東京大学 工学部 編入の合格体験記|留学で変わった学びへの姿勢
結論:留学で変わった学びへの姿勢
東京大学工学部に合格したMakotototさんの動機は、「3年時にシリコンバレーへ留学した際、現地のエンジニアや工学部生に勉強法を尋ねると、「勉強を勉強と思ったことはない」と言われました。」
学習期間は2024年12月〜2026年6月。続け方については「勉強を継続するために、「時間」と「場所」を完全に習慣化し、意志の力に頼らず自動的に体が動く環境を作っていました。自室はどうしても誘惑が多く集中が切れやすいため、基本的には外で勉強するスタイルを徹底しています。」と記しています。
| 合格校 | 東京大学 工学部 電子情報工学科 |
|---|---|
| 前籍 | 高等専門学校 |
| 前籍の学部・学科 | 制御情報工学科 |
| 入学年 | 2027年4月 入学 |
| 入学年度 | 2027年度 |
この記事で分かること
- 編入を目指したきっかけと志望校選び
- 受験した大学と結果
- 対策開始から本番までの学習計画
- 科目ごとの教材と取り組み方
- 試験当日の流れと感じたこと
なぜ編入を目指したのか
私が編入を決意したのは、 編入前の学校の3年目以降 のことでした。
3年時にシリコンバレーへ留学した際、現地のエンジニアや工学部生に勉強法を尋ねると、「勉強を勉強と思ったことはない」と言われました。努力してこなす辛いものだと思っていた自分に対し、彼らは好きなことを当たり前のように学び楽しんでいたのです。この出来事をきっかけに、受動的に授業を待つ姿勢を改め、自ら主体的に学びたいと強く思うようになり、大学への編入(進学)を決意しました。
志望校を選んだ決め手
決定打となったのは、学習環境のレベルの高さです。高専4年時に授業内容を深掘りする中で東京大学の講義資料をwebで見つけ、自分たちが1学期かけて学ぶ内容を僅か1回で扱っていることに大きな衝撃を受けました。立地や規模感はもちろんですが、「これほど高度で密度の高い環境に身を置き、自分を限界まで成長させたい」と強く感じたことが志望の理由です。
編入を周りに伝えた時の反応
伝えた相手: 家族・友人・大学・学校の先生・先輩・後輩・SNS・ブログで公開 / 伝えた時期: 試験の1年以上前
家族、友人、学校の先生など、報告した全員から温かい応援と後押しを受けることができました。 親に相談した際は、「自分が本気で挑戦したいなら全力で応援する」と即座に肯定してくれ、大きな安心感を得ました。友人たちも「すごい挑戦だけど、お前なら絶対にできる」と応援の言葉をかけてくれました。 また、高専の先生に相談した際も否定されることはなく、「高いレベルを目指すのは素晴らしいことだから、しっかり準備して頑張りなさい」と背中を押してくださり、最後まで前向きな気持ちで受験に挑むことができました。
受験した大学とその結果
この合格者が実際に出願した大学です。編入試験は日程も科目も大学ごとにばらばらなので、どこをどう組み合わせたかは志望校選びの参考になります。
| 結果 | 大学・学部 | 編入年次 | 試験区分 | 受験者数 | 倍率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 合格(辞退) | 電気通信大学 工学部 II類 | 3年次 | 一般編入 | 99 | 2.9倍 |
| 合格(入学) | 東京大学 工学部 電子情報工学科 | 3年次 | 一般編入 | 59 | 3.1倍 |
受験者数・倍率は、この合格者が試験当日に見聞きした記憶にもとづく数値です。大学が公表している数字とは異なる場合があります。出願前には必ず各大学の学生募集要項で確認してください。
合格までの学習計画
私が編入試験対策を始めたのは 2024年12月 、本番の試験は 2026年6月 でした。
時期別の1日の学習時間
平日と休日それぞれ、1日に何時間やっていたかです。棒の長さは平日・休日を通して同じ目盛りで比べられます。
平日
休日
1日あたりの学習時間の推移
月ごとの、1日あたりの学習時間です。どの時期にどれだけ積み上げたのかが分かります。
月ごとの学習の中身
- 2024年12月
主な科目: 数学 / 気持ちの状態 4/5
