立正大学心理学部の編入試験対策|2年次編入の科目・日程・難易度
結論:立正大学心理学部の編入試験はこういう試験
立正大学心理学部の編入試験について、まず押さえてほしい事実が1つあります。実施されているのは「2年次編入」だけで、3年次編入は募集されていません。2027年度入学試験要項(特別選抜)の募集定員一覧では、臨床心理学科・対人・社会心理学科のどちらも、編入学選抜入学試験の2年次が「若干名」、3年次が「募集なし」と記載されています。編入というと3年次を思い浮かべる人が多いため、ここを取り違えると出願そのものができません。
試験は3月試験のみで、2027年度は2027年3月4日(木)に品川キャンパスで実施されます。選考は書類審査・小論文・英語・面接の4つ。小論文は「心理学に関する内容」と指定され、面接には「心理学」に関する口頭試問が含まれます。英語は全学部共通の問題で、しかも同じ日に実施される全学部一般選抜〈3月試験〉の英語と同一の問題冊子が使われています。大学が過去問題を公開しているため、形式を合わせた演習が誰にでもできる試験です。
難易度は「倍率」では測りにくいタイプです。大学が公表している入試結果データを見ると、2年次編入の志願者は年に0〜10名で、合格者が0名の年が続いています。募集人員の枠を埋めるために合格を出す試験ではなく、小論文・英語・口頭試問のそれぞれで水準を示せた人だけが通る試験だと考えて準備するのが実態に合っています。この記事では、大学が公表している2027年度要項・入試結果データ・過去問題を原本で確認しながら、出願から当日までに何をすればよいかを整理します。
出願資格は大学ごとに条件が細かく分かれます。短大・高専・専門学校・大学在学中で扱いが変わり、英語資格が要る大学もあります。自分が出願できるかどうかは、条件を1つずつ突き合わせないと分かりません。
ボタンを押すと予約ページが開きます。相談は無料で、志望校がまだ固まっていない段階でも大丈夫です。
試験概要(2027年度要項データ)
2027年度2027年4月入学(2027年3月実施)の入学試験要項〈特別選抜〉にもとづくデータです。この要項は2026年8月6日に公表されました。この節は毎年の要項公表に合わせて更新されます(更新日: 2026-09-06)。
| 実施区分 | 編入学選抜入学試験(2年次)。3年次は「募集なし」 |
|---|---|
| 募集学科 | 臨床心理学科/対人・社会心理学科(いずれも募集定員は若干名) |
| 試験日程 | 3月試験のみ。11月試験は心理学部の募集がありません |
| 出願期間 | 2027年2月6日(土)〜2月16日(火)17時00分(WEB出願)。郵送書類は出願締切日消印有効 |
| 試験日 | 2027年3月4日(木)/会場は品川キャンパス(東京都品川区大崎4-2-16) |
| 合格発表 | 2027年3月10日(水)。受験ポータルサイト「UCARO」に掲載 |
| 入学手続締切 | 2027年3月16日(火)。郵送書類は締切日消印有効 |
| 選考方法 | 書類審査、小論文(心理学に関する内容)、英語、面接。面接には「心理学」に関する口頭試問が含まれます |
| 当日の時間割 | 入構 11:30〜12:40/1時限 小論文 13:00〜14:00(60分)/2時限 英語 14:30〜15:30(60分)/3時限 面接 15:30〜 |
| 出願資格(主なもの) | 大学卒業(見込み含む)/大学第2学年修了(見込み含む)/短期大学・高等専門学校卒業(見込み含む)/外国の大学第2学年修了または短期大学卒業(見込み含む)/大学の通信課程第2学年修了(見込み含む)/修業年限2年以上かつ総授業時数1700時間以上の専修学校専門課程修了(見込み含む)/大学第1学年修了(見込み含む) |
| 提出書類 | 卒業(修了)証明書等と、修得単位数・評価が明記された成績証明書。心理学部は事前の課題用紙の提出はありません |
| 入学検定料 | 35,000円(別途、支払手数料がかかります) |
