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島根大学総合理工学部

島根大学 総合理工学部 編入の合格体験記|Aさん・TOEICを先に終わらせて化学へ

編入総研 編集部 / 更新日: 2026-09-06​‌‌‌‌‌​​​‌‌‌‌‌​‌​​​​‌‌‌​​​‌​​​‌‌

結論:英語を先に片づけてから、化学の3冊に1年をかけた

高等専門学校の1年目の後期に、いまの環境で学ぶうちに「より深い専門知識を身につけたい」という気持ちが芽生えたのが始まりでした。当初は卒業後の就職を想定していたものの、親や教員から編入という選択肢を提案され、将来の目標から逆算すると大学で学び直して学位を取っておく必要があると考えて決意した、と書かれています。高等専門学校の物質工学科から、島根大学 総合理工学部 物質化学科へ。出願は3校で、神戸大学と横浜国立大学は不合格、島根大学に推薦編入で合格しました。

この方の組み立ては、英語と専門をきれいに分けた点にあります。2024年7月から11月まではTOEICだけに絞り、8月の550点から11月に705点まで引き上げて英語に区切りをつけました。専門の化学に入るのは12月から。マクマリー有機化学は重要反応の巻矢印をすべてノートに書き写しながら3周、ボール物理化学は章末問題を手で解いて2周、シュライバー無機化学は分子軌道や錯体の理論部分を図とあわせて読み込みました。過去問は大学のホームページと個人ブログから5年分を集めて3周し、模範解答が公表されていないぶん、自分の答案をAIや教員に確認してもらって精度を上げています。TOEICを終えた12月にはメンタルが5段階の1まで落ち込んだことも、月ごとの記録に正直に残されています。

高等専門学校前籍
3.0前籍GPA
3校受験した大学
15か月対策にかけた期間
合格校島根大学 総合理工学部 物質化学科
前籍高等専門学校
前籍の学部・学科物質工学科
入学年2026年4月 入学
編入年次3年次
受験年度2026年度入学

この記事で分かること

  • 高専の1年目に「学士を取りたい」と考えるようになった経緯
  • 実際に出願した3校と、その結果
  • TOEICを先に終わらせ、12月から化学へ切り替えた15か月
  • マクマリー・ボール・シュライバーの3冊を、それぞれどう読んだか
  • 神戸大学・横浜国立大学・島根大学、3校それぞれの試験当日の様子

なぜ編入を目指したのか

私が編入を決意したのは、 編入前の学校の1年目・後期 のことでした。

私が編入を考え始めたきっかけは、現在の環境で学ぶ中で「より深い専門知識を身につけたい」という強い向学心が芽生えたことだ。当初は卒業後の就職を想定していたが、親や教員から大学編入という選択肢を提案され、自身のキャリアの可能性を広げられることに気づいた。編入を明確に決意した瞬間は、将来の目標を見据えた時である。社会でより高度な役割を担うためには、大学という研究環境で体系的に学び直し、「学士」の学位を取得することが不可欠だと痛感した。この気づきが、私に編入への挑戦を固く決意させた。

志望校を選んだ決め手

志望校を選んだ最大の決め手は、優れた教育環境とその客観的な評判、そして卒業後の高い就職実績である。将来の目標を実現するためには、社会からの評価が高く、確かな実績を持つ大学で学ぶことが最善の選択だと考えた。また、横浜国立大学を志望した具体的な理由として、自身の学習状況に合致した入試制度(倍率などの受験環境)が整っていたことが挙げられる。自身の努力が適正に評価され、かつ編入生が挑戦しやすい環境が用意されている点に強く惹かれ、進学を強く志望した。

編入を周りに伝えた時の反応

伝えた相手: 家族・友人・大学・学校の先生 / 伝えた時期: 試験の半年〜1年前

編入への決意を周囲に伝えた際、親や教員は一様に私の選択を支持してくれた。当初、大学編入という選択肢を提案してくれたのは彼らであったが、私が真剣に「学士を取得し、より深く専門的な勉強をしたい」という意志を打ち明けると、非常に喜んでくれた。特に親からは「ここからの受験勉強や環境の変化は大変になるけれど、自分で決めた道なのだから全力で頑張れ」と温かい言葉をかけられた。また、教員からも背中を押す具体的なアドバイスを貰うことができ、周囲の応援が私のモチベーションを高める大きな原動力となった。

