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3年次編入できる大学一覧

3年次編入できる大学一覧|出願できる人・試験科目・スケジュール

編入試験は大学ごとに出願資格も科目も違います。いまの学年・在籍区分で受けられる大学がどこかは、条件を突き合わせて初めて分かります。

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3年次編入とは、短大・高専・専門学校を卒業した方や、大学に2年以上通った方が、別の大学の3年生(3年次)として入り直す制度です。編入といえばまずこれ、という一番の主流ルートです。‌​‌​‌​‌‌‌​‌‌‌​​​​​‌​‌‌​‌​‌‌​‌‌‌​

ただ、志望校を偏差値から選びはじめると、たいてい途中で行き止まります。3年次編入でいちばん多い落とし穴は、学力ではなく「そもそも出願できるかどうか」だからです。早稲田大学の法学部・文学部・教育学部は、出願できるのは学士(大学を卒業した人)だけ。東京大学の工学部は高専からのみ。国際教養大学の3年次にいたっては、英語で2年以上学び、うち1年は海外で学んだ人という条件が付きます。どれも学力以前の話です。

3年次編入を実施しているのは275大学・828学部で、編入試験を行っている学部全体の約86%にあたります。編入の入り口としては、これがいちばん広いということです。だからこそ、絞り方を間違えると候補が多すぎて動けなくなります。

この記事では、まず「誰が出願できるか」で大学を仕分けた一覧を用意しました。そのうえで、出願資格・必要な単位・試験科目・年間スケジュール・倍率の読み方まで、志望校を決めるのに要る順番で並べています。自分が出願できる大学を確定させてから、対策に進んでください。

学部系統から先に絞りたい方は、経済学部経営学部・商学部法学部文学部工学部情報学部など、学部系統ごとの実施大学一覧から入るほうが早く決まります。

62大学から出願するとき
必要な単位の目安
10難関66学部のうち
学士しか出願できない数
6〜11月試験が集中する時期
(理系の国公立は夏)

3年次編入とは?2年次編入との違い

大学編入は、高校からの一般入試とは別に、大学の途中の学年から入学する制度です。入る学年によって2年次編入3年次編入に分かれ、実施校の数でも受験者の数でも主流は3年次のほうです。

3年次編入は、それまでに修得した単位が認定され、残り2年で卒業を目指すのが基本形です。短大・高専・専門学校を出た方にとっては、そのまま学年をつなげて4年制大学の学士号を取りにいくルートになります。大学に通っている方にとっては、2年間の単位を持ったまま志望校を選び直す機会です。

一方の2年次編入は、認定される単位が少ない場合や、はじめから2年次で募集している大学に入る場合の選択肢です。難関大では「3年次はやっていないが2年次ならある」という大学もあるため、志望校が3年次で見つからないときは2年次も調べる価値があります。詳しくは2年次編入とは?実施大学一覧・試験科目・対策にまとめました。

名前の似た制度に学士入学があります。これは大学を卒業した方(学士)だけが対象の区分で、3年次編入とは出願資格がまったく違います。募集要項では同じ「3年次に入る試験」として並んでいることが多く、ここを読み違えると出願できません。次の節で具体的に見ていきます。

最初に確かめるのは偏差値ではなく「出願できるか」

3年次編入の募集は、出願できる人の範囲によって大きく3つに分かれます。この仕分けを先にやると、志望校選びが一気に速くなります。

タイプ1

学士だけが出願できる

大学を卒業した人(学士)に限る募集です。大学2年生・短大生・高専生・専門学校生は出願できません。早稲田大学の法学部・文学部・教育学部、法政大学の国際文化学部などがこの形です。難関私大に多く、社会人の学び直しルートとして機能しています。

タイプ2

高専・短大などに限る

出身校の種類で絞る募集です。東京大学の工学部は高専からのみ、東京科学大学は全学院とも短大・高専からのみ。理工系に多く、大学に在学中の方は出願できません。

タイプ3

幅広く出願できる

大学2年以上・短大・高専・専門学校・学士のいずれからでも出願できる募集です。京都大学、大阪大学、神戸大学、同志社大学、上智大学など、難関大の多くはここに入ります。今回まとめた偏差値65以上の66学部のうち、52学部がこのタイプでした。「難関だから門戸が狭い」わけではありません。

