間部)があり、合計4つの募集単位に対して3年次編入を実施している試験です。募集人員はいずれも若干名で、選抜は筆記試験と面接試験の総合評価。日本文化学科は日本文化に関する総合問題、英米文化学科は小論文と英語が課され、学科によって準備の中身がまったく違います。大学が公表している実施状況を見ると、直近4つの年度で受験者数は2〜9名、合格者数は1〜6名と小規模で、受験者数を合格者数で割った倍率は1.4〜2.0倍の範囲に収まっています。数字だけを見れば手が届く範囲ですが、母数が小さいぶん年ごとの振れが大きく、倍率を目安にした対策は成り立ちません。この記事では、2027年度の募集要項と大学が公表している入試状況・入試問題という一次資料をもとに、日程、出願資格、学科別の出題形式、1部と2部の選び方、そして今日から動くための手順を整理します。

試験概要(2027年度・最新要項)

2027年度(2027年4月入学)

若干名募集人員
年2回受験機会
3年次入学年次

北海学園大学人文学部が実施しているのは一般編入学・転入学試験だけで、年に2回(Ⅰ期・Ⅱ期)のチャンスがあります。試験会場はいずれも豊平キャンパス(札幌市豊平区旭町4丁目1番40号)です。日程は次のとおりです。

区分出願期間試験日合格発表入学手続期間
Ⅰ期2026年9月25日(金)〜10月2日(金)2026年10月24日(土)2026年11月13日(金)2026年11月13日(金)〜11月25日(水)
Ⅱ期2027年1月12日(火)〜1月22日(金)2027年2月26日(金)2027年3月12日(金)2027年3月12日(金)〜3月18日(木)

出典: 北海学園大学「2027年度編入学・転入学試験要項」および入試情報ページの編入学・転入学試験日程(いずれも大学公式)。日曜日は出願受付を行いません。

募集単位と試験科目

募集単位は1部日本文化学科/1部英米文化学科/2部日本文化学科/2部英米文化学科の4つで、いずれも3年次編入学・転入学です。募集人員はすべて「若干名」と表記されています。試験科目と時間割は次のとおりで、1部と2部で科目の違いはありません。

学科筆記試験(10:00〜12:00)面接試験(13:00〜終了まで)
日本文化学科
(1部・2部)
日本文化に関する総合問題志望理由等に関して面接を行う
英米文化学科
(1部・2部)
英米文化に関する小論文、および英語(Reading、Writingを含む運用力に関するもの)志望理由等に関して面接を行う

合否判定の基準は、募集要項に「筆記試験、面接試験の結果を総合的に評価して判定する」と書かれています。他学部のように科目ごとの配点や足切り基準は示されていないため、筆記だけ、あるいは面接だけで決まる試験ではないと考えて、両方に手を入れておく必要があります。

その他の基本情報

入学検定料30,000円(振込期限は出願期間の最終日。納入済の検定料は返還されません)
出願書類(人文学部固有)編入学・転入学願書、受験票、志望理由書(本学所定用紙・文字数の制限なし)、卒業(修了)証明書または在学証明書等、成績証明書、受験票返信用封筒ほか。志望理由書の提出を求められるのは5学部のうち人文学部だけです。
試験会場北海学園大学 豊平キャンパス(工学部のみ山鼻キャンパス)
遅刻の扱い試験開始後20分以上遅刻した場合は受験が認められません
受験上の配慮病気・負傷・障害等で配慮を希望する場合は、各試験日の1か月前を目安に人文学部事務室へ事前相談が必要です

この記事は2027年度の募集要項(大学公式)にもとづいて2026年8月6日に整理したものです。日程・科目・出願資格は毎年変わる可能性があるため、出願前には必ず大学が公表する最新の募集要項の原本を確認してください。

人文学部にあるのは「一般」の区分だけ

北海学園大学の編入学・転入学試験要項は、5学部分が1冊にまとまっています。そのため他学部の情報が目に入りやすく、勘違いが起きやすい構成になっています。区分ごとの実施学部を整理すると次のとおりです。

試験区分実施している学部人文学部
一般編入学・転入学試験経済・経営・法・人文・工の5学部実施
社会人特別編入学・転入学試験経済学部、経営学部2部実施なし
協定校推薦編入学試験経済学部、経営学部、法学部1部実施なし

つまり人文学部を目指す場合、社会人であっても短期大学からの推薦を受けられる立場であっても、出願先は一般編入学・転入学試験ただ一つです。社会人向けの別枠や推薦枠を探して時間を使う必要はありません。なお、要項によれば社会人特別・協定校推薦の2区分は書類審査と面接だけで筆記試験がありません。人文学部にはこの筆記免除のルートが用意されていないため、社会人の受験生も一般の受験生と同じ筆記試験を受けることになります。ブランクがある方ほど、書く力を戻す時間を早めに確保してください。

また、2年次編入学・転入学を実施しているのは法学部だけです。人文学部は3年次のみなので、「大学1年を終えた時点で人文学部の2年次に移る」という選択肢は用意されていません。大学に在学中の人が人文学部を目指す場合は、2年間在学して所定の単位をそろえたうえで3年次編入を狙う形になります。