出願資格・提出書類・日程の詳細は年度ごとに変わります。出願前には必ず立正大学が公表する最新の入学試験要項〈特別選抜〉の原本で確認してください(大学公式の入試情報サイトからダウンロードできます)。本記事は学習計画づくりのための参考情報です。
科目と日程が分かっても、いまの学習量で間に合うか、何を先にやるかは人によって変わります。併願先との重なりも、組み合わせ次第で負担が大きく変わります。
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まず確認:3年次編入は募集していない
この学部でいちばん取り違えやすいのが入学年次です。2027年度要項の「実施学部・学科(コース)および試験区分・募集定員」の表を見ると、心理学部の2学科はどちらも次のようになっています。
| 学科 | 編入学選抜2年次 | 編入学選抜3年次 |
|---|---|---|
| 臨床心理学科 | 若干名 | 募集なし |
| 対人・社会心理学科 | 若干名 | 募集なし |
大学が公表している入試結果データをさかのぼると、3年次編入の志願者・合格者が集計されているのは2024年度入試までで、2025年度入試以降は「募集なし」の表示に変わっています。つまり数年前の情報を見ると3年次編入があるように読めてしまうため、古い記事や口コミを参考にしていると計画が丸ごとずれます。
2年次編入だと何が変わるのか
2年次編入は、入学後に3年間かけて卒業を目指す形になります。要項の注意事項には「他大学・短大等における既修得科目の認定単位によっては卒業まで4年以上を要する場合があります」と書かれており、単位認定の結果次第では在学期間が延びます。心理学部は公認心理師の養成カリキュラムを持ち、履修すべき科目が学年をまたいで積み上がる構造になっているため、資格を視野に入れている人ほど、この点を出願前に学部へ確認しておく価値があります。
一方で、大学1年を修了した時点で出願できる(大学第1学年修了・修了見込みが出願資格に含まれる)のは2年次編入ならではです。3年次編入では出願資格を満たすまでに2年間の在籍が必要ですが、2年次編入なら1年で動けます。「入学した大学が合わない」と早い段階で気づいた人にとっては、むしろ有利な制度です。
なお、立正大学のなかでも3年次編入を実施している学部はあります(文学部の哲学科・史学科・社会学科・文学科など)。学部によって実施年次がまったく違うため、立正大学文学部の編入試験や立正大学社会福祉学部の編入試験と混同しないよう注意してください。
難易度の実像(大学公表の入試結果データ)
立正大学は入試情報サイトの「入試結果データ」で、特別選抜(社会人/海外帰国生徒/専門高校・総合学科生徒/外国人留学生/編入学)の結果を毎年公表しています。心理学部の編入学選抜については、学科別の志願者数と合格者数が掲載されています。受験者数の列はありませんので、倍率を出す場合の計算式は「志願者数÷合格者数」になります(受験者数÷合格者数ではありません)。
| 年度 | 学科 | 志願者 | 合格者 |
|---|---|---|---|
| 2026年度 | 臨床心理学科 | 3名 | 0名 |
| 2026年度 | 対人・社会心理学科 | 0名 | — |
| 2025年度 | 臨床心理学科 | 7名 | 0名 |
| 2025年度 | 対人・社会心理学科 | 2名 | 1名 |
| 2024年度 | 臨床心理学科 | 10名 | 0名 |
| 2024年度 | 対人・社会心理学科 | 0名 | — |
| 2023年度 | 臨床心理学科 | 0名 | — |
| 2023年度 | 対人・社会心理学科 | 0名 | — |
出典: 立正大学「入試結果データ」の特別選抜(編入学選抜)。2年次編入の数値です。年度は入学年度(例: 2026年度=2026年4月入学、試験は2026年3月実施)。「—」は志願者がいないため合格者の集計がない欄です。2024〜2026年度は11月試験・3月試験の内訳が示されていますが、心理学部は11月試験の募集がないため、掲載の数値はすべて3月試験のものです。2023年度の公表資料は試験日別の内訳を示していません。