難関大の3年次編入【出願できる人つき一覧】

偏差値65以上の学部を難易度順に並べました。国公立と私立は分けています(偏差値は母集団が違うので、同じ表に並べても比べられません)。右の列が出願できる区分で、このように色が濃いものは、その区分しか出願できない=門戸が狭い募集を表します。

国公立大学

国公立は幅広く出願を受け付けている学部が多数派です。ただし高専など出身校を限定する募集はすべて国公立側にありました(東京大学の工学部、東京科学大学の全学院など)。理工系で顕著です。

難易度大学・学部出願できる区分
73.0京都大学
法学部
大学2年学士短大高専
73.0東京大学
工学部
高専
70.5京都大学
経済学部
大学2年学士短大高専
70.0東京科学大学
情報理工学院
短大高専
69.5京都大学
教育学部
学士
69.5国際教養大学
国際教養学部
大学1年大学2年学士短大高専専門学校
69.0大阪大学
文学部
学士
69.0大阪大学
法学部
大学2年学士短大高専
69.0大阪大学
経済学部
大学2年学士短大高専
69.0東京科学大学
工学院
短大高専
69.0神戸大学
法学部
大学2年学士短大高専
68.0北海道大学
工学部
学士高専
68.0大阪大学
人間科学部
大学2年学士短大高専
68.0東京科学大学
環境・社会理工学院
短大高専
67.0東京科学大学
物質理工学院
短大高専
66.5筑波大学
社会・国際学群
大学2年学士短大高専専門学校専攻科
66.0お茶の水女子大学
生活科学部
大学2年学士短大高専
66.0北海道大学
法学部
大学1年大学2年学士短大高専専門学校専攻科
66.0名古屋大学
情報学部
大学2年学士短大高専専門学校専攻科
66.0名古屋大学
教育学部
大学2年学士短大高専専門学校専攻科
66.0名古屋大学
文学部
大学2年学士短大高専専門学校専攻科
66.0名古屋大学
法学部
大学2年学士短大高専専門学校専攻科
66.0名古屋大学
経済学部
大学2年学士短大高専専門学校専攻科
66.0大阪大学
基礎工学部
高専
66.0東京科学大学
生命理工学院
短大高専
66.0横浜国立大学
経済学部
大学2年学士短大高専
66.0神戸大学
経営学部
大学2年学士短大高専
66.0神戸大学
経済学部
大学2年学士短大高専
65.5神戸大学
国際人間科学部
大学2年学士短大高専専門学校
65.5神戸大学
工学部
大学2年学士短大高専
65.0お茶の水女子大学
文教育学部
大学2年学士短大高専
65.0九州大学
法学部
大学2年学士短大高専専門学校
65.0大阪大学
工学部
高専
65.0東北大学
工学部
短大高専
65.0神戸大学
理学部
大学2年学士短大高専専門学校専攻科

私立大学

私立は学士だけに限る募集が目立ちます。上の国公立が2学部だったのに対し、私立はこの一覧の中で8学部。早稲田大学や法政大学の一部の学部がこれにあたり、社会人の学び直しルートとして機能しています。大学2年生・短大生・専門学校生が私立の難関を狙うときは、出願できる区分から先に確認してください。