受験した大学とその結果

この合格者が実際に出願した大学です。編入試験は日程も科目も大学ごとにばらばらなので、どこをどう組み合わせたかは志望校選びの参考になります。

結果大学・学部編入年次試験区分受験者数倍率
不合格神戸大学 工学部 応用化学科3年次一般編入2005.0倍
不合格横浜国立大学 理工学部 化学・生命系学科3年次一般編入405.0倍
合格(入学)島根大学 総合理工学部 物質化学科3年次推薦編入51.7倍

受験者数・倍率は、この合格者が試験当日に見聞きした記憶にもとづく数値です。大学が公表している数字とは異なる場合があります。出願前には必ず各大学の学生募集要項で確認してください。

合格までの学習計画

私が編入試験対策を始めたのは 2024年7月 、本番の試験は 2025年9月 でした。

時期別の1日の学習時間

平日と休日それぞれ、1日に何時間やっていたかです。棒の長さは平日・休日を通して同じ目盛りで比べられます。

平日

開始期
2h
中期
4h
直前期
5h

休日

開始期
4h
中期
6h
直前期
7h

1日あたりの学習時間の推移

月ごとの、1日あたりの学習時間です。どの時期にどれだけ積み上げたのかが分かります。

2024年7月
6.5h
2024年8月
6.5h
2024年9月
6.5h
2024年10月
6.5h
2024年11月
5h
2024年12月
6h
2025年1月
7.5h
2025年2月
8h
2025年3月
8h
2025年4月
7h
2025年5月
7h
2025年6月
7h
2025年7月
5h
2025年8月
2.5h

月ごとの学習の中身

  • 2024年7月

    主な科目: 化学, toeic / 気持ちの状態 5/5

    TOEICの目標スコア達成に向けて対策を開始し、単語の暗記やリスニングの基礎固めに注力した。モチベーションは最高水準を維持しており、編入試験合格への強い意欲を持って学習をスタートさせた。毎日の学習時間を安定して確保し、順調な滑り出しを見せた時期である。550点取得。

  • 2024年8月

    主な科目: toeic / 気持ちの状態 5/5

    前月に引き続きTOEICの公式問題集を中心に演習を重ね、リーディングの速読力強化に努めた。高いモチベーションを維持したまま、夏期休暇期間を利用して集中的に英語の学習時間を積み上げた。模試のスコアも徐々に伸び始め、確かな手応えを感じながら勉強を継続した。

  • 2024年9月

    主な科目: toeic / 気持ちの状態 5/5

    TOEIC対策において苦手分野の精査を行い、Part 5の文法問題やPart 7の長文読解の精度向上を図った。メンタル状態は絶好調を維持しており、日々の学習ルーティンを崩すことなく高い集中力で取り組み続けた。試験本番を見据えた実戦的な時間配分のシミュレーションを繰り返した。

  • 2024年10月

    主な科目: 化学, toeic / 気持ちの状態 4/5

    TOEICの試験本番が近づく中で実戦形式の模試演習を繰り返し、解答スピードの安定化を図った。モチベーションはわずかに低下したものの依然として高い水準にあり、英語学習の総仕上げに集中した。これまでの学習成果がスコアに反映され始め、一定の自信を持って学習を進めた。

  • 2024年11月

    主な科目: 化学, toeic / 気持ちの状態 3/5

    TOEIC試験本番を迎え、これまでの対策の成果として705点を取得するという目標を達成した。英語対策に区切りをつけたことで緊張の糸が途切れ、モチベーションは停滞期へと移行した。次なるステップである専門科目の化学の学習へ向けて、意識を切り替える準備を始めた。

  • 2024年12月

    主な科目: 化学 / 気持ちの状態 1/5

    TOEIC終了による燃え尽き症候群や冬季の環境変化が重なり、メンタル状態は年間で最も落ち込んだ時期となった。精神的な負荷が大きく学習のペースが著しく低下したが、最低限の学習を維持するよう努めた。自己嫌悪に陥りながらも、次の専門科目の本格化に向けて耐え忍ぶ月となった。

  • 2025年1月

    主な科目: 化学 / 気持ちの状態 2/5

    『マクマリー有機化学』を用いた専門科目の学習を本格的に再開し、基礎的な反応機構の復習から着手した。モチベーションは最悪の時期を脱しつつあったが、まだ本調子ではなく手探りで学習を進める状態であった。電子の動きを意識したノート作りを少しずつ進め、学習習慣の復帰を図った。

