東京科学大学歯学部(口腔保健工学専攻)の編入試験対策|倍率・対策ロードマップ
結論:東京科学大学歯学部の編入試験はこんな試験
東京科学大学(旧・東京医科歯科大学)歯学部で編入学を実施しているのは、歯学部口腔保健学科口腔保健工学専攻の「2年次編入学試験」だけです。歯科医師を養成する歯学科への編入学制度は確認できません。募集人員は5名という少数選抜で、2027年度(2026年6月2日実施)の選抜方法は学力検査(外国語・英語)・小論文試験・面接試験の3項目(各100点・計300点)です。大学が公表する入試実施状況によると、実質倍率(受験者数÷合格者数)は2025年度入学が2.0倍、2026年度入学が3.0倍でした。出願資格は歯科技工士を養成する専修学校の卒業者に加え、高等専門学校・短期大学・大学の卒業者(出身分野は問わない)も対象になる、間口の広い制度です。一方で出願期間はわずか1週間、出願書類には1,200字以内の「志望動機と卒業後の展望」も含まれます。この記事では、大学公式の募集要項(令和8年度・令和9年度)にもとづいて、試験の全体像・倍率の推移・出願手続き・対策の考え方までを整理しました。
まず確認したい:この試験は誰のための制度か
東京科学大学歯学部には、歯科医師を養成する「歯学科」と、口腔保健の専門職を養成する「口腔保健学科」(口腔保健衛生学専攻・口腔保健工学専攻)があります。編入学制度があるのは口腔保健学科口腔保健工学専攻だけで、これは「歯科技工士(= 歯科医師の指示のもと、義歯や詰め物などの歯科技工物を製作する国家資格)」に関連する高度な知識・技術を、口腔保健工学の専門家として学ぶ2年次編入学の制度です。募集要項の記載によれば、この編入学の目的は「歯科技工士としての基礎的な知識と技術をすでに修得した者、あるいは高等専門学校、短期大学および大学を卒業した者に対して、高度な口腔保健工学の知識および技術を教育する場を提供し、口腔保健工学分野における専門職業人として、国際社会に貢献し、歯科医療のみならず保健・医療・福祉など幅広い場において、口腔保健工学分野の指導的役割を果たせる人材を育成する」こととされています。歯科医師を目指すルートではない点を、出願前に必ず確認してください。
試験概要(最新要項データ)
2027年度2027年度(2027年4月入学・2026年6月実施)の募集要項にもとづくデータです。この節は毎年の要項公表に合わせて更新されます(更新日: 2026-08-05)。
| 入学年次 | 第2年次(編入学)。3年次編入ではありません |
|---|---|
| 募集人員 | 5名(1年次入学定員は10名) |
| 出願期間 | 2026年5月7日(木)10時〜5月13日(水)15時(Web出願サイト登録期間) 出願書類は同期間内に書留速達郵便で必着 |
| 試験日程 | 2026年6月2日(火)学力検査9:00〜10:00/小論文試験10:30〜11:30/面接試験12:45〜 ※志願者多数の場合、面接は6月3日(水)に実施されることがある |
| 選抜方法・配点 | 学力検査(外国語・英語)100点/小論文試験100点/面接試験100点(提出書類の「志望動機と卒業後の展望」を面接で活用) |
| 出願資格 | (1)歯科技工士を養成する専修学校の専門課程(修業年限2年以上・総授業時間数1,700時間以上等の基準を満たすもの)を修了した者及び2027年3月修了見込みの者/(2)高等専門学校又は短期大学を卒業した者及び2027年3月卒業見込みの者/(3)大学を卒業した者及び2027年3月卒業見込みの者 |
| 合格発表 | 2026年6月26日(金)13時(合否照会システムは参考閲覧、正式には結果通知で確認) |
| 入学手続期間 | 2026年6月29日(月)〜7月3日(金)17時必着 |
| 入学検定料 | 30,830円(検定料30,000円+郵送料830円。Web出願サイト手数料は別途) |
| 入学料・授業料 | 入学料282,000円、授業料年額642,960円(いずれも2025年度実績) |
| 試験会場 | 東京科学大学 湯島キャンパス(旧・東京医科歯科大学、東京都文京区湯島1-5-45) |
出願資格の詳細な要件・提出書類の様式などは、必ず東京科学大学が公表する最新の募集要項(大学公式サイトで「東京科学大学 口腔保健工学専攻 編入学」と検索)で確認してください。本記事は学習計画づくりのための参考情報です。
出願手続きの実務(チェックリスト)
出願期間は2026年5月7日〜5月13日のわずか1週間で、出願書類は書留速達郵便での提出のみ、大学窓口へ直接持参しても受理されません。募集要項が示す提出書類をもとに、準備の順序を整理しました。