編入対策の第一歩として、まずは基礎をしっかり固めるために『基礎数学』の教科書に取り組み始めました。例題やA問題・B問題を一つずつ解き進め、まずは全体で1周することを目標にして学習をスタートさせました。
- 2025年1月
主な科目: 数学 / 気持ちの状態 4/5
前月から進めていた『基礎数学』の教科書の1周目が無事に完了しました。解き方の流れや苦手な分野を再確認するため、間を置かずにそのまま2周目の演習に取り組み、基礎力の定着を図りました。
- 2025年2月
主な科目: 数学
『基礎数学』の2周目が終了し、計算の基礎を十分に固めることができました。続いて線形代数の対策へとステップアップし、『線形代数』の教科書に掲載されている例題やA問題・B問題の演習を開始しました。
- 2025年3月
主な科目: 数学
『線形代数』の教科書を2周しっかり周回し、行列やベクトル空間の基本概念を定着させました。その後、微積分の対策として『微分積分1』の教科書に入り、例題およびA問題・B問題の演習を進めました。
- 2025年4月
主な科目: 数学
『微分積分1』および『微分積分2』の教科書演習を行い、それぞれ2周目まで完了させました。これにより、数学の基礎分野(基礎数学・線形代数・微分積分)の一通りのインプットと基礎固めを終えることができました。
- 2025年5月
主な科目: 数学, 熱力学
本格的な編入対策参考書へと移行し、『編入数学徹底研究』『複素関数攻略への一本道』、および『マセマ熱力学演習』を開始しました。『編入数学徹底研究』を15章(複素関数)まで進めた段階で一度中断し、『複素関数攻略への一本道』を1周集中して終わらせてから15章以降を再開しました。再開後も複素関数は並行して周回を継続しました。熱力学は負担になりすぎないよう1日1問ペースで着実に進め、講義2まで完了しました。
- 2025年6月
主な科目: 数学, 熱力学 / 気持ちの状態 4/5
『編入数学徹底研究』の1周目を終え、すぐに2周目へと入りました。並行して『複素関数攻略への一本道』の2周目も進め、複素関数分野の解法を定着させました。『マセマ熱力学演習』も1日1問のペースを崩さず継続し、講義4まで終わらせることができました。
- 2025年7月
主な科目: 数学, 熱力学 / 気持ちの状態 5/5
『編入数学徹底研究』と『複素関数攻略への一本道』の2周目の演習を継続しました。また、学校で応用数学の授業が始まったため、授業の進度に合わせつつ『応用数学』の教科書の問題演習も取り入れました。『マセマ熱力学演習』も毎日1問ずつ進め、講義6の途中まで到達しました。
- 2025年8月
主な科目: 数学, 熱力学 / 気持ちの状態 5/5
数学は『編入数学徹底研究』と『複素関数攻略への一本道』の3周目に突入しました。応用数学については授業の範囲であった第1章「ベクトル解析」に絞って重点的に周回を行いました(応用数学の教科書演習はこの月で完了)。『マセマ熱力学演習』も目標通り1日1問ペースを維持し、無事に1周目を完了させました。
- 2025年9月
主な科目: 数学, 電磁気学, 熱力学 / 気持ちの状態 5/5
『編入数学徹底研究』と『複素関数攻略への一本道』の3周目を継続しつつ、熱力学は『マセマ熱力学演習』で間違えた問題の解き直しを行いました。また、今月は苦手分野の補強として『はっと目覚める確率』と『物理のエッセンス(電磁気学)』を新たに開始し、集中的に周回しました(『はっと目覚める確率』はこの月で周回を終えました)。
- 2025年10月
主な科目: 数学, 電磁気学, 熱力学 / 気持ちの状態 2/5
数学は引き続き『編入数学徹底研究』と『複素関数攻略への一本道』の3周目を進め、熱力学も間違えた問題の解き直しを継続しました。電磁気学に関しては高校範囲の段階から強い苦手意識があったため、焦らずに『物理のエッセンス』を何度も周回し、概念のイメージ把握に時間を費やしました。
- 2025年11月
主な科目: 数学, 電磁気学, 熱力学
数学は『編入数学徹底研究』と『複素関数攻略への一本道』の4周目に突入し、解法の再現性を高めました。熱力学も引き続き復習を継続しています。電磁気学は依然として基礎からの理解に重点を置き、『物理のエッセンス』の周回を丁寧に重ねました。
- 2025年12月
