横浜国立大学 都市科学部 編入の合格体験記|piroさん・高専から都市基盤学科へ
結論:まず定期テストで席次を守り、そのあとに専門5科目へ入った
高等専門学校の都市システム工学科から、横浜国立大学 都市科学部 都市基盤学科へ編入した方の記録です。学科内の席次が良かったことが、編入という進路を考えるきっかけでした。第一志望が固まったのは2つの経験からです。3年の終わりの春休みに2週間の語学留学へ行き、志望していた学科の学生と出会って大学の話を聞いたこと。そして4年次に、興味のあった研究室へ1週間のインターンシップに参加したことです。国内の大学にほとんどない風洞実験施設があり、自分が面白いと感じていた鋼構造の研究と重なると分かって、志望校を確定させています。
この方の進め方は、順番が独特です。対策を始めたのは2025年8月ですが、まず英語だけを片づけました。単語帳と文法の問題集、公式問題集のリスニングを回し、10月のTOEICで740点を取ってそこで終了。11月から1月は編入の勉強をほとんど止め、定期テストに全力を注いでいます。推薦編入の基準が学年の上位10%以内だったためで、結果として学年3位で席次が確定しました。専門科目に入ったのは2026年2月。構造力学・水理学・土質力学・土木計画学・コンクリート工学の5科目を、図書館で借りた問題集と動画講義で独学しています。出願した4校はすべて合格でした。
| 合格校 | 横浜国立大学 都市科学部 都市基盤学科 |
|---|---|
| 前籍 | 高等専門学校 |
| 前籍の学部・学科 | 都市システム工学科 |
| 入学年 | 2027年4月 入学 |
| 編入年次 | 3年次 |
| 受験年度 | 2027年度入学 |
この記事で分かること
- 席次・語学留学・研究室のインターンシップから、横浜国立大学に決めるまで
- 実際に出願した4校と、その結果
- 定期テストを優先した時期と、専門科目に入った時期の切り替え
- 構造力学・水理学・土質力学・土木計画学・コンクリート工学で使った教材
- 試験当日の流れと、口頭試問の空気感
なぜ編入を目指したのか
私が編入を決意したのは、 編入前の学校の2年目・前期 のことでした。
所属していた高専の学科内での席次が良かったことが自分にも編入が可能だと思ったきっかけでした。高専2年次のときは編入したいなあという思いだけで具体的な志望校がありませんでした。高専2年が終了した後の春休みの期間に進学希望組は大学調べをする課題がありその際に横浜国立大学を志望校として選びました。第一志望を決定づけた出来事として留学がありました。3年終了後の春休みに2週間語学留学をした際に、私が志望する横国の学科の生徒と出会い大学について様々なことを教えてもらい、編入しようと決意しました。
志望校を選んだ決め手
横国ではレベルの高い環境で学べるだけでなく、交換留学制度があり国際的な人材育成に優れていると感じ第一志望として選びました。また、横国はjabee に登録された教育プログラムが整っており、確かな技術力を育むことができると感じたのも理由の一つです。(この時点では4年が始まる前の春休みで、横国の受験を受けることはほぼ100パーセント自分の中では決めてました) 1番志望校の決め手となった理由は高専4年次に自分が興味のある研究室に1週間インターンシップに参加した経験です。横国は鋼構造に関する研究が有名で、特に研究室にある風洞実験施設は日本の大学でもほとんどないため他大学よりもより専門的知見を得られると感じ、自分が面白いと感じていることとインターンシップで得られたことが概ね一致しており第一志望として確定しました。ネットだけの情報ではわからないので実際に研究室の教授に直談判して研究室訪問することを強くおすすめします。
編入を周りに伝えた時の反応
伝えた相手: 家族・友人・大学・学校の先生 / 伝えた時期: 試験の1年以上前
家族は父にのみ言い、レベルも高い方の大学だからいいんじゃない?という感じで肯定的に捉えてくれました。今までの席次が高かったので否定はされませんでした。 友人に行った時は〇〇なら大丈夫でしょという感じで楽観的でした。TOEICの点数もクラスで1番高いのもあり、まぁ横国だめでもどこかしらはひっかかでしょという感じでした。 所属する研究室の先生に言った時は特に驚かれることもなく、おお、そうかという反応でした。過去に所属する研究室から横国に進学した先輩がいたので後押ししてくれました。
受験した大学とその結果
この合格者が実際に出願した大学です。編入試験は日程も科目も大学ごとにばらばらなので、どこをどう組み合わせたかは志望校選びの参考になります。
| 結果 | 大学・学部 | 編入年次 | 試験区分 | 受験者数 | 倍率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 合格(入学) | 横浜国立大学 都市科学部 都市基盤学科 | 3年次 | 推薦編入 | 15 | 1.9倍 |
