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立正大学法学部

立正大学法学部の編入試験対策|2年次編入の課題・英語・日程

立正大学法学部の編入学選抜は、2年次編入だけを募集しています。3年次編入は「募集なし」です。ここを取り違えると、進路の見通しそのものが狂います。選考は書類審査・課題(小論文〈法学〉)・英語・面接の4つですが、課題は試験当日ではなく出願時に提出するのが最大の特徴で、しかもそのテーマは募集要項に印刷されて事前に公表されています。つまり、法学の小論文は「本番でどう書くか」ではなく「出願までに1本の答案をどこまで磨けるか」の勝負です。試験当日に解くのは英語60分だけで、その英語は全学部共通問題であり、同じ日に実施される全学部一般選抜〈3月試験〉の英語と同一の問題が使われます。この記事では、2027年度の募集要項と大学が公表する入試結果データ・過去問題をもとに、出願年次の確認から課題の仕上げ方、英語の演習素材の選び方までを整理します。

出願資格は大学ごとに条件が細かく分かれます。短大・高専・専門学校・大学在学中で扱いが変わり、英語資格が要る大学もあります。自分が出願できるかどうかは、条件を1つずつ突き合わせないと分かりません。

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最初に確認してください:立正大学法学部に3年次編入はありません。

2027年度入学試験要項の募集定員表では、法学部法学科の編入学選抜入学試験は2年次=若干名/3年次=募集なしと明記されています。同じ表で3年次も募集しているのは、文学部・仏教学部・データサイエンス学部・地球環境科学部地理学科・社会福祉学部社会福祉学科(教育福祉・社会デザインコース)です。心理学部・法学部・経営学部・経済学部は2年次のみです。2024年度・2025年度・2026年度の要項でも法学部の3年次は「募集なし」で、少なくとも4年度にわたって同じ扱いが続いています。大学2年次を修了していても、立正大学法学部へは2年次編入として出願することになり、卒業までに最低3年間の在学が必要になります。

試験概要(2027年度・最新要項データ)

2027年度2027年4月入学(2027年3月実施)の募集要項にもとづくデータです。この要項は2026年8月6日に大学の入試情報サイトで公表されました。この節は毎年の要項公表に合わせて更新されます(更新日: 2026-08-06)。

2年次のみ入学年次
若干名募集人員
2027年3月4日試験日
2027年2/6〜2/16出願期間
試験区分編入学選抜入学試験(3月試験)/2年次編入
募集単位法学部法学科(学科単位での募集)。社会公共コース・ビジネス法コース・特修コースの3コースは、入学手続後に希望調査を行って決定するため、出願時にコースを選ぶ必要はありません
出願期間2027年2月6日(土)〜2月16日(火)17時00分(WEB出願)。郵送書類は出願締切日消印有効、簡易書留速達で郵送
試験日・会場2027年3月4日(木)/品川キャンパス(東京都品川区大崎4-2-16)
当日の時間割入構 13:00〜14:10 / 1時限 英語(60分)14:30〜15:30 / 2時限 面接 15:30〜
選考方法書類審査/課題(小論文〈法学〉・出願時に提出)/英語/面接
合格発表2027年3月10日(水)14時00分、受験ポータルサイト「UCARO」に掲載(学内掲示・電話照会なし)
入学手続締切2027年3月16日(火)。編入学選抜の合格者は入学手続の延期ができません
受験票2027年2月26日(金)11時00分からUCAROで取得。A4サイズで各自印刷して持参(スマートフォン画面の提示による受験は不可)
入学検定料35,000円(非課税・別途支払手数料)。コンビニ/金融機関ATM/ネットバンキング/クレジットカード
履修キャンパス品川キャンパス(JR大崎駅・五反田駅から徒歩5分、東急池上線 大崎広小路駅から徒歩1分、東急目黒線 不動前駅から徒歩13分)
11月試験の有無なし。立正大学の編入学選抜には11月試験もありますが、実施するのは経済学部・仏教学部・地球環境科学部の3学部のみで法学部は対象外です

出典: 立正大学「2027年度 入学試験要項 特別選抜(社会人対象選抜/海外帰国生徒対象選抜/編入学選抜)」および立正大学入試情報サイトの特別選抜ページ。日程・科目・出願資格は毎年変わる可能性があります。出願前には必ず立正大学が公表する最新の募集要項の原本を確認してください(大学公式サイトで「立正大学 入試情報サイト 特別選抜」と検索すると要項のダウンロードページに到達できます)。

