大阪大学 基礎工学部 編入の合格体験記|ナブラさん・専攻を変えて物性物理へ進んだ11か月
結論:英語を秋のうちに畳んで、冬から数学と物理だけに絞った
高等専門学校の化学系の学科から、大阪大学 基礎工学部 電子物理科学科へ編入した方です。研究職に就くには博士まで進む必要があると考えていて、進学は前提。そのうえで、やりたいことが物性物理、それも実験だったため、理学部の物理学科に近いカリキュラムを持つ学部を探しました。学科の専門を変える選択なので、高専の先生からは最初「難しいよ」と言われたところからのスタートです。
順番の付け方がはっきりしています。2025年9月から11月までの3か月はTOEICに集中し、690点から795点まで上げたところで英語を終了。12月からは数学と物理だけに絞りました。12月に過去問を3年分解いて歯が立たないことを確認し、そこから編入数学の問題集を3周、電磁気学の演習を3周と積み上げています。過去問はXで知り合った先輩から20年分を譲り受け、傾向を見るために早く目を通したうえで、解くのは本番の2か月前から。覚えてしまうと意味がないという理由で周回はしていません。学習時間は9月の2時間から4月以降は9時間。大阪大学と大阪公立大学の両方に合格しています。
| 合格校 | 大阪大学 基礎工学部 電子物理科学科 |
|---|---|
| 前籍 | 高等専門学校 |
| 前籍の学部・学科 | 物質化学工学科 |
| 入学年 | 2027年4月 入学 |
| 編入年次 | 3年次 |
| 受験年度 | 2027年度入学 |
この記事で分かること
- 化学系の学科から物性物理へ。大阪大学 基礎工学部を選んだ理由
- 実際に出願した大学と、その結果(大阪大学・大阪公立大学)
- 2025年9月から2026年7月まで、月ごとにやっていたこと
- 数学・物理・TOEICで使った教材と、20年分の過去問の使い方
- 当日の出題内容(数学・物理)と、面接で聞かれたこと
なぜ編入を目指したのか
私が編入を決意したのは、 編入前の学校の1年目・前期 のことでした。
もともと研究職に着くために院進したかったので、編入して大学に行きたいと思っていた。特に行きたいと思ったのは、4年生でKEKのインターンに行った時、研究活動の楽しさを実感し、ここに行きたいと思った。その為には博士号を取らなければいけないので、進学は必須だろうと思った。
志望校を選んだ決め手
物性物理、とくに物性実験をしたかったので、理学部物理学科に近いカリキュラムのところが良かった。大阪大学基礎工学部は研究も最先端を走っているし、超高圧超伝導で世界的に有名な清水先生がいらっしゃるので、ここが良かった。
編入を周りに伝えた時の反応
伝えた相手: 家族・友人・恋人・パートナー・大学・学校の先生・先輩・後輩 / 伝えた時期: 試験の1年以上前
もともと進学したいと周囲に言っていたので、みんなそりゃそうだよねーと言ったような反応だった。ただ、所属している高専の学科からは専門を変える事を伝えたら、両親は好きなことをやるなら良いよと肯定してくれたが、友人からは驚かれた。先生にも最初は違うところに行くのは難しいよ?と言われたが、最終的にはやりたいことを実現しなさいと背中を押してくれた。
受験した大学とその結果
この合格者が実際に出願した大学です。編入試験は日程も科目も大学ごとにばらばらなので、どこをどう組み合わせたかは志望校選びの参考になります。
| 結果 | 大学・学部 | 編入年次 | 試験区分 | 受験者数 | 倍率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 合格(入学) | 大阪大学 基礎工学部 電子物理科学科 | 3年次 | 一般編入 | 6 | 3.0倍 |
| 合格(辞退) | 大阪公立大学 工学部 マテリアル工学科 | 3年次 | 一般編入 | 7 | 1.2倍 |
受験者数・倍率は、この合格者が試験当日に見聞きした記憶にもとづく数値です。大学が公表している数字とは異なる場合があります。出願前には必ず各大学の学生募集要項で確認してください。
