フェリス女学院大学の編入|文学部・国際交流学部・音楽学部の募集はグローバル教養学部へ
フェリス女学院大学の文学部・国際交流学部・音楽学部は、2025年4月にグローバル教養学部へ統合されました。大学の学科・専攻ページでは、この3学部は「2024年度以前の学部・学科」として扱われています。2027年度(2027年4月入学)の編入学試験で、この3学部を志望先として選ぶことはできません。編入学試験の学生募集要項に載っている募集単位は、グローバル教養学部の国際社会学科・心理コミュニケーション学科・文化表現学科の3学科だけです。
そのうえで、いま準備を始める方に決定的な事実が2つあります。ひとつは試験科目が変わったことです。大学が公開している編入学試験の過去問題集(2027年度入試用)には「2027年度よりグローバル教養学部の募集を受け付けます。また、入学試験内容については昨年度から変更となり、小論文と面接試験のみ行われます」と明記されています。前年度まで一部の学科で課されていた学科試験(英語)は、2027年度の要項に載っていません。
もうひとつは日程です。出願は2026年10月16日(金)9時〜10月22日(木)、試験日は2026年11月21日(土)で、いずれも旧3学部時代の日程とは別物です。この記事では、大学公式の「2027年度 学生募集要項 特別選抜 編入学試験」と「2026年度入試データ」「2025年度入試データ」にもとづいて、いま出願できる学科と、その中身を整理します。
この記事で分かること
- 文学部・国際交流学部・音楽学部での編入募集はありません。2025年4月にグローバル教養学部へ統合されました
- 2027年度はグローバル教養学部の3学科すべてで3年次編入・2年次編入を募集していること
- 試験は小論文(60分)と面接だけになり、学科試験(英語)が要項から消えたこと
- 出願が2026年10月16日〜22日、試験日が2026年11月21日(土)であること
- 出願資格が女子に限られ、さらに年齢の条件(3年次は満20歳・2年次は満19歳)があること
- 3年次編入では公認心理師の資格取得要件を満たせないと要項に明記されていること
- 旧・音楽学部の学びは文化表現学科の音楽・身体表現専攻へ引き継がれ、編入学試験に実技はないこと
旧3学部はどこへ行ったのか
大学は2023年9月のプレスリリースで「現行の文学部、国際交流学部、音楽学部を発展的に改組する形で、1学部3学科9専攻の構成とします」と公表し、2025年4月にグローバル教養学部を開設しました。学びの引き継ぎ先は次のとおりです。
| 2024年度以前の学部・学科 | 現在の所属 | 2027年度の編入募集 |
|---|---|---|
| 文学部 英語英米文学科 文学部 日本語日本文学科 | グローバル教養学部 文化表現学科(ヨーロッパ・アメリカ専攻/日本・アジア専攻) | グローバル教養学部の3学科として募集(3年次・2年次とも若干名) |
| 文学部 コミュニケーション学科 | グローバル教養学部 心理コミュニケーション学科(メディア専攻/共生コミュニケーター専攻 ほか) | |
| 国際交流学部 国際交流学科 | グローバル教養学部 国際社会学科(国際関係専攻/地球社会・環境専攻/国際ビジネス・観光専攻) | |
| 音楽学部 音楽芸術学科 | グローバル教養学部 文化表現学科 音楽・身体表現専攻 |
対応関係は、大学の「学科・専攻」ページの現行構成と、2023年9月29日のプレスリリースに示された9専攻の構成にもとづく整理です。学科・専攻の名称は大学公式の表記に合わせています。
編入学試験の上で学部名が切り替わったのは、1年次入学より2年遅れています。大学が公表している入試データを見ると、2025年度(2025年4月入学)の編入学試験は文学部・国際交流学部・音楽芸術学部の表記のみ、2026年度(2026年4月入学)は旧3学部の3年次編入とグローバル教養学部の2年次編入が併記されていました。グローバル教養学部が2025年4月開設なので、2026年4月時点で在籍しているのは1年次だけ、つまり2年次編入しか受け入れられなかったためです。
2027年度は、グローバル教養学部で3年次編入を募集する最初の年です。旧3学部の行は、2027年度の編入学試験要項の募集人員表から消えています。「昨年の要項に文学部があったから今年もあるはず」という読み方は通用しません。
2027年度の要項の要点
