北海道大学 工学部 編入の合格体験記|しょうごさん・1日2時間から始めた18か月の積み上げ
結論:1科目ずつ終わらせて、終わった順に次の科目を足していった
高等専門学校の情報系の学科から、北海道大学 工学部 応用理工系学科 応用物理工学コースへ進んだ方です。就職して分野を狭めるより、もう数年ひろく学びたいという理由で、入学した時点から編入するつもりでいました。志望校を固めたのは3年の夏休み。オープンキャンパスをきっかけに研究室やカリキュラムを調べ、4年で参加した研究室インターンで扱った分野をさらに深めたいと考えて決めています。高専で続けていた部活を高い練習環境で続けられることも後押しになりました。
特徴は、科目を同時に走らせず、1冊終わるごとに次を足していったことです。2024年2月に数学から着手し、問題集を終えた9月に物理を追加。同じ月に英語も始めて、12月のTOEICで835点を取った時点で英語を外し、物理へ戻っています。物理の問題集が終わった2025年3月からは化学。試験は2025年8月なので、対策期間はおよそ1年半です。過去問は大学のサイトに出ている分に加えて、多くを保有していた先生から譲り受け、あわせて約20年分を2周しました。1周目は時間を計って解き、2周目は本番に近い環境を作って解いています。学習時間は最初の半年こそ1日2時間ですが、直前期には12時間まで上がりました。
| 合格校 | 北海道大学 工学部 応用理工系学科応用物理工学コース |
|---|---|
| 前籍 | 高等専門学校 |
| 前籍の学部・学科 | 制御情報工学科 |
| 入学年 | 2026年4月 入学 |
| 編入年次 | 3年次 |
| 受験年度 | 2026年度入学 |
この記事で分かること
- 高専入学時から編入を前提に、北海道大学へ決めるまで
- 実際に出願した大学と、その結果(受験者約30名・倍率3.0倍)
- 2024年2月から2025年8月まで、科目を足していった順番
- 数学・物理・化学・TOEICで使った教材と、過去問20年分の回し方
- 試験当日の出題内容(数学・物理・化学)と、面接で聞かれたこと
なぜ編入を目指したのか
高専に入学したときから大学に編入するつもりでした。高専からの進路はだいたい就職か進学の2択ですが、就職して分野を狭めるよりはもう数年幅広く勉強したいと考えていました。 しっかりと編入する学校を決めたのは3年の夏休み頃です。きっかけは大学のオープンキャンパスに行ったことで、そこからその大学の研究室や授業のカリキュラム、部活などを調べて大学を決めました。
志望校を選んだ決め手
特に私は4年生の頃に大学の研究室インターンに参加させていただいたのですが、そこで行った分野をさらに深堀たいと考え、その分野で興味が湧く研究室や授業があった北海道大学に決めました。 また、高専時代にも続けていた部活を大学でもやりたいと思っており、他の大学と比べ高いレベルの練習環境があったたことも、北大編入を後押しする理由になりました。
編入を周りに伝えた時の反応
伝えた相手: 家族・友人・先輩・後輩 / 伝えた時期: 試験の1年以上前
両親、先生、友人全て賛成でした。 高専からの進路として編入がある程度一般的であることから、特に高専の先生や友人はむしろ当たり前のように思っていました。友人も編入志望だったため、お互い切磋琢磨し受験に向けて勉強していました。 ただ、編入後の進路で院進することを両親に伝えた時最初は驚かれました。大学の場所が実家からかなり遠いので、一人暮らしにかかる費用なども考え少しマイナスなイメージだったのかもしれません。しかし、伝えたからと言って編入を反対されることはなかったです。
受験した大学とその結果
この合格者が実際に出願した大学です。編入試験は日程も科目も大学ごとにばらばらなので、どこをどう組み合わせたかは志望校選びの参考になります。
| 結果 | 大学・学部 | 編入年次 | 試験区分 | 受験者数 | 倍率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 合格(入学) | 北海道大学 工学部 応用理工系学科応用物理工学コース | 3年次 | 一般編入 | 30 | 3.0倍 |
受験者数・倍率は、この合格者が試験当日に見聞きした記憶にもとづく数値です。大学が公表している数字とは異なる場合があります。出願前には必ず各大学の学生募集要項で確認してください。
合格までの学習計画
私が編入試験対策を始めたのは 2024年2月 、本番の試験は 2025年8月 でした。
時期別の1日の学習時間
平日と休日それぞれ、1日に何時間やっていたかです。棒の長さは平日・休日を通して同じ目盛りで比べられます。
平日
休日
1日あたりの学習時間の推移
月ごとの、1日あたりの学習時間です。どの時期にどれだけ積み上げたのかが分かります。
月ごとの学習の中身
- 2024年2月
主な科目: 数学 / 気持ちの状態 4/5
学校の学年末試験に合わせて編入数学の勉強も始めた
- 2024年3月
