東海大学生物学部の編入試験対策|難易度・出題内容・合格ロードマップ
結論:東海大学生物学部の編入試験はこんな試験
東海大学生物学部(札幌キャンパス)の編入試験は、生物学科・海洋生物科学科の2学科制で、小論文(600〜800字)・面接試験・口述試験の3科目で合否が決まります。英語や数学などの独立した学科試験はありませんが、生物学科の口述試験には英語の基礎学力も含まれます。東海大学は編入学選抜の実施結果を学部・学科別に公表しており、生物学部は志願者が年度によって0〜1名という極小規模の選抜であることが確認できます。定員は両学科とも「若干名」で、募集人員から倍率を機械的に計算できるような規模ではありません。出願資格は62単位以上の修得(見込み含む)が基本で、出願期間は例年10月上旬・試験日は11月上旬と短期決戦です。この記事では、大学公表の募集要項・編入学選抜結果をもとに、試験の全体像と出願までにやるべきことを整理します。
出願資格は大学ごとに条件が細かく分かれます。短大・高専・専門学校・大学在学中で扱いが変わり、英語資格が要る大学もあります。自分が出願できるかどうかは、条件を1つずつ突き合わせないと分かりません。
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試験概要(最新要項データ)
2027年度2027年度(2026年実施)の募集要項にもとづくデータです。出願期間・試験日は毎年変わるため、この節は要項の公表に合わせて更新します(更新日: 2026-09-06)。
| 試験日 | 2026年11月8日(日) |
|---|---|
| 試験場 | 東海大学札幌キャンパス(北海道札幌市南区) |
| 出願期間 | 2026年10月1日(木)〜10月10日(土)締切日必着 |
| 合格発表日 | 2026年11月17日(火) |
| 入学手続期間 | 2026年11月17日(火)〜11月27日(金)17:00厳守(Web登録) |
| 募集学科 | 生物学科、海洋生物科学科(いずれも募集人員は若干名) |
| 試験科目 | 小論文(600〜800字)、面接試験、口述試験の3科目。学科ごとにテーマ・出題範囲が異なる(詳細は次章) |
| 受入セメスター | 原則として第5セメスター(3年次)。修得単位の認定状況により第3セメスター(2年次)になる場合もあり、卒業までに2.5年以上を要することもある |
| 出願資格(主なもの) | 大学卒業(学士)、大学に2年以上在学し62単位以上修得(見込み含む)、短期大学卒業(見込み含む)、高等専門学校卒業(見込み含む)、外国の学校教育課程修了者など |
| 入学検定料 | 35,000円 |
出願資格の詳細区分、提出書類の様式、単位認定の個別基準などは、必ず東海大学が公表する最新の募集要項(大学公式サイトで「東海大学 一般編入学選抜 募集要項」と検索)で確認してください。本記事は学習計画づくりのための参考情報です。
東海大学には「生物」を冠する学部・学科が複数あり混同されやすいため注意してください。生物学部は札幌キャンパスの学部で、国際文化学部と同じキャンパスに設置されています。一方、農学部(生物系の学科を含む)は熊本キャンパス、海洋学部(海洋生物学科を含む)は静岡キャンパス、さらに工学部生物工学科は湘南キャンパスと、いずれも生物学部とは別の学部・別のキャンパスです。募集要項や志望校検索の際は、学部名だけでなくキャンパス名まで確認すると取り違えを防げます。
科目と日程が分かっても、いまの学習量で間に合うか、何を先にやるかは人によって変わります。併願先との重なりも、組み合わせ次第で負担が大きく変わります。
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生物学科・海洋生物科学科どちらを受けるか
生物学部は学科ごとに小論文のテーマと口述試験の出題範囲が異なります。同じ学部でも問われる内容が違うため、志望理由と得意分野に合わせて学科を選ぶことが最初の意思決定になります。2027年度要項に記載された各学科の試験内容は次のとおりです(著作権の観点から、過去の試験問題そのものは記載していません)。
生物学科
- 小論文(600〜800字)
- 現代社会が抱える諸問題の解決のために、生物学で学んだ知識をどのように活用するかを問うテーマ
- 面接試験
- 編入学を志望する理由等、一般的な質問
- 口述試験
- 英語と生物学に関する基礎学力
生物学という学問そのものを社会にどう役立てるかという視点が求められ、口述試験で英語の基礎力も問われる点が特徴です。
海洋生物科学科
- 小論文(600〜800字)
- 海洋環境及び水産に関して、興味や関心のある事項についてを問うテーマ
- 面接試験
- 編入学を志望する理由等、一般的な質問
- 口述試験
- 理科に関する基礎学力
