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関西大学商学部

関西大学 商学部 編入の合格体験記|しげさん・英語から専門へ、9か月の積み上げ

編入総研 編集部 / 更新日: 2026-08-08​‌​​​​​​‌‌​​​​‌‌‌‌​‌‌​​​​​‌​​‌​‌

結論:出題形式が似た2校に絞り、英語→マーケ→経営学の順に重心を移した

留学の出願を済ませた3日後、ネットニュースで編入という選択肢を知り、その場で進路を切り替えた方です。大学受験を途中で諦めたモヤモヤが入学後も消えないままだったといいます。経営学を専門的に学びたいという軸で神戸大学を第一志望に据え、出題形式が似ていて対策を共有できる関西大学 商学部を併願先に選びました。

対策は2024年3月から11月の本番まで。前半はTOEICに集中し、4月の初受験815点から7月の910点まで押し上げて英語を打ち切ります。6月にマーケティング、7月に経営学へと科目を足していき、1日の学習時間は3月の4時間から10月には12時間まで伸びました。関西大学の過去問は取り寄せた直近1年分を前日に解き、基礎事項の徹底に絞ると決めています。

私立大学(文系)前籍
3.67前籍GPA
2校受験した大学
9か月対策にかけた期間
前籍私立大学(文系)
入学年2025年4月 入学
編入年次3年次
受験年度2025年度入学

この記事で分かること

  • 留学の出願直後に編入へ切り替えた経緯と、志望校の選び方
  • 神戸大学と関西大学を併願した結果と、当時の倍率
  • TOEICを先に仕上げてから専門科目へ移した月ごとの配分
  • 経営学・マーケティングで使った教材と、Wordでの整理術
  • 試験当日の注意点と、編入後に気づいた単位認定の落とし穴

なぜ編入を目指したのか

もともと大学受験が思うようにいかず、入学後もそのモヤモヤが消えないままでした。その中で、自分が納得できる進路を模索していたとき、偶然ネットニュースで編入という選択肢を知りました。 実はその3日前には留学の出願もしていましたが、「今の環境から抜け出したい」「自分で納得できる道を選びたい」という気持ちが強まり、その記事を読んだ瞬間に編入を決意しました。

志望校を選んだ決め手

経営学を専門的に学びたいと考えており、神戸大学は経営学部としての知名度や研究実績が高い点に魅力を感じました。また、関西大学は神戸大学と出題形式が似ており、対策を効率的に進められることから併願しやすいと考え、志望校として選びました。

編入を周りに伝えた時の反応

伝えた相手: 家族 / 伝えた時期: 試験の半年〜1年前

最初に伝えたのは母でした。私が大学受験を途中で諦めたことを知っていたこともあり、「今度は最後までやり切るなら応援する」と条件付きで背中を押してくれました。 一方で、父と姉は最初「どうして編入するの?」と疑問を持っており、戸惑っている様子でした。しかし、私が受験に対してどうしても諦めきれなかった気持ちや、自分の納得できる進路を選びたいという思いを正直に伝えると、最終的には「そこまで言うなら頑張りな」と理解してくれました。

受験した大学とその結果

この合格者が実際に出願した大学です。編入試験は日程も科目も大学ごとにばらばらなので、どこをどう組み合わせたかは志望校選びの参考になります。

結果大学・学部編入年次試験区分受験者数倍率
不合格神戸大学 経営学部 経営学科3年次1005.0倍
合格(入学)関西大学 商学部 商学科3年次204.0倍

受験者数・倍率は、この合格者が試験当日に見聞きした記憶にもとづく数値です。大学が公表している数字とは異なる場合があります。出願前には必ず各大学の学生募集要項で確認してください。

合格までの学習計画

私が編入試験対策を始めたのは 2024年3月 、本番の試験は 2024年11月 でした。

時期別の1日の学習時間

平日と休日それぞれ、1日に何時間やっていたかです。棒の長さは平日・休日を通して同じ目盛りで比べられます。

平日

開始期
4h
中期
10h
直前期
12h

休日

開始期
7h
中期
10h
直前期
12h

1日あたりの学習時間の推移

月ごとの、1日あたりの学習時間です。どの時期にどれだけ積み上げたのかが分かります。

2024年3月
4h
2024年4月
6h
2024年5月
7.5h
2024年6月
7.5h
2024年7月
8h
2024年8月
10h
2024年9月
11h
2024年10月
12h
2024年11月
10.5h