グラフの数値は、上の表にある臨床心理学科・対人・社会心理学科の公表値を編入総研編集部が合計したものです。大学の公表資料に学部合計の行はありません。
このデータから、受験を考えるうえで意味のある読み取りは次の3点です。
- 合格者が出ない年のほうが多い。直近4年で2年次編入の合格者は2025年度入試の対人・社会心理学科1名だけです。志願者が10名いた2024年度入試も合格者は0名でした。「募集人員が若干名だから数名は通る」という読み方は、この学部には当てはまりません。
- 倍率という数字にほとんど意味がない。合格者0名の年は倍率が計算できず、計算できる年(2025年度入試の対人・社会心理学科)は志願2名・合格1名です。数字の大小より、「基準に届いたかどうかで判定されている」という構造のほうが本質です。
- 志願者数が少ないこと自体は有利にならない。ライバルが少なくても、小論文・英語・口頭試問のいずれかで力不足と判断されれば合格は出ません。逆に言えば、他の受験生との比較ではなく自分が水準に達しているかだけを見ればよい試験でもあります。対策の方向は「相手より1点多く取る」ではなく「どの科目にも穴を作らない」です。
英語対策:過去問が公開されている
この試験でもっとも準備しやすいのが英語です。理由は3つあります。
第一に、編入学選抜の英語は全学部共通問題です。大学が公開している2026年度編入学選抜入学試験の問題冊子に「筆記試験(英語)は全学部共通問題です」と明記されており、心理学部専用の特殊な出題ではありません。
第二に、その英語は同日実施の全学部一般選抜〈3月試験〉の英語と同じ問題です。編入総研編集部が、公開されている2026年度編入学選抜の英語問題と、2026年3月4日実施の全学部一般選抜〈3月試験〉英語を突き合わせたところ、設問番号・英文・選択肢まで一致していました。2025年度についても、大学の過去問題ページに「2025年度における筆記試験(英語)の問題と解答は、2025年度全学部一般選抜〈3月試験〉英語をご確認ください」という案内が出ています。
第三に、一般選抜の英語は問題も解答も公開されています。R方式・2月試験(前期・後期)・3月試験と複数の実施日があり、それぞれの問題PDFと解答PDFが「過去問題」ページから閲覧できます。形式のそろった演習素材を自分で用意できるということです。
出題の構成(2026年度)
2026年度の英語は60分・マークシート方式で全46問でした。大問構成は次のとおりです(著作権の観点から、設問そのものは記載していません)。
| 大問 | 形式 | 設問数 |
|---|---|---|
| 〔1〕 | 1文中の下線部から、適切でない語(句)を選ぶ誤り指摘 | 10問 |
| 〔2〕〔3〕 | 短文の空所に入る語(句)を選ぶ語彙・語法問題 | 10問 |
| 〔4〕〔5〕 | 英文を読んで内容に関する問いに答える長文読解(2題) | 9問 |
| 〔6〕 | 日本文の意味に合う英文を選ぶ | 5問 |
| 〔7〕 | 会話文の空所に入る表現を選ぶ | 12問 |
難問で差をつける構成ではなく、高校英語の文法・語法・語彙が確実に定着しているかを広く問う作りです。長文も設問は内容一致の選択が中心で、和訳や英作文の記述はありません。心理学部には英語の免除規定がない(文学部・仏教学部・経済学部のような免除の仕組みは心理学部にはない)ため、全員が60分でこの46問を解くことになります。
取り組み方の目安
- まず1回分を時間を計って解く。公開されている一般選抜の英語を1セット、60分で通してみて、どの大問で時間を失うかを把握します。会話文12問・誤り指摘10問という配分なので、長文で時間を使いすぎると後半が崩れます。
- 誤り指摘は文法の総点検になる。時制・冠詞・比較・前置詞・語法など、基本項目の抜けがそのまま失点になります。市販の高校英文法の総合問題集を1冊、正答率が安定するまで回すのが近道です。