合格までの学習計画
私が編入試験対策を始めたのは 2025年9月 、本番の試験は 2026年7月 でした。
時期別の1日の学習時間
平日と休日それぞれ、1日に何時間やっていたかです。棒の長さは平日・休日を通して同じ目盛りで比べられます。
平日
休日
1日あたりの学習時間の推移
月ごとの、1日あたりの学習時間です。どの時期にどれだけ積み上げたのかが分かります。
月ごとの学習の中身
- 2025年9月
主な科目: TOEIC / 気持ちの状態 5/5
ちょっとTOEICを勉強して受けた。690点だった。Readingをもっと伸ばせるな、と思った。
- 2025年10月
主な科目: TOEIC / 気持ちの状態 4/5
TOEICをメインでやっていて公開TOEICは725点を取った。
- 2025年11月
主な科目: TOEIC / 気持ちの状態 4/5
TOEICに全力を注いで、795点を取ってTOEIC対策を終わらせることが出来た。abceedを用いて、なにかリスニングの教材や出る1000を1日1時間やっていた。
- 2025年12月
主な科目: 数学, 過去問 / 気持ちの状態 3/5
過去問を直近の3年分くらいやったが、歯が立たず、力不足を実感することができた。 電磁気学の理論をひと通り学び終えた。
- 2026年1月
主な科目: 数学 / 気持ちの状態 3/5
編入数学過去問特訓を1周終わらせられた。
- 2026年2月
主な科目: 大学生の初等力学を1周終わらせた。 / 気持ちの状態 2/5
- 2026年3月
主な科目: 細野真宏の確率を1周、編入数学過去問特訓を1周した。演習電磁気学の電場の部分を1周した。 / 気持ちの状態 2/5
- 2026年4月
主な科目: 物理 / 気持ちの状態 5/5
演習電磁気学を1周、大学生の初等力学を1周した。
- 2026年5月
主な科目: 物理, 数学 / 気持ちの状態 5/5
大学編入のための数学問題集を1周した。演習電磁気学を1周した。
- 2026年6月
主な科目: 物理, 数学, 過去問 / 気持ちの状態 2/5
大学編入のための数学問題集を1周した。大阪大学基礎工学部の過去問を20年分ほど解いて、8割ほどだったので手応えを感じた。
- 2026年7月
主な科目: 物理, 数学 / 気持ちの状態 3/5
試験まで少なかったので、数学や物理の心配な部分を再確認する程度だった。
勉強場所と環境
家では自室で勉強していた。外でやったら集中できないので、見知った場所でやっていた。 寮では談話室で仲間と集まって勉強していた。監視し合うことでスマホをいじったりする無駄な時間を減らせた。
スランプとメンタル回復
直前期に最も難しいと言われるH26年の基礎工の過去問を解いたのですが、これが解けなすぎて絶望しました。基礎工はボーダー制だという話が有力なので、こんなのが出たら解けないと思ったからです。しかし、近年の問題を見ると易化する傾向にあり、また直近の過去問を解き直すと8.5割ほど取れたことから、これならまだ戦える、難しくなったら運が悪かっただけだと割り切って、メンタルを戻すことができました。
科目ごとの対策と使った教材
科目ごとに、どの時期に何を使って、どう進めたかです。
TOEIC
2025年8月 〜 2025年11月
物理
2025年12月 〜 2026年6月
電磁気学演習 3周
選んだ基準: 難易度が合う
こちらもとにかく解く。これはあまり解説が丁寧ではないので、分からないのは先生などに聞こう。編入では出ない部分もあるのでそこは取捨選択しなくてはならない。
数学
2025年8月 〜 2026年7月
編入数学過去問特訓 3周
選んだ基準: 難易度が合う
これもとにかく演習として解く。かなり難しく、解説も雑なので1周目は解答を理解するだけでも力がつくと思う。問題を見て、解法が思いつくようになるまで周回する。
過去問対策(入手・分析・周回)