主な科目: 数学, 力学, 電磁気学, 熱力学 / 気持ちの状態 5/5
『編入数学徹底研究』と『複素関数攻略への一本道』の周回がひと段落したため、さらに演習量を確保すべく『大学編入のための数学問題集』を開始しました。力学対策として『大学生のための初等力学』を始め、電磁気学も高校範囲から大学レベルへ引き上げるべく、高専の授業資料を活用した演習へ移行しました。熱力学は変わらず間違えた問題の復習を徹底しました。
- 2026年1月
主な科目: 数学, 力学, 電磁気学, 熱力学, 英語 / 気持ちの状態 2/5
『大学編入のための数学問題集』の2周目に入りました。熱力学、力学(大学生のための初等力学)、電磁気学(高専の授業資料)もそれぞれ復習と周回を重ねました。英語については試しに東京大学の過去問を解いたところ、知識不足というより「問題形式への慣れ」が課題だと感じたため、この時期から英語の過去問演習・周回を開始しました。
- 2026年2月
主な科目: 数学, 力学, 電磁気学, 熱力学, 英語 / 気持ちの状態 3/5
『大学編入のための数学問題集』の3周目に突入し、力学・熱力学・英語も過去問や参考書の周回を継続しました。この時期は特に電磁気学に強い危機感と苦手意識があったため、勉強時間の大部分を電磁気学の理解と問題演習に充てて克服を図りました。
- 2026年3月
主な科目: 数学, 力学, 電磁気学, 熱力学, 英語
前月に引き続き『大学編入のための数学問題集』の3周目を進めました。力学、熱力学、英語の周回学習もルーティンとして維持しつつ、依然として最大の課題であった電磁気学の演習・授業資料の読み込みに最も多くの時間を費やしました。
- 2026年4月
主な科目: 数学, 力学, 電磁気学, 熱力学, 英語 / 気持ちの状態 3/5
『大学編入のための数学問題集』の3周目をしっかりと完成させました。力学、熱力学、英語の演習も並行して継続し、依然として時間を割いていた電磁気学に関しても、高専の資料演習を通じて少しずつ解答の手応えを得られるようになってきました。
- 2026年5月
主な科目: 志望理由書, 数学, 力学, 電磁気学, 熱力学, 英語
各科目の参考書において、問題を見ただけで解法や導出過程が即座に浮かぶレベルに達したため、参考書の周回を終えて本格的な過去問演習へ移行しました。周りと比較すると過去問に入る時期は遅めでしたが、これまで基礎~標準レベルの参考書を極めて丁寧に周回してきたおかげで、過去問で全く太刀打ちできない問題はなく、スムーズに入ることができました。また、提出用の志望理由書については、研究室の先生にアドバイスをいただきながら作成を進めました。
- 2026年6月
主な科目: 面接/口頭試問, 数学, 力学, 電磁気学, 熱力学, 英語 / 気持ちの状態 3/5
東京大学の一次試験(筆記)までは、ひたすら東大の過去問演習と解き直しに専念しました。一次試験終了から合格発表までの期間は、次に控えている併願校の過去問周回を進めました。東大の一次試験合格を確認した直後から、研究室の先生にお願いして面接および口頭試問の演習を開始し、本番に備えました。
勉強場所と環境
勉強を継続するために、「時間」と「場所」を完全に習慣化し、意志の力に頼らず自動的に体が動く環境を作っていました。自室はどうしても誘惑が多く集中が切れやすいため、基本的には外で勉強するスタイルを徹底しています。 幸いにも通っていた高専のすぐ隣に大学があったため、高専の施設が使えない時間帯や休日でも大学の自習室や図書館を利用することができ、勉強場所の確保には困りませんでした。ただ寮生だったため門限があり、「本当はもっとギリギリまで外で勉強したい」ともどかしく感じることもありました。長期休暇中で寮が閉鎖される期間は、自宅近くのファストフード店(バーガーチェーン)や地域の図書館、大学をうまく活用して集中力を維持しました。 直前期の半年ほど前までは1人で黙々と進めていましたが、試験まで半年を切ってからは、同じクラスで大学編入を目指す仲間と一緒に勉強するようになりました。互いに進捗を報告し合ったり分からない部分を教え合ったりできたことが、最後まで走り切る良い刺激になりました。
スランプとメンタル回復
