大阪大学 工学部 編入の合格体験記|YSさん・TOEICと校内の成績を先に固めるまで
結論:TOEICと校内の成績を先に固め、残りの8か月を数学・電磁気・電気電子回路に充てた
高等専門学校の電気電子コースから、大阪大学 工学部 電子情報工学科へ編入した方の記録です。もともと就職より進学を考えていて専攻科か大学編入かで迷っていましたが、4年生の最初のテストで成績がそれまでより大きく上がったことが決め手になりました。先生に相談したときに「一般でも旧帝が狙える」と言われたこと、近くて都会にあること、そして研究室でやっている研究に興味があったことから、志望校を大阪大学に決めています。
この方の順番は、点数として先に確定できるものから片づける形でした。2024年8月から10月までの3か月はTOEICだけに絞り、単語帳1冊と文法書を3周してから735点を確保。11月は編入の勉強を止めて、阪大の選考で850点中200点分を占める調査書のために校内のテスト対策へ全振りしています。専門科目に入ったのは12月からで、数学は編入数学徹底研究を6回以上・編入数学過去問特訓を5周・大学編入のための数学問題集を3周、電磁気学は3月から、電気電子回路は6月から。出願したのは3校で、推薦で受けた1校は不合格、もう1校は合格したうえで辞退しています。
| 合格校 | 大阪大学 工学部 電子情報工学科 |
|---|---|
| 前籍 | 高等専門学校 |
| 前籍の学部・学科 | 電気電子コース |
| 入学年 | 2026年4月 入学 |
| 編入年次 | 3年次 |
| 受験年度 | 2026年度入学 |
この記事で分かること
- 専攻科か編入かで迷った高専4年生が、編入に決めた理由
- 実際に出願した3校と、その結果
- TOEIC・調査書・専門科目をどの順番で片づけたか
- 数学・電磁気学・電気電子回路で使った教材と、その回し方
- 試験当日の流れと、口頭試問で聞かれたこと
なぜ編入を目指したのか
私が編入を決意したのは、 編入前の学校の3年目以降 のことでした。
元々就職よりは進学したいと思っており、専攻科か大学編入かで迷っていたが高専4年生の時の1番最初のテストの成績がそれまでよりもかなり上がったので大学編入を決めた。
志望校を選んだ決め手
先生に推薦で行けるいい大学はないかを相談しに行った時に一般でも旧帝狙えるよと言われたので近くて都会にある大阪大学を選んだ。受験を早く終わらせたい気持ちもあったので一応東北大学の推薦も受けた。さらに大阪大学の森勇介先生の研究に興味があったことも関係している。
編入を周りに伝えた時の反応
伝えた相手: 家族・友人・大学・学校の先生・先輩・後輩 / 伝えた時期: 人によって時期が違う
父はそうなんだという感じで、母も同様だった。東北大学に関しては遠すぎるし受験料と交通費が高いから一般は受けずに推薦だけ受けるように言われた。 友人は応援してくれていた。勉強を教えてくれた友人もいた。 先輩は様々なアドバイスをくれた。 先生は親と同じような反応で特に驚いたりはしていなかったが応援してくれていた。
受験した大学とその結果
この合格者が実際に出願した大学です。編入試験は日程も科目も大学ごとにばらばらなので、どこをどう組み合わせたかは志望校選びの参考になります。
| 結果 | 大学・学部 | 編入年次 | 試験区分 | 受験者数 | 倍率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 不合格 | 東北大学 工学部 電気情報物理工学科 | 3年次 | 推薦編入 | 25 | 5.0倍 |
| 合格(辞退) | 岡山大学 工学部 エネルギーエレクトロニクスコース | 3年次 | 一般編入 | 30 | 1.9倍 |
| 合格(入学) | 大阪大学 工学部 電子情報工学科 | 3年次 | 一般編入 | 59 | 3.7倍 |
受験者数・倍率は、この合格者が試験当日に見聞きした記憶にもとづく数値です。大学が公表している数字とは異なる場合があります。出願前には必ず各大学の学生募集要項で確認してください。
合格までの学習計画
