四国大学看護学部の編入|出願資格は看護系だけの4区分、次はⅡ期12月13日
最初に、いちばん間違えやすいところからお伝えします。四国大学の編入学試験には全学部共通の出願資格が7区分ありますが、看護学部看護学科だけは別建ての4区分です。2027年度(令和9年度)編入学試験要項P.3は、7区分を並べたあとに「ただし、看護学部看護学科は次の項目のいずれかに該当する者」として、看護系に限った4区分を改めて書いています。この4区分には「大学を卒業した者」「高等専門学校を卒業した者」「外国において学校教育における14年の課程を修了した者」がありません。看護系以外の学部を出た方や高専卒の方は、他学科と同じ条件では出願できないということです。
日程も確認してください。2027年度は年3回で、Ⅰ期(2026年7月12日)はすでに終了しています。これから出願できるのはⅡ期=試験2026年12月13日(日)/出願2026年11月16日(月)〜12月2日(水)必着と、Ⅲ期=試験2027年3月14日(日)/出願2027年2月12日(金)〜3月1日(月)必着の2回です。編入年次は3年次のみで、要項の冒頭に「本編入学試験は3年次編入学です」と明記されています。
そして看護学部を志望する方にとって最も期限が近い手続きは、出願そのものではありません。助産師国家試験受験資格を希望する方と、Ⅱ期試験以降に保健師国家試験受験資格を希望する方は、「出願開始日までに」入試課へ問い合わせるよう要項が求めています。Ⅰ期が終わっている以上、これから受験する方で保健師を考えている方は全員この条件に当たります。Ⅱ期で受けるなら期限は2026年11月16日、Ⅲ期なら2027年2月12日です。出願締切ではなく出願開始日である点に注意してください。
出典: 四国大学「2027年度(令和9年度)編入学試験要項」(P.2 募集の学科および募集人員、P.3 出願資格、P.4 入試日程・選考方法、P.5 出願書類・出願方法、P.6 受験に関する注意事項、P.7 認定単位、P.8 入学金・学費等)および四国大学受験生応援サイトの編入学試験ページ。数値はPDFを画像化して目視し、大学サイトの記載と照合しています。年度は入学年度で表記しています。
この記事で分かること
- 看護学科だけに適用される出願資格4区分の中身と、一般7区分との違い
- 2027年度に残っているⅡ期・Ⅲ期の日付と、必着・消印有効の使い分け
- 試験科目「看護学」の位置づけと、大学が過去問を公表している範囲
- 編入生が保健師・助産師・養護教諭に進めるのか、大学が公表している事実だけで言えること
- 卒業要件125単位に対して編入で認定される上限が80単位であること、その意味
出願資格は大学ごとに条件が細かく分かれます。短大・高専・専門学校・大学在学中で扱いが変わり、英語資格が要る大学もあります。自分が出願できるかどうかは、条件を1つずつ突き合わせないと分かりません。
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募集の全体像|3年次のみ、4名はⅠ〜Ⅲ期の通算
看護学部は看護学科の1学科で、編入学試験も学科単位で行われます。要項P.2の募集人員表は「定員」列と「募集人員(Ⅰ期/Ⅱ期/Ⅲ期)」列に分かれており、看護学科は定員4名・募集人員4名です。
ここで読み違えやすいのが募集人員の数え方です。表の「4」はⅠ期・Ⅱ期・Ⅲ期の3列にまたがる1つのセルに書かれています。つまり3回の試験を通じて4名であって、各期4名ではありません。Ⅰ期がすでに終わっているため、残るⅡ期とⅢ期で何名が対象になるかは、Ⅰ期の結果次第ということになります。
| 項目 | 2027年度(令和9年度)の内容 |
|---|---|
| 募集単位 | 看護学部 看護学科(学科単位で募集) |
| 編入年次 | 3年次のみ(要項冒頭に明記)。2年次は「転入学」として入試課へ照会 |
| 募集人員 | 4名(Ⅰ〜Ⅲ期を通じた人数) |
| 出願期間 | Ⅱ期 2026年11月16日(月)〜12月2日(水)必着 Ⅲ期 2027年2月12日(金)〜3月1日(月)必着 |
| 試験日 | Ⅱ期 2026年12月13日(日)/Ⅲ期 2027年3月14日(日) ※Ⅰ期 2026年7月12日(日)は終了 |
| 試験場 | 四国大学(徳島県徳島市応神町古川字戎子野123-1)。3期とも同じ |
| 選抜方法 | 提出書類、専門に関する筆記試験、面接を総合的に審査 |
| 筆記試験 | 「看護学」の基礎的な知識を問う筆記試験(9:20〜10:10=50分) |
| 面接 | 個人面接15分程度(10:30〜) |
