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岡山大学歯学部の編入試験対策|学士入学の仕組みと合格ロードマップ

岡山大学歯学部の編入試験対策|学士入学の仕組みと合格ロードマップ

岡山大学歯学部が実施している「編入学」は、正式名称を「岡山大学歯学部第2年次編入学(学士入学)」といい、大学を卒業した人や学士の学位を持つ人を対象に、6年一貫教育の第2年次から迎え入れる制度です。他学部でよくある3年次編入学とは、対象者・入学年次・修業条件が異なります。募集人員は歯学科5名の少数選抜で、選抜は出願書類(第一次選抜)と小論文・面接(第二次選抜)で行われます。2023〜2027年度は5年連続で合格者数が募集人員どおり5名に達しており、要項では第一次選抜の通過者を「募集人員の約4倍」とすると定められています。出願期間は毎年5月上旬〜中旬の1週間程度と短く、志望理由書や推薦書など準備に時間がかかる書類も多いため、早めの準備が合格への第一歩です。この記事では、2027年度の最新募集要項をもとに、制度の仕組み・出願資格・選抜方法・スケジュール・対策の考え方までを整理して解説します。

試験概要(最新要項データ)

2027年度2027年度(2026年実施・2027年4月入学)の募集要項にもとづくデータです。この節は毎年度の要項公表に合わせて更新します(更新日: 2026-08-05)。

5名募集人員(歯学科)
第2年次入学年次
2026年5月7日〜5月13日出願期間
2026年6月27日(土)第二次選抜日
正式名称岡山大学歯学部第2年次編入学(学士入学)
募集人員歯学科 5名
入学年次・時期第2年次・2027年4月
修学条件5年以上在学し、本学部所定の授業科目を履修すること。卒業者は歯科医師国家試験の受験資格を得られる
出願資格(主なもの)(1)大学卒業者(外国の大学卒業者を含み、2027年3月までの卒業見込みも可)
(2)学校教育法第104条第7項の規定により学士の学位を授与された者(見込み含む)
出願期間2026年5月7日(木)〜5月13日(水)必着(郵送は書留・速達、消印有効は5月11日(月)まで)
選抜方法第一次選抜: 出願書類7点による判定(募集人員の約4倍を合格とする)
第二次選抜: 小論文200点+面接200点、第一次選抜の総合点100点(面接100点未満は不合格)
入学検定料30,000円

この表は2027年度の募集要項データにもとづきます(出典: 岡山大学歯学部「2027年度岡山大学歯学部第2年次編入学(学士入学)学生募集要項」・更新日: 2026-08-05)。日程・定員・資格は毎年変わる可能性があるため、出願前に必ず岡山大学歯学部が公表する最新の募集要項を確認してください。

岡山大学歯学部の「編入学」は何が違うか

編入学を検討する際にまず押さえておきたいのは、岡山大学歯学部の「編入学」が、工学部や理学部で実施されている一般的な3年次編入学とは仕組みが異なるという点です。大学公式サイトの編入学試験の一覧ページでも、歯学部は「第2年次編入学(学士入学)」として、工学部・理学部の「編入学試験」とは別枠で案内されています。

  • 入学年次: 3年次ではなく第2年次に編入します。6年一貫教育の2年目からのスタートで、修学条件は「5年以上在学」です。
  • 対象者: 短期大学・高等専門学校の卒業者などが対象になることが多い一般的な編入学と異なり、大学を卒業した人・学士の学位を持つ人が対象です。募集の趣旨には「文系理系を問わず大学を卒業した方、既に各専門分野の資格を有し又は活躍している方」を求めるとあり、他分野からのキャリアチェンジを想定した制度であることがわかります。
  • 卒業後の資格: 修学条件を満たして卒業すると、歯科医師国家試験の受験資格が得られます。

つまりこの試験は、「大学2年生・短大生・高専生が3年生の枠に入る」一般的な編入学ではなく、大学を卒業した(または卒業見込みの)人が、歯学という新しい専門分野に進むための制度だと理解しておくと、出願資格や対策の方向性を誤りません。すでに大学等で学んだ経験や専門性を、志望理由書・面接でどう歯学に結びつけて語れるかが、この試験特有のポイントになります。

出願資格を確認する

2027年度要項の出願資格は、次のいずれかに該当し、合格した場合は入学を確約できる者です。

  1. 大学を卒業した者(外国の大学を卒業した者、および外国の大学の課程を有するものとして当該外国の学校教育制度において位置付けられた教育施設で文部科学大臣が指定する課程を修了した者を含む)、または2027年3月までに卒業見込みの者
  2. 学校教育法第104条第7項の規定により学士の学位を授与された者、または2027年3月31日までに授与見込みの者

