筑波大学情報学群の編入試験対策|学類別の選び方・出題傾向・合格ロードマップ
結論:筑波大学情報学群の編入試験はこんな試験
筑波大学情報学群の3年次編入試験は、情報科学類・情報メディア創成学類・知識情報・図書館学類の3学類で実施され、選抜方法が大きく2系統に分かれています。情報科学類と情報メディア創成学類は数学2題・情報基礎(プログラミングの基礎)2題という同じ専門科目の筆記試験で選抜され、どちらか一方に単願で出願することも、同じ答案で両学類の合否を判定してもらう併願で出願することもできます。一方、知識情報・図書館学類は筆記試験がなく、面接・口述試験のみで選抜される、まったく異なる試験です。募集人員は2027年度で情報科学類・情報メディア創成学類が合わせて20名、知識情報・図書館学類が10名とごく少数で、大学は志願者数・合格者数などの入試状況を公表していません。出願資格には高等専門学校卒業(見込み)者も含まれており、高専で学ぶ内容と専門科目の範囲が重なる学類です。今日からやることは、数学・プログラミングで勝負するか、面接・口述で勝負するかという学類選びを決め、選んだ学類の専門科目(または面接対策)の基礎固めから始めることです。この記事では、最新要項・オンライン編入学院の過去問分析・試験直後アンケートをもとに、学類の選び方から対策の全体像まで解説します。
出願資格は大学ごとに条件が細かく分かれます。短大・高専・専門学校・大学在学中で扱いが変わり、英語資格が要る大学もあります。自分が出願できるかどうかは、条件を1つずつ突き合わせないと分かりません。
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試験概要(最新要項データ)
2027年度2027年度(2026年実施)の募集要項にもとづくデータです。この節は毎年の要項公表に合わせて更新されます(更新日: 2026-08-05)。
| 出願期間 | 2026年6月1日〜6月5日(年度により日程は変わります。出願方法・受付時間は要項で確認してください) |
|---|---|
| 募集人員 | 情報科学類・情報メディア創成学類(単願・併願とも共通の専門科目)合計20名/知識情報・図書館学類10名 |
| 試験期間 | 2026年7月11日(土)・7月12日(日)(学類ごとの実施日・時間割は年度により異なる場合があるため、必ず要項で確認してください) |
| 選抜方法 | 情報科学類・情報メディア創成学類:専門科目(数学2題・情報基礎2題)の筆記試験/知識情報・図書館学類:面接・口述試験のみ |
| 必要単位の目安 | 62単位(「大学に2年以上在学し62単位以上を修得(見込み含む)」の区分で出願する場合) |
| 編入学年次・時期 | 第3年次(2027年度入学) |
出願資格・提出書類・試験時間割の詳細は、必ず筑波大学が公表する最新の募集要項(大学公式サイトで「筑波大学 情報学群 編入学 学生募集要項」と検索)で確認してください。本記事は学習計画づくりのための参考情報です。
学類別の試験科目と選抜方法
| 情報科学類(単願) | 専門科目:数学2題、情報基礎2題 数学=微分・積分、線形代数 情報基礎=プログラミングの基礎 |
|---|---|
| 情報メディア創成学類(単願) | 専門科目:数学2題、情報基礎2題(情報科学類と同一内容) |
| 上記2学類の併願 | 数学2題・情報基礎2題の成績のみで、2学類それぞれの専門科目を評価 |
| 知識情報・図書館学類 | 面接・口述試験のみ(筆記試験の記載なし) |
併願のしくみ:情報科学類・情報メディア創成学類は、同じ数学2題・情報基礎2題の答案で両学類の合否を別々に判定してもらう併願が可能です。専門科目を2種類用意する必要がないため、追加の学習負担なく志望先を広げられます。
出願資格・提出書類
3学類とも、大学卒業(見込み)・大学に2年以上在学し必要単位を修得(見込み含む)・高等専門学校卒業(見込み)・短期大学卒業(見込み)・専修学校の専門課程(専門学校)修了(見込み)・高等専門学校等の専攻科修了(見込み)・学士の学位を有する人・外国の学校教育課程を修了した人など、複数の区分のいずれかに該当する人が出願できます。区分の詳しい定義は年度により表現が変わることがあるため、必ず募集要項の原文で確認してください。
