無料相談を予約

ホーム合格体験記

神戸大学理学部

神戸大学 理学部 編入の合格体験記|遥さん・7月に試験が終わる大学を選んだ4か月

編入総研 編集部 / 更新日: 2026-08-08‌‌​​‌​‌‌‌‌​‌‌​‌​‌‌​​‌​​​‌​​‌​‌‌‌

結論:7月に試験が終わる大学へ絞り、4か月を物理に集中させた

工学部の環境系の学科に進んだものの、教養の授業でAIや生命・非生命の議論に触れるうちに、人間の脳や意識を数式で考えてみたくなった方の記録です。調べていくうちに統計物理という分野が理想に近いと分かり、同じ大学の理学部への転学は認められなかったため、神戸大学 理学部 物理学科への編入という道を選びました。

志望校を決めた基準がはっきりしています。ひとつはレベル帯を落とさないこと、もうひとつは「7月に試験が終わること」でした。夏休みを試験勉強で潰したくないという理由です。対策期間は2025年4月から7月までの約4か月。力学と電磁気学は演習書を3周し、1日の学習時間は平日2時間から直前期6時間まで上げています。TOEICは5月の2週間で詰めて810点、過去問は模範解答が無いため1〜2年分にとどめ、演習書中心に据えました。

国立大学(理系)前籍
3.8前籍GPA
1校受験した大学
4か月対策にかけた期間
合格校神戸大学 理学部 物理学科
前籍国立大学(理系)
前籍の学部・学科工学部環境社会工学科
入学年2026年4月 入学
編入年次3年次
受験年度2026年度入学

この記事で分かること

  • 工学部から物理学科へ、進路を変えると決めるまで
  • 実際に出願した大学と、その結果
  • 2025年4月から7月まで、4か月の学習時間の推移
  • 力学・電磁気学・熱力学とTOEICで使った教材
  • 神戸大学 理学部の試験当日と、面接で聞かれたこと

なぜ編入を目指したのか

私が編入を決意したのは、 編入前の学校の1年目・後期 のことでした。

大学受験で国立大学(理系)の工学部の環境社会工学科に入り、当初は防災系の仕事に携わりたいという気持ちがあったが、教養の授業でAIや生命・非生命の議論をしていくうちに、人間の脳や意識といった謎を数式的に考えてみたいと思うようになった。そして、もっと調べてみると物理の統計物理という分野が理想と近いとわかった。前籍校の理学部への転学は認められなかったので、教養の物理の先生と面談をして相談したところ、「後悔のない選択をすべき」「物理は全体の根っこにあるから割と何でもできる」旨のアドバイスを頂き、背中を押されて編入を決めた。

志望校を選んだ決め手

まずは大学のレベル帯で、神戸大学は前籍校と比べてそこまでレベル的に変化がないと考えたからである。もうひとつは試験日程である。夏休みに試験のことを考えるのが嫌で、とにかく試験勉強の生活を終わらせて自分のやりたいことをやりたかったので、数ある編入試験の中でも特に7月で試験が終わる神戸大学を選択した,

編入を周りに伝えた時の反応

伝えた相手: 家族・友人・大学・学校の先生・先輩・後輩・SNS・ブログで公開 / 伝えた時期: 試験の3〜6ヶ月前

家族は、そもそも工学部の環境社会工学科のテイストが自分と合っていないようだと薄々察していたようなので、特に否定もせず応援してくれた。友人は、編入すると聞いて驚いたが、自分の選択を尊重して応援してくれる人が大半だった。ただ、編入を大っぴらに言うのは今の大学の人にとってどうなのかという声も聞き、たしかに出ていくことを言いすぎるのは大学へのネガティブなイメージを植えると思い、それ以降は自分から進んで言うことは控えた。