いずれの区分も「大学卒業(見込み)」または「学士の学位」を軸にした資格であり、短期大学・高等専門学校の卒業だけでは出願資格を満たしません。専攻していた分野は問われないため、理系・文系を問わず出願できますが、卒業証明書・成績証明書・学位授与証明書など、区分に応じて必要な証明書が異なります。自分がどちらの区分に該当するかを早い段階で確認し、証明書の発行元(出身大学等)に余裕を持って請求してください。

選抜方法とスケジュール

入学者の選抜は、出願書類・小論文・面接の結果を総合して行われます。第一次選抜と第二次選抜の2段階です。

第一次選抜(書類選考)

入学願書・志望理由書・推薦書・成績証明書・卒業(見込)証明書・履歴書・免許資格等証明書の7点の出願書類で判定します。要項には「募集人員の約4倍を第一次選抜の合格者とする」と明記されており、募集人員5名にそのまま当てはめると、第一次選抜を通過するのはおよそ20名前後という計算になります(この数字は要項の規定にもとづく目安で、実際の志願者数・通過者数を大学が公表しているわけではありません)。第一次選抜の結果は出願者全員に郵便で通知され、合格者には受験票が同封されます。

第二次選抜(小論文・面接)

小論文2026年6月27日(土)9:30〜11:30・配点200点
面接2026年6月27日(土)13:00〜(当日指示)・配点200点
第一次選抜の総合点配点100点

小論文では英文の資料を用いて出題されることがあります。面接で得点が100点未満の場合は不合格となる規定があるため、面接は配点上も合否を左右する重要な位置づけです。会場は拡大講義室(岡山大学歯学部)。試験に関する重要な連絡は歯学部ホームページで周知されるため、出願後は定期的に確認してください。

出願から入学までのタイムライン

  • 出願前(〜2026年4月)

    出願資格の区分を確認し、成績証明書・卒業(見込)証明書・推薦書など発行に時間がかかる書類の手配を始めます。志望理由書は自筆での提出が求められるため、文化・社会活動や学業成績、資格、ボランティア経験などの材料を早めに整理しておくと書きやすくなります。入学検定料の支払いは2026年4月8日以降に受付が始まります。

  • 出願期間(2026年5月7日〜13日)

    出願書類一式を「書留・速達」で郵送します。5月13日17時までの必着が原則ですが、5月11日までの消印があるものは受理されます。やむを得ず持参する場合は、事前連絡のうえ5月13日9時〜17時のみ受け付けられます。

  • 第一次選抜の結果(2026年6月5日発送)

    2026年6月5日(金)発送の郵便で、出願者全員に選抜結果が通知されます。合格者には受験票が同封されるので、第二次選抜(試験日6月27日)に向けた準備を本格化させます。

  • 第二次選抜(2026年6月27日)

    午前に小論文(9:30〜11:30)、午後に面接(13:00〜)を実施します。

  • 第二次選抜発表(2026年7月22日〜)

    9時に歯学部ホームページで合格者の受験番号が発表され(8月21日まで掲載)、同日付けで合格通知書が郵送されます。入学辞退等により欠員が出た場合は、7月22日以降に追加合格の連絡が行われます。

  • 入学手続・入学

    合格発表とともに入学手続の案内が届きます。入学は2027年4月です。

難易度の考え方

岡山大学は、この試験の志願者数・受験者数を公表していません。そのため受験者数÷合格者数で算出する一般的な実質倍率は示せません。一方で、岡山大学歯学部が各年度に公開している合格発表ページを確認すると、次の事実がわかります。

  • 2023〜2027年度の5年間、第二次選抜の合格者はいずれも5名で、募集人員(歯学科5名)と完全に一致しています(出典: 岡山大学歯学部 各年度合格発表ページ)。定員割れが続いている様子はなく、毎年安定して募集人員どおりに合格者を出していることがうかがえます。
  • 募集要項には「第一次選抜は募集人員の約4倍を合格とする」という規定があります。募集人員5名にそのまま当てはめると、第一次選抜通過者はおよそ20名前後という計算になり、そこからさらに小論文・面接で5名まで絞り込まれる構造です。

数値による厳密な難易度の断定はできませんが、募集人員が5名という少数選抜であること、第一次選抜自体が「約4倍」に絞り込む書類選考であること、面接に事実上の足切り(100点未満は不合格)があることから、書類・小論文・面接のいずれか一つでも手を抜けない試験だと考えておくのが現実的です。正確な志願者数・倍率は大学から公表されていないため、本記事では実数を用いた倍率の記載は行っていません。