| 情報科学類・ 情報メディア創成学類 | 上記の出願資格に加えて、TOEIC Listening & Reading または TOEFL iBTのスコア提出が必要です。英語のスコア票は出願書類として提出します(試験当日の持参ではありません)。TOEIC L&Rは公式認定証(紙)またはデジタル公式認定証の印刷物、TOEFL iBT/Home Editionは Test Taker Score Report(原本)の郵送か、ETSから筑波大学へ直送する手続き(DIコード C238)のいずれかです。直送は手続きに時間がかかるため、出願期間から逆算して早めに動いてください。なお TOEIC Bridge・TOEIC S&W・団体特別受験制度(IPテスト)・TOEFL ITP は使えません。 |
|---|---|
| 知識情報・図書館学類 | 出願資格の区分に英語スコアに関する記載が見当たらず、英語スコアの提出は不要と考えられます。試験直後アンケートでも筆記試験はなかったと報告されており、面接・口述に一本化された試験です。 |
英語スコアの有効期間や提出方法の条件は年度ごとに変わる可能性が高い項目です。出願を検討し始めた時点で、必ず最新の募集要項で確認してください。
科目と日程が分かっても、いまの学習量で間に合うか、何を先にやるかは人によって変わります。併願先との重なりも、組み合わせ次第で負担が大きく変わります。
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学類の選び方(意思決定ガイド)
筑波大学情報学群は、「数学・プログラミングの筆記試験」か「面接・口述試験」かという、選抜方法そのものが大きく異なる学類で構成されています。まず自分がどちらのタイプの試験で戦えるかを考えることが、対策の出発点になります(著作権の観点から、過去問の設問そのものは記載していません)。
情報科学類・情報メディア創成学類(募集計20名):数学+プログラミング
| 専門科目 | 数学2題(微分・積分、線形代数)、情報基礎2題(プログラミングの基礎) |
|---|---|
| 英語 | TOEIC L&RまたはTOEFL iBTのスコア提出が必要 |
| 出願の仕方 | 単願(情報科学類のみ/情報メディア創成学類のみ)、または併願(同じ答案で両学類を評価) |
オンライン編入学院の過去問分析では、数学は線形代数(固有値・固有ベクトルを中心とする行列の計算)が最も出題の中心で、情報基礎はC言語によるプログラミングを軸に、動的計画法や幅優先探索といったアルゴリズムの出題が続きます(詳しくは後述の「出題傾向」を参照)。数学の計算力とプログラムを読み書きする力の両方が問われる学類で、高専や情報系の学科で日常的にプログラミングに触れている受験生には対策の土台があります。情報科学類と情報メディア創成学類で専門科目の内容に違いはないため、学びたい研究分野(情報科学寄りかメディア・コンテンツ寄りか)で選び、迷う場合は併願で両方に出願するのが実務的です。
知識情報・図書館学類(募集10名):面接・口述のみ
| 選抜方法 | 面接・口述試験のみ(筆記試験なし) |
|---|---|
| 英語 | スコア提出の記載なし |
| 面接の実態 | 試験直後アンケートでは「面接官3人、個別面接、30分、かなり研究について深掘りがある」と報告 |
知識情報・図書館学類は、数学やプログラミングの筆記試験を課さない代わりに、志望分野についてどれだけ深く考えているかを面接・口述で問う試験です。試験直後アンケートに寄せられた質問例では、自分自身の知識についての哲学的な見解とそれが伝統的な哲学とどう接続するか、挙げたテキスト・映像などの対象を文化人類学ではなく情報の分野で扱う意味は何か、就職と大学院進学のどちらを考えているかなど、Q&A的な暗記では対応しにくい踏み込んだ質問が中心でした。数学・プログラミングよりも、自分の関心分野を言葉で説明する力・背景知識を積み上げる力に自信がある受験生に向いています。
学類選びの目安
- 数学・プログラミングの計算力に自信がある → 情報科学類・情報メディア創成学類。線形代数とC言語によるアルゴリズム学習を軸に対策する。
