天理大学国際学部の編入|6学科の選び方と2027年度の日程
先に、いちばん間違えやすいところからお伝えします。天理大学の国際学部は、2024年4月に学科構成が全面的に変わりました。以前あった地域文化学科は廃止され、外国語学科の中にあった英米語専攻・中国語専攻・韓国・朝鮮語専攻・スペイン語・ブラジルポルトガル語専攻もなくなりました。いまの国際学部は韓国・朝鮮語学科/中国語学科/英米語学科/外国語学科/国際文化学科/日本学科(留学生対象)の6学科です。出願は学科を選んで登録するので、旧学科・旧専攻の名前で探していると出願先にたどり着けません。
そのうえで、国際学部の編入学選抜は2027年度も実施されています。出願期間は2026年11月2日(月)〜11月11日(水)必着、試験日は2026年11月19日(木)、合格発表は2026年12月1日(火)。入学年次は3年次、募集人員は6学科すべて若干名です。試験は課題小論文(1000字程度・80分・100点)と面接(50点)の合計150点だけで、学科によって試験科目も配点も変わりません。語学系の学部ですが、英語の科目試験も、韓国語・中国語などの語学の試験もありません。英語外部試験のスコア提出も求められていません。
つまりこの試験で問われるのは、志望する言語・地域を「なぜ選ぶのか」を日本語で書き、話せるかです。気をつけたいのは出願の窓が10日間しかないこと、志願理由書が大学所定の用紙であること、そして入学検定料35,000円の支払期限が出願期間最終日の正午で、支払いを済ませないと入学志願書が印刷できない仕組みであることです。この記事は、大学が公表している2027年度入試ガイド・設置届出書・各種要領だけを使って、学科の選び方と出願までの段取りを整理します。
この記事で分かること
- 国際学部が2024年4月に6学科へ再編されたこと。地域文化学科と外国語学科の4専攻がなくなったこと
- 外国語学科は残っているが、入学定員165名から60名へ縮小し、中身が7言語コースに変わったこと
- 学科によって試験科目・配点・募集人員は変わらないこと(6学科すべて共通・若干名)
- 語学系の学部だが語学の筆記試験も英語スコア提出もないこと。合否は課題小論文と面接だけで決まること
- 2027年度の日程・配点・出願資格6区分・出願書類の一次情報
- 学科ごとに取れる教員免許が違うこと(英米語=英語、外国語=スペイン語 ほか)
- 倍率が公表されていないこと。「志願者がいない」という意味ではないこと
出願資格は大学ごとに条件が細かく分かれます。短大・高専・専門学校・大学在学中で扱いが変わり、英語資格が要る大学もあります。自分が出願できるかどうかは、条件を1つずつ突き合わせないと分かりません。
ボタンを押すと予約ページが開きます。相談は無料で、志望校がまだ固まっていない段階でも大丈夫です。
国際学部は2024年4月に6学科へ再編された
天理大学が文部科学省へ提出した設置届出書の「同一設置者内における変更状況」には、国際学部について次のことが記載されています。外国語学科の英米語専攻(△70)・中国語専攻(△30)・韓国・朝鮮語専攻(△30)・スペイン語・ブラジルポルトガル語専攻(△35)と、地域文化学科(△195)を廃止し、令和6年(2024年)4月に学生募集を停止。あわせて外国語学科は定員減(△105)となり、届出書の注記に「英米語専攻(70)、中国語専攻(30)、韓国・朝鮮語専攻(30)、スペイン語・ブラジルポルトガル語専攻(35)の入学定員合計165名を60名に変更」と明記されています。新設された5学科(韓国・朝鮮語40/中国語40/英米語60/国際文化50/日本40)は令和5年7月の届出です。
| 2023年度以前(改組前) | 2024年4月以降(現在) |
|---|---|
| 外国語学科 韓国・朝鮮語専攻(定員30) | 韓国・朝鮮語学科(定員40) |
| 外国語学科 中国語専攻(定員30) | 中国語学科(定員40) |
| 外国語学科 英米語専攻(定員70) | 英米語学科(定員60) |
| 外国語学科 スペイン語・ブラジルポルトガル語専攻(定員35) | 外国語学科(定員60) タイ語/インドネシア語/ドイツ語/フランス語/ロシア語/スペイン語/ブラジルポルトガル語の7言語コース |
| 地域文化学科(定員195) ※廃止 | 国際文化学科(定員50) 日本学科(定員40・留学生対象) |
出典: 天理大学「情報公開|教育情報の公表」内の設置届出書(人文学部の届出書に、同一設置者内の変更として国際学部の廃止・定員減が記載されています)と、届出書(国際学部 韓国・朝鮮語学科/中国語学科/英米語学科/国際文化学科/日本学科)、および「学部・大学院」の各ページ(2026年8月11日閲覧)。左右の対応は、届出書の廃止・新設・定員減の記載を本記事で並べたものです。廃止された専攻と新設学科は1対1に対応するとは大学が書いていないため、学ぶ内容は各学科ページで確認してください。
