青山学院大学の編入試験|区分別の募集学科・日程・合格実績
出願資格は大学ごとに条件が細かく分かれます。短大・高専・専門学校・大学在学中で扱いが変わり、英語資格が要る大学もあります。自分が出願できるかどうかは、条件を1つずつ突き合わせないと分かりません。
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青山学院大学の編入試験は、名前は1つでも中身が3つの制度に分かれています。一般編入、学外から学士編入、本学卒業者の学士編入です。そして、どれを選ぶかで出願できる学部が変わります。
もう1つ、先に知っておいたほうがよいことがあります。大学が公表している2026年度の結果を見ると、24人が受験して合格は5人。しかも合格が出たのは、文学部英米文学科の一般編入(2年次)だけでした。教育人間科学部心理学科は10人が受験して合格0、一般編入の3年次も2人受験して合格0です。
「実施している」ことと「合格者が出ている」ことは別です。この記事では、区分ごとの募集学科、2026年度の実績、2027年度の日程を、大学が公表している資料にもとづいて整理します。
3つに分かれる
合格者/受験者
(2026年11月21日)
まず3つの制度のどれに当てはまるかを決める
青山学院大学の編入は、出願する人の立場によって3つに分かれます。ここを取り違えると、そもそも募集していない学部に出願しようとすることになります。
| 制度 | 対象 | 募集している学部・学科 |
|---|---|---|
| 一般編入 | 大学を卒業していない方(短大・高専・専門学校・大学在学中など) | 文学部(英米文学科/フランス文学科/日本文学科/史学科) 教育人間科学部(心理学科) |
| 学外から学士編入 | 他大学を卒業した方(学士) | 文学部(英米文学科/フランス文学科/日本文学科/史学科) 法学部(法学科) |
| 本学卒業者の学士編入 | 青山学院大学を卒業した方 | 大学の案内で別区分として扱われます |
表を横に見ると分かるとおり、教育人間科学部は一般編入にしかなく、法学部は学士編入にしかありません。文学部だけが両方に出ています。「青学の法学部に編入したい」と考えている方が大学2年生や短大生である場合、その入口はありません。まずここを確かめてください。
なお、青山学院大学に在学している方が学部を移る転学部・転学科は、編入とは別の制度です(在学生のみが対象)。募集学部も異なり、転学部では国際政治経済学部も対象になっています。
2026年度の結果をそのまま見る
青山学院大学は編入学者選抜の結果を学科別に公表しています。受験を決める前に、これを見ておく価値があります。
| 区分 | 志願 | 受験 | 合格 | 手続 |
|---|---|---|---|---|
| 一般編入(2年次) | 23 | 20 | 5 | 4 |
| 一般編入(3年次) | 2 | 2 | 0 | 0 |
| 学士編入(学外大学) | 3 | 2 | 0 | 0 |
| 学士編入(本学卒業) | 0 | 0 | 0 | 0 |
| 合計 | 28 | 24 | 5 | 4 |
学科別に見ると、合格が出た場所はさらに絞られます。
| 学科(区分) | 受験 | 合格 |
|---|---|---|
| 文学部 英米文学科 (一般編入・2年次) | 5 | 5 |
| 文学部 史学科 (一般編入・2年次) | 1 | 0 |
| 文学部 日本文学科 (一般編入・3年次) | 2 | 0 |
| 教育人間科学部 教育学科 (一般編入・2年次) | 4 | 0 |
| 教育人間科学部 心理学科 (一般編入・2年次) | 10 | 0 |
| 法学部 法学科 (学士編入・学外) | 1 | 0 |
出典: 青山学院大学「2026年度 編入学者選抜・転学部・転学科試験結果」。フランス文学科は志願者がいませんでした。
この表から読み取れることは3つあります。
- 合格が出たのは英米文学科だけ。しかも受験した5人全員が合格しています。志願者が少ない年に当たれば、通る可能性は決して低くありません
- 心理学科は10人が受験して合格0。受験者数がいちばん多かった学科で、合格が出ていません。人気と通りやすさは別物です
- 合格者5人のうち手続をしたのは4人。編入は併願が普通なので、合格しても他大学へ進む人がいます
ただし、これは1年分の結果です。募集人員が少ない試験では、年によって数字が大きく動きます。「英米文なら通る」「心理は無理」と決めつけるのではなく、年によって合格0の学科が出る規模の試験であると理解して、併願先を確保しておくのが現実的な向き合い方です。
2027年度の日程
編入学者選抜と転学部・転学科試験は同じ日程で行われます。2027年度(2026年秋実施)は次のとおり公表されています。