- 出願資格の確認: 自分がどの区分(専修学校専門課程修了/高専・短大卒業/大学卒業)に該当するかを確認します。出願時点で卒業前の在学中でも、2027年3月の卒業・修了見込みであれば出願できます。
- 証明書類の手配: 卒業(見込)証明書・成績証明書(出願資格(2)(3)の者)、または専修学校専門課程修了(見込)・成績証明書(様式2。出願資格(1)の者。単位ごとの時間数を学校長に証明してもらう必要があります)を、発行に時間のかかることを見越して早めに依頼します。
- 出願資格・履歴調書(様式1)の作成: 学歴欄には高等学校・高等専門学校卒業(見込み)からのすべての学歴を記入します。
- 志望動機と卒業後の展望(1,200字以内)の作成: Web出願システムに入力する書類で、面接時にも活用されます。出願期間の直前に慌てないよう、早めに文章化しておきます。
- 受験上の配慮が必要な場合: 障害等により受験上の配慮を希望する場合の事前相談期限は、試験のおよそ1か月半前(2027年度は2026年4月21日)です。該当する場合は早めに大学入試課へ連絡します。
- 入学検定料の準備: 30,830円(Web出願サイトの手数料は別途)。
- 出願: 2026年5月7日〜5月13日15時までにWeb出願サイトに登録し、同期間内(17時必着)に書類一式を書留速達郵便で郵送します。
必要書類の正式なリストと様式は年度ごとに変わる可能性があります。必ず東京科学大学が公表する最新の募集要項で確認してください。
難易度・倍率(大学公表データ)
東京科学大学の募集要項には「入学者選抜実施状況」として、前年度分の志願者数・受験者数・合格者数が掲載されています。令和8(2026)年度要項と令和9(2027)年度要項の両方を確認し、直近2年分を整理しました(出典: 東京科学大学 歯学部口腔保健学科口腔保健工学専攻 2年次編入学生募集要項〔令和8年度・令和9年度〕記載の入学者選抜実施状況。実質倍率は 受験者数÷合格者数 で編入総研編集部が計算)。
| 年度(入学年度) | 募集人員 | 志願者 | 受験者 | 合格者 | 実質倍率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2025年度 | 5名 | 6名 | 6名 | 3名 | 2.0倍 |
| 2026年度 | 5名 | 3名 | 3名 | 1名 | 3.0倍 |
このデータから読み取れる点を整理します。
- 志願者数と受験者数が一致しています。出願した人は全員が実際に受験しており、出願を辞退した人はいません。
- 実質倍率は2.0倍→3.0倍に上昇していますが、これは志願者が6名から3名へ半減する一方、合格者が3名から1名へ減ったことによるものです。募集人員5名に対し合格者は3名・1名で、2年とも募集人員には達していません。
- 志願者数・合格者数がいずれも一桁の少人数のため、1〜2名の増減で倍率が大きく動きます。2年分のデータだけで「難化・易化の傾向」を断定するのは適切ではありません。出願前には必ず最新年度の実施状況もあわせて確認してください。
選抜方法の変化:実技試験の扱いに注意
募集要項を年度ごとに比較すると、選抜方法に変更がありました。2027年度(2026年6月実施)は学力検査・小論文試験・面接試験の3項目ですが、その前年の令和8(2026)年度要項(2025年6月実施)には、これに加えて実技試験(40点)がありました。実技試験は「筆記用具、直定規1本(三角定規は不可)、カッターナイフを持参」し、衣服が汚れる可能性があるためエプロン等の用意も指示される、ものづくりの手技を問う試験でした。
2027年度の募集要項からは、この実技試験の項目が姿を消しています。今後の年度で復活する可能性もゼロではないため、出願する年度の募集要項で選抜方法・配点を必ず確認することが重要です。なお実技試験の有無にかかわらず、募集要項のアドミッション・ポリシーは、求める学生像として「口腔機能の維持、再建に深い関心をもち、ものつくりへの意欲がある」「柔軟性のある思考ができ、豊かな人間性、健全な社会性を備えている」ことを挙げ、さらに「入学までに心がけて欲しいこと」として「ものつくりに重要な立体認識の力を高めるよう努める」ことを求めています。手を動かして立体を捉える力そのものは、入学後の学びの土台として重視され続けています。
評価の観点と科目別対策の考え方
大学は個別の出題内容を公表していません(著作権の観点から、本記事でも過去の設問そのものは掲載していません)。ただし募集要項に掲載されているアドミッション・ポリシーには、各試験で「何を評価するか」が明記されています。ここから対策の方向性を組み立てます。
