大東文化大学外国語学部の編入|学科で試験科目が違う・事前審査9月8日必着
大東文化大学外国語学部の編入学試験で、いちばん先に来る期限は試験日でも出願期間でもありません。事前審査の受付が2026年9月1日(火)〜9月8日(火)必着です。全学部・全学科で事前審査が必須とされていて、その結果通知に、出願に必要なパスワードが同封されます。事前審査を出していないと、11月からの出願そのものができません。この記事を読んでいる時点(2026年8月)で、最初の締切まで1か月を切っています。
試験日は2026年12月13日(日)、出願期間は11月24日(火)〜12月7日(月)消印有効です。前年度(2026年度入学)の編入学試験は10月に行われていたため、古い日程を前提に動いていると事前審査も出願も間に合いません。日程はまるごと1サイクル後ろへ動いています。
そして外国語学部でいちばん大事なのは、3つの学科で試験科目が違うことです。中国語学科には小論文がありません(中国語と面接だけ)。英語学科は英語・小論文・面接、日本語学科は留学生以外が英語、留学生が日本語で、そのあと小論文と面接が続きます。志望学科を決めないまま「語学と小論文」と漠然に構えると、準備が空振りします。この記事では、2027年度入学試験要項の原本にもとづいて、学科ごとの科目、事前審査の中身、出願資格と語学スコアの扱い、3年次と2年次の分かれ目を整理します。
この記事で分かること
- 中国語学科・英語学科・日本語学科で試験科目が分かれること
- 出願より2か月半早い事前審査が、実質の第一関門であること
- 事前審査の結果しだいで、3年次への出願が制限される場合があること
- 外国語学部の筆記試験には辞書を持ち込めないこと
- TOEIC・英検は出願資格でも加点でもなく、日本語学科だけ日本語の要件が出願条件になること
- 出願資格の「60単位」に、教職・資格科目が数えられないこと
- 倍率が公表されていないこと(推測で語れないこと)
出願資格は大学ごとに条件が細かく分かれます。短大・高専・専門学校・大学在学中で扱いが変わり、英語資格が要る大学もあります。自分が出願できるかどうかは、条件を1つずつ突き合わせないと分かりません。
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結論:2027年度の要点
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 募集学科(3年次) | 中国語学科(留学生含む)/英語学科/日本語学科(留学生含む) |
| 募集学科(2年次) | 中国語学科/英語学科/日本語学科(留学生含む) |
| 募集人数 | 若干名(各学部・学科) |
| 事前審査 | 2026年9月1日(火)〜9月8日(火)必着(郵送)。全学部・全学科で必須。結果通知は9月末発送予定 |
| 出願期間 | 2026年11月24日(火)〜12月7日(月)消印有効 |
| オンライン受験票 | 2026年12月10日(木)13:00公開(郵送されません) |
| 試験日・試験会場 | 2026年12月13日(日)/東京板橋キャンパス(当日は正門のみ開門) |
| 試験科目 | 学科によって違います。中国語学科=中国語・面接/英語学科=英語・小論文・面接/日本語学科=英語(留学生は日本語)・小論文・面接。3年次・2年次で同じ時間割 |
| 辞書の持込み | 外国語学部は持込みの注記がありません(辞書が認められているのは経済・法・経営・スポーツ科学の英文読解のみ) |
| 選考方法 | 3年次は書類審査・面接・筆記試験、2年次は書類審査・面接・筆記(実技)試験による判定。配点は要項に記載がありません |
| 出願資格(3年次・大学在籍中) | 大学に2年以上在籍(見込含む)し、卒業要件外科目(教職・資格科目等)を除き60単位以上修得または修得見込み |
| 出願資格(2年次・大学等在籍中) | 大学または短期大学に1年以上在籍(見込含む)し、卒業要件外科目を除き30単位以上修得または修得見込み |
| 英語外部スコア | 提出要件なし(免除制度もありません)。日本語学科のみ日本語の要件あり |
| 検定料 | 35,000円+サービス利用料1,100円 |
