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オンライン編入学院の裏側編入に向けて、勉強の仕方をどう変える? UK先生と考える「受かる人」「受からない人」の違い

勉強法を探しているうちに、手が止まってしまう。分からないところを完璧にしようとして、先に進めない。そんなとき、コーチは何を見ているのでしょうか。オンライン編入学院を創業期から支えるUK先生に、國生学長が聞きました。長年の指導と自身の編入経験から見えてきた、学習への向き合い方をたどります。

國生学長とUK先生が、編入受験の勉強に向き合う姿勢を語ります。
國生学長とUK先生が、編入受験の勉強に向き合う姿勢を語ります。

この対談について

話し手UK先生・國生学長
テーマ指導経験から考える、編入受験の学習姿勢
動画公開日2026年3月1日

講師であり、編入を経験した受験生でもある

國生さん学長

今日は、オンライン編入学院を創業期から支えてくださっているUK先生に来ていただきました。たくさんの生徒を見てきた先生に、編入試験に「受かる人」と「受からない人」の特徴を聞いていきたいと思います。

國生さん学長

まず、簡単に自己紹介をお願いできますでしょうか。

UK先生コーチ

予備校講師歴は、だいたい20年ぐらいです。大学受験や医学部専門予備校の講師として、現代文や小論文を担当してきました。編入にも大きく関わるところでは、出願書類や志望理由書の作り込み、それから面接対策、模擬面接なども担当してきました。

現代文・小論文から出願書類、面接対策まで、これまでの指導を振り返るUK先生。
UK先生コーチ

私自身、編入という制度を使ってもう一度学び直してみたいと思って、つい最近まで受験生でもありました。講師という立場だけでなく、受験生としての感覚も忘れないようにしたい。それを一つのポリシーにしているので、そういうところからお話しできたらと思います。

國生さん学長

少し補足すると、UK先生は社会人として京都大学への編入も経験されています。ご自身の経験も指導に生かしてくださっているので、今日はたくさん聞いていきたいと思います。

國生さん学長

20年で、実際にどのくらいの生徒を見てきたんでしょうか。人数でいうと、相当な数ですよね。

UK先生コーチ

何千人とは思いますが、どれほど密接に関わったかは、それぞれ違います。全体講義だと、申し訳ないけれど顔と名前が一致しない人もいます。

オンライン編入学院では基本的に1対1なので、性格も把握しながら、「どういうことを言うと気持ちが上がるのか」「どういうことを言うとしばらく立ち直れないのか」まで考えます。成長を見届ける楽しみもあって、関わり方はそれぞれですね。

1対1の指導では、学習だけでなく、一人ひとりの性格や反応も見ています。
國生さん学長

僕も困ったらUK先生に相談しています。今日は、これから編入に挑戦する方が、自分の学習を振り返るきっかけになるといいですね。特徴はたくさんあると思いますが、特に大事なものを三つずつ聞いてみたいです。まず、過去の合格者に見られた共通点を、第3位からお願いします。

素直さとは、考えずに従うことではなく「まず試す」こと

UK先生が挙げるのは、指導の中で感じてきた特徴です。最初のキーワードは「素直さ」。ただし、自分の考えをなくすという意味ではありません。

UK先生コーチ

第3位は、よく言われることですが、素直な人です。何でもかんでも受け入れて、自分の考えや芯がないということではありません。「とりあえず、まず1回やってみようかな」と思える人です。

合わなかったら考えればいい。今までやったことがなくても、やってみて成果が出ていたら、もう少し続けてみようと思える。そういうことができる人ですね。

未経験の方法もまず試して、やってみたうえで判断する。
國生さん学長

意見を受け入れて、まずやってみるということなんですね。

UK先生コーチ

オンライン編入学院なら、コーチから提案をもらったあとに「私には合わないです」と相談してもらえれば、「じゃあ、こんなやり方はどうかな」と別の方法を考えられます。

すぐには成果が出ないから、「あと2週間頑張ってみようか」という提案になることもあります。でも、1回やってみようと思わないと、始まらない。そこができるかどうかは、大きな違いだと思います。