受験対策の中で最もメンタルが落ち込み、挫折しそうになったのは、高校範囲から大学レベルの「電磁気学」の学習へ本格的に移行した時期です。数式や概念が非常に抽象的で、参考書や解説を読んでも全く頭に入らず、勉強の進捗が完全にストップしてしまいました。周りの受験生が進んでいるように見えて、強い焦りと不安を感じていた瞬間でした。 このスランプを抜け出すきっかけとなったのは、「数式を丸暗記しようとするのをやめ、図やイメージから理解し直す」というアプローチの変更です。特にマクスウェル方程式などの難解な概念について、数式の意味を視覚的に描いた図解教材やイメージ重視の解説に立ち返って勉強し直しました。すると、これまで単なる記号の羅列に見えていた物理現象が立体的に繋がって理解できるようになり、一気に視界が開けました。 どれだけ躓いて進まない科目があっても、諦めずにアプローチを変えて基礎やイメージに立ち返ることで、必ず克服できるということを実感した経験です。
科目ごとの対策と使った教材
科目ごとに、どの時期に何を使って、どう進めたかです。
数学
2024年12月 〜 2026年6月
高専の数学の教科書(基礎数学、線形代数、微分積分1・2、応用数学) 2周
選んだ基準: 本書は編入試験で出題されるすべての問題のベースとなる「基礎固め」に最適だと判断したため選びました。合格者の編入体験記を数多く分析した際も、大半の人が「いきなり難度の高い対策書に入るのではなく、まずは教科書レベルの内容を隙なく完璧に仕上げる」というアプローチを取っていたため、迷わずこの教科書から対策を始めることにしました。
まずは各章のA問題・B問題を全問解き進め、初見で解けなかった問題にマークを付けて何度も周回し、自力で解き切れる状態まで仕上げました。なお、応用数学に関しては出題範囲を踏まえて「第1章のベクトル解析」までを重点的に集中的に網羅しました。単なる丸暗記では定義や概念が定着しづらかったため、実際に問題を解くプロセスを通じて頭に叩き込みました。また、途中でつまずいた問題や解法が不明瞭な定理については、可能な限り自分の手で証明まで戻って理解を深めるよう意識しました。
工学系学生のための複素関数攻略への一本道 3周
選んだ基準: 合格者の体験記の多くで『複素関数攻略への一本道』またはマセマの参考書が推奨されていたため、以前から気になっていました。そうした中、学内の不要本譲渡コーナーで本教材を見かける機会があり、良いきっかけだと感じて対策に活用することにしました。
基礎数学で複素数の基礎は学んでいたものの、複素関数自体は未履修だったため、まずは章末問題から着手しました。そこで解けなかった問題や理解が不十分な章を特定し、「解説や理論をじっくり読み込んでから再度問題を解く」というインプットとアウトプットのサイクルを何度も繰り返すことで、着実に理解を深めていきました。
編入数学徹底研究 3周
選んだ基準: 合格者の体験記で多くの方がお薦めされていたため興味を持っていました。そうした中、学内の不要本譲渡コーナーで本教材を見かける機会があり、対策に取り入れる良いきっかけだと感じて活用し始めました。
初見では自力で解けない問題が多く苦戦したため、AIを活用して解説の疑問点を解消しながら理解を深めていきました。解けなかった問題は何度も周回して、自力で完璧に解けるまで繰り返し復習しました。なお、本書は少し発行時期が古く、近年の出題傾向からはやや外れる問題も含まれていると感じたため、後輩への推奨度は少し控えめの星3としています。
はっと目覚める確率 1周
選んだ基準: 他の合格者の体験記では本書または『細野真宏の確率が本当によくわかる本』が多く推奨されていましたが、本書の方がページ数が少なく早く一周できそうという理由で選定しました。結果的には非常にわかりやすく満足しています。ただし個人的には、確率分野は基礎的な考え方さえ押さえれば、参考書を何冊も解くよりも過去問を活用して多くの問題演習を積む方が効率的だと感じました。
編入数学の範囲からは外れるため、巻末のハイレベル問題集はあえて解かず、基礎概念の理解に集中しました。学習する際は、まず自分なりの考え方で問題を解いた上で解説を確認しました。正解であっても別解がないかを思考し、間違えた場合は「自分の考え方のどこに誤りがあったのか」を解説と照らし合わせて検証しながら理解を深めていきました。
大学編入のための数学問題集 6回以上
