大阪経済大学情報社会学部の編入試験|論文60分の出題領域と出願条件
大阪経済大学情報社会学部(情報社会学科)の編入学試験は、3年次編入・募集人員は若干名、当日の試験は論文1科目だけ(100点・60分)です。面接も口頭試問も、英語の筆記試験もありません。合否は論文1本で決まります。
そして、試験対策より先に越えるべき関門が出願資格のほうにあります。学歴の条件を満たしているだけでは出願できず、実用英語技能検定準2級以上・TOEIC Listening & Reading Test 400点以上・TOEIC Bridge Listening & Reading Tests 73点以上のいずれかを、有効期間内に取得している必要があります。この記事は、大学が公表している入試ガイド・募集要項・入試結果・学部紹介をもとに、出願条件から合格後の単位認定までを順に整理したものです。
まず押さえる6つの事実
細かい話に入る前に、この試験の輪郭を先にまとめます。すべて大学が公表している資料で確認できる内容です。
- 編入できるのは3年次だけです。募集要項の「編入年次」には、入学者は本学3年次に編入することになると書かれています。2年次編入の制度はありません。
- 情報社会学部の募集単位は情報社会学科の1学科です。入試ガイドの募集学科の表には、経済学科・第1部経営学科・ビジネス法学科・情報社会学科・人間科学科・第2部経営学科(夜間)の6つが並びます。国際共創学部は編入学試験を実施していません。募集人員はいずれも若干名です。
- 当日の試験は論文1科目、100点・60分です。問題は学部ごとに作られます(各学部出題)。第2部経営学科だけは書類審査20点+口頭試問80点という別方式なので、情報社会学科とは選考の中身が違います。
- 英語外部試験のスコアが出願資格に組み込まれています。学歴の条件(1)〜(5)のいずれかに加えて、英検・TOEIC・TOEIC Bridgeのいずれかの基準を満たす必要があり、スコア証明書も出願書類として提出します。
- 出願は郵送のみ、締切日必着です。加えて、郵送とは別にUCAROの会員登録が必要になります。合否照会や入学手続の案内はUCARO上で行われます。
- 大学は編入学試験の結果を学科別に公表しています。情報社会学科の志願者数・受験者数・合格者数・入学手続者数まで確認でき、合格者が0名だった年度も複数あります。
2027年度の日程と試験の基本情報
2027年度(2027年4月入学)
| 募集学部・学科 | 情報社会学部 情報社会学科(若干名) |
|---|---|
| 編入年次 | 3年次 |
| 出願期間 | 2026年10月5日(月)〜10月14日(水) 締切日必着 |
| 試験日 | 2026年10月23日(金) |
| 合格発表 | 2026年11月2日(月) |
| 入学手続 | 入学金(一次): 2026年11月2日(月)〜11月24日(火) 入学金(二次)・学費・諸会費: 2026年11月2日(月)〜11月30日(月) |
| 選考方法・配点 | 論文(各学部出題) 100点・60分 |
| 試験地 | 大阪(本学 大隅キャンパス) |
| 検定料 | 35,000円(納付後の返還なし) |
| 出願方法 | 郵送のみ(締切日必着)。別途UCAROの会員登録が必要 |
出典: 大阪経済大学 入試情報サイト「編入学試験」ページ、および同サイト掲載の入試ガイド「編入学試験」ページ(2026年8月6日確認)。日程は入試カレンダーとも一致しています。選考方法・配点・試験時間は入試ガイドの記載によります。試験会場については2026年度募集要項に「本学 大隅キャンパス(試験会場は当日掲示します)」と記載されています。
試験日は10月下旬。実質の締め切りは9月末
編入試験の日程は大学ごとにばらばらで、6月に行う大学もあれば年明けに行う大学もあります。大阪経済大学は10月下旬です。出願が10月14日に締め切られる(しかも必着)ため、実質的な準備の締め切りは9月末だと考えておくのが安全です。
ここで見落としがちなのが、英語外部試験のスコアは出願の時点で手元になければならないという点です。英検やTOEICは、申込みから受験、結果の発行までにそれなりの時間がかかります。10月上旬の出願に間に合わせるには、遅くとも夏前には受験を済ませておきたいところです。「試験日が10月だから夏から準備すればいい」と考えると、英語の条件で出願できずに1年待つことになります。
大学のなかでの併願はできない
募集している6学科はすべて同じ試験日です。2026年度の募集要項では、第2部経営学科を除く全学部・学科の論文がいずれも10時30分から11時30分に実施されており、時間割も共通でした。つまり「情報社会学科と第1部経営学科の両方を受けて、受かったほうに進む」といった学内併願は事実上できません。出願の時点で1学科に決める必要があると考えてください。
情報社会学部と第1部経営学科は、学べる内容が一部重なります。データを扱う仕事に就きたい、マーケティングを学びたいといった志望動機だと、どちらの学科でも成り立ってしまいます。「なぜ経営学科ではなく情報社会学科なのか」を自分の言葉で説明できる状態にしておくと、出願先の決断も、論文で自分の立場を示す場面も楽になります。
出願資格|英語の条件が実質の第一関門
この試験でいちばん重要なのは、試験対策より前に出願資格を満たせるかどうかです。条件は「学歴の条件」と「英語の条件」の2階建てになっていて、両方を満たさなければ出願できません。
学歴の条件(1)〜(5)
次の(1)〜(5)のいずれかに当てはまることが必要です(2027年度の記載にもとづきます)。