合わなければ相談し、続けるか、方法を変えるかを一緒に考えます。
國生さん学長

受け入れて、1回やって、そのうえで判断する。そのステップを持てていることが大事なんですね。では、第2位はどうでしょうか。

答えの先にある「なんで?」を考える

UK先生コーチ

第2位は、「なんで?」という疑問が、常に頭に浮かぶ人です。

一般受験と編入の違いにも関わります。例えば私立の一般受験では、選択肢から正しいものを選ぶ形式が多いですよね。知っていれば解ける、たまたま見たことが点数になる、ということもあります。一方、編入学試験では論述が多くなります。

思いついたことを書くだけでなく、なぜそうなるのか。根拠に基づいて自分の考えや主張が展開されているかを、試験を作る先生方は見ています。結論だけを書いて分かった気になってしまうと、特に難関大学では、合格は難しくなるのではないかと思います。

結論だけでなく、その根拠や考えの展開を問われる論述。
國生さん学長

問いに対して、さらに掘り下げて考える癖があるんですね。ただ、疑問を持ち始めると、どこまでも考えられるじゃないですか。どこを疑問に思うことが大事なんでしょうか。

UK先生コーチ

そこは難しいところです。難易度や大学の傾向、先生方がどこまで求めているかによります。年度や問題の種類によっても違いますし、賛成・反対を問う問題もあれば、基本的な知識を問う問題もあります。

一概には言えませんが、可能な限り「なんでなのかな」と考える。少なくとも、その姿勢は持ってもらいたいと思います。

どこまで掘り下げるかは問題によって違っても、「なぜ」を考える姿勢を持ってほしい。
國生さん学長

僕も生徒さんと接していると、疑問を持ち続けている方は多いと感じます。では、いちばん大事だという第1位をお願いします。

勉強の質を探す前に、試して、量を重ねる

UK先生コーチ

圧倒的な第1位は、量をこなす人です。当たり前のことですが、勉強量をこなさないと、質も上がっていきません。

受験慣れしていたり、要領がよく見えたりする人も、本人が気づいていないだけで、それまでにたくさん勉強して、いろいろ失敗しているんです。

UK先生が最も重視するのは、実際に学習へ取り組む量。
UK先生コーチ

勉強「時間」だけでなく、勉強「期間」で考えてみてもそうです。例えば3か月で本試験に臨むなら、方法を試して失敗する余裕はほとんどありません。一般に正しいと言われる勉強法が自分に合うか考える間もなく、とにかくやって、通るかどうかという勝負になりがちです。

それが6か月、9か月とあると、大きいのは失敗ができることなんです。

UK先生コーチ

まずやってみて、うまくいかなければ、「私にはこの方法が合わなかった。次は違うやり方にしよう」と考える。比較的うまくいけば続けてみる。それでも壁に当たれば、さらにステップアップするために、別の勉強法を探していく。

そのときに「ああ、もう時間がない」となるか、「ここからまだ半年ある。自分の勉強法ができたから、このやり方で頑張ろう」と思えるかでは、大きな差があります。質を考える前に、まずやってみて量をこなす。そういう人は、合格につながりやすいと感じます。

方法を試し、合う・合わないを確かめながら、次の学習へ進む。
國生さん学長

迷っている時間があったら、その分やってみて、自分に合うものを見つけていけばいいということですね。量か質かはずっと議論になると思いますが、両方大事だからこそ、まず量を重ねて、そこから質を上げるという順序ですか。

UK先生コーチ

そうですね。「質のいい勉強」の定義はいろいろありますし、人によっても違います。暗記が得意か苦手か、立ち止まるとずっと考えるタイプか、いったん次へ行こうと割り切れるタイプかでも変わります。

量は数字でも表せます。集中できる時間の限界を議論するほど、すでに量を重ねている編入受験生がどれだけいるかというと、多くはないのではないか、というのが私個人の実感です。

質のよい勉強は、人によっても異なる。試す量が、自分の方法を知る材料になります。

忙しい毎日だからこそ、編入する理由に立ち返る

國生さん学長

編入受験生を代弁して、少し反論してもいいですか。量が大事なのは分かるけれど、忙しいんです。単位を取らなきゃいけないし、アルバイトや友人関係もある。高校生のときのようには時間がない、という声にはどう答えますか。

UK先生コーチ

では、自分にとって、今いちばん大事なものは何かを考えてみてほしいです。

編入したいと思っているのは、自分にとって、今いる環境よりよいところへ行きたいからですよね。これは偏差値や学歴だけの話ではありません。やらなくてもいい編入に、あえて挑戦しようとしている。