「編入学」と「転入学」の違い

北海学園大学は編入学と転入学を1つの試験でまとめて扱っています。おおまかに言えば、編入学は前の学校を卒業・修了してから入学する形、転入学は在学中の大学を辞めて移る形です。出願資格の条文でも「大学(4年制)に2年以上在学した者または在学する見込みの者」と「大学(4年制)を卒業した者または卒業見込みの者」が並列で書かれており、どちらでも同じ試験を受けます。手続書類の段階では、卒業見込みで受験した人は卒業証明書、在学中に受験した人は退学証明書を提出することになっています。在学中の大学に籍を残したまま通う制度ではない点は、出願前に理解しておいてください。

1部(昼間部)と2部(夜間部)の選び方

北海学園大学人文学部の最大の特徴は、同じ学科に1部(昼間部)と2部(夜間部)があることです。試験科目は共通なので、どちらを選ぶかは「入学後の生活をどう設計するか」で決まります。判断材料は主に3つあります。

1. 学費が大きく違う

2027年度の要項に載っている3年次編入学・転入学の学費は次のとおりです(人文学部の場合)。

区分入学手続時(第1期)初年度合計2年目の合計
1部(昼間部)792,000円1,332,000円1,095,000円
2部(夜間部)403,000円673,000円547,000円

初年度で約66万円、2年間の合計では約120万円の差になります。授業料・教育充実費は2期に分けて納めるしくみで、第2期の納入期限は9月30日です。なお北海学園大学・北海商科大学から編入学・転入学する場合は入学金の納入が免除されます(納入済入学金との差額がある場合は差額を徴収)。

2. 授業の時間帯が違う

大学公式の案内によれば、2部の講義時間は17時50分〜21時00分で、1日に2コマが開講されます。日中の時間を仕事やアルバイト、資格の勉強に充てられる一方、通学が夜になるため生活リズムの設計は必要です。大学は、2部でも1部と同じ教員が担当し、卒業に必要な単位数もほぼ同等に設定されていると案内しています。

3. 取得できる資格に差がある

ここが見落とされやすい点です。人文学部で取得できる資格のうち、学芸員と社会教育主事は1部のみが対象と大学が明示しています。中学校・高等学校教諭一種免許状、司書、司書教諭、日本語教員はどちらの部でも取得可能です。

資格1部2部
中学校・高等学校教諭一種免許状
司書・司書教諭
日本語教員
学芸員対象外
社会教育主事対象外
博物館・美術館の学芸員を目指して人文学部を志望するなら、2部を選んだ時点でその道が閉じます。学費だけで2部を選ばず、卒業後に何をしたいかから逆算してください。編入は3年次からの2年間で、教職課程や資格課程の科目は履修すべき数が多いため、入学前に人文学部事務室へ履修可能かどうかを確認しておくと安全です。

なお、募集要項には「1部受験者で、第2志望がある場合には、願書の第2志望欄に記入してください」という案内があり、これは経営学部と人文学部の2学部にだけ設けられた欄です。ただし人文学部の合否判定基準には第2志望をどう扱うかの記載がないため、第2志望を書いた場合の判定方法は人文学部事務室に確認することをおすすめします。

難易度と倍率(大学公表データ)

北海学園大学は、公式サイトの入試情報ページで編入学・転入学試験の志願者数・受験者数・合格者数・入学者数を年度ごとに公表しています。ここでの「年度」は入学年度で、たとえば2026年度は2026年4月入学を指し、試験そのものは2025年秋(Ⅰ期)と2026年2月(Ⅱ期)に実施されたものです。人文学部の3年次編入学・転入学試験(一般)の数字を、1部・2部および両学科を合計して並べると次のようになります。

入学年度志願者数受験者数合格者数入学者数倍率
2023年度7名7名5名3名1.4倍
2024年度4名4名2名2名2.0倍
2025年度2名2名1名1名2.0倍
2026年度9名9名6名5名1.5倍

倍率は「受験者数 ÷ 合格者数」で計算しています(小数第2位を四捨五入)。出典は北海学園大学が公表する各年度の「入学者選抜に関する情報」(志願者数、受験者数、合格者数、入学者数)です。人文学部1部・2部の日本文化学科と英米文化学科、それぞれの「3年次 編入学・転入学試験(一般)」の行を合算しています。この区分は編入学と転入学を1つの試験として実施しているため、公表されている数値は両者を合わせたものです(編入学だけの内訳は公表されていません)。公表資料は1部と2部が別ページに分かれているため、両方から人文学部の行を拾って集計しています。

0 3 6 9 75 42 21 96 2023年度 2024年度 2025年度 2026年度 受験者数 合格者数

学科別・部別の内訳

合計だけでは志望先の実態が見えないため、学科と部に分けて並べます。「志願/受験/合格/入学」の順です。

入学年度1部 日本文化1部 英米文化2部 日本文化2部 英米文化
2023年度1/1/1/12/2/0/01/1/1/03/3/3/2
2024年度1/1/1/12/2/1/10/0/0/01/1/0/0
2025年度0/0/0/00/0/0/00/0/0/02/2/1/1
2026年度2/2/1/06/6/4/41/1/1/10/0/0/0

