東北大学 工学部 編入の合格体験記|TKさん・高専から化学・バイオ工学科へ
結論:自分が積んできた化学で勝負できる試験制度の大学を選んだ
高等専門学校から、東北大学 工学部 化学・バイオ工学科へ進んだ方の記録です。高専3年のころに専門的な化学を学び始めて面白さを知り、将来は研究職に就きたいと考えるようになりました。ただ高専の卒業時に得られるのは準学士で、研究者を目指すなら修士・博士が要ります。そこで編入を決め、有機化学や無機化学の研究室が充実していること、そして化学と数学という自分が積んできた科目で勝負できる試験制度であることを理由に、この大学を選びました。
対策は2024年1月から本番の6月までの半年です。前半は演習書をひたすら回す時期で、有機化学演習と無機化学演習を各3周、編入数学徹底研究を2周、物理化学は化学熱力学の参考書を2周。4月から過去問に重心を移すと最初は6割しか取れませんでしたが、月末には7〜8割まで上がりました。5月からは志望動機を固めて友人と面接練習、6月は過去問の2周目と口頭試問の練習です。3月から5月は1日9時間。併願した1校にも合格し、辞退しています。
| 合格校 | 東北大学 工学部 化学・バイオ工学科 |
|---|---|
| 前籍 | 高等専門学校 |
| 前籍の学部・学科 | 化学・バイオ工学科 |
| 入学年 | 2025年4月 入学 |
| 編入年次 | 3年次 |
| 受験年度 | 2025年度入学 |
この記事で分かること
- 研究職を目指すために編入を選び、東北大学 工学部に決めるまで
- 出願した2校と、その結果・当日の受験者数
- 演習書を回す前半と、過去問に移る後半という半年の組み立て
- 有機・無機・物理化学と数学で使った教材と、周回した回数
- 面接と口頭試問だけで進む当日の流れと、待ち時間の長さ
なぜ編入を目指したのか
高専は5年制の学校であり、早い段階から専門科目を学ぶカリキュラムが組まれている。私は高専3年次ごろから専門的な化学を学び始め、学ぶ楽しさを知るうちに、将来は研究職に就きたいと考えるようになった。しかし、高専卒業時に得られる学位は準学士であり、研究者になるという目標を実現するためには、修士号や博士号の取得が必要だった。そこで、より専門的な学びたいという思いから大学への編入を決意し、編入試験に向けた勉強を始めた。
志望校を選んだ決め手
高い教育、研究水準を有していることに加え、自分が興味を持つ有機化学や無機化学を専門とする研究室が充実していたためでです。また、編入学試験では化学や数学といった自分が力を入れて学んできた科目で実力を発揮しやすい試験制度であったことも志望理由の一つです。
編入を周りに伝えた時の反応
伝えた相手: 家族・友人・大学・学校の先生・先輩・後輩 / 伝えた時期: 試験の半年〜1年前
父、母は共に応援してくれました。友人は「お前なら受かる。大丈夫だ」と後押ししてくれました。
受験した大学とその結果
この合格者が実際に出願した大学です。編入試験は日程も科目も大学ごとにばらばらなので、どこをどう組み合わせたかは志望校選びの参考になります。
| 結果 | 大学・学部 | 編入年次 | 試験区分 | 受験者数 | 倍率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 合格(辞退) | 広島大学 工学部 第三類 | 3年次 | 一般編入 | 30 | 3.0倍 |
| 合格(入学) | 東北大学 工学部 化学・バイオ工学科 | 3年次 | 推薦編入 | 5 | 1.7倍 |
受験者数・倍率は、この合格者が試験当日に見聞きした記憶にもとづく数値です。大学が公表している数字とは異なる場合があります。出願前には必ず各大学の学生募集要項で確認してください。
合格までの学習計画
私が編入試験対策を始めたのは 2024年1月 、本番の試験は 2024年6月 でした。
時期別の1日の学習時間
平日と休日それぞれ、1日に何時間やっていたかです。棒の長さは平日・休日を通して同じ目盛りで比べられます。
平日
休日
1日あたりの学習時間の推移
月ごとの、1日あたりの学習時間です。どの時期にどれだけ積み上げたのかが分かります。
月ごとの学習の中身
- 2024年1月
主な科目: 化学 / 気持ちの状態 5/5
有機化学演習を半周し、内容を確実に覚えた。高専でのテストなどもあったため、あまり編入勉強はできていなかった。
- 2024年2月
主な科目: 数学, 化学 / 気持ちの状態 5/5
有機化学演習を1周終わらせ、無機化学演習を半周ほど終わらせた。また、編入数学徹底研究を半周ほど終わらせた。
- 2024年3月
主な科目: 数学, 化学 / 気持ちの状態 5/5
無機化学演習を1周終わらせ、有機化学演習、無機化学演習ともに2周目に突入した。編入数学徹底研究は1周終わらせた。
- 2024年4月
主な科目: 数学, 化学 / 気持ちの状態 4/5
過去問を重点的にやり始めた。最初は6割程度しか取れず焦っていたが、4月末には7,8割ほど取れるようになった。物理化学に関しては、「化学熱力学」の参考書を用いながら様々な大学の過去問で勉強をした。過去問に飽きた時には、有機化学演習や無機化学演習をやっていた。
- 2024年5月
主な科目: 志望理由書, 面接/口頭試問 / 気持ちの状態 4/5
志望動機を考えたり、友人と面接練習をしたりしていた。また、様々な大学の過去問を解いていた。基本的に8割ほどは解けるようになっていた。
- 2024年6月
主な科目: 面接/口頭試問, 化学 / 気持ちの状態 4/5
試験前だったため、過去問の2周目を解いていた。また、面接練習や口頭試問対策を高専の先生と行っていた。
勉強場所と環境
