神奈川大学建築学部の編入|3年次はコース選択で「建築学一般」が変わる
神奈川大学建築学部の編入学試験は、2年次も3年次も「小論文100点+建築学一般100点=200点」、試験時間は120分です。英語の筆記はありません。
ただし3年次だけはコースを選んで出願し、選んだコースによって「建築学一般」の出題分野が変わります。建築学系なら構造・環境・デザインの3コース、都市生活学系ならデザイン・住生活創造・まち再生の3コース。志願票にコース番号を〇で囲んで提出するため、出願の時点で対策する分野が確定します。2年次はコース選択がなく、環境・構造・デザインの3分野からの基本的な問題です。
2027年度(2027年4月入学)の日程は、出願が2026年10月1日(木)午前9時〜10月8日(木)消印有効、試験日が2026年11月1日(日)/横浜キャンパス、合格発表が11月6日(金)午後1時です。この記事では、コースごとの試験科目、大学が公表している入試結果の実数、建築学部だけ扱いが違う単位認定、そして社会人編入学試験までを、募集要項の原本にもとづいて整理します。
この記事で分かること
- 3年次はコースごとに「建築学一般」の出題分野が違うこと(出願時に確定)
- 2年次と3年次の両方で募集があり、年次を選んで出願できること
- 大学が公表している2026年度の志願者・受験者・合格者の実数
- 建築学部だけ単位認定が「個別科目認定」であること
- 社会人経験3年以上なら、90分・100点の別ルートがあること
出願資格は大学ごとに条件が細かく分かれます。短大・高専・専門学校・大学在学中で扱いが変わり、英語資格が要る大学もあります。自分が出願できるかどうかは、条件を1つずつ突き合わせないと分かりません。
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結論:2027年度の要点
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 募集単位 | 建築学科(建築学系)/建築学科(都市生活学系) |
| 入学年次 | 2年次・3年次のどちらも募集あり |
| 募集人員 | 若干名(全学部・全学科共通) |
| 出願期間 | 2026年10月1日(木)午前9時〜10月8日(木)消印有効。インターネット出願+郵送 |
| 試験日・試験場 | 2026年11月1日(日)/横浜キャンパス |
| 試験時間 | 集合9:10/学力試験9:30〜/面接試験13:30〜 |
| 試験科目・配点 | 小論文100点+建築学一般100点=200点(120分)。英語の筆記はなし |
| 選考方法 | 学力試験および面接試験の総合評価。面接の配点は要項に記載がありません |
| 合格発表 | 2026年11月6日(金)午後1時 |
| 入学検定料 | 35,000円+サービス利用料1,100円 |
| 入学後のキャンパス | 横浜キャンパス(試験場と同じ) |
出典: 神奈川大学「2027年度 入学試験要項(編入学試験/編入学試験 英語検定有資格者/社会人編入学試験)」。年度によって変わります。出願前に必ず最新の募集要項を確認してください。
3年次はコースを選んで出願する(試験科目が変わる)
建築学部は建築学系と都市生活学系の2つの学系で募集します。両方とも2年次・3年次の募集があります。
違いが出るのは3年次です。要項の試験科目表では、3年次だけコース名まで行が分かれており、「建築学一般」の括弧内に書かれた分野がコースごとに違います。
| 学系・年次 | 試験科目(各100点) | 時間 | 総点 |
|---|---|---|---|
| 建築学系 (2年次) | 小論文/建築学一般(環境・構造・デザイン分野の基本的な問題) | 120分 | 200点 |
| 建築学系 構造コース (3年次) | 小論文/建築学一般(構造分野の基本的な問題) | 120分 | 200点 |
| 建築学系 環境コース (3年次) | 小論文/建築学一般(環境分野の基本的な問題) | 120分 | 200点 |
| 建築学系 デザインコース (3年次) | 小論文/建築学一般(デザイン分野の基本的な問題) | 120分 | 200点 |
| 都市生活学系 (2年次) | 小論文/建築学一般(環境・構造・デザイン分野の基本的な問題) | 120分 | 200点 |
| 都市生活学系 デザインコース (3年次) | 小論文/建築学一般(デザイン分野の基本的な問題) | 120分 | 200点 |