月ごとの学習の中身

  • 2024年3月

    主な科目: TOEIC / 気持ちの状態 3/5

    主に金のフレーズとでる1000に取り組みました。金フレは毎日周回し、重要単語を見た瞬間に意味が出てくる状態を目指しました。でる1000も並行して進め、文法問題の解き方を固めました。基礎的な語彙と文法の土台をこの時期に集中して身につけました。

  • 2024年4月

    主な科目: TOEIC / 気持ちの状態 4/5

    金のフレーズとでる1000を毎日継続して取り組み、語彙と文法の基礎固めを行いました。 また、週に1回は模試形式で演習を行い、本番を意識した練習を継続していました。その結果、初めて受験したTOEICで815点を取得することができ、基礎力の定着を実感しました。

  • 2024年5月

    主な科目: TOEIC / 気持ちの状態 5/5

    週2回のペースで模試を解き、本番形式への対応力を強化しました。加えて、金のフレーズは基本語彙をほぼ習得できていたため、派生語や関連表現の暗記に重点を移しました。でる1000も継続し、語彙と文法の精度をさらに高めました。その結果、TOEICで845点を取得しました。

  • 2024年6月

    主な科目: TOEIC, マーケティング / 気持ちの状態 4/5

    TOEICで830点と前回よりスコアが下がり、かなり落ち込みましたが、その分危機感を持って勉強に取り組むようになりました。模試演習や語彙・文法の復習をこれまで以上に丁寧に行いました。また、この時期からマーケティングの動画講義の視聴も始め、基礎理解を固めることに取り組みました。

  • 2024年7月

    主な科目: TOEIC, マーケティング / 気持ちの状態 5/5

    TOEICで910点を取得し、英語の学習からマーケティングへと軸足を移しました。この時期から本格的にテキストを読み始め、重要な内容はWordにまとめて整理するようにしました。単に読むだけでなく、自分の言葉でまとめることで理解を深めることを意識していました。

  • 2024年8月

    主な科目: マーケティング, 経営学 / 気持ちの状態 4/5

    マーケティングでは論述対策を本格的に始め、答案を書いて添削を受けながら改善を重ねていました。一方で、この時期から経営学の学習にも着手し、テキストを読みながら重要事項をWordにまとめて整理していました。

  • 2024年9月

    主な科目: マーケティング, 経営学 / 気持ちの状態 1/5

    この時期から、マーケティング・経営学ともに論述対策へと移行しました。答案作成と添削を繰り返しながら、知識のインプットだけでなく、アウトプットの精度を高めることを意識して取り組みました。

  • 2024年10月

    主な科目: マーケティング, 経営学 / 気持ちの状態 2/5

    作成した論述答案を見直し、内容を暗記することで知識の定着を図りました。あわせて演習問題にも継続的に取り組み、アウトプットの精度を高めることを意識して学習を進めました。

  • 2024年11月

    主な科目: マーケティング, 経営学 / 気持ちの状態 3/5

    過去問には一部取り組み、出題傾向の確認を行いました。その上で、解いた問題の復習に重点を置き、理解が不十分な部分を中心に見直しを進めました。

勉強場所と環境

普段は大学の図書館で勉強していました。授業が終わるとすぐに向かい、22時の閉館時間まで集中して取り組んでいました。自分は飽きやすいタイプなので、同じ図書館内でも毎日座る場所を変えることで、集中力を維持していました。 一方で、直前期は移動時間も惜しかったため、自宅で勉強するようにしていました。自分の部屋やリビングなど、その日の気分に合わせて場所を変えることで、集中が切れないよう工夫していました。場所を固定しすぎず、環境に変化をつけることが自分には合っていたと感じています。

スランプとメンタル回復

経営学の学習開始が遅れ、内容も膨大だったため、9月頃まで基礎分野の理解に時間を取られていました。試験日が近づく中で「このままでは落ちるのではないか」と初めて強い不安を感じるようになりました。もともと「落ちたら終わり」という思いで勉強していたこともあり、不安が積み重なってしまい、夜も眠れない状態が続きました。 そんな中で、長文のメッセージを送った後に送信を削除していたところ、学院のスタッフがその様子に気づいてくださり、すぐに面談を組んでくれました。また、コーチにも相談し、自分の状況や気持ちを言葉にして整理しました。 その結果、「今やるべきこと」が明確になり、少しずつ冷静さを取り戻すことができました。人に話を聞いてもらい、方向性を整理できたことが、回復の大きなきっかけだったと感じています。