| 区分 | 内容 |
|---|---|
| (1) | 日本の大学を卒業した者、および2027年3月卒業見込みの者。または本学以外の日本の大学に2年以上在籍(休学期間を除く)し、当該学部・学科において60単位以上修得した者、および2027年3月修得見込みの者 |
| (2) | 日本の短期大学を卒業した者、および2027年3月卒業見込みの者 |
| (3) | 日本の高等専門学校を卒業した者、および2027年3月卒業見込みの者 |
| (4) | 日本の高等学校、中等教育学校の後期課程および特別支援学校の専攻科の課程(修業年限が2年以上であること、その他の文部科学省の基準を満たす者に限る)を修了した者、および2027年3月修了見込みの者 |
| (5) | 日本の専修学校の専門課程(修業年限が2年以上で、その他文部科学大臣の定める基準を満たすもの)を修了した者、および2027年3月修了見込みの者 |
60単位という条件は、(1)のうち「大学に2年以上在籍」というルートにだけかかります。ここを学部全体の要件だと読み違える人がとても多いのですが、短期大学・高等専門学校の卒業(見込)者、高等学校等の専攻科・専修学校専門課程の修了(見込)者は、卒業・修了そのものが出願資格であり、60単位の条件はかかりません。大学をすでに卒業した人も同様です。
条文をそのまま読むと分かる細かい点も押さえておきましょう。(1)の在籍ルートは「本学以外の日本の大学に2年以上在籍」と書かれています。大阪経済大学に在籍したまま学部を移りたい、という使い方は想定されていない書き方です。また「当該学部・学科において」60単位以上とあるため、複数の学校を渡り歩いて合算する形も想定されていません。自分の在籍歴が条文にきれいに当てはまるか自信がない場合は、出願前に大学へ確認してください。
英語の条件(a)〜(c)
学歴の条件に加えて、次のいずれかを満たしている必要があります。
| 区分 | 基準 | 注意点 |
|---|---|---|
| (a) | 実用英語技能検定 準2級以上 | 従来型、CBT、S-CBT(1day S-CBT)、S-Interview(2day S-Interview)のいずれでも可。英検IBA・英検プレテストは除く |
| (b) | TOEIC Listening & Reading Test 400点以上 | L&R IPテスト・IPオンラインテストは除く |
| (c) | TOEIC Bridge Listening & Reading Tests 73点以上 | ― |
有効期間の条件が付いています。2027年度入試では「英語外部試験の資格・スコアは、2024年4月以降に合格・取得したものを有効とします」とされています。2026年度入試では「2023年4月以降」でした。つまり毎年、試験のおよそ2年半前より新しいものだけが有効という運用になっています。高校時代に取った英検の級が残っていても、期間から外れていれば使えません。
除外条件にも注意してください。大学や勤務先で団体受験するTOEICのIPテストは対象外です。公開テストを個人で申し込む必要があります。英検も、学校で受ける英検IBAや英検プレテストは認められていません。「スコアは持っているつもりだったが、種類が違って出願できなかった」というのは、防げるのに起きてしまう失敗です。
逆に言えば、基準そのものは高くありません。TOEIC L&R 400点は、リスニングとリーディングの基礎を固めれば十分に届く水準です。英語で差をつける試験ではなく、英語は通過条件にすぎない、という設計だと理解しておくとよいでしょう。時間の配分も、そのつもりで組み立ててください。
出典: 大阪経済大学 入試ガイド「編入学試験」ページ(2027年度)および2026年度編入学試験募集要項「出願資格」。基準・有効期間は年度によって変わる可能性があるため、出願前に必ず最新の募集要項で確認してください。
出願手続きと必要書類
出願手続きは郵送のみで、締切日必着です。ウェブ上で完結する形式ではありません。加えて、郵送とは別にUCAROの会員登録が必要で、合否照会や入学手続の案内はUCARO上で行われます。この二本立ての構造を知らないと、書類を送っただけで安心してしまいます。
提出書類は出身校の区分で変わる
2026年度募集要項の出願手続の表をもとに、情報社会学科(第2部を除く学部・学科)に出願する場合の書類を整理します。
| 書類 | 提出が必要な人 |
|---|---|
| 志願票・写真 | 全員(本学所定の用紙。写真は出願前3か月以内に撮影したもの) |
| 成績証明書 | 全員(出願前1年以内に発行されたもの) |
| 英語外部試験の合格・スコア証明書 | 全員(試験実施団体が発行したもの。コピー可) |
| 卒業(修了)証明書または卒業(修了)見込証明書 | 大学卒業(見込)者/短期大学卒業(見込)者/高等専門学校卒業(見込)者/高等学校等の専攻科修了(見込)者/専修学校専門課程修了(見込)者 |
| 在学(在籍)証明書 | 大学在学中または休学中の者/大学を中途退学した者 |
| 単位修得見込証明書 | 大学在学中または休学中の者で、出願時点で出願資格の単位数を満たしていることを成績証明書で確認できない場合 |
| 編入学資格証明書 | 専修学校専門課程修了(見込)者(本学所定の用紙) |
| 住民票の写し | 外国籍の方 |