この表から、受験生が判断に使える事実がいくつか読み取れます。

  • 志願者数と受験者数が4つの年度すべてで一致しています。出願した人は全員が受験しています。記念受験で母数がふくらむ性質の試験ではありません。
  • 志願者ゼロの募集単位が珍しくありません。2025年度は1部の2学科と2部日本文化学科がいずれもゼロで、人文学部全体でも志願者は2名でした。「若干名」という表記から激戦を想像しがちですが、実際には毎年の受験者が1桁にとどまります。
  • 全員が合格する試験ではありません。2023年度の1部英米文化学科は2名が受験して合格者ゼロ、2024年度の2部英米文化学科も1名が受験して合格者ゼロでした。定員に余裕があっても、基準に届かなければ合格は出ないと読むのが妥当です。
  • 合格者数と入学者数が一致しない年があります。2023年度の2部日本文化学科と2026年度の1部日本文化学科は、いずれも合格者が出た一方で入学者はゼロでした。
  • 2026年度は1部英米文化学科に6名が集中しました。この年の人文学部全体の志願者9名のうち3分の2がこの1つの募集単位です。年によって志望が偏るため、「去年は少なかったから今年も少ないはず」という読みは危険です。
この試験で倍率を難易度の指標に使うのはおすすめしません。母数が1桁のため、受験者が1人増えるだけで倍率は大きく動きます。4つの年度を通算すると受験22名・合格14名で1.6倍ですが、この数字は「毎年1.6倍前後で安定している」という意味ではありません。判断の軸に置くべきなのは倍率ではなく、志望学科の筆記試験で求められる書く力に、自分が届いているかどうかです。

出願資格と必要単位

2027年度の3年次編入学・転入学の出願資格は、要項に6つの区分と人文学部だけの1条項が示されています。

(1)大学(4年制)に2年以上在学した、または在学する見込みで、相当単位を修得あるいは修得する見込みの人
(2)大学(4年制)を卒業した、または2027年3月に卒業見込みの人
(3)短期大学または高等専門学校を卒業した、または2027年3月に卒業見込みの人
(4)専修学校の専門課程のうち、文部科学大臣の定める基準(修業年限2年以上、かつ修了に必要な総授業時数1,700時間以上または62単位以上)を満たすものを修了した、または2027年3月に修了見込みの人(大学入学資格を有する人に限る)
(5)高等学校・中等教育学校の後期課程・特別支援学校の専攻科のうち、基準を満たすものを修了した(見込みを含む)人(大学入学資格を有する人に限る)
(6)外国の短期大学を卒業した人など(大学入学資格を有する人に限る)
(7)
人文学部のみ
外国籍の人は、原則として入学時までに在留資格を取得できること

「62単位」はどの区分にかかるか

ここは誤解が起きやすいところです。要項の注記では、相当単位(在学中の人に求められる修得単位)は経済学部・法学部・工学部が60単位以上、経営学部・人文学部が62単位以上と定められています。つまり人文学部の「62単位」は、出願資格(1)=大学に2年以上在学している人にだけかかる要件です。短期大学・高等専門学校を卒業した人(区分3)や、大学を卒業した人(区分2)に62単位という条件が別途課されるわけではありません。学部全体に一律の単位要件があると読み違えないでください。

また、同じ北海学園大学の中でも学部によって基準が違う点に注意が必要です。人文学部と法学部を併願する場合、法学部の3年次は60単位、人文学部は62単位です。取得済み単位が61単位の状態だと、法学部には出願できて人文学部には出願できない、ということが起こり得ます。

事前の問い合わせが必要になるケース

  • 専修学校・専攻科・外国の短期大学からの出願(区分4〜6)は、出願前に人文学部へ問い合わせるよう要項に明記されています。
  • 大学(6年制)または外国の大学からの出願も、出願前の問い合わせが必要です。
  • 在留資格が「留学」の場合、2部への出願はできません。「家族滞在」「永住者」などの在留資格であれば1部・2部いずれにも出願できます。留学生で夜間部を検討している人には決定的な条件です。
  • 本学(北海学園大学)の学生が受験する場合、他学部では事前の問い合わせが必要ですが、人文学部は問い合わせ不要と要項に書かれています。
入学後の必修科目に関する条件があります。要項には「人文学部においては、出身学部、学科及び出身校において、本学部の必修科目に相当する科目を修得(見込みを含む)していない場合には、入学後にその必修科目を履修していただきます」と記載されています。前の学校で人文系以外を学んでいた人ほど、3年次からの2年間で履修すべき科目が増える可能性があります。時間割の余裕を確保するためにも、教職課程や資格課程を考えている人は入学前に相談しておくと安心です。

出題傾向|日本文化学科の総合問題

北海学園大学は、人文学部の編入学・転入学試験について問題・解答例・出題の意図を公式サイトで公開しています。ここではその公開資料をもとに、出題形式と問われている力を整理します。著作権の観点から、過去問の設問そのものや本文は記載していません。

出題のねらい(大学公表)