私が編入試験対策を始めたのは 2024年8月 、本番の試験は 2025年8月 でした。
時期別の1日の学習時間
平日と休日それぞれ、1日に何時間やっていたかです。棒の長さは平日・休日を通して同じ目盛りで比べられます。
平日
休日
1日あたりの学習時間の推移
月ごとの、1日あたりの学習時間です。どの時期にどれだけ積み上げたのかが分かります。
月ごとの学習の中身
- 2024年8月
主な科目: TOEIC / 気持ちの状態 5/5
単語帳一冊暗記した。文法問題の本を一冊3周くらい解いた
- 2024年9月
主な科目: TOEIC / 気持ちの状態 5/5
模試で600点台後半くらい取れるようになってきた。
- 2024年10月
主な科目: TOEIC / 気持ちの状態 5/5
TOEICの公開試験で735点取れた
- 2024年11月
主な科目: 阪大は調査書点が850点中200点分あるので編入の勉強はせずに学校のテスト対策をしていた。 / 気持ちの状態 4/5
- 2024年12月
主な科目: 数学 / 気持ちの状態 3/5
初めは編入の勉強はせずに学校のテスト対策をしていた。冬休みに入る前くらいから編入数学徹底研究を解き始めた。
- 2025年1月
主な科目: 数学 / 気持ちの状態 3/5
徹底研究の微積と線形代数とに変数関数の微積の範囲を一周した。
- 2025年2月
主な科目: 数学 / 気持ちの状態 3/5
徹底研究の複素関数や微分方程式など確率統計以外の阪大で出題される範囲を解き終わった。
- 2025年3月
主な科目: 数学, 電磁気学 / 気持ちの状態 4/5
数学は徹底研究の確率統計以外を何周も解きながら過去問特訓を解いていた。過去問も確率統計以外解き始めた。確率統計は嫌いな範囲なので勉強できなかった。電磁気は大学生の電磁気学を2周くらい解いた。
- 2025年4月
主な科目: 面接/口頭試問, 数学, 電磁気学 / 気持ちの状態 3/5
数学と電磁気は今まで解いていた問題集を解きながら過去問を解いていた。それと同時に東北大学の出願をしたり志望理由を考えていた。
- 2025年5月
主な科目: 面接/口頭試問, 数学, 電磁気学 / 気持ちの状態 3/5
面接対策とこれまで通りの勉強を続けていた。
- 2025年6月
主な科目: 面接/口頭試問, 数学, 電磁気学, 電気電子回路 / 気持ちの状態 5/5
岡山大学と東北大学の入試が終わり東北大学は確実に落ちたと思っていたので阪大に切り替えて電気電子回路の勉強を始めた。
- 2025年7月
主な科目: 数学, 電磁気学, 電気電子回路 / 気持ちの状態 5/5
電磁気はいつ受けても大丈夫そうなくらい仕上がっていたので過去問を軽く解くくらいにして回路は過去問を8年分くらい解いた。数学は確率統計の対策と過去問の解くことをやっていた。
- 2025年8月
主な科目: 数学, 電磁気学, 電気電子回路 / 気持ちの状態 5/5
確率統計も仕上がってきていたので数学は過去問を何回も解いていた。他の科目も同じように勉強していた。
勉強場所と環境
直前期は家から遠目の田舎の図書館にこもって勉強をしていた。その図書館は人が少なく一人分の机が大きいので机の上がごちゃごちゃせず集中できる。学校にいるときは学校の図書館で閉館まで1人で勉強していた。学校だといろんな編入対策の本があるので過去問ばかりやって飽きてきた時にいろんな本を使っていた。家では一度解いた問題を解くと楽しくなくて続かないので初見の問題を解いていた。
スランプとメンタル回復
3月は阪大の対策が間に合う気がせずかなりメンタルが落ちていたが、東北大学の推薦を受けることができるとわかり、少し回復して勉強を続けることができた。東北大学の受験日までは東北大学は受かるだろうと思っていたので、落ちたときはかなりへこんだが、大阪大学の先生へのインタビュー動画で研究について楽しそうに語る動画を見てやる気を上げていた。
科目ごとの対策と使った教材
科目ごとに、どの時期に何を使って、どう進めたかです。
数学
2024年12月 〜 2025年8月
編入数学徹底研究 6回以上