受験した大学とその結果

この合格者が実際に出願した大学です。編入試験は日程も科目も大学ごとにばらばらなので、どこをどう組み合わせたかは志望校選びの参考になります。

結果大学・学部編入年次試験区分受験者数倍率
合格(入学)神戸大学 理学部 物理学科3年次一般編入224.4倍

受験者数・倍率は、この合格者が試験当日に見聞きした記憶にもとづく数値です。大学が公表している数字とは異なる場合があります。出願前には必ず各大学の学生募集要項で確認してください。

合格までの学習計画

私が編入試験対策を始めたのは 2025年4月 、本番の試験は 2025年7月 でした。

時期別の1日の学習時間

平日と休日それぞれ、1日に何時間やっていたかです。棒の長さは平日・休日を通して同じ目盛りで比べられます。

平日

開始期
2h
中期
3h
直前期
4h

休日

開始期
6h
中期
6h
直前期
7h

1日あたりの学習時間の推移

月ごとの、1日あたりの学習時間です。どの時期にどれだけ積み上げたのかが分かります。

2025年4月
2h
2025年5月
4h
2025年6月
4h
2025年7月
6h

月ごとの学習の中身

  • 2025年4月

    主な科目: 物理学 / 気持ちの状態 2/5

    力学の、剛体以外の初学を全部終わらせて、ある程度の理論を理解した。また、電磁気学は、ガウスの法則あたりを理解した。

  • 2025年5月

    主な科目: 物理学, TOEIC / 気持ちの状態 2/5

    5月2週目からTOEIC対策を毎日やった。模試本で参考程度に700点台は取れた気がするが、ちょっと怪しかったので焦って毎日長文を読むことにした。物理は、力学電磁気学全ての範囲の初学を終わらせた。

  • 2025年6月

    主な科目: 物理学 / 気持ちの状態 3/5

    物理の、演習書の例題を一通り全部理解できるまで解いた。また、一部の難しい演習問題にも触れ、理解できるまである程度は解いた。意外と問題を解くのに時間がかかり、若干ペース的に範囲全部網羅できるか怖くなった

  • 2025年7月

    主な科目: 物理学 / 気持ちの状態 4/5

    物理で、力学電磁気の演習書の難しい問題含めて全てに触れて、理解できる程度に解いた。また、熱力もほんの少しだけ問題集の問題を解いた,演習書の難しい問題は初見である程度くらいつけつつもやられがちだったが、過程を理解して解いたら何とか覚えるものも増えた

勉強場所と環境

とにかく家では絶対勉強できないので、大学の空き教室や図書館で自習した。図書館が閉まってても大学には入れるので空き教室はそういう時に用いた。空き教室は人が私以外いないのでサボれガチであり、やはり周りに人の目がある図書館は同調圧力のおかげもあってか集中しやすい。カフェは1度使ったがテーブルが勉強するのに小さく、何よりお金もかかるので不便。そして、図書館は勉強に詰まった時に教科書を参照できるのが何よりアドバンテージであり、分からない問題を考える場所として適切である。

スランプとメンタル回復

ほぼずっと、「本番まで問題に全部目を触れられるかが分からない」と焦っていた。特に頻出分野は演習書の後半であり、全然分からない問題が出てくると特に焦った。そして、編入試験のため大学の必修を1部切ったため落ちたらどうするかの不安はつきまとった。しかし、「自信が無いなら自信をつけるまでとにかく勉強する」という強引なマインドを自分に身につかせ、不安自体が時間の無駄で勉強するべきという思考に押したため、不安はどこかにありながらも勉強時間の確保に務めるようにした。また、気分転換には音楽を聞いたりして、とにかく不安を忘れさせる・打ち消すようにすることを心がけた。

