東海大学工学部の編入試験対策|学科別の選考内容・単位認定を解説
結論:東海大学工学部の編入試験はこんな試験
東海大学工学部の編入学試験(一般編入学選抜)は、小論文(600〜800字)・面接試験・口述試験の3段階で選考される試験です。独立した数学や物理の筆記試験は課されず、口述試験で学科ごとに指定された理数系の基礎学力が問われる構成になっています。募集人員は7学科(専攻)ともすべて「若干名」で、大学が公表している一般編入学選抜結果によると、直近4年間の学科合計の志願者は年3〜6名という小規模な試験です。この記事で押さえておきたいポイントは大きく3つです。第一に、航空宇宙学科は航空宇宙学専攻のみが対象で、航空操縦学専攻は編入を実施していません。第二に、小論文のテーマと口述試験の重点科目は学科ごとに異なるため、志望学科を決めたらその学科の出題内容を具体的に確認する必要があります。第三に、編入後に3年次(第5セメスター)から始まるか2年次(第3セメスター)から始まるかは出願時に認定される単位数次第で、出願書類の準備が入学後の学修計画に直結します。今日からできることは、志望学科の口述試験で問われる科目の基礎を洗い出し、出身校の成績証明書・シラバスなど単位認定に必要な書類の発行状況を確認しておくことです。
出願資格は大学ごとに条件が細かく分かれます。短大・高専・専門学校・大学在学中で扱いが変わり、英語資格が要る大学もあります。自分が出願できるかどうかは、条件を1つずつ突き合わせないと分かりません。
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試験概要(最新要項データ)
2027年度2027年度(2026年11月実施・2027年4月入学)の一般編入学選抜の募集要項にもとづくデータです。この節は毎年の要項公表に合わせて更新されます(更新日: 2026-08-06)。
| 出願期間 | 2026年10月1日(木)〜10月10日(土)締切日必着 |
|---|---|
| 試験日 | 2026年11月8日(日)・湘南キャンパス |
| 合格発表 | 2026年11月17日(火)午前9時30分〜(インターネットのみで通知。郵送通知はなし) |
| 入学手続期間 | 2026年11月17日(火)〜11月27日(金)17:00厳守 |
| 募集学科(専攻) | 航空宇宙学科(航空宇宙学専攻)・機械工学科・機械システム工学科・電気電子工学科・医工学科・生物工学科・応用化学科の7学科(専攻)。航空宇宙学科航空操縦学専攻は編入学選抜を実施しません |
| 募集人員 | 各学科(専攻)とも「若干名」 |
| 選抜方法 | 書類審査+小論文(600〜800字)+面接試験+口述試験。学科ごとの出題内容は後述 |
| 出願資格(主なもの) | 大学卒業(学士)または大学に2年以上在学し62単位以上修得(見込み含む)した者、短期大学・高等専門学校卒業(見込み含む)者、外国の学校教育課程修了者など |
| 入学検定料 | 35,000円 |
| 受入れセメスター | 原則第5セメスター(3年次)。認定単位数によっては第3セメスター(2年次)の場合あり |
出願資格・提出書類・選考内容の詳細は年度により変わる可能性があります。必ず東海大学が公表する最新の募集要項(大学公式サイトで「東海大学 編入学選抜」と検索)で確認してください。本記事は学習計画づくりのための参考情報です。
科目と日程が分かっても、いまの学習量で間に合うか、何を先にやるかは人によって変わります。併願先との重なりも、組み合わせ次第で負担が大きく変わります。
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出願資格と単位認定の仕組み
東海大学工学部の編入学試験は、次の6区分いずれかに該当する人が出願できます。「大学卒業(学士)」と「大学に2年以上在学し62単位以上修得」が同じ区分にまとめられている点が特徴で、学位の有無だけで受験の可否が分かれる制度ではありません。
- 大学を卒業した者(学士)、または大学に2年以上在学し62単位以上修得した者(2027年3月31日までに62単位以上修得見込みの者を含む)