- 会話表現は別枠で覚える。会話文の空所補充が全体の約4分の1を占めます。定型的なやり取り(依頼・許可・提案・買い物・道案内など)の言い回しを、場面ごとにまとめて覚えておくと得点が安定します。
- 解答が公開されている強みを使う。採点までセルフでできるので、間違えた設問を「知識不足」「読み違い」「時間切れ」に分類し、原因別に手当てしてください。
小論文対策:心理学に関する内容
2027年度要項では、心理学部の小論文は「小論文(心理学に関する内容)」と指定されています。試験時間は60分で、臨床心理学科と対人・社会心理学科は共通の問題です(公開されている過去問題も、2学科まとめて1つの設問が掲載されています)。編入学選抜と転入試験も共通の問題冊子で実施されています。
公開されている2年度の問題を見比べると、出題の型が年度で変わっていることが分かります。ここが対策上いちばん重要な点です。
| 年度 | 出題の型 | 字数 |
|---|---|---|
| 2025年度 | 資料なし。心理学という学問そのものを、心理学を学んだことのない読み手に向けて説明させる設問(1問) | 800字以内 |
| 2026年度 | 公的機関の国際比較調査のグラフを提示し、読み取った特徴を挙げさせたうえで、自分の考えを述べさせる設問(2問) | 400字以内+400字以内 |
著作権の観点から、設問の本文そのものは記載していません。出典: 立正大学「過去問題」ページで公開されている編入学選抜入学試験の問題(2025年度・2026年度)。
2つの型に両方そなえる
60分という時間に対して、書く量は合計800字前後です。文章量そのものは多くありませんが、2026年度のように資料が付く年は、読み取りに使う時間を確保しなければなりません。逆に2025年度のように資料がない年は、心理学についての知識がそのまま答案の中身になります。どちらか一方だけを想定した練習では足りません。
- 説明型への備え——心理学の全体像を自分の言葉で言えるようにする。「心理学とはどんな学問か」「どんな方法で研究するのか」「どんな領域があるのか」を、専門用語に頼らずに説明できる状態を作ります。入門書(各大学の心理学部で1年次に使われるような概論書)を1冊通読し、章ごとに200字で要約する練習が効きます。
- 資料読解型への備え——グラフを言葉にする練習をする。官公庁や公的機関が公表している意識調査・国際比較のグラフを題材に、「何と何を比べているか」「日本の特徴は何か」を3点にまとめる練習をします。特徴を「挙げる」設問と、そこから「自分の考えを述べる」設問が分かれている場合、前半で書きすぎると後半の字数が足りなくなるため、時間と字数の配分を決めてから書き始めるのが安全です。
- 心理学に引き寄せて考える癖をつける。2026年度の題材は高校生の意識調査でした。社会調査のデータを心理学の視点(動機づけ、自己評価、社会的比較、集団の影響など)で解釈できると、単なる感想文との差が出ます。ニュースや調査結果を見たときに「これは心理学のどの概念で説明できるか」と考える習慣が、そのまま答案の質になります。
- 手書きで、時間を計って書く。60分で小論文を書いた直後に英語60分、その後に面接という長い1日です。書き慣れていないと、それだけで時間を失います。少なくとも5回は本番と同じ条件で通し練習をしてください。
面接対策:心理学の口頭試問がある
2027年度要項には、「心理学部の面接では、『心理学』に関する口頭試問が含まれます」と明記されています。志望理由を語るだけの面接ではありません。時間割上、面接は15時30分からで、小論文・英語を終えたあとの最後の関門になります。
もう1つ押さえておきたいのが提出書類です。編入学選抜で提出するのは卒業(修了)証明書等と成績証明書で、志望理由書のような自己申告の書類は求められていません(心理学部は事前の課題用紙の提出もありません)。つまり、志望動機や学習歴を伝える機会は、実質的に面接の場しかないということです。書類で語れない分、面接で語れる状態を作っておく必要があります。