| 都市生活学系 住生活創造コース (3年次) | 小論文/建築学一般(住生活創造分野の基本的な問題) | 120分 | 200点 |
| 都市生活学系 まち再生コース (3年次) | 小論文/建築学一般(まち再生分野の基本的な問題) | 120分 | 200点 |
出典: 2027年度入学試験要項「試験科目・配点」(編入学試験)。デザインコースは建築学系・都市生活学系の両方にあり、3年次の志願先としてはそれぞれ別の行になっています。
ここが実務上いちばん重要な点です。3年次に出願するときは、志願票(A)の「志願コース」欄で、1.構造コース/2.環境コース/3.デザインコース/4.住生活創造コース/5.まち再生コースの番号を〇で囲みます。要項にも「建築学部建築学科3年次への出願の場合は志望コースに〇をつけてください」と明記されています。出願手続後の書類の変更は認められないため、コースを決めた時点で、当日解く「建築学一般」の分野も決まります。
逆に2年次はコース選択がありません。建築学系・都市生活学系のどちらも、建築学一般は「環境・構造・デザイン分野の基本的な問題」です。分野が絞られない代わりに、範囲は広く取られています。
出題の中身は公表されていない(推測で埋めない)
要項に書かれているのは、上の表の科目名・分野名・配点・時間までです。大学は「試験に関する内容、評価基準等については、公平な選抜試験実施のため、お答えできません」と要項に明記しています。問題の形式(記述か選択か、作図があるか等)は公表されていません。
そのうえで、大学は編入学試験・社会人編入学試験の過去問題を、解答および「出題の意図」とあわせて2年分公開しています。入口は公式サイトの「資料・過去問題請求」ページです。出題の意図まで公開されているため、採点で何を見ているかを一次資料から確認できます。ただし著作権の関係で問題を一部非公開としている場合があり、試験種別によっては一部実施していない学部・学科・年次があると注意書きがあります。著作権の観点から、この記事に過去問の設問そのものは記載していません。
公開ページ: 神奈川大学「資料・過去問題請求(学部入試)」の「編入学試験 過去問題」。
2026年度の入試結果(大学公表の実数)
神奈川大学は編入学試験の結果を学部・学科・志望年次ごとに公表しています。2026年度(2026年4月入学=2025年秋実施)の建築学部は次のとおりです。
| 学科・志望年次 | 志願者 | 受験者 | 合格者 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 建築学科 建築学系(2年次) | 0 | 0 | 0 | — |
| 建築学科 建築学系(3年次) | 7 | 7 | 1 | (1) |
| 建築学科 都市生活学系(2年次) | 0 | 0 | 0 | — |
| 建築学科 都市生活学系(3年次) | 1 | 0 | 0 | — |
| 建築学部 小計 | 8 | 7 | 1 | (1) |
出典: 神奈川大学「入試結果(2026年度・学部入学試験)」の「その他の入試」内、編入学試験の表。列の見出しは志望年次/志願者数/受験者数/合格者数/備考で、備考欄の( )内は「3年次志願者で2年次合格者数」と表に注記されています。年度表記は入学年度です。
読み取れることは2つです。
- 志願は3年次に集中しています。2年次は建築学系・都市生活学系とも志願者0名でした。2年次の募集枠は実際に開いています
- 備考の(1)は、3年次に出願した人が2年次で合格になった件数です。建築学部で実際に1件発生しています(後述)
この数字から倍率は計算しません。もっとも母数の大きい建築学系3年次でも受験者7名で、他の3区分は合格者0名です。1桁の母数で倍率を出すと、年度ごとの偶然の揺れを難易度のように見せてしまいます。ここで確認しておくべきなのは、「志願者そのものが少ない入試であり、募集人員が若干名である以上、合格数も年度によって大きく動く」という性質のほうです。
3年次に出願しても2年次で合格になることがある
要項に、次の制度が明記されています。
「3年次への出願者は、単位修得状況および選考結果により、2年次に合格させることがあります。ただし、2年次の募集がない学科等においては、この制度を適用しません」
建築学部は2年次も募集しているため、この制度の適用対象です。実際に2026年度の入試結果では、建築学系3年次の合格1名が備考(1)=3年次志願者で2年次合格でした。大学全体でも同年度に5名がこの扱いになっています。