| 合格(辞退) | 東京都立大学 都市環境学部 都市基盤環境学科 | 3年次 | 一般編入 | 15 | 2.1倍 |
| 合格(辞退) | 岩手大学 理工学部 理工学科社会基盤•環境工学コース | 3年次 | 一般編入 | 7 | 1.0倍 |
| 合格(辞退) | 長岡技術科学大学 工学部 環境社会基盤工学分野 | 3年次 | 一般編入 | 32 | 1.3倍 |
受験者数・倍率は、この合格者が試験当日に見聞きした記憶にもとづく数値です。大学が公表している数字とは異なる場合があります。出願前には必ず各大学の学生募集要項で確認してください。
合格までの学習計画
私が編入試験対策を始めたのは 2025年8月 、本番の試験は 2026年7月 でした。
時期別の1日の学習時間
平日と休日それぞれ、1日に何時間やっていたかです。棒の長さは平日・休日を通して同じ目盛りで比べられます。
平日
休日
1日あたりの学習時間の推移
月ごとの、1日あたりの学習時間です。どの時期にどれだけ積み上げたのかが分かります。
月ごとの学習の中身
- 2025年8月
主な科目: 英語(TOEIC) / 気持ちの状態 3/5
企業のインターンシップ先のホテルで金のセンテンスという単語帳のみ夜に勉強をしました。金のセンテンスは文章で覚える単語帳で,だいたい一日に30文くらいやったと思います.このときはまだTOEICを受けていません。
- 2025年9月
主な科目: 英語(TOEIC) / 気持ちの状態 3/5
横国のインターンシップ先のホテルで先月と同様に金のセンテンスを用いて単語の勉強をしました.インターンが終わってから1駅1題文法特急というものに取り組み始め,TOEICのパート5の正答率を上げる勉強をしました.その後TOEICの試験を受けて655点でした。
- 2025年10月
主な科目: 英語(TOEIC) / 気持ちの状態 3/5
先月のTOEICの試験ではリーディングを勉強した割にあまりTOEICが取れていなく,逆にリスニングの方が取りやすいと感じたのでTOEIC公式問題集のリスニングのみ3冊ほどを何度も解きました.また,高専2年時に使っていた英検2級の過去問も使って長文慣れしました.その後10月頭のTOEICの試験で740点を取得し、700とれておけばいいと思いここでTOEICは終了しました。
- 2025年11月
主な科目: 数学, 学校の席次をとるためのテスト勉強 / 気持ちの状態 3/5
定期テストに1番力を入れて取り組みました。とくに特徴的な勉強方法はなく意識したことは暗記科目を優先して勉強したことです.テスト期間外は数学徹底研究を進めました。確かこの時は積分のところをやっていたと思います.
- 2025年12月
主な科目: 学校の席次をとるためのテスト勉強 / 気持ちの状態 3/5
この月もテスト勉強に力を入れて、2〜3位の順位をとりました。レポートなどの課題があったので編入の勉強はできませんでした.
- 2026年1月
主な科目: 席次をとるためのテスト勉強 / 気持ちの状態 3/5
最後の期末試験に向けてもうスパートをかけました。最後のテストも2〜3位をとることができました。テスト後に複数個のレポート課題があったので質を重視してできるだけ高い点数を取れるように努力しました. その後テストや課題は終わり,横国の推薦の基準である上位10%以内を満たせそうと思いましたがテストがない教科の点数に不安がありました.
- 2026年2月
主な科目: 数学, 構造力学, 水理学, 土質力学 / 気持ちの状態 3/5
図書館で前述した専門の参考書(構造,水理,土質)を借りて最初のページから順に進めました。最初は基本的なことばっかりだったのでスムーズに進みました。また,自分は怠惰な性格なので勉強時間を記録してモチベーションを保とうと思いよstudyplusで勉強時間の記録を始めました.また専門科目以外に編入数学徹底研究を進めました.このころは線形代数と微分方程式,苦手な積分漸化式の章を進めました.わからないものはgeminiに聞きまくって勉強しました.
- 2026年3月
主な科目: 構造力学, 水理学, 土質力学, 土木計画学, コンクリート工学 / 気持ちの状態 3/5
成績が確定して4年の席次は3位と確定して一安心.2月の教科に加えて計画学とコンクリートの勉強を始めました。1日に複数教科を勉強することを心がけて満遍なく勉しました。コンクリート工学の勉強は参考書の内容を暗記しました.土木計画はネットでシンプレックス法に関する資料があったのでそれを見ながら学習しました.また,土木計画では統計学の内容も問われるためヨビノリという人がやっているYouTubeで統計の分野の動画を少なくとも3週はしたと思います.このときはまだどこの大学の過去問も解いていません. 専門と数学の勉強の比率ですが専門が8で数学が2くらいだったと思います.