今の人間関係を楽しむことと、これから望む環境に進むこと。その中で、自分の優先順位はどこにあるのか。そこを考えると、今やるべきことも見えてくるのではないかと思います。

編入を通じて、自分にとってどんな環境へ進みたいのかを問い直します。
國生さん学長

人生の優先順位ということですね。人生を変えたいと思って編入に挑戦するなら、そこに時間をかける必要がある。何かを優先すれば、その分、別のことを控える場面もありますよね。

UK先生コーチ

今の環境が心地よくて、自分にとってベストだと思うなら、もちろん編入せずに、今の環境を楽しめばいいと思います。ただ、違うことをやりたい、今より自分に合うところへ進みたいと思うなら、それ相応のコストをかける必要があるのかなと思います。

過去の成功体験を、新しい挑戦の足かせにしない

対談は、学習がうまく進みにくいときの特徴へ。UK先生が指摘するのは、人の能力を決めつけることではなく、勉強の中で見直せる姿勢です。

國生さん学長

反対に、受からない人の特徴も、第3位から三つ聞いてみたいと思います。まずは何でしょうか。

UK先生コーチ

先ほどの特徴に当てはまらない人、と言ってしまうと身もふたもないので、あえて別の角度で挙げますね。第3位は、過去の成功体験に、あまりにもこだわってしまう人です。

今の自分に物足りなさを感じて、環境を変えようと編入に挑戦するのであれば、過去の成功体験はいったんリセットしてほしいんです。もちろん、これまで頑張った成果は認めたうえで、もっとよくなるためには、何かプラスアルファが必要になります。

そこで「大学受験ではこの方法でうまくいったので、これを続けます」となってしまうと、新しく変わることが難しくなります。

過去に頑張った成果を認めたうえで、次の目標に向けたプラスアルファを考えます。
國生さん学長

過去によかったことはあっても、自分を変えようとしているなら、それにこだわりすぎない。アドバイスも、まず1回受け入れてみる姿勢ですね。言われてドキッとする人も多いと思います。

UK先生コーチ

私自身も、言いながらそう思っています。多くの人に当てはまることかもしれませんね。

國生さん学長

僕もそうです。客観的に聞けばその通りだと思っても、自分のことになると「とはいえ、過去にこれで成功したから」と考えてしまいますよね。素直な気持ちで取り組んでもらえたらと思います。では、第2位はどうでしょうか。

丸暗記で止まらず、論理をつないで使える知識にする

UK先生コーチ

小論文や専門科目の論述で、解答例を、とにかく覚えてしまおうとする人ですね。

國生さん学長

小論文に限らず、いわゆる丸暗記ということですね。

解答例を覚えるだけで、論述に対応できるのか。話題は暗記と理解の関係へ。
UK先生コーチ

ただ、暗記が大事ではないという意味ではありません。試験では限られた時間の中で力を出す必要があるので、時間短縮のための暗記は、とても大事です。英単語を知らなければ、TOEICでも、分からない単語が続いて対応できなくなることがあります。

覚えなければいけないところはあります。一方、論理が関わる部分を、ばらばらに覚えてしまうと、よく分からないことになってしまう。論述の問題に取り組んだり、コーチと相談したりしながら、つながりを身につけてほしいと思います。

國生さん学長

例えば「AIが教育業界に与える影響」といったテーマの模範解答があったとして、それを丸ごと覚えて書けば、評価されそうな気もします。それでも避けたほうがいいのでしょうか。

UK先生コーチ

まったく同じ問題が出て、一言一句違わずに覚えたものを書けて、その模範解答がよい答案であれば、評価される可能性はあるでしょう。ただ、それができるのかという問題があります。過去問とまったく同じ問題が、そのまま今年も出るとは考えにくいですよね。

例えば「流動性の罠という用語を説明しなさい」なら、暗記でもある程度対応できるかもしれません。でも、「その理屈が当てはまる最近の事例を挙げなさい」と問われたら、話は変わります。