主な科目: 開始時期は早いと思っていたので、何時間でもいいからとにかく毎日やることを意識していた。春休みだが、気楽に勉強した。 / 気持ちの状態 5/5
- 2024年4月
主な科目: 数学 / 気持ちの状態 5/5
4年生前期は特に学校のスケジュールが忙しくないので、バイトも続けつつ勉強をしていた。
- 2024年5月
主な科目: 数学 / 気持ちの状態 5/5
後半は中間試験の勉強を重視しつつ、勉強を行った。
- 2024年6月
主な科目: 数学 / 気持ちの状態 5/5
高専大会があり、部活もやっていたが、毎日必ず勉強の時間を確保していた。
- 2024年7月
主な科目: 数学 / 気持ちの状態 4/5
期末試験のために受験勉強は少しできていなかったが、毎日勉強はしていた。
- 2024年8月
主な科目: 数学 / 気持ちの状態 4/5
受験まで1年を切るので、バイトをやめて勉強に力を入れ始めた。
- 2024年9月
主な科目: 物理, 英語 / 気持ちの状態 4/5
数学の問題集をやり終えたので、物理をやり始めた。 また、Abceedも3ヶ月プランで申し込み、英語の勉強も始めた。
- 2024年10月
主な科目: 物理, 英語 / 気持ちの状態 3/5
放課後は図書館で物理の勉強、帰宅後は少なくとも1時間以上英語の勉強をした。
- 2024年11月
主な科目: TOEICの試験が12月頭だったため、英語の勉強を重点的に行った。週に1回、直前には1日2回実際の試験と同じ様式で問題を解けるオンライン模試を行っていた / 気持ちの状態 2/5
- 2024年12月
主な科目: 物理 / 気持ちの状態 5/5
TOEICが無事目標点数に届いたので、再び物理の勉強を再開した。
- 2025年1月
主な科目: 物理 / 気持ちの状態 3/5
学校の演習が忙しくなり、受験勉強の時間を中々増やせなかったが、少なくとも毎日勉強はしていた
- 2025年2月
主な科目: 物理 / 気持ちの状態 2/5
期末試験があり、かなり厳しかったが、何とか耐えて受験勉強を続けた。
- 2025年3月
主な科目: 物理, 化学 / 気持ちの状態 2/5
物理の問題集が終わったので、化学にも手を付け出した。
- 2025年4月
主な科目: 物理, 化学 / 気持ちの状態 3/5
少し化学に重きを置いて勉強していた。 5年ではもう授業は簡単なので、受験勉強に費やせる時間が増えた
- 2025年5月
主な科目: 数学, 物理, 化学 / 気持ちの状態 3/5
過去問をやりつつ、化学の勉強を行った。
- 2025年6月
主な科目: 中間試験があったが、試験の数は少なかったので、試験勉強よりも編入の勉強を優先して行った。 / 気持ちの状態 3/5
- 2025年7月
主な科目: 期末試験も中間と同じように編入勉強のほうを優先して行った。 / 気持ちの状態 3/5
- 2025年8月
主な科目: 夏休みに入ったので、自習室や図書館で1日勉強していた / 気持ちの状態 3/5
勉強場所と環境
平日の放課後は学校の図書館、夕食後は自宅の自分の部屋 休日は自宅にいると他のことをしてしまうので、近くの自習室や市営図書館、夕食後は自宅の自分の部屋
スランプとメンタル回復
物理の問題集をやっている時は、かなり自分で解けない問題があり、しんどい期間がありました。しかし、勉強しすぎなかったことがおそらく良かったのか、勉強したくないと思うことはなかったです。
科目ごとの対策と使った教材
科目ごとに、どの時期に何を使って、どう進めたかです。
数学
2024年2月 〜 2025年8月
英語
2024年9月 〜 2024年12月
TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ 6回以上
選んだ基準: 最も王道なTOEIC用の英単語帳だと思います。評判もかなり良いので購入しました。
左のページに日本語の例文、右のページに英文が書かれており、日本語▶︎英語に変換するようなシステムの単語帳です。しかし、試験は英語▶︎日本語の変換が必要になるため、自分は右のページから左のページを見るようにしていました。
Abceed
選んだ基準: かなり有名な英語教育アプリです。金フレの音声が収録されており、リスニング対策もできるため使っていました。
単語が出来れば文法はある程度授業でまかなえていたので、問題を沢山解けば高得点を取れると思っていました。 なので、とにかく問題を沢山解くために使いました。
化学
2026年3月 〜 2026年8月
クライン 有機化学 1周
選んだ基準: 化学系の学科の友人から借りました
非常にレベルが高い教科書なので、1人で深く読み込むのはかなり難しいです。 深く学びたいなら、しっかり時間を使って、出来れば誰かに教えて貰いながら勉強するといいと思います。
物理
2024年8月 〜 2025年8月
基礎物理演習1 1周
選んだ基準: 力学、波動、熱力学の問題が収録されており、幅広く勉強できるため、ある程度基礎ができているのであればオススメします。