| 配点 | 非公表(要項に各項目の点数の記載はありません) |
| 入学検定料 | 30,000円(金融機関窓口で払込。振込先は香川銀行徳島支店) |
| 出願方法 | 本学所定の出願封筒で簡易書留郵便または持参。インターネット出願はありません |
| 認定単位 | 80単位を上限(看護学部のみ。他学部は70単位上限) |
| 倍率 | 非公表 |
出願資格|看護学科だけ別建ての4区分
この記事でいちばん重要な節です。要項P.3は、まず全学部共通の7区分を挙げ、そのあとに看護学科だけの4区分を別に書いています。看護学科を受けるなら、見るべきは後者だけです。
| 区分 | 看護学部看護学科の出願資格(要項P.3) |
|---|---|
| (1) | 国内の大学の看護系学科に2年以上在学(休学期間をのぞく)し、所定の単位を修得した者および修得見込みの者(2027年3月までに2年以上在学となる者を含む) |
| (2) | 大学入学資格を有する者で、国内の看護系の専修学校専門課程(修業年限2年以上かつ総授業時数1,700時間以上)を修了した者(2027年3月修了見込みを含む)で、看護師国家試験受験資格を取得した者(2027年3月取得見込みを含む) |
| (3) | 大学入学資格を有する者で、看護系の高等学校の専攻科の課程(修業年限2年以上ほか文部科学大臣が定める基準を満たすもの)を修了した者(見込みを含む)で、看護師国家試験受験資格を取得した者(見込みを含む) |
| (4) | 短期大学の看護系学科を卒業した者(2027年3月卒業見込みを含む)で、日本の看護師国家試験受験資格を取得した者(見込みを含む) |
4区分を並べると、共通しているのは「看護系であること」です。そのうえで(2)(3)(4)には看護師国家試験受験資格の取得(見込み)という条件が重ねてかかります。
一方、(1)の条件は他学部と決定的に違います。他学部の(1)は「大学に2年以上在学し、62単位以上修得した者」ですが、看護学科の(1)は「国内の大学の看護系学科に2年以上在学し、所定の単位を修得した者」で、62単位という数字が書かれていません。「所定の単位」が何単位を指すのかは要項に明示されていないため、この区分で出願を考えている方は入試課に確認してください。他学部の62単位をそのまま自分の条件だと思って準備すると、根拠のない基準で判断することになります。
もう1つ、見落とすと出願そのものができなくなるのが区分の数の違いです。他学部の7区分には「大学を卒業した者」「高等専門学校を卒業した者」「外国において学校教育における14年の課程を修了した者」がありますが、看護学科の4区分にはこの3つがありません。看護系以外の学部を卒業した方が、大卒であることだけを理由に看護学科へ出願することは、要項の文面からは読み取れません。該当しそうな区分がない場合も、自己判断で締切を過ぎる前に入試課へ問い合わせてください。
なお外国人留学生(「留学」の在留資格で入学しようとする方)は、全学部共通で日本語能力試験N2以上、J.TEST実用日本語検定C級以上、日本語NAT-TEST2級以上等のいずれかの取得が必要です。TOEIC・英検などの英語スコアの提出要件・加点・免除は、看護学科を含め要項に一切ありません。
試験の中身|「看護学」の筆記50分と個人面接15分
要項P.4の選考方法は「提出書類、専門に関する筆記試験・小論文・実技、面接を総合的に審査し、合格者を決定します。面接は、個人面接で15分程度。」の2文だけです。各項目の配点は公表されていません。筆記が何割、面接が何割という情報は要項のどこにも書かれていないので、比重を前提にした対策の立て方はできません。
学科別の一覧表では、看護学科の欄は「『看護学』の基礎的な知識を問う筆記試験」の1行だけです。他学部のように小論文(600字以内)や実技を課す学科もありますが、看護学科は小論文ではなく筆記試験です。当日の時間割は全学科共通で、受付8:50〜/筆記試験9:20〜10:10/面接10:30〜となっています。
準備の方向としては、範囲が「看護学の基礎的な知識」とだけ示されている以上、特定分野に絞る根拠がありません。前籍校で学んだ看護学の基礎を、50分で答え切れる形に整理し直すことが現実的な準備になります。面接は個人面接15分程度で、志願票に〈志望の理由〉〈編入後取得希望免許・資格〉の記入欄があるため、書いた内容と口頭で話す内容がそろっているかを先に点検しておくとよいでしょう。