準備しておくこと
- 心理学の基本用語を、口頭で説明できるようにする。書けることと、その場で言えることは別です。記憶・学習・発達・パーソナリティ・社会的影響・心理検査・研究法など、概論書の目次レベルの項目について、それぞれ30秒〜1分で説明する練習をしてください。
- 志望学科の学びと結びつける。臨床心理学科を志望するのか、対人・社会心理学科を志望するのかで、深く聞かれる領域は変わり得ます。学科ごとの学びの中身(次の節で整理します)を踏まえ、「なぜその学科か」を具体的な科目名や関心テーマとともに言えるようにしておきます。
- 2年次編入である理由を説明できるようにする。3年次ではなく2年次から学び直すことに、自分としてどんな意味があるのか。既修得科目との関係、学びたい科目の順序、卒業までの見通しを、自分の言葉で説明できると説得力が出ます。
- 成績証明書の内容と一致させる。面接官の手元にあるのは成績証明書です。在籍校で心理学系の科目を履修していればその内容を、していなければ独学でどう埋めてきたかを、正直に説明できるよう整理しておきましょう。
学科の選び方:臨床心理学科と対人・社会心理学科
出願時には学科を選びます。試験問題は共通ですが、入学後の学びは大きく違います。志望理由と口頭試問の受け答えにも直結するため、早い段階で方向を決めておいてください。
| 比較の観点 | 臨床心理学科 | 対人・社会心理学科 |
|---|---|---|
| 中心となる問い | 心の不調を抱えた人を、どう理解し支援するか | 人間関係や社会現象の背景にある心の法則は何か |
| 学びの中身 | カウンセリングや心理療法の基礎から専門技法まで。医療・子ども/学校・福祉・司法/犯罪・産業/キャリアなど、分野ごとの教員が在籍 | 対人関係から社会への影響過程まで。実社会の課題を扱う「アクションリサーチ科目」など実践系の科目が豊富 |
| 主な資格の方向 | 公認心理師(学部の指定科目修得後、大学院進学または実務経験を経て受験資格)、臨床心理士(大学院)、認定心理士 | 公認心理師、認定心理士に加え、社会調査士、キャリアコンサルタントなど |
| 向いている人 | 対人支援の専門職を将来の選択肢に入れている人 | 調査・データから人と社会の関係を読み解きたい人 |
学科・資格の内容は立正大学心理学部の公式サイトの記載にもとづきます。資格の要件は制度改正で変わることがあるため、最新の情報は大学公式サイトで確認してください。
資格を目的に編入するなら、単位認定の扱いを出願前に確認することを強くおすすめします。公認心理師の受験資格につながる学部カリキュラムは、履修すべき科目が学年をまたいで積み上がります。2年次編入では入学後の在学期間が3年間ですが、既修得科目の認定状況によっては必要科目を並べきれず、要項の注意事項どおり卒業まで4年以上かかる可能性もあります。ここは受験の可否ではなく入学後の設計の話なので、迷ったら大学の入試センターや学部事務室に問い合わせて確認してください。
出願までの実務チェックリスト
出願期間は2027年2月6日(土)〜2月16日(火)17時00分で、約10日間しかありません。WEB出願で登録したあと、卒業(修了)証明書と成績証明書を郵送する流れです。証明書の発行には日数がかかるため、逆算して動く必要があります。
- 出願の半年前まで
出願資格の確認。自分がどの区分に当てはまるか(大学第1学年修了/第2学年修了/短大・高専卒業/専修学校専門課程修了など)を要項で確かめます。短期大学第1学年修了者は2年次編入学選抜入学試験を受験できないと明記されているため、短大在学中の人はとくに注意してください。高等学校専攻科修了者は、要項の案内どおり入試センターへ問い合わせが必要です。 - 出願の3か月前まで
専修学校の専門課程を修了(見込み)で出願する場合は、「修業年限2年以上・総授業時数1700時間以上」を証明する証明書、または「専門士」と称することができる旨を明記した卒業(見込)証明書が必要です。学校側の発行に時間がかかることがあるため、早めに依頼します。 - 2027年1月5日まで
