編入試験はいつ?月別スケジュールと出願時期 2027年度
3年次編入と2年次編入では、山になる時期がまったく違います。特に理系の3年次編入は、多くの人が思っているよりずっと早く動き出す必要があります。この記事は、編入総研が集計した国公立大学の試験日データをもとに、月別のスケジュール感を整理したものです。「編入試験はいつあるのか」という素朴な疑問は、実は年次・分野によって答えが大きく変わります。
この記事で分かること
- 3年次編入は理系が5〜8月に85%集中し、文系は9〜11月に73%集中すること
- 2年次編入は理系・文系とも11月が山で、3年次編入のような理系/文系差が無いこと
- 出願期間は試験日のおおむね1〜2か月前が目安であること
試験日・出願期間について
試験日・出願期間は大学ごとに異なります。この記事の集計は、編入総研が確認できた範囲の試験日にもとづく傾向であり、個々の大学の正式な日程ではありません。出願前には必ず志望校の最新の募集要項でご確認ください。
また、試験時期はおおむね毎年同じ傾向がありますが、要項が公表されていない大学もあります。
3年次編入:理系は5〜8月に85%が集中
2027年度入学の国公立大学の3年次編入について、試験日が判明しているものだけを月別に集計すると、次のようになります。
| 月 | 理系(142件中) | 文系ほか(52件中) |
|---|---|---|
| 5月 | 8件・6% | 1件・2% |
| 6月 | 60件・42% | 3件・6% |
| 7月 | 30件・21% | 3件・6% |
| 8月 | 23件・16% | 6件・12% |
| 9月 | 14件・10% | 9件・17% |
| 10月 | 4件・3% | 15件・29% |
| 11月 | 3件・2% | 14件・27% |
| 翌1〜3月 | ― | 1件・2% |
出典: 2年次編入できる大学一覧(編入総研が2027年度入学の国公立大学の試験日を集計)
理系は6月だけで42%が終わり、5月から8月までで85%に達します。いっぽう文系は10月(29%)と11月(27%)が山で、9月を含めた3か月で73%。理系と文系で、山場が約4か月ずれています。
大学2年生が3年次編入を受けるのは、多くの場合大学2年生の5月〜8月、つまり2年生になった直後です。62単位取得見込みで出願できる大学が多い一方、試験そのものは2年生の前期に来ます。逆算すると、対策を始めるのは大学1年生の後期です。理系で3年次編入を考えているなら、文系より1学期ぶん早く動き出す必要があります。
実際の大学で見ると、こう並ぶ
月別の割合だけでなく、実際にどの大学がどの時期に試験を実施しているかを見ると、感覚がつかみやすくなります。
- 6月に試験がある理系の例: 大阪公立大学工学部(6月上旬)
- 7月に試験がある理系の例: 大阪大学基礎工学部(例年7月上旬)
- 8月に試験がある理系の例: 東北大学工学部の一般選抜(8月)
- 11月に試験がある文系の例: 法政大学社会学部、青山学院大学(いずれも11月)
同じ「理系」でも、大学によって6月・7月・8月とばらけています。「理系は6月から本番」と単純化せず、志望校がその中のどこに位置するかを個別に確認する必要があります。同じ月に複数の理系大学が集中していれば、その中から併願先を組み立てることもできます。
2年次編入:理系も文系も11月が山
2年次編入は、3年次編入とは山になる時期が違います。前回(2026年度入学)に実施された試験日を月別に集計すると、次のとおりです。
| 月 | 理系(58件中) | 文系(65件中) |
|---|---|---|
| 6月 | 1件・2% | ― |
| 7月 | 2件・3% | 2件・3% |
| 9月 | 3件・5% | 10件・15% |
| 10月 | 10件・17% | 6件・9% |
| 11月 | 33件・57% | 36件・55% |
| 12月 | 9件・16% | 9件・14% |
| 1月・3月 | ― | 各1件・2% |
出典: 2年次編入できる大学一覧(編入総研が2026年度入学の試験日実績を集計)