過去問については、四国大学が情報公開ページ「入学者の選抜について」の「⑨編入学試験」で試験問題を公表しています。看護学部看護学科はⅠ期・Ⅱ期が掲載対象です。大学の注記として「著作権の都合により、一部の問題・解答を掲載していない場合があります」「小論文についての解答例は公表していません」「掲載内容についての質問等は受け付けていません」とあります。実物は大学公式ページでご確認ください(四国大学「入学者の選抜について」)。この記事では、著作権の観点から設問そのものは記載していません。
倍率は公表されていません
四国大学は編入学試験の志願者数・受験者数・合格者数を公表していません。情報公開ページ「入学者の選抜について」に置かれているのは試験問題であって、入試区分ごとの集計ではありません。教育情報の公表にある入学者推移の資料も学科別の入学者数で、入試区分の内訳ではないため、編入の合格者数としては使えません。
したがってこの記事では倍率を書きません。「募集人員が4名だから倍率が高い」といった推測も出しません。母数が公表されていない以上、それは根拠のある数字ではないからです。判断材料として使えるのは、募集人員4名がⅠ〜Ⅲ期を通じた人数であること、選抜が書類・筆記・面接の総合審査であること、という要項に書かれた事実までです。
出願の実務|要項の取り寄せが実質の第一関門
四国大学の編入学試験にインターネット出願はありません。そして出願書類の多くが本学所定の用紙(要項に綴じ込み)です。志願票・履歴書、写真票・受験票・入学検定料納付書、履修中および履修予定の科目・単位一覧、通知用宛名ラベルは、いずれも要項を手元に取り寄せないと用意できません。要項が届いていなければ、出願期間に入っていても出願できないということです。まずここから逆算してください。
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最初に
自分が4区分のどれに当たるかを確定させる。看護系であること、そして(2)(3)(4)なら看護師国家試験受験資格の取得(見込み)が条件です。(1)の「所定の単位」に当たるかどうかも含め、少しでも不確かなら入試課(TEL 088-665-9908)に確認します
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出願開始日まで
助産師、またはⅡ期以降の保健師を希望するなら入試課へ問い合わせる。要項が期限を「出願開始日まで」と定めています。Ⅱ期なら2026年11月16日、Ⅲ期なら2027年2月12日です。受験上の配慮を希望する場合の相談期限も同じく出願開始日までなので、あわせて済ませます
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早めに
編入学試験要項を資料請求する。所定用紙が要項に綴じ込まれているため、届かないと出願書類が作れません。急ぐ場合の連絡先として、入試広報部広報課(TEL 088-665-9906)が大学サイトに記載されています
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出願前3か月以内
証明書を取り寄せる。要項は「証明書は、出願前3か月以内に証明したもの」と定めています。早く取りすぎると使えません。必要なのは出願資格を証明する書類(在学証明書・修了/卒業証明書等)と、出身学校の単位修得成績証明書です。看護学科の出願資格は別建ての4区分なので、どの証明書が対応するか迷う場合は入試課に確認してください
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出願期間
検定料30,000円を金融機関窓口で払い込み、書類一式を簡易書留で送る。取扱銀行領収印のある「入学検定料払込済証明書」を納付書にのり付けします。写真票・受験票・納付書は切り離さずに提出、通知用宛名ラベルは3枚ともすべてに記入して切り離さないのが要項の指示です。持参する場合の出願先は四国大学 入試課(本館3館)、受付時間は9:30〜16:00(土・日・祝をのぞく)
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試験当日
受験票を持参し、試験開始20分前までに入室する。遅刻は開始後20分以内までしか認められず、試験時間の延長もありません。第1時限開始から20分以内に入室できない場合は以降の受験ができません。問題用紙は持ち帰れません
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合格後
入学金・学費等の納入締切に間に合わせる。Ⅱ期は発表2026年12月18日→締切2027年1月19日(消印有効)、Ⅲ期は発表2027年3月19日→締切3月26日(消印有効)で、Ⅲ期は1週間しかありません。合格発表は本人宛の通知で、電話等での問い合わせには応じないとされています
