早稲田大学法学部の学士入学試験を徹底解説|出願資格・日程・対策ロードマップ
結論:早稲田大学法学部の入試はこんな試験
早稲田大学法学部には、他大学によくある「短期大学や在学中の単位をもとに出願する3年次編入学」の制度がありません。編入相当の唯一のルートは学士入学試験で、対象はすでに学士の学位を持つ人、または2027年3月に取得見込みの人に限られます。選抜は学力試験なしで、ステートメント(約1,500字の志望理由書)などによる書類審査を一次試験、面接を二次試験として実施する2段階選抜です。2027年度(2027年4月入学)は、出願期間が2026年12月10日〜16日、面接(二次試験)は2027年2月26日というスケジュールで、募集人員は「若干名」の少数選抜です。今日から始めるべきことは、まず自分が出願資格(学士の取得・取得見込み)を満たしているかを確認し、満たしていればステートメントの構成を早めに練り始めることです。この記事では、大学公式の入試情報をもとに、選抜の仕組みと出願準備の進め方を整理します。
試験概要(最新要項データ)
2027年度2027年度(2027年4月入学)の早稲田大学法学部公式サイトの入試情報にもとづくデータです。この節は要項の公表に合わせて更新します(更新日: 2026-08-05)。
| 編入学年 | 第3年次(修業年限2年、在学できる期間は休学・留学等を除き4年) |
|---|---|
| 出願資格 | 学士の学位を有する者、または2027年3月取得見込みの者 |
| 選抜方法 | 一次試験: 書類審査(ステートメント・学部の学業成績・社会経験などを総合的に評価) 二次試験: 面接(一次試験合格者のみ受験) |
| 提出書類の目安 | ステートメント(志望理由書)約1,500字 ほか、成績証明書等の指定書類 |
| 出願期間 | 2026年12月10日(木)〜12月16日(水)、出願方法は郵送 |
| 一次合格発表 | 2027年2月4日(木) |
| 二次試験日 | 2027年2月26日(金) |
| 最終合格発表 | 2027年3月4日(木) |
| 入学手続 | 2027年3月中旬 |
| 入学検定料 | 30,000円 |
| 登録料 | 200,000円(早稲田大学の卒業者・退学者は免除) |
出願資格の詳細区分・提出書類・スコアや証明書の有効期限などは、必ず早稲田大学法学部が公表する最新の学士入学試験要項で確認してください。本記事は学習・出願計画づくりのための参考情報です(大学公式サイトへのリンクは設けていません。「早稲田大学 法学部 学士入学」で検索して原本を確認してください)。
早稲田大学法学部に「編入学」はない?
この記事に「編入」というキーワードでたどり着いた場合、まず確認してほしいことがあります。早稲田大学は公式サイトで「法学部では編入学・社会人入学試験制度は設けておりません」と明記しており、入学センターの募集学部一覧でも、法学部は「学士入学試験」の枠でのみ募集し、「三年次編入試験」の枠は募集していません。つまり、短期大学や高等専門学校の卒業者、あるいは他大学に2年以上在学して一定の単位を修得した人が出願できる、一般的な意味での「3年次編入学」は早稲田大学法学部には存在しないということです。
編入相当のルートとして用意されているのは、学士の学位をすでに持っている人(または卒業見込みの人)だけが出願できる学士入学試験です。呼び名は違いますが、第3年次に編入し、卒業までの在籍期間が短縮されるという結果は他大学の3年次編入学と同じです。ただし出願できる対象者の前提が「学士取得者」である点が大きく異なるため、まだ学士を持っていない人がこの試験を目指しても出願資格を満たせません。自分がどちらの立場にあるかを最初に整理しておくことが、遠回りを防ぐ第一歩です。
早稲田大学の入学センターが公表する2027年度入学試験の募集学部一覧によると、学士入学試験を実施しているのは法学部のほか、教育学部・文学部・基幹理工学部・創造理工学部・先進理工学部です。このうち三年次編入試験も併せて実施しているのは基幹理工学部のみで、しかもその基幹理工学部も2027年度入学試験を最後に三年次編入学試験の募集を停止する予定とされています。法学部を含め、上記以外の学部は2027年度入学試験の募集自体を行っていません。早稲田大学全体としても、学士を持たない人が出願できる3年次編入学の窓口は年々狭まっている点は押さえておく価値があります。
出願資格を満たしているか確認する
学士入学試験の出願資格は、学士の学位を有する者、または2027年3月に取得見込みの者です。すでに4年制大学を卒業している社会人はもちろん、現在4年制大学に在学中で、2027年3月末までに卒業見込みとなる人も対象に含まれます。一方で、次のようなケースは学士入学試験の対象外になる可能性が高いため注意が必要です。