海洋環境・水産分野への関心の深さと具体性が問われます。口述試験は理科が対象で、英語は含まれません。なお海洋生物科学科は乗船実習をともなうため、学費に実習実技費が別途かかります(下記「学費」参照)。
目安としては、生物学そのものの応用(医療・環境・食品など)に関心があり英語も含めて基礎力を示したい場合は生物学科、海洋・水産という具体的なフィールドへの関心を軸に語りたい場合は海洋生物科学科が選びやすい、という整理ができます。どちらの学科も面接試験は「編入学を志望する理由等、一般的な質問」が中心のため、志望理由書の完成度が両学科共通で重要になります。
難易度・実施状況(大学公表データ)
東海大学は「◯◯年度 一般編入学選抜 結果」という資料で、学部・学科別の志願者数・受験者数・合格者数を公表しています。生物学部について2023〜2026年度の4年分を確認すると、次のとおりです(出典: 東海大学「一般編入学選抜結果」2023・2024・2025・2026年度。資料は「志願のあった学部・学科のみ記載」の方針のため、表に記載のない年度・学科は志願者0名を意味します)。
| 年度 | 生物学科 志願/受験/合格 | 海洋生物科学科 志願/受験/合格 | 学部合計 志願/受験/合格 |
|---|---|---|---|
| 2023年度 | 1/1/0 | 志願者なし | 1/1/0 |
| 2024年度 | 志願者なし | 志願者なし | 志願者なし |
| 2025年度 | 志願者なし | 志願者なし | 志願者なし |
| 2026年度 | 志願者なし | 1/1/1 | 1/1/1 |
この4年間のデータから読み取れるのは次の点です。
- 志願者自体が年度によって0〜1名という極小規模の選抜です。4年間の合計でも、生物学科は志願1名・受験1名・合格0名、海洋生物科学科は志願1名・受験1名・合格1名にとどまります。
- 分母が1名程度のため、受験者数÷合格者数の実質倍率を計算しても統計的な意味を持ちません。「◯倍」という単純化された数字ではなく、募集人員が若干名の狭き門であること自体を前提に準備する必要があります。
- 2024・2025年度は2年連続で両学科とも志願者がいませんでした。その一方で2023年度・2026年度はそれぞれ1名が受験しています。年度によって出願者数が大きく変動するため、志願者数の少なさを「受かりやすさ」と単純に解釈することはできません。
- 他学部との比較では、同じ資料に掲載されている東海大学全体の一般編入学選抜の総計は、2023年度が志願60名・受験57名・合格22名、2024年度が志願31名・受験29名・合格17名、2025年度が志願48名・受験43名・合格23名、2026年度が志願39名・受験34名・合格19名です。全学部合計でも数十名規模のため、生物学部の志願者0〜1名という数字は、東海大学全体の中でも特に小さい学部の一つであることがわかります。
データの性質上、グラフ化してもほぼ0〜1名の範囲を推移するだけで視覚的な情報が増えないため、本記事では表のみで年度推移を示しています。最新年度の実施結果は東海大学の入試情報ページで確認できます。
出願手続きの実務(チェックリスト)
生物学部の出願期間は2026年10月1日〜10月10日の約10日間で、試験日はその1か月後(11月8日)です。要項データをもとに、出願までに何を準備すべきかを整理します。
- 出願半年〜1年前: 在籍校での修得単位数を確認する。出願資格は「大学に2年以上在学し62単位以上修得(見込み含む)」が基本ラインです。不足がありそうな場合は、履修計画を早めに教務窓口へ相談してください。
- 出願3か月前〜: 志望理由書(所定用紙)の内容を練る。生物学科・海洋生物科学科いずれも面接試験の中心は「編入学を志望する理由等、一般的な質問」のため、志望理由書と面接内容の一貫性が重要です。
- 出願1か月前〜: 卒業(見込み)証明書・成績証明書・履修証明書(在学中の場合)・授業要覧やシラバスのコピーなど、発行に時間がかかる書類の手配を始める。在学中の受験生は履修証明書の提出有無が単位認定・受入セメスターの判定に影響します。
- 出願期間(10月1日〜10日): 入学検定料(35,000円)を「入学検定料決済サイト」で支払い、出願書類一式を簡易書留で郵送する。宛先は東海大学札幌キャンパス 札幌カレッジオフィス(教務担当)です。
- 試験日まで: 受験票は例年11月4日頃までに届く想定です。届かない場合は志願学部のカレッジオフィスに問い合わせます。
必要書類の正式なリストと様式は年度ごとに変わる可能性があります。必ず東海大学が公表する最新の募集要項で確認してください。
単位認定とセメスターのしくみ
編入学後、何年次(第何セメスター)から在籍することになるかは、募集要項の「単位認定方法」で決まる仕組みが明記されています。志望理由と同じくらい、卒業までの計画に直結する重要な情報です。