難易度大学・学部出願できる区分
75.0早稲田大学
法学部
学士
71.5同志社大学
商学部
大学2年短大高専専攻科
71.0上智大学
文学部
大学2年短大高専
71.0上智大学
法学部
大学2年短大高専
71.0同志社大学
文学部
大学2年短大高専専門学校専攻科
70.5早稲田大学
教育学部
学士
70.5法政大学
国際文化学部
学士
69.5明治大学
文学部
大学1年学士短大高専専攻科
69.5青山学院大学
文学部
学士短大専門学校
69.0上智大学
外国語学部
大学2年短大高専
69.0中央大学
法学部
学士短大高専
69.0早稲田大学
基幹理工学部
学士短大高専
68.5上智大学
経済学部
大学2年短大高専
68.5早稲田大学
先進理工学部
学士
68.0中央大学
経済学部
大学2年学士短大高専
68.0立教大学
文学部
学士
68.0関西大学
商学部
大学2年学士短大高専専門学校専攻科
68.0関西大学
文学部
大学2年学士短大高専専門学校専攻科
68.0青山学院大学
法学部
学士
67.5法政大学
法学部
大学1年大学2年学士短大高専専門学校専攻科
67.5法政大学
経営学部
大学1年大学2年学士短大高専専門学校専攻科
67.5関西大学
法学部
大学2年学士短大高専専門学校専攻科
67.0早稲田大学
創造理工学部
学士
67.0法政大学
文学部
大学1年大学2年学士短大高専専門学校専攻科
67.0関西大学
社会学部
大学2年学士短大高専専門学校専攻科
66.5中央大学
文学部
学士
66.0関西大学
政策創造学部
大学2年学士短大高専専門学校専攻科
65.5同志社大学
理工学部
大学2年短大高専専門学校専攻科
65.5同志社大学
神学部
大学2年短大高専専門学校専攻科
65.0上智大学
総合人間科学部
大学2年短大高専
65.0武蔵大学
経済学部
学士短大専攻科

表は横にスクロールできます。偏差値は学部単位の目安で、編入試験そのものの難易度とは別物です。出願できる区分は年度によって変わります。必ず志望校が公表する最新の募集要項で確認してください。

注目したい大学【出願前に知っておきたい4校】

要項を読み込むと、一覧表の1行では伝わらない事情が出てきます。志望者が多く、かつ知らないと計画が崩れる4校を取り上げます。

早稲田大学|3年次編入ではなく「学士入学」

法学部・文学部・教育学部・創造理工学部・先進理工学部・基幹理工学部

「早稲田は編入をやっていない」と書かれていることがありますが、これは誤りです。早稲田大学入学センターの案内によると、2027年度は法学部・教育学部・文学部・基幹理工学部・創造理工学部・先進理工学部で学士入学・編入学試験を募集する予定です。

ただし多くが学士入学、つまり大学を卒業した方だけが対象の区分です。大学2年生や短大・専門学校からは出願できません。短大・高専から出願できるのは基幹理工学部で、その基幹理工学部は2027年度入試を最後に3年次編入学試験の募集を停止すると告知されています。翌年度以降を考えている方は、この告知を前提に志望校を組み直してください。

募集停止や区分の変更は、募集要項本体ではなく入学センターの「入試の変更点」に載ることがあります。要項のページだけを見ていると気づけません。

国際教養大学|3年次は「英語で2年・うち1年は海外」

国際教養学部(公立・秋田県)

国際教養大学の編入は年2回(春・秋入学)あり、併願可という珍しい条件です。ただし2026年度要項によると、3年次の出願資格は「原則として高等教育機関における2年以上の学修を英語で行った者(うち少なくとも1年間は海外の高等教育機関で学修した者)に限る」と定められています。国内の大学・短大で普通に学んできた方は、この時点で対象外になります。

一方で2年次のほうは門戸が広く、大学に1年以上在学して30単位程度を修得していれば出願できます。この大学を狙うなら、3年次ではなく2年次で考えるのが現実的です。選抜は書類審査に加えて英語小論文と面接で行われます。

静岡大学 情報学部|情報系を専攻していないと出願できない

情報科学科(国立・静岡県)

募集しているのは情報科学科だけで、行動情報学科・情報社会学科は編入を実施していません。そのうえで推薦・一般のどちらにも、「出身校で情報工学関連学科(情報工学科・電子情報工学科・情報通信工学科・制御情報工学科など)を専攻していること」という条件がかかります。短大・専修学校から出願する場合も理工系に限られます

大学が過去3年の受験状況を公表しており、受験者数を合格者数で割った値は10.00倍→2.00倍→1.57倍と大きく振れていました。母数が小さい試験では、前年の倍率をあてにできない典型です。詳しくは静岡大学情報学部の編入試験対策にまとめています。

岡山大学 理学部|2028年度から物理学科に筆記試験が加わる

数学科・物理学科・化学科・生物学科・地球科学科(国立・岡山県)

