筑波大学 生命環境学群 編入の合格体験記|たこぶんちょさん・社会人から生物資源学類へ
結論:専門科目を大学入試のレベルと見切り、4か月で仕上げた
社会人として働いていた方が、筑波大学 生命環境学群 生物資源学類へ編入した記録です。仕事の暮らしに大きな不満があったわけではなく、働きながら「もう一度勉強したい、研究したい」という気持ちが強くなったことがきっかけでした。学部を越えて医学・教育・心理まで履修できる学際性と、都内より抑えられる生活費が筑波を選んだ理由です。
見切り方が的確です。公開されている過去問3年分から専門科目は大学入試レベルと判断し、参考書を難しいものへ広げずに基礎の穴つぶしへ振り切りました。対策は2025年4月から7月本番までの4か月、1日10時間。生物は問題集2冊を3周、化学は講義系3冊を3周しています。英語はTOEIC 860点を先に確保済みでした。
| 合格校 | 筑波大学 生命環境学群 生物資源学類 |
|---|---|
| 前籍 | 国立大学 |
| 入学年 | 2026年4月 入学 |
| 編入年次 | 3年次 |
| 受験年度 | 2026年度入学 |
この記事で分かること
- 働きながら大学へ戻ろうと決めた理由と、筑波を選んだ決め手
- 出願した2校と、その結果
- 4か月・1日10時間を、生物と化学にどう振り分けたか
- 生物・化学で使った教材と、公開過去問からのレベル判断
- 学力検査と、配点の重い面接で実際に聞かれたこと
なぜ編入を目指したのか
私が編入を決意したのは、 卒業後・社会人になってから のことでした。
私は現役で国立大学に入学しましたが、病気により中途退学しました。病気が回復し、社会人として働く中で、もう一度勉強したい、研究したいという思いが強くなり、大学の再受験を決めました。社会人としての生活に大きな不満はなかったのですが、仕事をしていると勉強ができる時間は限られます。学問の面で頼れる人も近くにはいませんでした。限られた人生の中で、今、自分が最もやりたいことは何かを考えて、大学再受験を選択しました。
志望校を選んだ決め手
筑波大学を選んだ理由は、研究の充実と学際性の高さです。私は編入学を考えるに当たり、医学、自然科学、教育、心理など様々な学問を幅広く学びたいと思いました。筑波大学はすべての学部が1つの街に集う総合大学であり、他学部の授業を自由に取れる学際性の高さが魅力です。また、筑波は都内に比べて生活費が安いこと(家賃:約4~5万円程度)、つくばという街の魅力も、選んだ理由です。
編入を周りに伝えた時の反応
伝えた相手: 家族・友人・恋人・パートナー・大学・学校の先生・先輩・後輩・SNS・ブログで公開 / 伝えた時期: 試験の半年〜1年前
家族や仲の良い友人は「君らしいね。勉強好きだったもんね。」と応援してくれました。ですが、「なぜ?社会人から大学行っても時間とお金の無駄じゃない?」「日本じゃなくて海外行けばいいのに」と疑問を持つ人もいました。周りの意見はあまり気にせず、自分の感覚を信じて進みました。
受験した大学とその結果
この合格者が実際に出願した大学です。編入試験は日程も科目も大学ごとにばらばらなので、どこをどう組み合わせたかは志望校選びの参考になります。
| 結果 | 大学・学部 | 編入年次 | 試験区分 | 受験者数 | 倍率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 合格(入学) | 筑波大学 生命環境学群 生物資源学類 | 3年次 | 一般編入 | 19 | 1.9倍 |
| 不合格 | 群馬大学 医学部 医学科 | 2年次 | 一般編入 | 300 | 30.0倍 |
受験者数・倍率は、この合格者が試験当日に見聞きした記憶にもとづく数値です。大学が公表している数字とは異なる場合があります。出願前には必ず各大学の学生募集要項で確認してください。
合格までの学習計画
私が編入試験対策を始めたのは 2025年4月 、本番の試験は 2025年7月 でした。
時期別の1日の学習時間
平日と休日それぞれ、1日に何時間やっていたかです。棒の長さは平日・休日を通して同じ目盛りで比べられます。
平日
休日
1日あたりの学習時間の推移
