京都大学 法学部 編入の合格体験記|K1さん・高専から9か月、法学部5校を受けた記録
結論:英語はTOEFLで先に片付け、夏に過去問を集中投下して論述を仕上げた
高等専門学校の国際ビジネス学科から、京都大学 法学部へ編入した方の記録です。4年次の民法の授業がきっかけで法学に関心を持ち、法学検定と行政書士試験に自力で挑戦するうちに、もっと深く幅広く法を学びたいと考えるようになりました。4年次の夏休みには、京都・神戸・一橋・名古屋の法学部のオープンキャンパスを1週間かけて回っています。
対策を始めたのは2025年4月、本命の試験は同年12月。英語はTOEFLを6月までに終わらせると決め、そこから先の時間を法学と小論文の過去問へ全部まわしました。8月は1日8時間まで積み上げ、1日2〜3問の過去問演習を2週間続けています。志望した4大学ぶんの過去問を5〜15年分こなし、出願した5校のうち4校で合格しました。
| 合格校 | 京都大学 法学部 |
|---|---|
| 前籍 | 高等専門学校 |
| 前籍の学部・学科 | 国際ビジネス学科 |
| 入学年 | 2026年4月 入学 |
| 編入年次 | 3年次 |
| 受験年度 | 2026年度入学 |
この記事で分かること
- 高専で法学に出会い、編入を決めるまで
- 実際に出願した5校と、その結果
- 2025年4月から12月まで、学習時間と主軸科目がどう動いたか
- 法学・TOEIC・TOEFLで使った教材と、過去問の集め方
- 京都大学をはじめ各校の試験当日、出題と時間の流れ
なぜ編入を目指したのか
高専入学時から、高専卒業後は就職するのではなく、大学編入をしたいとは考えていた。4年次に民法の授業があり、その授業がきっかけで法学に興味を持つようになった。4年次には法学検定と行政書士試験に挑戦した。自分で試験に向けて学習を進めるうちに、より深く、また幅広い法の分野を学びたいと考えるようになり、法学部への編入を決意した。
志望校を選んだ決め手
4年次の夏季休業の時期に1週間ほどかけて、京都、神戸、一橋、名古屋の各大学の法学部のオープンキャンパスに参加した。実際に、大学の雰囲気や、教授方からの説明を聞き、自分の肌感覚に合う学校を検討していた。当時は神戸と名古屋が個人的に感覚が合うのかなと感じた。京都も面白そうだと感じていた。
編入を周りに伝えた時の反応
伝えた相手: 家族・友人 / 伝えた時期: 試験の半年〜1年前
両親は応援してくれた。「やりたいことがあるならいいんじゃない」と背中を押してくれた。友人の1人も高専の同級生で学科は違ったが、お互い高専卒業後は3年次編入することを話していたので、理解があった。特に反対されることとかはなかった。
受験した大学とその結果
この合格者が実際に出願した大学です。編入試験は日程も科目も大学ごとにばらばらなので、どこをどう組み合わせたかは志望校選びの参考になります。
| 結果 | 大学・学部 | 編入年次 | 試験区分 | 受験者数 | 倍率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 合格(辞退) | 新潟大学 法学部 | 3年次 | 一般編入 | 15 | 3.0倍 |
| 合格(辞退) | 中央大学 法学部 法律学科 | 3年次 | 一般編入 | 8 | 2.7倍 |
| 不合格 | 名古屋大学 法学部 | 3年次 | 一般編入 | 43 | 4.8倍 |
| 合格(辞退) | 神戸大学 法学部 | 3年次 | 一般編入 | 55 | 2.9倍 |
| 合格(入学) | 京都大学 法学部 | 3年次 | 一般編入 | 45 | 15.0倍 |
受験者数・倍率は、この合格者が試験当日に見聞きした記憶にもとづく数値です。大学が公表している数字とは異なる場合があります。出願前には必ず各大学の学生募集要項で確認してください。
合格までの学習計画
私が編入試験対策を始めたのは 2025年4月 、本番の試験は 2025年12月 でした。
時期別の1日の学習時間
平日と休日それぞれ、1日に何時間やっていたかです。棒の長さは平日・休日を通して同じ目盛りで比べられます。
平日
休日
1日あたりの学習時間の推移
月ごとの、1日あたりの学習時間です。どの時期にどれだけ積み上げたのかが分かります。
月ごとの学習の中身