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 募集単位 | グローバル教養学部 国際社会学科/心理コミュニケーション学科/文化表現学科の3学科。専攻単位の募集ではありません |
| 入学年次 | 3年次編入学・2年次編入学の2区分。3学科とも両方の募集があります |
| 募集人員 | 各学科・各年次とも「若干名」。人数の明示はありません |
| 入学時期 | 2027年4月 |
| 出願期間 | Web出願登録 2026年10月16日(金)9:00〜10月22日(木)21:00/入学検定料の支払期限 10月22日(木)22:00/必要書類の郵送期限 10月22日(木)消印有効 |
| 試験日 | 2026年11月21日(土) |
| 受験票 | 郵送されません。11月19日(木)ごろにWeb出願システムで通知され、各自でA4に印刷して持参します |
| 合格発表 | 2026年12月1日(火)12:00から、Web出願システムの合否結果照会で確認。合格通知書の郵送はありません |
| 入学手続期限 | 2026年12月8日(火)(入学手続時納付金の納入) |
| 選抜方法 | 1. 小論文 2. 面接(対面)の2つだけ。3学科とも同じです |
| 試験時間割 | 開場11:30/集合11:50/小論文 12:00〜13:00(60分)/集合13:20/面接 13:30〜。3学科とも共通の時間割です |
| 配点 | 公表されていません。要項に各試験の点数配分の記載はありません |
| 出願資格(3年次) | 次のいずれかに該当する女子で、2027年3月31日までに満20歳に達する者。①大学・短期大学・高等専門学校を卒業(2027年3月卒業見込みを含む)②大学に2年以上在学し62単位以上を修得(在学見込み・2027年3月修得見込みを含む)③専修学校の専門課程を修了④外国において14年の課程を修了 |
| 出願資格(2年次) | 次のいずれかに該当する女子で、2027年3月31日までに満19歳に達する者。①大学・短期大学・高等専門学校を卒業②大学に1年以上在学し30単位以上を修得③専修学校の専門課程を修了④外国において14年の課程を修了 |
| 英語の外部スコア | 要項に提出の求めはありません。TOEIC・英検等による免除や加点の制度も設けられていません |
| 入学検定料 | 35,000円(コンビニ/金融機関ATM(Pay-easy)/クレジットカード)。出願ごとに支払手数料が別途かかります |
| 試験会場 | 緑園キャンパス(横浜市泉区緑園4-5-3)。要項に「山手キャンパスでは入学試験を実施しません」と明記されています |
| 学内併願 | できません。「同日に行われる他の入学試験との併願はできません」と要項にあり、3学科は同じ日・同じ時間割です |
出典: フェリス女学院大学「2027年度 学生募集要項 特別選抜 編入学試験」(2026年8月11日閲覧)。年度によって変わります。出願前に必ず大学公式サイトの最新の要項でご確認ください。
試験科目は小論文と面接だけになった(学科試験の廃止)
ここが2027年度でいちばん大きい変更です。大学が公開している編入学試験の過去問題集(2027年度入試用)の冒頭には、次のように書かれています。
「―2027年度 3年次編入学試験について― 2027年度よりグローバル教養学部の募集を受け付けます。また、入学試験内容については昨年度から変更となり、小論文と面接試験のみ行われます。詳細については学生募集要項を参考にしてください。」
同じ冊子には、収録内容として「2026年度に実施した2年次編入学試験 心理コミュニケーション学科の小論文と、3年次編入学試験 英語英米文学科の学科試験(英語)・小論文を収録」とあります。つまり2026年度までは学科試験(英語)が課される学科があり、2027年度からは無くなったということです。2027年度の要項の選抜方法欄も、3学科すべて「1. 小論文 2. 面接:対面」の2行だけです。
英語の学科試験を前提に準備すると、対策の重心を丸ごと外します。2027年度は小論文と面接の2つが評価のすべてです。英語の読解演習に時間を割く前に、要項の選抜方法欄を必ず自分の目で確認してください。
小論文(60分)