用語の説明と、理論を事例に当てはめることでは、必要な答え方が変わります。
UK先生コーチ

問題によって捉え方も変わりますし、理論の当てはめ方も変わってきます。同じ問題が出るのか、それに対応できるのか。いろいろな点を考える必要があります。

國生さん学長

要点を押さえていないと、応用問題には対応できないということですね。

UK先生コーチ

先ほどの「なんで?」が頭に浮かぶ人なら、いったん解答例を暗記してもよいと思います。「この文章とこの文章の間は、論理が飛んでいないかな」と気づいて、自分で論理をつなげられるのであれば。

そうやって理解できれば、暗記による時間短縮は受験で大事なことなので、それはよい使い方になると思います。

暗記を使いながらも、文章の間にある論理を、自分で確かめられるようにする。

完璧を待たず、試験当日に力を出すために進む

國生さん学長

最後に、第1位は何でしょうか。

UK先生コーチ

一見いいことのように思えますが、完璧主義です。これに当てはまる人は、少し合格につながりにくいのではないか、という印象があります。

國生さん学長

すべてを完璧にしようとする、ということですか。

UK先生コーチ

本当に完璧になれるのならよいのですが、受験には期限があります。例えば本試験が11月10日なら、その時点で最高のパフォーマンスを出す必要があるんです。

小・中・高校の教科書なら、ある単元を学び、それをもとに次へ進むように体系立てられているので、一つずつ理解していく姿勢も大事です。ただ、編入で学ぶ分野では、一つの理論が別の理論を前提としていることもあります。

経済学なら、ミクロを学ぶことでマクロへの理解が深まったり、マクロを学んで「ミクロで悩んでいたのは、こういうことだったのか」と分かったりすることもあります。これはほかの分野でも同じで、全体を見渡せば、そこまで迷わなくてよかったと気づくこともあるんです。

國生さん学長

最初の参考書で分からないところがあっても、そこで止まり続けるのではなく、まず大枠をスピード感を持って捉えにいく。一つずつ完璧にする前に、全体を見ると違って見えるということですね。

一つの疑問で止まり続けるより、大枠を捉えたあとに戻ることで見えてくるものもあります。
UK先生コーチ

完璧主義は「まだまだだ」と、一見謙虚にも見えます。ただ、大学の編入学試験で扱うような分野は、専門の学者が何十年も研究してきたことが、基本的な参考書や教科書に詰まっています。

それを半年や1年の受験対策で完璧に理解しようとするのは、逆に無理を求めているのではないか、とも思うんです。

UK先生コーチ

ある程度は割り切りも必要です。先ほどの話と少し矛盾して聞こえるかもしれませんが、試験が近づいたら、十分に分からなくても覚えるしかない部分は出てきます。

しっかり考えて理解することと、このくらいの理解でいったん進むこと。そのバランスが大事になると思います。

理解を深めることと、期限に合わせて先に進むこと。その両方を考えます。
國生さん学長

今のお話は、学院の合格者や卒業生を見てきた中でも、確かにそうだなと思うところがあります。

UK先生コーチ

長くコーチと面談していると、そういうところもよい方向に変わっていくと思います。合格したあと、大学や大学院で研究するのであれば、完璧を目指して突き詰めることが、よい研究人生につながるかもしれませんね。

対話の中で変わっていく学び方。合格の連絡が届く日

國生さん学長

最初は今挙がった特徴があった方でも、UK先生と話す中で、少しずつ素直に取り組めるようになったり、量をこなせるようになったりする姿を見てきました。そういう意味でも、今日のお話は腑に落ちました。

UK先生コーチ

その方から「第1志望に通りました」と連絡をもらったときは、うれしいですよね。

國生さん学長

本当にうれしいです。学院のLINEでも「合格した! やった!」と盛り上がっていますよね。それを見るのが、僕もいちばんうれしい瞬間です。

今回は、編入試験に「受かる人」と「受からない人」の特徴について伺いました。これからの勉強を考える参考にしていただけたらと思います。UK先生、ありがとうございました。

対談の最後は、受講生から届く合格の連絡を喜ぶ、指導者の素顔へ。

この対談の要点

まず試して、相談する提案を一度やってみてから、合うかどうかを判断する。合わなければ、コーチと次の方法を考える。
理由と学習量を大切に「なぜそうなるか」を考えながら、実際に取り組む量を重ね、自分に合う勉強法を探す。
方法を固定しすぎない過去の成功にこだわりすぎず、暗記だけで終わらせず、期限に向けて理解と前進のバランスを取る。

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