| 合格発表 | 2026年12月18日(金)10:00(ネット照会。合格通知は郵送されません) |
| 入学手続期間 | 2026年12月18日(金)〜2027年1月8日(金)消印有効 |
| 入学後のキャンパス | 3年次編入は東京板橋、2年次編入は埼玉東松山(外国語学部は1・2年生が東松山、3・4年生が板橋) |
出典: 大東文化大学「2027年度 編入学試験要項」(3年次編入・2年次編入/全学部共通1冊)。募集学科の表・時間割の表は結合セルを含むため、画像化して目視でも確認しています。日程・科目は年度によって変わります。出願前に必ず最新の募集要項を確認してください。
外国語学部は学科ごとに科目が違う
ここが外国語学部の記事でいちばん重要な部分です。同じ学部でも、受ける学科によって当日の流れがまったく変わります。2027年度の時間割は次のとおりで、3年次編入・2年次編入で内容は同じです。
| 学科・区分 | 当日の流れ(説明は9:45〜10:00で共通) |
|---|---|
| 中国語学科 中国語学科(留学生) | 10:00〜11:00 中国語/12:00〜 面接 小論文はありません |
| 英語学科 | 10:00〜11:00 英語/11:30〜12:30 小論文/13:30〜 面接 |
| 日本語学科 | 10:00〜11:00 英語/11:30〜12:30 小論文/13:30〜 面接 |
| 日本語学科(留学生) | 10:00〜11:00 日本語/11:30〜12:30 小論文/13:30〜 面接 |
配点は公表されていません。要項に書かれているのは「書類審査・面接・筆記試験によって判定します」(2年次は「筆記(実技)試験」)という一文だけで、科目ごとの点数配分も合格最低点も示されていません。どの科目が重いかを推測して優先順位を決めるのではなく、課される科目をすべて仕上げる前提で計画を組むことになります。
中国語学科:試験は中国語と面接——小論文はない
中国語学科は、10時から11時までの中国語と、12時からの面接だけで終わります。他の2学科と違って小論文がなく、そのぶん語学1科目の比重が実質的に大きい構造です。留学生区分も同じ時間割で、こちらは3年次編入にのみ設けられています。
準備の方向としては、小論文対策に配分するはずだった時間を、そのまま中国語の読解と面接の準備へ回せる、と読むのが素直です。出題される文章のテーマや設問形式は大学が公表していません。大東文化大学の受験生サイトで案内されている過去問題の公開対象は一般選抜・総合型選抜で、編入学試験の過去問は公開対象として案内されていません。この記事では、確認できない出題傾向は書いていません。
学科の方向性なら公表資料から読めます。中国語学科は2年次から「言語(通訳翻訳)コース」と「社会(ビジネス)コース」の2コースに分かれ、HSK(漢語水平考試)と中国語検定の受験料補助・報奨制度があること、中国の大学との2学位取得(ダブルディグリー)にはHSK4級以上が必要で長期留学もHSK4級以上が望ましいとされていることを、大学が学科ページで公表しています。3年次編入はコース選択が済んだ学年に合流することになるため、面接で「どちらのコースで何をしたいか」を自分の言葉で言えるかどうかが、そのまま準備の質になります。
英語学科:英語・小論文・面接の3つ
英語学科は英語(10:00〜11:00)・小論文(11:30〜12:30)・面接(13:30〜)の3科目です。科目名は「英文読解」ではなく「英語」で、辞書持込みの注記も付いていません(詳しくは次の節)。
小論文の出題テーマも公表されていません。手がかりになるのは、大学が公開しているアドミッション・ポリシーです。「知識・技能」として「外国語の4技能について、基礎的な技能が身に付いている」、「思考力・判断力・表現力」として「社会の多様な問題を多面的かつ批判的に考察し、自分の考えを論理的にまとめることができる」が挙げられています。特別な専門知識の暗記ではなく、与えられた材料を多面的に見て、筋の通った形で60分で書き切れるかが評価軸に置かれている、と読むのが自然です。書き出す前に立場と根拠を決め切る訓練——つまり構成に使う時間を先に確保する練習のほうが、知識を足すより効きます。