大学は日本文化学科の出題意図として、「日本語と日本文化を専門的に学ぶ主体性と基礎学力を有し、論理的に考え、自分の意見をわかりやすく伝えられる人」という求める学生像に合致し、学業を継続できる基本的な能力があるかどうかを重視して、論理的思考力と表現力を測る内容にしていると説明しています。そのうえで、自ら学ぶ意欲や学びを深める姿勢を判断できるよう、記述式と論述式で構成していると明記しています。

実際の出題形式

公開されている直近の問題は、いずれも日本語の評論文(新書・一般書の一節)を1本読ませ、そこに複数の設問をぶら下げる形式でした。設問の種類は次のように整理できます。

設問の種類内容対策の中心
語句の空欄補充接続詞・副詞などの選択肢から本文に合うものを選ぶ論理展開を追う読み方
漢字の読み・書き取り本文中の語について読みを答える、カタカナを漢字に改める常用漢字レベルの語彙
短い説明記述本文の内容や用語について40〜60字程度で説明する字数内に収める要約の練習
抜き出し指定された内容を端的に表す語句を本文から抜き出す言い換え関係の把握
まとまった論述本文の主張を100字程度で要約する、内容にふさわしい表題を考える全体構造の把握と圧縮
知識を伴う説明本文に出てくる人物や用語について、分野や時代を含めて説明する思想・歴史の基礎知識

題材は特定の時代や分野に偏っておらず、公開されている問題では民俗学・環境と生活の関わりを扱った文章と、環境問題と社会思想を扱った文章が使われていました。日本文学の作品分析のような専門的な出題ではなく、人文学的な視野をもった日本語の評論文を、正確に読んで、正確な日本語で要約・説明できるかが中心に置かれています。

日本文化学科の対策

  • 漢字と語彙は必ず得点する。読み・書き取りは配点が読めない一方で、確実に正解できる設問です。常用漢字の読み書きに加えて、評論文でよく使われる抽象語(矛盾、擁護、独裁など)を書けるようにしておきましょう。
  • 字数制限つきの記述に慣れる。40字、50字、60字、100字といった細かい指定が並びます。「何字で何を言うか」を先に決めてから書く訓練を、実際に原稿用紙かマス目のあるノートで行ってください。頭の中だけで組み立てると、必ず字数がずれます。
  • 1本の評論を100字で要約する練習を積む。本文の主張を100字以内でまとめる設問は、公開されている問題で実際に出ています。新書1冊を章ごとに100字要約する作業を続けると、そのまま得点力になります。
  • 人名・用語の説明を書ける状態にする。思想史や近現代史に出てくる人物について、「活躍した分野・時代・代表的な著作」を1文で言えるようにしておくと、知識を伴う設問に対応できます。世界史や倫理の資料集を1冊、辞書代わりに置いておくと効率的です。
  • 素材選びは「人文学の入り口になる新書」から。民俗、環境、思想、言語といったテーマを扱った新書は、この試験の題材と相性が良いジャンルです。読みっぱなしにせず、必ず要約を書いてください。

出題傾向|英米文化学科の小論文と英語

英米文化学科は小論文と英語の2つが同じ筆記試験の枠(10:00〜12:00)に置かれている点が最大の特徴です。募集要項には科目ごとの時間配分が示されていないため、120分をどう使うかを自分で設計しておく必要があります。

小論文の出題形式

大学が公表している小論文の出題意図は、「英米文化を中心とした人文学や社会に関する幅広い関心と基礎的知識、ならびにそれらをもとに自らの考えを論理的かつ的確に表現する力を評価する。本文に基づいた読解力を通じて、与えられたテーマの要点を的確に把握できるかを測るとともに、トピックに対する自分の考えを論理的に展開できるかを重視する」というものです。

形式は公開されている複数回で一貫しており、日本語の評論文を1本読ませ、本文中の下線部(キーワードや概念)について「これは何を指しているか」を説明させる設問が4問並び、最後に本文の主張に対する自分の意見を400字程度で述べさせるという構成でした。

設問問われること
問1〜問4本文中の概念・比喩・専門用語について、本文に即して意味を説明する。字数の指定はなく、本文の文脈を踏まえた説明が求められる。
問5著者の立場や危惧に対する自分の意見、あるいは提示された論点についての考えを400字程度で述べる。

題材は、公開されている問題では難民の受け入れと定住支援、ヨーロッパとアメリカの関係および英語の拡大がもたらす影響、アメリカ社会の価値観と人文学の関わりといったテーマが扱われていました。いずれも英米・欧米の文化や現代社会をめぐる論説で、学科の学びと直結する範囲から選ばれています。英語で書かれた文章ではなく日本語の文章を読んで日本語で答える形式である点も押さえておいてください。

英語の出題形式

英語の出題意図として大学は、「英語の新聞記事などを題材に、語彙・文法・読解・英作文の各側面から英語運用力を総合的に評価する。編入後に本学の授業を英語で理解し、積極的に学修を進めるために必要な総合的英語力を確認することを目的とする」と説明しています。実際の構成は3部構成でした。

