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高専編入の面接・口頭試問対策

高専編入の面接・口頭試問対策|一般面接との違いと準備法

編入総研 編集部 / 更新日: 2026-08-19‌​​​‌‌​‌‌​‌‌‌‌‌‌​‌‌​‌‌‌​​‌‌‌​​​​

高専の大学編入試験では、多くの大学が小論文や学力検査に加えて面接を課します。ここで高専生がつまずきやすいのが、面接の中に専門科目の口頭試問(口頭での質問に答える試験)が含まれる大学があるという点です。志望動機や将来像を聞かれる一般的な面接だけを想定していると、専攻分野の内容を口頭で問われたときに対応できません。

この記事では、一般面接と専門口頭試問の違い、専門口頭試問を課す大学が実際に存在すること(確認できた例つき)、高専生ならではの準備の進め方、よくある質問の型を整理します。面接や口頭試問を受けたことがない高専本科3〜4年生に向けて、何を・いつから・どう準備すればよいかを具体的に解説します。

2種類面接は「一般面接」と専門知識を問う「口頭試問」に分かれる(実施の有無・形態は大学・学科により異なる)
要項で確認口頭試問の有無・配点は各大学の募集要項「選抜方法」欄に明記される
卒業研究がカギ専門口頭試問では、卒業研究テーマや専攻科目の説明を求められることが多い
一貫性が問われる志望理由書に書いた内容は、面接でほぼ必ず口頭で掘り下げられる

この記事で分かること

  • 一般面接と専門口頭試問の違い(評価する内容・答え方の違い)
  • 専門口頭試問を課す大学が存在すること(大学公式要項で確認できた実例)
  • 高専での学びを面接につなげる準備の進め方(卒業研究・専門科目の復習)
  • 志望理由書と面接内容を一貫させる考え方
  • 志望動機・専門分野理解度・将来像、それぞれのよくある質問の型

この記事を全部読む前に相談したい方へ。いまの学年・志望分野をうかがって、あなたに必要な部分だけをその場で整理します。

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一般面接と専門口頭試問。何がどう違うのか

「面接」とひとくくりに呼ばれていても、大学編入試験で行われる面接には性格の異なる2つの要素が混ざっています。

一般面接専門口頭試問
主な目的人物・意欲・適性の評価専攻分野の理解度・学力の確認
よくある質問志望動機、将来像、高専での取り組み卒業研究の内容、専門科目の基礎原理、専門用語の説明
答え方自分の考え・経験を言葉で伝える知識の正確さと、その場で考えて説明する力が問われる
実施の有無編入試験を実施する多くの大学で行われる一部の大学・学科に限られる。募集要項の選抜方法欄に明記される

口頭試問は、必ずしも面接と別枠の試験として実施されるとは限りません。「面接(口頭試問を含む)」のように、1つの面接時間の中で一般的な質問と専門的な質問の両方が行われる形式を採る大学もあります。

専門口頭試問で問われるのは「暗記した知識をそのまま言えるか」よりも、その場で理解度を示せるかです。教員がホワイトボードや紙を使って補助しながら、専門科目の考え方を確認する形式を採る大学もあります。一問一答の暗記対策ではなく、専攻科目を「人に説明できる」レベルまで理解しておくことが対策の土台になります。

専門口頭試問がある大学は実際に存在する

専門口頭試問は一部の大学に限られますが、実施していないと言い切れるものではありません。大学により専門科目の口頭試問を課す場合があるということは、公式の募集要項からも確認できます。

たとえば福井大学工学部の第3年次編入学試験(2027年度(令和9年度)入学者向けの学生募集要項)では、推薦選抜・一般選抜のいずれも、選抜方法に「面接(口頭試問を含む)」が全学科共通で明記されています。要項には「口頭試問において、回答を導くために補助的にホワイトボードや紙を使用する場合もある」との注記もあり、暗記した内容を答えるだけでなく、その場で考えながら説明する力が求められる設計になっています。さらに学科によっては、物理学の基礎的な内容の理解度を評価する「面接(口頭試問)」と、志望動機や編入学後の学修に必要な能力・意欲・適性等を評価する「面接(口頭試問を含む)」が、時間を分けて別々に実施される例も確認できました。同じ面接という名称の中に、専門知識を問う要素と人物を評価する要素がはっきり分かれて設計されているということです。

出典: 福井大学「令和9年度 工学部第3年次編入学 学生募集要項」(2026年8月19日確認)。試験の実施方法・年次は年度により変わる可能性があるため、志望校の最新の募集要項で必ず確認してください。

