東京都立大学都市環境学部の編入試験対策|出願資格・学科別科目・倍率を徹底解説
東京都立大学都市環境学部の編入学試験は、出願できる人が高等専門学校・短期大学の卒業(見込み)者に限られるという、たいへんはっきりした特徴を持つ試験です。4年制大学に2年間在籍してから編入するというルートは、この学部には用意されていません。ここを取り違えると準備そのものが無駄になるため、最初に確認しておきたい点です。
入学年次は3年次で、募集しているのは都市基盤環境学科・建築学科・環境応用化学科・観光科学科の4学科(いずれも若干名)。学科ごとに当日の科目がまったく違い、英語はどの学科も当日試験ではなくTOEICまたはTOEFLのスコア提出で評価されます。さらに2027年度からは環境応用化学科で化学の筆記が廃止され、面接のなかの口頭試問に置き換わりました。
この記事では、2027年度募集要項と東京都立大学が公表している編入学試験状況をもとに、出願資格・学科別の試験構造・学科別の倍率・英語スコアの実務・出願の段取りまでを整理します。
出願資格は大学ごとに条件が細かく分かれます。短大・高専・専門学校・大学在学中で扱いが変わり、英語資格が要る大学もあります。自分が出願できるかどうかは、条件を1つずつ突き合わせないと分かりません。
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まず確認:出願できるのは高専生と短大生だけ
2027年度都市環境学部編入学学生募集要項の「2.出願資格」は、次の2区分だけで構成されています。
- 高等専門学校において、工学系課程等を卒業した者又は2027年3月までに卒業見込みの者
- 短期大学において、工学系課程等を卒業した者又は2027年3月までに卒業見込みの者
多くの大学の編入学試験にある「大学に2年以上在学し、所定の単位を修得した者」という区分が、都市環境学部の要項にはありません。つまり、4年制大学の1〜2年生が3年次編入で出願することはできません。専修学校の専門課程(いわゆる専門学校)の修了者についても記載がないため、対象外と読めます。
「では大学を卒業した人は学士入学で入れるのか」という疑問も出ますが、東京都立大学の2027年度入学者選抜要項には「2027年度は『学士入学試験』の募集はありません」と明記されています。直近で実施された2026年度の学士入学学生募集要項を見ても、募集学部・学科は人文社会学部の3教室のみで、都市環境学部は含まれていません。2026年8月時点では、4年制大学の在学者・卒業者が都市環境学部へ編入・学士入学する経路は用意されていない、というのが要項から読み取れる状況です。
なお「工学系課程等」という書き方は、観光科学科を含めた4学科すべてに共通してかかる条件です。自分の在籍している課程・学科が該当するか判断がつかない場合は、出願前に都市環境学部教務係へ問い合わせて確認してください。要項には学科ごとの出願資格の読み替えは書かれていません。
募集しているのは6学科のうち4学科
都市環境学部には、地理環境学科・都市基盤環境学科・建築学科・環境応用化学科・観光科学科・都市政策科学科の6学科があります。しかし2027年度編入学学生募集要項の「1.募集人員」に載っているのは次の4学科だけです。
| 学科 | 2027年度 編入募集 | 募集人員 |
|---|---|---|
| 都市基盤環境学科 | あり | 若干名 |
| 建築学科 | あり | 若干名 |
| 環境応用化学科 | あり | 若干名 |
| 観光科学科 | あり | 若干名 |
| 地理環境学科 | 募集人員表に記載なし | ― |
| 都市政策科学科 | 募集人員表に記載なし | ― |
地理環境学科と都市政策科学科は、募集人員表に行そのものがありません。地理環境学科については、東京都立大学が公表している2024年度の学士入学試験状況に志願者1名の記録があり、かつては学士入学の枠で受け入れる年度があったことが分かります。ただし前述のとおり学士入学試験は2027年度の募集がないため、現時点でこの2学科に外部から途中入学する手段は確認できません。
募集学科は年度によって入れ替わることがあります。学科名は要項の他のページ(志願票の記入欄など)にも登場しますが、募集の有無を判定できるのは1ページ目の募集人員表だけです。出願を検討するときは、必ず最新年度の要項の募集人員表から確認してください。
試験概要(2027年度要項データ)
2027年度2027年度(2026年7月実施・2027年4月入学)の募集要項にもとづくデータです(更新日: 2026-09-06)。
| 実施学部・学科 | 都市環境学部 都市基盤環境学科/建築学科/環境応用化学科/観光科学科(各若干名) |
|---|---|
| 編入年次・在学期間 | 3年次。編入学生の在学期間は2年以上4年以内(一般学生の修業年限は4年) |
| 出願資格 | 高等専門学校または短期大学で工学系課程等を卒業した者・2027年3月までに卒業見込みの者 |
| 出願期間 | 2026年5月28日(木)〜6月3日(水) 郵送必着(簡易書留・速達) |
