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東京都立大学都市環境学部

東京都立大学 都市環境学部 編入の合格体験記|タカさん・私大から都市基盤環境学科へ

編入総研 編集部 / 更新日: 2026-08-21‌​​‌‌​​​‌​​‌​​‌​​‌‌‌​‌​​‌‌​​‌​​​

結論:TOEICを先に820点まで上げ、残りの時間を構造力学と水理学に全振りした

私立大学の建築系学科から、東京都立大学 都市環境学部 都市基盤環境学科へ編入した方の記録です。現役の大学受験が第一志望に届かず不本意な入学だったこと、そして総合デベロッパーを目指して業界研究を始めたことが重なり、1年次の後期には環境を変えると決めていました。志望校を都立大にしたのは、3D都市データを使った防災・都市計画の研究環境があったからです。

この方の勝ち筋は、英語を先に終わらせたことでした。2023年5月から通学電車で金のフレーズを回し続け、2023年8月の620点から2024年3月に820点まで到達。そこから先は専門科目だけに時間を注いでいます。構造力学は公務員試験の新スーパー過去問ゼミ土木を4周し、解答を読んで解法を覚える段階から白紙で立式できるまで反復。水理学はよくわかる水理学を3周し、公式の暗記ではなく導出過程をノートに書き出しました。1日の学習時間は2024年1月の4時間から試験直前の9時間まで上げています。

私立大学(理系)前籍
3.4前籍GPA
2校受験した大学
6か月対策にかけた期間
合格校東京都立大学 都市環境学部 都市基盤環境学科
前籍私立大学(理系)
前籍の学部・学科建築学部 まちづくり学科
入学年2025年4月 入学
編入年次3年次
受験年度2025年度入学

この記事で分かること

  • 1年次の後期に、環境を変えると決めた理由
  • 実際に出願した大学と、その結果
  • 英語を先に終わらせて専門科目へ移る、1年2か月の組み立て方
  • 構造力学・水理学・TOEICで使った教材と、その回し方
  • 試験当日の流れと、専門科目4題の中身

なぜ編入を目指したのか

私が編入を決意したのは、 編入前の学校の1年目・後期 のことでした。

現役時代の大学受験で第一志望にすべて落ち、不本意な形で現在の大学に入学したことが根本にあります。入学直後から、自分が学びたい分野との距離を感じ、このままでは目指す進路に近づけないという強い焦りを感じました。 決意した瞬間は、将来的に総合デベロッパーに行きたいと考え業界研究を始めた際、今の学歴ではそもそもスタートライン(学歴フィルター)にすら立てない現実を突きつけられた時です。1年次の初夏には、絶対に環境を変えると心に決めていました。

志望校を選んだ決め手

面接等の表向きの理由は「3D都市データを用いた防災・都市計画の最先端の研究環境があるから」ですが、最大の決め手にして本音は「就職活動における圧倒的な学歴ブランド力」です。総合デベロッパーを本気で目指す上で、旧帝大や上位国公立の学生と対等に戦うための強力な武器(ネームバリューやOB・OGの太いパイプ)がどうしても必要でした。

編入を周りに伝えた時の反応

伝えた相手: 友人 / 伝えた時期: 試験の半年〜1年前

親には1年の夏頃に伝えました。最初は「また受験に失敗したらどうするのか」「編入後の単位認定や留年リスクが心配だ」と、かなり現実的なトーンで反対されました。しかし、今後の就活でのビジョンや、生涯年収の差などを論理的に説明し続け、最後は渋々ですが応援してくれるようになりました。一方、大学の友人には本当に信頼できる1人にしか伝えていません。広く話すと、余計な詮索やからかいの的になりそうだと思ったからです。伝えたその友人は驚いていましたが、私の学歴への未練を知っていたため「お前ならいける」と静かに背中を押してくれました。

受験した大学とその結果

この合格者が実際に出願した大学です。編入試験は日程も科目も大学ごとにばらばらなので、どこをどう組み合わせたかは志望校選びの参考になります。

結果大学・学部編入年次試験区分受験者数倍率
合格(入学)東京都立大学 都市環境学部 都市基盤環境学科3年次一般編入205.0倍
不合格横浜国立大学 都市科学部 都市基盤学科3年次一般編入254.2倍