科目ごとの対策と使った教材

科目ごとに、どの時期に何を使って、どう進めたかです。

物理学

2025年4月 〜 2025年7月

基幹講座物理学 力学 1周

選んだ基準: 他の問題集では省かれがちな数学的背景をちゃんと載せている点

大学の物理の授業が分かりにくかったので、補助教材として運動方程式から保存則を導いたり、線積分や面積分などの物理数学を学ぶようにした。数学的背景の理解を意識した。

演習しよう力学 これでマスター!学期末・大学院入試問題の表紙

演習しよう力学 これでマスター!学期末・大学院入試問題 3周

選んだ基準: 先輩が使っていたから

編入合格して前籍校に入ってきた先輩がこのシリーズを使っていたので,先輩に分からない問題を聞きながら全部解いた。余程難しい問題(コリオリ力と大気の問題)以外は全部理解できるまで解くことを意識した。

物理テキストシリーズ電磁気学 1周

選んだ基準: 数学的背景をちゃんと抑えている点

電磁気学の初学に使った。物理のための数学が本文中に入っていることと、単純に文章の流れが良く、読みやすい。やはり数学的背景の理解を意識した。

演習しよう電磁気学の表紙

演習しよう電磁気学 3周

選んだ基準: 先輩が同じのを使ってた

演習しよう力学と同様に、分からない問題は先輩に聞いて理解した。編入であまり出ない電磁波以外は2,3周して理解できるまでやるようにした。

微分積分学入門(黒田先生) 1周

選んだ基準: 著者が数学の担当教員で,無料公開されている

大学範囲の微分積分の計算練習に用いた。たくさんの例題をとにかく解いた。理論の部分は飛ばした,

演習しよう熱力学 2周

選んだ基準: 先輩が同じのを使っていた

熱力学の問題演習に用いた。基本法則の理解に務めた。逆にあまり問題をやっていなかったため、試験では失点した

TOEIC

2025年5月 〜 2025年6月

金の読解 1周

選んだ基準: TOEIC対策で有名な先生の本だから

TOEIC直前二週間で詰めた。単語帳を買わない代わりにこれに載ってる単語はある程度(解いた範囲で)覚えるようにした。毎日長文問題を解くことを意識した。また、とにかく早く解くことも意識した。

TOEIC精選模試 1周

選んだ基準: TOEIC問題集の中で安め

TOEIC直前二週間で、TOEICの問題に慣れるために使った。特にリスニングは毎日聞いて耳を慣らした。解き直しをやるよりは新しい問題をとにかく解いた

過去問対策(入手・分析・周回)

神戸大の過去問はwebに載っているので1,2年分解いた。それ以外の5年ほどの分はざっと見るだけに留めて、とりあえず「演習しようシリーズの、力学は剛体が、電磁気学は双極子が出やすい」ことを知った。そして、過去問は模範解答が載ってないので、あまり過去問はやらずに演習書での学習を中心にする方針にした。

振り返ってみて、これもやっておけばよかった

物理は、力学電磁気以外の熱力学や波動をもっとちゃんとやっておくべきだった。特に熱力学は、(周りも皆解けなかったのでたまたま良かったものの)かなり基本的な問題が試験に出たのにも関わらずあまり解けず、落ちたと思ったので、熱力学や波動もしっかり教科書読んで理解できるまで問題演習をすべきだった。

AIの活用方法

ChatGPTで、過去問出といたところの模範解答(特に物理的説明を要する問題)を試しに聞いた程度で、嘘をついている可能性を否定できないためあくまで参考程度に留めた

英語のスコアをどう上げたか

受験で利用した英語試験は TOEIC L&R です。以下、それぞれのスコア推移です。

TOEIC L&Rのスコア

2025年6月810 提出

試験当日はどうだったか

当日の時間の流れと、会場で感じたことです。

神戸大学 理学部 物理学科

当日の受験者数22名
試験時間の構成1日目は,8:30-試験場の鍵が空く、9:50には参考書をしまうように指示され、10:00から試験開始。2時間?ほどで試験が終わる。2日目の面接は、筆記に通った人のみ来て、控え室に待たされる。集合はたしか10:00頃で、1人あたり15-20分ほど面接が取られる。
当日の気づき会場は阪急六甲駅から20分ほど山を登らなければならず、しかも大学も入口が住宅地の中なので、Googleマップでナビをしながら行くべき。また、物好きでなければバスでいくべき。ホテルは周辺にないので三宮駅などで泊まるべき。