ここで大事なのは、福井大学の例をそのまま他大学に当てはめないことです。口頭試問の有無、面接に占める比重、評価する科目は大学・学科ごとに違います。志望校の募集要項の「選抜方法」「試験科目」の欄を必ず自分で確認し、専門口頭試問がある形式かどうかを早い段階で把握したうえで準備計画を立ててください。仮に募集要項に「口頭試問」という言葉が出てこない大学でも、面接の中で専攻分野に関する質問が出ることは珍しくありません。「一般面接だから専門的なことは聞かれない」と決めつけずに臨む方が安全です。

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合格実績

大学編入試験
合格者数 2年連続No.1

※調査対象期間 2024/4〜2026/3 TPCマーケティングリサーチ(株)調べ
※調査方法: 企業担当者へのヒアリング、企業発表情報、デスクリサーチ/調査対象: 大学編入試験対策の予備校・個別指導塾(医学部・看護学部系除く)/調査項目: 2025年度と2026年度の大学編入試験合格者数

オンライン編入学院 公式サイト(2026年8月19日確認)

オンライン編入学院は面接・口頭試問の練習を含めた高専生のサポートも豊富で、2027年度入学では東京大学工学部など最難関校にも合格者を出しています。最新の合格状況はオンライン編入学院の2027年度合格者速報&2026年度実績で確認できます。

志望校で専門口頭試問があるかどうかは事前に確認しておきたいところです。卒業研究・専攻科目の状況をうかがったうえで、面接対策の組み立てをご提案します。

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準備の進め方。卒業研究・専門科目の復習と志望理由との一貫性

高専生が面接・口頭試問の準備で強みにできるのは、すでに取り組んでいる卒業研究と、5年間積み上げてきた専門科目の学びです。この2つを軸に準備を進めます。

卒業研究を「人に説明できる」形にする

専門口頭試問・面接のどちらでも、卒業研究のテーマは高い確率で聞かれます。準備の第一歩は、次の3点を、専門用語を知らない相手にも伝わる言葉で説明できるようにすることです。

  • 何を明らかにしようとしている研究か(研究の目的・背景)
  • どんな方法で取り組んでいるか(実験・シミュレーション・調査などの手法)
  • 現時点で何が分かっていて、何がまだ途中か(進捗と今後の見通し)

卒業研究が始まったばかりで結果が出ていなくても問題ありません。面接官が見ているのは成果の大小ではなく、自分の取り組みを論理立てて説明できるかだからです。指導教員に「1分で説明するとしたら」「専門外の人に説明するとしたら」という条件で聞いてもらい、伝わり方を確認しておくと本番で崩れにくくなります。

専門科目の基礎を、教科書を見ずに説明できるレベルまで戻す

専門口頭試問では、応用問題を解く力より基礎の原理を理解しているかが問われる傾向があります。数学・物理・専攻分野の基礎科目について、次の手順で復習すると効率的です。

  • 高専の授業で使った教科書・ノートの目次を見て、「人に説明できる」自信がない単元を洗い出す
  • その単元だけをピンポイントで、公式や結論を暗記するのではなく「なぜそうなるのか」を言葉で説明する練習をする
  • 志望学科の分野(電気・機械・情報・化学など)に関連が深い科目から優先して復習する

福井大学の例のようにホワイトボードや紙を使って説明する形式もあるため、口頭だけでなく、簡単な図や式を書きながら説明する練習もしておくと安心です。

志望理由との一貫性をつくる

編入の面接では「なぜこの大学・学科なのか」「なぜ編入という進路を選んだのか」「高専での学びを大学でどう活かすか」がほぼ必ず問われます。ここで出願書類として提出する志望理由書と、面接で話す内容がずれていると、一貫性のなさとして評価に響きます。志望理由書は面接前に読み込んで、そこに書いた内容はすべて口頭で深掘りされる前提で準備してください。志望理由書の書き方や、卒業研究・専攻科目とのつなげ方は、高専生の編入 志望理由書の書き方で詳しく解説しています。

よくある質問の型。志望動機・専門分野理解度・将来像

編入面接・口頭試問で聞かれる質問は、おおむね3つの型に分けられます。型ごとに準備の視点を整理します。

質問の型質問の例準備のポイント
志望動機「なぜこの大学・学科を志望しますか」「なぜ高専卒業ではなく編入を選びましたか」その大学・学科でなければならない理由を、高専での経験と結びつけて言語化する
専門分野の理解度「卒業研究のテーマを説明してください」「専攻している分野の基礎的な原理を説明してください」暗記でなく、自分の言葉で仕組みを説明できるように準備する。分からない部分は正直に「分からない」と言い、分かる範囲を筋道立てて話す
将来像「編入後、大学で何を学びたいですか」「将来どのような分野で活躍したいですか」卒業研究・志望理由書の内容と矛盾しない将来像を、大学卒業後までの流れで説明できるようにする