| 入学考査料 | 17,000円(支払期間 2026年5月14日〜6月3日。E-支払サイト経由でコンビニ・ATM・ネットバンキング・クレジットカード等) |
| 試験日・会場 | 2026年7月3日(金)/東京都立大学 南大沢キャンパス(学力検査は12号館、面接は9号館の予定。当日11号館前に掲示) |
| 選考方法 | 学力検査、面接(口頭試問を含む)、成績証明書および調査書の総合判定 |
| 英語 | 当日試験なし。出願時に提出したTOEICまたはTOEFLのスコアを利用 |
| 合格発表 | 2026年7月31日(金)午前10時(大学ウェブサイトに7日間掲載。電話照会不可) |
| 入学手続 | 2027年2月中旬までに手続書類を郵送。手続期日は2027年2月26日(金)書類必着 |
| 受験上の配慮 | 希望する場合は2026年5月11日(月)17時までに申出書を提出(事前相談が必要) |
2027年度(2027年4月入学)の日程はすでに終了しています。出願は2026年6月3日で締め切られ、試験は2026年7月3日、合格発表は2026年7月31日に行われました。これから受験する方は、2028年4月入学を目指すサイクルの準備に入ることになります。
東京都立大学の2027年度入学者選抜要項では、編入学試験の学生募集要項の公表時期が「2026年4月上旬」と示されていました。同じ時期に公表されるなら、次年度の要項も4月上旬に都市環境学部のウェブサイトへ掲載される見込みです。要項の冊子は印刷・配付されず、PDFをダウンロードして添付の様式を印刷して使う方式です。
科目と日程が分かっても、いまの学習量で間に合うか、何を先にやるかは人によって変わります。併願先との重なりも、組み合わせ次第で負担が大きく変わります。
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2027年度からの変更点:環境応用化学科の化学が廃止された
環境応用化学科を志望する場合、必ず押さえておきたい変更があります。東京都立大学都市環境学部は2026年1月26日付で「2027(令和8)年度 東京都立大学 都市環境学部 環境応用化学科 編入学学生入学試験科目について(予告)」を公表し、同学科の試験科目を次のとおりとしました。
| 実施回 | 試験科目と配点 |
|---|---|
| 2026年7月実施(2027年4月入学) | 英語100点、面接(口頭試問含む)300点 計400点 |
| 2025年7月実施(参考) | 英語100点、化学100点、面接(試問含む)200点 計400点 |
つまり化学の筆記試験(100点)が廃止され、その分が面接の配点に移りました。予告文にも「面接で化学についての口頭試問を行います」と明記されています。2027年度の募集要項でも、環境応用化学科の欄には午前の学力検査が置かれておらず、14時からの面接だけが記載されています。
この変更は、対策の組み立て方を大きく変えます。化学の知識が不要になったわけではまったくなく、むしろ「紙に書いて説明する力」から「その場で口頭で説明する力」へ問われ方が移ったと考えるのが自然です。計算過程を答案に残せない代わりに、なぜその考え方を選ぶのかを言葉で説明できるかが問われます。手を動かして問題を解く練習に加えて、解いた内容を声に出して人に説明する練習を入れておく必要があります。
大学の窓口で閲覧できる環境応用化学科の過去の問題は、化学の筆記試験が課されていた時期のものです。出題される分野の目安としては有効ですが、「同じ形式で出る」という前提の対策にはなりません。現行制度で何が課されるかは、必ず最新の募集要項と大学の予告文で確認してください。
学科別の試験構造(当日の科目と時間割)
2027年度要項の「6.選考方法」に記載された時間割は次のとおりです。学科によって当日の過ごし方がまったく違うことが分かります。
| 学科 | 午前(学力検査) | 午後 |
|---|---|---|
| 都市基盤環境学科 | 専門科目 10:30〜12:30 | 面接 14:00〜 |
| 建築学科 | 専門科目 10:30〜12:30 | 面接 14:00〜 |
| 環境応用化学科 | ―(学力検査なし) | 面接 14:00〜 |
| 観光科学科 | 小論文 10:30〜12:00 | 面接 14:00〜 |
英語は4学科共通で、出願時に提出したTOEICまたはTOEFLのスコアを利用します。面接はいずれの学科も口頭試問を含みます。
志願票には志望学科を1つ記入する形式で、面接はどの学科も同じ日の14時からです。学科をまたいで併願することを想定した時間割にはなっていないため、志望学科は出願の時点で1つに絞る前提で準備を進めてください(複数学科への出願可否について要項に明示はないため、必要であれば教務係に確認してください)。
都市基盤環境学科:土木系4分野から各1題
専門科目は「構造力学」「水理学」「土質・土木材料学」「土木計画学」から各1題、計4題と要項に明記されています。試験時間は120分なので、単純計算で1題あたり30分。分野を捨てるという戦略が取りにくい構成です。
4分野はいずれも高専の土木系学科・建設系学科の中核科目にあたります。出題分野が要項で名指しされているぶん、対策の範囲は明確です。次の順番で組み立てると無理がありません。