遥さんが神戸大学の面接で実際に聞かれた質問

面接で投げられた質問と、その場での答え方

筆記で何がどう出たか(科目ごと)

面接の準備は、聞かれる中身が分かっているかどうかで負荷がまったく変わります。無料相談では、志望校や現在の状況をうかがったうえで、口頭でお伝えできる範囲でご案内します。資料のお渡しは受講生の方に限らせていただいています。

無料相談で面接の中身を聞く

ボタンを押すとオンライン編入学院の公式LINEが開きます。相談は無料で、志望校がまだ固まっていない段階でも大丈夫です。

受験にかかった費用

編入試験対策にかかった費用の内訳です。これから編入を目指す後輩の、予算の参考になれば嬉しいです。

項目金額
① 教材・書籍代¥10,000
② 対策指導費¥0
③ 試験関連費¥7,500
④ 出願関連費¥32,000
⑤ 当日関連費¥40,000
合計¥89,500

編入したあとの生活

差分: −26単位 (認定率 74% )

単位はどれくらい認定されたか

99単位編入前の取得単位
73単位認定された単位
26単位認定されなかった単位
74%認定された割合

認定された 73単位(74%)認定されなかった 26単位(26%)

編入前に取得した99単位のうち、編入先に引き継がれたのは73単位です。残りの26単位は認定されず、編入先の卒業要件には算入されません(同じ数だけ取り直すという意味ではありません)。

遥さんが編入したあとに分かったこと

単位認定でもっとこうしておけばよかったこと

編入を決める前に不安だったこと、入学後の実際

編入後の就職活動の状況

編入学後に気づいた貴重な情報

単位認定でどこを詰めておくべきだったか、入学前の不安が実際どうだったか、就職活動はどう動いているか。入ってからでは取り返しがつかない話です。無料相談では、志望校や現在の状況をうかがったうえで、口頭でお伝えできる範囲でご案内します。資料のお渡しは受講生の方に限らせていただいています。

無料相談で編入後の話を聞く

ボタンを押すとオンライン編入学院の公式LINEが開きます。編入は入って終わりではありません。入学後の単位と時間割は、出願先を決める段階で効いてきます。

編入前の自分へ

最初は自信が無いだろうけど、そこで悩んでも時間は過ぎるだけで、悩んで勉強時間が潰れたと虚無に思うだろう。とにかく問題を解きまくって自分に自信ができるまで勉強しておけば、不安もいつしか忘れて試験への実力も着くだろう。また、編入試験の勉強は後の院試にも役立つので、つまらないと思わず、分からなくてもすぐ暗記に走るのでなく色々なツールを使って原理の理解に努めるべき。深いところは試験では出ないがいつか役に立つのでそこは虚無にならず思うがままに勉強して欲しい

— 遥さん(神戸大学 理学部)

この記事について

監修: オンライン編入学院(株式会社BearBee)

本記事は、2年連続合格者数No.1※の大学編入予備校オンライン編入学院が監修しています。本文は、合格者本人が回答した編入体験アンケートをもとに構成し、公開について本人の同意を得ています。氏名・連絡先は掲載していません。

※調査対象期間:2024/4〜2026/3 TPCマーケティングリサーチ(株)調べ

最終更新: 2026-08-08

この合格者が使った参考書

本文に出てきた教材のうち、編入総研にレビューがあるものです。各カードをタップすると、中身・使いどころ・つまずきやすい箇所をまとめた記事に移動します。

関連記事

合格体験記の一覧へ戻る

本記事には、無断利用を検知するための識別を含みます。コンテンツの利用について
LINEで無料相談を予約