入試・単位・資格課程を一つの計画にする
日本社会事業大学社会福祉学部の3年次編入|2027年度要項・単位認定・社会福祉士
日本社会事業大学社会福祉学部の3年次編入では、入試に合格することと、2年間で社会福祉士国家試験の受験資格を得て卒業できることを、同時に考える必要があります。2027年度要項と大学の編入学生向けQ&Aを基に、出願、単位認定、実習、履修負担を順に確認します。
この記事で分かること
- 一般・推薦・社会人の各選抜で必要になる出願資格と書類
- 一般教育25単位、専門科目最大30単位の読替と、読替されない実習・演習・卒業研究
- 2年間で102単位、読替が最大なら72単位という大学の説明の読み方
2027年度は2学科で3年次編入を募集
2027年度の3年次編入学選抜は、社会福祉学部の共生社会デザイン学科とソーシャルワーク学科が対象です。要項上の募集人員は、各学科で一般3人、推薦3人、社会人4人です。一般・社会人選抜では両学科への併願ができますが、推薦選抜は併願できません。
| 学科 | 公式ページが示す学びの軸 | 考えるときの視点 |
|---|---|---|
| 共生社会デザイン学科 | 社会福祉の制度・政策、福祉サービス事業の経営、地域福祉を学ぶ。 | 福祉経営、地域福祉、行政・地域づくりへの関心を軸にする。 |
| ソーシャルワーク学科 | ソーシャルワークの専門職として、生活課題を抱える人への支援を学ぶ。 | 相談援助の実践、支援過程、現場でのソーシャルワークへの関心を軸にする。 |
どちらが社会福祉士に有利かを学科名だけで決めるのではなく、志望するゼミ・履修モデル、実習を含む残り2年間の計画を大学へ確認してください。
一般選抜の出願資格:大学2年以上・62単位だけが入口ではない
一般選抜では、短期大学以上を卒業(見込みを含む)、4年制大学に2年以上在学して62単位以上を取得(見込みを含む)、高等専門学校を卒業(見込みを含む)した人などが対象です。福祉・保健・医療・教育系の一定の専門課程を修了して専門士の称号を得た人も対象になり得ます。
要項の「同等以上の学力」による出願、海外の教育機関で学んだ経歴、個別の出願資格確認に該当する人は、2026年8月28日までに入試課へ照会する扱いでした。この期限は、一般選抜の出願期間(2026年10月1日〜13日)とは別です。対象者は期限を過ぎているため、通常の出願期間まで待てるとは考えず、大学へ至急確認してください。
社会人選抜は、これらの学歴要件に加えて、職業資格I〜IIIのいずれかを満たす人が対象です。一般社会人の経験4年以上、福祉関係職の経験2年以上、保健・医療・教育関係の国家資格を要する職の経験2年以上という区分が示されています。自分の勤務歴が該当するかは、職種名だけで判断せず大学へ確認してください。
推薦選抜は短大在学者向けの条件をすべて満たすか確認する
推薦選抜は、福祉・保健・保育等の学科に在学する短期大学生で、2027年3月に卒業見込みであること、成績上位であること、短期大学長の推薦を得られることが条件です。共生社会デザイン学科とソーシャルワーク学科の併願はできず、推薦合格者の入学辞退も認めないと要項に示されています。一般・社会人選抜とは対象者も判断の重さも異なるため、推薦を選ぶ前に、併願したい大学・学科と入学の意思を整理しましょう。
選考内容と日程:2027年度要項で確認する
2027年度の一般・推薦・社会人選抜は、出願期間が2026年10月1日から10月13日、試験日が2026年11月7日、合格発表が2026年11月18日12時、入学手続期間が11月18日から11月27日です。これは2027年度要項の予定であり、変更の有無は大学の公式ページで確認してください。
選考は小論文(教養試験を含む、9時から10時30分)と面接(11時から)です。一般・社会人選抜の検定料は35,000円、両学科併願は45,000円と案内されています。Webでの登録と検定料納入だけでは出願は成立せず、必要書類を出願期間内に締切日消印有効で郵送する必要があります。