- 構造力学:静定・不静定のはりとトラス、断面力図、たわみ、応力とひずみ。計算の型が決まっているため、最も点数が安定しやすい分野です。まずここを完成させます。
- 水理学:静水圧、連続式とベルヌーイの式、管路流れの損失、開水路流れ。式の適用条件を取り違えると全滅しやすいので、条件の確認を手順に組み込みます。
- 土質・土木材料学:土の基本的性質、圧密、せん断強さ、土圧、支持力に加え、コンクリートや鋼材の性質。用語と数値の意味を説明できるレベルまで詰めます。
- 土木計画学:交通需要予測、計画・評価の手法、都市計画とインフラ整備の考え方。計算問題と記述の両方が想定されるため、教科書の章立てに沿って全体像を押さえます。
4題を120分で解く以上、解ける問題から手をつける判断が結果を分けます。過去問を通しで解くときは、必ず時間を計り、「どの順で解くか」を決める練習まで含めて行ってください。
建築学科:建築の5領域から各1題
専門科目は「構造力学、建築構造学」「建築材料学、建築構法・生産学」「建築環境学、建築環境システム」「建築計画学、都市計画学」「建築史学、建築意匠・設計学」から各1題、計5題です。試験時間は都市基盤環境学科と同じ120分ですから、1題あたり24分の計算になります。
注目すべきは、建築学の主要5領域が漏れなく並んでいることです。構造・材料・環境・計画・歴史意匠のどれか一つに強いだけでは足りず、5領域すべてを一定水準まで引き上げる必要があります。編入試験としては珍しく、学部で学ぶ建築学の全体像がそのまま出題範囲になっている構成です。
- 構造力学・建築構造学:力の釣り合いと部材の設計。土木系の構造力学と重なる部分が多く、高専の建築系・土木系どちらの出身でも取り組みやすい領域です。
- 建築材料学・建築構法/生産:コンクリート・鋼・木材などの材料特性と、それを組み立てる構法・施工の考え方。暗記量が多いので早めに着手します。
- 建築環境学・建築環境システム:熱・光・音・空気の環境工学と設備。計算と用語の両方が問われます。
- 建築計画学・都市計画学:用途別の計画原理、法規の考え方、都市スケールの計画。記述で答える形が想定されます。
- 建築史学・建築意匠/設計:日本・西洋の建築史と設計論。5領域のなかで最も「知っているかどうか」で差がつきやすい領域です。
後述する大学公表データでは、建築学科は都市環境学部4学科のなかで志願者が最も多く、倍率も最も高くなっています。5領域という広さと合わせて、最も準備量が要る学科と考えて計画を立ててください。
環境応用化学科:筆記なし・面接の口頭試問で決まる
2027年度は午前の学力検査がなく、14時からの面接(口頭試問を含む・300点)と英語(100点)だけで400点満点を構成します。編入試験としてはかなり珍しい形式で、当日の答案が残らないぶん、面接での受け答えの比重が非常に大きくなります。
準備の方向は3つです。第一に、化学の基礎理論(物理化学・無機化学・有機化学・分析化学の柱)を、式と現象を結びつけて説明できる状態にすること。第二に、それを声に出して説明する練習を繰り返すこと。第三に、志望理由と学びたい研究テーマを、化学の言葉で具体的に語れるようにしておくことです。配点の3/4が面接である以上、「知っている」ではなく「その場で説明できる」まで持っていく必要があります。
また、この学科の英語は400点中100点です。口頭試問の出来は当日まで読めないため、確実に積み上げられる100点をどこまで確保しておくかが、精神的な余裕にも直結します。
観光科学科:小論文90分
観光科学科だけは専門科目ではなく小論文で、時間は10:30〜12:00の90分です。他の3学科より30分短い設定になっています。
オンライン編入学院の過去問分析では、観光科学科の小論文は観光に関する統計資料(図表)を読み取らせたうえで、そこから読み取れる傾向を説明させ、さらに背景の考察や具体的な施策の提案へ広げていくという構成が続いています。扱われる題材は、観光客の集中と地域の受け入れ能力に関する問題、大型イベントがもたらす経済効果の地域差、学校の教育旅行など、観光政策の現場に近いテーマです。解答は設問ごとに行数や字数の上限が指定されます。著作権の観点から、過去問の設問そのものは記載していません。
この形式から逆算すると、対策は次の3つに集約されます。
- 図表を読む練習:観光統計の折れ線・棒グラフ・都道府県別の表から、「何が増えて何が減ったか」「どこが突出しているか」を短時間で言語化する訓練。観光庁の統計や観光白書の図表が素材として使えます。
- 字数制限内で書く練習:100字・150字といった短い枠に、結論と根拠を過不足なく収める練習。長く書ける力よりも、削る力が問われます。
- 施策を語る引き出し:地域振興、混雑対策、交通、宿泊、教育旅行など、観光政策の主要な論点について、自分の意見と根拠をあらかじめ用意しておくこと。
難易度と倍率(大学公表データ)