編入後の学びも公表されています。英語学科は1年次からゼミに所属し、「英語コース」と「ヨーロッパ2言語コース(英独系・英仏系)」に分かれます。英語コースはさらに英語学系・観光/多文化系・地域文化学系に分かれ、ヨーロッパ2言語コースは英語とドイツ語、または英語とフランス語を同時に学ぶ形です。どちらのコースでも第二外国語の習得に力を入れると学科ページに書かれており、面接で入学後の学習計画を聞かれたときに、この違いを踏まえて答えられるかどうかは大きな差になります。
日本語学科:留学生以外は英語・留学生は日本語
日本語学科は留学生専用の学科ではありません。要項の募集学科は「日本語学科(留学生含む)」で、日本語学科と日本語学科(留学生)が別の区分として並んでいます。留学生は日本語学科(留学生)を選び、それ以外の受験生は日本語学科を選ぶ、という整理です。
試験科目も分かれます。留学生以外は10時〜11時に「英語」、留学生は10時〜11時に「日本語」を受け、そのあとの小論文(11:30〜12:30)と面接(13:30〜)は共通です。日本語学科を志望する日本語母語の受験生が「日本語の試験がある」と思い込んで準備すると、当日に英語の問題が配られることになります。ここは要項の時間割で必ず自分の目で確認してください。
日本語学科は、日本語を外国語のように客観的に見て、その仕組み(音声・語彙・文法など)を探る学科だと大学が説明しています。1学年の学生定員60名に対して教員10名、学生の3分の1が留学生という構成も公表されています。外国語学部日本語教師養成課程を修了すると、国家試験「日本語教員試験」の基礎試験・実践研修が免除される点も学科ページに明記されており、日本語教育を進路に考えている人にとっては、この学科を選ぶ実利がはっきりしています。
辞書は持ち込めない(学科差の注意)
編入の情報を集めていると「大東文化大学は英文読解で辞書を持ち込める」という話に出会いますが、これは外国語学部には当てはまりません。要項の注記で辞書持込みが認められているのは、名前が挙がっている学科の英文読解だけです。
| 注記 | 対象 |
|---|---|
| 辞書持込可(電子辞書は不可)/3年次 | 社会経済学科・現代経済学科・政治学科(社会人・留学生含む)・経営学科・スポーツ科学科の英文読解 |
| 辞書持込可(電子辞書は不可)/2年次 | 社会経済学科・現代経済学科・経営学科・スポーツ科学科の英文読解 |
| 辞書(電子辞書を含む)持込可 | 法学部法律学科の英文読解のみ |
| 外国語学部(中国語・英語・日本語) | 注記なし=持込みが認められている記載がありません |
語学系の学部だから辞書が使えるだろう、という思い込みがいちばん危ないところです。辞書なしで60分を読み切る前提で練習を組んでください。他学部向けに書かれた記述を外国語学部へ持ち込まないことが、この大学では特に重要になります。
事前審査が実質の第一関門
大東文化大学の編入学試験でいちばん誤解が起きやすいのが、この事前審査です。要項には「編入学試験の出願にあたり全学部・全学科事前審査が必須となります」と書かれており、案内のための任意手続きではありません。
目的は振替可能な単位数(目安)を出願期間前に通知することです。いま持っている単位のうち、どれだけが大東文化大学の単位として認められそうかを、出願前に受験生へ知らせる仕組みになっています。そのうえで、結果通知の際に出願に必要なパスワードも一緒に知らされます。ここが決定的です。パスワードがなければネット出願に進めないので、9月8日を逃すと、その年度の受験そのものができなくなります。しかも「消印有効」ではなく「必着」です。
提出するのは3点(郵送・必着)
| 提出物 | 中身 |
|---|---|
| ①受付票/返送用ラベル | 本学所定の用紙。大学の編入学試験ページから印刷します |
| ②単位を証明するもの | 単位修得(見込)科目名とその単位数が分かるもの(単位修得証明書・履修証明書等)。後期履修予定科目の証明書発行が間に合わない場合は、任意の書式に科目名と単位数を記入して提出可 |
| ③教員免許状にかかるアンケート | 教員免許状の取得を希望する人だけ。所定用紙あり |