単位認定は「最大55単位」だけでは判断しない
要項は、一般教育科目25単位を履修済みとみなし認定するとしています。専門教育科目は、本学の開講科目と内容・単位数が同等以上なら最大30単位まで読替できる可能性があります。一方、実習、演習、卒業研究は科目読替を行わないと明記されています。
このため、成績証明書で多くの単位を持っていても、資格課程の実習や演習を省けるとは限りません。前籍校の科目名、単位数、シラバスを準備し、どの専門科目が読替対象になるか、読替されない科目がいつ開講されるかを確認してから、2年間の時間割を見積もりましょう。
社会福祉士を目指す履修負担:102単位と72単位の意味
大学の「編入学の学生生活Q&A」は、編入生について、一般教育科目25単位の読替後に2年間で102単位を履修する説明を掲載しています。短大等で履修済みの専門科目が最大30単位読替として認められる場合は、2年間で72単位を履修して卒業する説明です。これは同大学の制度についての案内で、個人の読替単位数や時間割を保証するものではありません。
同Q&Aは、編入生も全員が社会福祉士国家試験受験資格を取得して卒業すると案内しています。ただし、国家試験の合格・資格登録までを大学が保証する意味ではありません。入学前には、卒業時に指定科目と実習を満たす見込み、受験時に必要な証明書、卒業後の試験・登録手続きを分けて確認してください。
実習・演習が読替されない場合の見通しを立てる
同大学の社会福祉学部では、両学科に共通するソーシャルワーク実習・実習指導を設けています。公式の学部案内は、社会福祉士の受験資格に向けた実習として240時間以上のソーシャルワーク実習を案内しています。入学前の履修歴にかかわらず、実習・演習が読替されない以上、実習時期、事前・事後指導、他の必修科目との重なりを確認することが重要です。
「3年次編入だから卒業まで2年」という在籍年数と、「資格課程を無理なく終えられる」という履修条件は同じではありません。大学の説明を踏まえつつ、自分の読替予定が確定した後の履修表を作るようにしましょう。
出願前の確認リスト
- 一般・推薦・社会人のどの選抜に該当するか。
- 志望学科と、一般・社会人選抜での併願の希望。
- 一般教育25単位以外に、専門科目が何単位読替される見込みか。
- 読替されない実習・演習・卒業研究を、どの学期に履修するか。
- 社会福祉士国家試験の受験資格に必要な指定科目を卒業時に満たせる見込みか。
- 小論文・面接の準備と、Web出願後の郵送書類の締切。
小論文・面接の準備は「編入後の学び」から組み立てる
小論文と面接では、社会福祉への関心を抽象的に述べるだけでなく、なぜ編入が必要なのか、どちらの学科で何を学び、卒業後にどのような領域へ進みたいかを一続きで説明できるようにします。前籍校での学びや仕事の経験を、制度・地域・福祉経営への関心、または相談援助の実践への関心へ具体的につなげると、学科選択の理由も伝えやすくなります。
出願書類には学習計画書が含まれます。単位認定の正式な結果は入学後の判定を待つ部分があるため、書類では読替を断定せず、履修要項と実習条件を確認したうえで学習計画を立てる姿勢を示すのが安全です。
無料相談で出願準備を整理する
日本社会事業大学の3年次編入では、出願資格、単位認定、資格課程の見通しを並行して確認します。オンライン編入学院の無料相談では、志望校と出願までの準備を整理できます。大学が行う単位認定や資格課程の判定を代行・保証するものではないため、履修・実習の扱いは必ず大学へ確認してください。
関連する編入情報
出典・確認日
- 日本社会事業大学「2027年度3年次編入学選抜 入学試験要項」(p.5〜9):募集人員、日程、読替、出願資格、選考内容。2026年9月22日確認。
- 日本社会事業大学「社会福祉学部 Q&A(学生生活・就職)」:編入生の102単位・72単位、国家試験受験資格の案内。2026年9月22日確認。
- 共生社会デザイン学科、ソーシャルワーク学科:学科の学び、実習の案内。2026年9月22日確認。