| 手続き | 期日 |
|---|---|
| Web出願登録 | 2026年10月20日(火)〜11月4日(水) |
| 必要書類の郵送 | 2026年11月4日(水)郵送必着 |
| 試験日 | 2026年11月21日(土) |
| 合格発表 | 2026年12月1日(火) |
| 入学手続締切 | 2026年12月11日(金)郵送必着 |
Web出願の登録と書類の郵送が同じ11月4日締切です。登録だけ済ませて書類を後から送る余裕はありません。成績証明書・卒業(見込み)証明書は発行に日数がかかるので、10月に入る前には在籍校へ依頼しておいてください。
試験日から合格発表まで10日、そこから入学手続まで10日という短い間隔です。他大学と併願していて青学の結果を待ちたい場合は、相手校の手続締切が12月11日より後かどうかを先に確認しておくと、判断で慌てずに済みます。
科目と日程が分かっても、いまの学習量で間に合うか、何を先にやるかは人によって変わります。併願先との重なりも、組み合わせ次第で負担が大きく変わります。
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出願資格と募集人員は要項で確かめる
募集人員・出願資格・選考方法は、大学が公表する入学者選抜要項に記載されています。青山学院大学は編入学者選抜の要項を「学校推薦型選抜・総合型選抜・その他の選抜」の要項に含めて公開しています。
編入試験の出願資格は、一般に次のような区分で書かれます。自分がどれに当たるかで、必要な書類も条件も変わります。
- 短期大学・高等専門学校を卒業(見込み): 卒業そのものが資格になることが多い区分です
- 専門学校(専修学校専門課程)を修了(見込み): 修業年限や総授業時間数の条件が付くのが一般的です
- 大学に一定期間在学し、所定の単位を修得: 何年次を狙うかで必要単位が変わります。青学の一般編入は2年次と3年次があり、学科によって募集する年次が違います
- 大学を卒業(学士): 学士編入の区分になり、募集学部が変わります(文学部・法学部)
出願資格の判断に迷う場合、青山学院大学は学務部教務課の編入学者選抜係へメールで問い合わせるよう案内しています。要項を読んだうえで判断がつかないときは、自己判断せず問い合わせてください。出願できない区分で書類をそろえてしまうと、時間も検定料も無駄になります。
対策の組み立て方
青山学院大学の編入は文学部と教育人間科学部心理学科、法学部という文系の枠組みです。学科ごとに問われる専門が違うため、志望学科が決まらないと対策が始まりません。まず学科を1つに絞ってください。
英米文学科を狙う場合
2026年度に唯一合格が出た学科です。英語系の学科なので、英語の運用力が中心になります。編入試験の英語は、外部試験のスコアで代える大学と、独自の筆記で見る大学に分かれます。文学系の学科では英文の読解と和訳、内容説明を課す形が一般的です。設問の形式は要項で確認し、過去の出題形式が公表されていれば必ず入手してください。英語の対策の進め方は編入試験の英語(外部試験を取るかの判断)にまとめています。
心理学科を狙う場合
受験者数がいちばん多く、2026年度は合格が出ませんでした。競争が起きやすい学科だと考えて準備量を積む必要があります。心理学は編入で人気の高い分野ですが、公認心理師など資格を目的にする場合は、編入後に必要な科目がそろうかを先に確認してください。編入生は履修できる科目や年次に制約が出ることがあり、資格要件を満たせないことがあります。これは青学に限らず心理系全般で起きる問題です。
法学部を狙う場合
学士編入の区分しかありません。大学を卒業していない方は出願できないので、この時点で対象かどうかが決まります。学士編入は社会人の学び直しルートとしても使われます。
共通してやること
- 志望理由を学科の中身と結びつける。編入試験は面接や書類の比重が高く、「なぜこの学科か」に具体で答えられるかが問われます。研究室・ゼミの一覧と開講科目を見て、学びたいことを名指しできる状態にしてください
- 単位認定の見通しを立てる。2年次に編入するか3年次に編入するかで、卒業までの年数と学費が変わります。認定される単位数は大学ごとの審査で決まります。2年次編入とは?実施大学一覧・試験科目・対策もあわせてご覧ください
- 併願先を確保する。合格0の学科が出る規模の試験です。日程が重ならない大学を組み合わせてください。3年次編入できる大学一覧で、出願できる区分から候補を絞れます
秋型の日程で準備をどう組むか
青山学院大学の試験は11月です。編入試験全体で見ると11月は最も多い月で、私立大学の多くがここに集まります。国公立が6〜7月に集中するのと対照的で、この時期差が併願設計の要になります。