- 短期大学・高等専門学校の卒業(見込み)者: 学士の学位には該当しないため、原則としてこのルートでは出願できません。
- 4年制大学に在学中で、2027年3月までに卒業見込みとならない人(在学2〜3年目など): 学士取得見込みの条件を満たさないため対象外です。
- 4年制大学を卒業せずに退学・中退した人: 学士の学位を取得していないため対象外です。
合格した場合は第3年次への編入となり、修業年限は2年、在学できる期間は休学・留学等を除いて4年です。すでに大学で修得した単位の扱い(単位認定)は、入学後に早稲田大学が個別に審査して決定するため、出願前の時点で認定単位数を確定させることはできません。前籍校の成績証明書やシラバスなど、単位内容がわかる書類は早めに手元にそろえておくと、入学後の手続きがスムーズです。
単位認定と卒業までの見通し
修業年限が2年ということは、入学後は標準的な4年間の課程のうち残り2年分の授業料・時間で卒業を目指す設計になっているということです。前籍校で修得した単位のうち、早稲田大学法学部のカリキュラムに対応する科目がどこまで認定されるかによって、2年間で履修すべき科目数の負担は変わってきます。出願段階では認定結果はわからないため、「2年で卒業できる想定で計画しつつ、必要に応じて在学期間を調整する」くらいの余裕を持った資金計画・学修計画を立てておくと安心です。ゼミ選択や履修登録のスケジュールは学年暦によって決まるため、入学が決まった時点で早めに教務窓口に確認することをおすすめします。
難易度をどう考えるか(公式データの範囲で)
早稲田大学法学部の学士入学試験について、志願者数・合格者数といった倍率算出に必要な公式データは、2026年8月時点で確認できていません。したがって本記事では実質倍率のような数値は記載しません。公式に確認できている事実は、募集人員が「若干名」という少数選抜であることと、選抜が学力試験を課さない書類審査+面接の2段階であることです。
学力試験がないということは、知識量そのものよりも、大学が明言している評価対象である「ステートメント」「学部の学業成績」「社会経験」の3つを、一貫した説得力のある形にまとめられるかどうかが合否を左右しやすい試験だと考えられます。専門科目の得点力で差がつく試験とは対策の方向性が異なるため、参考書での知識詰め込みよりも、自分の学びと志望動機を言語化する作業に時間を配分する必要があります。
「学部の学業成績」が評価対象に含まれると大学が明言している以上、前籍校でのGPA・成績が一定の判断材料になっていると考えるのが自然です。出願を検討し始めた時点で、すでに履修が終わった科目の成績を大きく変えることはできません。だからこそ、出願まで時間がある人は、残りの学期の成績を意識して積み上げつつ、成績そのものではカバーしきれない熱意や適性を、ステートメントと面接でどう補うかを早い段階から考えておくことが重要です。
対策ロードマップ(時期別)
公式スケジュール(出願2026年12月10日〜16日、面接2027年2月26日)から逆算した、出願準備の標準的な流れを示します。学力試験がない分、書類の完成度と面接での受け答えの一貫性に時間を使うのがこの試験の対策の基本です。
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出願半年〜1年前:
自分が出願資格(学士取得・2027年3月取得見込み)を満たしているかを確認します。あわせて、なぜ法学部なのか、なぜ早稲田大学でなければならないのかという志望動機の土台になる経験・学びを棚卸しし、ステートメントの構成メモを作り始めます。前籍校の成績証明書など、発行に時間がかかる書類の準備計画もこの時期に立てておくと安心です。
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出願3〜4か月前(夏〜秋):
ステートメント(約1,500字)を実際に書き始めます。一度書いて終わりにせず、大学の教員やキャリアセンター、周囲の第三者に読んでもらい、論理の飛躍や説明不足がないかを確認してもらいながら複数回書き直すのが定石です。法学に関するニュースや時事問題に日常的に触れ、自分なりの考えを持てるようにしておくと、書類の内容にも厚みが出ます。
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出願期間(12月10日〜16日):