- 短期大学を卒業した者(2027年3月31日までに卒業見込みの者を含む)
- 高等専門学校を卒業した者(2027年3月31日までに卒業見込みの者を含む)
- 外国において学校教育における16年または14年の課程を修了した者(同等の学力を有する者。出願資格審査が必要)
- 文部科学大臣の定める基準を満たす専修学校の専門課程(専門学校)、または修業年限2年以上の高等学校専攻科を修了した者
- 構造改革特別区域計画の認定を受けた省庁系短期大学校・省庁系大学校の卒業者(編入学を認める学部・学科・専攻に限る)
もう一つ、編入を検討するうえで重要なのが単位認定と受入れセメスターの関係です。東海大学は編入学時の単位認定を「一括認定」(科目を指定せず単位数だけを認定)と「個別認定」(出身校の科目と本学の科目の内容が同じと判断される場合に振り替えて認定)を併用し、おおむね50〜70単位を目安に認定するとしています。編入は原則として第5セメスター(3年次)からの受け入れですが、認定単位数が少ないと第3セメスター(2年次)からの受け入れとなり、卒業までに2.5年以上を要する場合もあります。
この単位認定は出願書類の内容に大きく左右されます。特に、出願時点で在学中の人は「履修中の科目を証明できる履修証明書または履修登録票」を必ず提出する必要があり、これを提出しないと個別認定の単位数が少なくなり、2年次受け入れになる可能性が高くなると募集要項に明記されています。単位認定の判断材料になる授業要覧・シラバスのコピーも、成績証明書・履修証明書に記載されたすべての科目分を用意する必要があるため、出願準備の早い段階で在籍校の教務担当に確認しておくと安心です。
医工学科を志望する場合の注意点として、募集要項には「工学部医工学科の3年次の科目については、伊勢原キャンパスを利用する可能性があります」と記載されています。工学部の在籍キャンパスは湘南キャンパス(神奈川県平塚市)ですが、編入生は3年次から始まる原則のため、通学計画に影響する可能性があります。
出願手続きの実務(チェックリスト)
2027年度の出願期間は2026年10月1日〜10月10日の約10日間です。発行に時間がかかる証明書類が多いため、要項データをもとに「いつまでに何を用意するか」を逆算すると次のようになります。
- 該当者のみ・出願資格審査(2026年9月18日締切): 外国の学校教育課程を修了した人は、履歴書・最終学歴の成績証明書・卒業(見込み)証明書を添えた出願資格審査が必要です。出願期間よりも早い締切のため、該当する可能性がある人は夏のうちに確認してください。
- 出願1〜2か月前: 志願票用の証明写真(縦4cm×横3cm・正面上半身・脱帽・無背景)、志望理由書、最終学歴の証明書(卒業証明書・卒業見込証明書・在学証明書のいずれか、発行3か月以内)、成績証明書(発行3か月以内)を準備します。成績評価がA〜E等の符号のみの場合は、100点法など評価基準がわかる書類も別途必要です。
- 在学中の人は追加で: 履修中・履修予定の科目がわかる履修証明書または履修登録票、そして成績証明書・履修証明書に記載された全科目分の授業要覧(シラバス)のコピーを用意します。単位認定と受入れセメスターの判定に直接使われる書類です。
- 出願期間(2026年10月1日〜10月10日、締切日必着): 入学検定料(35,000円)を支払い、宛名ラベルを貼った封筒に出願書類一式を入れて簡易書留で郵送します。工学部の郵送先は「東海大学湘南キャンパス サイエンス・エンジニアリングカレッジオフィス」です。
- 2026年11月4日まで: 受験票が届いているか確認します。氏名・生年月日など本人に関する項目に誤りがあれば、この時点でカレッジオフィスに問い合わせます(試験日・受験番号など試験に関する項目は出願後の変更不可)。
- 試験日(2026年11月8日): 集合9:30、1時限目10:00〜11:00(小論文)、2時限目11:20〜12:20、3時限目13:10〜14:10で、学科ごとに小論文・面接・口述の順に実施されます(進行状況により時間が変更される場合あり)。