大問形式問われる力
[1] 長文読解英文記事を読み、指定語の語義を英英定義の選択肢から選ぶ/指示語が指す内容を日本語で具体的に説明する/下線部を4か所和訳する語彙の推測、指示関係の把握、和訳の精度
[2] 語彙・文法短文の空所に入る語句を4択から選ぶ形式が10問時制・仮定法・接続詞・語法・派生語の知識
[3] 自由英作文編入後に専攻したい領域とその理由を100〜200語程度の英語で書くまとまった量の英語を構成して書く力

読解の題材は英字新聞やニュースサイトの記事から採られており、公開されている問題では人工知能と人間の理解、日本のオーバーツーリズム、学校での携帯電話の使用規制といった時事的なテーマが使われていました。特別な文学的知識ではなく、一般紙レベルの英文を正確に読み、日本語に落とせるかが問われています。

自由英作文は、公表されている複数回でいずれも「編入後に専攻したい領域とその理由を100〜200語程度の英語で書く」という同じ課題でした。つまり、志望理由を英語で語る原稿は、事前に用意して繰り返し推敲しておけます。準備の効果がそのまま点に反映される部分なので、最優先で仕上げてください。

英米文化学科の対策

  • 120分の配分を決めておく。小論文は400字の論述を含み、英語は和訳4か所と100〜200語の英作文を含みます。どちらも書く量が多いので、「小論文60分・英語60分」など自分の配分を決め、その時間で通す練習を必ず行ってください。時間切れが最も起こりやすい試験です。
  • 志望理由を英語と日本語の両方で完成させる。英語では自由英作文、日本語では出願書類の志望理由書と面接で、同じことを問われます。「英米文化学科のどの領域を、なぜ学びたいのか」を1本の軸として書ききれば、3か所で同時に効きます。学部サイトで公開されている教員の専門分野やカリキュラムを見て、具体的な領域名まで落とし込んでください。
  • 和訳の練習を書いて行う。下線部和訳は毎回出ています。頭の中で意味が取れることと、日本語として通る訳文を書けることは別物です。訳した文を音読して、日本語として不自然でないかを確認する習慣をつけましょう。
  • 語彙は「英英定義で選ばせる」形式に備える。読解の設問では、単語の意味を英語の定義文から選ばせる形式が使われています。単語帳の日本語訳だけを覚えていると対応しづらいので、英英辞典の定義に触れる時間を作ってください。
  • 時事英語に触れ続ける。題材は英字新聞やニュース記事です。週に数本、教育・観光・テクノロジー・社会問題などの記事を読む習慣が、そのまま読解対策と小論文のネタ集めを兼ねます。
  • 小論文の「下線部説明」に慣れる。本文中の概念を自分の言葉で説明する設問は、要約力と語彙力の両方を使います。評論を読んだら、キーワードを3つ選んで各100字程度で説明する練習を重ねてください。

面接と志望理由書

両学科とも、筆記試験の後に13時から面接試験が行われます。募集要項には「志望理由等に関して面接を行う」とだけ書かれており、時間や形式の指定はありません。合否は筆記と面接を総合して判定されるため、面接を軽く見ることはできません。

人文学部には、5学部のうちこの学部だけに課される出願書類として志望理由書があります。所定用紙に書く形式で、文字数の制限はありません。制限がないということは、量の目安がない代わりに、内容の密度で差がつくということです。次の3点を軸に組み立てると、面接での深掘りにも耐えられます。

  1. 今の学びと、これから学びたいことのつながり。短期大学・専門学校・別の大学で何を学び、その延長線上でなぜ人文学部なのかを、具体的な科目名や経験に紐づけて書きます。
  2. なぜ日本文化学科/英米文化学科なのか。人文学部は言語文化・思想文化・歴史文化・環境文化という4つの専門科目群で構成されています。自分の関心がどの領域に対応するのかを名指しできると、志望が具体的に見えます。
  3. 卒業後にどう使うのか。教員、日本語教員、司書、学芸員(1部のみ)など、学部で取得できる資格と結びつけると説得力が増します。資格を目指すなら、履修計画の見通しも触れておくと準備の本気度が伝わります。

面接では志望理由書に書いた内容がそのまま質問の起点になります。書いた内容は必ず自分の言葉で説明できる状態にしてから提出してください。提出書類は一度提出すると返却されないため、手元にコピーを残し、面接直前に読み返せるようにしておきましょう。

出願手続きのチェックリスト

2027年度Ⅰ期の出願は2026年9月25日から10月2日、Ⅱ期は2027年1月12日から1月22日です。この記事の更新時点(2026年8月6日)では、Ⅰ期の出願開始まで2か月弱あります。逆算して次の順で動いてください。