在学生がいるので、旧学科名は公式サイトにまだ出てきます。2026年度の在学者数の公表資料にも「2023年度以前入学」として外国語学科89名・地域文化学科122名が残っています。これは在学生の所属であって、これから編入する人の出願先ではありません。また、2027年度の入試ガイドに載っている国際学部の定員は合計190名(韓国・朝鮮語25/中国語15/英米語45/外国語25/国際文化50/日本30)で、2026年度の入試ガイドの合計290名から見直されています。編入学選抜の募集人員は、この見直しに関係なく6学科とも「若干名」です。
試験は6学科とも同じ。違うのは入学後です
編入学選抜の対象は人文学部・国際学部・体育学部の3学部です(医療学部は対象外で、募集人員一覧の編入学選抜の欄も「-」)。国際学部は6学科すべてが「若干名」で、試験科目・配点・試験時間割・出願資格・出願書類はすべて共通です。学科によって課される科目が違う、という設計にはなっていません。したがって学科選びは「入試の有利不利」ではなく、「編入後の2年間で何をやるか」で決めます。判断材料になるのは、学べる言語と取得できる免許です。
| 学科 | 学びの中心 | 取得できる教員免許 |
|---|---|---|
| 韓国・朝鮮語学科 | 言語・文学・歴史・社会文化の4領域。2年次生全員が「海外語学実習」で韓国へ | 高一種(韓国・朝鮮語) |
| 中国語学科 | 発音・リスニング・タイピングをICTで訓練。台湾関連科目が充実 | 高一種(中国語) |
| 英米語学科 | 「話す」「聞く」を切り離さないオーラルコミュニケーション重視 | 中一種(英語)/高一種(英語) |
| 外国語学科 | タイ語・インドネシア語・ドイツ語・フランス語・ロシア語・スペイン語・ブラジルポルトガル語の7言語から1つを選択 | 高一種(スペイン語) ※英語の免許を同時に取得する必要があります |
| 国際文化学科 | 多文化共生。「やさしい日本語」が必修科目 | 中一種(社会)/高一種(公民) |
| 日本学科 | 留学生対象。日本語・日本の社会と文化・ナラロジー(奈良研究)の3本柱 | ― |
教員免許以外は、6学科とも共通で図書館司書・博物館学芸員・日本語教員・矯正・保護支援(本学独自)・天理教教人(本学独自)・社会福祉主事任用資格・社会調査士の課程を履修できます(医療学部を除く全学部共通)。ただしこれは4年間在学する学生を前提にした案内です。3年次編入で2年間のうちに教職課程や各種課程を修了できるかは、認定される既修得単位と履修の順番によって変わります。免許・資格を目的に受験する場合は、出願前に入学課へ確認してください。
2027年度の要項(一次情報)
| 項目 | 2027年度(2027年4月入学) |
|---|---|
| 対象学部 | 人文学部・国際学部・体育学部(医療学部は対象外) |
| 募集人員 | 国際学部の6学科とも若干名 |
| 入学年次 | 3年次(既修得科目の内容によっては2年間で卒業できない場合がある、と大学が明記) |
| 出願期間 | 2026年11月2日(月)〜11月11日(水)<必着>(Web登録・出願書類郵送) |
| 試験日 | 2026年11月19日(木)/会場は本学キャンパス(杣之内キャンパス・奈良県天理市杣之内町1050) |
| 試験時間割 | 10:00〜11:20 課題小論文/11:50〜 面接(人文学部と共通) |
| 選抜方法 | 課題小論文(1000字程度・80分・100点)+面接(50点)=150点満点 ※課題小論文の解答は日本語に限る |
| 出願資格 | 下記6区分のいずれか。62単位が必要なのは(1)だけ |
| 出願書類 | ①入学志願書 ②志願理由書(本学所定用紙) ③卒業(見込)証明書または在学証明書 ④学業成績証明書(単位数が記載されたもの・開封無効) |
| 入学検定料 | 35,000円(本学の個別学力試験の枠) |
| 合格発表 | 2026年12月1日(火)/Post@netのマイページのみ |
| 入学手続 | 第1次 2026年12月15日(火)【入学金】/第2次 2027年1月20日(水)【春学期分納付金と入学手続書類】<必着> |