学力検査(外国語・英語)
「高等学校または高等専門学校等において修得すべき知識・技能と、それらを基にした応用力・展開力を評価します」という医歯学系共通の方針が示されています。特別な専門英語の対策よりも、高校〜専門学校で学ぶ基礎的な英文法・語彙・読解力を、抜け漏れなく仕上げておくことが土台になります。募集要項は「国際的視野をもって活躍するために必要となる英語能力の向上に取り組んでください」とも述べており、口腔保健工学専攻では海外の教育機関との研修プログラムがあることも踏まえ、実務で使える英語力として捉えて学習するとよいでしょう。
小論文試験
募集要項には「小論文では、与えられた課題に対して内容を要約する力と自身の考えを述べる力を評価します」と明記されています。つまり評価軸は(1)課題文を正確に要約する力と(2)自分の考えを論理的に述べる力の2点です。日頃から、口腔保健・医療福祉・ものづくりに関する新聞記事や解説文を要約し、自分なりの意見を数百字でまとめる練習を重ねておくと、当日の題材が未知のテーマでも対応しやすくなります。
面接試験
募集要項には「面接および提出書類では、口腔保健工学専攻で学ぶ意志と科学的探究心を確認します」とあります。出願書類の「志望動機と卒業後の展望」(1,200字以内)がそのまま面接の材料として使われるため、この書類の内容と矛盾のない受け答えができるよう、自分の言葉で説明する練習をしておくことが対策の中心になります。募集要項が学生像として挙げる「協調性とコミュニケーション能力」「医療人に求められる高い倫理観と豊かな人間性」も、面接で見られている観点として意識しておきましょう。
対策ロードマップ(時期別の考え方)
出願は例年5月上旬〜中旬、試験は6月上旬で、出願する年度の前年度末には募集要項が公表される想定です。募集要項が示す評価方針と提出書類の締切から逆算すると、次のような時期別の取り組みが考えられます(合格者の学習記録は確認できていないため、一般的な準備の流れとして示します)。
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募集要項公表前後(前年12月〜)
大学公式サイトで新年度の募集要項が公表されているか確認します。出願資格・選抜方法・配点は年度により変わる可能性があるため、思い込みで準備を進めず、必ず原本を確認してから学習計画を立てます。
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基礎固めの期間
学力検査(英語)は高校〜専門学校レベルの基礎力の総ざらいが中心になります。小論文は、口腔保健・医療福祉に関する時事的な文章を要約し、自分の考えを書く練習を継続的に行います。
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出願3か月前〜:書類の準備
成績証明書・卒業(見込)証明書・専修学校の修了(見込)証明書など、発行に時間がかかる書類の手配を始めます。「志望動機と卒業後の展望」(1,200字以内)も、この時期から下書きを始めておくと出願直前に慌てません。
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出願期間(5月上旬〜中旬)
Web出願サイトへの登録と、書留速達郵便での書類提出を、期間内(例年1週間程度)に確実に行います。窓口への直接持参は受理されない点に注意してください。
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直前期(出願後〜6月)
提出した「志望動機と卒業後の展望」の内容を見直し、面接で聞かれそうな質問(志望理由・卒業後にどう活かしたいか・口腔保健工学への関心)への受け答えを整理します。小論文は時間内に要約と自分の意見を書き切る練習を繰り返します。
試験当日・直前期のチェックリスト
- 受験票: 試験当日は入構時に確認されるため、必ず持参します。
- 持ち物は年度の要項で確認: 実技試験があった年度は「直定規(三角定規不可)・カッターナイフ・エプロン等」が必要でした。2027年度は実技試験がないため持ち物はよりシンプルになりますが、年度によって復活する可能性もあるため、必ず自分が受験する年度の要項を確認してください。
- 会場: 東京科学大学 湯島キャンパス(旧・東京医科歯科大学)。日程・集合時間・会場の詳細は、大学から後日通知されます。
- 面接予備日: 志願者が多い場合、面接が翌日に回ることがあります。前後の予定に余裕を持たせておきましょう。