情報社会学科の受験者にとって大事なのは2点です。ひとつは、英語のスコア証明書がどの区分でも必須だということ。もうひとつは、志望理由書は提出しないということです。志望理由書が必要なのは経営学部第2部の出願者だけで、第2部の選考が「書類審査20点(志望理由書による)+口頭試問80点」で構成されているためです。
これは対策の優先順位に直結します。情報社会学科の選考は論文100点のみで、書類や面接で加点される仕組みがありません。志望理由をきれいに書き上げても、それ自体が点になる場面は用意されていないのです。準備の時間は、論文を書き切る訓練に集中させてください。
検定料の納付にも期限がある
検定料は35,000円で、いったん納付すると返還されません。2026年度の要項では、納付期間が出願期間と同じに設定され、期間内に大学の口座に着金していない場合は受理できないと明記されていました。振込は本学所定の振込依頼書(志願票用紙と一連になっています)を使って金融機関の窓口で行う形で、ゆうちょ銀行からの振込みはできません。やむを得ずATMやネットバンキングを使う場合は、振込依頼人名に志願票の整理番号と本人名を入力し、利用明細書のコピーを出願書類に同封する、といった条件が付きます。
証明書の発行は、学校によっては1〜2週間かかります。出願期間が10日ほどしかないことを考えると、証明書の依頼は出願期間の2〜4週間前、つまり9月中旬までに済ませておくのが現実的です。
試験科目|論文100点・60分で何が問われるか
情報社会学科の選考は論文1科目(100点・60分)です。問題は学部ごとに作成されるため、経済学科や人間科学科とは別の問題が配られます。ここが重要で、「大阪経済大学の編入の論文」ではなく「情報社会学部の論文」の対策をしなければ意味がありません。
出題は学部の4領域と重なっている
情報社会学部は、大学の学部紹介で「情報デザイン」「データサイエンス」「社会学」「現代ビジネス」という4つの専門領域を横断的に学べる学部だと説明されています。オンライン編入学院で情報社会学部の過去の出題を分析したところ、出題される分野がこの4領域とはっきり重なっていることが確認できました。確認できている分野を整理すると、次のようになります。
- 情報技術と社会制度。巨大プラットフォーム企業のビジネスモデルと、それが批判される理由や規制のあり方。著作権の保護期間や、オープンソースソフトウェアと一般のソフトウェアの違いといった論点。
- 人工知能と生成AI。AI・機械学習・深層学習といった基礎用語の関係の整理。生成AIを外部サービスと連携させて業務に使うときの実務的な論点(利用規約の確認、外部の取引先とやり取りするときの注意、モデルの追加学習と指示の工夫の使い分けなど)。
- 社会学の基礎概念。古典的な社会学者どうしで社会の捉え方がどう違うか。SNSが社会にもたらす利点と問題。
- 経営・マーケティングの基礎理論。マーケティングの4P、製品ライフサイクル、経営戦略の基本的な類型といった教科書レベルの枠組み。それを使って、実在の企業の事業を自分で分析させる出題。
- 持続可能性。SDGsの考え方と、それが企業や個人にとってどのような意味を持つか。
著作権の観点から、過去問の設問そのものは記載していません。ここで示しているのは、出題の形式と扱われた分野の傾向までです。
この並びを見て気づいてほしいのは、「情報」の学部でありながら、経営・マーケティングの基礎理論が正面から出ていることです。プログラミングの知識を問うような出題ではありません。情報社会学部は、大学の説明でも「情報学、社会学、経営・経済学といった学問を組み合わせる」学部と位置づけられています。入口の試験も、その組み合わせをそのまま反映していると考えるのが自然です。
形式は「用語説明+論述」の組み合わせ
形式面では、短い字数で用語や概念を説明させる小問と、それを踏まえて自分の考えを述べさせる論述小問を組み合わせる形が確認できています。設問ごとに字数の上限や目安が指定され、100字程度の簡潔な説明から、400〜500字程度のまとまった論述までが混在します。
この形式には、対策上はっきりした含みがあります。
- 知識ゼロでは書き出せません。用語説明の小問がある以上、その場の思いつきで埋められる試験ではありません。基本的な概念を、自分の言葉で短く説明できる状態にしておく必要があります。
- 知識だけでも足りません。後半の論述では、覚えた枠組みを実際の事例に当てはめて考えさせる出題が確認できています。「知っている」から「使える」への橋渡しが要求されます。
- 字数管理が得点を左右します。100字と500字では、書ける内容の構造がまったく違います。字数指定を無視して書くと、指定を守った答案より不利になります。
アドミッション・ポリシーは読んでおく
もうひとつ、情報社会学部の論文には特徴的な点があります。過去には、学部のアドミッション・ポリシー(入学者受入れの方針)そのものを題材にした出題が確認できています。大学が自分の学部について何を求めていると書いているか、それが受験生本人の学びとどうつながるかを問う形です。
大阪経済大学が公表している情報社会学部のアドミッション・ポリシーは、要約すると次の3点を柱にしています。
- 現代社会のさまざまな分野に関心を持ち、学部の教育課程を学ぶうえで必要な国語・数学・英語・社会などの基礎学力を有すること。
- 現代社会を多面的に理解するため、学内外の活動に積極的に取り組み、能動的に学問に触れて知識を深める意欲を持つこと。
- 現代社会の課題解決に向けて、他者と積極的にコミュニケーションを図り、互いを認め合って切磋琢磨する意欲を持つこと。
これは、志望理由を組み立てるうえでもそのまま使えます。出願前に一度、大学のサイトで原文を読んでおいてください。10分もかかりません。