出願は郵送のみで受け付けられます。出願期間はおよそ1週間と短いため、成績証明書などの提出書類は出願開始前にすべてそろえ、期間に入ったら速やかに発送できる状態にしておきます。入学検定料(30,000円)の支払いも指定期日までに済ませます。
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一次合格発表後(2月上旬〜下旬):
一次(書類審査)合格発表は2027年2月4日、二次試験(面接)は2027年2月26日と、期間が3週間ほどしかありません。一次発表を待ってから面接対策を始めるのではなく、出願段階でステートメントの内容を口頭でも説明できるように準備しておき、発表後はその精度を上げる練習に集中するのが現実的です。
一次試験対策:ステートメントの書き方
大学が公表している評価対象は「ステートメント」「学部の学業成績」「社会経験」の3点です。ステートメントの分量は約1,500字とされており、この字数の中で伝えるべき要素を整理すると、一般的には次のような構成が考えられます。著作権の観点から特定年度の設問例は記載していませんが、志望理由書の作成として広く推奨されている組み立てを紹介します。
- なぜ法学に関心を持ったのか: これまでの学び・仕事・経験の中で、法学的な問題意識を持つに至った具体的なきっかけを書きます。抽象的な憧れではなく、エピソードにもとづく説得力が重要です。
- なぜ早稲田大学法学部でなければならないのか: 他大学ではなく早稲田大学を選ぶ理由を、カリキュラムや研究環境など具体的な要素と結びつけて説明します。
- これまでの学業成績・社会経験をどう活かすか: 大学が「学業成績」「社会経験」も総合評価すると明言しているため、これまでの学びや職務経験が入学後の学習にどうつながるかを論理的に接続します。
- 入学後に何を学び、卒業後にどう活かすのか: 学修計画とキャリアの方向性を示し、志望動機に一貫性を持たせます。
書き上げたら、必ず第三者に読んでもらいましょう。自分では自然に見える論理展開でも、初めて読む人には飛躍や説明不足に映ることがあります。可能であれば、大学の教員やキャリア関連の専門家など、文章の論理性を客観的に評価できる相手に見てもらうのが効果的です。
二次試験対策:面接に向けて
面接に進めるのは一次(書類審査)を通過した人だけです。公式に確認できているのは「面接」という形式のみで、質問内容の詳細はオンライン編入学院の情報の範囲では確認できていません。したがって特定の質問を想定した対策ではなく、次の2点を軸に準備するのが現実的です。
- ステートメントの内容を口頭で一貫して説明できるようにする: 面接では提出したステートメントの内容にもとづいた質問がされると想定されます。書いた内容を丸暗記するのではなく、自分の言葉で背景から結論まで説明できるように練習します。
- 法学・時事問題への関心を日常的に深めておく: 学力試験がない分、法学に関する基礎的な関心や、社会的な出来事に対する自分なりの見解を、日頃から言語化する習慣をつけておくと、当日の受け答えに厚みが出ます。
面接の具体的な傾向や過去の質問例が気になる場合は、大学の入試担当窓口に問い合わせるか、出願前に公式サイトで公開される情報を確認してください。
併願・代替ルートを考える
早稲田大学法学部の学士入学試験は、学士取得者のみを対象とした少数選抜です。そのため、まだ学士を持っていない短期大学生・高専生・大学1〜2年生がこの試験だけを目指すのはリスクが高い選択になります。自分の状況に応じて、次のような考え方を検討してください。
- すでに学士を持っている、または2027年3月に卒業見込みの人: 学士入学試験が出願できる唯一の道です。ただし募集人員が「若干名」の少数選抜であることを踏まえ、他大学の学士入学・大学院進学など、複数の選択肢を並行して検討しておくと安心です。
- 短期大学・高専・大学1〜2年生で、まだ学士がない人: 早稲田大学法学部への出願資格を満たさないため、3年次編入学を実施している他大学の法学部を検討するのが現実的です。試験科目・出願資格は大学ごとに異なるため、複数校を比較して併願先を選ぶのが一般的な進め方です。
- すでに早稲田大学の別の学部に在学中の人: 学士入学試験とは別枠で「転部入学試験」が設けられていますが、対象は早稲田大学の在学生に限られ、出願資格・選考方法は学士入学試験と異なります。詳細は早稲田大学の入学センターまたは法学部の入試情報ページで確認してください。
3年次編入学を実施している法学部を知りたい場合は、記事末尾の関連記事にある他大学法学部の解説や、法学部の編入難易度をまとめたランキング記事もあわせて参考にしてください。
よくある質問
早稲田大学法学部に3年次編入学制度はありますか?