「必着」と「消印有効」が逆になっているので注意してください。出願書類は3期とも必着(締切日に大学へ届いていること)、入学金・学費等の納入締切は消印有効です。取り違えると出願が受理されません。
科目と日程が分かっても、いまの学習量で間に合うか、何を先にやるかは人によって変わります。併願先との重なりも、組み合わせ次第で負担が大きく変わります。
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編入後に取れる資格と、卒業までの年数
看護系の学部を選ぶうえで最大の関心事は資格でしょう。ここは大学が公表している範囲だけを、断定せずに整理します。
四国大学が看護学科の「取得可能な免許・資格」として公表しているのは次の3つです。
| 資格・免許 | 大学の記載 |
|---|---|
| 看護師国家試験受験資格 | 全員が対象(学部・学科ページで「●」表示) |
| 保健師国家試験受験資格 | 選択履修。人数制限あり |
| 養護教諭・高等学校教諭(看護)一種免許状 | 選択履修。人数制限あり |
大学は注記として「選択履修には人数制限があり、いずれか1つの選択となります」としています。つまり保健師と養護教諭・高校教諭(看護)を両方取ることはできず、しかも選択には定員があるということです。これは1年次入学の学生も含めた学科全体の説明です。
そのうえで編入生には条件が重なります。要項P.2の注記は、助産師国家試験受験資格を希望する方と、Ⅱ期試験以降に保健師国家試験受験資格を希望する方に、出願開始日までの問い合わせを求めています。Ⅰ期が終了している現在、保健師を希望する方はこの対象です。
助産師については、慎重に読む必要があります。大学が公表している看護学科の取得可能な免許・資格の一覧に、助産師は含まれていません。一方で要項は助産師を希望する方に問い合わせを求めています。この2つから、編入生が助産師課程に進めるかどうかは判断できません。助産師を目標にしているなら、出願を決める前に必ず入試課へ確認してください。この記事で「取れる」とも「取れない」とも書かないのは、大学がどちらとも公表していないからです。
卒業までの年数も、資格の希望と単位認定に左右されます。要項P.7の認定単位表によると、看護学部の卒業必要単位数は125単位以上(他学部は124単位以上)、うち専門科目が95単位以上です。これに対して3年次編入で認定される単位は80単位が上限(他学部は70単位上限)です。上限いっぱい認定されたとしても、残りの45単位以上を編入後に修得する必要があるという計算になります。認定が上限に届かなければ、履修する量はさらに増えます。
要項はこの点を明記しています。「編入学科の特性や希望免許・資格の関連から、修得すべき単位数が多い者は、編入学後2年間で卒業できないことがあります」——つまり3年次編入だからといって、2年で卒業できると大学が保証しているわけではありません。
ただし、事前に確かめる方法は用意されています。要項P.7に「事前におおよその認定可能単位数および取得を希望する資格や免許状の制約等について確認したい者は、入試課に問い合わせてください」とあります。在学中の方は出願書類⑸「履修中および履修予定の科目・単位の一覧」(所定用紙)の提出が必要です。志望が固まった段階で、成績証明書を用意して先に相談しておくのが確実です。単位認定には出身学校の単位修得成績証明書と、履修した科目のシラバス(コピー可)も必要になります。
細かい点として、全学共通科目の必修(英語)は看護学部の編入認定枠が0〜18単位、全学共通の選択科目は2単位以上となっており、他学部(それぞれ14〜18単位、12単位以上)とは扱いが異なります。また前学での英語の修得単位が4単位未満の場合は、4単位を満たすよう編入学後に履修するという備考も付いています。
学費|看護学科は授業料が他学部と違う
看護学科の学費は他学部と同額ではありません。授業料が470,000円(半期)で、他学部の350,000円より高く設定されています。
| 項目 | 金額(看護学科) |
|---|---|
| 入学金 | 140,000円(入学手続時1回のみ) |
| 授業料 | 470,000円(半期) |
| 実験実習・図書費 | 54,000円(半期) |
| 施設費 | 110,000円(半期) |
| 学科等特別費 | 60,000円(半期) |
| 半期合計 | 694,000円(前期・後期とも同額) |
| 年額 | 1,388,000円 |