3年次で出願する人は、2年次合格になった場合の卒業年度(1年延びる)と学費まで想定に入れて出願を決める必要があります。単位修得状況が判断材料になるため、面接では自分の履修状況を説明できる状態にしておくのが実務的な備えです。
出願資格と必要単位
建築学部の出願資格は全学部共通です(外国語学部英語英文学科GECプログラム3年次のみ別基準)。次の1〜10のいずれかを満たせば出願できます。
- 日本の大学(通信教育課程を含む)を卒業、または2027年3月卒業見込み
- 学位授与機構から学士の学位を授与された、または2027年3月までに授与見込み
- 日本の短期大学(通信を含む)を卒業、または卒業見込み
- 日本の高等専門学校を卒業、または卒業見込み
- 日本の大学に2年以上在学(見込み含む)し、教職課程等の資格科目を除き62単位以上取得(2027年3月までの取得見込みを含む)
- 日本の専修学校専門課程(修業年限2年以上かつ総授業時間数1,700時間以上)を卒業、または卒業見込み(学校教育法第90条の大学入学資格を有する者に限る)
- 日本の大学に1年以上在学(見込み含む)し、教職課程等の資格科目を除き31単位以上取得。これは2年次への出願に限ります
- 外国において14年以上の課程を修了、または修了見込み(事前に入試センターへ問い合わせが必要)
- 日本の高等学校の専攻科を修了、または修了見込み(事前に入試センターへ問い合わせが必要)
- その他、同等以上と認めた者(事前に個別の入学資格審査)
読み落としやすい条件を3つ挙げます。
- 62単位・31単位には「教職課程等の資格科目」を数えません。教職を取りながら在学している人は、資格科目を除いた単位数で数え直してください
- 履修中の科目で資格を満たす場合、2027年3月までにその単位を取得できなければ入学できませんと要項に明記されています
- 神奈川大学に在学中の人(卒業見込みの者を除く)は出願できません
あわせて、建築学部の出願資格に出身分野の制限はありません。編入学試験の出願資格にある注意書きで「理工系の大学・学部・短期大学・高等専門学校および専修学校の出身者に限る」とされているのは理学部・工学部の3年次だけで、建築学部はこの対象に入っていません。神奈川大学建築学部は公式サイトで、都市生活学系について文系出身の学生を求める方針を掲げています。文系から建築を学び直したい人にとって、出願段階の入口が開いている大学です。
英語スコアの提出要件もありません。「編入学試験 英語検定有資格者」(筆記を課さない区分)は外国語学部英語英文学科IESプログラムだけが対象で、建築学部にはこの区分がありません。建築学部で「英語資格があれば筆記が免除される」ことはありません。
出願の実務
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出願の前に
志願票(A)と志望理由書は本学所定用紙です。公式サイトからダウンロードして印刷し、手書きで作成します。窓口配布・郵送はありません。3年次はここで志望コースに〇をつけます
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10月1日(木)〜10月8日(木)
出願期間(消印有効)。10月1日午前9時開始。ネット出願で登録し、検定料をコンビニ・クレジットカード・Pay-easy・ネットバンキングで納入したうえで、書類を郵便局の窓口から簡易書留・速達で送ります(海外からの送金は不可)
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出願書類
大学在学中の人は在学証明書+履修証明書または単位修得見込証明書+成績証明書の3点。証明書は原則として出願前3か月以内の発行(既卒者・退学者の卒業/成績証明書は2026年4月1日以降)。履修登録期間の都合で履修証明書が出ない場合は、単位が明記された履修予定科目(シラバス・履修要覧・時間割等)を提出と要項に指定があります
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試験日の3日前まで
オンライン受験票が確認できるようになります(確認可能になり次第メールで通知)。受験票は郵送されません。マイページから自分で出力します
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11月1日(日)
