東京農工大学 工学部 編入の合格体験記|TNさん・大学1年目の春から積み上げるまで
結論:大学1年目の春から始め、未履修だった生物を1年3か月かけて武器にした
高校生のころから行きたかった大学へ、入学した直後からリベンジを始めた方の記録です。国立大学の理工学部に通いながら、東京農工大学 工学部 生命工学科へ編入しました。志望校を選んだ決め手は、関東という立地、企業からの信頼、そして日本で最初に置かれた生命工学科という歴史と、化学・生物・工学を体系的に学べるカリキュラムでした。出願は2校で、もう1校は不合格でした。
この方の課題は、高校で生物を履修していなかったことでした。そのぶん時間を先に確保しています。2025年4月から対策を始め、最初の3か月はTOEIC。数学は2025年7月から12月に集中させ、マセマを2周・編入数学徹底研究を3周して、志望校の傾向に合う範囲を重点的に回しました。生物は2025年7月から本番の2026年7月まで丸1年、生物77講を6回以上、ノートに自分の言葉でまとめて説明できる状態を作っています。有機化学はマクマリー有機化学概説と有機化学演習を3周ずつ、無機化学はシュライバー・アトキンスを3周。TOEICは2025年6月の450点から2026年4月の705点まで上げて提出しました。
| 合格校 | 東京農工大学 工学部 生命工学科 |
|---|---|
| 前籍 | 国立大学(理系) |
| 前籍の学部・学科 | 理工学部 |
| 入学年 | 2027年4月 入学 |
| 編入年次 | 3年次 |
| 受験年度 | 2027年度入学 |
この記事で分かること
- 高校のときに届かなかった大学へ、入学直後からリベンジを決めた経緯
- 実際に出願した2校と、その結果
- 英語・数学・生物をどの時期に置いたか、1年3か月の組み立て方
- 生物・有機化学・無機化学・数学で使った教材と、その回し方
- 試験当日の流れと、口述試験で聞かれたこと
なぜ編入を目指したのか
私が編入を決意したのは、 編入前の学校の1年目・前期 のことでした。
高校生の頃から行きたい大学でした。大学受験でいくことができなかったのでリベンジという気持ちで臨んだ。元々編入の制度については知っていて、この瞬間に編入を決意したというのは特にないが、大学に入学した後すぐに編入試験について詳細を調べ始め、勉強を開始した。
志望校を選んだ決め手
関東という立地で、また知名度はそれほど高くはないが、企業からも高い信頼がある大学であるという点でこの大学を選んた。また、生命工学に興味があり、この大学の生命工学科は日本で初の大学だったので歴史がある点にも惹かれた。化学、生物、工学を体系的に学べるカリキュラムも魅力に感じた。
編入を周りに伝えた時の反応
伝えた相手: 家族 / 伝えた時期: 試験の1年以上前
母も父も応援してくれた。祖父母は初め、「せっかく今の大学に入学したのに、、、」という反応だったが、私が勉強を頑張っている様子を見て、次第に応援してくれるようになった。友人には伝えておらず、合格するまでは家族内だけのことにしておこうと考えていた。
受験した大学とその結果
この合格者が実際に出願した大学です。編入試験は日程も科目も大学ごとにばらばらなので、どこをどう組み合わせたかは志望校選びの参考になります。
| 結果 | 大学・学部 | 編入年次 | 試験区分 | 受験者数 | 倍率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 合格(入学) | 東京農工大学 工学部 生命工学科 | 3年次 | 一般編入 | 20 | 1.7倍 |
| 不合格 | 筑波大学 生命環境学群 生物学類 | 3年次 | 一般編入 | 30 | 6.0倍 |
受験者数・倍率は、この合格者が試験当日に見聞きした記憶にもとづく数値です。大学が公表している数字とは異なる場合があります。出願前には必ず各大学の学生募集要項で確認してください。
合格までの学習計画
私が編入試験対策を始めたのは 2025年4月 、本番の試験は 2026年7月 でした。