病気・負傷・障害等のために受験上・修学上の配慮を希望する場合の申請期限です(3月試験の場合)。診断書の準備が要るため、該当する人は年内から動いてください。 - 1月中
在籍校(出身校)へ卒業(修了)証明書・成績証明書を請求。成績証明書は修得単位数とその評価が明記されたものである必要があります。2年次編入で成績証明書の提出ができない場合は履修証明書を提出する扱いです。WEB出願で使う顔写真データ(JPEG)も用意します。 - 2月6日〜2月16日
WEB出願の登録と入学検定料35,000円の支払い、書類の郵送。検定料の支払い後は学部・学科の変更ができません。志望学科は支払い前に確定させてください。締切は2月16日17時00分、郵送書類は締切日消印有効です。 - 2月下旬
受験票を取得し、記載内容と試験会場(品川キャンパス)を確認。当日の入構時間は11時30分〜12時40分です。 - 3月4日
試験当日。小論文60分、英語60分、面接。長丁場なので、前日までに時間割どおりの模擬演習を1度は通しておきます。 - 3月10日・3月16日
合格発表(UCARO掲載)と入学手続締切。発表から手続締切まで6日しかないうえ、編入学選抜の合格者は入学手続の延期ができません(要項に明記。延期が認められるのは社会人対象選抜・海外帰国生徒対象選抜の合格者だけです)。入学金・学費の準備は結果を待たずに進めておく必要があります。
合格ロードマップ(時期別)
試験が3月上旬なので、多くの人にとっては「前年の春〜夏に始めて、年度末に受ける」という流れになります。大学1年生が翌年4月から2年次編入を目指す場合、実質的な準備期間は入学した年の夏から翌年3月までです。
- 試験の6〜9か月前
土台づくり。出願資格を要項で確認したうえで、心理学の入門書を1冊通読します。同時に、公開されている一般選抜の英語を1セット解いて現在地を測り、高校英文法の総復習に着手します。この時期にやるべきなのは範囲を広げることより、「何が足りないか」をはっきりさせることです。 - 試験の3〜5か月前
科目別の積み上げ。英語は文法問題集を1冊仕上げ、会話表現を場面別に整理します。心理学は概論書の各章を200字要約し、用語を自分の言葉で説明できる状態にしていきます。志望学科をこの時期までに決め、学科の学びと自分の関心を結びつけておきます。 - 試験の2〜3か月前
答案の型づくり。小論文を週1本のペースで書き始めます。資料なしの説明型(800字)と、グラフ読み取り+意見型(400字+400字)の両方を交互に練習してください。並行して、公開されている一般選抜の英語を複数セット、時間を計って解きます。配慮申請が必要な人はこの時期に手続きします。 - 試験の1か月前
出願と口頭試問。証明書を手配し、2月6日から出願します。ここから面接(口頭試問)対策の比重を上げ、心理学の基本用語を口頭で説明する練習を毎日短時間でも続けます。志望理由を伝える書類がないぶん、話す準備が合否に直結します。 - 直前2週間
本番と同じ流れで通す。13時に小論文、14時30分に英語という時間割で、少なくとも2回は通し練習をします。英語は新しい教材に手を出さず、間違えた設問の見直しに絞ります。小論文は書き出しの型(結論→根拠→まとめ)を固定し、迷わず書き始められるようにしておきます。
併願の考え方
立正大学心理学部の試験が3月であることは、併願戦略のうえで大きな意味を持ちます。
- 秋の試験の結果を見てから出願できる。多くの大学の編入試験は6月〜11月に実施されます。立正大学心理学部は3月試験のみなので、他大学の結果が出そろったあとに出願を判断できます。第一志望が秋にある人にとっては、最後の受験機会として機能します。
- 合格したら入学手続の延期はできない。要項には「編入学選抜入学試験で合格された方は、入学手続の延期をすることはできません」と明記されています(延期の仕組みがあるのは社会人対象選抜・海外帰国生徒対象選抜の合格者だけです)。合格発表3月10日、手続締切3月16日という日程のなかで、学費の納入まで完結させる必要があります。3月にさらに後ろの日程の試験を受ける予定がある場合は、この点を織り込んで併願順を決めてください。