| 研修部費・委託徴収金 | 前期19,000円+後期15,000円=34,000円(父母会入会金・父母会費・同窓会入会金) |
| 初年度の目安 | 1,562,000円(年額+入学金+研修部費・委託徴収金) |
| 別途必要 | 臨地実習経費(要項に金額の記載はありません) |
納入の仕方にも注意点があります。入学年度の前期分は指定された期間内、後期分は入学後の9月24日〜10月27日に納入します。4年次以降はスライド制で毎年度の金額が決まります。入学辞退届(所定用紙)を2027年3月31日(水)必着で提出すれば、入学金以外は返還されます。
奨学金では「四国大学絆奨学金 100,000円」(入学後に申請)があり、対象は①在籍学生の兄弟姉妹、②卒業生の子・親で生計同一、③本学卒業生の3つです。ただし③は「四国大学短期大学部を卒業し引き続き四国大学に編入学する場合」を除外しているため、短期大学部からの編入者は③では申請できません。
併願の考え方|同じ期に複数学科は想定されていません
四国大学の編入学試験は全学部・全学科が同じ1つの時間割で実施されます(受付8:50〜/筆記9:20〜10:10/面接10:30〜)。同じ日の同じ時間に筆記と面接が組まれているため、同一の期に複数の学科を受ける形は想定されていません。要項にも学内併願を認める記載はありません。
一方で、年3回の日程そのものが再挑戦の機会になります。Ⅱ期で不合格でもⅢ期があり、Ⅲ期の合格発表は2027年3月19日です。ただし募集人員4名がⅠ〜Ⅲ期の通算である点、そしてⅢ期は発表から納入締切まで1週間しかない点は、あらかじめ織り込んでおいてください。
また、他大学の看護系編入と併願する場合は、出願資格の書き方が大学ごとに違うことに注意が必要です。四国大学看護学科は看護系限定の4区分ですが、単位数の指定や国家試験受験資格の扱いは大学ごとに異なります。看護学部・医療系学部の編入|実施大学一覧で、実施している大学の条件を並べて確認してください。
よくある質問
看護系以外の学部を卒業していますが、四国大学看護学部に編入できますか?
2027年度(令和9年度)編入学試験要項P.3の看護学部看護学科の出願資格は4区分で、いずれも看護系であることが前提です。(1)は国内の大学の看護系学科に2年以上在学して所定の単位を修得した者、(2)は国内の看護系の専修学校専門課程(2年以上・1,700時間以上)を修了し看護師国家試験受験資格を取得した者、(3)は看護系の高等学校の専攻科の課程を修了し看護師国家試験受験資格を取得した者、(4)は短期大学の看護系学科を卒業し日本の看護師国家試験受験資格を取得した者です。他学部に適用される7区分には「大学を卒業した者」「高等専門学校を卒業した者」「外国において学校教育における14年の課程を修了した者」がありますが、看護学科の4区分にはこれらがありません。看護系以外の学部の卒業だけを理由に出願できるとは、要項の文面からは読み取れません。該当しそうな区分がない場合は、自己判断せず入試課(TEL 088-665-9908)に確認してください。
出願資格の「62単位以上」は看護学科にも当てはまりますか?
当てはまりません。62単位という数字が出てくるのは、他学部に適用される7区分の(1)「大学に2年以上在学(休学期間をのぞく)し、62単位以上修得した者および修得見込みの者」だけです。看護学部看護学科の(1)は「国内の大学の看護系学科に2年以上在学(休学期間をのぞく)し、所定の単位を修得した者および修得見込みの者」という書き方で、単位数は「所定の単位」とだけ記されており、具体的な数字は要項に書かれていません。何単位を指すのかは公表されていないため、この区分で出願を考えている方は入試課に確認してください。他学部の62単位を自分の基準として準備するのは危険です。
2027年度の日程はいつですか。まだ間に合いますか?
年3回あります。Ⅰ期は出願2026年6月15日(月)〜7月1日(水)必着、試験2026年7月12日(日)、合格発表7月24日(金)で、すでに終了しています。Ⅱ期は出願2026年11月16日(月)〜12月2日(水)必着、試験2026年12月13日(日)、合格発表12月18日(金)、入学金・学費等の納入締切2027年1月19日(火)消印有効。Ⅲ期は出願2027年2月12日(金)〜3月1日(月)必着、試験2027年3月14日(日)、合格発表3月19日(金)、納入締切3月26日(金)消印有効です。試験場は3期とも四国大学です。出願書類は「必着」、納入締切は「消印有効」と基準が逆になっているので取り違えないでください。
編入後に保健師や助産師の資格を目指せますか?