時期別の1日の学習時間
平日と休日それぞれ、1日に何時間やっていたかです。棒の長さは平日・休日を通して同じ目盛りで比べられます。
平日
休日
1日あたりの学習時間の推移
月ごとの、1日あたりの学習時間です。どの時期にどれだけ積み上げたのかが分かります。
月ごとの学習の中身
- 2025年4月
主な科目: 英語 / 気持ちの状態 5/5
TOEIC対策で英単語帳を何週もしていた。あとは大学の課題などを主に進めていた。
- 2025年5月
主な科目: 英語 / 気持ちの状態 4/5
4月に引き続き、単語帳を進めた。たまに公式問題集を解いて振り返り、文法などは出る1000を用いて学習を始めた。化学などの専門科目は大学の講義で補っていた。
- 2025年6月
主な科目: 英語 / 気持ちの状態 3/5
TOEIC対策を続けていた。ここで生物を少し勉強するようになった。
- 2025年7月
主な科目: 英語 / 気持ちの状態 3/5
TOEIC対策に全振りしていた。大学の期末試験数も多かったため、大学の勉強にほとんどの時間を費やした。
- 2025年8月
主な科目: 英語 / 気持ちの状態 3/5
大学の講義が3週間あったので、編入の勉強はあまりできなかった。TOEICの出る1000を少し解いた。
- 2025年9月
主な科目: 英語, 数学, 生物, 有機化学 / 気持ちの状態 3/5
TOEIC対策の学習を多めにしていた。また、数学の過去問から学習する範囲を決めて線形代数や微積の勉強をしていた。有機化学の教科書を読み始めた。生物基礎の勉強も開始した。
- 2025年10月
主な科目: 英語, 数学, 生物, 有機化学, 無機化学 / 気持ちの状態 4/5
TOEIC対策は継続していたが、点数が伸び悩み苦戦していた。数学は微積を中心に学習した。生物77講を読み進めた。有機化学はマクマリーの大学での範囲を中心に学習した。無機化学は過去問から周期表を見て学習を進めた。
- 2025年11月
主な科目: 英語, 数学, 生物, 有機化学, 無機化学, 生化学 / 気持ちの状態 4/5
TOEIC対策で公式問題集を周回し、単語帳も見直した。数学は微積と偏微分の演習。生物77講を周回し、有機化学はマクマリー概説を立体化学まで読み進めた。無機化学は先月と同様。生化学のストライヤーを読み始めた。
- 2025年12月
主な科目: 英語, 数学, 生物, 有機化学, 無機化学, 生化学 / 気持ちの状態 3/5
TOEICの公式問題集、単語帳、リスニングを重点的に勉強。数学は微分方程式の学習を始めた。生物は引き続き77講を読み、有機化学は立体化学までを復習した。無機化学は大学のテスト勉強を主にしていた。ストライヤーもDNAの分野を読み進めた。
- 2026年1月
主な科目: 数学, 有機化学, 無機化学 / 気持ちの状態 3/5
大学の期末テストがあったので、編入のための勉強というよりは大学のテスト勉強が中心だった。数学は微積、有機化学はマクマリーの1~4章の復習をした。無機化学はアトキンスの1~3章の復習をした。
- 2026年2月
主な科目: 英語, 数学, 生物, 有機化学, 無機化学, 生化学 / 気持ちの状態 4/5
TOEICの公式問題集、リスニング対策として英語の動画を視聴。数学は過去問を周回し、わからなかった分野を復習した。生物は77講を読み進めた。有機化学は概説の6章くらいまで読み進めた。無機化学は酸化還元の分野まで読み進めた。生化学はストライヤーのDNAの範囲を読み進めた。
- 2026年3月
主な科目: 英語, 数学, 生物, 有機化学, 無機化学, 生化学 / 気持ちの状態 5/5
TOEIC受験が終盤に近付いてきたので、公式問題集と単語帳を周回した。数学は過去問の周回と微分方程式の復習をした。生物は過去問を見ながら、該当する範囲の77講を重点的に復習した。有機化学は8章くらいまで読み進め、有機化学演習で演習を繰り返した。無機化学は酸化還元までを総復習。ストライヤーは1,2章を読んだ。
- 2026年4月