出願資格は6区分です。(1)大学に2年以上在学し62単位以上修得した者および2027年3月までに修得見込みの者/(2)短期大学を卒業した者および2027年3月卒業見込みの者/(3)高等専門学校等を卒業した者(同)/(4)専修学校の専門課程のうち文部科学大臣の定める基準を満たす課程を修了した者(同)/(5)高等学校等の専攻科のうち文部科学大臣が定める基準を満たすものを修了した者/(6)その他前各号と同等以上の学歴があると認められる者。
🔴 (6)で出願する人は、出願開始の1か月前までに個別の入学資格審査の申請が必要です。2026年11月2日が出願開始なので、実質の第一関門は10月上旬になります。受験時の配慮申請(受験特別措置)も同じく出願開始日の1か月前までで、本学会場での受験に限られます。ここを逃すと、出願そのものができません。
課題小論文と面接で何が見られるか
配点の内訳は課題小論文100点・面接50点で、合計点の3分の2が小論文です。制限は80分で1000字程度。1000字は、時間をかければ書ける量ですが、テーマを読み、立場を決め、構成を作り、書き切って読み返すまでを80分で回すとなると、通しで書く練習をしていないと最後まで届きません。まず週1本、時間を計って通しで書くところから始めるのが現実的です。解答は日本語に限ると明記されているので、志望学科の言語で書く準備は不要です。
出題テーマは大学が公表していません。入試ガイドには「2026年度 課題小論文題目一覧」が載っていますが、編入学選抜の題目は掲載されていません(一覧の注記は「昨年度受験のあった問題のみ掲載」)。ここから受験者数を推測することもできません。したがって、テーマを当てにいく対策は成り立ちません。国際学部を志望する以上、言語・移民・多文化共生・地域と世界の関わりといった、学部の教育目標に近い領域について自分の立場を持っておくことが準備になります。
面接は50点で、配点の3分の1を占めます。編入学選抜の選抜主旨には「大学入学後の進路変更を希望する者や、勉学の継続・大学での資格取得を希望する者等を対象に」「学習に対する意欲や目的意識が明確で」と書かれています。なぜ今の学校ではなく天理大学の国際学部なのか、なぜその学科なのかを、進路変更の理由としてつながった形で説明できるかが中心になります。国際学部は1925年の天理外国語学校を出発点とする学部で、学科ごとに履修モデルと留学制度が用意されています。学科ページで「編入後の2年間で自分が取る科目」まで見ておくと、志望理由書と面接の答えが具体的になります。志願理由書は大学所定の用紙なので、そこに書いた内容と面接での受け答えを一致させておくことが前提です。
倍率は公表されていません(推定値も出しません)
天理大学は入試結果を「過年度入試データ」として公開していますが、そこに編入学選抜は含まれていません。掲載されているのは公募推薦選抜・大学入学共通テスト利用選抜・一般選抜などで、総合型選抜や特別選抜(社会人・帰国生徒・外国人留学生)も同様に載っていません。志願者数も受験者数も合格者数も公表されていないため、この記事では倍率を示していません。推定値も出しません。
これは「志願者がいない」という意味ではありません。公表されていないだけです。募集人員が「若干名」なのは、大学が編入学定員そのものを設定していないためで、設置届出書の「編入学定員」欄はいずれの学科も「-」になっています。数字が無い以上、難易度を数字で語ることはできません。判断材料になるのは配点だけで、小論文100点・面接50点という構成そのものが、対策の優先順位を示しています。
出願の実務(知らないと間に合いません)
天理大学はインターネット出願(Post@net)です。手順そのものより、締切が3つに分かれていることに注意してください。
- 入学検定料35,000円の支払期限は、出願期間最終日の正午。出願登録した翌日中に振り込みます(コンビニ・ペイジー。手数料は大学負担)。支払い後は登録内容を変更できません
- 支払いを済ませないと、入学志願書・写真票・宛名シートを印刷できません。拡大縮小せずA4で印刷します
- 書類は市販の封筒に入れ、簡易書留・速達で郵送。11月11日必着です(消印有効ではありません)。持参する場合は入学課窓口の平日9:00〜17:00
- 受験票は自分でダウンロードして印刷します(郵送されません)
- 合格発表もPost@netのマイページのみで、選考結果通知書・入学手続書類もダウンロードです。照会期間は合格発表日の正午から3日間。学内掲示はなく、電話での照会もできません
試験当日については、疾病・事故による追試験は行われていません。遅刻は試験開始後30分以内までで、開場は試験開始の1時間前です。机上に置けるのは受験票・黒鉛筆・消しゴム・鉛筆削り(電動式を除く)・時計・眼鏡だけです。なお編入学選抜は併願制で、入学手続後に辞退する場合、2027年3月31日17時までに手続きをすれば入学金を除く春学期分納付金が返還されます。成績開示は合格発表日の翌日から1年間、手数料500円で請求できます。