出願までのチェックリスト

出願に必要な書類は13点あり、発行に時間がかかるものも含まれます。要項にもとづき、準備の目安をまとめました。

  • 入学願書: 所定用紙に必要事項を記入。出願前3か月以内に撮影した写真(縦4cm×横3cm、無帽・正面向き)を貼付します。
  • 志望理由書: 所定用紙に自筆で作成。文化・社会活動、独創性ある諸活動、学業成績、情報処理やTOEFLなどの技能・資格、ボランティア活動などを盛り込む構成が求められます。
  • 推薦書: 原則、出身大学等の指導教員が作成します(卒業後かなりの期間が経ち依頼できない場合は、責任をもって推薦できる者でも可)。依頼から作成まで時間がかかるため早めに相談してください。
  • 成績証明書・卒業(見込)証明書: 出身大学長(学部長)が作成し厳封したもの。大学院在学・修了者は大学院の証明書もあわせて必要です。複数の大学に在籍していた場合は、それぞれの大学から取り寄せます。
  • 履歴書: 所定用紙に記載例に沿って作成。外国の大学卒業者は小学校入学から記入します。出願期間初日の2年前から出願までに英語外部検定試験を受けた場合は、試験名と結果を記入する欄があります。
  • 免許資格・賞罰等を証明する書類: 該当者のみ。履歴書欄外の注意事項に沿って準備します。
  • 受験票及び写真票・住民票(外国人登録済等の該当者)・返信用封筒・あて名票・出願書類確認票: いずれも所定様式があるため、歯学部ホームページから入学願書等の様式一式を入手してから準備します。
  • 入学検定料: 30,000円。2026年4月8日以降、指定の入学検定料支払サイトから決済し、支払証明書を所定欄に貼付します。

出願書類は所定の様式以外では受け付けられません。記載内容の変更や書類の返却も認められないため、募集要項を歯学部ホームページで必ず入手し、様式にもとづいて作成してください。

小論文・面接対策の考え方

小論文

試験時間は2時間(9:30〜11:30)、配点は200点です。要項には「英文の資料を用いて出題することがあります」と明記されているため、専門的な英文をある程度の速度で読み、内容を正確につかむ読解力が土台になります。歯学部への編入を想定する場合、生物学・医療系の話題を扱った英文に日常的に触れ、要旨をまとめる練習をしておくと、当日の負荷を下げられます。また出願書類(1次選抜)と小論文・面接(2次選抜)は別の観点で評価されるため、小論文では「なぜ歯学を志すか」を語るだけでなく、示された資料をどう読み解き、論理的に自分の考えを展開できるかが問われると考えておくとよいでしょう。

面接

配点は小論文と同じ200点で、面接の得点が100点未満だと不合格になる規定があります。募集の趣旨には「歯学教育を基礎として広く国民の健康・福祉に貢献したいという目的意識及び意欲がある人材」を求めるとあるため、これまでの学び・経験と歯学を志す理由を、志望理由書と一貫した言葉で説明できるように準備しておくことが大切です。他分野の専門知識や資格を持っている場合は、それを歯学・歯科医療にどう活かしたいかを具体的に語れると、志望理由書との整合性も高まります。

入学までに取り組みたい生物学の自己学習

歯学部での専門教育科目は生物学に立脚しているため、募集要項でも「大学で生物学を履修していない者は、合格後から入学までの間に、生物学を自己学習することが望まれます」と案内されています。他分野の学部から編入を目指す場合は、出願準備と並行して、高校〜大学教養レベルの生物学(細胞・組織、代謝、遺伝など)を復習しておくと、入学後の6年一貫教育(編入学者は5年間で専門教育科目を履修する特別カリキュラム)にスムーズに入っていけます。

学費と入学後のカリキュラム

入学検定料30,000円
入学料282,000円(予定額)
授業料前期分 267,900円/年額 535,800円(予定額)

金額はいずれも2027年度要項時点の予定額です。入学時や在学中に改定された場合は、改定後の金額が適用されます。正確な金額は最新の募集要項で確認してください。

岡山大学歯学部は平成7年度から6年一貫教育を実施しており、編入学者には第2年次から5年間で専門教育科目を履修する特別なカリキュラムが用意されています。履修方法の詳細は、入学後のオリエンテーションで説明される仕組みです。なお、第二次試験の総得点は、受験者本人からの請求(2027年度は請求期間2026年9月1日〜9月9日必着)により開示を受けられます。結果を振り返って翌年度以降の対策に活かしたい場合は、この制度を活用できます。

併願・他大学の選択肢

大学を卒業した人・学士の学位を持つ人を対象に、歯学部へ第2年次または相当学年から編入・学士入学できる制度を実施している大学は、全国的にも限られています。歯学部の編入学・学士入学を実施している大学として、次のような記事も編入総研で公開しています(大学ごとに入学年次・出願資格・選抜方法・試験科目が異なるため、志望校を広げる場合は必ず各大学の募集要項を個別に確認してください)。

同じ岡山大学内で3年次編入学を実施している学部もあります。あわせて検討したい場合は岡山大学工学部の編入試験の記事も参考にしてください(工学部は歯学部とは異なる一般的な3年次編入学です)。

よくある質問

岡山大学歯学部の編入学試験は、一般的な3年次編入学と同じですか?

