筑波大学医学群の看護学類・医療科学類は2027年度の要項に記載がありません
結論からお伝えします。筑波大学医学群の看護学類・医療科学類は、令和8年度(2026年4月入学)と令和9年度(2027年4月入学)の「学群編入学学生募集要項」のどちらにも記載がありません。募集人員も出願資格も試験日程も、要項の中に書かれていません。
これは推測ではありません。大学が公表している要項の表紙に並ぶのは、生命環境学群3学類・理工学群6学類・情報学群3学類・医学群医学類の合計13学類で、看護学類と医療科学類の名前はどこにもありません。さらに大学の「入学試験実施結果」でも、令和8年度の学群編入学試験の表で看護学類・医療科学類はすべての欄が「―」になっています。要項と実施結果という別々の資料が、同じことを示しています。
ただし、大学は「募集停止」「廃止」という言葉を使っていません。公表されているのは、要項にその学類の節が無いという事実と、実施結果の欄が「―」であるという事実だけです。この記事では大学の資料で確認できることと、そこから言えること/言えないことを分けて整理し、そのうえで看護・医療系で編入を考えている方がいま取れる行動をまとめます。
出典: 筑波大学「令和9年度(2027年度)学群編入学学生募集要項」(2026年4月13日公表)、同令和8年度・令和7年度版、および「入学試験実施結果」令和6〜8年度。年度はすべて入学年度で表記しています(令和8年度=2026年4月入学=試験は2025年7月)。
この記事で分かること
- どの資料に、どういう形で「記載がない」のか(「募集停止」とは書かれていません)
- 看護学類・医療科学類が最後に募集された年度の試験内容と、公表されている志願者数・合格者数
- 2027年4月入学の日程がすでに終わっていること
- 筑波大学でいま編入学試験を実施している学群・学類と、医学類の出願資格が別物であること
- 看護・医療系で編入を考えている方が、いま取れる行動
出願資格は大学ごとに条件が細かく分かれます。短大・高専・専門学校・大学在学中で扱いが変わり、英語資格が要る大学もあります。自分が出願できるかどうかは、条件を1つずつ突き合わせないと分かりません。
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大学が公表しているのは、どこまでか
まず事実の出どころをはっきりさせます。筑波大学の学群編入学試験について公表されている一次資料は、次の3つです。
| 資料 | そこに書かれていること |
|---|---|
| 令和9年度 募集要項 | 表紙に並ぶのは生命環境学群(生物学類・生物資源学類・地球学類)、理工学群(数学類・物理学類・化学類・応用理工学類・工学システム学類・社会工学類)、情報学群(情報科学類・情報メディア創成学類・知識情報・図書館学類)、医学群医学類。看護学類・医療科学類の記載はありません |
| 令和8年度 募集要項 | 表紙・本文とも令和9年度版と同じ13学類。この年からすでに看護学類・医療科学類の節がありません |
| 入学試験 実施結果 | 学群編入学試験の表で、令和8年度の看護学類・医療科学類は募集人員・志願者数・合格者数・入学者数の4欄ともすべて「―」。令和7年度までは数字が入っていました |
要項は「これから募集する」という予告、実施結果は「実際にどうだったか」という記録です。この2つは互いに独立した資料なので、片方の読み違いでは説明がつきません。両方が同じことを示しているという点が重要です。
言えること/言えないこと
言えることは次の3点です。
- 2026年4月入学・2027年4月入学のどちらについても、看護学類・医療科学類には出願できる編入学試験がありませんでした。要項に募集人員も出願資格も書かれていない以上、出願先が存在しません
- 2026年4月入学の回は、実際にも実施されていません。実施結果の欄がすべて「―」であることがその記録です
- 再開を示す情報は、大学のどの資料にも出ていません。令和9年度の要項に載っている医学群の学類は医学類だけです
逆に、言えないこともはっきりさせます。大学は「看護学類の編入学を廃止した」「今後も実施しない」とは書いていません。要項にその学類の節が無いこと、実施結果の欄が「―」であることは事実ですが、将来の年度について大学が何かを約束している資料は見当たりません。「記載がない」と「大学が停止を公表した」は別のことです。
この違いが実務でどう効くか。「廃止された」と読むと、この2学類を今後いっさい考えなくてよいことになります。しかし大学がそこまでは書いていない以上、正しい構えは「2027年4月入学については出願先が存在しない。それ以降は毎年、公表される要項で確かめる」です。筑波大学の学群編入学学生募集要項は例年4月中旬に公表されています(令和9年度版は2026年4月13日公表)。