- 前年の冬〜春|学科を1つに絞る青学は学科ごとに募集する年次も区分も違います。「青学に行きたい」ではなく「青学の英米文に行きたい」まで絞らないと、必要な準備が決まりません。この段階で自分が一般編入と学士編入のどちらに当たるかも確定させます。
- 春〜夏|専門と英語の土台文学部系なら英語の読解量を積む時期です。編入の英語は長文を読ませて和訳や内容説明を求める形が多く、短期間では伸びません。心理学科志望なら、心理学の基礎を体系的に一周しておきます。
- 夏|国公立の結果が出る時期国公立を併願している場合、7月試験の結果がこのあたりで出ます。青学の出願は10月なので、国公立の結果を見てから出願を判断できます。これは秋型の大きな利点です。
- 9月〜10月中旬|書類をそろえる成績証明書・卒業(見込み)証明書を在籍校へ依頼します。発行に1〜2週間かかることがあり、郵送期限が11月4日必着なので、10月中旬までに手元にある状態を目指してください。志望理由書もこの時期に書き上げて推敲します。
- 10月20日〜11月4日|出願Web出願の登録と書類の郵送がどちらも11月4日締切です。登録だけ先に済ませて書類を後から、という順番は取れません。
- 11月21日|試験当日試験日から合格発表(12月1日)まで10日、入学手続締切(12月11日)まではさらに10日です。
併願をどう組むか
編入試験は試験日が重ならなければ何校でも受けられます。一般入試と違い、国公立同士の併願も制度上は可能です。青学の11月21日という日程を軸に考えると、組み方は次のようになります。
- 国公立(6〜7月)と組み合わせる。時期がまったく違うので日程が重なりません。国公立の結果を見てから青学に出願するかを決められます
- 同じ11月の私立と組み合わせるときは日付を確認する。11月は私立の試験が最も集中する月です。同じ土曜日に別の大学の試験が入っていないかを、出願前に並べて確認してください
- 手続締切の順番を見る。青学の入学手続締切は12月11日です。第1志望の発表がこれより後にある場合、青学に合格しても入学金を納めるかどうかの判断を先に迫られます。併願校の発表日と手続締切を一覧にしておくと、この判断で慌てません
青山学院大学の編入学者選抜では、出願できるのは1学科という形が一般的です。学内で複数の学科に出願することは想定されていないため、学科を絞る判断は出願前に済ませてください。詳細は入学者選抜要項で確認してください。
文学部の4学科はどう選ぶか
青学の編入で選択肢がいちばん広いのは文学部です。一般編入でも学士編入でも4学科すべてが対象になっています。ただし2026年度の結果を見ると、学科によって状況がはっきり違いました。
| 学科 | 2026年度の状況 |
|---|---|
| 英米文学科 | 一般編入(2年次)で5人受験・5人全員合格。この年に合格が出た唯一の学科 |
| フランス文学科 | 志願者0。募集はあるが応募がなかった |
| 日本文学科 | 一般編入(3年次)で2人受験・合格0 |
| 史学科 | 一般編入(2年次)で1人受験・合格0 |
志願者0の学科がある一方で、全員合格の学科もある。これが募集人員の小さい試験の実態です。志願者が集まらない年は、出願しさえすれば土俵に立てます。逆に、たまたま志望者が重なった年は厳しくなります。年ごとの振れが大きいことを前提に、出願できる学科は広めに検討しておくのが得策です。
ただし「通りやすそうだから」で学科を選ぶと、面接で行き詰まります。編入試験ではなぜその学科なのかを自分の言葉で説明できることが問われます。学科ごとの開講科目とゼミの一覧を見て、学びたい内容と結びつけられる学科を選んでください。
志望理由書と面接の準備
編入試験は、一般入試と比べて書類と面接の比重が高いのが特徴です。青学の編入も、学科ごとの選考方法は要項で定められますが、志望理由を問われない編入試験はまずありません。
準備するときの軸は3つです。
- なぜ編入するのか。いまの学校で学んだことを踏まえて、次に何を学びたいのかを説明します。「いまの環境が合わない」という動機だけだと、編入先でも同じことが起きると受け取られます
- なぜこの大学のこの学科なのか。ここがいちばん詰まりやすい部分です。開講科目・ゼミ・指導を受けたい教員を名指しできる状態にしておくと、答えが具体になります。学部の名前だけで選ぶと「それはうちでなくてもできますよね」に答えられません
- 編入後に何をするのか。2年次に入るか3年次に入るかで、残りの在学期間が変わります。卒業までに何を仕上げたいのかを、期間と結びつけて話せるようにしておきます
面接では、答えに詰まる場面が出ることもあります。黙り込まず、分かるところまでを筋道立てて話すことが大切です。編入の面接は、知識の量より考え方の筋を見ています。
よくある質問
青山学院大学の編入試験は難しいですか?