科目ごとの対策と使った教材

科目ごとに、どの時期に何を使って、どう進めたかです。

TOEIC

2024年3月 〜 2024-7

TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問の表紙

TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問 4周

一日100問を目安に問題を解き、間違えた問題には印をつけて管理していました。 2〜3周繰り返す中で、毎回同じ問題や同じ分野で間違える傾向が見えてきたため、その単元を重点的に復習しました。一方で、複数回解いても確実に正解できる問題については再度解かないと決め、苦手分野に時間を集中させることで、効率的に学習を進めていました。

公式TOEIC Listening & Reading 問題集 11の表紙

公式TOEIC Listening & Reading 問題集 11 2周

本番を意識し、少なくとも週に一度は時間を計って演習を行い、試験の感覚を維持するよう心がけていました。

TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズの表紙

TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ 6回以上

初めの1ヶ月は単語帳に慣れることを優先し、1日1周のペースで取り組んでいました。単語を見た瞬間に意味が思い出せる状態を目指し、反復を重ねました。ある程度定着してからは、右ページにある関連語や派生語もあわせて覚えるようにし、語彙の幅を広げました。また、移動中には例文付きの音源を流し、耳からもインプットすることで、記憶の定着を図っていました。

TOEICテスト新形式精選模試リーディング 3周

公式問題集と同様の使い方で演習を行い、約5回分の問題を通して不足している部分を補っていました。難易度が高いため、間違えた問題については特に丁寧に復習することを意識していました。リーディングでは、本文の文構造をすべて把握できるまで分析を行い、曖昧な理解を残さないよう徹底して取り組んでいました。

TOEICテスト新形式精選模試リスニング 3周

リスニングでは、間違えた問題について「なぜ間違えたのか」を具体的に書き出し、原因を明確にした上で、それが解消されるまで繰り返し取り組みました。また、移動中には音源を聞きながら内容を頭の中で再現し、実際に問題を解いているつもりでトレーニングを行っていました。

TOEIC L&R TEST 990点獲得 最強Part7模試の表紙

TOEIC L&R TEST 990点獲得 最強Part7模試 1周

特にPart7が弱点だったため、その克服を意識して演習と復習を重ねていました。 難易度がかなり高いので、復習に多くの時間を費やしました。

My単語帳 6回以上

「My単語帳」というアプリを活用し、自分専用の単語帳を作成していました。このアプリではクイズ形式で復習もできるため、効率的に学習を進めることができました。単語は教科書ごとに整理し、どこで出てきたものかを記録していました。特に、間違えた単語や意味が曖昧だった単語を中心に登録し、重点的に復習することで、語彙の定着を図っていました。

マーケティング論

2024年6月 〜 2024年11月

ゼミナールマーケティング入門の表紙

ゼミナールマーケティング入門 6回以上

重要な単語についてはWordにまとめ直し、定義・具体例・メリット・デメリット・まとめまで一緒に整理していました。単なる暗記にとどまらず、内容理解まで深めることを意識していました。また、作成したWordファイルは自動読み上げ機能を活用し、移動中や歩いている時間に音声で確認することで、効率よく復習していました。

経営学

2024年7月 〜 2024年11月

テキスト経営学の表紙

テキスト経営学 6回以上

ゼミナールマーケティング入門と同じように、重要単語をWordにまとめていました。

経営学入門キーコンセプトの表紙

経営学入門キーコンセプト 1周

使用していたテキスト経営学と内容はほぼ重複していましたが、掲載されていない重要事項についてはWordに整理して補完していました。

世界標準の経営理論の表紙

世界標準の経営理論 1周

量が多すぎて一周するのがやっとでした。内容も結構発展的だったので、何回も回すというよりは、一度読んでしっかり理解することを優先して使っていました。

経営組織論 3周

組織論が特に苦手だったので、まずはしっかり読んで理解することを意識していました。その上で、重要なポイントはWordにまとめて、自分なりに整理しながら覚えていきました。