科目と日程が分かっても、いまの学習量で間に合うか、何を先にやるかは人によって変わります。併願先との重なりも、組み合わせ次第で負担が大きく変わります。

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出願資格——誰が出願できるか

立正大学の編入学選抜の出願資格は全学部共通で、学部ごとに追加要件が課されるのは経済学部(コース別のTOEIC・英検・日商簿記)、仏教学部・地球環境科学部(英語4単位以上の既修得)、地球環境科学部地理学科・社会福祉学部(出願前の事前相談・事前連絡)です。法学部には学部独自の追加要件はありません。英語の資格スコアも、事前相談の義務もありません。

2年次編入は、次の①〜⑧のいずれかに該当すれば出願できます(いずれも2027年3月の見込み者を含みます)。

区分内容
大学卒業者
大学第2学年修了者
短期大学または高等専門学校の卒業者
旧制高等学校高等科、旧制専門学校の卒業者
外国の大学第2学年修了者または短期大学卒業者
大学の通信課程第2学年修了者
修業年限2年以上かつ総授業時数1700時間以上の専修学校専門課程を修了した者(学校教育法第90条に規定する大学入学資格を有する者に限る)
大学第1学年修了者

読み落としやすい注意点が2つあります。1つ目は、短期大学の第1学年修了者は2年次編入学選抜を受験できないと要項に明記されていることです。短大1年生の段階では出願できず、卒業(見込み)が必要になります。2つ目は、高等学校専攻科の修了者は個別問い合わせ扱いで、立正大学入試センター品川入試課への確認が求められている点です。該当する場合は要項の公表直後に電話で確認しておくと、出願期間に慌てずに済みます。

必要単位数の条件はありません

他大学の編入試験では「62単位以上修得」「32単位以上修得」といった単位数の条件が出願資格に付くことが一般的ですが、立正大学の編入学選抜の出願資格には単位数の条件が書かれていません。上の①〜⑧の学歴要件を満たしていれば出願できる設計です。ただし、出願書類として「修得単位数とその評価が明記された成績証明書」の提出が求められ、審査の対象になります。2年次編入を志望していて成績証明書の提出が不可能な場合は、履修証明書を提出するという規定も置かれています。

また、単位数の条件がないことと、入学後に単位が認定されることは別の話です。要項の編入学志願者への注意事項には、2年次編入は既修得科目の認定単位によっては卒業まで4年以上を要する場合があると明記されています。在籍校でどの科目が認定されそうかは事前には確定しないため、「最短3年で卒業できる」と決めつけずに資金計画を立てておくのが安全です。

課題(小論文〈法学〉)——この試験の中心

立正大学の編入学選抜では、学部によって「試験当日に筆記の小論文を解く方式」と「事前に課題を提出する方式」に分かれています。法学部は後者で、データサイエンス学部・地球環境科学部・社会福祉学部と同じ扱いです。心理学部・経営学部・経済学部・文学部・仏教学部は当日筆記型なので、同じ大学でも準備の仕方がまったく違います。

提出方法と形式

  • 提出時期: 出願書類の一部として、出願期間内(2027年2月6日〜2月16日)に郵送で提出
  • 用紙: 本学所定用紙「様式C(課題用紙)」。立正大学入試情報サイトの特別選抜ページからダウンロードする
  • 筆記具: 黒のボールペンで手書き。消せるボールペンは使用不可
  • 字数: 1,600字以内
  • 論題欄: 課題用紙の「論題」欄に、小論文のテーマを簡潔に記入する(自分で見出しを付ける必要があります)
  • 記入欄が不足する場合は必要分をコピーして使用する、という規定があります

テーマは要項に印刷されています

立正大学は、募集要項の「5-4 編入学選抜入学試験 選考方法」の中に、課題の出題内容をそのまま掲載しています。2027年度の法学部2年次の課題は、「法の支配」の意味を、「法治国家原則」との異同にも触れながら説明するという内容で、字数は1,600字以内です。

さらに重要なのは、この課題が年度をまたいで変わっていないことです。2024年度・2025年度・2026年度の入学試験要項、および大学が公開している2025年度・2026年度の編入学選抜過去問題を照合すると、法学部2年次の課題文は4年度連続で同一でした。もちろん次年度も同じである保証はありませんが、少なくとも「要項が出るまでテーマがわからないから準備できない」という試験ではないことは確かです。要項は例年夏(2027年度は2026年8月6日)に公表されるため、出願まで半年前後を答案の推敲に充てられる構造になっています。

何を書けば評価されるのか

この課題は「あなたの意見を自由に述べなさい」型ではなく、説明を求める型です。したがって、感想や志望動機を書き込むほど評価は下がります。法学部で最初に学ぶ概念を、定義・沿革・両者の関係の順に整理して説明できるかが問われます。準備の筋道としては、次の3段階が現実的です。