主な科目: 志望理由書, 英語, 数学, 生物, 有機化学, 無機化学, 生化学, 分析化学 / 気持ちの状態 3/5
筑波大学の志望理由書の作成を始めた。AIと話しながら、志望理由書の骨格を決め、大学情報を収集し始めた。TOEICの対策は単語帳を見たり、長文を解く練習をしていた。数学、生物は過去問の周回、生物で分からなかった範囲は77講やストライヤーで見直しをした。概説はカルボン酸辺りまで読み進めた。無機化学は酸化還元までを復習。クリスチャン分析化学を解き始めた。
- 2026年5月
主な科目: 志望理由書, 英語, 数学, 有機化学, 生化学, 分析化学 / 気持ちの状態 2/5
志望理由書の内容を細かく吟味し作成した。英語は英語の論文などを眺めた。数学は過去問を周回し不安なところはマセマなどで復習した。有機化学は過去問を見ながら自分で説明できるかや有機化学演習を解いて確認した。分析化学はクリスチャンの5章辺りを解いていた。生物に関しても過去問を周回し、知識不足なところを補填した。
- 2026年6月
主な科目: 面接/口頭試問, 英語, 数学, 有機化学, 生化学, 分析化学 / 気持ちの状態 2/5
他大学の口頭試問の問題例を収集し、類題を解いた。また、口頭試問では自分の言葉で分かりやすく説明できることが重要だと感じたので、家族に説明を聞いてもらい、わかりにくい箇所は修正した。英語は英語の雑誌を読んだり、赤本を眺めたりした。数学は過去問を周回した。有機化学は概説を読み進め、教科書の例題を解いて知識をアウトプットした。分析化学はクリスチャンの酸塩基や、錯体、化学平衡の問題を解いた。生物の過去問を見て知識が怪しいところはストライヤーで復習した。
- 2026年7月
主な科目: 面接/口頭試問, 生物 / 気持ちの状態 1/5
筑波大学の面接で聞かれそうなことを書きだし、それに対して答えられるように準備をした。生物は77講とキャンベル生物学を読んだが、ほとんど77講を読んでいた。
勉強場所と環境
平日は大学の図書館でほとんど学習していた。 土日は家で勉強するか、カフェなどに行った。 私は家で勉強するより、外に出た方が集中しやすかった。図書館は他にも勉強に集中している学生が多いので集中力が持続できたと思う。
スランプとメンタル回復
ずっと同じモチベーションで学習を続けるのはかなりしんどかった。TOEICの点数が順調に上がらないときや専門科目の量の多さに圧倒されたときに気分が落ちた。そんな時はコーチに相談して、不安を聞いてもらったり声掛けしてもらうことで何とか乗り越えた。
科目ごとの対策と使った教材
科目ごとに、どの時期に何を使って、どう進めたかです。
英語
2025年4月 〜 2026年4月
数学
2025年7月 〜 2025年12月
有機化学
2025年7月 〜 2026年6月
過去問対策(入手・分析・周回)
農工大の過去問は3年分が公開されており、10年分くらいは自分で他のサイトから見つけてきた。5週以上は周回したと思う。過去問分析は、主にコーチがしてくれて大まかな分析結果をもとに学習を開始し、その後は細かなところを補うという形で進めた。
振り返ってみて、これもやっておけばよかった
生物の対策をもっと早くからやるべきだった。生物未履修というのがかなり足かせとなっていて、初めは参考書を読んでも頭に入りずらかった。動画など簡単なものから取り組めば、もっと早く学習が進んだと思う。 参考書が完璧になってからではなく、とりあえず演習をしてその穴埋めをする、というやり方が効率が良いのではないかと思う。
AIの活用方法
chatGPTにわからない問題の解き方を聞いたり、志望理由書の添削(文法や論理展開)を指摘してもらった。また、口述試験で深堀されそうなことを話し合うために活用した。
英語のスコアをどう上げたか
受験で利用した英語試験は TOEIC L&R です。以下、それぞれのスコア推移です。
TOEIC L&Rのスコア推移
点をタップすると受験時期とスコアが表示されます。
受験時期の一覧を開く