送り先は入学センター事務室 入試広報課の「編入学試験 事前審査係」宛で、郵送用の封筒は自分で用意します。②の代替が認められている点は実務上大きく、在籍校の証明書発行が遅い場合でも、事前審査を諦める必要はありません。
3年次に出願できるかはここで決まる
もう1つ、必ず知っておきたい事実があります。要項には「通知の際に3年次編入への出願を制限することがあります」、そして「事前審査の結果により、2年次編入として出願していただくこともあります」と明記されています。
つまり3年次で出願するつもりでも、振替可能な単位数の判定によって2年次に回ることがあるということです。これは不合格ではなく、出願の時点で入学年次が動くという話です。外国語学部は3学科とも2年次編入の募集があるので、2年次に回った場合でも受験の道は残ります。ただし在学期間も学費もキャンパスも変わるため、3年次一本で計画を立てている人ほど、9月末の通知を受け取るまでは進路を固定しないほうが安全です。
注意事項にはさらに「3年次に編入したとしても、必ず2年間で卒業できるとは限りません」「履修する科目によっては、東京板橋キャンパス・埼玉東松山キャンパスの両方に通学する必要が生じる場合があります」とも書かれています。単位の振替結果を見てから、卒業までの年数を見積もる姿勢が要ります。
出願資格と語学スコアの扱い
外国語学部の3学科は、要項の出願資格では「上記以外」(一般の受験生に適用される区分)に当てはまります。中国語学科には3年次のみ【留学生】区分が別に置かれています。
| 年次 | 出願資格(いずれかに該当) |
|---|---|
| 3年次編入 | 大学を卒業(2027年3月卒業見込み含む)/大学に2年以上在籍(見込含む)し、卒業要件外科目(教職・資格科目等)を除き60単位以上修得または修得見込み/短期大学・高等専門学校を卒業(見込含む)/専修学校の専門課程のうち修業年限2年以上かつ総授業時間数1,700時間以上の課程を修了(見込含む)/高等学校専攻科のうち修業年限以上在籍し62単位以上修得した課程を修了(見込含む) |
| 2年次編入 | 大学を卒業(見込含む)/大学または短期大学に1年以上在籍(見込含む)し、卒業要件外科目を除き30単位以上修得または修得見込み/短期大学・高等専門学校を卒業(見込含む)/専修学校の専門課程(同上の基準)を修了(見込含む)/高等学校専攻科(同上の基準)を修了(見込含む) |
見落としやすいのが「卒業要件外科目(教職・資格科目等)を除き」という条件です。教職課程や資格課程の科目は、60単位・30単位に数えられません。教職を取りながら編入を目指している人は、手元の成績表から教職科目を外して数え直す作業を、事前審査を出す前にやっておく必要があります。
TOEIC・英検は出願資格でも加点でもない
語学系の学部なので気になるところですが、2027年度要項に、英語の外部試験スコアの提出を求める規定はありません。「TOEIC◯点以上が出願資格」でも「スコアがあれば加点」でもなく、スコアで筆記試験が免除される制度もありません。12月13日の筆記試験は全員が受けます。手持ちのスコアは、面接や志望理由の材料として使えても、選考の仕組みとして得点になるわけではない、という整理です。
日本語学科だけは日本語の要件が出願条件
一方で、日本語学科には日本語の要件があり、これは「選択肢」ではなく出願の条件です。要項の記載を整理すると次のようになります。
| 対象 | 求められる証明 |
|---|---|
| 日本語学科(留学生) | 日本語能力試験(JLPT)N2以上(2025年12月または2026年7月実施分)もしくは実用日本語検定(J.TEST)C級以上(2025年11月〜2026年9月実施分)。出願時に証明書を提出。履歴書も本学指定のものを使用 |
| 日本語学科に留学生以外で出願する人のうち、日本語が母語でない人 | 日本留学試験(EJU)「日本語」の記述を除く得点360点以上かつ記述45点以上(2025年11月または2026年6月実施分)。出願時に証明書を提出 |
| 上記以外(日本語が母語の受験生) | 語学の証明書は不要 |