  1. 用語の輪郭をつかむ: 「法の支配」「法治国家(法治主義)」「形式的法治国家と実質的法治国家」「立憲主義」といった語を、法学入門書の該当章で確認します。ここで大切なのは暗記ではなく、どちらも「権力を法で縛る」という発想を共有しながら、由来と重点が違うという対比の軸を自分の言葉で言えるようにすることです。
  2. 異同を表にする: 由来(英米法/大陸法)、法の内容に踏み込むか手続だけか、裁判所の役割、日本国憲法との関係——この4点程度で対照表を作ると、1,600字の骨組みがそのまま決まります。課題文が「異同も踏まえながら」と指定している以上、共通点と相違点の両方に触れていない答案は指示に答えていないことになります。
  3. 書いて、寝かせて、直す: 手書き提出なので書き直しに時間がかかります。下書きをワープロで完成させてから清書する、清書の前に第三者に読んでもらう、といった段取りを組んでください。1,600字は「詰め込めば足りない、薄めれば余る」分量です。書き終えたあとに「この段落は定義・対比・具体化のどれか」を各段落に一言で書き込み、役割の重複した段落を削るだけで密度が上がります。

著作権の観点から、この記事では過去問の設問そのものは記載していません。立正大学は編入学選抜の過去問題を大学公式サイトの過去問題ページで公開しているため、出題内容は原本で確認できます。

英語——全学部共通問題で、一般選抜と同じ問題

試験当日に解くのは英語だけです。ここには、対策の効率を大きく左右する事実が2つあります。

①英語は全学部共通問題です。大学が公開している編入学選抜の過去問題の冒頭に、筆記試験(英語)は全学部共通問題である旨が注記されています。法学部・心理学部・経営学部など、どの学部を受けても同じ問題を解きます。

②その問題は、同一年度の全学部一般選抜〈3月試験〉の英語と同じです。大学の過去問題ページには、編入学選抜の筆記試験(英語)の問題と解答は同年度の全学部一般選抜〈3月試験〉の英語を確認するように、という案内が掲載されています。編入学選抜と全学部一般選抜〈3月試験〉は同じ3月4日に実施されており、問題冊子も一致していることを確認できます。

出題構成(2026年度)

2026年度(2026年3月4日実施)の英語は、試験時間60分・マークシート方式・全46問・大問7題という構成でした。問題冊子は持ち帰りが認められています。大問ごとの形式は次のとおりです。

大問形式設問数
1文中の5つの下線部から誤っている箇所を1つ選ぶ(誤文訂正)10
2空所に入る最も適切な語(句)を選ぶ(語彙)5
3空所に入る最も適切な語(句)を選ぶ(文法・語法)5
4長文読解(英問英答式の内容一致)5
5長文読解(英問英答式の内容一致)4
6日本文の意味を正確に表している英文を選ぶ5
7会話文の空所に入る最も適切な発言を選ぶ12

46問のうち長文読解は2題・9問だけで、残る37問はすべて文法・語法・語彙・会話表現を問う選択問題です。大学自身が公表している出題の意図でも、大問1〜3は高校までに学習する範囲の基本的な文法・語法・語彙の理解を問うもの、大問4・5は一般的な社会問題を扱う平易な長文の読解力を問うもの、大問7は口語表現とコミュニケーション能力を問うものと説明されています。専門的な法律英語や難解な学術論文は出題されていません。

この構成から導ける学習方針

  • 優先順位は「文法・語法の総復習」が第1。大問1・2・3・6の25問は、いずれも高校英文法の知識で解ける形式です。ここを固めるほうが、長文の速読訓練より得点効率が高い構成になっています。
  • 誤文訂正(大問1)の演習を必ず入れる。10問と配分が大きい一方、受験勉強で手薄になりやすい形式です。文法問題集を「正しい形を選ぶ」だけでなく「どこが誤りか説明する」使い方に切り替えると、この形式に直結します。
  • 会話文(大問7)は12問で最大の塊。日常場面の定型表現(依頼・許可・謝罪・提案への応答)をまとめて確認しておくと、短時間で伸びます。
  • 長文は「平易な社会問題」を時間内に読み切る訓練で足りる。9問しかないので、難文の精読より、標準的な長さの英文を制限時間内に処理する練習を重ねるほうが効果的です。
  • 時間配分: 60分で46問なので、1問あたり約1分15秒。文法・語彙・会話を素早く処理して長文に時間を残す配分が基本になります。