選んだ基準: 工学部に編入する人はほぼ全員が使うから基礎的なことがほとんど載っておりよかったから
1周目で全て理解するくらい解説を読み込んで理解して、2周目以降からスピードを上げて解いていくことを意識した。問題によっては解かずにやり方が思い浮かべば次の問題に行ってた。
編入数学過去問特訓 5周
選んだ基準: いろんな大学の過去問が載っていて編入試験慣れするのに良いと思ったから。
これも1周目で完璧に理解するくらい解説を読み込んだ。いろんな問題のパターンを頭に入れたかったので阪大で出るところ以外の範囲も解いていた。
電磁気学
2025年3月 〜 2025年8月
弱点克服大学生の電磁気学 6回以上
選んだ基準: 編入試験の過去問がたくさん載っているため選んだ
式変形ができるだけではなくその式がどういう現象を表しているのかを丁寧に確認していきながら進めた。誤植が多いのでおかしいと思ったところはこの本を信じずにAIや誤植表を使って調べた。
詳解電磁気学演習 1周
選んだ基準: ほとんどのパターンの問題が載っていそうな分厚い本だったため選んだ
過去問でわからない問題があった時に同じような問題がないか調べて解説を読むというように辞書的な感じで使っていた。
TOEIC
2024年8月 〜 2024年10月
abceed
選んだ基準: いろんな問題集を使えたり模試を何度も受けることができるため選んだ
単語は音声を聞きながら意味が思い浮かぶかということを確認していた。文法は何か一冊好きな本を選んで何周か解いてからおすすめ問題を解くと良い。リスニングはおすすめ問題を解いていた。おすすめ問題は復習のために過去に解いた問題も混ぜてくるので良い。
過去問対策(入手・分析・周回)
阪大の過去問は一つ上の先輩が阪大に合格していたのでその先輩からもらった。 過去問は10年分は集めて傾向を見たほうがいい。大学によるが例えば電気電子回路であればオペアンプが出題されることが多いなどの傾向が必ずある。 過去問は解けるようになるまで何周もする。電磁気とかだと同じパターンの問題がよく出題されるため過去問だけやっといてもいいくらい過去問が大切。 過去の合格最低点から最低何点取るかを考えて時間を測って解く時に自分の点数を計算しながら飛ばす問題は飛ばすと良い。
振り返ってみて、これもやっておけばよかった
もっと数学の勉強を早い時期に始めておけば余裕を持てたと思う。数学は受験直前まで対策が間に合うかどうか分からず焦りながらやっていた。
AIの活用方法
ChatGPTにわからない問題の解答を作ってもらっていた。無料版を使っていたが写真の読み取りが苦手そうなのでGeminiのほうがいいかもしれないと思った。
英語のスコアをどう上げたか
受験で利用した英語試験は TOEIC L&R です。以下、それぞれのスコア推移です。
TOEIC L&Rのスコア推移
点をタップすると受験時期とスコアが表示されます。
受験時期の一覧を開く
2024年05月 440点 → 2024年10月 735点(提出)
試験当日はどうだったか
当日の時間の流れと、会場で感じたことです。
東北大学 工学部 電気情報物理工学科
| 当日の受験者数 | 25 |
|---|---|
| 試験時間の構成 | 細かい時間は覚えていないため流れだけを書きます 受付 一つの部屋に集められる 大学の先生が全ての受験生に向けて話をする 受験する学科ごとに別々の部屋に案内される。 何人か呼ばれるので呼ばれた人はついていき、呼ばれてない人は待機室で待機。待機中は本を読んでも良いしスマホを触っててもいい。 自分の番になって呼ばれると面接室に案内される。 面接が始まる。 面接が終了するともらった地図通りに建物を出て帰る。 |
| 当日の気づき | 青葉山キャンパスには駅があるので電車で行くと良い。キャンパスが広いため結構駅から歩くことになる。 |
岡山大学 工学部 エネルギーエレクトロニクスコース
| 当日の受験者数 | 30 |
|---|---|