選んだ基準: 多くの合格体験記で推奨されていたことに加え、メインで使用していた『編入数学徹底研究』の発行時期が少し古いため、近年の出題傾向をより反映している本書を対策に取り入れました。問題の質が非常に高く、結果として編入対策の中で最も時間をかけて取り組んだ、非常に価値のある一冊となりました。
段階的に難易度を上げてスムーズに学習できるよう、周回ごとに取り組む問題のレベルを分けました。1周目はA問題のみ、2周目はB問題と1周目で間違えたA問題、3周目はC問題とこれまで間違えたAB問題、という形で進めました。最初から難しい問題に挑戦して挫折するのを防ぎ、着実にステップアップすることができました。
東大編入試験の過去問 6回以上
選んだ基準: 出題傾向の把握や現在の実力を測るためにはもちろん、試験本番の形式や制限時間に慣れる上でも不可欠だと考え選びました。実戦形式での問題演習を重ねて確実な得点力を養うためには過去問演習が最も重要であり、合格を果たす上で最大の必須教材であったと感じています。
直前期だけに絞らず、1年以上前から早期に着手して計画的に進めました。直前用の力試しとして過去問を取っておく方法もありますが、私の場合は早期から積極的に解き進めるスタイルをとりました。また、解説の作成や解法の理解には生成AI(Gemini)を活用しました。疑問点が解消するまで何度でも対話形式で質問を重ねることができ、非常に効率よく深い理解を得ることができました。
力学
2025年12月 〜 2026年6月
大学生のための初等力学 6回以上
選んだ基準: 力学の対策として使用した参考書は本書のみです。多くの合格者の体験記で定番の教材として定評があり、おすすめされていたため選定しました。
初めは剛体やモーメントといった基礎概念の理解すらもおぼつかない状態からのスタートでしたが、生成AI(Gemini)を家庭教師のように活用して克服しました。疑問点が生じるたびに一問一問わかるまで噛み砕いて解説してもらい、納得しながら丁寧に解き進めていきました。
東大編入試験の過去問 6回以上
選んだ基準: 出題傾向の把握や現在の実力を測るためにはもちろん、試験本番の形式や制限時間に慣れる上でも不可欠だと考え選びました。実戦形式での問題演習を重ねて確実な得点力を養うためには過去問演習が最も重要であり、合格を果たす上で最大の必須教材であったと感じています。
『大学生のための初等力学』を一通り周回して基礎概念をしっかり定着させた上で、本格的な過去問演習に着手しました。数学と同様に解説の作成や解法の理解には生成AI(Gemini)をフル活用し、自分が納得して完全に理解できるまで対話形式で丁寧にかみ砕いて解説してもらいながら解き進めました。
電磁気学
2025年9月 〜 2026年6月
物理のエッセンス(電磁気学) 4周
選んだ基準: 電磁気学を全く履修していなかったため、まずは高校レベルの基礎から着実に理解を深める目的で本書を選びました。多くの合格体験記でも初学者の導入書として推奨されていたことが決め手です。本書は非常に多くの高校生に利用されている定番教材であるため、理解につまずいた問題があっても、YouTube等で検索すれば質の高い解説動画が豊富に見つかり、独学でもスムーズに学習を進められる点が大きなメリットでした。
本書に取り組む段階では、「なぜその公式が成り立つのか」という厳密な導出プロセスには固執せず、まずは「その公式を使ってどのように問題を解くか」を頭に定着させることに集中しました。厳密な論理やマクスウェル方程式からの公式導出は、大学レベルの専門書で学ぶべき領域だと割り切ることで、疑問で立ち止まることなく効率よく問題演習を進めることができました。
高専の電磁気学の授業資料 6回以上
選んだ基準: 一般に入手できる市販教材ではないため、後輩への推奨度は★1としています。しかし内容としては非常に高度で、大学院の院試レベルまでカバーされていたため、理解するのに苦労し挫折しそうになることもありましたが、結果として大きく実力を引き上げることができました。
本教材を通じてマクスウェル方程式の根本的な理解を深めるとともに、数多く登場する定理や公式の導出プロセスを自分の手で再現できるように徹底しました。単に公式を覚えるだけでなく、導出までの流れを理解することで、難度の高い発展問題にもスムーズに対応できる応用力を身につけました。