演習素材は大学公式サイトにそろっています

編入学選抜の英語が一般選抜と同一問題である以上、立正大学の一般選抜の英語過去問がそのまま演習素材になります。大学の過去問題ページでは、全学部一般選抜の英語が日程別(R方式/2月試験前期の3日程/2月試験後期/3月試験)に問題・解答つきで公開されており、2025年度・2026年度はそれぞれ6日程分が掲載されています。加えて2026年度分には大問ごとの「出題の意図」も添えられています。さらに、2026年度の編入学選抜については、英語の解答そのものが大学公式サイトに掲載されています。

市販の問題集で形式の似た演習を積んだうえで、直前期に大学公式の過去問で本番形式に慣れる——という順序が組みやすい環境です。過去問は大学公式サイトの「入試情報」→「過去問題」から確認できます。

面接と書類審査

面接は筆記のあと、15時30分から実施されます。ここで押さえておきたいのは、法学部の面接には専門の口頭試問が含まれるという記載が要項にないという点です。2027年度要項の選考方法一覧では、心理学部の面接には「心理学」に関する口頭試問が含まれること、経営学部の面接には「経営学」に関する口頭試問が含まれることが注記されていますが、法学部にはこの注記がありません。したがって、法学の学説を口頭で問われる試験というより、志望理由・学修計画・提出した課題の内容を軸にした面接だと考えて準備するのが妥当です。

とはいえ、提出した課題は面接官の手元にあります。「法の支配と法治国家の違いを一言で説明すると?」「なぜこのテーマに関心を持ったのか」「編入後、どのコースでどんな科目を履修したいのか」といった問いに、自分の答案と矛盾なく答えられる状態にしておく必要があります。答案を提出したあとに読み返さないまま本番を迎えるのが、いちばん避けたい形です。

書類審査の対象になるのは、出願時に提出する次の書類です。編入学選抜では履歴書(様式A)・志願者調査書(様式B)は不要で、これらは社会人対象選抜・海外帰国生徒対象選抜の書類です。

卒業証明書等出身学校が発行した修了(見込)証明書・卒業(見込)証明書。大学1〜3年次在学中の場合は在学証明書。専修学校専門課程の修了(見込)者は、修業年限2年以上かつ総授業時数1700時間以上であることを証明する証明書、または「専門士」と称することができる旨が明記された卒業(見込)証明書
成績証明書等出身学校が発行した成績証明書で、修得単位数とその評価が明記されているもの。2年次編入志望で成績証明書の提出が不可能な場合は履修証明書
課題用紙様式C(本学所定用紙)。黒のボールペンで手書き
顔写真データWEB出願時にアップロード。出願前3か月以内に撮影したカラー写真(JPEG・推奨640×480ピクセル)。証明写真をプリントアウトして撮影したものは不可

外国人留学生として出願する場合は、上記に加えてパスポートと在留カードの写し、経費支弁者および緊急連絡先情報確認書(様式F)、在留資格確認票(様式G)の提出が必要です。書類に不備があると受け付けられません。

大学公表の志願者数・合格者数

立正大学は入試情報サイトの「入試結果データ」で、特別選抜(社会人/海外帰国生徒/専門高校・総合学科/外国人留学生/編入学)の結果を1枚のPDFにまとめて公表しています。編入学選抜は11月試験・3月試験それぞれについて2年次編入・3年次編入の欄が分かれており、法学部の行は次のとおりでした。

入学年度区分志願者合格者3年次編入
2024年度3月試験・2年次10募集なし
2025年度3月試験・2年次0募集なし
2026年度3月試験・2年次10募集なし

出典: 立正大学「入試結果データ」特別選抜(2024年度・2025年度・2026年度)。年度は入学年度です。11月試験の欄は3年度とも「募集なし」でした。この資料には志願者数と合格者数の列しかなく、受験者数の列がありません。したがって倍率を出す場合は「志願者数÷合格者数」になり、一般的な実質倍率(受験者数÷合格者数)とは分母が異なります。

この数字の読み方

3年間の志願者は延べ2名、合格者は0名です。この規模では倍率という指標が難易度の目安になりません。1名の増減で数値が何倍にも振れるため、「◯倍だから難しい/易しい」という判断は成り立ちません。ここから読み取れることは、次の2点に限られます。

  • 競争相手は多くない。数十名が受けて数名が合格する試験ではありません。他の受験生との相対的な戦いというより、大学が求める水準に自分が届いているかどうかの試験です。
  • 「若干名だから入りやすい」ではない。募集人員が若干名で志願者も1名という年に、合格者が0名という結果が2度出ています。枠が空いていても基準に届かなければ合格を出さない運用だと考えるのが自然です。書類・課題・英語・面接のいずれかで大きく落ち込めば、志願者が自分1人でも合格にはならないと想定して準備するのが安全です。

