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神戸大学工学部

神戸大学 工学部 編入の合格体験記|るかさん・数学と物理を20か月で仕上げるまで

編入総研 編集部 / 更新日: 2026-08-08‌‌​‌‌‌​​​‌‌‌​‌​‌​‌‌‌‌​‌​​​​​‌‌‌​

結論:数学と物理を20か月、参考書の周回だけで積み切った

高専では専門分野を深くまで学びきれないし、設備も足りない。そう感じて、このまま社会に出るより研究に時間を使いたいと考えた方の記録です。入学した時から就職ではなく進学のつもりで、志望校を真剣に考え始めたのは3年次でした。第一志望には学力で目指せる最高の大学として大阪大学と東北大学を置き、併願先は高専の仲のいい先生の出身校だった神戸大学 工学部を、3年次のオープンキャンパスで雰囲気を確かめてから決めています。

対策のスタートは2023年12月、本番は2025年8月なので、20か月かけたことになります。数学は1冊目を4周、物理は電磁気の演習書と力学の入門書を3周ずつと、参考書を回し切るやり方で積み上げました。合間にTOEICを挟み、2023年8月の645点から2024年4月に735点、2025年3月には835点まで伸ばしています。神戸大学の当日は数学90分・物理60分・小論文の構成で、数学は9割5分の手応えでした。受験者は約30名、倍率7.5倍です。

高等専門学校前籍
3.94前籍GPA
2校受験した大学
21か月対策にかけた期間
合格校神戸大学 工学部 情報知能工学科
前籍高等専門学校
前籍の学部・学科制御情報工学科
入学年2026年4月 入学
編入年次3年次
受験年度2026年度入学

この記事で分かること

  • 高専の学びと設備に物足りなさを感じ、進学を選ぶまで
  • 出願した2校と結果(神戸大学は倍率7.5倍、大阪大学は10.0倍)
  • 2023年12月から2025年8月まで、20か月の学習量の推移
  • 数学・物理で使った参考書と、周回のしかた
  • 数学・物理・小論文と続く当日の流れと、口頭試問

なぜ編入を目指したのか

正直高専では専門分野について深く学ぶことができないし、設備も足りないと感じた。研究について時間を使用できるのは学生の時くらいと感じていたので、このまま社会に出て働くことを考えられなかったため進学することにした。大学に編入したほうが将来の選択肢が広くなると考えたことも理由の1つであると考える。もともと高専に入学した時から就職ではなく進学だと考えていたので順当に進学を決意したが、大学等を真剣に考えたのは3年次からである。決意した明確な瞬間はなく、どちらかと言えば社会に出たくないという気持ちのほうが大きかったのではないかと思う。

志望校を選んだ決め手

研究では音響を行っていたため大学はどこでも研究することができる。そのため、第1志望としては、個人的に学力で目指せる最高の大学に行こうと考えていたので、大阪大学と東北大学を志望した。滑り止めに悩んでいたが、神戸大学は高専の仲のいい先生の出身大学であり、おすすめされたので3年次にオープンキャンパスに参加した。その時に大学と学生の雰囲気がいいと感じたので決定した。

編入を周りに伝えた時の反応

伝えた相手: 家族・友人・大学・学校の先生 / 伝えた時期: 試験の1年以上前

高専からはクラスの半分が編入するので、普通の反応でした。3年次に決めたので早いという反応だったと思います。親は受験に不干渉なので、いいじゃんと言ってくれた。

受験した大学とその結果

この合格者が実際に出願した大学です。編入試験は日程も科目も大学ごとにばらばらなので、どこをどう組み合わせたかは志望校選びの参考になります。

結果大学・学部編入年次試験区分受験者数倍率
合格(入学)神戸大学 工学部 情報知能工学科3年次一般編入307.5倍
不合格大阪大学 基礎工学部 システム科学科知能システム学コース3年次一般編入2010.0倍

受験者数・倍率は、この合格者が試験当日に見聞きした記憶にもとづく数値です。大学が公表している数字とは異なる場合があります。出願前には必ず各大学の学生募集要項で確認してください。

合格までの学習計画

私が編入試験対策を始めたのは 2023年12月 、本番の試験は 2025年8月 でした。

時期別の1日の学習時間

平日と休日それぞれ、1日に何時間やっていたかです。棒の長さは平日・休日を通して同じ目盛りで比べられます。

平日

開始期
1h
中期
2h
直前期
3h

休日

開始期
2h
中期
4h
直前期
5h

1日あたりの学習時間の推移

月ごとの、1日あたりの学習時間です。どの時期にどれだけ積み上げたのかが分かります。

2023年12月
1h
2024年1月
2h
2024年2月
2h
2024年3月
3h
2024年4月
4h
2024年5月
3h
2024年6月
3h
2024年7月
2.5h
2024年8月
4.5h
2024年9月
3h
2024年10月
3.5h
2024年11月
4h
2024年12月
5h
2025年1月
4h
2025年2月
4h
2025年3月
6h
2025年4月
6h
2025年5月
5h
2025年6月
5h
2025年7月
3h
2025年8月
2h