  1. 1. 試験要項と出願書類を取り寄せる編入学・転入学試験の要項はPDFで公開されていますが、出願書類(願書などの所定用紙)はPDFに含まれていません。大学の資料請求ページから請求する必要があります。願書がなければ出願できないので、これを最初に済ませてください。
  2. 2. 出願資格を条文と突き合わせる自分がどの区分に当たるかを確認します。在学中の人は修得単位が62単位以上になる見込みかどうかを、成績表で数えてください。専修学校・専攻科・外国の学校からの出願、および大学(6年制)・外国の大学からの出願は、出願前に人文学部事務室への問い合わせが必要です。
  3. 3. 証明書を手配する(出願の3〜4週間前)必要になるのは、卒業(修了)証明書または卒業見込証明書、在学証明書または在籍期間証明書、成績証明書などです。各種証明書は出願前3か月以内に出身校の長が作成したものに限られ、成績証明書は厳封が必要です。氏名が旧姓で発行される場合は戸籍抄本も併せて提出します。発行には日数がかかるので、Ⅰ期なら9月上旬までに依頼を出しておきましょう。
  4. 4. 志望理由書を書き上げる(出願の2週間前)所定用紙に黒のボールペン(消せるボールペンは不可)で記入します。下書きを別紙で完成させてから清書してください。文字数の制限がないぶん、構成を練る時間が必要です。
  5. 5. 検定料30,000円を振り込む振込用紙は願書と一体になっています。振込期限は出願期間の最終日で、期限厳守です。領収印を確認し、願書の検定料領収印欄にも押印を受けてください。北洋銀行の本支店なら振込手数料は無料です。
  6. 6. 出願書類を提出する(期間内必着)直接持参するか、本学所定の封筒を用いて「書留」「速達」で郵送します。消印有効ではなく期限内必着なので、郵送事情を見て早めに手続きしてください。複数の学部に出願する場合は、学部ごとに書類一式が必要です。
  7. 7. 受験票の到着を確認する受験票は出願期間終了後に郵送されます。試験日の3日前までに届かない場合は人文学部事務室に問い合わせが必要です。届かないまま当日を迎えないよう、カレンダーに確認日を入れておきましょう。
  8. 8. 試験当日筆記試験は10時開始、面接試験は13時からです。試験開始後20分以上の遅刻は受験が認められません。会場は豊平キャンパスで、地下鉄東豊線の学園前駅が最寄りです。昼をまたぐ長い1日になるので、昼食と体調管理の準備も忘れずに。

Ⅰ期とⅡ期の使い分けと併願設計

人文学部には年2回の受験機会があります。どちらを本命にするかは、合格発表と入学手続の日程から逆算するのが合理的です。

Ⅰ期を受けるときの注意点

Ⅰ期の合格発表は2026年11月13日、入学手続期間は11月13日から11月25日です。手続時には1部で792,000円、2部で403,000円を納める必要があります。この時期はまだ他大学の編入試験が続いている場合が多く、他校の結果を待ってから判断するという選択が取りにくい点は理解しておいてください。要項には手続期間内に所定の手続きをしない場合は入学を許可しないと明記されています。

Ⅱ期を受けるときの注意点

Ⅱ期の試験日は2027年2月26日、合格発表は3月12日、入学手続は3月18日までです。多くの大学の編入試験が終わった後の日程なので、他校の結果を見たうえで受けられます。ただし募集人員は「若干名」のままで、Ⅰ期で必要な人数が確保された場合にどう扱われるかは要項に記載がありません。Ⅱ期だけを狙う設計はリスクが高く、可能ならⅠ期から受けることをおすすめします。実際、公表データでも年度によって合格者が1名にとどまることがあります。

学内の他学部との併願

北海学園大学の編入学・転入学試験は学部ごとに試験日が分かれています。2027年度の日程を並べると次のとおりで、日程上は複数学部の併願が可能です。

学部試験日(Ⅰ期/単一日程)試験日(Ⅱ期)
工学部2026年8月28日2027年2月24日
法学部(3年次)2026年10月3日2027年2月12日
人文学部2026年10月24日2027年2月26日
経済学部2026年11月7日(1日程のみ)
経営学部2026年11月28日2027年2月20日

ただし併願する場合は、学部ごとに出願書類一式と検定料が必要です。また試験科目は学部ごとにまったく異なります(法学部は法学または政治学と英語、経済学部は英語と経済学、経営学部は経営学と英語)。人文学部の対策は日本語の記述・論述が中心であり、他学部と共通して使える部分は多くありません。数を打つより、人文学部の筆記に時間を集中させたほうが合格には近づきます。