月ごとの、1日あたりの学習時間です。どの時期にどれだけ積み上げたのかが分かります。
月ごとの学習の中身
- 2025年4月
主な科目: 生物学, 化学 / 気持ちの状態 5/5
生物の勉強をゼロから始める。 化学は問題集1周したところ。 志望動機書は2時間でサクッと書いた。 (生物資源学類は面接の配点が高く(専門科目と1:1)、面接では志望動機書をもとに質問される。そのため面接対策まで考えて丁寧に志望動機書を作り、予想される質問と回答まで用意しておくと良い。)
- 2025年5月
主な科目: 生物学, 化学 / 気持ちの状態 5/5
生物の問題集1周目が終了。化学問題集2周目。
- 2025年6月
主な科目: 生物学, 化学 / 気持ちの状態 5/5
生物の問題集2冊を3周ずつ終了。化学の参考書3周ずつ終了。
- 2025年7月
主な科目: 生物学, 化学 / 気持ちの状態 5/5
それぞれ苦手分野の仕上げ。リラックスして当日に臨む。
勉強場所と環境
自宅、カフェ、図書館を2時間毎に場所を変えた。気分が新鮮になり、記憶の定着率も上がる。毎朝7時に同じカフェに行くことをルーティン化し、店員さんと話すことで、モチベーションが保たれるようにした。
スランプとメンタル回復
勉強しすぎて体調が崩れた時にメンタルが落ちた。休憩なしで勉強しすぎると疲れがたまるので、25分タイマーをセットして時間が来たら強制的に休憩を取ることにした。疲れがたまりにくくなった。休憩時間にランニングして気分向上させた。たまに山登りに行って自然の中でリフレッシュした。軽い有酸素運動は気分を向上させることが報告されているので、勉強への投資だと思って運動は習慣化すると良いかも。私の場合は勉強そのものが楽しかったので、体調を崩すこと以外は楽しく勉強を続けられた。もし不合格でも別の大学に編入すれば良いと考えて、あまり悩まなかった。努力していれば、自分に合った場所にたどり着けるという根拠のない自信を持っていた。
科目ごとの対策と使った教材
科目ごとに、どの時期に何を使って、どう進めたかです。
生物学
2025年4月 〜 2025年7月
リードLight 3周
選んだ基準: 筑波大学生物資源学類の編入試験は大学入試レベルなので、基礎固めによいリードLightを選択しました。
基礎をきっちり。苦手分野をなくす。 生物資源学類は簡単な問題が多いため、基礎知識の抜けがあると大きな失点になります。 過去問のレベルに合わせて、とにかく基礎知識に穴がない状態を目指しました。
化学
2024年9月 〜 2025年7月
鎌田の有機化学の講義 3周
選んだ基準: 解説が丁寧でわかりやすい
テキストすべてを自分の言葉で説明できるように
リードLightノート 化学 1周
選んだ基準: 筑波大学生物資源学類の編入試験は大学入試レベルなので、基礎固めによいリードLightを選択しました。
基礎をきっちり。苦手分野をなくす。 生物資源学類は簡単な問題が多いため、基礎知識の抜けがあると大きな失点になります。 過去問のレベルに合わせて、とにかく基礎知識に穴がない状態を目指しました。
過去問対策(入手・分析・周回)
受験を決めた際に、公式サイトに記載してある3年分を入手し、問題のレベルと傾向を掴んだ。 専門科目の生物と化学は大学入試レベルの学力があれば良いと判断し、その対策をした。
振り返ってみて、これもやっておけばよかった
TOEICを直前で受験しようとしたが当日の体調不良で受けられなかった。過去のイマイチなスコアで受験することになった。英語は早めに完成させ、スコアを確保しておくとよい。
英語のスコアをどう上げたか
受験で利用した英語試験は TOEIC L&R です。以下、それぞれのスコア推移です。
TOEIC L&Rのスコア
| 2024年4月 | 860 (L 460 / R 400 ) 提出 |
|---|
試験当日はどうだったか
当日の時間の流れと、会場で感じたことです。
筑波大学 生命環境学群 生物資源学類
| 当日の受験者数 | 19 |
|---|---|
| 試験時間の構成 | 1日目:学力検査 10:00-12:00 学力検査(専門科目) 2日目:面接 10:00-17:00 面接 1人の持ち時間約20分の面接が4~5部屋で順番に行われる。 待ち時間は教室で静かに待機。 |