学科によって選抜方法がまったく違う大学です。2027年度までは数学科だけが専門科目の筆記試験+面接で、ほかの4学科は面接(口述試験を含む)のみでした。ところが2026年2月18日に、2028年度から物理学科の一般入試・推薦入試の両方と、数学科の推薦入試に、専門科目の筆記試験を加えると予告されました。

物理学科を「面接だけの試験」と思って口頭説明の練習に絞っていると、答案として書き切る力が足りないまま本番を迎えることになります。過去の受験記をそのまま信じるのが危ないことを示す実例です。詳しくは岡山大学理学部の編入試験対策をご覧ください。

出願資格と必要な単位数

出願資格は、出身校の種類ごとに次のように分かれます。自分がどの区分にあたるかで、必要な準備が変わります。

  • 短期大学・高等専門学校を卒業(見込み): 卒業そのものが資格になり、単位数の条件は付かないことが多い区分です
  • 専門学校(専修学校専門課程)を修了(見込み): 「修業年限2年以上」「修了に必要な総授業時間数1,700時間以上」といった条件が付くのが一般的です。専門学校から編入できる大学もあわせてご覧ください
  • 大学に2年以上在学し、所定の単位を修得: 62単位以上を求める大学が多い区分です。休学期間は在学期間に算入されません
  • 学士の学位を持っている: 学士入学として別区分で扱う大学があります。上の一覧で「学士」だけが濃く表示されている行がこれにあたります

62単位は「数」だけでなく「中身」も見られる

62単位という数字だけを見て安心しないでください。編入後に何単位認定されるかは、大学ごとの個別審査で決まります。同じ62単位でも、専門分野が近いほど多く認定され、分野を大きく変えるほど認定は減ります。

実際の例を挙げると、静岡大学情報学部では卒業要件124単位のうち全学教育科目28単位は全単位、自由科目は4単位を修得済みとみなす一方、専門科目は編入前の履修内容を1件ずつ審査して認定します。認定が少なければ、3年生になっても下級生向けの科目を並行して取ることになり、時間割が一気に密になります。在学年限を「2年以上4年以内」と定めている大学もあり、卒業までの年数はここで変わります。

自分の立場だとどれくらいの学部に出願できるのか

出願資格は大学ごとに違いますが、どの立場が広く受け入れられているかには、はっきりした傾向があります。編入を実施している学部のうち、その区分から出願できる学部の割合は次のとおりです。

いまの立場出願できる学部の割合
短期大学(卒業・卒業見込み)約9割
高等専門学校(卒業・卒業見込み)約8割
専門学校(専門士・高度専門士)約8割
大学卒業(学士)約8割
大学に2年以上在学約7割
高等学校等の専攻科約5割
大学に1年以上在学(2年次を狙う)約2割

短大・高専・専門学校からのルートがいちばん広いのが、この制度の実態です。編入は「大学生が入り直す制度」と思われがちですが、数のうえでは短大・高専・専門学校からの進学ルートとして設計されています。大学から出願する場合は、そのぶん選択肢が1〜2割狭くなり、さらに62単位という条件が乗ります。

大学1年生の段階で動きたい方は、選べる大学が2割程度まで絞られます。ここが2年次編入を検討する価値が出てくる分かれ目です。1年間待って3年次編入に回れば選択肢は3倍以上に広がるので、急いで2年次を狙うか、1年待って3年次で勝負するかは、志望校が2年次募集を持っているかどうかで決めてください。

英語のスコアが要る大学もある

英語を独自試験ではなくTOEIC・TOEFLのスコア提出で評価する大学が増えています。この方式で気をつけたいのは有効期間で、「試験日の2年前から出願まで」といった条件が付くのが一般的です。手元に古いスコアがあっても使えないことがあります。志望校を決めたら、まずスコアの要否と有効期間を確認し、受験日程を先に押さえてください。

試験科目と年間スケジュール

3年次編入の試験は、専門科目・英語・面接(口述試験)の組み合わせが基本です。重みの置き方で、おおまかに次の型に分かれます。

  • 専門科目+英語+面接: もっとも多い型。専門科目は志望学部の基礎(経済学ならミクロ・マクロ、工学なら数学と専門基礎など)が問われます
  • 専門科目+面接: 英語を課さない、または英語を外部スコアに置き換える大学
  • 面接(口述試験)のみ: 筆記を課さず、専門知識を口頭で問う形式。理学系や医療系に見られます
  • 小論文+面接: 専門科目の筆記を課さず、文章で論じる力を見る大学