日程は2027年度の要項にもとづく情報です。学部によって試験日・出願期間が異なるため、併願を検討する場合は各学部の要項欄を必ず自分で確認してください。

対策ロードマップ

Ⅰ期(2026年10月24日)を目標にした場合の進め方です。Ⅱ期を狙う場合は、それぞれの時期を4か月後ろにずらして読んでください。

  1. 試験の6か月前|土台づくりまず志望学科を決めます。日本文化学科と英米文化学科では準備の中身が別物なので、ここを先送りすると時間を失います。決めたら、公開されている過去の問題を1回分だけ時間を計らずに解き、自分に何が足りないかを言語化してください。日本文化学科なら漢字・語彙と要約、英米文化学科なら和訳と英作文が最初の課題になるはずです。並行して、人文系の新書を読んで100字要約を書く習慣を始めます。
  2. 試験の4か月前|書く量を増やす週に1本、まとまった論述(日本文化学科なら100字要約と説明記述、英米文化学科なら400字の意見論述)を書き、必ず誰かに読んでもらいます。添削の往復回数が、この試験の仕上がりを決めます。英米文化学科の人は、自由英作文の原稿(100〜200語)をこの時期に完成させ、以降は暗唱できるまで磨き込んでください。
  3. 試験の3か月前|出願準備と並走7月から8月にかけて、資料請求と証明書の手配を進めます。志望理由書の下書きもこの時期に着手してください。学習面では、日本文化学科は字数制限つきの記述を毎日1問、英米文化学科は英文記事の和訳を週2本という形で、量を落とさず継続します。
  4. 試験の2か月前|通し演習を始める公開されている問題を使い、本番と同じ10:00〜12:00の枠で解きます。英米文化学科は小論文と英語を続けて解き、自分の時間配分が現実的かを確認してください。ここで初めて「時間が足りない」ことに気づく人がほとんどです。
  5. 試験の1か月前|出願と面接準備9月25日から出願が始まります。書類を提出したら、志望理由書の控えをもとに面接の想定問答を作ります。「なぜ編入か」「なぜ北海学園大学か」「なぜこの学科か」「入学後に何を研究したいか」「卒業後にどうしたいか」の5つは必ず答えを用意してください。1部志望なら、資格取得の計画についても聞かれる可能性を想定しておきます。
  6. 試験の2週間前|仕上げ新しい教材には手を出さず、これまでに書いた答案を読み返して、指摘された弱点を1つずつ潰します。漢字・語彙、頻出の文法事項など、暗記で埋まる部分を最後に固めます。受験票が届いているか、会場までの経路と所要時間を確認してください。
  7. 前日・当日持ち物は受験票と筆記用具、時計(通信機能のないもの)、昼食。辞書の持込条件は学部ごとにばらばらで、2027年度の要項で明記されているのは経済学部(英和辞典1冊または通信機能のない電子辞書1台)、経営学部(英和辞書1冊のみ・電子辞書不可)、法学部(英和辞典1冊と六法全書1冊・電子辞書不可)の3学部だけです。人文学部と工学部の欄には辞書に関する記載がありません。英米文化学科は英語が課される科目なので、持込の可否は必ず事前に人文学部事務室へ確認し、他学部の条件を自分に当てはめないでください。会場到着は集合時刻の30分前を目安にします。

入学後に知っておきたいこと

単位の認定

編入前に修得した単位がどこまで認定されるかについて、2027年度の編入学・転入学試験要項には一律の基準が示されていません。認定は出身校で修得した科目の内容にもとづいて個別に判断されるため、「62単位そろえたから62単位が認定される」とは限りません。前述のとおり、人文学部の必修科目に相当する科目を修得していない場合は入学後に履修することになります。認定の見通しが履修計画や卒業時期に直結するので、出願前の段階で人文学部事務室に相談しておくことをおすすめします。手続時には最終の成績証明書の提出も求められます。

人文学部の学びの構成

人文学部は「文化を学ぶ、世界と繋がる」をモットーに、言語文化・思想文化・歴史文化・環境文化という4つの専門科目群で構成されています。言語文化は言語システムと文学的文献、思想文化は哲学・宗教・芸術、歴史文化は日本と欧米の歴史、環境文化はフィールドワークによる生活様式の探究を扱います。3年次には「日本文化専門演習」「英米文化専門演習」が置かれ、4年次の卒業研究へつながる構成です。編入生は3年次から入るため、いきなり専門演習の学年に合流することになります。志望理由書と面接で研究したいテーマを具体的に語れるようにしておくことは、入学後にもそのまま役立ちます。

副専攻課程

人文学部では2025年度から副専攻課程が始まっています。日本文化学科の学生が「英米文化」を、英米文化学科の学生が「日本文化」を副専攻にできるほか、英語以外の外国語(ドイツ語、フランス語、中国語、ロシア語、韓国・朝鮮語)を副専攻にすることもできます。学科選びで迷っている人にとっては、入学後にもう一方の領域へ手を伸ばせる余地があるという点が判断材料になります。ただし編入生は在学期間が2年間なので、履修可能かどうかは入学時に確認してください。

英米文化学科の学習支援

英米文化学科には、英語を母語とする英語教育スタッフによる個別支援体制(イングリッシュ・アドバイザリー)と、外国人スタッフなどと英語で交流する「イングリッシュ・ラウンジ」が設けられています。海外研修としては、アメリカやカナダの大学での語学研修を行う「英米文化特別演習」(3週間)「国際文化特別演習」(3か月)が置かれています。編入後の2年間で英語力をもう一段伸ばしたいと考えている人には、この環境が志望理由の具体的な根拠になります。

よくある質問

北海学園大学人文学部の編入試験の倍率はどのくらいですか?

大学が公表している編入学・転入学試験の実施状況によると、人文学部(1部・2部、日本文化学科・英米文化学科の合計)の受験者数と合格者数は、2023年度が7名・5名、2024年度が4名・2名、2025年度が2名・1名、2026年度が9名・6名です。受験者数を合格者数で割った倍率は順に1.4倍、2.0倍、2.0倍、1.5倍となります。ただし受験者数が1桁の年が続くため、1人の増減で倍率が大きく動きます。倍率の数字そのものより、志望する学科の出題形式に対応できているかを基準に考えてください。

1部(昼間部)と2部(夜間部)はどちらを受けるべきですか?