60分は編入の小論文としては短い部類です。時間割上も12:00〜13:00と区切られており、構成を練りながら書く余裕はありません。書き出す前に骨組みを決めきる訓練が要ります。試験室に持ち込めるのは受験票・筆記用具・時計だけで、電子辞書や辞書の持込みは認められていません(試験時間中に使用が認められるのはHBの黒鉛筆・シャープペンシル・プラスチック製の消しゴム・鉛筆削り・時計のみ)。試験開始後20分を過ぎると入室できません。
著作権の観点から、過去問の設問そのものは記載していません。大学は編入学試験の過去問題集をPDFで公開しているので、現物は大学公式サイトの「入試データ」ページから入手してください。
出題の土台になるのは各学科が何を学問の中心に置いているかです。大学の公表資料によれば、国際社会学科は国際関係・地球社会と環境・国際ビジネスと観光の3方向、心理コミュニケーション学科は心理・メディア・共生コミュニケーションの3方向、文化表現学科はヨーロッパ/アメリカ・日本/アジア・音楽/身体表現の3方向を扱います。グローバル教養学部は「国内外で進むグローバル化がもたらす社会課題を自分ごととして捉え、当事者として解決にあたる実践力」を掲げているので、抽象論を並べるより、課題を自分の立ち位置から具体的に論じられるかが問われる領域だと考えるのが自然です。
面接(対面・13:30〜)
面接は小論文の直後、同じ日の午後に行われます。集合は13:20で、集合時間と面接開始時間は受験票で個別に指示されます。面接の順番は座席番号順とは別に定められ、点呼・誘導は座席番号で行われます。
土台になるのは出願時に提出した書類です。2027年度の編入学試験で提出するのは、出願資格を証明する書類のほかに履歴・経歴書(所定用紙)と志望理由書(所定用紙)です。志望理由書には「資料の添付は認めません」という条件が付いており、文章だけで伝え切る必要があります。書いた内容と面接で話す内容がずれないことが最低条件になります。
出願資格は「女子」に限られ、年齢の条件もある
フェリス女学院大学は女子大学です。要項の出願資格は「次のいずれかの要件に該当する女子で、2027年3月31日までに満20歳に達する者」(3年次編入学)という書き方になっています。2年次編入学は満19歳です。この年齢の条件は、学歴の要件とは別に全員にかかります。
そのうえで、①〜④のいずれか1つを満たせば出願できます。すべてを満たす必要はありません。
| 出願の区分 | 3年次編入学 | 2年次編入学 |
|---|---|---|
| 大学・短大・高専を卒業 | 2027年3月卒業見込みを含む(単位数の条件はかかりません) | |
| 大学に在学中 | 2年以上在学し62単位以上を修得(在学見込み・修得見込みを含む) | 1年以上在学し30単位以上を修得(同) |
| 専修学校の専門課程を修了 | 修業年限2年以上ほか文部科学大臣の定める基準を満たすもの。2027年3月修了見込みを含む | |
| 外国において14年の課程を修了 | 2027年3月修了見込みを含む。文部科学大臣が指定した外国の大学・短大の日本校を含む | |
| 年齢 | 2027年3月31日までに満20歳 | 2027年3月31日までに満19歳 |
| 性別 | 女子 | |
共通事項として、①〜③は日本国内の教育機関に係る要件であること、在学期間に休学期間は含まないこと、見込みで受験して合格・入学手続を完了しても2027年3月末までに入学資格を満たせなければ入学許可を取り消されることが明記されています。「62単位」は編入でよく見る「60単位」とは違う数字です。他大学の要項の数字をそのまま当てはめないでください。
大学が公表している編入学試験の実績
フェリス女学院大学は入試データのページで、一般入試・共通テスト利用・総合型選抜・特別選抜とは別に、編入学試験だけを取り出した表を公表しています。列は志願者数・受験者数・合格者数で、3年次編入と2年次編入が分かれています。
2025年度(2025年4月入学)
| 募集単位・入学年次 | 志願者 | 受験者 | 合格者 |
|---|---|---|---|
| 文学部 英語英米文学科/3年次 | 2 | 1 | 1 |
| 文学部 日本語日本文学科/3年次 | 0 | 0 | 0 |
| 文学部 日本語日本文学科/2年次 | 2 | 1 | 1 |
| 文学部 コミュニケーション学科/3年次 | 1 | 0 | 0 |
| 国際交流学部 国際交流学科/3年次 | 5 | 4 | 3 |