逆に言えば、やるべきことは明確です。テーマが公表されている課題を時間をかけて完成させ、レベルと形式が公表されている英語を対策し、面接で学修計画を筋道立てて説明する。この3点を丁寧に積み上げれば、志願者数の少なさは不利には働きません。

出願までのチェックリスト

2027年度の日程を基準に、逆算した実務の段取りです。日程は年度ごとに変わるため、要項が公表されたら必ず原本で日付を確認してください。

  • 8月〜9月

    入試情報サイトで最新年度の入学試験要項をダウンロードし、①法学部の入学年次(2年次か)②課題のテーマと字数③試験日と出願期間④自分が該当する出願資格の番号——の4点を最初に確認します。あわせて課題用紙(様式C)を印刷しておきます。高等学校専攻科の修了者など、個別問い合わせが必要な区分に当てはまる場合は、この時期に入試センターへ電話しておきます。

  • 9月〜11月

    課題の下書きを完成させます。法学入門・憲法の入門書で「法の支配」「法治国家」の章を読み、対照表を作ってから書き始めます。同時に英語の文法・語法の総復習に着手します。この時期は問題演習より、文法事項の抜けを埋める作業を優先します。

  • 12月〜1月上旬

    課題を清書可能な水準まで推敲し、可能なら第三者に読んでもらいます。英語は誤文訂正・会話文など、形式別の演習に入ります。受験上・修学上の配慮を希望する場合は、2027年1月5日(火)が申請期限です。出願期間よりも1か月以上早いので、該当する人はここを最優先にしてください。

  • 1月中旬〜下旬

    証明書類を手配します。在籍校・出身校の卒業(見込)証明書、修得単位数と評価が明記された成績証明書は、発行に1〜2週間かかることがあります。在学中の場合は在学証明書が必要です。あわせてUCAROの会員登録(無料)と顔写真データ(出願前3か月以内に撮影)を準備します。

  • 2月6日〜2月16日

    出願期間です。WEB出願で志望情報・個人情報を入力し、顔写真をアップロードして検定料35,000円を支払います。検定料の支払い後は登録内容を変更できません。宛名ラベルを印刷して市販の角2封筒(240×332mm)に貼り、課題用紙と証明書類を封入して簡易書留速達で郵送します。WEB出願の締切は2月16日17時00分、郵送書類は締切日消印有効です。

  • 2月26日

    11時00分から受験票の取得が可能になります。UCAROからA4用紙に印刷して持参します。スマートフォンの画面提示では受験できません。受験票への書き込みは一切禁止で、書き込みがあると不正行為とみなされる場合があります。

  • 3月4日

    試験当日。品川キャンパスで13時00分から14時10分の間に入構し、14時30分から英語(60分)、15時30分から面接です。試験開始後20分以内の遅刻までは受験が認められます。昼食は各自で用意します。

  • 3月10日〜3月16日

    3月10日14時00分にUCAROで合格発表。合格した場合はWEB入学手続きサイトから3月16日までに手続と学費の振込を完了します。手続の延期はできません

持ち物と試験当日の注意

要項の「受験上の注意」は全選抜共通で、机上に置けるものが細かく決められています。英語がマークシート方式であることも踏まえて確認してください。

机上に置けるもの受験票/黒鉛筆(HBに限る。和歌・格言等が印刷されているものは不可)・鉛筆キャップ/シャープペンシル(黒い芯に限る。芯ケースは不可)/プラスチック製消しゴム/鉛筆削り(電動式・大型・ナイフ類は不可)/時計(辞書・電卓・通信機能があるもの、秒針音のするもの、大型のものは不可)/眼鏡/無地のハンカチ/目薬/ティッシュペーパー(中身のみ)
使用できないもの定規・コンパス・電卓・そろばん・グラフ用紙等の補助具/携帯電話・スマートフォン・ウェアラブル端末・タブレット端末・電子辞書・ICレコーダー・イヤホン・音楽プレーヤー等の電子機器類(電源を切ってカバンにしまう。時計としての使用も不可)/耳栓/英文字や地図等がプリントされている服/飲食物
申し出て使用できるもの座布団・クッション・タオル・ひざ掛け・手袋(いずれも無地、または英文字や地図等がプリントされていない柄のみ)

試験室に時計は設置されていません。持参し忘れても貸し出しはなく、時間を確認したいときは都度試験監督者に申し出る運用です。60分46問という時間との勝負になる試験なので、通信機能のないアナログ時計を必ず持参してください。試験は交通ストライキ・悪天候にかかわらず原則として時間どおりに実施されます。