高専の教務課で管理されていることがあるので、まずはそこを調べてみる。無かった場合は、志望校を受けた先輩をXやインスタ、Webサイト、ブログ等で探して、DMで聞いてみたりすると良い。私はXで知り合った先輩から20年分ほど頂き、ざっと目を通してどの範囲から出るか、どんな傾向かを確認しました。その後に参考書で演習して、試験の2か月前くらいから本番環境を想定して過去問を解きました。過去問を覚えてしまうと意味が無いので、周回はしません。
振り返ってみて、これもやっておけばよかった
数学がどこが出るか読めなすぎるので、もっと広い範囲を見ておくべきだった。特に微積や確率は青チャートから出ていることもあったので、それをやっておくべきだった。
AIの活用方法
Gemini Proが学生無料の期間に登録したので、過去問や参考書の分からないところを読ませて解答を作成したり、詳細な解説を貰ったりした。過去問をやる上で解答作成がいちばんの難関なので、ここを手軽にスキップできるのが大きかった。ただしたまに間違えるので、ちゃんと理屈は追わなければならない。
英語のスコアをどう上げたか
受験で利用した英語試験は TOEIC L&R です。以下、それぞれのスコア推移です。
TOEIC L&Rのスコア推移
点をタップすると受験時期とスコアが表示されます。
受験時期の一覧を開く
2025年09月 690点 → 2025年10月 725点 → 2025年11月 795点(提出)
試験当日はどうだったか
当日の時間の流れと、会場で感じたことです。
大阪大学 基礎工学部 電子物理科学科
| 当日の受験者数 | 75名ほど(弊コースは6名) |
|---|---|
| 試験時間の構成 | 8:30会場 9:30-11:30 数学 昼食 13:00-14:30 物理 |
| 当日の気づき | 伊丹空港の東横インからは駅までのバスが出ている。15分間隔。 蛍池駅からモノレールで1駅、柴原阪大前で降りよう。所要時間は全15分ほどかな? |
大阪公立大学 工学部 マテリアル工学科
| 当日の受験者数 | 約40人 |
|---|---|
| 試験時間の構成 | 8:30開場 9:30-12:00 専門科目 -13:00 昼食 13:00- 面接 |
| 当日の気づき | 面接の待機部屋は電子機器不可なので、面接の資料は印刷しておこう。 |
ナブラさんが大阪大学の面接で実際に聞かれた質問
面接で投げられた質問と、その場での答え方
志望理由書のどこを突かれたか
筆記で何がどう出たか(科目ごと)
面接の準備は、聞かれる中身が分かっているかどうかで負荷がまったく変わります。無料相談では、志望校や現在の状況をうかがったうえで、口頭でお伝えできる範囲でご案内します。資料のお渡しは受講生の方に限らせていただいています。
ボタンを押すとオンライン編入学院の公式LINEが開きます。相談は無料で、志望校がまだ固まっていない段階でも大丈夫です。
受験にかかった費用
編入試験対策にかかった費用の内訳です。これから編入を目指す後輩の、予算の参考になれば嬉しいです。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| ① 教材・書籍代 | ¥40,000 |
| ② 対策指導費 | ¥0 |
| ③ 試験関連費 | ¥30,000 |
| ④ 出願関連費 | ¥30,000 |
| ⑤ 当日関連費 | ¥60,000 |
| 合計 | ¥160,000 |
編入したあとの生活
この記事について
監修: オンライン編入学院(株式会社BearBee)
本記事は、2年連続合格者数No.1※の大学編入予備校オンライン編入学院が監修しています。本文は、合格者本人が回答した編入体験アンケートをもとに構成し、公開について本人の同意を得ています。氏名・連絡先は掲載していません。
※調査対象期間:2024/4〜2026/3 TPCマーケティングリサーチ(株)調べ
最終更新: 2026-08-08
この合格者が使った参考書
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