- 2025年4月
主な科目: 法学, TOEFL / 気持ちの状態 4/5
TOEFLはスコアを挙げるための勉強に取り組んだ。法学は基本書と講義動画を主に見ていた(インプット中心)。
- 2025年5月
主な科目: 法学, TOEFL / 気持ちの状態 4/5
4月に引き続きTOEFLはスコアを上げれるように問題演習、単語の学習を行っていた。法学は講義動画に加えて、少しずつ練習問題を解くようにした。
- 2025年6月
主な科目: 法学, TOEFL / 気持ちの状態 4/5
TOEFLの最後の受験に向けて重点的に取り組んでいた(問題演習等のアウトプット+単語のインプット)。法学は基礎講義動画を見終えて、論述対策動画に移った。インプットの質(レベル)を高めつつ、アウトプットで知識が定着しているかどうかを確認した。
- 2025年7月
主な科目: 法学, 小論文 / 気持ちの状態 4/5
論述講座の動画を見て、インプットを図りつつ、志望大学の法学および小論文の過去問を解き、より実践的かつ高度なレベルのアウトプットをするようになった。1月30通を目標に取り組んでいたが、恐らく20通程度しかかけていなかったと思う。
- 2025年8月
主な科目: 志望理由書, 法学, 小論文 / 気持ちの状態 5/5
名古屋大学の志望理由書を考え始めた。うまく書きたい内容が定まらず時間を要した。法学と小論文の過去問に取り組んでいた。時間的余裕があり、モチベーションも高かったので、過去問演習に精力的に取り組んだ。本番に通じる力が付いたと思う。また、京大志望者で週に1回程度オンラインで集まって、勉強会をするようになったのもこの時期だったと思う。
- 2025年9月
主な科目: 志望理由書, 法学, 小論文 / 気持ちの状態 5/5
名古屋の志望理由書を先生に添削してもらいながら仕上げた。一応形にすることは出来たと思ったが、今考えてみると内容が浅かったような気がする。小論文を完成させて、法学の過去問演習に力点を置くようになった。
- 2025年10月
主な科目: 法学 / 気持ちの状態 5/5
基本書を読み直しながら、法学の全体像を振り返りつつ、本番に備えていた。無理をしない範囲で取り組んでいた。名古屋の1次試験を終えた翌日にコロナに感染した。ほぼ1週間後に京都を控えていたので、「タイミング悪すぎるやろ、よりによってなんでこのタイミングなん」と思ったが、勉強したい気持ちを押さえて、3~4日程度しっかり体を休めることに専念した。体調を万全にして京都の試験を迎えれたのは良かった。
- 2025年11月
主な科目: 法学 / 気持ちの状態 2/5
残る試験が11月3週目の中央と、12月1週目の新潟しかなく、本命の京都、神戸を終えていたので割と肩の力を抜いていた。中旬くらいに名古屋の1次試験の結果がわかって、さらにモチベーションが落ちた。そこから切り替えて、中央の試験に向けて立て直した。自分がまとめたレジュメで主に勉強していた。過去問をほぼやりきっていた自分がいたので、あまり過去問を解いていなかった気がする。
- 2025年12月
主な科目: 法学 / 気持ちの状態 2/5
まとめた法学のノートや、動画講義の資料を繰り返し読んで勉強していた。
勉強場所と環境
基本的に自宅で学習。リビングで勉強していた。家族の目に触れる場所にすることで、自分を自発的に勉強する環境に置いていた。 学校にいる場合は、1時間ほど図書館で学習してから帰宅することもあった。
スランプとメンタル回復
基本的に楽観的に考えていたので、そこまで極端に精神的にしんどいことはなかった。ただ、自分の実力と、周りの実力の比較がなかなかできなかったため、不安に感じることはあった。8月頃から10月にかけて、京大志望のオンライン編入学院の他の生徒と一緒に勉強する機会で、刺激をうけ、また多くのことを学んだ。これがモチベーションを維持することが出来た理由だと思う。目標に向けて、淡々と学習を積み重ねることしか自分にはできなかったので、やるべきことを見失わず、再確認してその目標に向けてどれだけフォーカスすることができるかが肝心だと思う。勉強ばかりはできないので、しっかりとリフレッシュする時間をとることが結果的にパフォーマンスを挙げると思う。友達と遊びに行ったり、両親と喋ったりしてリフレッシュしていた。自分を信じて頑張ろう!!
