無料相談を予約‌​​‌‌‌​‌‌​‌​‌​​​‌​‌​​​​​‌​​‌‌​​‌

ホーム

経済学系

一歩ずつ学ぶ ゲーム理論

一歩ずつ学ぶ ゲーム理論の表紙

購入する

この記事をシェア

一歩ずつ学ぶゲーム理論は数式が苦手な人向け|入門書との選び分け

ゲーム理論の教科書で手が止まる理由の多くは、内容の難しさではなく、数式の密度です。同じ内容でも、説明の仕方によって読み進められるかどうかが変わります。

本書は、数式をなるべく使わずに説明してきた著者の系譜にある1冊です。この記事では、標準的な入門テキストとの選び分けを整理します。

著者渡辺隆裕
出版社株式会社裳華房
発行2021年11月15日(第1版1刷)
ページ数316ページ
ISBN978-4-7853-1593-1
定価3,300円

この本の位置づけ

まえがきに、著者の立場が書かれています。ゲーム理論は経済学を中心に発展してきたが、いまでは政治学、社会学、経営学、国際関係論といった社会科学の分野はもちろん、都市計画、土木工学、経営工学、管理工学といった工学系にも応用されている。近年は人工知能やデータサイエンスなどの計算機科学や情報系の分野でも盛んに研究されている、という広がりの説明です。

そのうえで、ゲーム理論の基本的な考え方は数式を用いなくても図解や説明である程度は理解できる、という考えが示されます。著者はこのアイディアをもとに、一般の読者向けの本や、社会科学系の読者向けの入門書を書いてきました。当時の学部生やビジネススクールの大学院生からの「数式をなるべく使わずにゲーム理論について知りたい」という声を取り入れて工夫してきた、と書かれています。本書はその延長にあります。

編入受験生から見た選び分けはこうです。ミクロ経済学の教科書を問題なく読めていて、数式に抵抗がないなら、標準的な入門テキストのほうが分量あたりの情報量で有利です。数式が並ぶと手が止まる自覚があるなら、本書のように説明を厚くした本のほうが最後まで到達できます。読み切れない本は、どれだけ内容が良くても得点になりません。

志望校の出題水準は、この記事の「ターゲット大学と対策できるテーマ」で確かめてください。

いつどのタイミングの編入受験生におすすめか

ゲーム理論に初めて触れる段階、あるいは他の教科書で挫折した段階で開く本です。ミクロ経済学の入門書と並行して読んでも構いません。

編入試験の準備では、志望校でゲーム理論が問われると確かめたうえで、中盤に置きます。ミクロとマクロの主要論点より優先すべき分野ではありません。

分量は316ページあります。読み切る時間を計画に入れてから始めてください。

同じ分野でも、本によって数式の量と説明の丁寧さが違います。どちらが自分に合うかは、いまの理解度で決まります。現在の状況をうかがったうえで整理します。

無料相談で聞いてみる

ボタンを押すとオンライン編入学院の公式LINEが開きます。相談は無料で、志望校がまだ固まっていない段階でも大丈夫です。

ターゲット大学と対策できるテーマ

過去問の出題傾向を分析し、本書の内容が実際の出題範囲と重なる大学・学部を抽出しました。「頻出テーマ」はその学部の過去問で繰り返し問われている論点のうち、本書で扱っているものです。

横浜国立大学経済学部

経済学

頻出テーマ完備情報ゲーム、展開形ゲーム、純粋戦略、クールノー競争、利得行列、ゲームの木

本書の該当ページ完備情報ゲーム(p.205)、展開形ゲーム(p.124)、純粋戦略(p.87)、クールノー競争(p.71)

神戸大学経済学部

数学経済学

頻出テーマ戦略形ゲーム、利得行列、クールノー競争、正規化、支配戦略、混合戦略

本書の該当ページ戦略形ゲーム(p.4)、利得行列(p.41)、クールノー競争(p.71)、正規化(p.264)

神戸大学経営学部

経営学

頻出テーマバックワード・インダクション、完全情報、純粋戦略、期待利得、利得行列、正規化

本書の該当ページバックワード・インダクション(p.121)、完全情報(p.117)、純粋戦略(p.87)、期待利得(p.100)

明治学院大学経済学部

経済学

頻出テーマ弱支配戦略、純粋戦略、利得行列

本書の該当ページ弱支配戦略(p.38)、純粋戦略(p.87)、利得行列(p.41)

※志望校の最新の募集要項と過去問は必ずご自身でご確認ください。

この本の使い方

説明が丁寧なぶん、読むだけで理解した気になりやすい本でもあります。章を読んだら、利得表を自分で書き、均衡を自分の手で求めてください。手が動くかどうかが、試験での得点を分けます。

編入試験の記述式では、均衡の意味を言葉で説明させる問題が出ます。本書は説明が厚いので、そこで使われている言い回しをそのまま答案の型として使えます。読みながら、説明の仕方を書き写しておくと役に立ちます。

志望校の過去問と突き合わせ、出題される範囲の章から先に読んでください。この記事の「本書の該当ページ」で、頻出テーマの掲載ページを確かめられます。

演習量が足りないと感じたら、ミクロ経済学の演習書でゲーム理論の章を解いてください。

注意点

数式を抑えた作りなので、志望校が数式での処理を求める場合には、別に計算の練習が必要です。過去問で出題形式を確かめてください。

また、分量と価格の面で、標準的な入門テキストより負担が大きくなります。両方を買う必要はありません。どちらか1冊を選び、それを最後まで読み切ってください。

最後に、ゲーム理論が志望校で出るかどうかを先に確かめてください。出題されない大学で1冊読むのは、時間の使い方として最善ではありません。

動画でも解説しています

【准教授対談】編入受験生への提言!経済学の最短学習法はこれだ!

2年連続 合格者数No.1

大学編入試験
合格者数 No.1

※調査対象期間 2024/4〜2026/3 TPCマーケティングリサーチ(株)調べ
※調査方法: 企業担当者へのヒアリング、企業発表情報、デスクリサーチ/調査対象: 大学編入試験対策の予備校・個別指導塾(医学部・看護学部系除く)/調査項目: 2025年度と2026年度の大学編入試験合格者数

オンライン編入学院 公式サイト

オンライン編入学院は、数式に不安がある受験生の教材選びから指導しています。合格状況は年度ごとに公開しています。最新の状況は合格者速報でご確認ください。

1冊読み終えたあと、演習を足すのか他の分野へ移るのかは配点で決まります。現在の状況をうかがって、次にやることを一緒に決めます。

無料相談で聞いてみる

ボタンを押すとオンライン編入学院の公式LINEが開きます。相談は無料で、志望校がまだ固まっていない段階でも大丈夫です。

経済学系一覧に戻る

運営: 大学編入専門の予備校 オンライン編入学院
本記事には、無断利用を検知するための識別を含みます。コンテンツの利用について
LINEで無料相談を予約