- 合格発表・入学手続: 合格発表は2026年11月17日(火)午前9時30分からインターネットのみで行われ、大学からの郵送通知はありません。入学手続は同日〜11月27日(金)17:00厳守です。
必要書類の正式なリストと様式は年度ごとに変わる可能性があります。必ず東海大学が公表する最新の募集要項で確認してください。
難易度・倍率(大学公表データ)
東海大学は入学試験ごとに「一般編入学選抜 結果」を公式サイトで公表しています。工学部7学科(航空宇宙学専攻・機械工学科・機械システム工学科・電気電子工学科・医工学科・生物工学科・応用化学科)合計の直近4年間の実施状況は次のとおりです(建築学科は現在の建築都市学部に属するため対象外。出典: 東海大学「一般編入学選抜 結果」各年度版。倍率は 受験者数÷合格者数 で編入総研編集部が計算)。
| 年度 | 志願者 | 受験者 | 合格者 | 倍率 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年度 | 3名 | 3名 | 2名 | 1.5倍 |
| 2024年度 | 3名 | 2名 | 1名 | 2.0倍 |
| 2025年度 | 6名 | 5名 | 2名 | 2.5倍 |
| 2026年度 | 4名 | 3名 | 2名 | 1.5倍 |
学科別に4年間の実施状況を合算すると、次のとおりです(記載のない年度は志願者がいなかったことを示します)。
| 学科 | 志願者があった年度 | 4年間合計(志願/受験/合格) |
|---|---|---|
| 機械工学科 | 2025・2026年度 | 2名/2名/2名(倍率1.0倍) |
| 機械システム工学科 | 2024・2026年度 | 2名/2名/0名(算出不可・全員不合格) |
| 電気電子工学科 | 2023・2025・2026年度 | 4名/3名/0名(算出不可・全員不合格) |
| 医工学科(旧: 医用生体工学科) | 2023・2026年度 | 2名/2名/2名(倍率1.0倍) |
| 生物工学科 | 2024・2025年度 | 2名/1名/0名(算出不可・全員不合格) |
| 応用化学科 | 2024年度のみ | 1名/1名/1名(倍率1.0倍) |
| 航空宇宙学専攻 | 2023・2025年度 | 3名/2名/2名(倍率1.0倍) |
この4年間のデータから読み取れるのは次の点です。
- 機械工学科・医工学科・応用化学科・航空宇宙学専攻は、記録がある年はすべて受験者全員が合格しています。一方、機械システム工学科・電気電子工学科・生物工学科は4年間で合格者が1人も出ていません。同じ工学部でも学科によって結果に大きな差があります。
- 電気電子工学科は4年間で合計4名が志願し3名が受験しましたが、合格者は0名でした。7学科の中で最も志願者数が多いにもかかわらず、合格者が出ていない学科です。
- 2025年度は学部合計で志願者6名・合格者2名(倍率2.5倍)と、4年間で最も志願者が多かった年です。学科をまたいで見ると、年度によって全体の実施規模にも変動があります。
学科ごとの結果差が大きいことから、数値だけで難易度を判断せず、志望学科の口述試験・小論文の対策を個別に積み上げることが重要です。専門科目の独立した筆記試験がなく口述試験で学力を確認する構成のため、暗記した知識を書き出す力より、専門用語の意味や仕組みを自分の言葉で説明できる力が問われます。
学科別の選考内容
東海大学工学部の編入学試験は学科ごとに小論文のテーマと口述試験の重点科目が異なります。志望学科を決めるときは、この節の内容と自分の得意分野を照らし合わせて検討してください(面接試験はどの学科も「編入学を志望する理由等、一般的な質問」が中心で、内容に大きな違いはありません)。なお、航空宇宙学科には航空宇宙学専攻と航空操縦学専攻の2専攻がありますが、編入学選抜(一般編入学選抜)の対象は航空宇宙学専攻のみです。航空操縦学専攻を希望する場合、この試験では出願できないため注意してください。
航空宇宙学科(航空宇宙学専攻)