  • 2025年2月

    主な科目: 化学 / 気持ちの状態 5/5

    専門科目の学習範囲が『ボール物理化学』や『シュライバー・アトキンス無機化学』へ広がり、覚えるべき知識量の多さに直面した。試験への焦りからメンタル状態は再び落ち込みを見せ、不安定な精神状態での学習が続いた。それでも数式の導出や錯体化学の基礎理論など、頻出分野の理解に必死でしがみついた。

  • 2025年3月

    主な科目: 化学 / 気持ちの状態 3/5

    春期休暇を利用して化学の集中対策を行い、遅れていた進捗を大きく取り戻すことに成功した。視界が開けたことでモチベーションは再び最高潮に達し、爆発的な集中力で章末問題の演習を消化した。有機・物理・無機の三分野の基礎固めが完了し、大きな達成感を得た月となった。

  • 2025年4月

    主な科目: 化学 / 気持ちの状態 2/5

    新学期が始まり環境の変化による疲れが出たため、メンタル状態は再び一時的な落ち込みを見せた。しかし、これまでに培った基礎力をもとに、各参考書の発展的な問題への挑戦を止めずに継続した。志望校の出題傾向を意識しながら、より実戦的な問題演習へとステップを進めた。 過去問はこの月から本格的にやり始めた。

  • 2025年5月

    主な科目: 面接/口頭試問, 化学 / 気持ちの状態 3/5

    志望理由書の作成や面接対策といった出願準備を意識し始め、試験が現実味を帯びてきた時期である。モチベーションは標準的な水準で安定し、日々の化学の計算演習や反応機構の可視化を淡々とこなした。高専の講義とのバランスを取りながら、計画的に学習時間を配分した。

  • 2025年6月

    主な科目: 面接/口頭試問, 化学 / 気持ちの状態 3/5

    過去問の演習を本格化させ、実際の試験時間に合わせて問題を解く実戦訓練を繰り返した。メンタル状態は安定を維持しており、解けなかった問題の原因を参考書に戻って突き止める作業に没頭した。面接口頭試問を想定し、化学の基本概念を口頭で説明する練習も並行して行った。

  • 2025年7月

    主な科目: 面接/口頭試問, 化学 / 気持ちの状態 3/5

    試験直前期を迎え、これまでに解いた参考書の総復習と苦手分野の最終確認を徹底した。モチベーションは安定を保ち、本番に向けて体調管理とメンタルの維持に最も気を配った。これまでの約1年間におよぶ英語と化学の対策に自信を持ち、万全の状態で試験に臨む準備を整えた。

  • 2025年8月

    主な科目: 化学 / 気持ちの状態 1/5

    横浜国立に落ちてメンタルが回復できなかった。留年してもう一年頑張ろうかとも思った。 しかしまだ受けれる大学を調べた。

  • 2025年9月

    主な科目: 面接/口頭試問, 化学 / 気持ちの状態 1/5

    1月ー3月に試験がある私立の大学に向けて毎日30分ぐらい余力で勉強した。辛すぎて覚えていない。

勉強場所と環境

主な勉強場所は、学校の図書館と自宅であった。平日の放課後は、強制的に集中モードに切り替えるために必ず図書館へ直行し、閉館時間まで学習するルーティンを徹底した。休日は、長時間の学習による中だるみを防ぐため、午前中は図書館、午後は誰もいない食堂、夜は自宅と、意図的に環境を変えることでモチベーションを維持した。

スランプとメンタル: 正直乗り越えれなかった

科目ごとの対策と使った教材

科目ごとに、どの時期に何を使って、どう進めたかです。

化学

2024年12月 〜 2025年9月

ボール物理化学の表紙

ボール物理化学 2周

数式の導出プロセスの再現熱力学や反応速度論における重要な公式を学んだ。章末問題による計算演習の徹底各章の解説を読んだ後、章末に用意されている計算問題を実際に手を動かして解いた。 章末の奇数問題は回答(英語)があるのでお勧め 1週間あれば章末は解けます。

マクマリー 3周

有機化学の根幹となる「電子の動き」を正確に把握するため、教科書に記載されているすべての重要反応(親電子置換反応や求核置換反応など)において、巻矢印を自分でノートに書き写し、電子の始点と終点を明確にする手法をとった。 丁寧でカラーなので重要なところがわかりやすい。 各章のまとめがあるので見返しやすい。