ここを「あれば有利になる資格」と読み違えると、証明書が間に合わずに出願できません。該当する人は、出願期間(11月24日〜12月7日)に間に合う回の試験を、いまの時点で押さえておく必要があります。
3年次と2年次でキャンパスと学費が変わる
外国語学部は、1・2年生が埼玉東松山キャンパス、3・4年生が東京板橋キャンパスです。つまり3年次編入なら板橋(東京都板橋区高島平)、2年次編入なら東松山(埼玉県東松山市岩殿)から学生生活が始まります。住む場所も通学時間も変わるため、事前審査の結果で年次が動いた場合は、生活の前提から組み直すことになります。試験会場はどちらの年次でも東京板橋キャンパスで、入学後の通学先とは別です。
初年度に必要な費用は次のとおりです。要項の合計欄は一般入学者の学会費(8,000円)で計算されているため、編入学試験の学会費(別表)で置き換えた額を示します。
| 項目 | 3年次編入 | 2年次編入 |
|---|---|---|
| 入学金(初年度のみ) | 230,000円 | 230,000円 |
| 授業料 | 770,000円 | 770,000円 |
| 教育充実費 | 271,000円 | 271,000円 |
| 諸会費(学生自治会費・安全互助会費・青桐会費) | 16,900円 | 16,900円 |
| 学会費(初年度のみ・編入学試験の別表) | 4,000円 | 6,000円 |
| 初年度合計 | 1,291,900円 | 1,293,900円 |
| 分割納入(初回) | 771,400円 | 773,400円 |
要項の表に載っている外国語学部の合計は1,295,900円ですが、これは学会費8,000円で計算されたものです。編入学試験は別表が適用され、外国語学部は2年次6,000円・3年次4,000円となるため、上表のとおり差額が出ます。分割納入の2回目の納入期限は9月28日です。金額は年度により変動する場合があります。教職課程などを履修する場合は資格課程履修料(中学校教諭・高等学校教諭は35,000円など)が別途必要です。
なお、この学会費の別表は募集年次の裏づけにも使えます。募集のない年次は「―」と書かれており(例: 法学部の2年次、文学部日本文学科の2年次)、外国語学部は2年次・3年次の両方に金額が入っています。募集学科の表とは別の経路で、3学科とも両方の年次で募集があることが確認できます。
倍率は公表されていない
大東文化大学は受験生サイトで2020年度から2026年度までの入試結果データを公開しています。ただし集計されているのは総合型選抜・学校推薦型選抜・桐門の翼奨学金試験・一般選抜(3教科型/全学部統一/大学入学共通テスト利用)で、編入学試験の区分はどのファイルにも含まれていません。入試結果データのページ本文にも、編入学試験への言及はありません。
募集人数も全学部・全学科とも「若干名」で、具体的な人数は示されていません。志願者数も合格者数も分からない以上、この記事では倍率を書きません。「若干名だから競争率が高いはずだ」という言い方をよく見かけますが、それは公表数値ではなく推測です。推測を根拠に受験するかどうかを決めると、判断を誤ります。要項に書かれた学科ごとの試験科目と選考方法から準備を組み立てるほうが確実です。
出願の実務——知らないと出せない
出願はネット出願(マイページ登録)→検定料納入→出願書類の郵送という順です。インターネット上で入力しただけでは正式な出願になりません。
- 出願用パスワードは事前審査の結果通知に同封されます。事前審査を出していないとここで止まります
- 出願書類は郵便局の窓口から「簡易書留速達」で郵送します。ポスト投函ではありません
- 封筒は市販の角2号(A4を折らずに入るサイズ)を自分で用意し、所定の封筒貼付用宛名シートを貼ります
- 検定料は35,000円+サービス利用料1,100円。コンビニ、Pay-easy対応ATM、クレジットカード、ネットバンキングが使えます
- 提出書類は志願票(マイページで印刷)、履歴書(任意の様式で可。写真貼付。日本語学科留学生のみ本学指定)、卒業証明書等。単位修得・履修証明書は、事前審査で提出したものに変更がなければ再提出不要です(「事前審査のものを流用」の旨を記した文書を同封。ただし事前審査でコピーを使った場合は原本を提出)