東大編入試験の過去問 6回以上
選んだ基準: 出題傾向の把握や現在の実力を測るためにはもちろん、試験本番の形式や制限時間に慣れる上でも不可欠だと考え選びました。実戦形式での問題演習を重ねて確実な得点力を養うためには過去問演習が最も重要であり、合格を果たす上で最大の必須教材であったと感じています。
『高専の電磁気学の授業資料』を一通り周回して基礎概念をしっかり定着させた上で、本格的な過去問演習に着手しました。数学と同様に解説の作成や解法の理解には生成AI(Gemini)をフル活用し、自分が納得して完全に理解できるまで対話形式で丁寧にかみ砕いて解説してもらいながら解き進めました。
熱力学
2025年5月 〜 2026年6月
マセマ熱力学演習 6回以上
選んだ基準: 数多くの合格体験記で定番の教材として推奨されていたため選定しました。なお、熱力学の対策として使用した参考書は本書のみです。
熱力学はほぼ未履修の状態からのスタートだったため、まずは問題演習を通じて理論や概念を学びながら解き進めました。知識が少ない状態からのスタートだったため、何度も繰り返し周回することを前提に根気強く取り組みました。本書は解説が非常に丁寧で充実しているため、独学でも大きな疑問を残すことなくスムーズに理解を深めることができました。
東大編入試験の過去問 6回以上
選んだ基準: 出題傾向の把握や現在の実力を測るためにはもちろん、試験本番の形式や制限時間に慣れる上でも不可欠だと考え選びました。実戦形式での問題演習を重ねて確実な得点力を養うためには過去問演習が最も重要であり、合格を果たす上で最大の必須教材であったと感じています。
『マセマ熱力学演習』を一通り周回して基礎概念をしっかり定着させた上で、本格的な過去問演習に着手しました。数学と同様に解説の作成や解法の理解には生成AI(Gemini)をフル活用し、自分が納得して完全に理解できるまで対話形式で丁寧にかみ砕いて解説してもらいながら解き進めました。
英語
2026年1月 〜 2026年6月
東大編入試験の過去問 6回以上
選んだ基準: これまでに海外留学や留学生との交流経験があり、英語力にはある程度の自信があったため、特別な参考書等を使った対策は行っておりませんでした。実際に過去問を解いてみても未知の単語はそれほど多くなかったため、新たな教材を追加するのではなく、豊富に過去問を解き進めることで出題形式や問題の傾向に慣れるアプローチをとりました。
記述問題の採点や復習には生成AI(Gemini)を活用しました。自分の答案を採点してもらうだけでなく、現在の実力に合わせた適切な解答例やネイティブレベルの模範解答を作成してもらい、「どのような単語や構文を使えばより洗練された表現になるか」という改善点のフィードバックを受けました。提示された優れた表現を繰り返し練習して自分のものにすることで、着実に表現力と回答の質を引き上げていくことができました。
過去問対策(入手・分析・周回)
東京大学および筑波大学は、大学の公式サイトから過去問の請求・閲覧が可能だったため、そちらから入手しました。また、電気通信大学や京都大学については、高専のキャリア支援室に保管されていた過去問を活用しました。 編入試験は公式の模範解答が公開されていないケースが多いため、解法を作成する際は生成AI(Gemini)をフル活用しました。AIに解答の導出プロセスを作成してもらい、疑問点がなくなるまで対話形式で質問を重ねることで、自分だけの信頼できる解答集を完成させて演習に役立てました。
振り返ってみて、これもやっておけばよかった
最も後悔しているのは、理科と英語への着手が遅れてしまった点です。3・4年時は部活動(ラグビー部・コンピュータ部)に注力していたこともあり、限られた時間の中で効率的に学習を進めることができませんでした。また、4年時の12月頃まで東大と京大の双方を視野に入れて化学の対策を継続していましたが、早い段階で1校に絞り込んで学習リソースを集中させるべきだったと痛感しています。
AIの活用方法
編入試験は公式の模範解答が公開されていないケースが多いため、解法を作成する際は生成AI(Gemini)をフル活用しました。参考書の問題に関してもAIに解答の導出プロセスを作成してもらい、疑問点がなくなるまで対話形式で質問を重ねることで、自分だけの信頼できる解答集を完成させて演習に役立てました。