そしていま準備を進めている方にとっては、結論は同じです。出願できる試験が無い以上、看護専門科目や英語小論文の対策を強めても行き先がありません。必要なのは進路の組み替えです。
2学類が最後に募集された年度の中身
看護学類・医療科学類を掲載した最後の版は、令和7年度(2025年4月入学)の学群編入学学生募集要項です。何が問われていたのかを記録として残しておきます。この試験はすでに終了しており、これから出願することはできません。
| 看護学類 | 令和7年度(2025年4月入学)の内容 |
|---|---|
| 募集人員 | 10名 |
| 編入学の年次 | 第3年次 |
| 選抜方法 | 専門科目(看護専門科目)90分/小論文(英語)90分/個別面接 |
| 試験日 | 令和6年7月13日(専門科目・小論文)、令和6年7月14日(個別面接)の2日間 |
| 出願資格 (要点) | 修業年限3年の看護関係学科(短期大学)を卒業、または看護関係の専門課程(専修学校)を修了した方で、看護師免許を取得した方、または看護師国家試験の受験資格がある方 |
| 医療科学類 | 令和7年度(2025年4月入学)の内容 |
|---|---|
| 募集人員 | 3名 |
| 編入学の年次 | 第3年次 |
| 選抜方法 | 小論文(英語)90分/個別面接 |
| 試験日 | 令和6年7月13日(小論文・面接とも同じ日) |
| 出願資格 (要点) | 修業年限3年の衛生技術関係学科を卒業・修了し臨床検査技師免許または国家試験受験資格がある方のほか、生命科学に関する学科の卒業者、大学に2年以上在学し生命科学分野を履修して62単位以上を修得した方など、計6区分 |
出典: 筑波大学「令和7年度(2025年度)学群編入学学生募集要項」Ⅳ 医学群 看護学類・Ⅴ 医学群 医療科学類。
医療科学類には医療科学主専攻と国際医療科学主専攻があり、要項では臨床検査技師の資格で出願する方はどちらも選べる一方、生命科学系の学科・単位で出願する方は国際医療科学主専攻のみと決められていました。また要項には「編入学生は臨床検査技師国家試験の受験資格を新たに取得することはできません」と明記されていました。資格取得を目的に編入する試験ではなかった、という点は押さえておいてよいところです。
公表されている過去3年の数字
大学の「入学試験実施結果」から、学群編入学試験の医学群3学類だけを取り出します。年度は入学年度(令和8年度=2026年4月入学=試験は2025年7月)です。
| 入学年度 | 看護学類 | 医療科学類 |
|---|---|---|
| 令和6年度 (2024年4月) | 募集10名/志願21名 合格10名/入学10名 | 募集3名/志願3名 合格1名/入学1名 |
| 令和7年度 (2025年4月) | 募集10名/志願17名 合格7名/入学7名 | 募集3名/志願2名 合格2名/入学2名 |
| 令和8年度 (2026年4月) | すべて「―」 | すべて「―」 |
出典: 筑波大学「入学試験実施結果」令和6年度・令和7年度・令和8年度の「学群編入学試験」の表。同じ資料に載っている私費外国人留学生入試・外国学校経験者特別入試・国際バカロレア特別入試とは別の表です(令和6年度は左右2段組で並んでいるため、募集人員の列がある右側が学群編入学試験にあたります)。
倍率の読み方には注意が必要です。この表には受験者数の列がありません。倍率を出すなら分母は志願者数になり、看護学類は令和6年度が志願者21名÷合格者10名で2.1倍、令和7年度が17名÷7名で2.4倍という水準でした。受験者数を分母にした倍率ではないので、他大学の公表値とそのまま比べることはできません。
同じ表で医学類だけは令和8年度も数字が入っています。募集人員5名に対し志願者118名・合格者6名・入学者5名でした。医学群という同じ枠の中でも、学類によって状況がまったく違うことが分かります。
2027年4月入学の日程は、すでに終了しています
もうひとつ、時期の話をしておきます。令和9年度(2027年4月入学)の学群編入学試験は、この記事の更新時点(2026年8月10日)ですでに終わっています。
| 項目 | 令和9年度(2027年4月入学) |
|---|---|
| 要項の公表 | 2026年4月13日 |
| 出願期間 | 令和8年6月1日(月)〜6月5日(金)必着(持参不可・簡易書留速達) |
| 試験日 | 令和8年7月11日(土)〜12日(日) |
| 合格発表 | 令和8年7月23日(木) |
| 入学手続 | 令和8年7月24日(金)〜30日(木)必着 |
| 検定料 | 30,000円 |