合格後にいちばん重い期限が来ます。既修得単位の認定を受けるには、既修得単位認定願(本学所定)・学業成績証明書または単位修得証明書・授業内容がわかる書類(シラバス・講義便覧等。コピー可)の3点を所定の期日までに入学課へ提出します。大学は「期日を過ぎて申し出ても一切受理しません」と明記しています。卒業要件は124単位で、認定される単位数によっては2年間で卒業できません。シラバスは在学校を離れると入手しにくくなるので、出願の時期に手元へ集めておいてください。
科目と日程が分かっても、いまの学習量で間に合うか、何を先にやるかは人によって変わります。併願先との重なりも、組み合わせ次第で負担が大きく変わります。
ボタンを押すと予約ページが開きます。相談は無料で、志望校がまだ固まっていない段階でも大丈夫です。
今からの進め方
- いま〜9月|志望学科を6学科から1つに絞る。学科ページで履修モデル・留学制度・取得できる免許を確認し、「編入後の2年間で何をやるか」を言葉にする。課題小論文は80分で1000字を通しで書く練習を週1本から
- 10月上旬|出願資格(6)で出願する人は個別の入学資格審査を申請(出願開始1か月前まで)。受験時に配慮が必要な人も、この時期までに入学課へ連絡する
- 10月中|出身校へ学業成績証明書(単位数が記載されたもの)・卒業(見込)証明書を依頼。志願理由書の所定用紙をダウンロードして下書きを完成させる。Post@netのアカウントは先に作っておく
- 11月2日〜|出願登録 → 検定料35,000円を支払う(登録の翌日中)→ 入学志願書と宛名シートを印刷 → 簡易書留・速達で郵送。11月11日必着
- 11月19日|試験。10:00〜11:20が課題小論文、11:50〜が面接。遅刻は開始後30分以内までで、追試験はありません
- 12月1日〜|Post@netのマイページで合否確認(正午から3日間)。合格後は12月15日までに入学金、1月20日までに春学期分納付金と手続書類。既修得単位認定願の期日にも注意
よくある質問
天理大学国際学部には、どんな学科がありますか。
韓国・朝鮮語学科、中国語学科、英米語学科、外国語学科、国際文化学科、日本学科(留学生対象)の6学科です。この構成は2024年4月に始まったもので、それ以前は外国語学科(英米語専攻・中国語専攻・韓国・朝鮮語専攻・スペイン語・ブラジルポルトガル語専攻)と地域文化学科という構成でした。地域文化学科は廃止され、外国語学科の4専攻もなくなっています。外国語学科という名前は残っていますが、中身は変わり、タイ語・インドネシア語・ドイツ語・フランス語・ロシア語・スペイン語・ブラジルポルトガル語の7言語から1つを選ぶ学科になりました。入学定員も、4専攻の合計165名から60名へ縮小しています。出願は学科を選んで登録するため、旧学科・旧専攻の名前で探していると出願先が見つかりません。
学科によって試験科目や募集人員は違いますか。
違いません。国際学部の6学科は、試験科目も配点も試験時間割も出願資格も出願書類も共通で、募集人員もすべて「若干名」です。試験は課題小論文(1000字程度・80分・100点)と面接(50点)の合計150点満点で、これは人文学部とも同じ内容です。体育学部だけが、課題小論文800字程度・60分で50点、面接100点、スポーツ活動申告書50点の合計200点という別の構成になっています。したがって国際学部の中での学科選びは、入試の有利不利ではなく、学びたい言語・地域と、取りたい免許で決めることになります。なお出願登録では学科を選びますが、複数学科へ同時に出願できるかは公表資料に記載がないため、検討する場合は入学課へ確認してください。
語学系の学部ですが、語学の試験はありますか。
ありません。英語の科目試験も、韓国語・中国語など志望学科の言語の試験もありません。英語外部試験のスコア提出も、出願資格・選抜方法のどこにも要件として書かれていません。選抜方法は課題小論文と面接の2つだけで、しかも課題小論文の解答は日本語に限ると明記されています。ですので、志望学科の言語をあらかじめ習得していることは出願の条件ではありません。ただし入学後は、その言語を専門的に学ぶ学科に3年次から入ることになります。海外語学実習や留学のプログラムも学科ごとに用意されているため、合格後に何から始めるかは、出願の段階で学科ページを読んで見当をつけておくと安心です。面接では志望学科を選んだ理由を必ず問われる前提で準備してください。
2027年度の出願はいつまでですか。
