編入ミクロ経済学演習レビュー|内容・難易度・使い方【編入総研】
オンライン編入学院の自社出版教材を、編入総研編集部が紹介します。『編入ミクロ経済学演習』は、ミクロの用語や図を読める段階から、数式を使って条件を整理し、計算・グラフ・記述を答案として出す段階へ進むための演習書です。266頁・139問。生産者、消費者、競争市場からゲーム理論、国際貿易まで全7章で構成されています。
この本の価値は、問題数だけではありません。問題ごとに重要度、基本・標準・発展の段階、複数回分の解答時間を書き込む欄があるため、「何を知っているか」を「どの問題なら自力で書けるか」に変えていけます。
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 書名 | 編入ミクロ経済学演習 |
| 著者 | 小原拓也(表紙では中央大学商学部教授と紹介) |
| 出版 | オンライン編入学院 |
| 分量 | 266頁・139問 |
| 発売日 | 2026年9月1日 |
実際の誌面で内容を確認する
図入り解説:MCとAVCの関係を、答案の途中に置く
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1-16の解答では、限界費用曲線(MC)と平均可変費用曲線(AVC)を同じ座標に描き、MCがAVCの最小点を通る関係を、式の計算と並べて確かめます。答えの数値だけでなく、微分して得たMCと、平均をとって得たAVCがグラフ上でどうつながるかまで追える紙面です。見直すときは、最小点を求める計算と曲線の位置を対応させ、自分で同じ図を描けるかを確認します。
対応する実際の問題:費用関数からグラフと供給関数へ
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対応する1-16では、費用関数からMC・AVCを求めてグラフを描き、操業停止価格と企業の供給関数を導きます。図を読む練習で終わらず、どの式を計算し、どの条件から供給行動を決めるかを自分で並べる問題です。重要度と複数回分の解答時間欄を使い、最初は時間を気にしすぎず最後まで書き、次回は解答を閉じて図と式を再現します。
復習に使う仕組み:誤答を、次の一問へつなげる
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本書には、解答を読んだ後に何も見ず解き直し、それでも止まるなら該当分野のインプットへ戻る流れが示されています。難度表示も、基本から標準、発展へと役割が分かれています。解けなかった問題を「苦手」とひとまとめにせず、解法を忘れたのか、概念があいまいなのか、計算で止まったのかを記録して、次に戻る場所を決めるための仕組みです。
7章で何を練習するか
| 章のまとまり | 扱う内容 | 演習で確かめたいこと |
|---|---|---|
| 第1章 生産者理論 | 生産、費用、供給 | 数式の条件を読み、企業の行動を式と文章で説明できるか |
| 第2章 消費者理論 | 消費者の選択 | 図・条件・結論をつなげて書けるか |
| 第3〜4章 競争市場/不完全競争市場 | 完全競争と独占などの市場 | 均衡、価格・数量、厚生を区別して扱えるか |
| 第5章 市場の失敗 | 市場だけでは整理しにくい論点 | 市場の失敗に関わる条件を図や文章で整理できるか |
| 第6〜7章 ゲーム理論/国際貿易論 | 戦略的な選択、比較優位と貿易 | 前提を置き、複数の主体・国の関係を段階的に説明できるか |
入門書・過去問との役割分担
| 学習段階 | 使うもの | この本で行うこと |
|---|---|---|
| 用語と基本図を覚える段階 | 入門の解説教材 | この本へ急がず、定義と基本図を自分の言葉で説明できる状態を作る |
| 答案にする段階 | 本書 | 計算、グラフ、記述を一問ずつ自力で組み立て、解説で穴を見つける |
| 志望校に寄せる段階 | 過去問 | 出題範囲・時間・形式を見て、本書の優先問題と不足分野を決める |
取り組み方:ミクロの3周
| 周 | やること | 次へ進む目安 |
|---|---|---|
| 1周目 | 時間を気にしすぎず、志望校の出題範囲を踏まえた問題を自力で解く | 解答を見る前に、式・図・文章のどこで止まったかを残せた |
| 2周目 | 1周目で誤答した問題だけを、時間を測って解き直す | 同じ問題を解答なしで最後まで進められた |
| 3周目 | 2周目でも残った問題を、時間を測って再挑戦する | 残る弱点が、基礎概念・計算・記述のどれかに分かった |
動画で教材と出題の見取り図を確認する
問題演習を始める前に、ミクロ・マクロが志望校の試験でどのように問われるかを整理したい人は、関連動画も参照してください。経済学編入の出題予想と、本書の紹介を扱う動画です。
【ガチ予想&新刊のお知らせ】経済学編入、難関校で次に出るのはココです
つまずいたときの戻り方と準備
式を追えても、何を描くか決められないとき
生産者理論や市場の問題では、計算量だけでなく「どの条件を使う問題か」の取り違えで手が止まることもあります。たとえば費用の問題なら、まず生産量・固定費用・可変費用のどれが与えられ、企業が何を決めるのかを余白に分けて書きます。消費者の問題なら、財、価格、予算制約、選好を一度並べます。そのうえで解答と比べ、微分、均衡条件、図の軸のどこで止まったかを一つだけ特定します。
これは本書の問題を解き直す際の編集部の提案です。解答を最初から写すより、止まった一行に戻った方が、次に似た設定が出たときの手掛かりを残せます。
演習へ入る前に用意したいもの
本書は、用語や基本図を読める段階から答案へ進むための演習書です。初学者は、需要・供給、無差別曲線、等量曲線などの基本図について、軸と曲線の意味を自分の言葉で説明できるかを先に確かめると取り組みやすくなります。一次関数の変形、微分、連立方程式も、途中式を追える程度には準備しておきます。
ここが不安定なら入門書や授業ノートで定義と例題を補ってから、志望校の範囲に近い章を選びます。過去問は最後の答え合わせではなく、求められる図・計算・記述の比重を見て、本書で優先する問題を決める資料として併用します。
購入前によくある確認
ミクロ未習でも使えますか
最初の説明用教材としては向きません。本書は基礎的なミクロのインプットと微分・積分を前提にしています。用語や基本図に不安があれば、先に入門書と数学の復習を行ってください。
139問を最初から最後まで一度で終えるべきですか
志望校の範囲を確認したうえで、章順に基礎から進め、記録欄を使って誤答を残す方法が適しています。本書が案内する3周では、2周目以降は誤答に絞ります。
価格や販売状況はどこで確認できますか
価格は変動するため、購入前にAmazonの商品ページで最新情報を確認してください。
教材の選び方や志望校に必要な範囲に迷うときは、無料相談で現在の学習状況を整理できます。
ボタンを押すと予約ページが開きます。相談は無料で、志望校がまだ固まっていない段階でも大丈夫です。