専門分野の理解度を問う質問で最も避けたいのは、分からないことをごまかそうとすることです。口頭試問は正解率だけでなく、その場での思考のプロセスを見られています。分からない部分は素直に認めたうえで、自分が理解している範囲を筋道立てて説明する方が、丸暗記のあやふやな答えより評価されやすい傾向があります。

直前・当日の心がまえ

準備を重ねても、本番では緊張から言葉に詰まることがあります。次の3点を意識しておくと、崩れたときの立て直しがしやすくなります。

  • 結論から話す癖をつける: 質問に対してまず結論(一言の答え)を述べ、その後に理由や説明を続けると、話が長くなっても要点が伝わる
  • 沈黙を恐れない: 口頭試問で少し考える時間を取ることは減点にならない場合が多い。焦って的外れな回答をするより、数秒考えてから話し始める方が安全
  • 模擬面接を複数回受ける: 高専の担任・専攻科目の教員、可能であれば編入経験のある先輩や外部の指導者に、本番に近い形式で質問してもらい、話し方の癖や説明の抜け漏れを事前に洗い出す

よくある質問

高専編入の面接は、大学入試の面接と何が違いますか?

大きな違いは、志望動機だけでなく専攻分野の専門知識を問われる可能性がある点です。高専生は5年間かけて専門科目・卒業研究に取り組んでいるため、面接官はその蓄積をふまえて「編入後にその学びを活かせるか」を確認しようとします。一般的な進学の面接よりも、専門分野に踏み込んだ質問が出やすいと考えて準備してください。

専門口頭試問とはどのような試験ですか?

専攻分野の基礎知識や理解度を、口頭でのやり取りを通じて確認する試験です。暗記した内容をそのまま答えるのではなく、その場での質問に対して考えながら説明する力が問われます。大学によってはホワイトボードや紙を使いながら図や式で説明する形式を採ることもあります。実施の有無や評価する科目は大学・学科ごとに違うため、志望校の募集要項で確認する必要があります。

すべての大学で専門口頭試問が行われますか?

いいえ、すべての大学ではありません。専門口頭試問を課すかどうかは大学・学科によって異なり、募集要項の「選抜方法」「試験科目」欄に明記されます。確認できた例として、福井大学工学部の第3年次編入学試験(2027年度(令和9年度)入学者向けの募集要項)では、全学科の面接に口頭試問が含まれると明記されています。ただし、これは福井大学の例であり、他大学にそのまま当てはまるとは限りません。志望校ごとに募集要項を確認してください。

面接の準備はいつから始めればよいですか?

決まった正解はありませんが、卒業研究の説明や専門科目の復習には時間がかかるため、出願の数か月前から少しずつ取り組み始めることをおすすめします。志望理由書を書くタイミングと合わせて、志望動機・専門分野の理解度・将来像の3つを整理しておくと、直前期に慌てずに済みます。

卒業研究がまだ途中でも大丈夫ですか?

問題ありません。面接官が見ているのは研究の完成度そのものではなく、目的・方法・現時点での進捗を筋道立てて説明できるかどうかです。結果が出ていない段階でも、「何を明らかにしようとしていて、いまどこまで進んでいるか」を自分の言葉で話せるように準備しておけば対応できます。

志望理由書と面接の内容がずれていると不利になりますか?

不利にはたらく可能性があります。多くの大学で、提出した志望理由書は面接の質問の土台として使われます。書類に書いた内容と面接で話す内容が食い違っていると、一貫性のなさとして受け取られかねません。志望理由書は提出後も読み返し、書いた内容をすべて口頭で説明できる状態にしておいてください。

面接で答えに詰まったらどうすればよいですか?

分からないことを取り繕おうとせず、「その点については十分に理解できていません」と正直に伝えたうえで、自分が分かる範囲を筋道立てて話す方が評価されやすい傾向があります。口頭試問では正解そのものより、考えるプロセスを見られていることが多いためです。数秒考えてから話し始めても問題はないので、焦らず結論から話す練習をしておきましょう。

高専からの編入では、専門口頭試問の有無で準備の方向性が大きく変わります。志望校の選抜方法を一緒に確認しながら、面接・口頭試問対策の進め方をご提案します。

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監修: オンライン編入学院(株式会社BearBee)。オンライン編入学院は、大学編入に特化した完全オンラインの予備校で、2026年度合格者200名超の実績があります。高専編入の面接・口頭試問は、大学・学科によって形式も評価の重みも異なり、一般的な面接対策だけでは専門分野の質問に対応しきれないことがあります。この記事の実例は大学公式の募集要項にもとづいていますが、選抜方法は年度により変わることがあるため、出願前に必ず志望校の最新の要項を確認してください。無料相談では、卒業研究・専攻科目の状況を整理したうえで、志望理由書と面接対策をどう組み立てるかをご提案しています。

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