- 立正大学内の他学部との併願はできない。3月試験は全学部が2027年3月4日の同一日程・同一時間割で実施されます。心理学部と他学部を同じ年に併願することは事実上できません。学部を迷っている場合は、出願前に決め切る必要があります。
- 年次の違う大学と並べるときは要項を突き合わせる。心理系の編入では、3年次編入が中心の大学と、2年次編入のみの大学が混在しています。たとえば中京大学心理学部も入学年次は2年次のみです。出願資格(必要単位数・在籍年数)が年次によって変わるため、併願先ごとに「自分は出願できるのか」を確認してください。
- 科目の重なりで選ぶ。立正大学心理学部は小論文・英語・面接という構成です。同じく英語+小論文+面接で選抜する心理系学部を併願先に選ぶと、対策の追加負担が小さくなります。候補の一覧は心理学・人間科学系学部の編入試験一覧から探せます。大正大学心理社会学部や愛知学院大学心理学部も、試験構成を比べる相手として参考になります。
- 学内の別学部を志望に含めるなら年次に注意。立正大学経営学部も編入学選抜は2年次のみです。学部によって実施年次と選考科目が違うため、要項の募集定員一覧を必ず自分で見てください。
編入後の学費と学びの環境
2027年度要項に掲載されている学費(2026年度実績・2027年度は未定)では、心理学部に2年次編入で入学した場合の2年次合計は1,396,500円(入学金252,000円+授業料814,000円+施設設備資金267,000円+教育充実費35,000円+諸費用)です。納入は1期829,500円・2期567,000円の2回に分かれ、3年次以降は編入する学年の学費に準じます。入学検定料35,000円は別途かかります。
履修キャンパスは品川キャンパス(東京都品川区大崎4-2-16)です。心理学部のほか法学部・経営学部・経済学部・文学部・仏教学部が同じキャンパスにあり、試験会場も品川キャンパスなので、受験の時点で通学環境を確認できます。
学費は学則改正により変更される場合があります。2027年度の金額は要項公表時点では未定とされているため、入学手続の前に大学公表の最新情報を確認してください。
よくある質問
立正大学心理学部の編入は3年次編入ですか?
いいえ。2027年度入学試験要項(特別選抜)の募集定員一覧では、心理学部の臨床心理学科・対人・社会心理学科はいずれも編入学選抜入学試験の2年次が「若干名」、3年次が「募集なし」と明記されています。大学が公表している入試結果データでも、3年次編入の志願者が集計されているのは2024年度入試までで、2025年度入試以降は「募集なし」の表示に変わっています。3年次編入を前提に準備すると出願そのものができないため、必ず2年次編入として計画を立ててください。
立正大学心理学部の編入試験の倍率はどのくらいですか?
立正大学は入試結果データで学科別の志願者数と合格者数を公表していますが、受験者数の列がないため、倍率を出す場合は志願者数÷合格者数になります。2年次編入の志願者数は2024年度入試10名・2025年度入試9名・2026年度入試3名で、合格者数は2025年度入試の対人・社会心理学科1名のみです。合格者0名の年が続くため倍率という数値では表しにくく、募集人員の枠を埋めるために合格を出す試験ではないと考えて準備するのが実態に合っています。
立正大学心理学部の編入試験の試験科目は?
2027年度要項では、書類審査・小論文・英語・面接の4つで合否が決まります。小論文は「心理学に関する内容」と指定され、面接には「心理学」に関する口頭試問が含まれます。当日の時間割は入構11時30分〜12時40分、小論文13時00分〜14時00分(60分)、英語14時30分〜15時30分(60分)、面接15時30分〜です。心理学部には英語試験の免除規定がないため、全員が英語を受験します。
英語の対策には何を使えばよいですか?