受験者数・倍率は、この合格者が試験当日に見聞きした記憶にもとづく数値です。大学が公表している数字とは異なる場合があります。出願前には必ず各大学の学生募集要項で確認してください。

合格までの学習計画

私が編入試験対策を始めたのは 2023年5月 、本番の試験は 2024年7月 でした。

時期別の1日の学習時間

平日と休日それぞれ、1日に何時間やっていたかです。棒の長さは平日・休日を通して同じ目盛りで比べられます。

平日

開始期
5h
中期
3h
直前期
8h

休日

開始期
8h
中期
6h
直前期
12h

1日あたりの学習時間の推移

月ごとの、1日あたりの学習時間です。どの時期にどれだけ積み上げたのかが分かります。

2023年5月
7h
2023年8月
6h
2024年1月
4h
2024年3月
6h
2024年5月
8h
2024年7月
9h

月ごとの学習の中身

  • 2023年5月

    主な科目: TOEIC L&R / 気持ちの状態 5/5

    今の大学にいることへの強烈な危機感から編入を決意。まずは英語を終わらせるため、通学電車や空き時間はすべて単語帳(金のフレーズ)に費やし始めました。

  • 2023年8月

    主な科目: TOEIC L&R, 構造力学 / 気持ちの状態 4/5

    夏休みに入り、専門科目(構造力学)の基礎学習をスタート。スーパー過去問ゼミを買い、最初は全く解けずに解答を丸写しする日々。TOEICは初めて公開テストを受験し、600点台で絶望しました。

  • 2024年1月

    主な科目: TOEIC L&R, 構造力学, 水理学 / 気持ちの状態 2/5

    周りが春休みモードで遊び呆ける中、自分だけ図書館に引きこもる生活でメンタルが底を打ちました。TOEICのスコアも停滞し、「本当に受かるのか」と最も苦しかった時期です。

  • 2024年3月

    主な科目: TOEIC L&R, 構造力学, 水理学 / 気持ちの状態 4/5

    TOEICで目標としていた800点台をなんとかクリア。これで英語を終わらせ、専門科目の過去問演習に全振りできるようになり、一気に視界が開けました。

  • 2024年5月

    主な科目: 志望理由書, 構造力学, 水理学 / 気持ちの状態 4/5

    都立大の過去問を入手し、時間を測って解いてみるも2割程度しか解けず焦燥感に駆られます。同時に志望理由書の作成を開始し、AI(ChatGPT)を相手に毎晩壁打ちをして自己分析を深めました。

  • 2024年7月

    主な科目: 面接/口頭試問, 構造力学, 水理学 / 気持ちの状態 5/5

    大学の授業は出席点がないものは全て切り(最前列で内職か自主全休)、過去問の周回と面接の回答暗記に没頭。アドレナリンが出ており、「絶対に這い上がってやる」という謎の無敵感がありました。

勉強場所と環境

前籍大学の学生ラウンジやカフェテリアは絶対に使いませんでした。周囲の楽しそうな笑い声や、「いかに楽して単位を取るか」という会話を聞くとモチベーションが削がれるからです。基本的には大学図書館の最も人目につかない奥の席か、大学外の有料自習室、駅前のカフェを転々としていました。特にお金はかかりましたが「有料自習室」は資格試験や大学受験に向けて本気で勉強している社会人や浪人生が多く、そのピリッとした空気に触れることで「自分も負けていられない」と強制的に集中スイッチを入れることができました。

スランプとメンタル回復

2年生の冬頃が一番しんどかったです。TOEICのスコアが700点前後で数ヶ月停滞し、専門科目も手広くやりすぎて定着せず、一方で前籍大学の友人はサークルや飲み会を謳歌している。SNSを開くたびに「自分は何をやっているんだろう。落ちたらただの痛い奴だ」と孤独感と自己嫌悪に押しつぶされそうになりました。そのスランプをどうやって乗り越えたかというと、「大手総合デベロッパーの採用実績校」をネットで検索し、現実を直視することでした。今の自分の大学名が一切載っていない現実、そして編入先の大学なら戦えるという事実を再確認することで、「ここで諦めたら一生学歴コンプレックスを抱えて生きることになる」と自分の中の暗いエネルギー(怒りや焦り)を燃料に変換し、無理やり机に向かっていました。きれいなモチベーションより、底知れぬ悔しさや焦りの方が、最終的には圧倒的な原動力になりました。