試験日(横浜キャンパス)。集合9:10、学力試験9:30〜(120分)、面接試験13:30〜。昼をまたぐので昼食を持参します
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11月6日(金)13:00
合格発表。入学手続は〔第一次〕入学金が11月6日〜11月20日、〔第二次〕学費等が11月6日〜2027年1月26日、入学手続書類の提出が2027年1月11日〜1月26日(消印有効)
出願手続後の書類の変更は認められません。志望年次もコースも、10月8日までに一度で決め切る必要があります。なお神奈川大学には併願の検定料割引(併願チャレンジ割)がありますが、対象は総合型選抜(適性検査型)・一般入試・大学入学共通テスト利用入試で、編入学試験は対象外です。
科目と日程が分かっても、いまの学習量で間に合うか、何を先にやるかは人によって変わります。併願先との重なりも、組み合わせ次第で負担が大きく変わります。
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試験当日に持ち込めないもの
建築系の試験だからといって製図用具が使えるわけではありません。要項の「受験上の注意」で、次のものは使用を認めないと明記されています。
- 定規・コンパス・電卓は使用できません。試験時間中にこれらの補助具を使うことは不正行為として扱われます
- 携帯電話・スマートウォッチ等の電子機器は、電源を切ってカバンにしまいます。時計として使うこともできません
- 耳栓も使用できません(監督者の指示が聞き取れないため)
- 試験場に時計はなく、貸出しもありません。腕時計は、辞書・電卓・端末の機能があるもの、秒針音のするもの、大型のものが不可
また試験開始後30分を過ぎると、原則として受験が認められません。交通機関の乱れで遅刻しそうなときは、試験実施本部へ連絡する運用になっています。
神奈川大学の他学部とは併願できない
編入学試験は全学部・全学科が2026年11月1日(日)の1日で、試験場も全学部が横浜キャンパスです。集合9:10/学力試験9:30〜/面接13:30〜という時間割も共通のため、学内で2つの学部を受けることは物理的にできません。
建築学部を受けるなら、10月上旬の出願時点で「学系」「志望年次」、そして3年次なら「コース」まで1つに決めることになります。理系分野で迷っている場合は、同じ横浜キャンパスの工学部や理学部とも比べたうえで決めてください。編入学試験では、理学部・工学部の3年次への出願が理工系出身者に限られます(社会人編入学試験ではこの制限が工学部3年次だけに掛かります)。出身分野によっては土俵そのものが違います。
社会人編入学試験(建築学部も対象)
社会人経験が3年以上ある人には、別枠の社会人編入学試験があります。日程・試験場・合格発表・入学手続はすべて編入学試験と同一(10月1日〜8日出願、11月1日試験、11月6日発表)で、建築学部は2年次・3年次とも募集対象です(情報学部と外国語学部GECプログラムは対象外)。
| 学系・年次 | 試験科目 | 時間 | 配点 |
|---|---|---|---|
| 建築学系(2年次) | 専門基礎問題 | 90分 | 100点 |
| 建築学系 構造/環境/デザインコース(3年次) | 専門基礎問題 | 90分 | 100点 |
| 都市生活学系(2年次) | 小論文 | 90分 | 100点 |
| 都市生活学系 デザインコース(3年次) | 専門基礎問題 | 90分 | 100点 |
| 都市生活学系 住生活創造/まち再生コース(3年次) | 小論文 | 90分 | 100点 |
出典: 2027年度入学試験要項「社会人編入学試験 試験科目・配点」。建築学部は学系とコースによって科目名が「専門基礎問題」と「小論文」に分かれます。他学部では全学科一律に小論文90分100点という学部が多いため、建築学部を「小論文だけ」と読むのは誤りです。
出願資格は編入学試験とほぼ同じ1〜8のいずれかに加えて、出願時に社会人としての経験が3年以上あること。家事専従者を含み、高等学校卒業からの経験を含みます。出願書類には在職証明書(本学所定用紙)またはそれに準ずる証明書(源泉徴収票・納税証明書なども可)が加わります。2026年度の建築学部は、社会人編入学試験の志願者0名でした。
単位認定は建築学部だけ扱いが違う