山は文系も理系も11月です(理系57%・文系55%)。3年次編入では理系が5〜8月に85%と大きく前倒しになるのに対し、2年次編入にはその差がありません。秋から冬にかけて、文理ともに同じ時期に試験が集まります。
ここが、もっとも間違えやすいポイントです。「理系だから早く動く」は3年次編入の話であり、2年次編入を狙う理系の人が3年次の感覚で6月に照準を合わせると、本番の半年前に仕上がってしまいます。2年次編入を狙うなら、文系と同じく秋を本番と考える必要があります。
出願期間は、おおむね試験日の1〜2か月前が目安
編入試験は、出願期間と試験日が別々に設定されています。編入総研で確認できる大学の例では、出願期間は試験日のおおむね1〜2か月前に設定されていることが多く、書類(成績証明書・志望理由書など)の準備には出願締切からさらに遡った時間が必要です。「試験日の◯か月前」だけでなく「出願期間の◯か月前」から逆算するのが実務的です。出願書類の中には、在籍校に発行を依頼してから受け取るまで日数がかかるものもあるため、出願期間そのものが分かった時点で、必要書類の準備に着手しておくと安心です。
まとめ:どの区分を狙うかで、動き出す時期がまったく違う
| 区分 | 試験の山 | 対策を始める目安 |
|---|---|---|
| 3年次編入・理系 | 5〜8月(特に6月) | 大学1年生の後期 |
| 3年次編入・文系 | 9〜11月(特に10・11月) | 大学2年生の前期 |
| 2年次編入・理系 | 11月 | 大学1年生の前期〜夏 |
| 2年次編入・文系 | 11月 | 大学1年生の前期〜夏 |
同じ「編入」でも、狙う年次・分野によって山場が4〜5か月ずれることが分かります。「編入は◯年生になってから考えればいい」という一般論は、区分によって当てはまらない場合があります。自分がどの区分に当てはまるかを最初に確認し、そこから逆算して対策の開始時期を決めることが、遠回りを避ける近道です。
編入試験の全体像をもっと知りたい方へ
よくある質問
この集計はすべての大学を網羅している?
編入総研が確認できた範囲で、試験日が判明している国公立大学のみを集計したものです。私立大学や、試験日が非公表の大学は含まれていません。あくまで傾向をつかむための参考データとしてご利用ください。志望校の正確な日程は、必ず志望校自身の記事・募集要項で確認してください。
2027年度の日程はいつ公表される?
大学によって募集要項の公表時期はまちまちで、前年度の日程を目安に動く必要がある大学もあります。志望校が決まったら、募集要項の公表時期そのものを早めに確認しておくことをおすすめします。要項が未公表の時期は、この記事のような月別の傾向データを目安に、対策の計画だけは先に立てておくことができます。
私立大学のスケジュールもこの傾向に当てはまる?
この記事の集計は国公立大学のみを対象としています。私立大学は大学ごとに日程の設計が異なるため、この記事の傾向をそのまま当てはめることはできません。志望する私立大学の記事で個別に確認してください。国公立と私立を併願する場合は、それぞれの日程を別々に調べる必要があります。
複数の大学を併願する場合、日程はどう組み立てればいい?
この記事で見たとおり、同じ理系でも試験日は6月から8月まで幅があります。併願を考える場合は、まず志望する大学それぞれの試験日を並べて、日程が重ならないかを確認することが最初の一歩です。同じ月に複数の大学の試験が集中していると、対策の時間配分にも影響します。
自分が狙う年次・分野で、実際にいつ対策を始めるべきかは、志望校の条件を突き合わせて初めて分かります。
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もっと知りたい方へ
この記事について
監修: オンライン編入学院(株式会社BearBee)
本記事は、2年連続合格者数No.1※の大学編入予備校オンライン編入学院が監修しています。月別の集計データは編入総研の既存記事にもとづいています。
※調査対象期間:2024/4〜2026/3 TPCマーケティングリサーチ(株)調べ