60分という時間配分を甘く見ない
この試験でいちばん過小評価されやすいのが60分という制限時間です。小問がいくつも並ぶ形式で、用語説明と論述を合わせると、書く総量はそれなりになります。考え込む余裕はほとんどありません。
対策としては、次の時間配分を体に入れておくのが有効です。
- 0〜5分: 全体を見渡し、答えられる小問から順番を決める。用語説明の小問は知識があれば短時間で片づきます。先に確実な得点を確保します。
- 5〜20分: 用語説明の小問を書き切る。字数指定を守り、定義・具体例・補足の3要素で組み立てると、短くても中身のある説明になります。
- 20〜30分: 論述小問の構成メモを作る。結論、根拠、具体例、想定される反論への応答。この4点を箇条書きにしてから書き始めます。
- 30〜54分: 論述を書く。構成メモの順に、段落ごとの役割を決めて書き進めます。
- 54〜60分: 読み返す。誤字脱字、主語と述語のねじれ、字数指定の超過、設問に答え切れているかを確認します。
この配分どおりに書く練習を、本番と同じ60分で最低10回は積んでおいてください。時間内に書き切れないまま本番を迎えるのが、この形式でいちばん多い失敗です。
何を覚え、何を練習するか
出題分野が絞れているぶん、準備の設計もしやすい試験です。次の3本立てで進めてください。
- 用語ノートを作る。情報社会学・社会学・マーケティング・経営戦略の入門書を1冊ずつ選び、出てくる基本概念を100字と300字の2通りで書けるようにまとめます。読んで分かるのと、白紙から書けるのはまったく別の能力です。書いて覚えてください。
- 企業を1社決めて分析の型を作る。身近な企業を1社選び、事業の内容、競合、強みと弱み、収益の仕組みを自分でまとめてみます。経営の枠組みを使って企業を分析させる出題が確認できている以上、手持ちの事例を1つ持って試験場に入るのは大きなアドバンテージです。1社を深く知っておくほうが、10社を浅く知るより使えます。
- 時事の論点を、賛否両方から持つ。生成AIの利用と著作権、プラットフォーム企業への規制、SNSと情報の信頼性、個人情報とデータ活用、SDGsと企業経営。この5テーマについて、賛成側と反対側の言い分をそれぞれ200字ずつ書けるようにしておきます。論文で説得力が出るのは、自分の立場を述べたうえで、想定される反論に触れて答えられているときです。
そして、書いたものは必ず他人に読んでもらってください。論文は自分では欠点が見えません。学校の先生でも第三者でもよいので、「読んで意味が通るか」「設問に答えているか」を確認してもらう習慣をつけることが、独学でいちばん効きます。
入試結果で見る難易度
大阪経済大学は、編入学試験の入試結果を学科別に公表しています。入試ガイドの「参考データ」と、入試情報サイトの入試結果PDFの両方で確認できます。ここは推測を挟まず、公表されている数字をそのまま見ていきます。
情報社会学科の年度別実績
| 年度 | 志願者 | 受験者 | 合格者 | 入学手続者 |
|---|---|---|---|---|
| 2020年度 | 0 | 0 | 0 | 0 |
| 2021年度 | 2 | 2 | 2 | 2 |
| 2024年度 | 2 | 2 | 0 | ― |
| 2025年度 | 2 | 2 | 1 | 1 |
| 2026年度 | 1 | 1 | 0 | 0 |
出典: 2026年度・2025年度=大阪経済大学 入試ガイド「編入学試験」参考データおよび入試情報サイト掲載の各年度「入試結果」PDF、2024年度=同「2024年度 入試結果」PDF(編入学試験・秋季の欄)、2020年度・2021年度=同「入試結果-その他(社会人、編入学、国際留学生)」PDF。年度は入学年度で、たとえば2026年度は2025年10月に実施された試験の結果です。2024年度のPDFは志願者数・受験者数・合格者数の3列のみで、入学手続者の欄がありません。2022年度・2023年度は現在参照できる公表資料が確認できなかったため掲載していません。
この表から読み取れることを、正確に書きます。
- 母数が0〜2名です。倍率という言葉が意味を持ちません。「志願者2名・合格者1名だから2.0倍」といった計算はできますが、その数字から難易度を語ることはできません。年度ごとの偶然の振れ幅のほうがはるかに大きいからです。
- 合格者0名の年度が複数あります。2024年度は志願者2名・受験者2名に対して合格者0名、2026年度は志願者1名・受験者1名に対して合格者0名でした。募集人員が若干名であることは「枠が空いていれば通る」という意味ではありません。基準に達していなければ、枠が余っていても合格は出ない試験だと理解してください。
- これは受験生にとって、むしろ分かりやすい構造です。他の受験生との競争ではなく、大学が求める水準に自分の答案が届いているかどうか。準備の方向は、周囲を気にすることではなく、論文で一定水準の答案を確実に書き切れる状態を作ることに定まります。
大学全体で見た編入学試験
情報社会学科だけを見ると母数が小さすぎるので、大学全体の編入学試験の実績も併せて見ておきます。こちらは受験者数が二桁あるため、選抜の厳しさの感覚がつかめます。
| 年度 | 志願者 | 受験者 | 合格者 | 受験者数÷合格者数 |
|---|---|---|---|---|
| 2020年度 | 85 | 80 | 30 | 2.7倍 |
| 2021年度 | 63 | 61 | 37 | 1.6倍 |
| 2024年度 | 27 | 27 | 15 | 1.8倍 |