併願をどう組み立てるか

学内併願はできません

2027年3月4日は、編入学選抜の3月試験を実施する全学部が同一の試験日です。時間割も学部ごとに固定されているため、法学部と経営学部、法学部と文学部といった立正大学内での併願は事実上できません。法学部と心理学部・経営学部・経済学部は当日の時間割そのものが異なり(心理・経営・経済・文・仏教は13時00分から小論文または専門、14時30分から英語、15時30分から面接)、掛け持ちは物理的に不可能です。志望する学部を1つに絞って出願することになります。

3月実施であることの意味

大学編入の試験は6月〜11月に集中する大学が多く、3月上旬に実施する立正大学は日程が重なりにくいという利点があります。秋に他大学を受験し、その結果を見てから立正大学に出願する、という順序が組めます。実際、出願期間が2月6日〜2月16日なので、多くの大学の合否が判明したあとに出願を判断できます。

一方で、入学手続の延期ができない点は必ず織り込んでください。要項には、社会人対象選抜・海外帰国生徒対象選抜の合格者には入学手続延期の制度がある一方、編入学選抜で合格した人は延期できないと明記されています。3月10日の合格発表から3月16日の手続締切までの1週間弱で、進学するかどうかを決めて学費を納入する必要があります。3月中旬にまだ結果待ちの併願先がある場合は、この日程が意思決定の制約になります。

なお、学費の返還規定は用意されています。2027年3月末日までに本学所定の入学辞退届を提出して大学が確認した場合、または2027年4月1日から4月30日までに所定の退学届を提出した場合は、入学金を除く学費が全額返還されます。入学金252,000円は戻らない前提で判断してください。

科目が重なる併願先

立正大学法学部の対策で仕上げるのは「法学の基礎概念を説明する小論文」と「高校英文法レベルの英語」です。この2つは、東京都内の私立大学の法学部編入試験と重なる部分が大きく、対策の追加負担を抑えやすい組み合わせです。駒澤大学・東洋大学・国士舘大学などの法学部も編入学選抜を実施しており、それぞれ実施年次・試験科目・日程が異なります。各大学の詳細は記事末尾の関連記事から確認できます。併願先を決めるときは、①実施年次(2年次か3年次か)②筆記が法律科目か小論文か③試験日と出願期間が重ならないか——の3点で並べて比較すると判断しやすくなります。

編入後の学びと学費

3コース制とコース決定のタイミング

立正大学法学部は法学科の1学科制で、その中に社会公共コース・ビジネス法コース・特修コースの3コースが置かれています(2023年度に始まった体制です)。大学の説明によれば、社会公共コースは公務員・行政書士・税理士などを志す学生向けで、国や地方自治体の運営に必要な法律知識・人権意識・国際感覚を扱います。ビジネス法コースは契約・財産・会社・労働などの分野を扱い、民間企業への就職や司法書士・社会保険労務士などを志す学生向けです。特修コースは特定の進路に対応するというより、少人数・双方向の授業形式そのものが特徴で、ディスカッションを通じて多様な価値観とバランス感覚を養う設計になっています。

編入学選抜(2年次)で入学する場合、コースは入学手続後の希望調査で決定されます。出願時に選ぶ必要はありませんが、面接で「どのコースでどう学びたいか」を問われる可能性はあるため、3コースの違いは事前に把握しておいてください。なお大学は、どのコースに所属していても法学部開講のほとんどすべての科目を履修できると説明しており、コース選択後に進路希望が変わっても対応できる仕組みだとしています。

2年次編入という入り方の使い方

法学部では2年次から4年次までの3年間、同じ教員のもとで専門ゼミナールに所属します。ゼミの応募・選抜は1年次のうちに行われるため、2年次編入で入学する場合はゼミの参加時期や手続について、入学手続後に法学部事務室へ確認しておくと安心です。また、ビジネス実務法務検定・法学検定・行政書士・宅地建物取引士・公務員講座などの課外講座は2年次から受講でき、受講料も学部の補助制度により割安になると案内されています。2年次から入るぶん、これらの制度を最初から使える点は3年次編入にはない利点です。

学費

要項に掲載されている編入学選抜(2年次)の学費は次のとおりです(2026年度実績。2027年度は未定と明記されています)。

項目金額
入学金252,000円
授業料814,000円
施設設備資金267,000円
教育充実費55,000円
学生健康保険互助会費10,500円
校友会費18,000円
2年次合計1,416,500円

納入は半期ごとで、2年次は第1期839,500円・第2期577,000円です。3年次以降の授業料・施設設備資金・教育充実費は編入する学年の学費に準じ、諸費用は3〜4年次が校友会費10,000円となります。法学部は実験実習料がかからない学部です。

出典: 立正大学「2027年度 入学試験要項」10-3 学費等。金額は2026年4月現在のもので、学則改正により変更される場合があると注記されています。最新の金額は必ず大学公式の要項で確認してください。