- 受入れは原則3年次(第5セメスター)。ただし修得単位の認定状況によっては2年次(第3セメスター)受入れとなる場合があり、その場合は卒業までに2.5年以上を要することもあります。
- 単位認定は「一括認定」と「個別認定」を併用し、概ね50〜70単位を目途に行われます。一括認定は科目を指定せず単位数だけを認定する方式、個別認定は前の学校で修得した科目が志望学科の科目と「同じ内容」と判断された場合に振り替える方式です。
- 東海大学の卒業要件は6つの科目区分(区分Ⅰ〜Ⅵ)合計124単位で構成されており、主専攻科目(区分Ⅳ・76単位)は個別認定、自己学修科目(区分Ⅴ・最大30単位)は一括認定など、区分ごとに認定方法が異なります。
- 出願時に在学中の場合は、履修中の科目を証明する履修証明書の提出が単位認定に直結します。提出しないと認定単位数が少なくなり、2年次受入れになる可能性が高まると要項に明記されています。
つまり、「何年次から入れるか」は試験の合否とは別に、在籍校でどれだけ単位を積み上げてきたかで決まる部分が大きいということです。編入を検討し始めた時点から、在籍校の履修計画も並行して見直しておくと安心です。
学費(初年度の目安)
2027年度要項に示された生物学部の学費(第5セメスター編入・春学期入学の場合)は次のとおりです。
| 入学金 | 150,000円 |
|---|---|
| 春学期 学費・諸会費合計 | 828,930円(授業料等779,000円+諸会費49,930円) |
| 秋学期 学費・諸会費合計 | 646,500円(授業料等629,000円+諸会費17,500円) |
| 初年度 総合計 | 1,475,430円 |
海洋生物科学科は乗船実習をともなうため、実習実技費が上記に加えて別途必要です。金額は年度により改定される可能性があるため、必ず最新の学費一覧で確認してください。
合格ロードマップ(時期別の目安)
生物学部の選考は小論文(600〜800字)・面接・口述試験のみで、外部英語試験の提出やペーパーテスト形式の専門科目試験はありません。試験日(11月上旬)から逆算すると、次のような準備の流れが現実的です。
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半年〜1年前:単位と志望学科を固める
出願資格である62単位以上の修得見込みを確認し、生物学科・海洋生物科学科のどちらを志望するかを決めます。学科によって小論文テーマと口述試験の範囲が異なるため、早い段階で志望を固めておくと、その後の学習の的が絞りやすくなります。
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3〜6か月前:専門知識の土台づくり
生物学科であれば生物学の基礎理論と、その社会応用(医療・環境・食品など)に関する時事的な話題を整理します。海洋生物科学科であれば海洋環境・水産分野の基礎知識と、関心を持ったきっかけを言語化しておきます。生物学科は口述試験に英語の基礎学力も含まれるため、専門用語レベルの英文に触れておくと安心です。
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1〜2か月前:小論文と志望理由書
600〜800字という字数で「自分の考えを筋道立てて書く」練習を重ねます。志望理由書は面接試験の質問の土台になるため、書いた内容と話す内容がずれないよう、声に出して説明する練習もあわせて行います。書類の手配(証明書類・履修証明書など)もこの時期に進めます。
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直前期(10月〜11月): 面接・口述の総仕上げ
出願(10月上旬)を終えたら、面接試験(編入学を志望する理由等、一般的な質問)と口述試験(生物学科は英語・生物学、海洋生物科学科は理科)の想定問答を仕上げます。面接・口述試験は原則10分程度と要項に記載されているため、限られた時間で要点を伝える練習をしておくと本番で落ち着いて話せます。
よくある質問
東海大学生物学部の編入試験の倍率はどのくらいですか?
東海大学は「一般編入学選抜結果」を学部・学科別に公表していますが、生物学部は志願者そのものが年度によって0〜1名という極小規模です。2023〜2026年度の4年間では、生物学科が志願1名・受験1名・合格0名(2023年度)、海洋生物科学科が志願1名・受験1名・合格1名(2026年度)で、2024・2025年度は両学科とも志願者がいませんでした。分母が1名程度のため受験者数÷合格者数の倍率を計算しても参考になりません。数値ではなく、若干名という募集規模そのものを踏まえて準備することが大切です。
生物学科と海洋生物科学科の試験内容の違いは?