| 2025年度 | 26 | 25 | 12 | 2.1倍 |
| 2026年度 | 16 | 16 | 8 | 2.0倍 |
大学全体の編入学試験の合計です。倍率は受験者数÷合格者数で計算しています。2020年度・2021年度は当時の第2部経営学科(イブニングスクール)を含む集計で、この区分は2022年度から募集が行われていません。2024年度は秋季の合計で、これとは別に第2部経営学科のみの春季(志願2名・受験2名・合格2名)がありました。2022年度・2023年度は現在参照できる公表資料が確認できなかったため掲載していません。
ここ数年は受験者のおよそ半数が合格している計算になります。ただし、これを「受ければ半分受かる」と読むのは早計です。2026年度の合格者8名のうち6名は第2部経営学科と第1部経営学科で、情報社会学科の合格者は0名でした。学科によって結果はまったく違います。全体の倍率は、自分が受ける学科の合否とは直結しないと考えてください。
参考|2026年度・2025年度の学科別内訳
| 学科 | 年度 | 志願者 | 受験者 | 合格者 | 入学手続者 |
|---|---|---|---|---|---|
| 経済学科 | 2026 | 0 | 0 | 0 | 0 |
| 第1部 経営学科 | 2026 | 5 | 5 | 2 | 0 |
| ビジネス法学科 | 2026 | 1 | 1 | 1 | 1 |
| 情報社会学科 | 2026 | 1 | 1 | 0 | 0 |
| 人間科学科 | 2026 | 1 | 1 | 1 | 1 |
| 第2部 経営学科(夜間) | 2026 | 8 | 8 | 4 | 3 |
| 合計 | 2026 | 16 | 16 | 8 | 5 |
| 経済学科 | 2025 | 2 | 1 | 1 | 1 |
| 第1部 経営学科 | 2025 | 6 | 6 | 3 | 1 |
| ビジネス法学科 | 2025 | 2 | 2 | 2 | 2 |
| 情報社会学科 | 2025 | 2 | 2 | 1 | 1 |
| 人間科学科 | 2025 | 1 | 1 | 1 | 0 |
| 第2部 経営学科(夜間) | 2025 | 13 | 13 | 4 | 2 |
| 合計 | 2025 | 26 | 25 | 12 | 7 |
出典: 大阪経済大学 入試ガイド「編入学試験」参考データ、および同「2026年度 入試結果」「2025年度 入試結果」。
合格したあとに効いてくる3つのこと
編入は「受かって終わり」ではありません。3年次に入ってから卒業までは原則2年間しかないため、単位認定がどうなるかで在学中の負担がまったく変わります。大阪経済大学は、この部分を募集要項に明記している数少ない大学です。出願を決める前に読んでおく価値があります。
1. 単位認定は60単位が基本、条件しだいで約10単位が上乗せ
募集要項の「単位の認定」には、提出した成績証明書類等をもとに60単位を認定すると書かれています。さらに、修得単位数が60単位を超える場合は、出身校のカリキュラムや講義内容などにより約10単位程度を追加で認定することがあるとされています。ただし通信制大学からの編入学では本学の単位として認定できない場合があること、実際の認定単位数は学内の承認手続きを経て決まるため事前には回答されないことも、あわせて明記されています。
2. 合格後の「単位認定資料」の提出期限を落とさない
合格後には、それまでに在籍したすべての4年制大学・短期大学・専門学校などについての資料を提出する必要があります。求められるのは、単位修得済みまたは履修中の科目のシラバス(講義概要)、出願時に未提出だった成績証明書、履修中の科目がある場合の単位修得見込証明書などです。2026年度の要項では提出期限が翌年1月5日必着とされ、期限を過ぎた場合や未提出の場合は認定単位数が減ることがあるとはっきり書かれています。合格発表から2か月ほどしかないので、在籍校のシラバスは受験前から手元にそろえておくと安全です。
3. 成績開示制度がある
大阪経済大学は、受験者本人からの請求があれば科目別の得点と総点、および合格最低値または合格最低点を開示しています。2026年度の要項では申請期間が入学年度の4月上旬から下旬までで、申請には所定の申請書、受験票の原本(コピー不可)、返信用の切手、本人確認書類のコピーが必要とされていました。過年度分の開示は行われません。受験票は結果が出たあとも捨てずに保管しておいてください。合格者が出ない年度もある試験なので、自分の点数と合格最低点が分かる意味は大きいものがあります。翌年の受験や併願校の選び直しの判断材料になります。
情報社会学部で何を学べるのか
2コース4領域の「ゆるやかなコース制」
大学の学部紹介によると、情報社会学部は「情報デザイン」「データサイエンス」「社会学」「現代ビジネス」の4つの専門領域を横断的に学べる点を特長として掲げています。コースは次の2つで、学生は2年次以降どちらかに所属しますが、コースをまたいで関心のある領域の科目を自由に履修できる「ゆるやかなコース制」だと説明されています。
- 総合情報コース: コンピュータ理論と情報処理技術を習得し、データ分析やアプリケーション開発に取り組みます。情報を適切に伝える表現力とコミュニケーション能力も伸ばします。
- 社会学・現代ビジネスコース: 社会課題に対して、社会調査や統計学の理論・手法を使ってアプローチします。企業分析や社会制度の検討・提案を行う能力を伸ばします。