科目ごとの対策と使った教材

科目ごとに、どの時期に何を使って、どう進めたかです。

TOEIC L&R

2023年5月 〜 2024年3月

TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズの表紙

TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ 6回以上

選んだ基準: 王道中の王道だったから。YouTube等で対策を調べていたところ、どの動画でもまずこれがオススメにあった。

毎日通学電車の中で必ず開き、瞬時に日本語訳が出てくるまで徹底的に繰り返しました。

公式TOEIC Listening & Reading 問題集 3周

選んだ基準: 本番と同じナレーター・形式だから。こちらもYouTubeで情報収集を行っていたらみな口を揃えてオススメしていた。

時間を測って解いた後、リスニングはシャドーイングができるようになるまでスクリプトを読み込みました。

過去問対策(入手・分析・周回)

都立大の過去問は直接大学の窓口に行き、閲覧・コピーして過去数年分を入手しました。合否を分けたのは「模範解答の作成」です。大学側から解答は公表されないため、最初は自分で解き、どうしても分からない箇所や記述問題については、前籍の大学の教授にアポを取って添削と解説をお願いしました。教授の思考プロセスを学ぶことで、初見の問題にも対応できる応用力がついたと思います。

振り返ってみて、これもやっておけばよかった

TOEICをもっと早く800点台に乗せておけばよかったです。スコア取得が2年の春休みギリギリまでもつれ込んでしまったため、一番大事な専門科目の過去問演習と志望理由書の作成に使える時間が圧迫されてしまいました。英語は1年のうちに片付けておくのが鉄則だと痛感しました。

AIの活用方法

主にChatGPTとGeminiを併用して活用しました。特に独学になりがちな編入試験において、AIは「24時間いつでも厳しいフィードバックをくれる専属コーチ」として欠かせない存在でした。自分の原体験や「3D都市データを活用した防災」という研究テーマの骨子をプロンプトに入力し、「大学教授の視点から、このロジックの甘い部分やツッコミどころを厳しく指摘して」と指示しました。自分で書いていると視野狭窄になりがちですが、AIに第三者目線で「なぜ今の大学ではダメなのか」「なぜこの大学でなければならないのか」の論理の飛躍を徹底的に指摘させ、文章を研ぎ澄ませていきました。また、過去問や専門書(構造力学・水理学・土木計画学など)を読んでいる際、解説が不十分で理解が追いつかない概念があった場合、「大学初学者にも直感的にわかるように、日常の具体例に例えて解説して」と質問しました。最初の大枠の概念理解をAIで素早く終わらせたうえで、厳密な数式展開や公式の証明は専門書や教授への質問で補完するというアプローチをとることで、学習効率が劇的に上がりました。

英語のスコアをどう上げたか

受験で利用した英語試験は TOEIC L&R です。以下、それぞれのスコア推移です。

TOEIC L&Rのスコア推移

5506006507007508008509002023年08月・620点2023年11月・690点2024年01月・715点2024年03月・820点

点をタップすると受験時期とスコアが表示されます。

受験時期の一覧を開く

2023年08月 620点 → 2023年11月 690点 → 2024年01月 715点 → 2024年03月 820点

試験当日はどうだったか

当日の時間の流れと、会場で感じたことです。

東京都立大学 都市環境学部 都市基盤環境学科

当日の受験者数18名程度 出願20程度
試験時間の構成10:30〜12:30:専門科目(筆記試験・120分) 12:30〜13:30:昼休憩 14:00〜:面接(受験番号順に順次実施)
当日の気づき専門科目の試験時間が120分に対して大問4題と非常にタイトです。1題あたり30分しかかけられないため、少しでも手が止まったらすぐ次の問題にいく見切りが必須です。また、午後からの面接は受験番号順に呼ばれるため、後ろの番号だと平気で2〜3時間待たされます。暇を潰せて精神統一ができる面接対策ノートや、軽くつまめる糖分(チョコなど)を持参することを強くおすすめします。