- 英語試験のスコア確保に不安がある → 知識情報・図書館学類。要項・アンケートともに英語スコアに関する記載がなく、負担が小さい可能性がある(必ず最新要項で確認)。
- 志望分野を言葉で深く語れる・面接で圧をかけられても崩れない → 知識情報・図書館学類。志望動機や背景知識をQ&Aの丸暗記ではなく、自分の言葉で説明できるまで練り込む。
- どちらの学類がいいか決めきれない → 情報科学類と情報メディア創成学類は追加負担なく併願できるため、まずこの2学類の併願を軸に検討する。
出願手続きの実務(チェックリスト)
筑波大学情報学群の出願期間は例年6月上旬の5日間程度と短いため、直前になってからでは間に合わない準備がいくつかあります。要項データをもとに「いつまでに何を用意するか」を逆算すると次のようになります。
- 出願1年前〜: 情報科学類・情報メディア創成学類を目指す場合は、TOEIC L&RまたはTOEFL iBTの受験計画を立てる。スコアには有効期限の条件があり、年度により変わるため、出願を検討し始めた時点で最新要項の有効期間を確認する。
- 出願6か月前〜: 志望する学類(情報科学類・情報メディア創成学類・知識情報・図書館学類)を決め、在籍校での単位修得状況を確認する。「大学に2年以上在学し62単位以上修得」の区分で出願する場合は、教務窓口で認定単位を早めに確かめる。
- 出願1か月前〜: 成績証明書など、発行に日数がかかる書類の手配を始める(必要書類の正式なリストは要項で確認する)。情報科学類・情報メディア創成学類は英語スコアの証明書類も忘れずに準備する。
- 出願期間(例年6月上旬): 要項が指定する方法で出願手続きを行う。書類が1つでも不足すると受理されないため、余裕を持って準備する。
出願書類の正式なリストと様式は年度ごとに変わる可能性があるため、必ず筑波大学が公表する最新の募集要項で確認してください。
難易度・倍率
筑波大学情報学群の募集要項には、志願者数・受験者数・合格者数といった入試状況の実績が掲載されておらず、編入総研編集部でも公式な倍率データを確認できませんでした。ここでは公表されている募集人員と出願資格の構造から、定性的に難易度を整理します。
- 募集人員がごく少数です。2027年度は情報科学類・情報メディア創成学類の合計で20名、知識情報・図書館学類で10名という枠組みです。学類ごとの内訳の示し方は年度によって変わるため、志望する年度の要項で必ず確認してください。
- 出願資格に高等専門学校卒業(見込み)者が含まれています。情報科学類・情報メディア創成学類の専門科目(数学・情報基礎=プログラミング)は高専のカリキュラムと重なる範囲が多く、高専で学んだ内容をそのまま対策に活かしやすい構成です。高専出身でない受験生は、線形代数とプログラミングの基礎を独学でどこまで積み上げられるかが差になります。
- 知識情報・図書館学類は面接・口述のみという選抜方法自体が、対策の難しさの種類を変えます。暗記量ではなく、志望分野への理解の深さそのものが問われるため、直前の詰め込みが効きにくい試験です。
合格者の記憶にもとづく倍率の情報も、今回のデータでは確認できませんでした。数字を推測で示すことは避け、公式データが公表され次第この節を更新します。
出題傾向(過去問分析)
情報科学類・情報メディア創成学類の専門科目は数学2題・情報基礎2題で共通のため、この対策効果はどちらの学類を選んでも無駄になりません。オンライン編入学院の過去問分析をもとに、頻出分野(各科目の設問全体に占める構成比%)を紹介します(著作権の観点から、過去問の設問そのものは記載していません)。
数学:線形代数、特に固有値・固有ベクトルが中心
出題範囲は要項どおり「微分・積分、線形代数」ですが、過去問分析では線形代数、特に固有値・固有ベクトルを求める計算が突出して多く出題されています。行列の対角化や二次形式、漸化式を絡めた出題も見られ、微分積分単体よりも行列の性質を使いこなす力が問われる比重が高い傾向です。線形代数(固有値・固有ベクトル・対角化)の主要分野を標準的な問題集で1周し、過去問演習で計算をゼロから再現できるまで反復するのが定石です。
情報基礎:C言語によるプログラミングが最頻出