おすすめ参考書|英語と法学入門

試験科目が英語(マークシート・高校英文法中心)と課題(法学の小論文)に絞られているため、必要な本の範囲も明確です。英語4冊は、立正大学の英語の出題概念と収録内容の対応が確認できているものを選びました。英語は全学部共通問題なので、学部を問わず同じ問題に向き合うことになります。法学の2冊は、この大学との対応を主張できるデータはありませんが、課題で問われる「法の支配」「法治国家」「法解釈」といった基礎概念を扱う定番の入門書です。

使い方の目安です。英語に不安がある人は「中学英語をもう一度」で土台を確認してから「大岩のいちばんはじめの英文法」で高校英文法の入口に進み、「高校英文法をもう一度」で通読、「基礎英文法問題精講」で演習量を積む、という順序が無理のない流れです。文法の知識が一通りある人は、いきなり「基礎英文法問題精講」から入り、誤文訂正の形式に慣れることを優先してください。法学の2冊は、課題の答案を書き始める前に「法の支配」「法治国家」「法解釈」に関わる章だけ先に読み、対照表を作る材料にする使い方が効率的です。

直前期チェックリスト

  • 課題(様式C)は出願時に提出済みです。直前期にやるのは書き直しではなく、提出した答案のコピーを読み返して面接に備えることです。清書の前にコピーを取っていない場合に備え、清書時点で必ず控えを取っておいてください。
  • 英語は本番と同じ60分・46問の形式で通し演習を行い、時間内に全問マークできるかを確認します。大学公式サイトで公開されている一般選抜の英語過去問が同じ形式です。
  • マークシート方式なので、マークずれの確認手順を決めておきます(大問が変わるたびに解答番号と設問番号を照合する等)。
  • 受験票を印刷したか、書き込みがないかを確認します。スマートフォンの画面提示では受験できません。
  • 通信機能のない時計を用意します(試験室に時計はありません)。鉛筆はHB、シャープペンシルは黒い芯のみです。
  • 面接で聞かれる可能性の高い3点——志望理由、編入後の学修計画(希望コースと履修したい科目)、課題で書いた内容の要約——を、それぞれ1分程度で話せるようにしておきます。
  • 合格発表(3月10日)から手続締切(3月16日)までが短く、延期はできません。学費の振込手段と資金の準備を、発表前に済ませておきます。

よくある質問

立正大学法学部は3年次編入を実施していますか?

実施していません。2027年度入学試験要項の「実施学部・学科(コース)および試験区分・募集定員」の表では、法学部法学科の編入学選抜入学試験は2年次が若干名、3年次は「募集なし」と明記されています。2024年度・2025年度・2026年度の要項および大学公表の入試結果データでも、法学部の3年次編入は一貫して「募集なし」でした。大学2年次を修了して3年次から入り直したい場合でも、立正大学法学部では2年次編入として出願することになります。この場合、卒業までに最低3年間の在学が必要になる点をふまえて進路を検討してください。

立正大学法学部の編入試験はいつ実施されますか?

2027年度は3月試験のみで、試験日は2027年3月4日(木)、会場は品川キャンパスです。出願期間は2027年2月6日(土)から2月16日(火)17時までのWEB出願で、郵送書類は締切日消印有効です。合格発表は2027年3月10日(水)、入学手続締切日は2027年3月16日(火)です。立正大学の編入学選抜には11月試験もありますが、11月試験を実施するのは経済学部・仏教学部・地球環境科学部の3学部のみで、法学部は対象外です。

試験科目は何ですか?

書類審査・課題(小論文〈法学〉)・英語・面接の4つです。このうち課題は試験当日ではなく出願時に提出します。本学所定用紙(様式C)に黒のボールペンで手書きし、出願書類として郵送する形式です。試験当日は入構時間が13時00分から14時10分、英語が14時30分から15時30分の60分、そのあと15時30分から面接という時間割で、当日の筆記は英語1科目だけです。心理学部と経営学部の面接には専門の口頭試問が含まれると要項に明記されていますが、法学部にはその記載はありません。

課題(小論文〈法学〉)のテーマは事前にわかりますか?

わかります。立正大学は募集要項の「選考方法」の章に課題の出題内容をそのまま掲載しています。2027年度法学部2年次の課題は「法の支配の意味について、法治国家原則との異同も踏まえながら、説明しなさい(1,600字以内)」です。さらに、2024年度・2025年度・2026年度の要項および大学が公開している編入学選抜の過去問題でも同じ課題文が使われており、4年度連続で同一のテーマが出されています。要項は例年夏に公表されるため、出願期間(2月)まで半年以上かけて1本の答案を仕上げられる構造になっています。

英語はどのくらいのレベルですか?