東京都立大学は「教育情報の公表」のなかで「編入・学士入学試験状況」を公開しており、編入学試験について学部・学科別の募集人員/志願者/受験者/合格者/入学手続者を確認できます。同じページ内で編入学試験と学士入学試験は別の表に分けられているため、区分の取り違えは起きません。都市環境学部の4学科の数値は次のとおりです。
| 年度(入学年度) | 学科 | 志願者 | 受験者 | 合格者 | 入学手続者 | 実質倍率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2022年度 | 都市基盤環境学科 | 6名 | 3名 | 2名 | 2名 | 1.5倍 |
| 2022年度 | 建築学科 | 14名 | 12名 | 3名 | 1名 | 4.0倍 |
| 2022年度 | 環境応用化学科 | 10名 | 6名 | 3名 | 0名 | 2.0倍 |
| 2022年度 | 観光科学科 | 3名 | 3名 | 1名 | 1名 | 3.0倍 |
| 2022年度 | 学部小計 | 33名 | 24名 | 9名 | 4名 | 2.7倍 |
| 2024年度 | 都市基盤環境学科 | 13名 | 8名 | 4名 | 2名 | 2.0倍 |
| 2024年度 | 建築学科 | 18名 | 18名 | 4名 | 3名 | 4.5倍 |
| 2024年度 | 環境応用化学科 | 13名 | 9名 | 8名 | 4名 | 1.1倍 |
| 2024年度 | 観光科学科 | 6名 | 6名 | 3名 | 3名 | 2.0倍 |
| 2024年度 | 学部小計 | 50名 | 41名 | 19名 | 12名 | 2.2倍 |
出典:東京都立大学「教育情報の公表 > 編入・学士入学試験状況」。2024年度は同ページの現行掲載分、2022年度は同一ページの過去版(インターネット・アーカイブ)から取得しました。実質倍率は 受験者数÷合格者数 として編入総研編集部が計算したもので、大学が倍率として公表している数値ではありません。表の年度は入学年度で、2024年度は2023年7月実施・2024年4月入学の試験にあたります。大学のページには2024年度が最新として掲載されており、2023年度および2025年度以降は現時点で確認できていません。
このデータから読み取れることを整理します。
- 建築学科が一貫して最も厳しい。2つの年度とも志願者数が4学科で最多、実質倍率も4.0倍・4.5倍で最も高くなっています。とくに2024年度は志願18名が全員受験しており、出願した人がほぼ全員試験会場に来ています。「出願だけして受けない人」に助けられる余地が小さい学科です。
- 他の3学科は年による振れが非常に大きい。環境応用化学科は2022年度2.0倍に対して2024年度は1.1倍(受験9名・合格8名)、都市基盤環境学科は1.5倍から2.0倍へ動いています。母数が1桁〜十数名の試験なので、倍率は難易度そのものというより「その年に誰が受けに来たか」を映した数字と受け止めてください。
- 「若干名」でも合格者が複数出ている。要項の募集人員はすべて若干名ですが、実際には学科ごとに1〜8名の合格者が出ています。募集人員の表記だけを見て「ほぼ採らないのだろう」と判断するのは正しくありません。
- 志願者と受験者の差が大きい年がある。2022年度の都市基盤環境学科は志願6名に対し受験3名、環境応用化学科は志願10名に対し受験6名でした。出願したうえで欠席する人が一定数いるということです。
- 合格者と入学手続者の差も無視できない。2022年度の建築学科は合格3名・手続1名、環境応用化学科は合格3名・手続0名でした。他大学との併願で進路を決める受験生がいることがうかがえます。
倍率が2倍前後の年があるからといって、易しい試験ではありません。出願できる人が高専生・短大生に限られているため、そもそも受験者層が土木・建築・化学・観光の専門教育を受けてきた学生に絞られています。母集団の質が高い状態での2〜4倍であることを前提に準備してください。
英語(TOEIC・TOEFL)の実務ルール
都市環境学部の編入学試験に、当日の英語の筆記試験はありません。出願時に提出したスコアがそのまま評価に使われます。裏を返せば、出願日までにスコアが確定していなければ、その時点で出願できません。要項に書かれた条件を整理すると次のとおりです。
| 提出できるもの | 次のいずれか1種類のみ。①TOEIC Listening & Reading 公開テストのOfficial Score Certificate ②TOEIC Listening & Reading IPテスト(団体特別受験制度)のScore Report ③TOEFL iBTのTest Taker Score Report(Examinee Score Report) |
|---|---|
| 提出形式 | 原本1部とコピー1部。TOEICデジタル公式認定証を提出する場合は印刷したものを1部。原本は確認後、受験票送付の際に返却 |
| 有効期限 | 学力検査実施日から過去2年以内に受験したもの |
| 認められないもの | TOEIC・TOEFLとも自宅受験版のスコアは不可 |
| TOEFLの場合の追加手続 | 合格者は後日Official Score Reportが大学へ届くよう手続きが必要。東京都立大学のコード番号は7169 |