次に出願できるのは2028年4月入学の回です。要項は例年4月中旬に公表されているので、そこで看護学類・医療科学類の記載が戻っているかを確認することになります。なお社会・国際学群社会学類だけは別冊の要項で、公表も試験も秋以降と、日程がまったく異なります。合冊の要項を見ても社会学類は載っていません。
科目と日程が分かっても、いまの学習量で間に合うか、何を先にやるかは人によって変わります。併願先との重なりも、組み合わせ次第で負担が大きく変わります。
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筑波大学で編入学試験を実施している学群・学類
「筑波大学に通いたい」という軸が強い方のために、令和9年度の要項に載っていた学類と募集人員をまとめます。
| 学群 | 学類(募集人員) |
|---|---|
| 生命環境学群 | 生物学類(若干名)/生物資源学類(10名)/地球学類(若干名) |
| 理工学群 | 数学類(若干名)/物理学類(若干名)/化学類(若干名)/応用理工学類(10名)/工学システム学類(5名)/社会工学類(若干名) |
| 情報学群 | 情報科学類(14名)/情報メディア創成学類(14名)/知識情報・図書館学類(10名) |
| 医学群 | 医学類(5名)のみ |
| 社会・国際学群 | 社会学類(別冊の要項。日程が他学類と異なります) |
出典: 筑波大学「令和9年度(2027年度)学群編入学学生募集要項」1 募集人員。社会・国際学群社会学類は同要項に含まれず、別冊で公表されます。
学力検査はいずれの学類も同じ日の同じ時刻に始まります。そのため学群をまたいだ併願はできません(情報科学類と情報メディア創成学類の併願、および知識情報・図書館学類との重複出願だけは要項で認められています)。各学群の試験内容は筑波大学生命環境学群の編入試験、筑波大学理工学群の編入試験、筑波大学情報学群の編入試験、筑波大学社会・国際学群の編入試験で解説しています。
医学類の第2年次編入は実施されていますが、出願資格が別物です
医学群で唯一募集がある医学類について、看護学類・医療科学類との違いを整理します。同じ医学群でも、対象になる人がまったく違います。
| 項目 | 医学類(令和9年度) |
|---|---|
| 募集人員 | 5名 |
| 編入学の年次 | 第2年次(他の学群・学類は第3年次が原則) |
| 出願資格 | 大学を卒業した方・卒業見込みの方/大学に2年以上在学し62単位以上を修得(見込み)/学士の学位を授与された方(学校教育法第104条第7項)/外国の大学の卒業(見込み)など。「大学(短期大学を除く)」と明記されており、短期大学の卒業は含まれません。また医学部医学科を卒業した方・在学中の方は出願できません |
| 選抜方法 | 1日目: 学力試験(1)英語・数学 120分/学力試験(2)化学・生物学 120分/適性試験(1)筆記 60分 2日目: 適性試験(2)面接 |
| 英語スコア | TOEFL iBT・TOEIC・IELTSのいずれかを受験している方はスコア票の写しを提出。受験そのものは出願資格になっていません |
出典: 筑波大学「令和9年度(2027年度)学群編入学学生募集要項」Ⅲ 医学群 医学類。
ここは特に注意が必要です。看護学類・医療科学類は「3年制の看護・衛生技術関係の学科を出て免許を持つ方」を対象にした募集でしたが、医学類の出願資格に短期大学・専修学校の修了は含まれていません。看護師や臨床検査技師として働いている方が医学類へ出願するには、大学の卒業、大学での62単位以上の修得、または学士の学位を得ていることが必要になります。「同じ医学群だから乗り換えられる」という関係ではありません。
なお、医学類以外の学類は出願資格そのものに英語スコアの条件が組み込まれています。令和9年度の要項では「次のいずれかに該当し、令和6年6月以降にTOEIC又はTOEFLを受験している者」という書き方で、学歴の条件を満たしてもスコアが古いと出願できません。この基準日は年度ごとにずれます。TOEICは団体特別受験制度(IPテスト)、TOEIC Bridge、TOEIC Speaking & Writing のいずれも使えません。詳しくは筑波大学編入に必要なTOEICスコアで解説しています。
看護・医療系で編入を考えている方の選択肢
看護学類・医療科学類を目指していた方に必要なのは、対策の強化ではなく進路の組み替えです。編入総研では、看護系・医療系の学部について次の解説記事を用意しています。募集の有無・日程・選抜方法は年度ごとに変わります。志望校を絞ったら必ず各大学が公表する最新の募集要項で確かめてください。
| 国公立大学 | 学部 |
|---|---|
| 岩手県立大学 | 看護学部 |
| 静岡県立大学 | 看護学部 |
| 大分大学 | 医学部(看護学科) |
| 私立大学 | 学部 |
|---|---|