2027年度要項によると、生物学科の小論文は「現代社会が抱える諸問題の解決のために、生物学で学んだ知識をどのように活用するか」を問うテーマで、口述試験は英語と生物学の基礎学力が対象です。海洋生物科学科の小論文は「海洋環境及び水産に関して、興味や関心のある事項」を問うテーマで、口述試験は理科の基礎学力が対象です。生物学科は英語の基礎力も問われる点、海洋生物科学科は海洋・水産分野への関心の深さが問われる点が主な違いです。
東海大学生物学部の編入試験の出願資格と必要単位は?
2027年度要項では、大学を卒業した者(学士)、または大学に2年以上在学し62単位以上を修得(見込み含む)した者、短期大学卒業者、高等専門学校卒業者、外国の学校教育課程修了者などが対象です。62単位という基準は在学中の受験生にとって重要な目安になるため、出願前に在籍校の教務窓口で修得単位数を確認しておくことをおすすめします。
編入後は何年次から在籍することになりますか?
要項では「原則として第5セメスター(3年次)で受入れる」とされています。ただし修得単位の認定状況によっては第3セメスター(2年次)での受入れになる場合があり、その場合は卒業までに2.5年以上を要することもあります。単位認定は一括認定と個別認定を併用し、概ね50〜70単位を目途に行われるため、在学中に多くの単位を修得しておくほど3年次受入れの可能性が高まります。
英語の試験はありますか?
生物学部の選考は小論文・面接試験・口述試験の3科目で、独立した英語の筆記試験はありません。ただし生物学科の口述試験では英語の基礎学力も対象に含まれるため、専門用語レベルの英文読解力は準備しておく必要があります。海洋生物科学科の口述試験は理科の基礎学力が対象で、英語は含まれません。
入学検定料や学費はいくらですか?
2027年度要項では入学検定料は35,000円です。学費は初年度(春学期入学)の総合計で1,475,430円(入学金150,000円・授業料等を含む)が示されています。海洋生物科学科は乗船実習にともなう実習実技費が別途必要になる点が生物学科と異なります。正確な金額は年度により変わるため、必ず最新の募集要項で確認してください。
対策はいつから始めるべきですか?
出願期間は例年10月上旬、試験日は11月上旬と、大学1〜2年生の秋にはすでに出願書類の準備が必要になります。小論文(600〜800字)と面接・口述試験という総合力が問われる形式のため、志望する学科のテーマに沿った基礎知識の整理と、書く・話す練習の両方に時間がかかります。出願の半年〜1年前を目安に、在籍校での単位修得状況の確認とあわせて準備を始めるのが現実的です。
生物学部はどのキャンパスにありますか?農学部や海洋学部と同じですか?
生物学部は札幌キャンパスに設置されており、国際文化学部と同じキャンパスです。生物系の学科を含む農学部は熊本キャンパス、海洋生物学科を置く海洋学部は静岡キャンパスと、それぞれ別の学部・別のキャンパスになります。「生物」を冠する学部・学科が複数あるため、志望校を調べる際はキャンパス名まで確認すると取り違えを防げます。
この記事の情報はいつ時点のものですか?
本記事は東海大学が公表する2027年度(2026年実施)一般編入学選抜の募集要項と、2023〜2026年度の一般編入学選抜結果にもとづき、2026年8月6日時点の情報で作成しています。日程・科目・出願資格・単位認定の基準は年度により変わる可能性があるため、出願前には必ず大学公式サイトで最新の募集要項を確認してください。
まとめ
東海大学生物学部の編入試験は、生物学科・海洋生物科学科という2つの学科から志望先を選び、小論文・面接・口述試験の3科目で臨む試験です。大学が公表する編入学選抜結果を見る限り、志願者は年度によって0〜1名という極めて小さな規模で、単純な倍率という指標にはなじみません。一方で、出願資格の62単位ライン、原則3年次・条件次第で2年次受入れというセメスターのしくみ、学科ごとに異なる小論文テーマと口述試験の範囲は、いずれも要項に明記された確実な情報です。まずは自分の修得単位数を確認し、生物学科・海洋生物科学科のどちらを志望するかを決めるところから始めてください。
あとは、いまの自分の位置から何を先にやるかです。志望校と現在の状況をうかがったうえで、順番を整理します。
ボタンを押すと予約ページが開きます。相談は無料で、志望校がまだ固まっていない段階でも大丈夫です。
この記事について
監修: オンライン編入学院(株式会社BearBee)
本記事は、2年連続合格者数No.1※の大学編入予備校オンライン編入学院が監修しています。試験概要は大学が公表する募集要項をもとに毎年度確認し、実施結果は大学が公表する編入学選抜結果にもとづいています。
※調査対象期間:2024/4〜2026/3 TPCマーケティングリサーチ(株)調べ
最終更新: 2026年9月6日