ここから導かれる実務上の要点は3つです。
- IPテストが使える。TOEIC L&RのIPテスト(学校などで団体受験する形式)のScore Reportが認められています。公開テストの受験機会が限られる地域の方や、在籍校でIPテストの機会がある方には有利な条件です。ただし自宅受験版は不可なので、会場実施のIPテストかどうかを必ず確認してください。
- 2年の有効期限を逆算する。試験日が例年7月上旬であることを前提にすると、その2年前より後に受験したスコアでなければ使えません。高専4年生・短大1年生の段階で受けたスコアは、そのまま使える可能性が高い一方、それより前のスコアは失効します。
- 提出できるのは1種類だけ。TOEICとTOEFLの両方を出して良い方を見てもらう、ということはできません。どちらで勝負するかを早い段階で決め、その1つに時間を集中させてください。国内で受験機会が多く、対策教材も豊富なTOEIC L&Rを選ぶ受験生が一般的です。
必要スコアの基準は公表されていません。ただし配点が公表されている環境応用化学科では英語が400点中100点であり、面接で決まる300点が当日まで読めないことを考えると、英語は「事前に確定させられる唯一の得点源」という位置づけになります。学習計画では最優先で片付けるべきパートです。
出願までのチェックリスト
2027年度の日程はすでに終了しているため、以下は2028年4月入学を目指す場合の逆算として整理します。日付は2027年度実績(出願2026年5月28日〜6月3日、試験2026年7月3日)を基準にした目安であり、実際の日程は次年度の募集要項で必ず確認してください。
- 試験の1年以上前
英語スコアの受験計画を立てる。有効期限は学力検査実施日から過去2年以内なので、早く取りすぎても失効する点に注意します。TOEICで狙うのか、TOEFL iBTで狙うのかをここで決めます。 - 試験の8〜10か月前
志望学科を1つに決める。学科ごとに当日の科目がまったく違うため、ここが決まらないと専門科目の学習を始められません。都市基盤環境なら土木4分野、建築なら建築5領域、環境応用化学なら口頭試問、観光科学なら小論文と、進む道が分かれます。 - 試験の6か月前
過去問を請求する。都市基盤環境学科・建築学科・観光科学科は窓口受領または郵送請求ができます(郵送は請求票と返信用の角2封筒が必要)。環境応用化学科は窓口での閲覧のみなので、南大沢キャンパスへ行く日程を早めに確保します。 - 4月上旬
次年度の募集要項が公表される時期です。募集人員表で志望学科が今年度も募集されているか、科目や配点に変更がないかを最初に確認します。要項は冊子で配付されないため、PDFをダウンロードして様式を印刷します。 - 5月中旬まで
受験上の配慮を希望する場合の申出書の提出期限です(2027年度は5月11日17時)。出願期間より前に締め切られるため、該当する方は要項公表と同時に教務係へ相談してください。相談がないと希望に沿えないことがあると要項に明記されています。 - 5月中旬〜下旬
成績証明書(在学または出身の学校長が作成し厳封)と、大学所定様式の調査書(同じく学校長が作成し厳封)を学校へ依頼します。調査書は大学指定の様式で、英語資格・留学経験や学年ごとの席次を書く欄があります。学校側にも作成の手間がかかるため、2〜4週間の余裕を見て依頼してください。 - 出願期間の直前
入学考査料17,000円をE-支払サイトから納付します(2027年度の支払期間は5月14日〜6月3日)。コンビニのレジで支払った場合は「入学検定料・選考料 取扱明細書」の収納証明書部分を切り取り、所定の貼付台紙に貼ります。あわせて受験票送付用の長形3号封筒(切手410円分=110円+速達300円)を用意します。 - 出願期間
出願書類一式を角2封筒に入れ、簡易書留・速達で郵送します(2027年度は6月3日必着)。封筒には要項添付の「出願書類送付用ラベル」をカラー印刷して貼付します。モノクロ印刷の場合は「速達」「書留」の文字と線を赤ペンでなぞる指定があります。提出後の修正・差替えはできません。 - 試験当日
会場は当日、南大沢キャンパス11号館前に掲示されます(学力検査は12号館、面接は9号館の予定)。試験開始30分前までに入室。机上に置けるのは受験票・黒鉛筆(シャープペンシル可)・消しゴム・鉛筆削り・時計機能だけの時計に限られます。1科目でも受験しないと失格です。昼食は各自で用意します。
出願書類の一覧・様式・締切は年度ごとに変わります。ここに書いた内容は2027年度要項にもとづく参考情報です。出願にあたっては、必ず東京都立大学都市環境学部が公表する最新の募集要項を確認してください。
過去問の入手方法
東京都立大学都市環境学部は、編入学試験の過去問題を大学自身が配布しています。2024年1月から取り扱いが変わり、現在は学科によって条件が異なります。
| 学科 | 入手方法 |
|---|---|
| 都市基盤環境学科 | 配布可(窓口受領・郵送請求) |
| 建築学科 | 配布可(窓口受領・郵送請求) |
| 観光科学科 | 配布可(窓口受領・郵送請求) |