| 国際交流学部 国際交流学科/2年次 | 1 | 1 | 1 |
| 音楽芸術学部 音楽芸術学科/3年次 | 1 | 1 | 1 |
| 音楽芸術学部 音楽芸術学科/2年次 | 0 | 0 | 0 |
この年度はまだ旧3学部だけの募集でした。文学部の英語英米文学科・コミュニケーション学科の2年次編入は、表が斜線になっており募集自体がありません。
2026年度(2026年4月入学)
| 募集単位・入学年次 | 志願者 | 受験者 | 合格者 |
|---|---|---|---|
| 文学部 英語英米文学科/3年次 | 1 | 1 | 1 |
| グローバル教養学部 心理コミュニケーション学科/2年次 | 2 | 1 | 1 |
出典: フェリス女学院大学「2025年度入試データ」「2026年度入試データ」。2025年度は公表されている全行を載せています(文学部の英語英米文学科・コミュニケーション学科の2年次は表が斜線=募集なし)。2026年度は志願者0名の行を省いています(文学部 日本語日本文学科・コミュニケーション学科、国際交流学部、音楽学部の3年次と、グローバル教養学部の国際社会学科・文化表現学科の2年次がいずれも0名)。年度は入学年度で、2026年度は2025年に実施された試験の結果です。「音楽芸術学部」は2025年度入試データの表記のままで、2026年度入試データでは「音楽学部 音楽芸術学科」と表記されています。
この数字から言えることと、言えないこと
- 倍率という形の指標は出せません。受験者が0〜4名という規模で、1人の増減で数値が大きく動きます。分母が立たない行も多くあります
- 志願者が少ない=入れる、ではありません。募集人員は「若干名」で、合格枠がもともと限られています
- 受験しても合格に至らない年があります。2025年度の文学部コミュニケーション学科は志願1名・受験0名、日本語日本文学科の3年次は志願0名でした
- 2027年度と条件が同じ年は1年もありません。上の実績はすべて学科試験があった時代、あるいは旧3学部の枠での結果です。参考にできるのは規模感だけです
出願の実務でつまずきやすいところ
受験上の配慮が必要な方は、出願開始日の1か月前まで。身体の障がい等により通常の受験が困難な場合や、入学後の修学について特別な配慮が必要な場合は、出願開始日の1か月前までに入試課へ申請することと要項に定められています。出願開始が2026年10月16日ですから、目安は2026年9月中旬です。出願期間を見て動き出すと間に合いません。
- Web出願だけでは完結しません。①Web出願システムに登録 → ②出願情報を入力し顔写真データ(JPEG・3MB未満)をアップロード → ③入学検定料35,000円を納入 → ④角形2号(240mm×332mm)の市販封筒に宛名ラベルを貼り、必要書類を簡易書留・速達で郵送、の4つをすべて出願期間内に終えて初めて出願が受理されます
- 3つの締切が別々です。Web登録は10月22日(木)21:00、検定料の支払は同日22:00、書類の郵送は同日消印有効。最終日に登録から始めることはできません
- 必要書類は4点(外国人留学生はさらに3点)。出願資格を証明する書類(卒業・修了証明書または在学証明書+単位修得・成績証明書)、履歴・経歴書、志望理由書、必要書類封入チェックリストです。所定用紙は大学公式サイトから印刷します
- 証明書は出願時点で最新の成績・出欠状況が記載されていることが条件です。出身校への依頼は逆算して早めに動いてください
- 記入は黒色のボールペン。消せるボールペンは不可です。書き損じは二重線+押印で訂正します。所定用紙はすべてA4片面で印刷します
- 検定料を納入したあとは志望学科・入試種別を変更・追加できません。写真は制服での撮影・3か月以上前の撮影・加工したものが使えません
- 合否の電話問い合わせには一切応じないと要項に明記されています。合格通知書もWeb出願システムからダウンロードして自分で印刷・保管します
- 試験当日、駐車場は使えません。食堂も営業しないため、昼食が必要な場合は各自で用意します(試験は12時開始で、面接が午後にかかります)
科目と日程が分かっても、いまの学習量で間に合うか、何を先にやるかは人によって変わります。改組の前後で科目が変わっている場合もあります。
ボタンを押すとオンライン編入学院の公式LINEが開きます。相談は無料で、志望校がまだ固まっていない段階でも大丈夫です。