| 小論文 | 600〜800字。航空宇宙分野において入学後に特に取り組みたい分野・研究課題を、具体例を挙げて述べる |
|---|---|
| 面接試験 | 編入学を志望する理由等、一般的な質問 |
| 口述試験 | 物理学と数学に関する基礎学力 |
入学後に取り組みたい研究テーマを具体的に語れるかが問われます。航空宇宙工学の広い分野(構造・推進・制御など)の中で、自分がどこに関心があるのかを事前に整理し、力学と数学の基礎(微分積分・力のつり合いなど)を口頭で説明できるよう準備しておくと安心です。
機械工学科
| 小論文 | 600〜800字。身の回りにある機械を一つ取り上げ、それをさらに改良するにはどうすればよいか考えを述べる |
|---|---|
| 面接試験 | 編入学を志望する理由等、一般的な質問 |
| 口述試験 | 数学・物理等の基礎学力 |
日常にある機械を題材に、改良のアイデアを工学的な視点で説明する構成です。単なる思いつきではなく、力学や材料といった基礎知識と結びつけて理由を説明できると評価されやすくなります。口述試験に備えて、力学・材料力学の基本用語を人に説明できるレベルまで復習しておくとよいでしょう。
機械システム工学科
| 小論文 | 600〜800字。身近な機械システム(ロボットや自動車等)を一つ挙げ、より良いものに改良する方法について考えを述べる |
|---|---|
| 面接試験 | 編入学を志望する理由等、一般的な質問 |
| 口述試験 | 数学・物理等の基礎学力 |
機械工学科と似た構成ですが、題材は「システム」としての機械(ロボット・自動車など、複数の要素が組み合わさったもの)です。制御やセンサーなど、機械システム工学科ならではの視点を交えて改良案を考えられると、学科への理解の深さが伝わりやすくなります。
電気電子工学科
| 小論文 | 600〜800字。身の回りにある電気電子技術または情報通信技術を一つ取り上げ、暮らしへの役立ち方と今後の発展を考察する |
|---|---|
| 面接試験 | 編入学を志望する理由等、一般的な質問 |
| 口述試験 | 理数教科の基礎学力 |
口述試験は「理数教科の基礎学力」とされており、他学科より対象科目の幅が広く示されています。数学・物理どちらから聞かれても対応できるよう、電気回路の基礎につながる範囲(電磁気・微分方程式の考え方など)を中心に復習しておくと安心です。
医工学科
| 小論文 | 600〜800字。関心を持っている医療機器を一つ挙げ、利用され方と将来の進歩について考えを述べる |
|---|---|
| 面接試験 | 編入学を志望する理由等、一般的な質問 |
| 口述試験 | 数学・物理・化学等の基礎学力 |
医療機器を題材にした小論文では、工学的な仕組みと医療現場での役割の両方に触れられると説得力が増します。口述試験は数学・物理・化学と対象が広いため、理系科目全般の基礎を幅広く固めておく必要があります。また前述のとおり、3年次の授業の一部で伊勢原キャンパスを利用する可能性がある点も確認しておきましょう。
生物工学科
| 小論文 | 600〜800字。生物学・化学・物理学の専門的理解を問う |
|---|---|
| 面接試験 | 編入学を志望する理由等、一般的な質問 |
| 口述試験 | 生物学及び化学に関する問題 |
他学科と異なり、小論文自体が「身の回りの題材から考察する」形式ではなく、生物学・化学・物理学の専門的理解を直接問う内容です。工学部の中でも理科の専門知識が色濃く問われる学科のため、出身校で履修した生物学・化学の内容を中心に、早めの復習が必要です。
応用化学科
| 小論文 | 600〜800字。関心を持っている化学製品またはエネルギー技術を挙げ、特徴・技術の説明と今後の課題について考えを述べる |
|---|---|
| 面接試験 | 編入学を志望する理由等、一般的な質問 |
| 口述試験 | 化学に関する基礎知識 |
身近な化学製品やエネルギー技術を題材に、技術的な特徴と課題の両面を語る内容です。口述試験は化学の基礎知識に絞られているため、無機化学・有機化学の主要な単元を優先して復習するのが効率的です。