| 環境応用化学科 | 著作権の関係で配布不可。教務係窓口での閲覧のみ |
窓口は南大沢キャンパス9号館2階の都市環境学部教務係、対応時間は月〜金曜日の9:00〜12:30と13:30〜17:00(祝日を除く)です。郵送を希望する場合は、「編入学過去問題希望」と朱書きした封筒に、大学サイトからダウンロードした郵送請求票と、返信先を明記して切手を貼った角2封筒(普通郵便320円分、速達なら620円分)を同封して送ります。
なお、配布可能な学科でも著作権の関係で一部の問題は公開されない場合があると案内されています。手に入る問題がすべてではない前提で、教科書レベルの体系的な学習と併用してください。
大学全体の「過去の入試問題及び解答例等の閲覧」ページ(ウェブ公開と南大沢キャンパスでの窓口閲覧)で扱われているのは一般選抜・学校推薦型選抜・総合型選抜・特別選抜で、編入学試験はこのページの対象に含まれていません。編入学試験の過去問題は、上記のとおり都市環境学部教務係が別に配布・閲覧に対応しています。全学のページに載っていないことを理由に「編入の過去問はない」と判断しないでください。
建築学科志望者へ:建築士の受験資格の確認方法
建築学科を志望する方にとって、一級建築士・二級建築士の受験資格をどう確保するかは進路そのものに関わる問題です。東京都立大学建築学科は、取得できる資格として次のように公表しています。
- 学士(工学):卒業を要件として取得できる
- 一級建築士受験資格、二級建築士受験資格:国土交通省が定める指定科目を履修し、卒業すると得られる
ここで確認が必要なのは、3年次編入学生がこの「指定科目の履修」をどう満たすかです。指定科目は通常1年次から4年次にかけて配当されるため、3年次から入る学生は、高等専門学校などで修得した単位がどこまで認定されるか、不足分を在学中に履修しきれるかによって結論が変わります。
募集要項には「高等専門学校又は短期大学において修得した既修得単位は、本学の規定により認定します」とあるだけで、指定科目との対応関係は書かれていません。編入学生が指定科目を満たせるかどうかは、公表資料からは確認できませんでした。一方で、編入学生の在学期間は「2年以上で4年を超えることができない」と定められているため、必要であれば3年目・4年目を使って履修を続ける余地はあります。
建築士の受験資格を目的に建築学科を志望する場合は、出願前に必ず建築学科および都市環境学部教務係へ直接確認してください。出身校で履修した科目名・単位数を持参して相談すると、認定の見込みについて具体的な回答を得やすくなります。この記事の内容は公表資料の範囲での整理であり、個別の認定を保証するものではありません。
学費と入学料(都内在住で半額)
東京都立大学は東京都が設置する公立大学で、入学料に「東京都の住民」向けの区分があります。金額と条件は次のとおりです。
| 入学考査料 | 17,000円(出願時) |
|---|---|
| 入学料 | 282,000円。「東京都の住民」に該当する場合は141,000円 |
| 「東京都の住民」の条件 | 本人またはその者の配偶者もしくは一親等の親族が、入学の日の1年前から引き続き東京都内に住所を有する者。認定には大学が配付する「住民票記載事項証明書」による区市町村の証明が必要 |
| 授業料 | 前期260,400円/後期260,400円(年額520,800円)。年2回、原則口座振替(前期5月26日・後期10月26日引落し) |
条件の読み方で注意したいのは、「入学の日の1年前から引き続き」という部分です。編入学のために試験直前に都内へ転居しても、この要件は満たしません。また対象は本人だけでなく配偶者・一親等の親族(父母や子)でもよいため、実家が東京都内にある方は、本人が都外の高専の寮にいても該当する可能性があります。判断に迷う場合は、合格後の入学手続の前に大学へ確認してください。
このほか、東京都立大学には入学料減免、経済的困窮者への授業料減免、都内子育て世帯への授業料免除、高等教育の修学支援新制度などの制度があります。都内子育て世帯への授業料免除には、生計維持者の住所要件のほかに進学までの期間に関する要件があり、編入学生の場合の扱いは個別確認が必要です。詳細と2027年度以降の実施の有無は、大学学生課のウェブサイトで案内されています。
併願の考え方
東京都立大学都市環境学部の編入学試験は、試験日が例年7月上旬、合格発表が7月末です。他大学の理工系編入は6月〜8月に集中するため、日程が重ならない範囲で複数校を受けることは十分に可能です。設計のポイントを3つ挙げます。
1. 学内の他学部との併願。東京都立大学で編入学試験を実施しているのは、2027年度入学者選抜要項によれば理学部・都市環境学部・システムデザイン学部の3学部です。ただし出願受付期間が分かれており、理学部と都市環境学部が2026年5月28日〜6月3日、システムデザイン学部が2026年5月25日〜5月27日でした。学部ごとに募集要項が別に公表されるため、学内で他学部も検討する場合は、それぞれの学部サイトで要項を確認する必要があります。