大学が公表している看護学科の取得可能な免許・資格は、看護師国家試験受験資格(全員)、保健師国家試験受験資格(選択履修)、養護教諭および高等学校教諭(看護)一種免許状(選択履修)の3つです。選択履修については「人数制限があり、いずれか1つの選択となります」と注記されており、保健師と養護教諭・高校教諭(看護)の両方を取ることはできません。編入生についてはさらに条件があり、要項P.2は「Ⅱ期試験以降に保健師国家試験受験資格を希望する者」に、出願開始日までに入試課へ問い合わせるよう求めています。Ⅰ期が終了しているため、これから受験して保健師を希望する方は全員この対象です。助産師については、大学が公表している取得可能な免許・資格の一覧に含まれていない一方で、要項は助産師を希望する方に同じく問い合わせを求めています。編入生が助産師課程に進めるかどうかは公表資料からは判断できませんので、必ず入試課に確認してください。
3年次編入すると2年で卒業できますか?
大学は保証していません。要項P.2に「編入学科の特性や希望免許・資格の関連から、修得すべき単位数が多い者は、編入学後2年間で卒業できないことがあります」と明記されています。数字で見ると、看護学部の卒業必要単位数は125単位以上(他学部は124単位以上)で、うち専門科目が95単位以上です。これに対して3年次編入で認定される単位は80単位が上限(他学部は70単位上限)ですので、上限いっぱい認定されても残り45単位以上を編入後に修得することになります。認定される単位数は前学で修得した科目によって変わるため、事前の確認が重要です。要項P.7は「事前におおよその認定可能単位数および取得を希望する資格や免許状の制約等について確認したい者は、入試課に問い合わせてください」としており、在学中の方は出願書類⑸「履修中および履修予定の科目・単位の一覧」(所定用紙)の提出が必要です。単位認定には出身学校の単位修得成績証明書と、履修した科目のシラバス(コピー可)も要ります。
試験科目と配点を教えてください。過去問は手に入りますか?
看護学科の筆記試験は「『看護学』の基礎的な知識を問う筆記試験」です。当日の時間割は全学科共通で、受付8:50〜、筆記試験9:20〜10:10(50分)、面接10:30〜となっています。面接は個人面接で15分程度です。配点は公表されていません。要項の選考方法は「提出書類、専門に関する筆記試験・小論文・実技、面接を総合的に審査し、合格者を決定します」という一文だけで、各項目の点数や比重の記載はありません。過去問については、四国大学が情報公開ページ「入学者の選抜について」の「⑨編入学試験」で試験問題を公表しており、看護学部看護学科はⅠ期・Ⅱ期が掲載対象です。大学の注記として「著作権の都合により、一部の問題・解答を掲載していない場合があります」「掲載内容についての質問等は受け付けていません」とあります。実物は大学公式ページでご確認ください。
倍率はどのくらいですか?
四国大学は編入学試験の志願者数・受験者数・合格者数を公表していません。情報公開ページ「入学者の選抜について」に置かれているのは試験問題で、入試区分ごとの集計はありません。教育情報の公表にある入学者推移の資料も学科別の入学者数を示したもので、入試区分の内訳ではないため編入の合格実績としては使えません。募集人員が4名と少ないことから倍率を推測したくなりますが、志願者数が公表されていない以上それは根拠のある数字にはなりません。この記事では倍率を記載していません。判断材料として使えるのは、募集人員4名がⅠ期・Ⅱ期・Ⅲ期を通じた人数であること、選抜が提出書類・筆記試験・面接の総合審査であること、という要項に書かれた事実までです。
オンライン編入学院について
監修: オンライン編入学院(株式会社BearBee)。オンライン編入学院は、大学編入試験に特化した完全オンラインの予備校です。志望校選びから、英語・国語・小論文・面接までを、一人ひとりの現在地に合わせて設計します。出願資格に当てはまるかどうかの読み取りや、編入後に取れる免許・資格の組み立て方についても無料相談で承っています。
この記事の内容は、四国大学が公表している2027年度(令和9年度)編入学試験要項、受験生応援サイトの編入学試験ページ、看護学部・看護学科の学科紹介ページ、情報公開「入学者の選抜について」にもとづいて2026年8月11日時点で整理したものです。日程・募集人員・出願資格・選抜方法・学費は年度ごとに変わります。出願前に必ず大学公式の最新情報をご確認ください。