対策ロードマップ(時期別)
試験日(例年11月上旬)と出願手続きの日程から逆算した、標準的な準備の進め方です。個々の学習進度に応じて調整してください。
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半年〜3か月前:志望学科の確定と基礎固め
志望学科を確定し、その学科の口述試験で問われる科目(数学・物理・化学・生物のいずれか、または複数)を洗い出します。工学部の口述試験は学科ごとに範囲が明示されているため、範囲外の科目に時間を割きすぎないよう優先順位をつけて復習を進めます。あわせて在籍校の成績証明書に記載される単位数を確認し、62単位に届く見込みかどうかを教務担当に相談しておくと、出願資格の判断に迷わずに済みます。
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出願2〜3か月前:小論文と書類の準備
志望学科の小論文テーマ(身近な技術の考察、関心分野の記述など)に沿って、600〜800字で自分の考えをまとめる練習を重ねます。志望理由書もこの時期に下書きを始め、入学後に学びたいことや取り組みたいことを具体的に書けるようにします。並行して、成績証明書・卒業(見込み)証明書・シラバスのコピーなど発行に時間がかかる書類の手配を始めます。
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出願直前(9月〜10月上旬):出願書類の最終確認
外国の学校教育課程を修了した人は、9月18日締切の出願資格審査に対応します。在学中の人は履修証明書または履修登録票を必ず用意し、単位認定に不利にならないよう書類の抜け漏れがないか確認します。10月1日〜10日の出願期間に間に合うよう、入学検定料の支払いと書類の郵送(簡易書留)を計画的に進めます。
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直前期(試験直前):面接・口述の想定問答
面接試験は「編入学を志望する理由等、一般的な質問」が中心のため、志望理由書の内容を自分の言葉で説明できるよう練習しておきます。口述試験は学科ごとの重点科目について、想定される質問に対して簡潔に説明する練習を繰り返します。試験当日は集合9:30、1時限目に小論文、2時限目に面接、3時限目に口述という時間割(体育学部以外)を踏まえて、当日の流れをシミュレーションしておくと落ち着いて臨めます。
よくある質問
東海大学工学部の編入試験はどの学科で実施されますか?
2027年度の一般編入学選抜では、航空宇宙学科(航空宇宙学専攻)・機械工学科・機械システム工学科・電気電子工学科・医工学科・生物工学科・応用化学科の7学科(専攻)で実施されます。同じ航空宇宙学科でも航空操縦学専攻は一般編入学選抜の対象外で、募集要項に「工学部航空宇宙学科航空操縦学専攻、医学部は一般編入学選抜を実施しません」と明記されています。志望する学科が編入を実施しているか、必ず最新の募集要項で確認してください。
出願資格の条件は?
主な区分は、大学を卒業した者(学士)または大学に2年以上在学し62単位以上修得(見込みを含む)した者、短期大学卒業(見込みを含む)者、高等専門学校卒業(見込みを含む)者、外国の学校教育課程修了者、文部科学大臣の定める基準を満たす専門学校・専攻科修了者などです。学士取得者と62単位修得者は同じ区分でまとめて出願資格が定められており、学位の有無だけで受験の可否が分かれる制度ではありません。詳細な条件は必ず大学公式の最新の募集要項で確認してください。
試験科目は何ですか?
工学部の各学科とも、書類審査に加えて小論文(600〜800字)・面接試験・口述試験の3段階です。数学や物理の独立した筆記試験はなく、口述試験で学科ごとに定められた理数系の基礎学力が問われる構成です。小論文のテーマと口述試験で重点的に問われる科目は学科によって異なるため、志望学科ごとの内容を事前に確認しておくことが対策の第一歩になります。
編入後は3年次と2年次のどちらから始まりますか?