- 2026年4月
主な科目: 過去問 / 気持ちの状態 2/5
取り寄せた過去問を長岡技術科学大学の専門科目(構造,水理,土質)から解き始めました。解答もあったので、できなかった問題は次の日に復習しました。基本的に構造は全部解けたので水理,土質の方に力を入れました.土質は公式は導出できるようにしていたのでこのときから語句の暗記をしました.水理は解けなかった過去問を解けるように往復しました.
- 2026年5月
主な科目: 志望理由書, 過去問 / 気持ちの状態 2/5
岩手大学と東京都立大学の過去問を解き始めました。長岡技術科学大学の過去問と似た問題が多かったので意外とスラスラとけました。岩手大学ではコンクリート工学が試験内容にあるのでこのときから過去問にあった内容と参考書の内容に当たる部分を解いて過去問は完璧に解けるようにしました.また、受験する大学の志望動機を考えて学校の先生に見てもらいました。
- 2026年6月
主な科目: 面接/口頭試問, 構造力学, 水理学, 土質力学, 土木計画学, コンクリート工学, 過去問 / 気持ちの状態 2/5
この次から受験が始まりほとんどの時間を過去問と参考書に使いました。面接対策は横浜国立大学のみ行いました。内容としては志望動機,土木業界が抱えている問題がほとんどでした.推薦入試ということは志望動機以外に土木業界に関する質問が飛んでくると予想して,国土交通省が公表している建設白書というのを読みました.自分はDX化というものを中心として話を広げるという内容を組み立てました.参考書や過去問により専門科目の知識はついたので、口頭試問用の対策は特にしていません。横国の口頭試問は選択した教科しか出ません.そのため私は構造力学を選択しようと考え曲げモーメント図を暗記しました.(構造力学が自分の一番得意な教科なため選びました)
- 2026年7月
主な科目: 過去問 / 気持ちの状態 2/5
7月は東京都立の受験の日の次に横国の受験というハードスケジュールでした.どちらも7月の上旬にあったため都立は過去問を,横国は口頭試問で選択する予定の構造力学の参考書の不静定構造の問題を解きました.
勉強場所と環境
基本的に自宅で勉強する割合の方がかなり多かったのですが、ずっと家に篭ってると気持ちが落ちてしまうので、たまに休日の日は学校の図書館にいって勉強しました。また、スタディプラスで勉強記録を始めてモチベーションの維持をしました。自宅で勉強するときはlofi girl というYouTubeチャンネルの音楽を流しながら勉強しました.勉強の集中度で言ったら図書館の方が集中できたと思います.しかし,気分的には自宅で勉強するほうがいいと思います.図書館では,勉強しないといけないという環境におかれるため必然的に勉強できる気持ちになれました.
スランプとメンタル回復
クラスで筆記試験の勉強をしていたのが自分しかいなかったので他の学科で編入試験を受ける人と話してモチベーションを保ちました。勉強つらいなあと思ったときはその日の勉強時間を減らして好きなことをする時間を多くしました。毎日必死にやっていたら体やメンタルが持たないと思うので楽観的になることが大切だとおもいます。
科目ごとの対策と使った教材
科目ごとに、どの時期に何を使って、どう進めたかです。
数学
2025年8月 〜 2026年2月
編入数学徹底研究 3周
選んだ基準: 編入数学を勉強するのに最も王道な参考書で有名だったので選びました。そんなにレベルの高い大学を受けないのであればこれだけで十分だから。
第一章から順番に章末問題意外を解きました。わからないところはネットで調べて定理の説明ができるようにしました。
英語(TOEIC)
2025年4月 〜 2025年10月
過去問対策(入手・分析・周回)
受験した全ての大学過去問を取り寄せて傾向をつかみました。まだ、AIを駆使して問題を作ってもらって解くという作業を永遠に繰り返しました。
振り返ってみて、これもやっておけばよかった
編入の勉強を始める時期が遅く、毎日必死こいて勉強したので余裕をもっえ勉強するべきだったと感じました。TOEICも10月に終わり、そこまでTOEICの勉強しかしておらず遅れをとってしまったので、TOEICはできるだけはやく片付けるべきだと思います。
AIの活用方法
Geminiを用いて過去問の情報を送って類代を作ってもらい解くという作業を行いました。また、記述式の問題の添削を行なってもらいました。
英語のスコアをどう上げたか
受験で利用した英語試験は TOEIC L&R です。以下、それぞれのスコア推移です。
TOEIC L&Rのスコア推移