同じではありません。岡山大学歯学部が実施しているのは正式名称「岡山大学歯学部第2年次編入学(学士入学)」で、大学を卒業した人・学士の学位を持つ人を対象に、6年一貫教育のうち第2年次から編入させる制度です。他大学の一般的な3年次編入学(短期大学・高等専門学校の卒業者などが対象)とは対象者・入学年次・修業条件が異なります。大学公式サイトの編入学試験の案内でも、歯学部は「第2年次編入学(学士入学)」として、工学部・理学部の「編入学試験」とは別枠で掲載されています。

出願資格を教えてください。

2027年度要項では、(1)大学を卒業した者(外国の大学卒業者を含み、2027年3月までの卒業見込みも可)、(2)学校教育法第104条第7項の規定により学士の学位を授与された者(2027年3月31日までの授与見込みも可)、のいずれかに該当し、合格した場合に入学を確約できる者が対象です。文系・理系は問われません。詳細な要件は必ず岡山大学歯学部の最新の募集要項で確認してください。

選抜方法・配点はどうなっていますか?

出願書類・小論文・面接の結果を総合して判定します。第一次選抜は出願書類(入学願書・志望理由書・推薦書・成績証明書・卒業(見込)証明書・履歴書・免許資格等証明書の7点)で判定し、募集人員の約4倍を合格とすると要項に定められています。第二次選抜は小論文200点・面接200点(面接が100点未満の場合は不合格)に加え、第一次選抜の総合点100点を合わせて最終判定します。小論文は英文の資料を用いて出題されることがあります。

倍率はどのくらいですか?

岡山大学は志願者数・受験者数を公表していないため、正確な実質倍率は算出できません。ただし2023〜2027年度の5年間、合格発表ページに掲載された第二次選抜合格者は毎年5名で、募集人員(歯学科5名)と完全に一致しています。また要項には「第一次選抜は募集人員の約4倍を合格とする」と定められており、これをそのまま計算に当てはめると第一次選抜を通過するのは20名前後という規模になります。数字は要項の規定にもとづく目安であり、実際の志願者数とは異なる可能性がある点に注意してください。

対策はいつから始めるべきですか?

出願期間は例年5月上旬〜中旬の1週間程度と短いため、志望理由書・推薦書・成績証明書などの準備には数か月単位の前倒しが必要です。試験は例年6月下旬に実施されます。歯学部の専門教育科目は生物学に立脚しているため、募集要項でも生物学を履修していない人には合格後から入学までの自己学習が推奨されています。出願の半年〜1年前を目安に、出願資格の確認・書類の手配・小論文と面接の準備を並行して始めるのが現実的です。

出願から入学までにどのくらい費用がかかりますか?

2027年度要項では、入学検定料30,000円のほか、入学料282,000円(予定額)、授業料は前期分267,900円・年額535,800円(予定額)です。いずれも予定額であり、入学時や在学中に改定された場合は改定後の金額が適用されます。正確な金額は必ず最新の募集要項で確認してください。

この記事の情報はいつ時点のものですか?

2027年度(2026年実施)の岡山大学歯学部第2年次編入学(学士入学)募集要項および各年度の合格発表にもとづき、2026年8月5日に更新しています。日程・定員・出願資格・選抜方法は年度により変わる可能性があるため、出願前には必ず大学が公表する最新の募集要項を確認してください。

まとめ

岡山大学歯学部の編入学は、一般的な3年次編入学とは異なり、大学卒業者・学士学位保有者を対象に第2年次から迎え入れる「第2年次編入学(学士入学)」です。募集人員は歯学科5名、選抜は出願書類(第一次)と小論文・面接(第二次)の2段階で、2023〜2027年度は5年連続で募集人員どおり5名が合格しています。出願期間が短く、志望理由書の自筆作成や推薦書の依頼など時間のかかる準備も多いため、出願資格の確認と書類の手配は早めに始めることが合格への近道です。まずは岡山大学歯学部の最新の募集要項を入手し、自分がどの出願資格区分に該当するかを確認するところから始めてください。

この記事について

監修: オンライン編入学院(株式会社BearBee)

本記事は、2年連続合格者数No.1※の大学編入予備校オンライン編入学院が監修しています。試験概要は大学が公表する募集要項・合格発表をもとに毎年度確認し、更新しています。

※調査対象期間:2024/4〜2026/3 TPCマーケティングリサーチ(株)調べ

最終更新: 2026年8月5日

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