大学が挙げている授業には、スマートフォンアプリ開発基礎、ゲームデザイン基礎、映像デザイン応用といった制作系の科目から、データサイエンス応用、消費社会論、メディア・コミュニケーション論、簿記論まで幅があります。「情報」と名の付く学部の中でも、社会科学寄りの色が濃いのがこの学部の性格です。理工系の情報学部と比べる際は、この違いを押さえておいてください。
なお、大学の説明ではコースとゼミの選択は2年次に行うとされています。3年次編入で入学した場合にコース所属やゼミ配属がどう扱われるかは、大学が公表している範囲では確認できませんでした。入りたい領域やゼミが決まっているなら、出願前の問い合わせに含めておくことを強くおすすめします。在学期間が2年しかない編入生にとって、ゼミの選択は学びの中身を大きく左右します。
取得できる資格
大学が公表している範囲で、情報社会学部に関わる資格は次のとおりです。
- 社会調査士: 社会の情勢や市場の動向を的確に捉えるための調査能力を証明する資格で、大学の説明では経済学部と情報社会学部で単位を修得することで取得可能とされています。データを扱う仕事を目指す人には直接効いてきます。
- 高等学校教諭一種免許状(情報・商業): 大学の教職課程のページでは、情報社会学部情報社会学科で取得できる免許として、高等学校教諭一種免許状の情報・商業が挙げられています。
ただし教職課程については、編入で目指すなら事前の確認が欠かせません。大学が示している教職課程のスケジュールは、1年次秋学期に「教職概論」から履修を開始し、2〜3年次に学校インターンシップ、3年次に介護等体験、4年次に教育実習、という4年間の流れを前提に組まれています。3年次編入では在学期間が原則2年間になるため、この流れをそのまま2年に収められるかは、認定される単位の中身や履修の順序に左右されます。免許の取得が編入の主目的なら、出願を決める前に大学へ直接確認してください。この記事を含め、大学以外の情報だけで判断してよい種類の話ではありません。
出典: 大阪経済大学「情報社会学部」学部紹介ページ、「単位を修得することで得られる資格」ページ、「教職課程」ページ。取得できる資格の条件は入学年度や履修状況によって変わります。
学費とキャンパス
2027年度入学者の学費等納付金
大学が公表している2027年度入学者対象の学費等納付金のうち、情報社会学部情報社会学科の初年度分は次のとおりです(経済学部・経営学部第1部と同額の区分です)。
| 種類 | 年額 | 春学期 | 秋学期 |
|---|---|---|---|
| 入学金 | 190,000円 | 190,000円 | ― |
| 授業料 | 810,000円 | 405,000円 | 405,000円 |
| 施設設備資金 | 200,000円 | 100,000円 | 100,000円 |
| 委託徴収金 | 13,000円 | 7,000円 | 6,000円 |
| 合計 | 1,213,000円 | 702,000円 | 511,000円 |
納付の流れは2段階です。まず入学金(一次)として100,000円を納め、続いて入学金(二次)90,000円+春学期分学費505,000円+委託徴収金7,000円=602,000円を納めます。編入学試験の場合、一次の締切が11月24日、二次の締切が11月30日と、それぞれ別に設定されています。期間内に納付が確認できない場合は入学を辞退したものとみなされます。
納付後に進学先を変える可能性があるなら、返還の条件も知っておいてください。所定の手続きを期限までに行った場合に返還されるのは入学金(一次)を除く納付金です。つまり最初の100,000円は戻りません。また、実習科目を履修する場合は実習費が別途必要になることがあると注記されています。
奨学金については、学業・人物ともに優れた学生に年間授業料相当額の半額を給付する大樟奨学金、遠隔地からの下宿生を対象とする遠隔地学生奨学金などが大学から案内されています。ただし入試成績優秀者特別奨学金は一般選抜(前期)の成績優秀者が対象と明記されているため、編入学試験の受験者は対象外です。編入生が使える制度の詳細は、大学の学生課に直接確認してください。
出典: 大阪経済大学 入試ガイド「学費等納付金」(2027年度入学者対象)。3年次編入の場合、在学期間は原則2年間になるため、この表は4年間の総額ではなく初年度の金額です。編入学生に適用される金額と納付方法は、募集要項でも必ず確認してください。
キャンパスは大阪市東淀川区の大隅キャンパス
情報社会学部が置かれているのは、大阪市東淀川区の大隅キャンパスです。編入学試験の試験地も同じ大隅キャンパスなので、受験の日に通学環境を実際に確かめられます。阪急京都線の上新庄駅から徒歩約15分、大阪メトロ今里筋線の瑞光四丁目駅から徒歩約2分の場所にあります。大阪梅田から阪急で約13分+徒歩、新大阪からJRと阪急を乗り継ぐルートもあり、京都方面・神戸方面からの通学も現実的な距離です。なお大学に駐車場はなく、公共交通機関の利用が案内されています。
対策ロードマップ
試験日を10月下旬、出願を10月上旬として逆算します。すでに英語のスコアを持っているかどうかで、必要な期間が大きく変わります。
1年前〜9か月前: 英語の条件をつぶす
最優先は英検準2級以上またはTOEIC L&R 400点以上の取得です。この条件を満たしていない状態では、どれだけ論文を練習しても出願できません。単語帳1冊と公式問題集を軸に、2〜3か月を集中して充てるのが現実的です。受験する試験の種類(公開テストであること)と、有効期間の条件を必ず確認してから申し込んでください。この時期に、コース・ゼミや教職課程について大学へ問い合わせておくのも有効です。