出題範囲は要項どおり「プログラミングの基礎」で、過去問分析ではC言語のプログラムを読んで空欄を埋める、または処理結果を求める形式が中心です。ソートやキュー、最長共通部分列、幅優先探索といったデータ構造・アルゴリズムの定番テーマに加えて、動的計画法や計算量(オーダー記法)を問う出題も目立ちます。単純パーセプトロンのように、機械学習の基礎的な考え方を扱う出題が含まれる年もあります。C言語の文法を読み書きできることを前提に、典型アルゴリズムをコードレベルで再現できるかどうかが対策の分かれ目です。
併願戦略:単願か併願か
筑波大学情報学群は募集人員が学類合計でも30名程度と少なく、公式な倍率データがないぶん、対策の広げ方に慎重さが求められます。すでに述べたとおり情報科学類・情報メディア創成学類は追加負担なく併願できるため、この2学類の併願をまず検討する価値があります。
他大学との併願を考える場合は、専門科目の出題範囲が近い大学を選ぶと対策の追加負担が小さくなります。数学(線形代数・微分積分)とプログラミングという組み合わせの専門科目は情報系の学部・学類に共通して見られるため、千葉大学情報・データサイエンス学部のような同系統の学部を候補に入れる受験生もいます。また同じ筑波大学内では筑波大学理工学群も選択肢になり、出願手続きや在籍校とのやり取りを同じ大学でまとめられる利点があります。併願先の出題範囲・出願期間の重なり・英語試験の種類は、要項が公表され次第、早めに確認してください。
合格ロードマップ(時期別)
筑波大学情報学群の試験構造から、標準的な対策の流れを時期別に整理します(今回のデータでは、この学類に合格した先輩の対策記録は確認できなかったため、要項と過去問分析にもとづく一般的な進め方として紹介します)。
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開始期:学類を決め、基礎固め
まず情報科学類・情報メディア創成学類(数学・プログラミング)か知識情報・図書館学類(面接・口述)かを決めます。前者を選ぶ場合は線形代数の基礎(行列の計算・固有値の求め方)とC言語の基本文法から着手します。後者を選ぶ場合は、志望分野に関する書籍や論文を読み、自分の考えを言葉にする習慣をこの時期から作っておくと直前期が楽になります。
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中期:英語スコアと専門科目のインプット
情報科学類・情報メディア創成学類を目指す場合は、TOEIC L&RまたはTOEFL iBTのスコアを固めつつ、線形代数の応用(対角化・二次形式)と典型的なアルゴリズム(ソート・探索・動的計画法)をコードで書けるレベルまで練習します。知識情報・図書館学類を目指す場合は、面接で聞かれやすい「なぜその研究をするのか」「先行研究や他分野との違いは何か」を、複数の切り口から説明できるよう準備します。
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直前期:過去問演習と面接練習
情報科学類・情報メディア創成学類は、直近年度の過去問を時間を計って解き、計算過程を人に説明できるレベルまで仕上げます。知識情報・図書館学類は、口頭試問・面接の想定質問に対して、丸暗記のQ&Aではなく自分の理解にもとづいて答える練習を重ねます。試験直後アンケートでも「Q&A的な対策ではなく、本当に自分がしようとしていることを理解して背景知識まで抑えないと厳しい」という声が寄せられています。
受験者の声(試験直後アンケートより)
知識情報・図書館学類を2027年度に受験した方が、オンライン編入学院の試験直後アンケートに寄せた回答を紹介します(合否は確認できていないため、合格者の声としてではなく受験直後の実感として掲載しています)。
「かなり本質をつく質問ばかりだった。ゼミの指導教員も具体的な先行研究も深掘りはなく背景知識やその研究を自分がやる理由をひたすら問われた印象。」
「Q&A的な対策ではなく、本当に自分がしようとしていることを理解して背景知識まで抑えないと厳しい印象。」
— 2027年度受験者(知識情報・図書館学類)の試験直後アンケートより