ありません。早稲田大学法学部は公式サイトで「編入学・社会人入学試験制度は設けておりません」と明記しており、入学センターの募集一覧でも法学部は学士入学試験のみを実施し、三年次編入試験は実施していません。短期大学や他大学在学中の単位をもとに出願する一般的な「3年次編入学」を探している場合、この学部は対象外になる点にまず注意してください。
早稲田大学法学部の学士入学試験の出願資格は?
学士の学位をすでに有する者、または2027年3月に取得見込みの者が対象です。つまり4年制大学を卒業済み、または卒業見込みであることが前提で、短期大学卒業や大学在学中(卒業前)の単位修得だけでは出願できません。合格すると第3年次に編入し、修業年限は2年、在学できる期間は休学・留学等を除いて4年です。
学力試験(筆記試験)はありますか?
ありません。一次試験は書類審査で、ステートメント(約1,500字の志望理由書)・学部の学業成績・社会経験などを総合的に評価します。一次試験を通過した人だけが二次試験の面接に進む、書類+面接の2段階選抜です。
ステートメントはどのくらいの分量で、何を書けばよいですか?
大学が示す分量の目安は約1,500字です。大学が総合的に評価すると説明している「学業成績」「社会経験」と一貫性を持たせながら、なぜ法学部を志望するのか、なぜ早稲田大学でなければならないのか、これまでの学びや経験を入学後の学びにどう活かすのかを、具体的なエピソードとともに整理して書くのが基本です。書いた後は第三者に読んでもらい、論理の飛躍や説明不足がないかを確認してもらうことをおすすめします。
早稲田大学法学部の学士入学試験の倍率はどのくらいですか?
志願者数・合格者数など倍率の算出に必要な公式データは、2026年8月時点で確認できていません。募集人員が「若干名」とされる少数選抜であることは公式に示されていますが、倍率そのものは大学非公表のため、本記事では実数を記載していません。確認でき次第、本記事を更新します。
2027年度(2027年4月入学)の出願期間と試験日はいつですか?
早稲田大学法学部の公式サイトによると、出願期間は2026年12月10日(木)〜12月16日(水)、一次(書類審査)合格発表は2027年2月4日(木)、二次試験(面接)は2027年2月26日(金)、最終合格発表は2027年3月4日(木)です。日程は年度により変わることがあるため、出願前には必ず大学公式の最新の募集要項で確認してください。
検定料や登録料はいくらですか?
入学検定料は30,000円です。合格後の登録料は200,000円ですが、早稲田大学の卒業者・退学者はこの登録料が免除されます。金額は年度により変わる可能性があるため、出願年度の募集要項で最終確認してください。
学士がまだない場合、早稲田大学法学部を目指す方法はありますか?
学士入学試験は学士取得者(取得見込み含む)専用のため、短期大学や他大学在学中で学士がまだない人はこのルートに出願できません。早稲田大学に在学中で学部を移りたい場合は別枠の転部入学試験がありますが、対象は早稲田大学の在学生に限られます。学士がまだない状態で法学部への編入学を目指す場合は、3年次編入学を実施している他大学の法学部を検討するのが現実的な選択肢です。
早稲田大学の他学部にも学士入学試験はありますか?
2027年度入学試験では、法学部のほか教育学部・文学部・基幹理工学部・創造理工学部・先進理工学部が学士入学試験を実施しています。このうち三年次編入試験も実施しているのは基幹理工学部のみですが、2027年度入学試験を最後に三年次編入学試験の募集を停止する予定です。これら以外の学部は2027年度入学試験の募集を行っていません。
まとめ
早稲田大学法学部が実施しているのは、一般的な3年次編入学ではなく、学士取得者(取得見込み含む)を対象にした学士入学試験です。学力試験はなく、ステートメントを中心とした書類審査と面接の2段階で合否が決まります。2027年度の出願は2026年12月10日〜16日、面接は2027年2月26日というスケジュールのため、まずは出願資格を満たしているかを確認し、満たしているなら早めにステートメントの構成づくりから始めてください。学士がまだない場合は、3年次編入学を実施している他大学の法学部もあわせて検討することをおすすめします。
この記事について
監修: オンライン編入学院(株式会社BearBee)
本記事は、2年連続合格者数No.1※の大学編入予備校オンライン編入学院が監修しています。試験概要は大学が公表する募集要項をもとに毎年度確認し、出題傾向はオンライン編入学院の過去問分析に、合格者の声はオンライン編入学院に寄せられた合格体験談・試験直後アンケートにもとづいています。
※調査対象期間:2024/4〜2026/3 TPCマーケティングリサーチ(株)調べ
最終更新: 2026年8月5日