学内併願と、入学後に効いてくること
3学科の併願はできません。要項の出願上の注意に「同日に行われる他の入学試験との併願はできません」とあり、3学科は同じ11月21日・同じ時間割で実施されます。出願の時点で学科を1つに確定させることになります。ただし「入学試験実施日の異なる入試については、追加出願が可能です」ともあるので、日程の違う他の入試種別との組み合わせは制度上あり得ます。
単位認定と卒業要件
| 3年次編入学 | 2年次編入学 | |
|---|---|---|
| 既修得単位の認定 | 一括して62単位を上限として認定 | 一括して30単位を上限として認定 |
| 卒業に必要な単位 | 編入後に62単位(必修・選択必修を含む) | 編入後に94単位(同) |
| CLAコア科目 | 「キリスト教概論」2単位・「キリスト教学」2単位(指定のキリスト教関連科目で代替可) | 上記に加えキリスト教科目以外から2単位、計6単位以上 |
| 専門科目(例:文化表現学科) | 基幹科目2単位・発展科目4単位・「専門ゼミ」4単位・「卒業研究」6単位 | 入門科目2単位以上・「基礎ゼミ」1単位・基幹科目8単位以上・発展科目18単位以上・「専門ゼミ」4単位・「卒業研究」6単位 |
| 語学科目 | 必修ではありません。語学履修コースには所属できず、インテンシブ科目は履修不可(英語) | 6単位が必須。インテンシブ科目も履修できます |
出典: 2027年度 編入学試験 学生募集要項「Ⅶ.単位認定・編入学後の履修」。専門科目の必要単位は学科ごとに定められており、上の表は文化表現学科の例です。国際社会学科・心理コミュニケーション学科は必修科目名と卒業論文・卒業制作の扱いが異なります。
公認心理師を目指す方は、ここを先に読んでください
要項には「心理コミュニケーション学科の3年次編入では、公認心理師の大学における資格取得要件を満たすことはできません」と明記されています。
2年次編入についても「他大学で修得した単位を科目ごとに『大学における必要な科目』に読み替えることは行っていません」とあり、編入学後に必要な科目をすべて修得して卒業する必要があります。資格を目的に志望する場合、選ぶべき入学年次が変わります。出願前に大学へ直接ご確認ください。
旧・音楽学部の学びを続けたい方へ
音楽学部 音楽芸術学科の系譜は、グローバル教養学部 文化表現学科の音楽・身体表現専攻へ引き継がれています。大学は同専攻を「芸術的な技術と表現力の向上から音楽マネジメントまで学ぶ」と説明しています。編入学試験の面で押さえるべき点は3つです。
- 実技試験はありません。2027年度の選抜方法は3学科とも小論文と面接だけです。試験会場も緑園キャンパスで、要項に「山手キャンパスでは入学試験を実施しません」と明記されています
- 募集は学科単位です。出願先は「文化表現学科」で、専攻を出願時に選ぶ形にはなっていません。大学は専攻について「2年次末に専攻を決定し、3年次から専攻に所属する」制度を採っています。編入学生の専攻の決まり方は2027年度の編入学試験要項に記載がないため、音楽・身体表現専攻での学修を前提に志望する場合は、出願前に入試課へ確認してください
- PA(パフォーミング・アーツ)科目には実技料が別途かかります。個人レッスン(PAヴォーカル、PA鍵盤楽器、PA弦楽器、PA管楽器、PA打楽器、PA制作/週30分×15回)は100,000円、グループのPAアンサンブル1・PA舞台芸術1(週90分×15回)は30,000円、PAアンサンブル2・PA舞台芸術2(週180分×15回)は60,000円、PA舞台芸術3(週270分×15回)は90,000円です
学生納付金
| 3年次編入学 | 2年次編入学 | |
|---|---|---|
| 入学手続時納付金 | 815,750円 | 819,100円 |
| 初年度の年間納付額 | 1,413,750円 | 1,417,100円 |
| 次年度以降 | 1,207,000円(4年次) | 1,207,000円(3年次以降) |
出典: 2027年度 編入学試験 学生募集要項「Ⅴ.学生納付金」。入学金200,000円・授業料889,000円・施設設備費307,000円ほかを含みます。このほか在籍期間中に同窓会の終身会費40,000円が別途徴収されます。PA科目を履修する場合は上記の実技料が加算されます。入学金は理由を問わず返還されません。