横浜国立大学 都市科学部 都市基盤学科

当日の受験者数23名程度 出願25名程度
試験時間の構成9:00〜12:00:専門科目(筆記試験・180分) 12:00〜13:00:昼休憩 13:00〜:面接(順次実施)
当日の気づき3時間ぶっ通しの筆記試験は想像以上に体力を消耗し、集中力を保つのが大変でした。必須の数学(微分積分・線形代数・微分方程式)に手間取ると、後半の専門科目にかける時間がごっそり削られます。専門科目は「10題から4題選択」なので、問題用紙が配られた瞬間に「どの問題なら確実に解き切れるか」を見極める取捨選択の訓練を過去問で積んでおくべきでした。

タカさんが東京都立大学の試験で実際に解いた問題

志望理由書でどのような内容を書いたか

筆記で何がどう出たか(科目ごと)

何がどう出たかが分かっているかどうかで、対策の効率はまったく変わります。無料相談では、志望校や現在の状況をうかがったうえで、口頭でお伝えできる範囲でご案内します。資料のお渡しは受講生の方に限らせていただいています。

無料相談で試験の中身を聞く

ボタンを押すとオンライン編入学院の公式LINEが開きます。相談は無料で、志望校がまだ固まっていない段階でも大丈夫です。

受験にかかった費用

編入試験対策にかかった費用の内訳です。これから編入を目指す後輩の、予算の参考になれば嬉しいです。

※「その他」の内訳: ChatGPT Plus(AIツール課金代・月額約3,000円×直前期を含む約10ヶ月分)および有料自習室やカフェ等の場所代の一部

項目金額
① 教材・書籍代¥35,000
② 対策指導費¥0
③ 試験関連費¥31,200
④ 出願関連費¥65,000
⑤ 当日関連費¥5,000
⑥ その他¥30,000
合計¥166,200

編入したあとの生活

差分: −14単位 (認定率 82% )

単位はどれくらい認定されたか

76単位編入前の取得単位
62単位認定された単位
14単位認定されなかった単位
82%認定された割合

認定された 62単位(82%)認定されなかった 14単位(18%)

編入前に取得した76単位のうち、編入先に引き継がれたのは62単位です。残りの14単位は認定されず、編入先の卒業要件には算入されません(同じ数だけ取り直すという意味ではありません)。

タカさんが編入したあとに分かったこと

単位認定でもっとこうしておけばよかったこと

編入を決める前に不安だったこと、入学後の実際

編入後の就職活動の状況

編入学後に気づいた貴重な情報

単位認定でどこを詰めておくべきだったか、入学前の不安が実際どうだったか、就職活動はどう動いているか。入ってからでは取り返しがつかない話です。無料相談では、志望校や現在の状況をうかがったうえで、口頭でお伝えできる範囲でご案内します。資料のお渡しは受講生の方に限らせていただいています。

無料相談で編入後の話を聞く

ボタンを押すとオンライン編入学院の公式LINEが開きます。編入は入って終わりではありません。入学後の単位と時間割は、出願先を決める段階で効いてきます。

編入前の自分へ

周りの友人がサークルや飲み会で大学生活を謳歌している中、一人で自習室にこもる日々は本当に孤独で、メンタルが削られると思います。模試もないため「自分の立ち位置」が分からず、何度も諦めそうになるでしょう。でも、今のあなたが抱えている「学歴へのコンプレックス」や「現状への強烈な焦り・怒り」は、きれいに着飾ったモチベーションよりも遥かに強力なエネルギーになります。その暗い炎を絶やさず、泥臭く机に向かい続けてください。編入を乗り越えた先には、最高の研究環境と、優秀な仲間、そして大手デベロッパーなど「前籍のままでは絶対に立てなかった就活のスタートライン」が待っています。壁の向こう側の景色は、本当に最高ですよ。応援しています。

— タカさん(東京都立大学 都市環境学部)

この記事について

監修: オンライン編入学院(株式会社BearBee)

本記事は、2年連続合格者数No.1※の大学編入予備校オンライン編入学院が監修しています。本文は、合格者本人が回答した編入体験アンケートをもとに構成し、公開について本人の同意を得ています。氏名・連絡先は掲載していません。

※調査対象期間:2024/4〜2026/3 TPCマーケティングリサーチ(株)調べ

最終更新: 2026-08-21

この合格者が使った参考書

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