教育用語の基礎知識. '26年度
教育学系の編入試験では、教育改革や学習指導要領、特別支援教育といった現代的なテーマが頻出です。しかし、これらの用語を体系的に学べる参考書が限られており、どの概念がどのように関連しているのかを整理するのに時間がかかってしまう受験生が多くいます。本書は教育現場で使われる用語を網羅的にまとめており、編入試験の出題範囲を効率よく把握する助けになります。
この本の位置づけ
本書は教育学の基礎知識を広く浅く学ぶ入門者向けの参考書です。秋田大学、愛媛大学、北海道大学といった国立大学から、関西大学、奈良女子大学といった難関私立大まで、複数の大学の過去問で問われている用語を幅広くカバーしており、どのレベルの受験生にも対応できる構成になっています。 一般的な教育学の教科書は、特定のテーマを深く掘り下げるため、全体像を把握しにくい傾向があります。本書は「用語辞典」的なアプローチをとることで、教育改革から教育史、発達理論まで、編入試験に出現しやすい知識を一冊で参照できるようになっています。
いつどのタイミングの編入受験生におすすめか
導入は受験準備を開始した段階で、できれば1年生後期から2年生初期が理想的です。まだ専門科目を本格的に学んでいない時期に本書で全体像を把握することで、その後の個別テーマ学習がスムーズになります。 遅すぎる導入(2年生の中盤以降)は避けるべきです。その時点では、すでに過去問演習に入っている可能性が高く、用語の確認作業に時間を奪われます。逆に早すぎる導入は問題ありませんが、内容を保持するため、定期的に繰り返す必要があります。
ターゲット大学と対策できるテーマ
オンライン編入学院が保有する過去問データベースを分析し、本書の内容が実際の出題範囲と重なる大学・学部を抽出しました。「頻出テーマ」はその学部の過去問で繰り返し問われている論点のうち、本書で扱っているものです。
秋田大学教育文化学部
教育学
頻出テーマ教育改革、小学校教育、教育論、幼児教育、教育目標、学習指導
本書の該当ページ小学校教育(p.36)、教育論(p.126)、幼児教育(p.167)、学習指導(p.28)
教育学
頻出テーマ不登校、問題行動、インクルーシブ教育、中央教育審議会、消極教育、生涯学習社会
本書の該当ページ生涯学習社会(p.159)、中央教育審議会(p.289)、消極教育(p.142)
愛媛大学教育学部
教育学
頻出テーマインクルーシブ教育、個別最適な学び、学級経営、特別支援教育、通級による指導
本書の該当ページ通級による指導(p.76)、学級経営(p.59)、インクルーシブ教育(p.77)
※志望校の最新の募集要項と過去問は必ずご自身でご確認ください。
使い方
まず、本書の各章を通読して教育学の全体像を把握します。その際、自分が受験する大学の過去問で頻出している用語(教育改革、学習指導要領、特別支援教育など)に印をつけることが効果的です。 次に、過去問を解く段階に入ったときに本書を辞書的に使用します。問題文に登場した用語の定義や背景を確認する際に参照し、選択肢の判断根拠を深める使い方をお勧めします。特に第3章の学習指導、第6章の学習指導要領、第18~19章の発達と学習は、過去問との往復参照の頻度が高くなるでしょう。 ただし、本書だけでは詳細な説明が限られるため、重要な用語については、過去問で問われた文脈に基づいて、より詳しい参考書で補うようにしてください。
編入試験でよく問われる論点から入るなら、次の順で読むのが効率的です。
- p.3 第1章 教育の基礎概念「タブラ・ラサ」がここで扱われています
- p.9 第2章 教授―学習の理論「単元学習」がここで扱われています
- p.16 第3章 学習指導「パネル・ディスカッション」がここで扱われています
- p.37 第6章 学習指導要領「総合的な学習の時間」がここで扱われています
- p.115 第14章 事項(西洋教育史)「コレージュ」がここで扱われています
- p.133 第15章 人と業績(西洋教育史)「5段階教授法」がここで扱われています
- p.185 第18章 発達「バビンスキー反射」がここで扱われています
- p.203 第19章 学習「外発的動機づけ」がここで扱われています
注意点
本書は'26年度版です。教育現場の施策は随時更新されるため、特に「中央教育審議会」「個別最適な学び」といった最新の改革関連用語については、出版後の政策変更がないか確認する習慣をつけてください。 本書は用語の定義や背景知識を提供しますが、各テーマの論理的な展開や批判的考察までを深掘りする構成ではありません。論述問題が出題される大学を受験する場合は、本書に加えて、より詳しい教育学の著作や講義資料が必要になる場合があります。 また、本書は教育学全般をカバーしていますが、特定の大学が特に重視する領域(例えば京都大学の特定の教育理論など)については、各大学の過去問分析を踏まえた補足学習を並行させることをお勧めします。