神奈川大学の単位認定は、原則として科目群ごとの一括認定で、学科ごとに「異系統等」「同系統等」の認定単位数の基準が表になっています。
ところが建築学部だけは、2年次編入・3年次編入とも認定単位数の欄が「個別科目認定」と書かれています。数値の基準がなく、既修得科目を1つずつ見て判定するということです。
| 項目 | 2年次編入 | 3年次編入 |
|---|---|---|
| 卒業要件単位数 | 125単位 | 125単位 |
| 認定単位数(基準) | 個別科目認定 | 個別科目認定 |
出典: 2027年度入学試験要項「2026年度 編入学者の卒業要件単位数と認定単位数(参考)」。単位認定は入学手続後に提出する成績証明書およびシラバス等をもとに行われます。詳細は横浜キャンパス教務課の管轄です。
実務上の意味は「入学前に認定単位数の見込みが立ちにくい」ということです。他学部のように「異系統なら◯単位・同系統なら◯単位」という目安が示されていないため、卒業までに何単位取るかは、入学後の個別判定を待つことになります。3年次で入って2年で卒業する計画を立てるなら、この不確実性を織り込んでおいてください。シラバスの保存(履修した科目の内容が分かる資料)は、いま在学中の段階からしておく価値があります。
学費(2027年度入学者)
| 項目 | 2年次編入 | 3年次編入 |
|---|---|---|
| 入学金 | 200,000円 | 200,000円 |
| 授業料 | 1,120,000円 | 1,120,000円 |
| 施設設備資金 | 400,000円 | 400,000円 |
| 委託徴収金 | 30,600円 | 34,750円 |
| 合計 | 1,750,600円 | 1,754,750円 |
出典: 2027年度入学試験要項「学費(2027年度入学者)」の建築学部の列。委託徴収金は学会費3,000円・宮陵会準会員費(2年次15,000円/3年次20,000円)・後援会費10,000円・学生教育研究災害傷害保険(2年次2,600円/3年次1,750円)の合計で、2026年度参考額です。神奈川大学の卒業者(見込みを含む)は入学金が100,000円になり、合計は2年次1,650,600円・3年次1,654,750円です。学費は第1分納期・第2分納期の分納も選べます(第2分納期は入学後2027年10月末まで)。
建築学部は理・工・化学生命・情報学部と同じ授業料1,120,000円ですが、学会費(建築学会)3,000円が加わる分だけ合計が高くなります。文系学部(法・経済学部の2年次は合計1,264,100円)とは、初年度の合計で約49万円の差があります。
対策の進め方
設計の起点は「小論文100点と建築学一般100点が同じ重み」という一点です。専門だけ仕上げても半分にしかなりません。
- まず年次とコースを決める。3年次はコースで出題分野が確定します。「構造」と「まち再生」では準備の中身がまったく別物です。迷っているうちは対策を始められません
- 公式の過去問題2年分で形式を確認する。出題形式は公表されていないため、これが唯一の一次情報です。解答と「出題の意図」も併せて公開されているので、何を評価しているかまで読み取れます
- 建築学一般(100点)… 2年次は環境・構造・デザインの3分野、3年次は志願コースの分野です。要項が言う範囲は「基本的な問題」。まずコースに対応する分野の基礎を1冊通すのが出発点になります。電卓・定規・コンパスは持ち込めません
- 小論文(100点・全学系共通)… 2年次・3年次・学系を問わず必ず課されます。論の立て方は分野に依存しないので、コースを決める前から着手できる唯一の科目です
- 面接(13:30〜)… 配点は公表されていませんが、総合評価の一方の柱です。3年次に出願しても2年次で合格になる制度がある以上、単位修得状況を自分の言葉で説明できる状態にしておいてください
逆算の起点は10月1日の出願開始です。所定用紙の印刷、証明書の取り寄せ(出願前3か月以内の発行)、郵便局の窓口が開いている時間の確保まで含めて、9月中には動き始めてください。同じ学部系統の他大学と比べたい場合は建築学科の編入|実施大学一覧もご覧ください。
よくある質問
神奈川大学建築学部の編入試験の科目と配点を教えてください。