編入後に得られる進路・資格
口腔保健工学専攻に編入したあとの制度面のポイントを整理します。
- 修業年限: 2年次編入学生の修業年限は3年です。卒業には3年以上の在学と、入学時に認定された単位とあわせて本学所定の単位を修得する必要があります。
- 取得可能な資格: 歯科技工士免許を未取得の編入学生も、所定の必修科目を履修することで歯科技工士国家試験の受験資格を得られます。すでに歯科技工士として働いている人にとっては、専門職業人としての知識・技術をさらに高度化する場になります。
- 海外研修: 3年生は例年10月頃、「グローバル口腔保健工学実習」の一部として台北医学大学口腔医学院(台湾、4年制歯科技工士養成校)での研修に参加しています。過去にはスウェーデンのヨーテボリ大学歯科技工科への派遣実績もあります。
- Health Sciences Leadership Program(HSLP): 生命科学研究・国際保健や医療政策・医療産業分野のグローバルリーダー育成を目的とした選抜制プログラムで、編入生も編入直前の春の募集に応募できます。学習はすべて英語で行われます。
- 通学キャンパス: 個人の履修計画によっては、国府台キャンパス・大岡山キャンパスへの通学が必要になる場合があります。
併願・位置づけの考え方
口腔保健工学専攻のように、歯科技工士養成校卒業者・高等専門学校卒・短期大学卒・大学卒を対象に2年次編入学を実施している学科は全国的にも珍しく、同じ枠組みで直接比較できる併願先を見つけるのは簡単ではありません。実務的に検討すべきポイントは次の2つです。
- 在学中の学校のスケジュールとの重複確認: 出願資格(1)で出願する場合、専修学校の専門課程に在学しながらの出願・受験になります。5月出願・6月試験というスケジュールが、在学校の授業・実習・定期試験と重ならないか、早めに確認しておきます。
- 進路としての比較: 歯科技工士を養成する専修学校を卒業してすぐに就職する道と、口腔保健工学専攻へ編入して学位・研究能力・海外研修の機会を得る道は、どちらも「歯科技工士」というキャリアの延長線上にありますが、得られるものが異なります。志望動機を固める段階で、この2つの進路のどちらに重きを置くかを整理しておくと、出願書類や面接での説明に一貫性が出ます。
歯学系の編入試験を広く比較したい場合は、新潟大学歯学部の編入試験もあわせて確認すると、選抜方法の違いが見えてきます。また「ものづくり×医療」という観点では、神戸大学医学部医療創成工学科の編入試験も募集人員5名という近い規模の少数選抜です。保健医療系の編入試験全体の傾向を知りたい場合は、帝京平成大学健康メディカル学部の編入試験も参考になります。
よくある質問
東京科学大学歯学部の編入試験は、どんな試験ですか?
東京科学大学歯学部で編入学を実施しているのは、歯学部口腔保健学科口腔保健工学専攻の「2年次編入学試験」だけです。歯科医師を養成する歯学科への編入学制度は確認できません。募集人員5名の少数選抜で、2027年度(2026年6月実施)の選抜方法は学力検査(外国語・英語)・小論文試験・面接試験の3項目(配点各100点、計300点)です。出願資格は歯科技工士を養成する専修学校の卒業者、高等専門学校・短期大学の卒業者、大学卒業者のいずれかで、出身分野を問わず出願できる区分があります。
出願資格はどうなっていますか?
2027年度募集要項では、次の3区分のいずれかに該当する者が出願できます。(1)歯科技工士を養成する専修学校の専門課程(修業年限2年以上・総授業時間数1,700時間以上などの基準を満たすもの)を修了した者及び2027年3月修了見込みの者、(2)高等専門学校又は短期大学を卒業した者及び2027年3月卒業見込みの者、(3)大学を卒業した者及び2027年3月卒業見込みの者。(2)(3)は出身学科を問いません。出願時点でまだ卒業前の在学中でも、卒業見込みであれば出願できます。
選抜方法や配点はどうなっていますか?実技試験はありますか?
2027年度(2026年6月2日実施)の選抜方法は、学力検査(外国語・英語、100点)、小論文試験(100点)、面接試験(100点)の合計300点です。これに対し前年の令和8(2026)年度募集要項では、学力検査100点・小論文100点・実技試験40点・面接100点の合計340点で、直定規とカッターナイフを持参して行う実技試験が課されていました。2027年度の募集要項では、この実技試験の項目がなくなっています。選抜方法は年度により変わる可能性があるため、出願する年度の募集要項で必ず確認してください。
倍率はどのくらいですか?
