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編入したら奨学金はどうなる?日本学生支援機構の継続手続き

編入したら奨学金はどうなる?日本学生支援機構の継続手続き

手続きをすれば、多くの場合は続けられます。ただし、日本学生支援機構(JASSO)の奨学金は種類によって編入学時の扱いが違い、なかには継続できないものもあります。「編入したら奨学金はどうなるのか分からない」という不安は、経済的な事情で編入を迷う理由の1つになりがちですが、実際には公式ルールとして手続きの方法が明確に定められています。この記事は、JASSOの公式ページに書かれているルールをもとに、編入時に必要な手続きと注意点を整理したものです。​​‌​‌​​‌‌​‌‌‌‌​‌​​​‌​​‌‌‌​‌‌‌​​‌

この記事で分かること

  • JASSOの奨学金は編入学後3か月以内の手続きで継続できること
  • 第一種奨学金だけは自動的に継続せず、在学採用への再申請が必要なこと
  • 給付奨学金は前籍校を離れてから1年を超えると継続できなくなること
  • 単位認定の確定時期によって、初回振込が遅れる大学があること

編入学の定義(JASSOの分類)

JASSOは編入学を次のように定義しています。

短期大学・高等専門学校・専修学校(専門課程)を卒業または修了後、大学(学部)に入学する場合

出典: 日本学生支援機構「転学・編入学」(2026年9月6日確認)

高専・短大・専修学校からの編入はこの分類に当てはまるため、これから説明する手続きの対象になります。

手続きの期限は「編入学後3か月以内」

JASSOの公式ページには、次のように明記されています。

1. 編入学した大学の担当者に連絡し、貸与奨学金の場合は「貸与奨学金継続願(編入学)」と「確認書兼個人信用情報の取り扱いに関する同意書」等を、給付奨学金の場合は「給付奨学金継続願(編入学/認定専攻科進学/適格専攻科進学)」と「給付奨学金確認書」等を受け取る。 2. 必要事項を記入し、大学へ提出する。※編入学後3か月以内に提出すること

出典: 日本学生支援機構「転学・編入学」(2026年9月6日確認)

編入前の学校で奨学金を受けていた人は、まず新しい大学の奨学金担当窓口に連絡することが最初の一歩です。願書は大学側から受け取る形式のため、自分から動かないと始まりません。

連絡が遅れるほど、後述する初回振込の遅れにもつながりやすくなります。

奨学金の種類によって扱いが違う

奨学金の種類編入学時の扱い
第一種奨学金(無利子貸与)継続できません。編入学先で新たに在学採用として申し込む必要があります。
第二種奨学金(有利子貸与)編入学先の卒業予定期まで貸与を継続できます。
給付奨学金条件を満たせば継続できますが、一定の条件に当てはまると継続できません(次章)。

つまり、第一種奨学金だけは、手続きをしても自動的には続きません。第一種を利用していた場合は、編入先での在学採用の募集時期を早めに確認しておく必要があります。

継続できないケース

給付奨学金には、継続できない条件がJASSOの公式ページに明記されています。

編入学前の学校に在籍しなくなってから,他の学校に編入学するまでに1年を経過した場合

出典: 日本学生支援機構「転学・編入学」(2026年9月6日確認)

もう1つの条件として、編入学前の学校で懲戒処分(退学・除籍・停学など)を受けた場合も継続できません。浪人期間が長引いたり、編入までに時間が空いたりすると、この「1年」の条件に触れる可能性があるという点は覚えておく必要があります。

単位認定の確定と、初回振込のタイミング

編入学した年度は、奨学金の初回振込が遅れることがあります。京都工芸繊維大学の3年次編入学生向けの案内には、次のように説明されています。

単位認定状況等は例年5月頃に確定しますので,3年間での卒業を目指す学生の初回振込は,提出時期に関わらず遅れる可能性があります。

出典: 京都工芸繊維大学「3年次編入学生の日本学生支援機構奨学金継続手続きについて」(2026年9月6日確認)

これは大学ごとの運用の一例ですが、単位認定の結果が出るまで奨学金の振込先・金額が確定しない大学があることは、編入前に知っておくと資金計画が立てやすくなります。生活費・学費の当座の資金は、振込が遅れる前提で用意しておくほうが安全です。

編入前にやっておくべきこと

ここまでの内容を、編入前から準備できることとして並べ直します。

  • 自分が受けている奨学金の種類(第一種・第二種・給付)を確認する。第一種だけは自動的に継続しないため、扱いが大きく変わります。
  • 編入前の学校を離れてから編入までの期間を数える。1年を超えると給付奨学金が継続できなくなるため、浪人や準備期間が長引く場合は特に注意が必要です。
  • 志望校の奨学金窓口のページを、出願前に一度見ておく。継続願の提出先・在学採用の募集時期は大学ごとに窓口が異なります。
  • 初回振込が遅れる可能性を前提に、当座の生活費・学費を確保しておく。単位認定の確定が5月頃になる大学もあるため、4月からしばらくは自己資金でしのぐ想定をしておくと安心です。

これらは、合否が決まってからではなく、出願先を決める段階から動ける項目です。学校推薦か一般選抜かを選ぶときにも、奨学金の継続時期は判断材料の1つになります。

本人はどう感じていたか

編入先を選ぶ理由の1つとして、奨学金の継続を挙げている合格者がいます。

親にも相談したところ、奨学金が切れることなく、学校の学費支援も厚く、さらに通常の編入に比べて一年多く勉強できる東大は良い進学先だとして協力してくれた。

東京大学工学部 編入の合格体験記(sunao_uさん)

奨学金が続くかどうかは、本人だけでなく家族の後押しにも関わる、実務的で大きな判断材料になっていることが分かります。志望校を決める段階で、経済面の見通しを家族と共有しておくことが、周囲の理解を得るうえでも役立ちます。

編入をもっと具体的にイメージするために

よくある質問

大学独自の奨学金はどうなる?

この記事で扱ったのはJASSO(日本学生支援機構)の奨学金のみです。大学独自の奨学金・給付制度は大学ごとにルールが異なるため、編入先の大学の奨学金窓口に個別に確認する必要があります。地方自治体・民間団体の奨学金も、それぞれの制度ごとに編入時の扱いが定められているため、この記事の内容をそのまま当てはめることはできません。

手続きを忘れたらどうなる?

JASSOの公式ページには、編入学後3か月以内の提出が明記されています。期限を過ぎた場合の扱いはこの記事の範囲では確認できていないため、忘れないよう編入直後に大学の奨学金窓口へ連絡することが確実です。編入学の準備は出願資格・試験対策・引っ越しなど重なることが多く、手続きが後回しになりがちな項目でもあります。

第一種奨学金を編入先で改めて使いたい場合は?

編入学先での「在学採用」という制度で新たに申し込む必要があります。在学採用の募集時期・審査基準は大学によって独自に運用されているため、編入前から編入先大学の学生支援窓口のページで確認しておくと出遅れを防げます。

奨学金の継続手続きは大学ごとに窓口・時期が異なります。自分の在籍する(していた)学校と志望校の組み合わせでどう動けばよいかは、条件を突き合わせて初めて分かります。

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もっと知りたい方へ

この記事について

監修: オンライン編入学院(株式会社BearBee)

本記事は、2年連続合格者数No.1※の大学編入予備校オンライン編入学院が監修しています。制度の内容は日本学生支援機構・京都工芸繊維大学の公式ページの記載をそのまま引用し、要約や言い換えは引用の外で行っています。

※調査対象期間:2024/4〜2026/3 TPCマーケティングリサーチ(株)調べ

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