平日は高専の自分の所属する研究室で勉強していた。わからないことがあれば先生にすぐに質問できるため、平日は基本的に研究室で勉強していた。自分は家ではあまり勉強に集中できないため、休日はバイト先の塾の自習室をお借りして勉強していた。
スランプとメンタル回復
メンタルが落ちたのは4,5月くらい。友人達の就職や編入が決まり出していった。進路がまだ決まっていない自分にとってはとても不安になった。自分だけが取り残されている気分になっていた。しかし、一緒に編入試験を目指して勉強していた友人がいてくれたため、最後まで頑張ることができた
科目ごとの対策と使った教材
科目ごとに、どの時期に何を使って、どう進めたかです。
数学
2024年1月 〜 2024年4月
編入数学徹底研究 2周
選んだ基準: かなり難易度が高めの問題集で、過去の編入試験の問題が掲載されている。
受験大学の試験の傾向から必要な分野を集中的に勉強した。非常に難しい問題が多いため、わからない問題がたくさんあったが、落ち込まずに解説を読んで理解することを意識した。
化学
2023年12月 〜 2024年6月
無機化学演習 大学院入試問題を中心に 3周
選んだ基準: 先輩に勧められた。
無機化学も覚えることが多いため、とにかく何周もやること。
化学熱力学 原田義也 2周
選んだ基準: 先輩に勧められた。
少し内容が難しいが、公式の導出や物理量の意味などが詳しく載っている。それらを覚えるように意識しながら使うと良い。
過去問対策(入手・分析・周回)
広島大学の編入試験の過去問は、広島大学のホームページに3年分のみ載っている。そこから入手し、対策した。模範解答はなかったため、他大学の編入を目指していた友人などに解いてもらい、自分達で解答を作成していた。また、様々な問題に触れることがとても成長になると考え、たくさんの大学の過去問を用いて勉強をしていた。
振り返ってみて、これもやっておけばよかった
物理化学の分野には苦手意識があったにも関わらず、他の科目と同じような量しか勉強していなかった。苦手科目は他教科より重点的にやるべきだった。
英語のスコアをどう上げたか
受験で利用した英語試験は TOEIC L&R です。以下、それぞれのスコア推移です。
TOEIC L&Rのスコア
| 2023年7月 | 745 提出 |
|---|
試験当日はどうだったか
当日の時間の流れと、会場で感じたことです。
広島大学 工学部 第三類
| 当日の受験者数 | 約30名 |
|---|---|
| 試験時間の構成 | 10:00〜11:30 筆記試験(数学と化学) 11:30〜13:00 昼休憩 13:00〜14:00 面接 14:00 帰宅 |
| 当日の気づき | 広島大学は最寄駅からバスを使わないといけない距離だった。 昼食は持って行ったほうがいいかもしれない。昼休みに色んな人と話したが、高専からの編入が圧倒的に多かった。 |
東北大学 工学部 化学・バイオ工学科
| 当日の受験者数 | 5名 |
|---|---|
| 試験時間の構成 | 9:00 集合、全体説明 9:30〜12:00 面接 12:00 帰宅 |
| 当日の気づき | 面接は、距離が遠い人から順に行った。待ち時間が非常に長いため、勉強道具を持っていくべきだった。 |
TKさんが東北大学の試験で実際に解いた問題
志望理由書でどのような内容を書いたか
筆記で何がどう出たか(科目ごと)
何がどう出たかが分かっているかどうかで、対策の効率はまったく変わります。無料相談では、志望校や現在の状況をうかがったうえで、口頭でお伝えできる範囲でご案内します。資料のお渡しは受講生の方に限らせていただいています。
ボタンを押すとオンライン編入学院の公式LINEが開きます。相談は無料で、志望校がまだ固まっていない段階でも大丈夫です。
受験にかかった費用
編入試験対策にかかった費用の内訳です。これから編入を目指す後輩の、予算の参考になれば嬉しいです。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| ① 教材・書籍代 | ¥15,000 |
| ② 対策指導費 | ¥0 |
| ③ 試験関連費 | ¥32,000 |
| ④ 出願関連費 | ¥60,000 |
| ⑤ 当日関連費 | ¥76,000 |
| 合計 | ¥183,000 |
編入したあとの生活
TKさんが編入したあとに分かったこと
単位認定でもっとこうしておけばよかったこと
編入を決める前に不安だったこと、入学後の実際
編入後の就職活動の状況
編入学後に気づいた貴重な情報
単位認定でどこを詰めておくべきだったか、入学前の不安が実際どうだったか、就職活動はどう動いているか。入ってからでは取り返しがつかない話です。無料相談では、志望校や現在の状況をうかがったうえで、口頭でお伝えできる範囲でご案内します。資料のお渡しは受講生の方に限らせていただいています。
ボタンを押すとオンライン編入学院の公式LINEが開きます。編入は入って終わりではありません。入学後の単位と時間割は、出願先を決める段階で効いてきます。
編入前の自分へ
編入後の大学生活はとても楽しい。だから、不安はたくさんあるだろうけど、諦めずに最後までやりきってほしい。
— TKさん(東北大学 工学部)
この記事について
監修: オンライン編入学院(株式会社BearBee)
本記事は、2年連続合格者数No.1※の大学編入予備校オンライン編入学院が監修しています。本文は、合格者本人が回答した編入体験アンケートをもとに構成し、公開について本人の同意を得ています。氏名・連絡先は掲載していません。
※調査対象期間:2024/4〜2026/3 TPCマーケティングリサーチ(株)調べ
最終更新: 2026-08-08
この合格者が使った参考書
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