東京科学大学の募集要項に掲載されている「入学者選抜実施状況」によると、2025年度入学は募集人員5名に対し志願者6名・受験者6名・合格者3名(倍率2.0倍)、2026年度入学は志願者3名・受験者3名・合格者1名(倍率3.0倍)でした。倍率は受験者数÷合格者数で編入総研編集部が計算しています。ただし志願者数が一桁と少なく、1〜2名の増減で倍率が大きく変わる規模のため、数値の変化を過度に一般化しない方がよいでしょう。
出願から入学までのスケジュールは?
2027年度(2027年4月入学)は、出願期間が2026年5月7日(木)〜5月13日(水)、学力検査・小論文試験・面接試験が2026年6月2日(火)(面接予備日6月3日)、合格発表が2026年6月26日(金)13時、入学手続期間が2026年6月29日(月)〜7月3日(金)です。出願書類は書留速達郵便での提出のみで、大学窓口への持参では受理されません。日程は年度により変わるため、出願する年度の募集要項で必ず確認してください。
編入後にどんな資格や進路が得られますか?
口腔保健工学専攻では、歯科技工士免許を持っていない編入学生も、所定の必修科目を履修することで歯科技工士国家試験の受験資格を得られます。2年次編入学生の修業年限は3年で、卒業には3年以上の在学と本学所定の単位の修得が必要です。3年生は例年10月頃に台北医学大学口腔医学院(台湾)などへの海外研修に参加しており、過去にはスウェーデンのヨーテボリ大学歯科技工科への派遣実績もあります。
併願はできますか?
口腔保健工学専攻のように、歯科技工士養成校卒業者・高専卒・短大卒・大学卒を対象に2年次編入学を実施している学科は全国的にも珍しく、同じ枠組みで直接比較できる併願先は多くありません。在学中の学校の授業・実習スケジュールと、5月出願・6月試験という日程が重ならないかを早めに確認しておくことが実務上のポイントです。歯学系の編入試験全般については、新潟大学歯学部の編入試験(本記事末尾で紹介)などもあわせて確認しておくと視野が広がります。
過去問は入手できますか?
東京科学大学の受験生サイトには「過去の『入試問題』及び『出題の意図等』」のページがありますが、公開されているのは一般選抜など学部入試の問題で、2年次編入学試験の過去問題は公表されていません(2026年8月時点)。募集要項に関する照会は、要項の記載どおり入試課(湯島学部入試第2グループ)へメールで行うことになります。著作権の観点から、本記事では過去の設問そのものは掲載していません。選抜方法・配点とアドミッションポリシーで示されている評価の観点をもとに、対策を組み立てることをおすすめします。
何年次に編入しますか?3年次編入ではないのですか?
口腔保健工学専攻の編入学は「2年次編入学」です(3年次編入ではありません)。1年次の入学定員10名に対し、2年次編入学定員は5名で、2年次編入学生の修業年限は3年(卒業までに3年以上の在学が必要)と定められています。
まとめ
東京科学大学歯学部で編入学できるのは、口腔保健学科口腔保健工学専攻の2年次編入学のみです。募集人員5名の少数選抜ながら、出願資格は歯科技工士養成校卒業者だけでなく高専・短大・大学卒業者にも開かれており、選抜方法は学力検査(英語)・小論文・面接の3項目(2027年度は実技試験が廃止)です。大学公表の実施状況では実質倍率が2.0倍から3.0倍へ変化していますが、母数の小さいデータのため過度な一般化は禁物です。まずは最新の募集要項で出願資格と選抜方法を確認し、小論文の要約・意見を書く練習と、志望動機を言葉にする準備から始めてください。
この記事について
監修: オンライン編入学院(株式会社BearBee)
本記事は、2年連続合格者数No.1※の大学編入予備校オンライン編入学院が監修しています。試験概要は、東京科学大学が公表する募集要項(令和8年度・令和9年度)を編入総研編集部が原本にあたって毎年度確認しています。個別の出題内容は大学が公表していないため、本記事は公式資料にもとづく解説にとどめています。
※調査対象期間:2024/4〜2026/3 TPCマーケティングリサーチ(株)調べ
最終更新: 2026年8月5日