2. 科目の重なりで選ぶ。都市基盤環境学科の構造力学・水理学・土質・土木計画は、他大学の土木系・社会基盤系の編入試験と重なる部分が大きい分野です。建築学科の5領域も、建築系学科を持つ大学の専門科目と重なります。同じ勉強で複数校を狙える組み合わせを選ぶと、限られた時間を有効に使えます。
3. 英語の方式を確認する。都市環境学部はTOEIC L&RまたはTOEFL iBTのスコア提出方式です。併願先が当日の英語筆記を課す大学であれば、英語の対策が二重に必要になります。逆にスコア提出方式の大学どうしで組めば、1つのスコアを複数校に使い回せます。併願先の要項は、要項が出そろう春のうちに確認しておいてください。
大学名の確認について:東京都立大学は2020年4月1日に「首都大学東京」から現在の名称へ変更されました。ネット上には旧名称の時代の情報が残っており、学科構成や試験科目が現在と異なる場合があります。この記事で使用した募集要項・入試結果は、いずれも東京都立大学名義で公表されている資料です。
合格から逆算した学習ロードマップ
この試験の特徴は、①英語は事前に確定できる ②専門は出題分野が要項で名指しされている ③面接(口頭試問)の比重が大きいという3点です。この順に片付けていくのが合理的です。
第1段階:英語スコアを確定させる
まず英語です。有効期限は学力検査実施日から過去2年以内なので、試験の前年〜同年前半に目標スコアを取り切るのが基本形になります。当日の英語試験がないぶん、ここで取ったスコアは変えられません。専門の学習と並行させると集中が切れやすいため、期間を区切って英語だけに寄せる時期をつくるほうが結果的に早く終わります。
第2段階:専門の全分野を1周する
都市基盤環境学科なら4分野、建築学科なら5領域を、まず教科書レベルで1周します。ここでの目的は得点力ではなく、どの分野に穴があるかを特定することです。要項が分野を名指ししてくれているので、範囲の見当をつける作業は不要です。在籍校の授業で扱った分野と、扱っていない分野を仕分けしてください。
第3段階:過去問で時間配分をつくる
過去問を入手したら、必ず時間を計って通しで解きます。都市基盤環境学科は4題120分、建築学科は5題120分、観光科学科は小論文90分。1題あたりに使える時間は24〜30分しかありません。どの順で手をつけるか、どこで見切るかという判断を、本番前に体に入れておく必要があります。
第4段階:口頭で説明する練習
面接はどの学科も口頭試問を含み、環境応用化学科では配点の3/4を占めます。解いた問題を、紙を見ずに口で説明する練習を、遅くとも試験の2か月前から始めてください。「なぜその式を使うのか」「その結果は物理的に何を意味するのか」を言葉にできるかどうかが、答案では見えなかった理解の深さとして表に出ます。志望理由と、大学で取り組みたいテーマを専門の言葉で語れるようにしておくことも同じ枠で準備します。
直前期のチェックリスト
- 受験票・写真票・机上票の記載と写真の貼付を確認したか(写真は3か月以内に撮影した上半身脱帽正面向き)
- 机上に出せるもの(受験票・黒鉛筆・消しゴム・鉛筆削り・時計機能だけの時計)以外を持ち込んでいないか
- 試験開始30分前までに入室できる時間に南大沢駅へ着く計画になっているか(駅から徒歩15分)
- 会場掲示(11号館前)を見る時間を見込んでいるか。学力検査と面接で建物が違う
- 昼食を用意したか。学力検査が12:30に終わり、面接は14:00開始で待ち時間がある
- 面接で話す志望理由・研究テーマ・出身校での学びを、声に出して一度通しているか
よくある質問
東京都立大学都市環境学部の編入試験は誰でも受けられますか?
受けられません。2027年度募集要項の出願資格は「高等専門学校において、工学系課程等を卒業した者又は卒業見込みの者」「短期大学において、工学系課程等を卒業した者又は卒業見込みの者」の2区分だけです。4年制大学に在学中の方や大学を卒業した方が出願できる区分はありません。学士の学位を持つ方向けの学士入学試験も、東京都立大学の2027年度入学者選抜要項に「2027年度は募集なし」と明記されています。
東京都立大学都市環境学部の編入試験の倍率はどのくらいですか?
東京都立大学は「教育情報の公表」で編入学試験状況を公開しています。都市環境学部4学科の合計では、2024年度入学が志願50名・受験41名・合格19名で実質倍率2.2倍、2022年度入学が志願33名・受験24名・合格9名で2.7倍でした(実質倍率=受験者数÷合格者数として編入総研が計算)。学科別では建築学科が4.0〜4.5倍と最も高く、他の3学科は1.1〜3.0倍の範囲で年により大きく振れています。母数が小さいため、倍率だけで難易度を判断しないでください。
都市環境学部のどの学科が編入学生を募集していますか?
2027年度募集要項の募集人員表に載っているのは、都市基盤環境学科・建築学科・環境応用化学科・観光科学科の4学科(いずれも若干名)です。都市環境学部にはこのほかに地理環境学科と都市政策科学科がありますが、この2学科は募集人員表に記載がなく、編入学試験の対象外です。募集学科は年度により変わる可能性があるため、必ず最新の募集要項1ページ目の募集人員表で確認してください。
2027年度から試験科目が変わった学科はありますか?