科目ごとの対策と使った教材
科目ごとに、どの時期に何を使って、どう進めたかです。
法学
2025年4月 〜 2025年11月
法学入門 3周
選んだ基準: 1つ上の先輩が教えてくれた。浅く広く、法学の基礎を1通り学ぶことが出来ると思う。初学者に易しいと思う。
基本的に読んで、気になったところや分からなかったところについて先生に質問をしたりしていた。繰り返し読むことを意識した。
現代法学入門 2周
選んだ基準: 1つ上の先輩が教えてくれた。とりあえず買って読んだ。
読んでわからなかったところを自分で調べるようにした。繰り返し読むことを意識した。
動画講義 2周
選んだ基準: 予備校提供 法学に関する基礎知識の吸収
法学初学者で右も左も分からない状況だったが、動画講義を聴きながらメモをとったり、わからないところについて調べるようにした。
TOEIC
2024年6月 〜 2025年3月
TOEIC L&Rテスト PART5 至高の1500問 2周
色んな問題に触れる。とにかくたくさん解く。間違った部分の解説をよく読んで理解する。
キクタン TOEIC L&Rテスト スコア990 5周
ある程度スコアをとれてから、スコアが伸び悩むようになった時期に使うようになった。自分が知っている語彙のレベルを底上げして、少しでも知っている単語を増やすように意識した。
TOEFL
2025年3月 〜 2025年6月
公式TOEFL 英単語 3周
TOEICの単語と傾向が違う。そのことを理解した上で、よりアカデミックな専門用語などを重点的に学習した。
TOEFLテスト 厳選の単語演習1000問 2周
Reading のスコアを少しでもあげたくて使った。TOEIC対策と同様に様々な問題に触れて、コツや単語の傾向を掴むことを意識した。
TOEFL iBTテスト 完全模試 1周
本番と同じ形態の模試5回分が収録されている。TOEFLは受験料が高く、TOEICのようにたくさん繰りかえし受験することが厳しいため、模試で問題形式になれるように意識した。全体的な流れや時間配分をしっかりと体に覚えさせることが重要だと思う。
過去問対策(入手・分析・周回)
先輩が持っていた過去問をもらった。予備校から提供された過去問も活用した。 大阪公立、神戸、名古屋、京都の法学と一般小論の過去問をそれぞれ5~15年分程度解いた。夏休みは特に時間があったので、一日2~3問程度解く期間が2週間程度続いた。1つ1つの問題が重く、大変ではあったものの、構成方法やや思考スピード、時間配分をしっかりと鍛えることが出来た。 解いた過去問は答案を予備校の先生に添削してもらい、アドバイスをたくさん得た。最初は時間がかかり、加えて、うまく答案構成を出来ないこともあったが、数をある程度こなすとその課題はある程度克服することが出来ると感じた。どうしてもわからない問題はAIを利用して解答のヒントをもらうこともあった。過信するのは控えるべきだが、活用は検討すべきだと思う。
振り返ってみて、これもやっておけばよかった
名古屋の英語の過去問を全く解くことなく、ぶっつけ本番でいったら案の定全然解けなかった。各大学の過去問は目を通すだけでなく、それなりにしっかりと数をこなして、出題形式や時間配分に慣れることが欠かせないと感じた。 最初は京大を選択肢の1つとして考えていなかったので、TOEFL対策に割くことが出来る時間が少なかった。TOEFL対策には少なくとも半年くらいの時間を見て、コツコツと取り組むことが重要だと感じた。 法学に関しては、問題によるが憲法や法律の主要な条文とその内容を頭の中に入れておくと、本番で役に立つ(加点事由)可能性があると思った。自分はその辺が甘かった。 専門用語や時事問題に関しても、多分野の本や新聞、ニュースなどを通じて理解を深めておくと本番の自分を助けてくれると思う。
AIの活用方法
ChatGPTとGeminiを使った。法学の問題演習や、過去問演習、勉強会でわからなかった部分について質問して、それをルーズリーフにまとめた。試験の直前期やモチベーションが下がっている時、隙間時間にその資料を読んで、漏れている細かい知識や要点をカバーするようにしていた。
英語のスコアをどう上げたか
受験で利用した英語試験は TOEIC L&R、TOEFL iBT、大学の独自英語筆記試験 です。以下、それぞれのスコア推移です。
TOEIC L&Rのスコア推移
点をタップすると受験時期とスコアが表示されます。
受験時期の一覧を開く
2024年10月 755点 → 2024年12月 800点 → 2025年03月 860点(提出)
TOEFL iBTのスコア推移
点をタップすると受験時期とスコアが表示されます。
受験時期の一覧を開く