9か月前〜5か月前: 用語ノートを作る
情報社会学・社会学・マーケティング・経営戦略の入門書を1冊ずつ選び、基本概念を100字と300字で書けるようにまとめます。読むだけで終わらせず、必ず手を動かしてください。並行して、分析の題材にする企業を1社決め、事業の内容と競合、強みと弱みを自分の言葉でまとめておきます。この時期にやっておくと、直前期に知識のインプットに追われずに済みます。
5か月前〜3か月前: 時事の論点を賛否両方で持つ
生成AIと著作権、プラットフォーム企業への規制、SNSと情報の信頼性、個人情報とデータ活用、SDGsと企業経営。この5テーマについて、賛成側と反対側の言い分をそれぞれ200字ずつ書けるようにします。新聞の社説や解説記事を週2本選んで、200字の要約+200字の意見という形で書く練習を積むと、そのまま設問の型に対応できます。テーマを広げすぎないことが、限られた時間で成果を出すコツです。
3か月前〜1か月前: 60分の通し練習
用語説明と論述を組み合わせた形式で、本番と同じ60分の通し練習を最低10回積みます。字数指定を守ること、設問の要求に正面から答えること、時間内に書き切ることの3点を毎回チェックしてください。書いたものは必ず他人に読んでもらいます。この時期に証明書の手配(9月中旬まで)と募集要項の資料請求、UCAROの会員登録も済ませます。
1か月前〜当日: 出願と最終調整
出願期間は10日ほどしかなく、締切日必着です。書類を郵送したら、検定料の納付が期間内に完了しているかも確認します。試験前日までに、用語ノートを通しで見返し、分析の題材にした企業の要点を頭に入れておきます。当日は試験開始の20分前までに試験室へ入室し、開始時刻から30分以上遅刻すると受験できません。持ち込めるのは受験票・黒鉛筆(シャープペンシル可)・プラスチック製の消しゴム・鉛筆削り・計時機能だけの時計に限られ、スマートフォンや腕時計型端末は使用できません。
併願をどう組むか
編入試験は併願の設計で結果が変わります。大阪経済大学情報社会学部を軸にする場合、次の3点を押さえてください。
- 学内併願はできません。6学科がすべて同じ試験日・同じ時間割で行われるため、大阪経済大学の中で複数の学科を受けることはできません。出願前に1学科に決めます。
- 試験日が10月下旬なので、他大学と組み合わせやすい位置にあります。国公立大学の編入試験は6〜7月に集中し、私立大学は9〜11月に分散します。10月23日という日程は、夏の国公立を受けたあとの「秋の本命または押さえ」として組み込みやすい時期です。ただし他の私立大学と日程が重なる可能性はあるので、志望校の試験日を一覧にしてから決めてください。
- 合格発表と入学手続の日程を並べて確認する。合格発表が11月2日、入学金(一次)の締切が11月24日です。他大学の発表がそれより後になる場合、先に入学金(一次)100,000円を納めるかどうかの判断が必要になります。前述のとおり、この100,000円は入学を辞退しても返還されません。併願校の発表日を先に一覧にしてから、出願する組み合わせを決めてください。
情報社会学部と学びの方向が近い併願先としては、社会科学系の枠組みで情報やデータを扱う学部が候補になります。同じ関西圏では、関西大学総合情報学部、同志社大学文化情報学部、近畿大学情報学部などがあり、いずれも試験科目や出願資格の設計が異なります。英語外部試験のスコアが出願資格になっている大学は他にもあるので、1つスコアを取っておくと併願の幅がそのまま広がります。この観点でも、英語の条件を早めにつぶす価値は大きいと言えます。
出願までのチェックリスト
- 英語外部試験の条件を満たしているか。英検準2級以上/TOEIC L&R 400点以上/TOEIC Bridge L&R 73点以上のいずれか。取得時期が有効期間に入っているか。IPテスト・英検IBA・英検プレテストではないか。
- 自分の出願区分を特定したか。大学卒業(見込)/大学に2年以上在籍(60単位以上)/短期大学/高等専門学校/高等学校等の専攻科/専修学校専門課程のどれか。区分によって必要書類が変わります。
- 募集要項を取り寄せたか。出願には募集要項が必要です。入試情報サイトの資料請求から早めに手配してください。
- 証明書を依頼したか。出願期間(2026年10月5日〜10月14日)の2〜4週間前を目安に、在籍校・出身校へ依頼します。発行に1〜2週間かかることがあります。
- UCAROの会員登録を済ませたか。郵送での出願とは別に必要です。合否照会と入学手続の入口になります。
- 検定料35,000円の納付方法を確認したか。納付期間と本学所定の振込依頼書の扱い、ゆうちょ銀行からは振り込めない点に注意します。
- 学部のアドミッション・ポリシーを読んだか。大学サイトで公開されています。論文でも志望動機の整理でも使えます。
- 60分で論文を書き切る練習を積んだか。用語説明と論述を組み合わせた形式で、字数指定を守りながら通しの練習を10回以上。
- コース・ゼミや教職課程が目的なら、大学へ問い合わせたか。3年次編入での扱いは公表資料からは確認できません。
- 併願校の発表日・手続締切を一覧にしたか。入学金(一次)100,000円の納付判断に直結します。
日程は2027年度(2027年4月入学)のものです。年度が変われば日程も変わります。次年度以降を目指す場合は、大学公式サイトの編入学試験のページで最新の日程を確認してください。
よくある質問
大阪経済大学情報社会学部の編入試験の倍率はどのくらいですか?