英語のスコアをどう上げたか
受験で利用した英語試験は TOEIC L&R、大学の独自英語筆記試験 です。以下、それぞれのスコア推移です。
TOEIC L&Rのスコア推移
点をタップすると受験時期とスコアが表示されます。
受験時期の一覧を開く
2024年10月 630点 → 2025年10月 830点 → 2026年01月 875点(提出)
試験当日はどうだったか
当日の時間の流れと、会場で感じたことです。
電気通信大学 工学部 II類
| 当日の受験者数 | 99 |
|---|---|
| 試験時間の構成 | 午前と午後にわたって試験が実施され、昼食も試験室内の自席でとる形式でした。具体的なタイムスケジュール(開始・終了時刻)までは細かく覚えていませんが、一日掛かりの試験となるため、体力のペース配分が大切だと感じました。 |
| 当日の気づき | 試験会場は当初少し蒸し暑く感じられましたが、試験が進むにつれて空調(クーラー)がしっかり効き始め、肌寒さを覚えるようになりました。脱ぎ着しやすい上着を持参していたためスムーズに対応できましたが、体温調節ができる服装を用意しておくことを強くおすすめします。 服装に関してはスーツ姿の受験生が目立ちましたが、私服で受験している人も決して少なくないため、自分の集中しやすい服装で問題ありません。 机は一人ひとりに割り振られますが、特別広いわけではないため、文房具などの配置に工夫が必要です。また、教室内の時計に頼らず時間配分を確認するためにも、腕時計は忘れずに持参すべきだと実感しました。 |
東京大学 工学部 電子情報工学科
| 当日の受験者数 | 59 |
|---|---|
| 試験時間の構成 | 午前・午後ともに筆記試験が行われ、昼食も試験室内の自席でとりました。試験の合間や休憩時間が全体的に短めに設定されているため、次の科目が始まるまでのわずかな時間にどれだけ頭と脳を休め、集中力をリセットできるかが非常に重要なポイントとなりました。 |
| 当日の気づき | 前述の通り、特に数学と理科の試験の間の休憩時間が短いため、次の科目の直前確認に追われるよりも、脳の疲労を回復させる意識を持つことが大切です。 昼食や飲み物に関しては、キャンパス内のコンビニで購入して確保することができたため便利でした。 |
Makotototさんが東京大学の面接で実際に聞かれた質問
面接で投げられた質問と、その場での答え方
志望理由書のどこを突かれたか
筆記で何がどう出たか(科目ごと)
面接の準備は、聞かれる中身が分かっているかどうかで負荷がまったく変わります。無料相談では、志望校や現在の状況をうかがったうえで、口頭でお伝えできる範囲でご案内します。資料のお渡しは受講生の方に限らせていただいています。
ボタンを押すと予約ページが開きます。相談は無料で、志望校がまだ固まっていない段階でも大丈夫です。
受験にかかった費用
編入試験対策にかかった費用の内訳です。これから編入を目指す後輩の、予算の参考になれば嬉しいです。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| ① 教材・書籍代 | ¥50,000 |
| ② 対策指導費 | ¥500,000 |
| ③ 試験関連費 | ¥30,000 |
| ④ 出願関連費 | ¥160,000 |
| ⑤ 当日関連費 | ¥30,000 |
| 合計 | ¥770,000 |
編入したあとの生活
この記事について
監修: オンライン編入学院(株式会社BearBee)
本記事は、2年連続合格者数No.1※の大学編入予備校オンライン編入学院が監修しています。本文は、合格者本人が回答した編入体験アンケートをもとに構成し、公開について本人の同意を得ています。氏名・連絡先は掲載していません。
※調査対象期間:2024/4〜2026/3 TPCマーケティングリサーチ(株)調べ
最終更新: 2026-10-07
この合格者が使った参考書
本文に出てきた教材のうち、編入総研にレビューがあるものです。各カードをタップすると、中身・使いどころ・つまずきやすい箇所をまとめた記事に移動します。