| 聖路加国際大学 | 看護学部 |
| 日本赤十字看護大学 | 看護学部 |
| 千葉科学大学 | 看護学部 |
| 岩手医科大学 | 看護学部 |
| 北海道医療大学 | 看護福祉学部 |
| 四国大学 | 看護学部 |
このほかの大学も含めた全体像は看護学部・医療系学部の編入|実施大学一覧にまとめています。
いま取れる行動
順番に進めてください。先に「行き先があるか」を確かめてから、対策の中身を決めます。
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今週
筑波大学の入試窓口に、看護学類・医療科学類の編入学について直接確認する。連絡先は大学入試情報サイト(入試日程と募集要項)から確認できます。公表資料に無いことを推測で埋めないためのひと手間です。「今後の年度で募集の予定があるか」を聞いてください
-
今月中
志望の軸を言葉にし直す。「筑波大学で学びたい」のか「看護学・医療科学を大学で学び直したい」のかで、次の一手が変わります。前者なら医学類を含む13学類が選択肢に残りますが、いずれも免許を前提とした募集ではなく、出願資格から確認し直す必要があります
-
秋まで
看護系の編入学を実施している他大学を3〜5校に絞る。選ぶときは大学名ではなく入学年次(第2年次か第3年次か)と出願資格で見てください。「3年制の看護学科+看護師免許」で出願できる大学と、「大学に2年以上在学し62単位」を求める大学では、そもそも土俵が違います
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秋〜冬
英語のスコアを、提出期限から逆算して確保する。筑波大学の学群編入学試験のように「いつ受験したスコアか」まで出願資格に組み込んでいる大学があります。受験日そのものが要件になる場合、直前に慌てても間に合いません
-
通年
証明書の取り寄せに要る日数を先に測っておく。看護師免許証・臨床検査技師免許証の写し、国家試験受験資格の証明、出身校の成績証明書は、発行元とのやり取りに日数がかかります。出願期間が1週間しかない大学では、ここが最大の詰まりどころになります
これまでの準備は無駄になりません
筑波大学の看護学類・医療科学類に向けて積み上げてきたものは、そのまま次の志望校で使えます。看護系・医療系の編入学試験で問われる力は、大学を越えて共通しているからです。
英語は最も持ち運びが効きます。筑波大学の2学類はどちらも「小論文(英語)」という形で、医療・生命科学系の英文を読ませて論じさせる出題でした。英文を正確に読み、要点をつかみ、根拠を示して自分の考えを書くという中身は、大学が変わっても同じです。変わるのは形式(英文の長さ、設問数、外部スコアで代替できるか)だけです。
看護学・医療科学の専門知識も同じです。実務で身につけた経験知を教科書的な言葉で言い直す作業は、どの大学の専門科目・面接でも効きます。むしろ志望校を選び直すこの時期こそ、「自分が深めたい領域はどこか」を言語化する好機です。
志望理由書と面接は書き直しが要りますが、直すのは大学名にかかる部分だけです。「なぜ免許を持ったうえで、あらためて大学で学び直すのか」という中核は、志望校が変わっても使えます。
ここまでで、試験の形と必要な準備は見えたと思います。あとは、いまの自分の位置から何を先にやるかです。志望校と現在の状況をうかがったうえで、順番を整理します。
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まとめ
- 筑波大学医学群の看護学類・医療科学類は、令和8年度(2026年4月入学)・令和9年度(2027年4月入学)の学群編入学学生募集要項のどちらにも記載がありません
- 大学の「入学試験実施結果」でも、令和8年度の2学類はすべての欄が「―」です。要項と実施結果という別々の資料が同じことを示しています
- ただし大学は「募集停止」「廃止」という言葉を使っていません。言えるのは「要項に記載がない」ところまでです
- 最後に掲載されたのは令和7年度(2025年4月入学)の要項で、看護学類10名・医療科学類3名、いずれも第3年次編入でした
- 2027年4月入学の日程はすでに終了しています。次は2028年4月入学の回で、要項は例年4月中旬の公表です
- 医学群で募集があるのは医学類(5名・第2年次)だけで、短期大学の卒業は出願資格に含まれません。「同じ医学群だから乗り換えられる」という関係ではありません
- 看護・医療系を大学で学び直したいなら、看護系の編入学を実施している他大学へ切り替えるのが現実的です
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よくある質問
筑波大学医学群看護学類の編入学試験は、いま受けられますか?