出願期間は2026年11月2日(月)〜11月11日(水)必着で、Web登録と出願書類の郵送の両方をこの期間内に済ませます。試験日は2026年11月19日(木)、合格発表は2026年12月1日(火)です。この日程は大学の編入学選抜ページ、入試ガイド2027の編入学選抜のPDF、入試カレンダーの3か所で一致しています。注意したいのは、入学検定料35,000円の支払期限が出願期間最終日の正午であること、そして支払いを済ませないと入学志願書が印刷できない仕組みであることです。書類の郵送も11月11日必着で、消印有効ではありません。証明書の取り寄せもあるため、10月中に準備を終えているのが前提になります。
出願資格を教えてください。62単位は全員に必要ですか。
62単位が必要なのは6区分のうち(1)だけです。出願資格は、(1)大学に2年以上在学し62単位以上修得した者および2027年3月までに修得見込みの者、(2)短期大学を卒業した者および2027年3月卒業見込みの者、(3)高等専門学校等を卒業した者(同)、(4)専修学校の専門課程のうち文部科学大臣の定める基準を満たす課程を修了した者(同)、(5)高等学校等の専攻科のうち文部科学大臣が定める基準を満たすものを修了した者、(6)その他前各号と同等以上の学歴があると認められる者、の6区分で、いずれか1つに該当すれば出願できます。注意が必要なのは(6)で、この区分で出願する人は出願開始の1か月前までに個別の入学資格審査を申請しなければなりません。出願開始が11月2日なので、実質の締切は10月上旬です。受験時の配慮申請も同じ期限です。
募集人員が「若干名」なのはなぜですか。倍率は分かりますか。
天理大学が編入学定員そのものを設定していないためです。設置届出書を見ると「編入学定員」の欄がいずれの学科も「-」になっており、1年次の入学定員とは別枠の人数が用意されていません。そのため入試ガイドの募集人員一覧でも、編入学選抜の欄は国際学部6学科・人文学部6学科・体育学科のすべてが「若干名」です。倍率については、大学が公表している「過年度入試データ」に編入学選抜が含まれていません。掲載されているのは公募推薦選抜・大学入学共通テスト利用選抜・一般選抜などで、志願者数も合格者数も公表されていないため、この記事では倍率を示していません。推定値も出していません。公表されていないことと、志願者がいないことは別です。
3年次編入で2年間で卒業できますか。教員免許は取れますか。
大学は「既修得科目の内容によっては2年間で卒業できない場合がある」と明記しています。卒業要件は124単位で、入学前に取った単位をどこまで認定できるかによって在学年数が変わりえます。認定を希望する場合は、既修得単位認定願(本学所定)、学業成績証明書または単位修得証明書、授業内容がわかる書類(シラバス・講義便覧等。コピー可)の3点を所定の期日までに入学課へ提出します。大学は「期日を過ぎて申し出ても一切受理しません」と書いています。教員免許は学科によって種類が異なり、英米語学科が中学・高校の英語、韓国・朝鮮語学科が高校の韓国・朝鮮語、中国語学科が高校の中国語、外国語学科が高校のスペイン語(英語の免許の同時取得が必要)、国際文化学科が中学の社会・高校の公民です。ただしこれは4年間在学する学生を前提にした案内なので、2年間で取り切れるかは出願前に入学課へ確認してください。
天理大学のほかの学部でも編入できますか。
編入学選抜の対象は人文学部・国際学部・体育学部の3学部です。医療学部(看護学科・臨床検査学科)は対象外で、募集人員一覧の編入学選抜の欄も「-」になっています。人文学部は宗教学科・国文学国語学科・歴史文化学科・心理学科・社会教育学科・社会福祉学科の6学科で、国際学部と同じ試験時間割・同じ配点(課題小論文1000字程度80分100点+面接50点=150点)です。なお人文学部は2024年4月に文学部と人間学部を統合してできた学部で、こちらも学部名が変わっています。体育学部は課題小論文が800字程度・60分で50点、面接100点、スポーツ活動申告書50点の合計200点と、配点の構成が異なります。試験日はいずれも2026年11月19日で共通です。
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本記事は天理大学が公表している編入学選抜ページ、入試ガイド2027(編入学選抜・募集人員)、入試ガイド2026(募集人員)、設置届出書、入学検定料・合格発表・入学手続・受験上の注意事項の各要領、学部・学科ページ、取得可能な資格、教育情報の公表にもとづいて作成しています(2026年8月11日時点)。出願にあたっては必ず大学公式サイトの最新情報をご確認ください。