| 当日の気づき | しっかり準備して、当日は試験を楽しみましょう。 面接では志望動機書の内容をもとに質問されることが多いので、そのことを想定して志望動機書を書き、回答を準備しておくと良いです。なぜこの大学・学部に入学したいのか、入学してからどのように過ごしたいか、自分が研究したい分野およびその知識、などは必ず整理しておきましょう。 私は面接に得意意識があり、模擬面接対策などは全くしませんでした。自分がなぜ筑波大学に入りどのような研究がしたいか、淀みなく熱意を持って伝えられるよう話す練習はしました。ドライブが好きなのでその合間に1人でぶつぶつ話してました。 |
群馬大学 医学部 医学科
| 当日の受験者数 | 300 |
|---|---|
| 試験時間の構成 | 忘れました |
| 当日の気づき | 昼休憩が長いので、どう過ごすか考えておくと良い |
たこぶんちょさんが筑波大学の面接で実際に聞かれた質問
面接で投げられた質問と、その場での答え方
志望理由書のどこを突かれたか
筆記で何がどう出たか(科目ごと)
面接の準備は、聞かれる中身が分かっているかどうかで負荷がまったく変わります。無料相談では、志望校や現在の状況をうかがったうえで、口頭でお伝えできる範囲でご案内します。資料のお渡しは受講生の方に限らせていただいています。
ボタンを押すとオンライン編入学院の公式LINEが開きます。相談は無料で、志望校がまだ固まっていない段階でも大丈夫です。
受験にかかった費用
編入試験対策にかかった費用の内訳です。これから編入を目指す後輩の、予算の参考になれば嬉しいです。
※「その他」の内訳: カフェ代
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| ① 教材・書籍代 | ¥20,000 |
| ② 対策指導費 | ¥0 |
| ③ 試験関連費 | ¥0 |
| ④ 出願関連費 | ¥30,000 |
| ⑤ 当日関連費 | ¥5,000 |
| ⑥ その他 | ¥20,000 |
| 合計 | ¥75,000 |
編入したあとの生活
差分: −23単位 (認定率 77% )
単位はどれくらい認定されたか
認定された 76単位(77%)認定されなかった 23単位(23%)
編入前に取得した99単位のうち、編入先に引き継がれたのは76単位です。残りの23単位は認定されず、編入先の卒業要件には算入されません(同じ数だけ取り直すという意味ではありません)。
たこぶんちょさんが編入したあとに分かったこと
単位認定でもっとこうしておけばよかったこと
編入後の就職活動の状況
編入学後に気づいた貴重な情報
単位認定でどこを詰めておくべきだったか、入学前の不安が実際どうだったか、就職活動はどう動いているか。入ってからでは取り返しがつかない話です。無料相談では、志望校や現在の状況をうかがったうえで、口頭でお伝えできる範囲でご案内します。資料のお渡しは受講生の方に限らせていただいています。
ボタンを押すとオンライン編入学院の公式LINEが開きます。編入は入って終わりではありません。入学後の単位と時間割は、出願先を決める段階で効いてきます。
編入前の自分へ
人生は短いので、自分にとって大切なことを見極めて、それを大切にしてください。
お金のためや人に認められるためなど、外的な動機ではなく、
自分が本当に好きなこと、価値があること、を追い求められると
充実した人生になるのではないかと思います。
本音で生きてください。応援しています。
— たこぶんちょさん(筑波大学 生命環境学群)
この記事について
監修: オンライン編入学院(株式会社BearBee)
本記事は、2年連続合格者数No.1※の大学編入予備校オンライン編入学院が監修しています。本文は、合格者本人が回答した編入体験アンケートをもとに構成し、公開について本人の同意を得ています。氏名・連絡先は掲載していません。
※調査対象期間:2024/4〜2026/3 TPCマーケティングリサーチ(株)調べ
最終更新: 2026-08-08
この合格者が使った参考書
本文に出てきた教材のうち、編入総研にレビューがあるものです。各カードをタップすると、中身・使いどころ・つまずきやすい箇所をまとめた記事に移動します。