過去問対策(入手・分析・周回)

過去問は大学のホームページからダウンロードと個人ブログから閲覧し、過去最低5年分を入手した。取り組み方としては、まず出題傾向と頻出分野を徹底的に分析し、出題形式に慣れることを意識した。過去問は計3周し、回数を重ねるごとに時間配分や記述の精度を高めていった。また、模範解答が公表されていない点が最大の難関であったが、自身で作成した解答をAIまたは教員に確認することで克服した。

振り返ってみて、これもやっておけばよかった

もっと早く編入対策をすべき 理想はTOEICが編入で使えるギリギリの期間(2年前)までに取りきる。 塾などを積極的に利用すればよかった。塾に入らず独学で勉強なのでやり方があってるかが不安だった。

AIの活用方法

Geminiで志望理由やわからないところを確認した

英語のスコアをどう上げたか

受験で利用した英語試験は TOEIC L&R です。以下、それぞれのスコア推移です。

TOEIC L&Rのスコア推移

5005506006507007508002024年08月・550点2024年11月・705点

点をタップすると受験時期とスコアが表示されます。

受験時期の一覧を開く

2024年08月 550点 → 2024年11月 705点

試験当日はどうだったか

当日の時間の流れと、会場で感じたことです。

神戸大学 工学部 応用化学科

当日の受験者数200
試験時間の構成9:00-10:30 数学 11:00-12:00 物理学 13:00-14:30 化学
当日の気づき人が多いのである程度の騒音注意

横浜国立大学 理工学部 化学・生命系学科

当日の受験者数40
試験時間の構成12:00-14:00 専門科目 16:00- 面接
当日の気づき例年倍率1倍ちょっとなのに その年だけ5倍近くあった。 動揺注意

島根大学 総合理工学部 物質化学科

当日の受験者数5
試験時間の構成8:20-8:40 受付 9:00- 口頭試問
当日の気づき空気が重いです

Aさんが島根大学の面接で実際に聞かれた質問

面接で投げられた質問と、その場での答え方

志望理由書のどこを突かれたか

筆記で何がどう出たか(科目ごと)

面接の準備は、聞かれる中身が分かっているかどうかで負荷がまったく変わります。無料相談では、志望校や現在の状況をうかがったうえで、口頭でお伝えできる範囲でご案内します。資料のお渡しは受講生の方に限らせていただいています。

無料相談で面接の中身を聞く

ボタンを押すと予約ページが開きます。相談は無料で、志望校がまだ固まっていない段階でも大丈夫です。

受験にかかった費用

編入試験対策にかかった費用の内訳です。これから編入を目指す後輩の、予算の参考になれば嬉しいです。

項目金額
① 教材・書籍代¥50,000
② 対策指導費¥0
③ 試験関連費¥30,000
④ 出願関連費¥100,000
⑤ 当日関連費¥30,000
合計¥210,000

編入したあとの生活

Aさんが編入したあとに分かったこと

単位認定でもっとこうしておけばよかったこと

編入を決める前に不安だったこと、入学後の実際

編入後の就職活動の状況

編入学後に気づいた貴重な情報

単位認定でどこを詰めておくべきだったか、入学前の不安が実際どうだったか、就職活動はどう動いているか。入ってからでは取り返しがつかない話です。無料相談では、志望校や現在の状況をうかがったうえで、口頭でお伝えできる範囲でご案内します。資料のお渡しは受講生の方に限らせていただいています。

無料相談で編入後の話を聞く

ボタンを押すと予約ページが開きます。編入は入って終わりではありません。入学後の単位と時間割は、出願先を決める段階で効いてきます。

編入前の自分へ

予備校マジで入った方がいい。
落ちます簡単に編入は
やり方が間違ってたらやっていないとほぼ同義になってしまいます

— Aさん(島根大学 総合理工学部)

この記事について

監修: オンライン編入学院(株式会社BearBee)

本記事は、2年連続合格者数No.1※の大学編入予備校オンライン編入学院が監修しています。本文は、合格者本人が回答した編入体験アンケートをもとに構成し、公開について本人の同意を得ています。氏名・連絡先は掲載していません。

※調査対象期間:2024/4〜2026/3 TPCマーケティングリサーチ(株)調べ

最終更新: 2026-09-05

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