面接は面接官3人による個別面接30分で行われ、かなり研究について深掘りがあったと報告されています。質問の内容としては、在籍する大学で哲学の授業を取ったことを踏まえて自分自身の知識についての哲学的な見解を述べること、その見解が伝統的な哲学とどうつながるのか、挙げたテキスト・逐語録・映像といった対象を文化人類学ではなく情報の分野で扱う意味は何か、情報の編集とは何か、就職と大学院進学のどちらを前向きに考えているかなど、志望分野の理解の深さを直接問う内容が中心でした。
おすすめ参考書
オンライン編入学院の過去問分析で、情報科学類・情報メディア創成学類の専門科目のうち情報基礎(プログラミング)分野の出題との対応が確認できた参考書を紹介します。数学(線形代数・微分積分)分野に対応する参考書は今回のデータでは確認できなかったため掲載していません。各カードをタップすると詳しいレビュー記事に移動できます。
プログラミングコンテストチャレンジブック情報基礎
プログラミングコンテスト攻略のためのアルゴリズムとデータ構造情報基礎
Pythonではじめるアルゴリズム入門情報基礎
定本Cプログラマのためのアルゴリズムとデータ構造情報基礎
いちばんやさしい基本情報技術者 絶対合格の教科書+出る順問題集情報基礎
掲載しているのは、過去問分析で情報科学類・情報メディア創成学類の情報基礎(プログラミング)分野への対応が確認できた参考書です。知識情報・図書館学類は面接・口述のみのため、特定の参考書には対応していません。
合格者の声
あいたいしさん(2027年度合格・情報学群)
高等専門学校からの編入/TOEIC L&R 710点。
「勉強しすぎたとは思います。なのでもっと色んな大学受ければよかったなあと。 AIの活用方法 Geminiを使っていました。分からないところをまずAIに投げてました。それで理解していました。 過去問を解いて、論理の飛躍が無いか確認するという使い方が多かったです。」
— あいたいしさん(2027年度合格)の体験談より
ともさん(2027年度合格・情報メディア創成学類)
高等専門学校からの編入。
「情報メディア創成学類では、情報技術を基盤としながら、人間・メディア・社会との関わりまで幅広く学べる点に惹かれました。将来研究を続けることを考えたとき、特定の分野だけに限定されず、自分の興味を発展させながら研究テーマを見つけられる環境だと感じたことが、筑波大学を選んだ最大の理由です。」
— ともさん(2027年度合格)の体験談より
よくある質問
筑波大学情報学群の編入試験は、どの学類に出願すればいいですか?
情報学群には情報科学類・情報メディア創成学類・知識情報・図書館学類の3学類があります。情報科学類と情報メディア創成学類は数学2題・情報基礎2題という同じ専門科目の筆記試験で選抜され、どちらか一方への単願でも、同じ答案で両学類の合否を判定してもらう併願でも出願できます。一方、知識情報・図書館学類は筆記試験がなく、面接・口述試験のみで選抜されます。数学とプログラミングに自信があれば情報科学類・情報メディア創成学類、文章力や思考力で勝負したい場合は知識情報・図書館学類が候補になります。
情報科学類と情報メディア創成学類の専門科目はどんな内容ですか?
2027年度の募集要項によると、専門科目は数学2題・情報基礎2題の計4題です。数学の出題範囲は「微分・積分、線形代数」、情報基礎の出題範囲は「プログラミングの基礎」と明記されています。オンライン編入学院の過去問分析では、数学は線形代数(固有値・固有ベクトルを含む)が最も多く出題され、情報基礎はC言語によるプログラミングを中心に、動的計画法や幅優先探索といったアルゴリズムの出題が目立ちます。
知識情報・図書館学類はどんな試験ですか?TOEICは必要ですか?
知識情報・図書館学類の選抜方法は要項上「面接・口述試験」のみで、筆記試験の記載はありません。出願資格の区分にも情報科学類・情報メディア創成学類にある「TOEFL/TOEIC」の区分が見当たらず、英語スコアの提出は求められていないと考えられます。実際、2027年度に同学類を受験した方の試験直後アンケートでも筆記試験はなく、面接官3人による個別面接30分でかなり研究について深掘りがあったと報告されており、志望動機や興味の対象について深く掘り下げられる面接・口述に一本化された試験だとわかります。ただし出願資格・提出書類の正式な条件は年度により変わる可能性があるため、必ず最新の募集要項で確認してください。
筑波大学情報学群の編入試験の倍率はどのくらいですか?