立正大学の編入学選抜の英語は全学部共通問題で、大学公式サイトの「過去問題」ページに問題PDFが公開されています。2026年度の編入学選抜(3月試験)の英語は、同じ日に実施された全学部一般選抜〈3月試験〉の英語と同一の問題冊子でした。2025年度についても、大学自身が「筆記試験(英語)の問題と解答は全学部一般選抜〈3月試験〉英語を確認してください」と案内しています。したがって、公開されている一般選抜の英語(解答つき)が、そのまま形式を合わせた演習教材になります。
立正大学心理学部の編入試験の出願資格は?
2027年度要項の2年次編入は、大学卒業(見込み含む)、大学第2学年修了(見込み含む)、短期大学・高等専門学校卒業(見込み含む)、外国の大学第2学年修了または短期大学卒業、大学の通信課程第2学年修了、修業年限2年以上かつ総授業時数1700時間以上の専修学校専門課程修了(見込み含む)、大学第1学年修了(見込み含む)のいずれかに該当する者が対象です。短期大学第1学年修了者は2年次編入学選抜入学試験を受験できないと明記されています。詳細は必ず最新の募集要項で確認してください。
編入した場合の学費はいくらですか?
2027年度要項に掲載されている2026年度実績(2027年度は未定)では、心理学部の2年次編入で入学した場合の2年次合計は1,396,500円です。内訳は入学金252,000円・授業料814,000円・施設設備資金267,000円・教育充実費35,000円・学生健康保険互助会費10,500円・校友会費18,000円で、1期納入分829,500円、2期納入分567,000円に分かれます。3年次以降の学費は編入する学年の学費に準じる扱いです。入学検定料は別途35,000円かかります。
対策はいつから始めるべきですか?
立正大学心理学部の試験は3月上旬に実施され、出願は直前の2月上旬です。小論文・英語・口頭試問の3つを同時に仕上げる必要があるため、前年の夏から秋には準備を始めておくと無理がありません。とくに口頭試問は心理学の基本概念を自分の言葉で説明できる状態まで持っていく必要があり、直前の数週間では間に合いにくい部分です。受験上の配慮を希望する場合は、3月試験は前年度から数えて2027年1月5日までに申請が必要です。
まとめ
立正大学心理学部の編入試験は、2年次編入のみ・3月試験のみという、他大学とはリズムの違う試験です。3年次編入だと思って準備すると出願できません。まずここを間違えないことが最大のポイントです。
そのうえで、対策の方向ははっきりしています。英語は全学部共通問題で、公開されている一般選抜の英語(問題・解答つき)がそのまま演習素材になります。小論文は60分・800字前後で、資料なしの説明型と資料読み取り型の両方に備えます。面接には心理学の口頭試問があり、志望理由書の提出がないぶん、話して伝える準備が合否に直結します。
合格者が0名の年が続いていることは事実ですが、それは競争率の高さというより「基準に届いた人だけが通る」構造の表れです。裏を返せば、公開されている材料を使って3つの科目に穴を作らずに仕上げれば、志願者数の多寡に振り回されずに戦えます。まずは大学公式サイトから2027年度の入学試験要項〈特別選抜〉と過去問題をダウンロードし、英語を1セット時間を計って解くところから始めてください。
あとは、いまの自分の位置から何を先にやるかです。志望校と現在の状況をうかがったうえで、順番を整理します。
ボタンを押すと予約ページが開きます。相談は無料で、志望校がまだ固まっていない段階でも大丈夫です。
この記事について
監修: オンライン編入学院(株式会社BearBee)
本記事は、2年連続合格者数No.1※の大学編入予備校オンライン編入学院が監修しています。試験日程・選考方法・出願資格・学費は立正大学が公表する2027年度入学試験要項〈特別選抜〉を、志願者数・合格者数は立正大学が公表する入試結果データを、出題の形式は立正大学が公開している編入学選抜入学試験の過去問題を、それぞれ原本で確認して作成しています。
※調査対象期間:2024/4〜2026/3 TPCマーケティングリサーチ(株)調べ
最終更新: 2026年9月6日