月ごとの学習の中身

  • 2023年12月

    主な科目: 数学 / 気持ちの状態 3/5

    参考書の1週目をスタート

  • 2024年1月

    主な科目: 数学 / 気持ちの状態 3/5

    参考書の1週目を行う。初めて見る問題が多く時間もかかるし正解もできない

  • 2024年2月

    主な科目: 数学 / 気持ちの状態 3/5

    参考書の1週目を完了。数学の発展問題がまだ難しい

  • 2024年3月

    主な科目: 数学, 物理 / 気持ちの状態 3/5

    物理の1週目を開始。授業の物理が定着していないと気付く。

  • 2024年4月

    主な科目: 英語 / 気持ちの状態 2/5

    TOEICのWeb学習をする。英語が苦手なのでかなり力を入れた。

  • 2024年5月

    主な科目: 英語 / 気持ちの状態 2/5

    TOEICのWeb学習をする。公開テストで700を超えることができた

  • 2024年6月

    主な科目: 数学 / 気持ちの状態 3/5

    参考書の2週目を行う。1週目とは違い、かなり問題にも慣れ解けるようになってくる。

  • 2024年7月

    主な科目: 物理 / 気持ちの状態 3/5

    物理の1週目を完了。物理ができなくて危機感を覚える。

  • 2024年8月

    主な科目: 数学, 物理 / 気持ちの状態 4/5

    夏休みで数学を徹底的に行う。数学はかなり身についてきた。 物理の2週目に入りましになってきた。 過去問もはじめた。

  • 2024年9月

    主な科目: 物理, 英語 / 気持ちの状態 4/5

    TOEICのWeb学習をする。800を超えるためにまた英語に力を入れる。 物理も少しづつ進める。

  • 2024年10月

    主な科目: 物理 / 気持ちの状態 4/5

    物理に焦りを覚え学習を加速。大学生の初等力学を買い、かなり問題は解けるようになった。

  • 2024年11月

    主な科目: 物理 / 気持ちの状態 4/5

    先月に続き、物理を徹底的に行う。解法を理解した。

  • 2024年12月

    主な科目: 数学, 物理 / 気持ちの状態 4/5

    冬休みで物理を徹底的に行う。物理の仕上げをした。 数学も忘れないように復習を開始。 過去問も行った。

  • 2025年1月

    主な科目: 数学 / 気持ちの状態 4/5

    数学の復習を行う。過去問から傾向をつかみ、狭い範囲に絞って大学ごとの対策を始めた。

  • 2025年2月

    主な科目: 数学, 物理 / 気持ちの状態 4/5

    先月と同じで数学の復習。とにかく過去問と演習を回す。

  • 2025年3月

    主な科目: 英語 / 気持ちの状態 4/5

    800点は越えたいとTOEICのWeb学習をする。ここで835点を獲得

  • 2025年4月

    主な科目: 数学, 物理, 英語 / 気持ちの状態 4/5

    TOEICのWeb学習をしながら、数学と物理の過去問と演習を何度も行う。

  • 2025年5月

    主な科目: 志望理由書 / 気持ちの状態 4/5

    志望理由書の作成をする。先生やAIを使用して中身を深めていった。

  • 2025年6月

    主な科目: 面接/口頭試問 / 気持ちの状態 4/5

    面接対策を行う。これも、研究室の先生やAIをしようして対策した、友達にも手伝ってもらった。

  • 2025年7月

    主な科目: 数学 / 気持ちの状態 3/5

    過去問を完璧に行う。とにかく本番を意識して過去問を回した。

  • 2025年8月

    主な科目: 面接/口頭試問 / 気持ちの状態 1/5

    学力は維持に徹して最後に面接練習を行う。口頭審問にしっかりと答えられるよう、AIと対策プリントを作成した。

勉強場所と環境

基本はすべて自宅で学習した、自室とは別の場所に勉強部屋を作成して、そこで勉強していた。

スランプとメンタル回復

メンタルが落ちたのは7月末で大阪大学に落ちた時である。8月末の神戸大学の受験までモチベーションが上がらなかったが、大阪大学を受験するためにスパートをかけていて学力は足りていたので、学力の維持に気を使いながら、先生と面談をして乗り切った。

科目ごとの対策と使った教材

科目ごとに、どの時期に何を使って、どう進めたかです。

数学

2023年12月 〜 2025年8月

大学編入試験問題数学 徹底演習の表紙

大学編入試験問題数学 徹底演習 4周

選んだ基準: 友人が編入数学徹底研究を購入したため、それとずらして購入した。高難易度の問題が多く、分野ごとによくまとめられているので、周回がし易かった。

初めの2週はすべての問題を網羅するように解いて、その後には、間違えた問題や高難易度の問題に絞り学習した。さらに、大学の過去問ののち頻出範囲に絞って学習した。

編入数学徹底研究の表紙

編入数学徹底研究 1周

選んだ基準: 解説が丁寧

2冊目だったため問題演習用として使用

物理

2024年2月 〜 2025年8月

基礎物理学演習1 2周

選んだ基準: 問題数が多い

解説が少ないので、友人を頼りながら自分で回答を作成した。

電磁気学演習の表紙

電磁気学演習 3周

選んだ基準: 問題数が多い。有名である。

電磁気は授業であまり扱わなかったので、とにかくわからない問題をなくすように網羅した。

弱点克服大学生の初等力学の表紙

弱点克服大学生の初等力学 3周

選んだ基準: 解説が丁寧で初学者におすすめ

わからない問題がないように徹底的に演習を行った。解き方の例として使用していた。

過去問対策(入手・分析・周回)