入学手続後に辞退する場合は、2027年1月4日(月)〜3月31日(水)14:00必着で書面により申し出れば、入学金を除く納付金が返還されます。合格発表が12月1日、手続期限が12月8日と早いため、他大学の結果を待つ場合はこの辞退申出期間が判断材料になります。
今からの進め方
- いま(8月中)
まず「どの学科・どの年次で出願するか」を1つに確定させる。3学科は同じ日・同じ時間割なので併願できません。3年次と2年次では出願資格も卒業要件も変わります。
- 大学公式サイトから2027年度の編入学試験 学生募集要項(PDF)を入手し、出願資格の①〜④のどれで出願するかを決める
- 年齢の条件(3年次は2027年3月31日までに満20歳/2年次は満19歳)を満たすか確認する
- 公認心理師を目指す方は、3年次編入では資格取得要件を満たせない点を踏まえて年次を決める
- 大学公式サイトの「入試データ」から編入学試験の過去問題集(2027年度入試用)を入手する
- 9月中旬まで
受験上の配慮が必要な方は、ここが締切です。出願開始日(10月16日)の1か月前までに入試課へ申請することと定められています。必要に応じて診断書等の提出を求められます。
- 9月〜10月上旬
書類を先に固める。証明書は出身校の発行に時間がかかります。
- 出身校へ卒業(修了)証明書または在学証明書と単位修得・成績証明書を依頼する
- 所定用紙の履歴・経歴書と志望理由書を作成する。志望理由書は資料の添付が認められていないので、文章だけで伝え切る構成にする
- 小論文を60分で書き切る練習を始める。骨組みを先に決める型を作る。辞書・電子辞書は持ち込めません
- Web出願システムのアカウントを作り、顔写真データ(JPEG・3MB未満)を用意する
- 10月16日〜10月22日
出願。Web登録は10月22日21:00、検定料は同日22:00、書類の郵送は同日消印有効です。
- Web出願登録 → 検定料35,000円を納入 → 角形2号封筒に宛名ラベルを貼り簡易書留・速達で郵送
- 検定料の納入後は志望学科を変更できません。登録前に確定させる
- 10月下旬〜11月21日
小論文と面接の総仕上げ。評価はこの2つだけです。
- 11月19日ごろにWeb出願システムで通知される受験票をA4に印刷して持参する(郵送されません)
- 会場は緑園キャンパス。開場11:30・集合11:50。試験開始後20分を過ぎると入室できません
- 志望理由書に書いた内容を読み返し、面接での受け答えと食い違わないようにする
- 12月1日〜
合格発表はWeb出願システムで12:00から。入学手続(納付金の納入)は12月8日までです。
- 辞退する場合の申出期間は2027年1月4日〜3月31日14:00必着(入学金を除く納付金が返還されます)
よくある質問
フェリス女学院大学の文学部・国際交流学部・音楽学部に編入できますか。
できません。この3学部は2025年4月にグローバル教養学部へ統合され、大学の学科・専攻ページでも「2024年度以前の学部・学科」として扱われています。2027年度(2027年4月入学)の編入学試験 学生募集要項の募集人員表に載っているのは、グローバル教養学部の国際社会学科・心理コミュニケーション学科・文化表現学科の3学科だけで、旧3学部の行はありません。学びの引き継ぎ先は、文学部の英語英米文学科・日本語日本文学科が文化表現学科、文学部コミュニケーション学科が心理コミュニケーション学科、国際交流学部が国際社会学科、音楽学部が文化表現学科の音楽・身体表現専攻です。
2027年度の編入試験はいつですか。出願はいつまでですか。
試験日は2026年11月21日(土)です。出願はWeb出願登録が2026年10月16日(金)9:00から10月22日(木)21:00まで、入学検定料の支払期限が10月22日(木)22:00、必要書類の郵送期限が10月22日(木)消印有効です。3つの締切が別々なので、最終日に登録から始めることはできません。合格発表は2026年12月1日(火)12:00から、入学手続(納付金の納入)の期限は2026年12月8日(火)です。受験上の配慮が必要な方は、出願開始日の1か月前までに入試課へ申請することと要項に定められているため、2026年9月中旬が目安になります。
試験科目は何ですか。英語の学科試験はありますか。