- 受験票は郵送されません。マイページで2026年12月10日(木)13:00から公開されます
- 合格通知・入学手続書類も郵送されません。12月18日(金)10:00からのネット照会と、入学手続用ページへの掲載で行われます
- 入学手続は金融機関窓口からの振込のみ(現金・郵便為替は不可)。入金と書類郵送の両方がそろって完了します
- 受験時の特別な配慮を希望する場合の申請期限は2026年10月23日(金)。出願期間より1か月早く締め切ります
学部・学科をまたぐ併願はできない
2027年度の編入学試験は、3年次・2年次とも全学部・全学科が2026年12月13日(日)の1日で実施され、9時45分からの説明も共通です。さらに要項には「出願後の学部・学科等の変更はできません」と明記されています。したがって外国語学部の中で中国語学科と英語学科を併願する、といったこともできません。出願の時点で、学科と入学年次を1つに決める必要があります。
当日は面接が終了するまで校外へ出られないため、昼食の持参が必要です。天候不良や交通機関の乱れがあっても追試験・再試験は行われません。
科目と日程が分かっても、いまの学習量で間に合うか、何を先にやるかは人によって変わります。併願先との重なりも、組み合わせ次第で負担が大きく変わります。
ボタンを押すとオンライン編入学院の公式LINEが開きます。相談は無料で、志望校がまだ固まっていない段階でも大丈夫です。
学科の選び分け——取れる免許が違う
3学科は語学の種類が違うだけでなく、取得できる教育職員免許状の教科が違います。大学が学科ページで公表している内容を整理すると次のとおりです。
| 学科 | 教育職員(一種)免許状 | その他 |
|---|---|---|
| 中国語学科 | 中学校中国語・高校中国語 | 司書・司書教諭/博物館学芸員/日本語教師養成課程(副専攻)修了資格 |
| 英語学科 | 中学校英語・高校英語 | 司書・司書教諭/博物館学芸員/日本語教師養成課程(副専攻)修了資格 |
| 日本語学科 | 中学校国語・高校国語 | 司書・司書教諭/博物館学芸員/日本語教師養成課程(主専攻・副専攻)修了資格 |
日本語教師養成課程を「主専攻」で修了できるのは日本語学科だけです。日本語教育を本業にしたい人と、英語・中国語の教員を目指す人とでは、選ぶ学科が変わります。
これは学科としての案内であり、編入生が在学期間内に取り切れるかは別の話です。要項にも「3年次に編入したとしても、必ず2年間で卒業できるとは限りません」と書かれています。免許取得を前提に編入するなら、事前審査で提出する「教員免許状にかかるアンケート」を使って、希望する免許を大学に伝えたうえで確認するのが確実です。
対策の進め方
下は2027年度(2026年12月13日試験)の日程に合わせた組み立てです。日程は年度ごとに変わります。次年度以降を目指す方は、例年夏ごろに公表される要項で必ず読み替えてください。
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いますぐ
志望学科を1つに決める。中国語学科なら小論文がなく、英語学科・日本語学科なら小論文があります。ここが決まらないと対策の中身が決まりません。併願もできないので、先に決め切ります
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いますぐ
事前審査の所定用紙を印刷する。受付票/返送用ラベル(と、教員免許状の取得を希望するならアンケート)は大学の編入学試験ページから印刷します。受付は2026年9月1日〜9月8日必着で、残り時間がいちばん短い工程です
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8月中
単位を証明する書類を手配する。在籍校の証明書発行に何日かかるかを先に確認します。後期履修予定科目の証明書が間に合わない場合は、任意の書式に科目名と単位数を書いて提出できます(要項で認められています)
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同時に
