編入マーケティング論演習レビュー|内容・使い方
オンライン編入学院の自社出版教材を、編入総研編集部が紹介します。『編入マーケティング論演習』は、マーケティング論の基礎を学んだ後に、論述・説明問題を自力で書くための演習書です。2026年9月29日刊、全112問・402頁。経営学の組織篇・戦略篇とは扱う科目が異なり、基礎知識を答案へ組み立てるアウトプット段階向けの一冊です。
基本情報
| 書名 | 編入マーケティング論演習: 大学編入試験対策実践問題集 |
|---|---|
| 著者・出版 | オンライン編入学院 |
| 発売日 | 2026年9月29日 |
| 分量 | 402頁・112問 |
| 向く段階 | 基礎インプット後、論述・説明問題の演習へ進む段階 |
実際の誌面で確認する
答案は定義・本論・注意点・まとめの4ブロックで組みます。用語の定義と理論のつながりを確認し、具体例を添えて自分の言葉で説明する練習を想定しています。
12章と巻末資料
| 章のまとまり | 扱う内容 |
|---|---|
| 第1〜4章 | マーケティングの考え方、環境分析、STP、4Pの一貫性 |
| 第5〜9章 | 製品、価格、流通チャネル、プロモーション、ブランド |
| 第10〜12章 | 小売業態とサービス、消費者行動、市場地位と競争 |
| 巻末 | 定義の一文集、神戸大学出題対応表 |
使い方と学習順序
| 段階 | 使い方 |
|---|---|
| 基礎インプット | マーケティング論の参考書ルートで基本語・理論を確認する。 |
| 本書の演習 | 序章を読み、第1〜12章を進める。重要度の表示を使い、答案の骨格と時間を確認する。 |
| 志望校に寄せる | 要項・過去問で形式と範囲を確かめ、必要な章へ戻る。 |
巻末資料は、基礎を置き換えるものではありません。定義を自分の言葉で説明できるかを確かめ、志望校の当年度の要項・過去問と別に照合して使います。
誌面の見方と、つまずいたときの戻り先
マーケティング論の全112問は、いずれも500字以上の論述です。計算問題は収録せず、損益分岐点や多属性態度モデルのような論点も言葉で説明する演習に集中しています。計算を求める受験校では、別途その対策が必要です。短い用語説明を求める過去問では、定義を一文で示し、字数に応じて本論とまとめを加える必要があります。論述を骨格から組む練習を中心にしたい人、計算より概念の説明でつまずく人に合う構成です。
問題はA基本・B標準・C発展の到達順で示されます。本書の重要度では、★★★を出題が確認され他の論点の土台になるもの、★★を出題が確認されているもの、★を出題が一度のものとして分類しています。まずAと★★★を使い、志望校の範囲と照らして優先順位を決めます。見出し右端の論点は章末のチェックリストと対応し、解答・解説は自分の骨格に不足した行を確認するために使います。章頭の出題実績表は対象8校の原典の問題用紙で確認できた出題を載せ、「―」は出題されていない意味ではなく、確認できていない意味です。
一問では、設問を分け、①定義、②本論、③注意点、④まとめを短く作ってから答案にします。見直しでは、設問の各要求に答えたか、具体例を使った場合にその例がどの概念を示すのかを書いたか、定義とまとめが対応しているかを確認します。できなかった問題に印を付け、次回は本文を写すのでなく骨格だけを作り直します。巻末の定義の一文集は、見出しを見て定義を言えるか確かめる入口になります。
STPや4Pの関係で止まるときは第1〜4章、製品・価格・流通・プロモーション・ブランドを説明できないときは第5〜9章、消費者行動や市場地位・競争とのつながりで迷うときは第10〜12章へ戻ります。定義が出ないときはマーケティング論の参考書ルートで基礎書を確認します。基礎書は用語と理論の意味を理解するため、本書は論述の骨格を作るため、過去問は受験校の字数と形式を確かめるために使います。
購入前に確認したい本書の役割
マーケティング論演習は、理論を初めて学ぶ教科書ではなく、問題、答案の骨格、答案例、答案へ差し込む企業事例を通じて論述を練習する本です。用語の定義が出ない段階には基礎書が先です。用語は分かるのに、事例が概念の説明につながらない、理由や特徴を整理できない、500字以上の答案を組み立てられない場合に、演習の目的がはっきりします。
問題には大学名と年度が示されるもののほか、「類題」「オリジナル」の表示があります。実在の設問として確認されたものと別の扱いの問題を区別して読み、出典表示を次年度の出題予測に使わないことが必要です。神戸大学の対応表も、受験年度の要項・過去問と分けて確認します。計算を含む形式や短い解答欄の対策が必要な場合は、志望校の過去問を先に見て補う範囲を決めます。
マーケティング論で見落としやすい点
本書は、日常語だけで答える、企業名や施策だけを並べる、計算に見える論点で式から書き始める、といったつまずきを扱います。具体例を使う場合は、その例がどの概念のどの部分を表すのかを文章で結びます。損益分岐点や多属性態度モデルも、式を置く前に考え方を説明できるかを確かめます。こうした不足がある場合に、解答を読む前に骨格を作る練習が役立ちます。
短い設問では、長い論述を縮めるのでなく、定義を一文で置き、字数に合わせて本論とまとめを足します。巻末の定義の一文集は、見出しだけを見て定義を言えるかを確かめる入口です。定義が出た後に本論を二つか三つへ分けられるかを確認すると、短い説明と500字以上の論述のどちらで止まるかを分けて復習できます。
よくある質問
経営学の演習書と同時に進めるべきですか
受験科目と基礎理解に合わせて、必要な一冊から進められます。
神戸大学向けの本ですか
巻末の対応表で扱われた過去の出題と、受験年度の要項・過去問は分けて確認します。対応表は次年度の出題を保証するものではありません。
問題数は何問ですか
全112問を収録しています。