大学が公表している入試結果によると、情報社会学科の編入学試験は2026年度が志願者1名・受験者1名・合格者0名、2025年度が志願者2名・受験者2名・合格者1名、2024年度が志願者2名・受験者2名・合格者0名でした。母数が1〜2名なので、この数字を倍率として難易度の目安に使うことはできません。合格者が0名の年度が複数あることのほうが重要な情報です。大学全体の編入学試験の合計で見ると、2026年度は受験者16名に対して合格者8名(受験者数÷合格者数で2.0倍)、2025年度は受験者25名に対して合格者12名(同2.1倍)でした。
出願に英語の資格は必ず必要ですか?
必要です。情報社会学部の出願資格は、学歴の条件(1)〜(5)のいずれかを満たすことに加えて、実用英語技能検定準2級以上、TOEIC Listening & Reading Test 400点以上、TOEIC Bridge Listening & Reading Tests 73点以上のいずれかを取得していることが条件になっています。英語のスコア証明書は出願書類としても提出が必要で、これがないと出願そのものができません。2027年度入試では2024年4月以降に合格・取得したものが有効とされています。TOEICのIPテスト・IPオンラインテスト、英検IBA・英検プレテストは対象外です。
大阪経済大学情報社会学部の編入試験ではどんな問題が出ますか?
当日の試験は論文1科目だけで、配点100点・試験時間60分、問題は学部ごとに作成されます。オンライン編入学院で情報社会学部の過去の出題を分析したところ、短い字数で用語を説明させる小問と、そのうえで自分の考えを述べさせる論述小問を組み合わせた形式が確認できています。扱われる分野は、情報技術と社会制度、人工知能と生成AI、社会学の基礎概念、経営・マーケティングの基礎理論、持続可能性など、情報社会学部が学びの領域として掲げている範囲と重なります。著作権の観点から、過去問の設問そのものは記載していません。
出願資格の60単位は、どの区分の人にかかる条件ですか?
60単位が必要なのは、出願資格(1)のうち「大阪経済大学以外の日本の大学に2年以上在籍し、当該学部・学科において単位を修得した者」というルートだけです。大学をすでに卒業した人、短期大学・高等専門学校の卒業(見込)者、高等学校等の専攻科の修了(見込)者、専修学校専門課程の修了(見込)者は、卒業・修了そのものが出願資格になり、60単位という条件はかかりません。要項の条文まで下りて、自分がどの区分で出願するのかを確認してください。
編入すると単位はどれくらい認定されますか?
募集要項の「単位の認定」には、提出した成績証明書類等をもとに60単位を認定すると書かれています。修得単位数が60単位を超える場合は、出身校のカリキュラムや講義内容により約10単位程度が追加で認定されることがあります。ただし通信制大学からの編入学の場合は本学の単位として認定できないことがあり、実際の認定単位数は学内の承認手続きを経て決まるため入学前には回答されません。合格後には過去に在籍したすべての学校のシラバスなどを期限までに提出する必要があり、遅れると認定単位数が減ることがあると明記されています。
情報社会学部の学部内併願や、他学科との併願はできますか?
情報社会学部の編入学試験の募集単位は情報社会学科の1学科だけなので、学部内の併願という概念がありません。また、編入学試験を実施している6学科はすべて同じ試験日・同じ時間割で行われるため、情報社会学科と他学部の学科を同時に受験することも事実上できません。出願の時点で1学科に決める必要があります。
2027年度の募集要項はどこで手に入りますか?
大阪経済大学の入試情報サイトにある編入学試験のページに、出願には募集要項が必要である旨と資料請求の案内が掲載されています。2026年8月時点で、2027年度の編入学試験募集要項は冊子として資料請求で取り寄せる形になっており、日程や選考方法の概要は入試ガイドの編入学試験のページで確認できます。また出願には郵送書類とは別にUCAROの会員登録が必要です。
まとめ
大阪経済大学情報社会学部の編入試験は、3年次編入・募集人員は若干名・当日の試験は論文1科目(100点・60分)という構造です。面接も専門科目の筆記もないぶん、準備の優先順位ははっきりしています。
- 英語外部試験の条件を先に片づける。英検準2級以上かTOEIC L&R 400点以上。これがないと出願できません。有効期間と試験の種類の条件にも注意してください。
- 出題される領域から逆算して知識を入れる。情報技術と社会制度、人工知能と生成AI、社会学の基礎概念、経営・マーケティングの基礎理論、持続可能性。学部が掲げる4領域と重なる範囲を、書ける形で押さえます。
- 60分で書き切る力を身につける。用語説明の小問と論述小問の組み合わせで、字数指定があります。本番形式の通し練習を積むことが、そのまま合格可能性に直結します。
- 出願書類と日程を早めに固める。出願は郵送のみ・締切日必着で、UCAROの登録も別に必要です。証明書の手配は9月中旬までに。
この試験の要点は、合格者が0名の年度もあるという事実に集約されています。倍率を気にする試験ではなく、大学が求める水準に自分の答案を届かせる試験です。基準を満たし、論文で一定水準の答案を書き切る。この2つに準備を集中させてください。最新の日程・出願資格・選考方法は、必ず大阪経済大学が公表する募集要項で確認してから出願しましょう。
この記事について
監修: オンライン編入学院(株式会社BearBee)。本記事は、2年連続合格者数No.1※の大学編入予備校オンライン編入学院が監修しています。試験概要・日程・出願資格・入試結果・学費は大阪経済大学が公表する入試ガイド、編入学試験募集要項、入試結果、学部紹介ページをもとに確認しています。出題傾向はオンライン編入学院の過去問分析にもとづいています。
※調査対象期間:2024/4〜2026/3 TPCマーケティングリサーチ(株)調べ
最終更新: 2026年8月6日
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