| 試験時間の構成 | 屋外で全ての受験生が集められて受付が始まる。 受付が終わるとコースごとに試験会場の待機室に案内される。 待機室では本を読んで勉強しても良い。スマホは確か触ってはいけなかったと思う。 自分の番になると呼ばれて面接室に案内される。 最初に面接が2分程度ありその後口頭試問を行う。 面接が終了すると試験会場を出るところまで案内されて帰る。 |
| 当日の気づき | ほとんどが高専からの受験生 面接は予想できるような質問しかされないので口頭試問が大切になる。 |
大阪大学 工学部 電子情報工学科
| 当日の受験者数 | 約35(出願約59) |
|---|---|
| 試験時間の構成 | 1日目 受付時間まで吹田キャンパスのU3棟の近くで待機して受付時間になるとU3棟の入り口で受験票を見せると中に入れる。中に入ると指定された席があるのでそこに座る。 9時半から11時半 数学の試験 11時半から12時50分まで休憩 13時から14時半 専門科目の試験 2日目 1日目と同じようにまずU3棟に全受験者が集められる。 説明が終わったあと学科ごとに待機室に案内される電子情報工学科志望の人はE1棟に案内される。 呼ばれたら面接室に案内され面接が始まる。面接が終わったらそのまま帰る。 |
| 当日の気づき | 北千里駅からは真夏の暑い中結構歩かないといけないといけなくて体力が削られる。 |
YSさんが大阪大学の面接で実際に聞かれた質問
面接で投げられた質問と、その場での答え方
志望理由書のどこを突かれたか
筆記で何がどう出たか(科目ごと)
面接の準備は、聞かれる中身が分かっているかどうかで負荷がまったく変わります。無料相談では、志望校や現在の状況をうかがったうえで、口頭でお伝えできる範囲でご案内します。資料のお渡しは受講生の方に限らせていただいています。
ボタンを押すとオンライン編入学院の公式LINEが開きます。相談は無料で、志望校がまだ固まっていない段階でも大丈夫です。
受験にかかった費用
編入試験対策にかかった費用の内訳です。これから編入を目指す後輩の、予算の参考になれば嬉しいです。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| ① 教材・書籍代 | ¥30,000 |
| ② 対策指導費 | ¥0 |
| ③ 試験関連費 | ¥8,000 |
| ④ 出願関連費 | ¥100,000 |
| ⑤ 当日関連費 | ¥53,000 |
| 合計 | ¥191,000 |
編入したあとの生活
YSさんが編入したあとに分かったこと
単位認定でもっとこうしておけばよかったこと
編入を決める前に不安だったこと、入学後の実際
編入後の就職活動の状況
編入学後に気づいた貴重な情報
単位認定でどこを詰めておくべきだったか、入学前の不安が実際どうだったか、就職活動はどう動いているか。入ってからでは取り返しがつかない話です。無料相談では、志望校や現在の状況をうかがったうえで、口頭でお伝えできる範囲でご案内します。資料のお渡しは受講生の方に限らせていただいています。
ボタンを押すとオンライン編入学院の公式LINEが開きます。編入は入って終わりではありません。入学後の単位と時間割は、出願先を決める段階で効いてきます。
編入前の自分へ
編入試験の範囲をしっかり確認してなるべく早く取り掛かった方がいい。時間があれば長いこと勉強していくうちに自分に合ったやり方がわかるし、最初は解けなくてもいつの間にか簡単に感じるようになるからその段階に早く辿り着くために早めに始めた方がいい。
— YSさん(大阪大学 工学部)
この記事について
監修: オンライン編入学院(株式会社BearBee)
本記事は、2年連続合格者数No.1※の大学編入予備校オンライン編入学院が監修しています。本文は、合格者本人が回答した編入体験アンケートをもとに構成し、公開について本人の同意を得ています。氏名・連絡先は掲載していません。
※調査対象期間:2024/4〜2026/3 TPCマーケティングリサーチ(株)調べ
最終更新: 2026-08-21
この合格者が使った参考書
本文に出てきた教材のうち、編入総研にレビューがあるものです。各カードをタップすると、中身・使いどころ・つまずきやすい箇所をまとめた記事に移動します。