経営組織入門の表紙

経営組織入門 3周

経営組織論と内容はほとんど重複していましたが、新しく出てくる用語もあったため、そういったものはその都度Wordに追加して整理していました。

動画 6回以上

動画講義は、いきなりテキストに入るのではなく、まず基礎や全体像をつかむために活用していました。本だけでは理解が難しい部分も多かったため、動画で土台を作ってからテキストに進むことを意識していました。

過去問対策(入手・分析・周回)

関西大学の過去問は取り寄せで入手し、直近1年分のみを試験前日に解きました。 出題傾向を把握する目的で活用しました。実際に解いてみると、基礎的な内容が中心であると感じたため、発展的な分野に手を広げるのではなく、基礎事項の徹底に絞って対策を行いました。

英語のスコアをどう上げたか

受験で利用した英語試験は TOEIC L&R です。以下、それぞれのスコア推移です。

TOEIC L&Rのスコア推移

7808008208408608809009209402024年04月・815点2024年05月・845点2024年06月・830点2024年06月・855点2024年07月・提出・910点

点をタップすると受験時期とスコアが表示されます。

受験時期の一覧を開く

2024年04月 815点 → 2024年05月 845点 → 2024年06月 830点 → 2024年06月 855点 → 2024年07月 910点(提出)

試験当日はどうだったか

当日の時間の流れと、会場で感じたことです。

神戸大学 経営学部 経営学科

当日の受験者数席はほとんど埋まっていた気がする
当日の気づきキャンパスが山の上にあるため、バスの利用をおすすめします。また、試験会場に時計が設置されていない場合もあるため、腕時計を持参しておくと安心です。

受験にかかった費用

編入試験対策にかかった費用の内訳です。これから編入を目指す後輩の、予算の参考になれば嬉しいです。

項目金額
① 教材・書籍代¥37,000
② 対策指導費¥490,900
③ 試験関連費¥39,050
④ 出願関連費¥73,000
⑤ 当日関連費¥75,000
合計¥714,950

編入したあとの生活

差分: −10単位 (認定率 84% )

単位はどれくらい認定されたか

64単位編入前の取得単位
54単位認定された単位
10単位認定されなかった単位
84%認定された割合

認定された 54単位(84%)認定されなかった 10単位(16%)

編入前に取得した64単位のうち、編入先に引き継がれたのは54単位です。残りの10単位は認定されず、編入先の卒業要件には算入されません(同じ数だけ取り直すという意味ではありません)。

ぽにょさんが編入したあとに分かったこと

単位認定でもっとこうしておけばよかったこと

編入を決める前に不安だったこと、入学後の実際

編入後の就職活動の状況

単位認定でどこを詰めておくべきだったか、入学前の不安が実際どうだったか、就職活動はどう動いているか。入ってからでは取り返しがつかない話です。無料相談では、志望校や現在の状況をうかがったうえで、口頭でお伝えできる範囲でご案内します。資料のお渡しは受講生の方に限らせていただいています。

無料相談で編入後の話を聞く

ボタンを押すとオンライン編入学院の公式LINEが開きます。編入は入って終わりではありません。入学後の単位と時間割は、出願先を決める段階で効いてきます。

編入前の自分へ

後悔しないように、今できる勉強を全力でやり切ることが大事だと思います。勉強している間は本当にしんどいですが、振り返ってみると人生で一番勉強していた時間だったと感じますし、その経験は今にも確実に生きています。
私は第一志望の神戸大学には不合格でしたが、それでも全力で取り組んだため、悔しさはあっても後悔はありませんでした。また、第二志望の関西大学では自分の学びたかった学問に出会うことができ、現在はイギリスの大学院への進学を目指しています。だからこそ、結果だけにとらわれず、その過程を大切にしてほしいと思います。

— ぽにょさん(関西大学 商学部)

この記事について

監修: オンライン編入学院(株式会社BearBee)

本記事は、2年連続合格者数No.1※の大学編入予備校オンライン編入学院が監修しています。本文は、合格者本人が回答した編入体験アンケートをもとに構成し、公開について本人の同意を得ています。氏名・連絡先は掲載していません。

※調査対象期間:2024/4〜2026/3 TPCマーケティングリサーチ(株)調べ

最終更新: 2026-08-08

この合格者が使った参考書

本文に出てきた教材のうち、編入総研にレビューがあるものです。各カードをタップすると、中身・使いどころ・つまずきやすい箇所をまとめた記事に移動します。

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