「卒業要件外科目を除いた単位数」を自分で数える。教職・資格科目を外しても3年次60単位(2年次30単位)に届くかを確認します。ここが足りないと、そもそも出願資格を満たしません
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8月中
日本語学科志望で語学の証明が要る人は、受験回を押さえる。留学生はJLPT N2以上またはJ.TEST C級以上、留学生以外で日本語が母語でない人はEJUの基準です。出願(11月24日〜12月7日)に間に合う回でなければ意味がありません
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9月1日(火)〜9月8日(火)必着
事前審査を郵送する(封筒は自分で用意)。宛先は入学センター事務室 入試広報課「編入学試験 事前審査係」。消印有効ではなく「必着」なので、余裕を持って出します
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9月〜11月
語学と小論文を、学科に合わせて配分する。筆記はいずれも60分で、辞書は持ち込めません。中国語学科は語学と面接に集中でき、英語学科・日本語学科は小論文(60分)の構成づくりを並行します
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9月末ごろ
事前審査の結果通知を受け取る(出願用パスワードが同封)。ここで3年次への出願が制限される場合があります。振替可能な単位数の目安も届くので、入学後の履修イメージを作り直します
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10月23日(金)まで
受験時の特別な配慮が必要な場合は申請する。編入学試験の申請期限で、出願期間より1か月早く締め切ります
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11月24日(火)〜12月7日(月)消印有効
出願する。ネット出願で登録・検定料納入(35,000円+1,100円)のうえ、市販の角2号封筒に書類をそろえ、郵便局の窓口から簡易書留速達で郵送します。出願後の学部・学科の変更はできません
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12月10日(木)13時
オンライン受験票を確認する。受験票は郵送されません。マイページから自分で出力します
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12月13日(日)
試験当日(東京板橋キャンパス・正門のみ開門)。入構8:30〜、説明9:45〜10:00、筆記10:00〜。中国語学科は12:00から面接、英語学科・日本語学科は11:30から小論文・13:30から面接です。面接終了まで校外に出られないため昼食を持参します
-
12月18日(金)10時
合格発表(ネット照会)。入学手続は12月18日〜2027年1月8日(金)消印有効。入金と書類郵送の両方で完了します
よくある質問
大東文化大学外国語学部の編入試験はいつですか。
2027年度(2027年4月入学)は、事前審査の受付が2026年9月1日(火)〜9月8日(火)必着、事前審査の結果通知が9月末発送予定、出願期間が11月24日(火)〜12月7日(月)消印有効、試験日が12月13日(日)、合格発表が12月18日(金)10時、入学手続期間が12月18日〜2027年1月8日(金)消印有効です。オンライン受験票の公開は12月10日(木)13時で、試験会場は東京板橋キャンパスです。3年次編入・2年次編入とも同じ日程です。前年度(2026年度入学)の編入学試験は10月に行われていたため、日程が丸ごと後ろへ移動しています。古い日程のまま準備すると、事前審査も出願も間に合いません。
外国語学部の試験科目は3学科とも同じですか。
違います。要項の時間割では、中国語学科は10時〜11時に中国語、12時から面接で、小論文がありません。英語学科は10時〜11時に英語、11時30分〜12時30分に小論文、13時30分から面接です。日本語学科は留学生以外が10時〜11時に英語、留学生が10時〜11時に日本語で、どちらもそのあと小論文と面接が続きます。3年次編入・2年次編入で時間割は同じです。学科を決めずに対策を始めると、中国語学科志望なのに小論文へ時間を割いたり、逆に英語学科志望なのに小論文の準備が抜けたりします。