2027年度は小論文(60分・12:00〜13:00)と面接(対面・13:30〜)の2つだけで、学科試験はありません。大学が公開している編入学試験の過去問題集(2027年度入試用)に「入学試験内容については昨年度から変更となり、小論文と面接試験のみ行われます」と明記されています。同じ冊子の収録内容から、2026年度までは3年次編入学試験の英語英米文学科で学科試験(英語)が課されていたことが分かりますが、2027年度の要項の選抜方法欄は3学科とも「1. 小論文 2. 面接:対面」の2行だけです。配点は公表されていません。試験室に持ち込めるのは受験票・筆記用具・時計のみで、辞書や電子辞書は使えません。
男性でも出願できますか。年齢の条件はありますか。
フェリス女学院大学は女子大学で、要項の出願資格は「次のいずれかの要件に該当する女子で、2027年3月31日までに満20歳に達する者」(3年次編入学)という書き方になっています。2年次編入学は「満19歳に達する者」です。この年齢の条件は学歴の要件とは別に全員にかかります。学歴の要件は①大学・短期大学・高等専門学校を卒業(見込みを含む)、②大学に2年以上在学し62単位以上を修得(3年次の場合。2年次は1年以上在学し30単位以上)、③専修学校の専門課程を修了、④外国において14年の課程を修了、のいずれか1つを満たせば出願できます。在学期間に休学期間は含まれません。
旧・音楽学部の音楽を学びたい場合、どこに出願すればよいですか。実技試験はありますか。
出願先はグローバル教養学部の文化表現学科です。音楽学部 音楽芸術学科の系譜は、文化表現学科の音楽・身体表現専攻へ引き継がれています。編入学試験に実技試験はなく、2027年度の選抜方法は3学科とも小論文と面接だけです。試験会場も緑園キャンパスで、要項に「山手キャンパスでは入学試験を実施しません」と明記されています。ただし募集は学科単位で行われ、大学は専攻について「2年次末に専攻を決定し、3年次から専攻に所属する」制度を採っています。編入学生の専攻の決まり方は2027年度の編入学試験要項に記載がないため、音楽・身体表現専攻での学修を前提に志望する場合は、出願前に入試課へご確認ください。なおPA(パフォーミング・アーツ)科目を履修する場合は、個人レッスンで年100,000円などの実技料が別途かかります。
心理コミュニケーション学科に編入して公認心理師を目指せますか。
3年次編入では目指せません。要項に「心理コミュニケーション学科の3年次編入では、公認心理師の大学における資格取得要件を満たすことはできません」と明記されています。2年次編入については「他大学で修得した単位を科目ごとに『大学における必要な科目』に読み替えることは行っていません」とあり、公認心理師を目指す場合は編入学後に大学が定める必要な科目をすべて修得して卒業する必要があります。つまり資格を目的に志望するなら、選ぶべき入学年次そのものが変わります。在学年数と学費の見込みにも直結するため、出願前に必ず大学へ直接ご確認ください。
学科を2つ受けられますか。倍率はどのくらいですか。
学科の併願はできません。要項の出願上の注意に「同日に行われる他の入学試験との併願はできません」とあり、3学科は同じ2026年11月21日・同じ時間割で実施されます。入学検定料を納入したあとは志望学科の変更・追加も認められません。倍率については、大学が編入学試験の志願者数・受験者数・合格者数を公表していますが、受験者が0〜4名という規模で1人の増減により数値が大きく動くため、倍率という形の指標は出せません。2025年度は国際交流学部の3年次編入が志願5名・受験4名・合格3名、2026年度はグローバル教養学部 心理コミュニケーション学科の2年次編入が志願2名・受験1名・合格1名でした。いずれも学科試験があった時代または旧3学部の枠での結果で、2027年度と条件が同じ年はありません。
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本記事はフェリス女学院大学が公表している「2027年度 学生募集要項 特別選抜 編入学試験」、編入学試験の過去問題集(2027年度入試用)、2025年度・2026年度の入試データ、学科・専攻ページ、2023年9月29日のプレスリリースにもとづいて作成しています(2026年8月11日時点)。出願にあたっては必ず大学公式サイトの最新情報をご確認ください。