2025年06月 450点 → 2025年08月 500点 → 2025年11月 630点 → 2026年02月 625点 → 2026年04月 705点(提出) → 2026年05月 630点
試験当日はどうだったか
当日の時間の流れと、会場で感じたことです。
東京農工大学 工学部 生命工学科
| 当日の受験者数 | 11 |
|---|---|
| 試験時間の構成 | 8:30 集合 8:45~10:15 数学 11:00~12:30 英語 ~13:00休憩 13:45~口述試験 随時終了 |
| 当日の気づき | 会場は東小金井駅から徒歩10分以内 昼食は持参とあったが買いに出ている人もいた スーツを着用している受験者が多かった |
筑波大学 生命環境学群 生物学類
| 当日の受験者数 | 27 |
|---|---|
| 試験時間の構成 | 9:00 受付開始 9:45 着席 10:00 学力検査 11:30~13:00 休憩 13:00~面接 終了後解散 |
| 当日の気づき | 筑波駅には大学行のバスが循環しているので交通手段には不便はないと思う。土日の試験であるため学食などが開いていないため、自分で昼食は準備しておくとよい。 |
TNさんが東京農工大学の面接で実際に聞かれた質問
面接で投げられた質問と、その場での答え方
志望理由書のどこを突かれたか
筆記で何がどう出たか(科目ごと)
面接の準備は、聞かれる中身が分かっているかどうかで負荷がまったく変わります。無料相談では、志望校や現在の状況をうかがったうえで、口頭でお伝えできる範囲でご案内します。資料のお渡しは受講生の方に限らせていただいています。
ボタンを押すとオンライン編入学院の公式LINEが開きます。相談は無料で、志望校がまだ固まっていない段階でも大丈夫です。
受験にかかった費用
編入試験対策にかかった費用の内訳です。これから編入を目指す後輩の、予算の参考になれば嬉しいです。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| ① 教材・書籍代 | ¥100,000 |
| ② 対策指導費 | ¥800,000 |
| ③ 試験関連費 | ¥50,000 |
| ④ 出願関連費 | ¥60,000 |
| ⑤ 当日関連費 | ¥100,000 |
| 合計 | ¥1,110,000 |
編入したあとの生活
TNさんが編入したあとに分かったこと
単位認定でもっとこうしておけばよかったこと
編入を決める前に不安だったこと、入学後の実際
編入後の就職活動の状況
編入学後に気づいた貴重な情報
単位認定でどこを詰めておくべきだったか、入学前の不安が実際どうだったか、就職活動はどう動いているか。入ってからでは取り返しがつかない話です。無料相談では、志望校や現在の状況をうかがったうえで、口頭でお伝えできる範囲でご案内します。資料のお渡しは受講生の方に限らせていただいています。
ボタンを押すとオンライン編入学院の公式LINEが開きます。編入は入って終わりではありません。入学後の単位と時間割は、出願先を決める段階で効いてきます。
編入前の自分へ
大学からの編入は、周りに同じ思いを持つ生徒がおらず、孤独を感じるかもしれません。また、誘惑に負けそうになることもあるかと思いますが、編入したいという思いを持ち続けることが重要だと思います。基礎を疎かにせず、自分を信じて頑張ってほしいです。
— TNさん(東京農工大学 工学部)
この記事について
監修: オンライン編入学院(株式会社BearBee)
本記事は、2年連続合格者数No.1※の大学編入予備校オンライン編入学院が監修しています。本文は、合格者本人が回答した編入体験アンケートをもとに構成し、公開について本人の同意を得ています。氏名・連絡先は掲載していません。
※調査対象期間:2024/4〜2026/3 TPCマーケティングリサーチ(株)調べ
最終更新: 2026-08-21
この合格者が使った参考書
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