英文読解の辞書は持ち込めますか。
外国語学部は持ち込めません。要項で辞書の持込みが認められているのは、注記で名前が挙がっている学科の英文読解だけです。3年次は社会経済学科・現代経済学科・政治学科(社会人・留学生含む)・経営学科・スポーツ科学科、2年次は社会経済学科・現代経済学科・経営学科・スポーツ科学科で、電子辞書を含めて認められているのは法学部法律学科のみです。外国語学部の中国語・英語・日本語には、この注記が付いていません。同じ大学でも学科によって条件が違うため、他学部の記述を当てはめないでください。
TOEICや英検のスコアは必要ですか。優遇はありますか。
外国語学部の出願にTOEIC・英検などの英語外部スコアは求められていません。スコアで筆記試験が免除される制度もなく、12月13日の筆記試験は全員が受けます。ただし日本語学科だけは日本語の要件があり、これは選択肢ではなく出願の条件です。日本語学科の留学生は日本語能力試験N2以上または実用日本語検定C級以上、日本語学科に留学生以外で出願する人のうち日本語が母語でない人は日本留学試験の「日本語」で記述を除く360点以上かつ記述45点以上が必要で、出願時に証明書を提出します。
日本語学科は留学生しか受けられないのですか。
そのようなことはありません。要項の募集学科は「日本語学科(留学生含む)」で、日本語学科と日本語学科(留学生)が別の区分として並んでいます。留学生は日本語学科(留学生)を選び、それ以外の受験生は日本語学科を選びます。試験科目も分かれていて、留学生以外は10時〜11時に英語、留学生は10時〜11時に日本語を受け、そのあとは小論文と面接が共通です。日本語能力試験N2以上が求められるのは留学生区分で、日本語が母語の受験生に語学証明の提出義務はありません。
3年次と2年次のどちらで出願すればよいですか。
外国語学部は中国語学科・英語学科・日本語学科の3学科とも、3年次編入と2年次編入の両方で募集があります。出願資格の単位数は3年次が大学に2年以上在籍して卒業要件外科目(教職・資格科目等)を除き60単位以上、2年次が大学または短期大学に1年以上在籍して同じ条件で30単位以上です。入学後のキャンパスも変わり、外国語学部は3・4年生が東京板橋、1・2年生が埼玉東松山です。ただし年次は希望だけでは決まりません。要項には、事前審査の通知の際に3年次編入への出願を制限することがある、事前審査の結果により2年次編入として出願してもらうこともある、と明記されています。
大東文化大学外国語学部の編入試験の倍率はどれくらいですか。
公表されていません。大東文化大学は受験生サイトで2020年度から2026年度までの入試結果データを公開していますが、集計されているのは総合型選抜、学校推薦型選抜、桐門の翼奨学金試験、一般選抜(3教科型・全学部統一・大学入学共通テスト利用)で、編入学試験の区分はどのファイルにも含まれていません。募集人数も全学部・全学科とも「若干名」で、具体的な人数は示されていません。志願者数も合格者数も分からない以上、倍率から難易度を判断することはできません。要項に書かれた学科ごとの試験科目と選考方法から準備を組み立てるのが現実的です。
出願条件・日程・科目の最終的な確認は、大学公式の編入学試験のページ(要項PDFと事前審査の所定用紙はここから入手できます)と、大東文化大学 入学センターへの問い合わせでお願いします。入試結果データは受験生サイトの入試結果データのページで公開されています(編入学試験の集計は含まれていません)。
監修: オンライン編入学院(株式会社BearBee)。オンライン編入学院は、大学編入試験に特化した完全オンラインの予備校です。志望校の出願条件の読み解きから、語学の筆記試験・小論文の対策、面接まで、一人ひとりの状況に合わせて伴走します。
この記事は大東文化大学が公表している2027年度 編入学試験要項および入試結果データにもとづいて作成しています。出願前には必ず大学公式の最新情報をご確認ください。