原則として第5セメスター(3年次)で受け入れますが、出願時に認定される単位数が少ない場合は第3セメスター(2年次)からの受け入れになることがあります。大学は単位認定として「一括認定」と「個別認定」を併用し、おおむね50〜70単位を目安に認定するとしています。出願時に在学中の場合は履修中の科目を証明する書類を必ず提出しないと、認定単位数が少なくなり2年次受け入れの可能性が高くなる点に注意してください。
出願の準備はいつから始めればいいですか?
2027年度の出願期間は2026年10月1日〜10月10日(締切日必着)、試験日は2026年11月8日です。外国の学校教育課程修了者など出願資格審査が必要な場合の申請期日は2026年9月18日と出願期間よりかなり早いため、対象になる可能性がある人は夏のうちに確認しておく必要があります。成績証明書・卒業(見込み)証明書・シラバスのコピーなど発行に時間がかかる書類もあるため、出願期間の1〜2か月前には書類の手配を始めるのが安全です。
東海大学工学部の編入試験の倍率はどのくらいですか?
東海大学が公表している一般編入学選抜結果によると、工学部7学科合計の志願者は2023年度3名、2024年度3名、2025年度6名、2026年度4名で推移しています。学科別では機械工学科・医工学科は記録がある年すべてで受験者全員が合格(倍率1.0倍)していますが、電気電子工学科は4年間で合計4名が受験して合格者0名でした。募集人員は全学科とも「若干名」で、学科によって結果に差がある試験です。
医工学科に編入すると通うキャンパスは変わりますか?
工学部の在籍キャンパスは湘南キャンパス(神奈川県平塚市)ですが、募集要項には「工学部医工学科の3年次の科目については、伊勢原キャンパスを利用する可能性があります」と注記されています。編入生は3年次(第5セメスター)からの受け入れが原則のため、医工学科を志望する場合はキャンパス間の移動が生じる可能性を踏まえて通学計画を考えておくと安心です。
初年度の学費はどのくらいかかりますか?
2027年度の募集要項に掲載された学費表によると、工学部(医工学科以外)の春学期納入額は入学金150,000円・授業料691,000円などを含めて890,930円です。医工学科はこれに実習関連の諸会費が加わり891,290円になります。学費は年度により改定される場合があるため、正確な金額は必ず最新の募集要項または大学公式サイトで確認してください。
まとめ
東海大学工学部の編入学試験は、大学公表データによると学科によって結果に大きな差がある試験です。機械工学科・医工学科・応用化学科・航空宇宙学専攻は記録がある年すべてで受験者全員が合格している一方、機械システム工学科・電気電子工学科・生物工学科は直近4年間で合格者が出ていません。「学科ごとに異なる小論文・口述試験への対応」+「単位認定を左右する出願書類の準備」という2つの軸で対策が明確になる試験です。7学科(航空宇宙学専攻・機械工学科・機械システム工学科・電気電子工学科・医工学科・生物工学科・応用化学科)はそれぞれ小論文のテーマも口述試験の重点科目も異なるため、志望学科を決めたらまずその学科の出題内容を確認してください。あわせて、履修証明書やシラバスのコピーなど単位認定に関わる書類を早めに準備しておくことが、3年次からのスムーズなスタートにつながります。出願期間は10日程度と短いため、書類の手配は今日から始めてください。
あとは、いまの自分の位置から何を先にやるかです。志望校と現在の状況をうかがったうえで、順番を整理します。
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この記事について
監修: オンライン編入学院(株式会社BearBee)
本記事は、2年連続合格者数No.1※の大学編入予備校オンライン編入学院が監修しています。試験概要は大学が公表する募集要項をもとに毎年度確認しています。
※調査対象期間:2024/4〜2026/3 TPCマーケティングリサーチ(株)調べ
最終更新: 2026年8月6日