2026年度は24人が受験して合格5人でした。ただし合格が出たのは文学部英米文学科の一般編入(2年次)だけで、その学科では受験した5人全員が合格しています。一方で受験者が最も多かった教育人間科学部心理学科は合格0でした。学科によって結果がまったく違い、年によっても動きます。全体の倍率より、志望学科の状況を見てください。
大学2年生ですが、法学部に編入できますか?
できません。法学部が募集しているのは学外から学士編入の区分で、他大学を卒業した方(学士)が対象です。大学を卒業していない方が出願できるのは、一般編入の文学部(英米文・フランス文・日本文・史)と教育人間科学部心理学科です。
2年次編入と3年次編入のどちらがありますか?
学科によって違います。2026年度の結果では、文学部英米文学科・史学科と教育人間科学部の学科が2年次、文学部日本文学科が3年次の区分で実施されていました。募集する年次は年度によって変わることがあるため、必ず最新の入学者選抜要項で確認してください。
試験はいつですか?
2027年度(2026年秋実施)は、Web出願登録が2026年10月20日〜11月4日、試験日が2026年11月21日(土)、合格発表が12月1日(火)、入学手続締切が12月11日(金)です。Web出願の登録期限と必要書類の郵送期限がどちらも11月4日なので、証明書類は10月中にそろえておく必要があります。
転学部・転学科とは違うのですか?
違います。転学部・転学科は青山学院大学に在学している学生だけが対象の制度で、学外から受けることはできません。試験日程は編入学者選抜と共通ですが、募集学部も出願資格も別に定められています。
ここまでで、試験の形と必要な準備は見えたと思います。あとは、いまの自分の位置から何を先にやるかです。志望校と現在の状況をうかがったうえで、順番を整理します。
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まとめ
青山学院大学の編入で最初に決めるのは、自分が3つの制度のどれに当たるかです。大学を卒業していなければ一般編入(文学部・教育人間科学部心理学科)、他大学を卒業していれば学士編入(文学部・法学部)になります。法学部は学士編入だけ、教育人間科学部は一般編入だけという点は、志望校選びの段階で効いてきます。
そのうえで、2026年度は24人受験・合格5人、合格が出たのは英米文学科の一般編入だけという実績を踏まえて、併願先を確保したうえで臨んでください。日程は2026年11月21日、出願は11月4日締切です。募集人員・出願資格・選考方法は必ず大学が公表する最新の入学者選抜要項で確認してください。
この記事について
監修: オンライン編入学院(株式会社BearBee)。本記事は、2年連続合格者数No.1※の大学編入予備校オンライン編入学院が監修しています。
制度の区分と募集学科は青山学院大学が公表する編入学者選抜の案内、実績は同大学が公表する「2026年度 編入学者選抜・転学部・転学科試験結果」、日程は同大学の入学試験日程を出典としています。募集人員・出願資格・選考方法は年度ごとに変わるため、出願前に必ず大学が公表する最新の入学者選抜要項で確認してください。
※調査対象期間:2024/4〜2026/3 TPCマーケティングリサーチ(株)調べ|最終更新: 2026年9月6日
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