2年次・3年次とも「小論文100点+建築学一般100点=200点」で、試験時間は120分です。英語の筆記はありません。建築学一般の出題分野は、2年次が環境・構造・デザイン分野の基本的な問題、3年次は志願したコースの分野になります。建築学系は構造コース=構造分野、環境コース=環境分野、デザインコース=デザイン分野。都市生活学系はデザインコース=デザイン分野、住生活創造コース=住生活創造分野、まち再生コース=まち再生分野です。合否は学力試験と面接試験の総合評価で決まりますが、面接の配点は要項に記載がありません。年度によって変わるため、必ず最新の募集要項で確認してください。
3年次のコースはいつ決めるのですか。
出願時です。志願票(A)に「志願コース」欄があり、建築学部建築学科の3年次に出願する場合のみ、1.構造コース/2.環境コース/3.デザインコース/4.住生活創造コース/5.まち再生コースの番号を〇で囲みます。選んだコースによって当日の「建築学一般」の出題分野が変わり、出願手続後の書類の変更は認められません。つまり10月8日の出願締切までに、対策する分野を確定させる必要があります。なお2年次にはコース選択がなく、建築学系・都市生活学系のどちらも建築学一般は環境・構造・デザイン分野の基本的な問題です。
倍率はどれくらいですか。
神奈川大学は編入学試験の結果を公表しています。2026年度(2026年4月入学)の建築学部は、志願者8名・受験者7名・合格者1名でした。内訳は建築学系の3年次が志願7・受験7・合格1、都市生活学系の3年次が志願1・受験0・合格0、2年次は建築学系・都市生活学系とも志願者0名です。母数が1桁で合格者0名の区分もあるため、この数字から倍率を計算して難易度を語ることはできません。読み取れるのは、志願そのものが3年次に集中していること、2年次の枠は実際に開いていることの2点です。
文系の学部・学科からでも出願できますか。
できます。建築学部の出願資格に出身分野の制限はありません。編入学試験の出願資格にある注意書きで「理工系の大学・学部・短期大学・高等専門学校および専修学校の出身者に限る」とされているのは理学部・工学部の3年次だけで、建築学部はこの対象に入っていません。神奈川大学建築学部は公式サイトで、都市生活学系について文系出身の学生を求める方針を掲げています。ただし試験科目そのもの(小論文と建築学一般)は文系・理系で変わらないため、建築学一般の準備は必要です。
英語の試験や英語資格の提出は必要ですか。
どちらも不要です。建築学部の試験科目は小論文と建築学一般の2科目で、英語の筆記はありません。日本人受験生に英語スコアの提出要件もありません。なお「編入学試験 英語検定有資格者」という筆記を課さない区分が要項にありますが、対象は外国語学部英語英文学科IESプログラムの2年次・3年次だけです。建築学部で英語資格によって筆記が免除されることはありません。
単位認定はどれくらいされますか。
建築学部は「個別科目認定」で、認定単位数の数値基準が公表されていません。他学部は「異系統等◯単位・同系統等◯単位」という一括認定の基準が要項の表に載っていますが、建築学科(建築学系・都市生活学系)は2年次編入・3年次編入とも欄が「個別科目認定」となっています。卒業要件単位数は2年次・3年次とも125単位です。認定は入学手続後に提出する成績証明書およびシラバス等をもとに個別に行われるため、入学前に見込みを立てにくい点に注意してください。詳細は横浜キャンパス教務課が窓口です。
神奈川大学の他学部と併願できますか。
できません。編入学試験は全学部・全学科が2026年11月1日(日)の1日で、試験場も全学部が横浜キャンパスです。集合9時10分、学力試験9時30分から、面接試験13時30分からという時間割も共通のため、学内で2つの学部を受けることは物理的にできません。建築学部を受けるなら、出願する10月上旬の時点で学系・志望年次、3年次ならコースまで1つに決める必要があります。なお建築学部の入学後のキャンパスは横浜です。経営学部・外国語学部・国際日本学部はみなとみらいキャンパスになります。
出願条件・日程・科目に関する最終的な確認は、大学公式の編入学試験 入学試験要項ダウンロードのページと、神奈川大学入試センターへの問い合わせでお願いします。
監修: オンライン編入学院(株式会社BearBee)。オンライン編入学院は、大学編入試験に特化した完全オンラインの予備校です。志望校の出願条件の読み解きから、専門科目・小論文の対策、面接まで、一人ひとりの状況に合わせて伴走します。
この記事は神奈川大学が公表している2027年度入学試験要項および入試結果にもとづいて作成しています。出願前には必ず大学公式の最新情報をご確認ください。