筑波大学情報学群の募集要項には、志願者数・受験者数・合格者数といった入試状況の実績が掲載されておらず、編入総研編集部でも公式な倍率データを確認できませんでした。参考にできるのは募集人員の少なさです。2027年度は情報科学類・情報メディア創成学類の合計で20名、知識情報・図書館学類で10名という狭き門であることは要項から確認できます。出願資格には高等専門学校卒業(見込み)者も含まれており、専門科目の範囲が高専で学ぶ内容と重なるため、高専からの受験も想定された選抜構造です。
高専出身でも筑波大学情報学群に編入できますか?
はい。情報学群3学類とも、出願資格の区分に高等専門学校卒業(見込み)者が含まれています。情報科学類・情報メディア創成学類の専門科目(数学・情報基礎=プログラミング)は、高専のカリキュラムと重なる範囲が多く、対策の土台を作りやすい構成です。ただし出願資格の詳しい条件(学校区分ごとの細かな要件)は年度により表現が変わることがあるため、必ず募集要項の原文で自分が対象に含まれるかを確認してください。
TOEICやTOEFLはいつまでに準備すればいいですか?
情報科学類・情報メディア創成学類は英語スコアの提出が必要です。英語のスコア票は出願書類として提出します(試験当日の持参ではありません)。TOEIC L&Rは公式認定証(紙)またはデジタル公式認定証の印刷物、TOEFL iBT/Home Editionは Test Taker Score Report(原本)の郵送か、ETSから筑波大学へ直送する手続き(DIコード C238)のいずれかです。直送は手続きに時間がかかるため、出願期間から逆算して早めに動いてください。なお TOEIC Bridge・TOEIC S&W・団体特別受験制度(IPテスト)・TOEFL ITP は使えません。有効期間の条件は年度によって変わるため、出願を検討し始めた時点でスコアの有効期限を確認し、余裕を持って受験計画を立てることをおすすめします。知識情報・図書館学類は英語スコアの区分が確認できないため、この準備は不要と考えられます。
対策はいつから始めるべきですか?
出願期間は例年6月上旬の5日間程度と短いため、逆算した準備が欠かせません。情報科学類・情報メディア創成学類を目指す場合は、数学(線形代数・微分積分)とプログラミング(情報基礎)という専門科目の基礎固めを大学1〜2年生のうちに始め、並行して英語スコアを確保するのが土台になります。知識情報・図書館学類を目指す場合は、面接・口述で志望分野の背景知識や自分の考えを言語化する練習に重点を置く必要があります。どちらを目指すにせよ、学類選びを早めに決めてから対策を始めると学習の的が絞りやすくなります。
まとめ
筑波大学情報学群の編入試験は、「数学・プログラミングの筆記試験」と「面接・口述試験」という性質の異なる2系統の選抜が同じ学群内に併存しているという構造を理解することが対策の出発点になる試験です。情報科学類・情報メディア創成学類は数学(特に線形代数)とC言語プログラミングの対策効果がそのまま両学類に活き、追加負担のない併願も可能です。知識情報・図書館学類は英語スコアの提出を求める記載がない代わりに、面接・口述で志望分野への理解の深さそのものを問われます。募集人員はいずれも少なく、大学は公式な倍率を公表していない点も踏まえ、まずは自分がどちらの試験タイプで戦うかを決め、今日から基礎固めを始めてください。
あとは、いまの自分の位置から何を先にやるかです。志望校と現在の状況をうかがったうえで、順番を整理します。
ボタンを押すと予約ページが開きます。相談は無料で、志望校がまだ固まっていない段階でも大丈夫です。
この記事について
監修: オンライン編入学院(株式会社BearBee)
本記事は、2年連続合格者数No.1※の大学編入予備校オンライン編入学院が監修しています。試験概要は大学が公表する募集要項をもとに毎年度確認し、出題傾向はオンライン編入学院の過去問分析に、受験者の声はオンライン編入学院に寄せられた試験直後アンケートにもとづいています。
※調査対象期間:2024/4〜2026/3 TPCマーケティングリサーチ(株)調べ
最終更新: 2026年8月5日