「面接のみ」を軽い試験だと思わないでください。口述試験では専門科目の内容がそのまま問われますし、筆記を課す大学でも「筆記試験の内容を受けてさらに関連知識を試問する」と要項に書いている大学があります。覚えているだけでなく、口に出して説明できる状態が要ります。

試験の時期は文系と理系の国公立で半年ずれる

  • 前年の秋〜冬|志望校を絞る出願資格と必要単位を確認します。ここで「出願できない大学」を外すのが最優先。英語スコアが要るなら、この時期に受験計画を立てます
  • 春(4〜5月)|専門科目の基礎固め国公立の要項が出はじめます。募集要項は試験の1〜2か月前に公表されることが多く、油断すると出願期間が過ぎます
  • 初夏(6〜8月)|理系の国公立が本番理系の国公立はここに7割が集まり、6月だけで4割近くを占めます。出願は5月開始が最も多く、動き出しが半年早くなります。出願期間が1週間程度と短い大学もあります
  • 秋(9〜11月)|文系と、理系の私立が本番文系は国公立・私立とも6割以上がここに集まります。理系でも私立は秋が中心です。国公立の結果を見てから出願できる大学もあり、ここが併願設計の要になります
  • 冬(12〜2月)|後期日程・2次募集欠員が出た場合に実施する大学があります。最後まで情報を追う価値があります

併願はこう組む

編入試験は、日程が重ならなければ何校でも併願できます。一般入試と違い、国公立同士の併願も制度上は可能です。これが編入のいちばん大きな利点です。

ただし同じ大学の中では「出願できるのは1学部・1学科のみ」と定めている大学が多く、学内併願はできないと考えてください。また同一大学の全学部が同じ日に試験を行う私立大学もあり、その場合も学内併願は不可能です。

関西で探すなら京都大学・大阪大学・神戸大学・同志社大学・関西大学、関東なら筑波大学・横浜国立大学・法政大学・青山学院大学など、国公立(夏)と私立(秋)を組み合わせると日程が重なりにくくなります。地域をまたぐ場合は移動と宿泊も含めて計画してください。

倍率と難易度の読み方

編入の倍率は、一般入試と同じ感覚で読むと判断を誤ります。理由が3つあります。

  • 母数が小さく、数字が暴れる。受験者が10〜20名規模の試験では、合格者が1名増えるだけで倍率が半分になります。前年の倍率は参考程度にとどめてください
  • 合格者の多くが入学を辞退する。併願が一般的なので、合格者数と入学者数の差が大きくなります。大学は辞退を見込んで募集人員より多く合格を出すことがあり、「若干名」でも実際は数名合格しているケースがあります
  • 非公表の大学が多い。入試結果のページに無くても、「教育情報の公表」や大学のデータ集に編入学者数が載っていることがあります。1か所を見て「非公表」と決めつけないでください

倍率よりも実務的に効くのは受験できる回数です。出願できる大学を早く洗い出し、日程の重ならない組み合わせを作った人ほど、合格の可能性は上がります。

3年次編入のメリットと注意点

メリット

  • 志望する大学で学び直せる。一般入試で希望どおりにならなかった方も、学びたい分野が変わった方も、単位を持ったまま選び直せます
  • 試験科目が少ない。専門科目と英語が中心で、共通テストのように多科目を横断する必要がありません。そのぶん対象科目は深く問われます
  • 併願の自由度が高い。日程が重ならなければ国公立同士でも併願できます

注意点

  • 入学後の負担が大きい。認定されなかった単位を取り直しながら、3・4年の専門科目と卒業研究を進めます。時間割が過密になりやすく、計画が要ります
  • 情報が少ない。過去問も体験談も出回る量が限られ、要項の公表時期も大学ごとにばらばらです。志望校を決めたら、その大学の入試情報を定期的に見る習慣をつけてください
  • 人間関係を作り直す必要がある。3年生から入るため、ゼミ選びが編入直後に重なる大学もあります

よくある質問

3年次編入は誰でも受けられますか?

