編入マクロ経済学演習レビュー|内容・難易度・使い方【編入総研】
オンライン編入学院の自社出版教材を、編入総研編集部が紹介します。『編入マクロ経済学演習』は、国民経済計算からIS-LM、AD-AS、国際マクロ、経済成長までを、計算・図表・記述の答案として練習するための演習書です。246頁・118問、全9章です。
マクロでは、式を覚えていても、どの市場を先に整理するか、政策やショックで何が動くかを文章と図でつなげられないと答案になりません。本書の問題・解説・記録欄は、そのつながりを一問ずつ確かめるために使えます。
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 書名 | 編入マクロ経済学演習 |
| 著者 | 小原拓也(表紙では中央大学商学部教授と紹介) |
| 出版 | オンライン編入学院 |
| 分量 | 246頁・118問 |
| 発売日 | 2026年9月1日 |
実際の誌面で内容を確認する
図入り解説:ISとLMを同時に動かすポリシー・ミックス
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4-16の解答が続く99頁上部には、拡張的財政政策でIS曲線を、拡張的金融政策でLM曲線を右方に動かし、目標の所得・利子率へ至る図があります。単独の政策ではどちらの曲線上を動くか、二つを組み合わせると交点をどこへ移せるかを、一枚で読み比べられます。
対応する実際の問題:式からIS・LMを導き、政策を選ぶ
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対応する4-16は、消費・投資・貨幣需要の式からIS曲線とLM曲線、均衡を導き、目標の利子率・国民所得を実現する政策の組合せを説明する標準問題です。式だけ、グラフだけで終えるのではなく、財市場・貨幣市場の状態を判定してから政策の理由まで書きます。最初は時間を気にしすぎず導出と説明をつなげ、次回は図を閉じて曲線の位置と交点を自力で再現します。
復習に使う仕組み:残った誤答だけを時間内に解く
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解答を読んだ後に何も見ず解き直し、まだ止まるなら入門教材へ戻る流れが誌面に示されています。基本・標準・発展の表示と、問題ごとの解答時間欄を使うと、国民経済計算で止まるのか、モデルの導出で止まるのか、政策効果の記述で止まるのかを残せます。直前期には、残った問題だけを時間内で解く練習に絞れます。
9章で何を練習するか
| 章のまとまり | 扱う内容 | 演習で確かめたいこと |
|---|---|---|
| 第1章 国民経済計算 | GDP、支出項目、物価指標 | 数値の扱いを理由とともに説明できるか |
| 第2〜5章 財市場・貨幣市場・IS-LM・AD-AS | 市場の均衡、総需要・総供給、政策 | 式・グラフ・政策効果を一つの答案にできるか |
| 第6〜7章 新しい古典派/消費・投資・貨幣理論 | 理論の違いと個別の行動 | 前提が変わると結論がどう動くかを整理できるか |
| 第8〜9章 国際マクロ/経済成長 | 国際経済、ソロー・成長会計 | 長期の変化を式・図・文章で説明できるか |
ミクロとの違いと、使い分け
| 本 | 主に扱う見方 | 演習で問われる場面 |
|---|---|---|
| 編入ミクロ経済学演習 | 消費者・企業・個別市場の選択 | 費用、需要・供給、競争・独占、ゲーム、貿易 |
| 編入マクロ経済学演習 | 経済全体の所得・物価・市場・成長 | GDP、財・貨幣市場、IS-LM、AD-AS、国際・成長 |
志望校の試験範囲がミクロだけなら、ミクロを先に仕上げます。マクロが課される場合は、国民経済計算から始め、基礎モデルをつないでから国際・成長へ進めると、章どうしの関係を追いやすくなります。
取り組み方:マクロの3周
| 周 | やること | 見直すポイント |
|---|---|---|
| 1周目 | 時間を気にしすぎず、志望校の範囲を踏まえた問題を自力で解く | 用語、式、図、文章のどこで止まったか |
| 2周目 | 誤答だけを時間を測って解く | 導出の順序と、政策・ショックの因果関係 |
| 3周目 | まだ残る問題を時間を測って解く | 基礎へ戻るべきか、答案の書き方を直すべきか |
動画で教材と出題の見取り図を確認する
ミクロとマクロをどちらから、どこまで演習するかは、志望校の試験範囲で決まります。関連動画では、経済学編入の出題予想と、本書の紹介を扱っています。志望校の過去問を開く前の見取り図として使ってください。
【ガチ予想&新刊のお知らせ】経済学編入、難関校で次に出るのはココです
つまずいたときの戻り方と準備
政策効果の向きが分からなくなったとき
マクロの式では、計算はできても「どの市場で何が増減したのか」が抜けると、政策効果の説明が崩れます。IS-LMやAD-ASで迷ったら、いきなり図を描き直す前に、財市場・貨幣市場・総需要と総供給のうち、今どこを扱っているかを書き分けます。次に、政府支出、税、貨幣供給、物価のうち何が変化したのか、その変化が曲線を動かすのか曲線上を移動させるのかを一行ずつ確認します。
図入りの解答は、この因果関係と交点の移動を比べるために使えます。途中で結論だけを見るのではなく、出発点の均衡条件に戻ることが、設定が変わった問題への備えになります。これは編集部の学習提案です。
演習へ入る前に用意したいもの
本書には国民経済計算から国際マクロ、経済成長までの章がありますが、志望校がどこまで問うかは本書だけでは決まりません。まず過去問や募集要項で、計算中心か、図示・説明も求められるか、国際・成長まで必要かを確認します。
そのうえで、GDPの三面等価、消費・投資・貨幣需要の意味、実質と名目の区別を説明できる状態を作ってから、該当する章へ進むと式の置き場所を見失いにくくなります。入門書や講義資料はこの土台を確かめるために使い、本書では条件を変えたときの所得・利子率・物価のつながりを自力で答案にする、という役割分担が考えられます。
購入前によくある確認
マクロ未習でも使えますか
入門の代わりには向きません。本書は、入門〜中級のインプットと基礎的な微分・積分を終えてから演習に進む位置づけです。
後半の国際・成長理論まで必ず解くべきですか
まず志望校の当年度要項・過去問で範囲を確認してください。必要な章を見極めたうえで、基礎から進み、誤答を周回する方法が適しています。
価格や販売状況はどこで確認できますか
価格は変動するため、購入前にAmazonの商品ページで最新情報を確認してください。
教材の選び方や志望校に必要な範囲に迷うときは、無料相談で現在の学習状況を整理できます。
ボタンを押すと予約ページが開きます。相談は無料で、志望校がまだ固まっていない段階でも大丈夫です。