点をタップすると受験時期とスコアが表示されます。
受験時期の一覧を開く
2025年05月 660点 → 2025年09月 655点 → 2025年10月 740点(提出)
試験当日はどうだったか
当日の時間の流れと、会場で感じたことです。
横浜国立大学 都市科学部 都市基盤学科
| 当日の受験者数 | 15 |
|---|---|
| 試験時間の構成 | 推薦組は13時ごろに集合 14時から面接開始で時間は約15分で受験番号順 推薦組のみ専門科目の口頭試問 |
| 当日の気づき | 駅から遠いので余裕をもって行くようてください。 |
東京都立大学 都市環境学部 都市基盤環境学科
| 当日の受験者数 | 15 |
|---|---|
| 試験時間の構成 | 10時から筆記試験が2時間 13時以降に面接が始まる一人当たり5分程度 受験番号順に呼ばれる 面接が終わり次第帰宅 |
| 当日の気づき | 南大沢駅から近いので交通の便はいいと思います。受験番号が後半だと面接が終わるのがかなり遅くなるので何か時間を潰せるものがあるといいです。 |
岩手大学 理工学部 理工学科社会基盤•環境工学コース
| 当日の受験者数 | 7 |
|---|---|
| 試験時間の構成 | 10時から2時間筆記試験 13時から面接 だいたい5分程度 2時ごろには受験者全員終わったと思う |
| 当日の気づき | お昼は事前にコンビニで買っておいた方がいいです。 |
長岡技術科学大学 工学部 環境社会基盤工学分野
| 当日の受験者数 | 32 |
|---|---|
| 試験時間の構成 | 9:00-10:20 国語 11:00-12:20 英語 13:30-15:00 数学 15:50-17:20 専門科目 次の日 面接 9:00〜 |
| 当日の気づき | 長岡駅から長岡技術科学大学への直行のバスがあるので、乗り遅れないように。 |
piroさんが横浜国立大学の面接で実際に聞かれた質問
面接で投げられた質問と、その場での答え方
志望理由書のどこを突かれたか
筆記で何がどう出たか(科目ごと)
面接の準備は、聞かれる中身が分かっているかどうかで負荷がまったく変わります。無料相談では、志望校や現在の状況をうかがったうえで、口頭でお伝えできる範囲でご案内します。資料のお渡しは受講生の方に限らせていただいています。
ボタンを押すと予約ページが開きます。相談は無料で、志望校がまだ固まっていない段階でも大丈夫です。
受験にかかった費用
編入試験対策にかかった費用の内訳です。これから編入を目指す後輩の、予算の参考になれば嬉しいです。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| ① 教材・書籍代 | ¥2,000 |
| ② 対策指導費 | ¥0 |
| ③ 試験関連費 | ¥23,430 |
| ④ 出願関連費 | ¥108,000 |
| ⑤ 当日関連費 | ¥20,000 |
| 合計 | ¥153,430 |
編入したあとの生活
piroさんが編入したあとに分かったこと
単位認定でもっとこうしておけばよかったこと
編入後の就職活動の状況
編入学後に気づいた貴重な情報
単位認定でどこを詰めておくべきだったか、入学前の不安が実際どうだったか、就職活動はどう動いているか。入ってからでは取り返しがつかない話です。無料相談では、志望校や現在の状況をうかがったうえで、口頭でお伝えできる範囲でご案内します。資料のお渡しは受講生の方に限らせていただいています。
ボタンを押すと予約ページが開きます。編入は入って終わりではありません。入学後の単位と時間割は、出願先を決める段階で効いてきます。
編入前の自分へ
学校の定期テストをやっていれば専門科目の基礎はできるようになると思うので特に専門科目の勉強には力をいれてください。
— piroさん(横浜国立大学 都市科学部)
この記事について
監修: オンライン編入学院(株式会社BearBee)
本記事は、2年連続合格者数No.1※の大学編入予備校オンライン編入学院が監修しています。本文は、合格者本人が回答した編入体験アンケートをもとに構成し、公開について本人の同意を得ています。氏名・連絡先は掲載していません。
※調査対象期間:2024/4〜2026/3 TPCマーケティングリサーチ(株)調べ
最終更新: 2026-09-05
この合格者が使った参考書
本文に出てきた教材のうち、編入総研にレビューがあるものです。各カードをタップすると、中身・使いどころ・つまずきやすい箇所をまとめた記事に移動します。