受けられません。短大・高専・専門学校の卒業(見込み)者、大学に2年以上在学して所定の単位を修得した方、学士の学位を持つ方などが対象で、大学・学部ごとに出願できる区分が違います。学士だけに限る募集、高専だけに限る募集もあるため、志望校の要項で自分が該当するかを最初に確認してください。

3年次編入で何校まで併願できますか?

試験日が重ならなければ校数の制限はありません。一般入試と違い国公立同士の併願も制度上は可能です。ただし同じ大学の中では1学部・1学科のみと定めている大学が多く、学内併願はできないと考えてください。

62単位あれば必ず出願できますか?

62単位は「大学に2年以上在学して出願する場合」の目安です。短大・高専・専門学校から出願する場合は卒業(見込み)そのものが資格になります。また単位は数だけでなく中身も見られ、編入後に何単位認定されるかは大学ごとの個別審査で決まります。

編入すると卒業は遅れますか?

認定される単位の数によります。3年次編入は残り2年で卒業する前提の制度ですが、専門分野を大きく変える場合は認定が少なくなり、在学期間が延びることがあります。在学年限を「2年以上4年以内」と定めている大学もあります。単位認定の方針は出願前に確認してください。

早稲田大学や慶應義塾大学に編入できますか?

早稲田大学は実施しています。入学センターの案内によると、2027年度は法学部・教育学部・文学部・基幹理工学部・創造理工学部・先進理工学部で学士入学・編入学試験を募集する予定です。ただし多くが学士入学(大学卒業者が対象)で、基幹理工学部は2027年度入試を最後に3年次編入学試験の募集を停止すると告知されています。実施の有無・区分は学部ごとに違うため、志望学部の要項を直接確認してください。

倍率が高い大学は避けたほうがよいですか?

倍率だけで判断する必要はありません。編入試験は募集人員が少なく合格者の多くが辞退するため、公表される数字が実際の入りやすさをそのまま表さないことがあります。母数が小さい試験では年度による振れも大きくなります。出願資格を満たせるか、試験科目が自分の得意分野と合うか、日程が併願できるかを優先して選ぶことをおすすめします。

2年次編入と3年次編入はどちらがよいですか?

持っている単位と、志望校がどちらを募集しているかで決まります。3年次のほうが実施校は多い一方、難関大では「3年次はないが2年次ならある」という大学もあります。国際教養大学のように、3年次は出願要件が厳しく2年次のほうが門戸が広い例もあります。両方を調べたうえで選んでください。

あとは、いまの自分の位置から何を先にやるかです。志望校と現在の状況をうかがったうえで、順番を整理します。

無料相談で何から始めるか聞く

ボタンを押すとオンライン編入学院の公式LINEが開きます。相談は無料で、志望校がまだ固まっていない段階でも大丈夫です。

まとめ

3年次編入で最初にやることは、偏差値表を眺めることではなく、自分が出願できる大学を確定させることです。難関大でも幅広く出願を受け付けている大学は多く、逆に名前の通った大学ほど「学士のみ」「高専のみ」と絞っていることがあります。

出願できる大学が決まったら、必要な単位と英語スコアの要否を確認し、国公立(6〜7月)と私立(9〜11月)で日程の重ならない組み合わせを作ってください。試験科目が絞られていて併願の自由度が高いことが、編入という制度のいちばんの強みです。そこを活かせるかどうかで結果が変わります。

この記事について

監修: オンライン編入学院(株式会社BearBee)。本記事は、2年連続合格者数No.1の大学編入予備校オンライン編入学院が監修しています。

出願できる区分の一覧は編入総研の大学分類データにもとづき、個別に取り上げた4校の内容は各大学が公表する募集要項・入学センターの告知・入試結果を出典としています。出願資格と日程は年度ごとに変わるため、出願前には必ず志望校が公表する最新の募集要項を確認してください。

※調査対象期間:2024/4〜2026/3 TPCマーケティングリサーチ(株)調べ|最終更新: 2026年8月7日

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