看護学類は、令和8年度(2026年4月入学)と令和9年度(2027年4月入学)の学群編入学学生募集要項のどちらにも記載がありません。要項の表紙に並ぶ学群・学類は、生命環境学群3学類、理工学群6学類、情報学群3学類、医学群医学類の13学類で、看護学類と医療科学類の名前はありません。本文を通してみても、この2学類の募集人員・出願資格・試験日程を書いた節そのものが存在しません。大学が「募集停止」「廃止」と書いた資料は見当たらないため、この記事では『要項に記載がない』という事実までにとどめています。ただし出願先が要項に無い以上、この2学類を目標に準備を進めることはできません。
医療科学類も同じ状況ですか?
同じです。医療科学類も令和8年度・令和9年度の要項に記載がありません。さらに大学が公表している「入学試験実施結果」の学群編入学試験の表でも、令和8年度(2026年4月入学)の医療科学類の欄は募集人員・志願者数・合格者数・入学者数の4つともすべて「―」になっています。看護学類の欄も同じくすべて「―」です。この2つは互いに独立した資料なので、要項に載っていないことと、実際に実施されていないことの両方が確かめられます。
2学類が最後に募集されたのはいつですか?
令和7年度(2025年4月入学)の学群編入学学生募集要項が、看護学類と医療科学類を掲載した最後の版です。この要項では看護学類が募集人員10名・第3年次編入、医療科学類が募集人員3名・第3年次編入でした。試験は令和6年7月13日から14日にかけて行われ、看護学類は看護専門科目90分・小論文(英語)90分・個別面接、医療科学類は小論文(英語)90分・個別面接という構成でした。この試験はすでに終了しており、これから出願することはできません。
本番の記事に載っていた「試験日2025年7月12〜13日」は何の日程ですか?
その日程は令和8年度(2026年4月入学)の学群編入学試験の日程で、看護学類・医療科学類のものではありません。令和8年度の要項にはこの2学類の記載がなく、7月12日から13日に試験を受けたのは、要項に載っていた生命環境学群・理工学群・情報学群・医学群医学類の学類だけです。この記事では、その誤りを含む実施前提の記述をすべて事実ベースへ書き換えました。年度の対応は入学年度で読んでください(令和8年度=2026年4月入学=試験は2025年7月)。
筑波大学医学群で、いま編入学試験を実施しているのはどの学類ですか?
医学類だけです。令和9年度の要項では、医学群で募集があるのは医学類のみで、募集人員5名・第2年次編入(他の学群・学類は第3年次が原則)です。選抜は1日目に学力試験(1)英語・数学120分、学力試験(2)化学・生物学120分、適性試験(1)筆記60分、2日目に適性試験(2)面接という構成です。ただし出願資格が看護学類・医療科学類とは大きく異なり、大学の卒業(見込み)、大学に2年以上在学して62単位以上を修得(見込み)、学士の学位を授与された方などが対象で、短期大学の卒業は「大学(短期大学を除く)」として除かれています。医学部医学科を卒業した方・在学中の方も出願できません。
2027年4月入学の筑波大学の編入学試験は、まだ間に合いますか?
間に合いません。令和9年度(2027年4月入学)の学群編入学試験は、出願が令和8年6月1日から5日必着、試験日が令和8年7月11日から12日、合格発表が令和8年7月23日でした。いずれも2026年のできごとで、この記事の更新日(2026年8月10日)の時点ですでに終了しています。次に出願できるのは2028年4月入学の回で、筑波大学の学群編入学学生募集要項は例年4月中旬に公表されています(令和9年度版は2026年4月13日公表)。なお社会・国際学群社会学類だけは別冊の要項で、公表も試験も秋以降になります。
看護師・臨床検査技師として働きながら、学士を取りたい場合はどうすればよいですか?
まず志望の軸を「筑波大学に行きたい」のか「看護学・医療科学を大学で学び直したい」のかに分けてください。前者なら、筑波大学で編入学試験を実施しているのは生命環境学群・理工学群・情報学群・医学群医学類(および別日程の社会・国際学群社会学類)で、いずれも看護・臨床検査の資格を前提とした募集ではありません。後者なら、看護系学部の編入学を実施している他大学へ切り替えることになります。募集の有無は年度ごとに変わるため、志望校を絞ったら必ず各大学が公表する最新の募集要項で確かめてください。英語の読解力と面接・志望理由の準備は、志望校が変わってもそのまま使えます。
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この記事の内容は、筑波大学が公表している学群編入学学生募集要項(令和7年度・令和8年度・令和9年度)および入学試験実施結果(令和6年度〜令和8年度)にもとづいて2026年8月10日時点で整理したものです。募集の有無・日程・選抜方法は年度ごとに変わります。出願前に必ず大学公式の最新情報をご確認ください。