問題のレベルは高く、非常に力になるが、説明があまり丁寧ではないので、新しいものを学ぶ時には、別にわかりやすい本を読むのをオススメします。
過去問対策(入手・分析・周回)
北大のwebサイトでおそらく過去5年分は公開されていると思います。 また、過去問を沢山保有している先生がいたため、その先生にお願いしてもらいました。 過去問はおよそ20年分で、2周しました。 1周目は時間を測りつつとにかくといてみる。2周目はできるだけ受験の環境に近づけてといてみる。 という使い方でした。 過去問をとけば過去数年の出題傾向を掴めるので、そこを重点的に問題集でも勉強しました。
振り返ってみて、これもやっておけばよかった
編入のための勉強はかなり早めに始めていたので、勉強面で後悔することはなかったと思います。 しかし、勉強に集中しすぎて面接対策を全然できていなかったことは良くなかったと思います。
AIの活用方法
過去問の分からない問題については利用しました。 まずは時間の許す限り自分で考え、時間が過ぎてもそこからしばらく考えた上で、それでもわからなかった時に使いました。 解説を読んで理解するだけではなく、なぜ自分の考えでは上手くいかなかったのかも考えるといいと思います。 分からなかったらすぐaiに投げるのはおすすめしないです。
英語のスコアをどう上げたか
受験で利用した英語試験は TOEIC L&R です。以下、それぞれのスコア推移です。
TOEIC L&Rのスコア推移
点をタップすると受験時期とスコアが表示されます。
受験時期の一覧を開く
2023年11月 675点 → 2024年07月 715点 → 2024年12月 835点(提出)
試験当日はどうだったか
当日の時間の流れと、会場で感じたことです。
北海道大学 工学部 応用理工系学科応用物理工学コース
| 当日の受験者数 | 約30人 |
|---|---|
| 試験時間の構成 | 1日目 8:40~9:10 試験場入場 9:30~11:30 数学 13:00~14:30 物理 15:15~16:45 化学 2日目 9:10~9:40 試験場入場 |
| 当日の気づき | 会場の最寄りは地下鉄の北12条駅 そこから徒歩でおよそ10分で会場に到着する 時計や飲み物必須 |
しょうごさんが北海道大学の面接で実際に聞かれた質問
面接で投げられた質問と、その場での答え方
筆記で何がどう出たか(科目ごと)
面接の準備は、聞かれる中身が分かっているかどうかで負荷がまったく変わります。無料相談では、志望校や現在の状況をうかがったうえで、口頭でお伝えできる範囲でご案内します。資料のお渡しは受講生の方に限らせていただいています。
ボタンを押すとオンライン編入学院の公式LINEが開きます。相談は無料で、志望校がまだ固まっていない段階でも大丈夫です。
受験にかかった費用
編入試験対策にかかった費用の内訳です。これから編入を目指す後輩の、予算の参考になれば嬉しいです。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| ① 教材・書籍代 | ¥20,000 |
| ② 対策指導費 | ¥0 |
| ③ 試験関連費 | ¥30,000 |
| ④ 出願関連費 | ¥30,000 |
| ⑤ 当日関連費 | ¥100,000 |
| 合計 | ¥180,000 |
編入したあとの生活
しょうごさんが編入したあとに分かったこと
単位認定でもっとこうしておけばよかったこと
編入を決める前に不安だったこと、入学後の実際
編入後の就職活動の状況
編入学後に気づいた貴重な情報
単位認定でどこを詰めておくべきだったか、入学前の不安が実際どうだったか、就職活動はどう動いているか。入ってからでは取り返しがつかない話です。無料相談では、志望校や現在の状況をうかがったうえで、口頭でお伝えできる範囲でご案内します。資料のお渡しは受講生の方に限らせていただいています。
ボタンを押すとオンライン編入学院の公式LINEが開きます。編入は入って終わりではありません。入学後の単位と時間割は、出願先を決める段階で効いてきます。
編入前の自分へ
勉強は早いうちにやるに越したことはないと思います。
詰め詰めのスケジュールで勉強をするとどうしても自分の力不足にモチベーションが下がってしまうことがあると思います。しかし、余裕を持って勉強を初めて置けば、心にも余裕ができるので、勉強が嫌になることがないと思います。
— しょうごさん(北海道大学 工学部)
この記事について
監修: オンライン編入学院(株式会社BearBee)
本記事は、2年連続合格者数No.1※の大学編入予備校オンライン編入学院が監修しています。本文は、合格者本人が回答した編入体験アンケートをもとに構成し、公開について本人の同意を得ています。氏名・連絡先は掲載していません。
※調査対象期間:2024/4〜2026/3 TPCマーケティングリサーチ(株)調べ
最終更新: 2026-08-08
この合格者が使った参考書
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