環境応用化学科が変わりました。東京都立大学都市環境学部が2026年1月26日付で公表した予告によると、2026年7月実施(2027年4月入学)から同学科の試験科目は「英語100点、面接(口頭試問含む)300点、計400点」となり、それまで課されていた化学の筆記試験(100点)が廃止され、面接のなかで化学の口頭試問を行う形に変わりました。参考として示された2025年7月実施は「英語100点・化学100点・面接(試問含む)200点、計400点」でした。
英語はどのように評価されますか?TOEICは何点必要ですか?
当日の英語の筆記試験はなく、出願時に提出したTOEICまたはTOEFLのスコアを利用します。提出できるのはTOEIC Listening & Reading公開テストのOfficial Score Certificate、同IPテストのScore Report、TOEFL iBTのTest Taker Score Reportのいずれか1種類で、原本とコピーを各1部提出します。学力検査実施日から過去2年以内に受験したものに限られ、自宅受験版のスコアは認められません。必要点数は公表されていないため、基準点は分かりません。
過去問は入手できますか?
東京都立大学都市環境学部が配布しています。都市基盤環境学科・建築学科・観光科学科は南大沢キャンパス9号館2階の都市環境学部教務係の窓口で受け取るか、郵送請求票と返信用の角2封筒(普通郵便320円分、速達620円分の切手を貼付)を同封して請求すると郵送で受け取れます。環境応用化学科は著作権の関係で配布ができず、教務係の窓口での閲覧のみです。また、いずれの学科も著作権の関係で一部の問題は公開されない場合があります。
入学料や授業料はいくらですか?東京都内に住んでいると安くなりますか?
東京都立大学の学部の入学料は282,000円で、「東京都の住民」に該当する場合は141,000円です。「東京都の住民」とは、本人またはその配偶者もしくは一親等の親族が、入学の日の1年前から引き続き東京都内に住所を有する者を指し、認定には大学が配付する「住民票記載事項証明書」による区市町村の証明が必要です。授業料は前期260,400円・後期260,400円で年額520,800円、入学考査料は17,000円です。
建築学科に編入すると一級建築士の受験資格は得られますか?
建築学科は「一級建築士受験資格、二級建築士受験資格は、国土交通省が定める指定科目を履修し、卒業すると得られます」と公表しています。ただし、3年次編入学生が指定科目をどこまで既修得単位として認定されるのか、在学期間内に不足分を履修しきれるのかは、公表資料からは確認できません。編入学生の在学期間は2年以上4年以内と募集要項に定められているため3年目・4年目を使う余地はありますが、資格取得を目的に志望する場合は、出願前に必ず建築学科および都市環境学部教務係へ確認してください。
次の年度の募集要項はいつ公表されますか?
東京都立大学の2027年度入学者選抜要項では、編入学試験の学生募集要項の公表時期が「2026年4月上旬」と示されていました。要項は冊子として印刷・配付されず、都市環境学部のウェブサイトからPDFをダウンロードして、添付の様式を印刷して使う方式です。次年度も同じ時期の公表であれば4月上旬が目安になりますが、日程・科目・出願資格は変わる可能性があるため、必ず大学が公表する最新の募集要項で確認してください。
まとめ
東京都立大学都市環境学部の編入学試験は、次の4点を押さえることから始まります。
- 出願できるのは高専・短大で工学系課程等を卒業(見込み)した人だけ。4年制大学からの3年次編入も、学士入学も、現在は経路がありません。
- 募集は6学科のうち4学科。地理環境学科と都市政策科学科は編入学試験の対象外です。
- 学科ごとに当日の試験がまったく違う。都市基盤環境は土木4分野、建築は建築5領域、環境応用化学は筆記なしの口頭試問、観光科学は小論文90分。志望学科を決めなければ準備を始められません。
- 英語は事前に確定させる部分。当日試験がないため、TOEICまたはTOEFLのスコアを有効期限内に取り切ることが最初のタスクになります。
倍率は学部合計で2.2〜2.7倍、建築学科は4.0〜4.5倍でした。数字だけを見れば手が届く範囲に思えますが、受験できるのが土木・建築・化学・観光の専門教育を受けてきた学生に限られている試験です。要項が出題分野を明示してくれている強みを活かし、分野ごとに穴を埋めていく地道な準備が、そのまま合格の距離を縮めます。
あとは、いまの自分の位置から何を先にやるかです。志望校と現在の状況をうかがったうえで、順番を整理します。
ボタンを押すと予約ページが開きます。相談は無料で、志望校がまだ固まっていない段階でも大丈夫です。
この記事について
監修: オンライン編入学院(株式会社BearBee)。本記事は、2年連続合格者数No.1※の大学編入予備校オンライン編入学院が監修しています。試験概要・日程・出願資格は東京都立大学および同大学都市環境学部が公表する2027年度募集要項・入学者選抜科目の予告・入学者選抜要項の原本にあたって確認し、倍率は東京都立大学「教育情報の公表」の編入・学士入学試験状況にもとづいて記載しています。出題傾向はオンライン編入学院の過去問分析にもとづいています。
※調査対象期間:2024/4〜2026/3 TPCマーケティングリサーチ(株)調べ|最終更新: 2026年9月6日
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