2025年03月 69点 → 2025年05月 62点 → 2025年06月 79点(提出)
試験当日はどうだったか
当日の時間の流れと、会場で感じたことです。
新潟大学 法学部
| 当日の受験者数 | 15人程度 |
|---|---|
| 試験時間の構成 | 外国語(選択制)、法学(4問中任意の2問を選択) 試験時間は明確に記憶してないものの、それぞれ1時間から2時間の間だったと思う。 お昼休憩後面接試験(20分程度、教授方3名程度) |
| 当日の気づき | 特になし 面接は落ち着いて! 法学は解ける問題を選ぼう! |
中央大学 法学部 法律学科
| 当日の受験者数 | 8名程度(内部の転入試験も同時に行っていたと思われる為、実際会場にはもっとたくさんの人がいた。体感60人くらい。) |
|---|---|
| 試験時間の構成 | 法学と英語、各1時間程度。英語は新潟大と同じような内容・形式。 |
| 当日の気づき | 法学の試験は六法を使用できるため、六法を使った学習に慣れておくとアドバンテージがあると感じた。 |
名古屋大学 法学部
| 当日の受験者数 | 42名程度 |
|---|---|
| 試験時間の構成 | 午後からだった。英語と小論文が各2時間の長丁場。休憩時間は30分程度だった。 |
| 当日の気づき | 旧帝の圧力、周りの受験者の雰囲気に圧倒された。落ち着いて問題に取り組もう。 |
神戸大学 法学部
| 当日の受験者数 | 60人弱 |
|---|---|
| 試験時間の構成 | 専門科目と一般教養科目。各1時間30分ずつ。午前が専門。お昼休憩を挟んで、午後から一般教養科目。 |
| 当日の気づき | 昼食を持参しよう。 |
京都大学 法学部
| 当日の受験者数 | 50人弱 |
|---|---|
| 試験時間の構成 | 法学系と一般教養系の2問。2時間30分。 |
| 当日の気づき | とくになし。自分を信じて頑張れ |
K1さんが京都大学の試験で実際に解いた問題
志望理由書でどのような内容を書いたか
筆記で何がどう出たか(科目ごと)
何がどう出たかが分かっているかどうかで、対策の効率はまったく変わります。無料相談では、志望校や現在の状況をうかがったうえで、口頭でお伝えできる範囲でご案内します。資料のお渡しは受講生の方に限らせていただいています。
ボタンを押すとオンライン編入学院の公式LINEが開きます。相談は無料で、志望校がまだ固まっていない段階でも大丈夫です。
受験にかかった費用
編入試験対策にかかった費用の内訳です。これから編入を目指す後輩の、予算の参考になれば嬉しいです。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| ① 教材・書籍代 | ¥10,000 |
| ② 対策指導費 | ¥500,000 |
| ③ 試験関連費 | ¥150,000 |
| ④ 出願関連費 | ¥160,000 |
| ⑤ 当日関連費 | ¥150,000 |
| 合計 | ¥970,000 |
編入したあとの生活
K1さんが編入したあとに分かったこと
編入を決める前に不安だったこと、入学後の実際
編入後の就職活動の状況
編入学後に気づいた貴重な情報
単位認定でどこを詰めておくべきだったか、入学前の不安が実際どうだったか、就職活動はどう動いているか。入ってからでは取り返しがつかない話です。無料相談では、志望校や現在の状況をうかがったうえで、口頭でお伝えできる範囲でご案内します。資料のお渡しは受講生の方に限らせていただいています。
ボタンを押すとオンライン編入学院の公式LINEが開きます。編入は入って終わりではありません。入学後の単位と時間割は、出願先を決める段階で効いてきます。
編入前の自分へ
自分の限界を自分で決めないほうがいいと思います。
「やりたい!挑戦したい!」気持ちを尊重してもらいたいです。
目標が決まったらあとはその目標に少しでも近づけるように頑張るだけなので。
妥協はしないほうがいいと思います。ファイト
— K1さん(京都大学 法学部)
この記事について
監修: オンライン編入学院(株式会社BearBee)
本記事は、2年連続合格者数No.1※の大学編入予備校オンライン編入学院が監修しています。本文は、合格者本人が回答した編入体験アンケートをもとに構成し、公開について本人の同意を得ています。氏名・連絡先は掲載していません。
※調査対象期間:2024/4〜2026/3 TPCマーケティングリサーチ(株)調べ
最終更新: 2026-08-08
この合格者が使った参考書
本文に出てきた教材のうち、編入総研にレビューがあるものです。各カードをタップすると、中身・使いどころ・つまずきやすい箇所をまとめた記事に移動します。