高専が保存している過去問を使用する事がほとんどであったが、神戸大学はWedに過去問があるのでそちらを使用した。

振り返ってみて、これもやっておけばよかった

学習する教科を早く絞るべきではなかった、時間はたくさんあったので、波動や電磁気、化学なども捨てなけらば大学の選択肢が広がったと思う。

AIの活用方法

AIを使用して、面接や小論文の内容を壁打ちすることで対策をしていった。

英語のスコアをどう上げたか

受験で利用した英語試験は TOEIC L&R です。以下、それぞれのスコア推移です。

TOEIC L&Rのスコア推移

5506006507007508008509002023年08月・645点2024年04月・735点2024年08月・780点2025年03月・提出・835点

点をタップすると受験時期とスコアが表示されます。

受験時期の一覧を開く

2023年08月 645点 → 2024年04月 735点 → 2024年08月 780点 → 2025年03月 835点(提出)

試験当日はどうだったか

当日の時間の流れと、会場で感じたことです。

神戸大学 工学部 情報知能工学科

当日の受験者数約30名
試験時間の構成数 学 9:00〜10:30 物 理 学 11:00〜12:00 小 論 文 13:00〜14:3
当日の気づき駅からの距離もあるが、バス停からも会場まで遠いので事前にマップを確認するべき

大阪大学 基礎工学部 システム科学科知能システム学コース

当日の受験者数約10名
試験時間の構成数学 9:30〜11:30 物理 13:00〜14:30 翌日 口頭審問 10:00~
当日の気づき基礎工学部棟の場所がわかりにくいので事前に確認するべき。

るかさんが神戸大学の試験で実際に解いた問題

志望理由書でどのような内容を書いたか

筆記で何がどう出たか(科目ごと)

何がどう出たかが分かっているかどうかで、対策の効率はまったく変わります。無料相談では、志望校や現在の状況をうかがったうえで、口頭でお伝えできる範囲でご案内します。資料のお渡しは受講生の方に限らせていただいています。

無料相談で試験の中身を聞く

ボタンを押すとオンライン編入学院の公式LINEが開きます。相談は無料で、志望校がまだ固まっていない段階でも大丈夫です。

受験にかかった費用

編入試験対策にかかった費用の内訳です。これから編入を目指す後輩の、予算の参考になれば嬉しいです。

項目金額
① 教材・書籍代¥20,000
② 対策指導費¥0
③ 試験関連費¥4,000
④ 出願関連費¥90,000
⑤ 当日関連費¥100,000
合計¥214,000

編入したあとの生活

差分: −85単位 (認定率 46% )

単位はどれくらい認定されたか

156単位編入前の取得単位
71単位認定された単位
85単位認定されなかった単位
46%認定された割合

認定された 71単位(46%)認定されなかった 85単位(54%)

編入前に取得した156単位のうち、編入先に引き継がれたのは71単位です。残りの85単位は認定されず、編入先の卒業要件には算入されません(同じ数だけ取り直すという意味ではありません)。

るかさんが編入したあとに分かったこと

単位認定でもっとこうしておけばよかったこと

編入を決める前に不安だったこと、入学後の実際

編入後の就職活動の状況

編入学後に気づいた貴重な情報

単位認定でどこを詰めておくべきだったか、入学前の不安が実際どうだったか、就職活動はどう動いているか。入ってからでは取り返しがつかない話です。無料相談では、志望校や現在の状況をうかがったうえで、口頭でお伝えできる範囲でご案内します。資料のお渡しは受講生の方に限らせていただいています。

無料相談で編入後の話を聞く

ボタンを押すとオンライン編入学院の公式LINEが開きます。編入は入って終わりではありません。入学後の単位と時間割は、出願先を決める段階で効いてきます。

編入前の自分へ

とにかく早く勉強を始めた方がいいと思います。また、友達や頭のいい人と情報交換をする機会を積極的に作ったほうがいいです。私のモチベーションが維持できたのは友達と一緒に勉強してたからだと考えています。また、頭のいい人が編入仲間になると質問しあって理解を深めることができるのでおすすめ。
これから頑張ってください。

— るかさん(神戸大学 工学部)

この記事について

監修: オンライン編入学院(株式会社BearBee)

本記事は、2年連続合格者数No.1※の大学編入予備校オンライン編入学院が監修しています。本文は、合格者本人が回答した編入体験アンケートをもとに構成し、公開について本人の同意を得ています。氏名・連絡先は掲載していません。

※調査対象期間:2024/4〜2026/3 TPCマーケティングリサーチ(株)調べ

最終更新: 2026-08-08

この合格者が使った参考書

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