試験科目は1部・2部で共通なので、選ぶ基準は入学後の生活と資格です。2部の授業は夕方から夜の時間帯に開講され、初年度納入金は1部の1,332,000円に対し2部は673,000円と大きく差があります。一方で、人文学部で取得できる資格のうち学芸員と社会教育主事は1部のみが対象です。学芸員を目指すなら1部を選ぶ必要があります。なお1部で受験する場合は、募集要項により願書に第2志望を記入できます。

北海学園大学人文学部の編入試験の出願資格を教えてください。

2027年度の3年次編入学・転入学の出願資格は、大学(4年制)に2年以上在学し相当単位を修得または修得見込みの人、大学を卒業または卒業見込みの人、短期大学または高等専門学校を卒業または卒業見込みの人、文部科学大臣の定める基準を満たす専修学校専門課程を修了または修了見込みの人、高等学校等の専攻科のうち基準を満たすものを修了した人、外国の短期大学を卒業した人などです。人文学部にはこれに加えて、外国籍の人は原則として入学時までに在留資格を取得できることという条項があります。在学中の人に必要な相当単位は、人文学部の場合62単位以上です。

試験科目と試験時間はどうなっていますか?

日本文化学科は日本文化に関する総合問題、英米文化学科は英米文化に関する小論文および英語(Reading・Writingを含む運用力に関するもの)が課されます。募集要項の時間割では、いずれの学科も筆記試験が10時から12時、面接試験が13時から終了までとなっています。面接では志望理由等に関して質問されます。合否は筆記試験と面接試験の結果を総合的に評価して判定されます。

過去問は入手できますか?

北海学園大学は公式サイトの入試情報ページで、人文学部の編入学・転入学試験の問題と解答例、出題の意図を公開しています。日本文化学科は受験者がいなかった年度は公表されないため、公表状況は年度によって異なります。なお本文中の掲載は著作権の観点から控えており、この記事では出題形式と出題分野の傾向のみを整理しています。

社会人枠や指定校推薦の枠はありますか?

2027年度の編入学・転入学試験要項では、社会人特別編入学・転入学試験の対象は経済学部と経営学部2部、協定校推薦編入学試験の対象は経済学部・経営学部・法学部です。人文学部が実施しているのは一般編入学・転入学試験のみで、社会人枠や協定校推薦枠はありません。社会人の方も一般の区分で出願することになります。

対策はいつから始めればよいですか?

Ⅰ期を目指す場合、2027年度は出願が2026年9月25日から10月2日、試験日が2026年10月24日です。日本文化学科は漢字や語彙を含む記述式と論述式、英米文化学科は小論文と英語(読解・語彙文法・自由英作文)が課され、いずれも書く力が中心になるため、答案を書いて添削を受ける往復の回数が仕上がりを左右します。半年前に出題形式を確認して素材集めと基礎固めを始め、3か月前から答案作成に移り、直前1か月は時間を計った通し演習に充てる進め方が現実的です。

まとめ

北海学園大学人文学部の編入学・転入学試験は、日本文化学科と英米文化学科、1部と2部という4つの募集単位に対して、年2回(Ⅰ期・Ⅱ期)実施される3年次編入です。実施しているのは一般の区分だけで、社会人枠や協定校推薦枠はありません。

大学が公表している実施状況を見ると、受験者数は年度によって2名から9名、倍率は1.4倍から2.0倍の範囲にあります。ただし母数が小さく、受験者全員が合格した年もあれば、受験者がいたのに合格者が出なかった募集単位もあります。倍率を眺めるより、筆記試験で求められる「書く力」に自分が届いているかどうかで判断してください。

準備の中心は、日本文化学科なら日本語の評論文を正確に読んで字数内に要約・説明する力、英米文化学科なら小論文の400字論述と、英語の和訳・語彙文法・100〜200語の自由英作文です。とくに英語の自由英作文は公開されている複数回で同じ課題が出ており、事前に原稿を仕上げておけばそのまま得点につながります。人文学部だけに課される志望理由書と、面接での深掘りにも同じ内容が効きます。

2027年度Ⅰ期の出願は2026年9月25日から10月2日です。まずは大学の資料請求ページから出願書類を取り寄せ、証明書の手配を始めるところから動き出してください。日程・科目・出願資格は毎年更新されるため、出願前には必ず大学が公表する最新の募集要項の原本を確認しましょう。

この記事について

監修: オンライン編入学院(株式会社BearBee)。本記事は、2年連続合格者数No.1※の大学編入予備校オンライン編入学院が監修しています。試験概要・日程・出願資格は北海学園大学が公表する2027年度編入学・転入学試験要項をもとに、倍率は同大学が公表する各年度の入学者選抜に関する情報をもとに整理し、毎年度確認・更新しています。出題傾向は同大学が公開している入試問題および出題の意図をもとに、オンライン編入学院が形式面を分析したものです。

※調査対象期間:2024/4〜2026/3 TPCマーケティングリサーチ(株)調べ|最終更新: 2026年8月6日

関連記事

人文学系の一覧へ戻る

LINEで無料相談を予約