立正大学が公開している編入学選抜の過去問題によると、筆記試験の英語は全学部共通問題です。さらに大学の過去問題ページには、編入学選抜の英語は同一年度の全学部一般選抜〈3月試験〉の英語と同じ問題である旨が案内されています。2026年度の構成は60分・マークシート方式で全46問、大問7題(誤りを含む下線部の指摘、語彙の空所補充、文法・語法の空所補充、長文読解2題、日本文に合う英文の選択、会話文の空所補充)でした。大学が公表している出題の意図では、高校までに学習する範囲の基本的な文法・語法・語彙と、平易な長文の読解力、口語表現の理解を問うと説明されています。

倍率はどのくらいですか?

立正大学が公表している入試結果データによると、法学部の編入学選抜(3月試験・2年次)は2024年度が志願者1名・合格者0名、2025年度が志願者0名、2026年度が志願者1名・合格者0名でした。この資料には志願者数と合格者数の列しかなく受験者数は載っていないため、倍率を出す場合は志願者数÷合格者数になりますが、合格者が0名の年は倍率そのものを計算できません。志願者が3年間で延べ2名という極小規模のため、倍率という指標は難易度の目安になりません。募集人員が若干名であることと、この3年間に合格者が出ていないことをあわせて読むと、枠が空いていても基準に届かなければ合格が出ない選抜だと考えるのが自然です。

出願に必要な単位数は決められていますか?

2027年度要項の編入学選抜の出願資格には、他大学に多い「◯単位以上修得」という単位数の条件は書かれていません。2年次編入は、大学卒業者、大学第2学年修了者、短期大学・高等専門学校卒業者、外国の大学第2学年修了者、大学通信課程第2学年修了者、修業年限2年以上かつ総授業時数1700時間以上の専修学校専門課程修了者、大学第1学年修了者のいずれか(いずれも見込み含む)が対象です。ただし短期大学第1学年修了者は2年次編入学選抜を受験できないと明記されています。出願時には修得単位数と評価が明記された成績証明書の提出が必要で、2年次編入で成績証明書を用意できない場合は履修証明書を提出します。

他大学と併願できますか?入学手続は待ってもらえますか?

他大学との併願は可能ですが、立正大学内での併願はできません。2027年3月4日は全学部が同一の試験日で、時間割も学部ごとに決まっているためです。また要項には、編入学選抜入学試験で合格した人は入学手続の延期ができないと明記されています。社会人対象選抜・海外帰国生徒対象選抜の合格者には延期制度がありますが、編入学選抜は対象外です。したがって2027年3月16日の入学手続締切までに、進学するかどうかを決める必要があります。なお、2027年3月末日までに所定の入学辞退届を提出して大学が確認した場合は、入学金を除く学費が全額返還されます。

まとめ

立正大学法学部の編入学選抜は、2年次編入のみ・募集人員若干名・3月試験のみという条件の試験です。3年次編入は募集していないため、大学2年次を修了している人でも2年次からのスタートになります。選考は書類審査・課題(小論文〈法学〉)・英語・面接の4つで、このうち課題は出願時に提出し、そのテーマは募集要項に印刷されて事前に公表されています。しかも直近4年度は同じ課題が続いています。当日解くのは英語60分だけで、その英語も全学部共通問題であり、同日実施の全学部一般選抜〈3月試験〉と同じ問題です。演習素材は大学公式サイトに解答つきで公開されています。

つまりこの試験は、準備すべき内容が事前にほぼすべて開示されているという珍しい構造をしています。志願者数が極端に少ないため倍率は難易度の目安になりませんが、直近3年間に合格者が出ていないことも事実です。枠の少なさに怯むより、公表されている課題テーマに対して納得のいく1,600字を書き上げ、公表されている形式の英語で確実に得点する——この2点に時間を使うことが、そのまま合格可能性を上げる行動になります。まずは最新年度の入学試験要項をダウンロードして、法学部の入学年次・課題のテーマ・日程を自分の目で確認するところから始めてください。

あとは、いまの自分の位置から何を先にやるかです。志望校と現在の状況をうかがったうえで、順番を整理します。

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この記事について

監修: オンライン編入学院(株式会社BearBee)

本記事は、2年連続合格者数No.1※の大学編入予備校オンライン編入学院が監修しています。試験概要・日程・出願資格・学費は立正大学が公表する入学試験要項を、志願者数・合格者数は立正大学が公表する入試結果データを、出題形式は立正大学が公開する過去問題を、それぞれ原本にあたって確認し、毎年度更新しています。

※調査対象期間:2024/4〜2026/3 TPCマーケティングリサーチ(株)調べ

最終更新: 2026年8月6日

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